JP6241245B2 - 記録媒体分離装置、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

記録媒体分離装置、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、記録媒体分離装置、定着装置及び画像形成装置に関する。
電子写真技術を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはそれらの機能を併せ持った複合機等、画像形成装置においては、記録媒体上に転写されたトナー画像を溶融、加圧して記録媒体に定着させる加熱定着装置が用いられている。加熱定着装置は、熱源によって加熱された加熱回転体と、これに圧接する加圧回転体とで形成されるニップ部に、記録媒体を通過させることにより、記録媒体上にトナー画像を定着させる。
トナーは溶融すると粘着性が発生するため、トナー画像を載置した記録媒体は加熱回転体に巻き付きがちである。そのため、加熱回転体の表面には、フッ素樹脂やシリコーンゴム等の材料で構成された離型層を表層として備え、トナーの粘着による加熱回転体への巻き付きを防止している。
さらに、分離爪を備えた分離装置を加熱回転体に付設させて、溶融トナーによって加熱回転体に巻き付こうとする記録媒体を強制的に分離することが行われている。図11に従来技術に係る分離装置の一例を示す。不図示のヒータによって加熱される加熱ローラ2とこれに対向配置する加圧ローラ3とを有する加熱定着装置1の記録媒体搬送方向下流側には、分離装置である分離部材5が配置されている。
分離部材5は耐熱樹脂製で、支点5bを中心に回転自在に支持されており、加熱ローラ2と加圧ローラ3の圧接で形成されるニップ部の出口近傍に延びる分離爪5aが、加熱ローラ2に接触するようにスプリング4で圧力を与えられている。加熱ローラ2との磨耗を防止するために分離爪5aはフッ素樹脂でコーティングされている。分離爪5aの爪幅は2〜10mm程度で、通紙範囲内に複数個設置されている。
分離爪5aは加熱ローラ2に接触しているため、加熱ローラ2に接触している部分が磨耗し、その磨耗傷がトナー画像に現れる不具合があった。また、分離爪5aの先端角度は、その製法上、20°程度が限界であり、爪の先端をニップ部出口に近づけることも困難である。記録媒体先端は、ニップ部出口から分離爪5aの先端まで加熱ローラ2に巻き付きぎみに搬送されるため、この距離が長いほど記録媒体先端の画像が熱量過多となり、異常画像が発生する問題もある。
そこで、近年、図12に示すように、分離部材として分離板6が採用されるようになってきた。分離板6は回転支点6dを設けた板金フレーム6aと、耐熱樹脂製の突き当て部材6bと、板金フレーム6aと突き当て部材6b間を連設する0.3mm程度の薄板6cとで構成されている。また、突き当て部材6bが加熱ローラ2に接触するようにスプリング4で圧力が与えられている。
薄板6cは通紙範囲全域に亘って延在しており、突き当て部材6bによって加熱ローラ2と薄板6cとのギャップが0.5mm程度になるように調整されている。ギャップは、分離板長手方向(紙面に直交する方向)両端に凸部材を設け、治具等によって分離板6の位置を調整することで変更され、固定することによって決定される。
薄板6cの先端は、ニップ部出口に接近して設けられているため、記録媒体先端に数mmの余白(外縁)を設けておけば、記録媒体は加熱ローラ2に巻き付く前に分離板6によって加熱ローラ2から確実に分離される。この薄板6cは、記録媒体と擦れるので、フッ素樹脂を表面コーティングすることで、トナー付着を防止している。
分離板6の薄板6cは加熱ローラ2と非接触に配置され、かつニップ部出口に近いため、図11の構成に関して述べた分離爪の問題を防止することが可能である。このような分離板6では、さらにギャップを調整できるような構成も提案され、組立時に調整を行うことで、より狭いギャップを確保することが可能となっている。
特許文献1には、非接触状態の分離手段の先端が、ニップ部直後の回転体表面の変動に反応して、従来の分離爪と同等かそれ以上の分離性能を維持できる位置までニップ部直後での近傍及び回転体表面に近接できる分離手段を有する定着装置が開示されている。
特許文献1に係る定着装置においては、図13に部分的に示す分離板ホルダー8が、不図示の分離板やガイド部材と共に備えられている。分離板ホルダー8は板金にて形成されている。このような分離板ホルダー8は、記録媒体搬送方向に直交するネジ締め付け方向に高さ調整可能なように、スプリングとネジによって分離部材を保持している。
分離板ホルダー8では、ホルダー基体の長手方向両端が直角に曲げられてフランジ面8’が設けられ、フランジ面8’に回転支点のピン9がカシメ加工で取付けられている。また、ホルダーの長手方向に沿った辺も直角に曲げられ、その両端はさらに直角に曲げられて位置決め面8”として、不図示の位置決め部材を締結可能としている。
分離板ホルダー8は、回転支点のピン9を中心として回動し、位置決め部材が定着ローラや定着ベルトである定着部材に接触することで、定着部材と位置決めされる。分離板ホルダー8に対して分離板が調整可能なように保持されているため、分離板は定着部材に対してギャップ調整が可能となり、より狭いギャップを得ることができる。
ギャップが狭いほど、薄手の記録媒体でも定着部材から分離することが可能となる効果を奏する。ギャップが広いほど、その間に記録媒体が潜り込み易くなり、記録媒体詰まりの頻度が増加するので、ギャップはできるだけ狭く設定するのが好ましい。
ところで、上述のような分離手段においては、分離板ホルダーの回転支点と位置決め面との位置精度が重要である。回転支点や位置決め面は、分離板ホルダーの長手方向、つまり回転軸方向の両端に設けられているが、これらの位置精度が悪いと、定着部材に対して片方の位置決め面のみしか接触しなくなって、分離板ホルダーの定着部材に対する位置決めが不十分となってしまう。
また、図13に示すようなホルダー形態では、回転支点のためのフランジ面から位置決め面までを形成するのに曲げ工程が3回もあるため、各々の位置精度を確保するのが難しい。また、実際の定着装置にこのような分離板ホルダーを用いようとすると、曲げ部分の寸法が約10mmと小さく、外力によって容易に変形してしまう、という問題もある。
上記の分離板ホルダーの定着部材に対する位置決めが不十分となる問題に対しては、定着装置に付設される記録媒体分離構成の分離板ホルダーにおける回転支点と位置決め面の位置精度を従来構成に比べて高くすることが考えられる。
しかしながら、分離板の近傍で発生したジャムによりジャバラ状に記録媒体が詰まる場合には、分離板に対して記録媒体搬送方向に直交する方向に負荷が発生する。分離部材は調整スプリングによって、回転体から離れる方向に付勢されて調節されているため、上記のような負荷が分離板に生じると、分離板は回転体に接触する方向に変位し、回転体に接触する可能性がある。この状態で、ジャム処理動作を行うと、分離板先端が接触したまま回転体が回転し部品を傷付けてしまうおそれがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、記録媒体のジャム処理に伴う分離部材の回転体への接触を防止する記録媒体分離装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の記録媒体分離装置は、少なくとも2以上の回転体により形成されるニップ部から搬送されてくる記録媒体を前記回転体の何れか一方から分離し、記録媒体搬送装置本体に取り付けられる記録媒体分離装置であって、
記ニップ部の下流に設けられた分離手段と、
前記回転体の何れか一方に対し前記分離手段を非接触に保持する保持手段と、
前記保持手段に前記分離手段と並んで保持され、先端が前記回転体の前記一方と接触する位置決め部と、
前記保持手段に取り付けられ、前記保持手段に対する前記分離手段の位置を、前記記録媒体の搬送方向に対して鉛直方向に調整し、前記分離手段に付勢力を与える第1の弾性手段、及び前記第1の弾性手段による付勢力を制御する制御手段を有する位置調整手段と、
前記保持手段に設けられた前記回転体の長手方向の一端から突出する位置決めピンを回転可能に支持し、前記記録媒体搬送装置本体に設けられた規制手段によって、移動方向を前記記録媒体の搬送方向に対して略鉛直方向に規制されながら、前記記録媒体搬送装置本体に対して前記位置決めピンとともに移動する支持手段と、
前記支持手段及び前記記録媒体搬送装置本体に取り付けられる第2の弾性手段と、を備え、
前記第2の弾性手段は前記支持手段に該第2の弾性手段の伸張方向の付勢力を与え、
前記第1の弾性手段による付勢力が前記第2の弾性手段による付勢力より大きく、
前記記録媒体から前記保持手段に前記第2の弾性手段の収縮方向に負荷がかかると、前記第2の弾性手段が収縮して、前記記録媒体分離装置が前記位置決め部を中心に回動することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体のジャム処理に伴う分離部材の回転体への接触を防止することが可能となる。
本発明の実施形態における定着装置を適用する画像形成装置を示す概略図である。 本発明の実施形態における定着装置を示す概略図である。 本発明の実施形態における分離装置を示す側面図である。 本発明の実施形態における分離装置の装置本体手前側における部分斜視図である。 本発明の実施形態における分離装置の全体斜視図である。 本発明の実施形態における分離板ホルダーの端部斜視図である。 本発明の実施形態における分離板調整機構を説明する模式図である。 本発明の実施形態における分離装置の機構を示す模式図である。 本発明の実施形態における分離装置の別の機構を示す模式図である。 本発明の実施形態における分離調整機構の変形例を示す模式図である。 従来の分離装置を示す概略図である。 従来の他の分離装置を示す概略図である。 従来技術に係る分離板ホルダーの端部斜視図である。
本発明の実施形態の定着装置に関し以下図面を用いて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実施形態に限定されるものではない。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化乃至省略する。
本発明は、概略的には、定着ローラから記録媒体を分離する分離板の回転支点と、定着ローラと分離板の間のギャップを調整するための調整用スプリングとを共に移動可能な構成とすることにより、ジャム等による記録媒体の分離版への接触による分離板の定着ローラへの接触を防止するというものである。
本実施形態の定着装置を備えた画像形成装置の概略構成について図1を参照して説明する。本実施形態の画像形成装置は、シート原稿を自動的に読み取るシート原稿自動読取ユニットAと、原稿読取ユニット12と、書込ユニット49と、画像形成ユニットHと、用紙搬送ユニットIと、フィニッシャ44で構成される。
シート原稿自動読取ユニットAは、原稿台Bと、給紙ローラCと、原稿読取センサGを備える。原稿読取ユニット12は、圧板上に置かれた原稿をスキャンするために設けられており、原稿を載置するコンタクトガラス20と光学走査系で構成されている。光学走査系は、露光ランプ13と、第1ミラー14と、第2ミラー17と、第3ミラー18と、レンズ15と、CCDイメージセンサ16等で構成されている。CCDイメージセンサ16によって原稿画像が読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
書込ユニット49は、レーザ出力ユニット19と、結像レンズ21と、ミラー22で構成され、書込ユニット49から出力されるレーザ光が後述する感光体30に照射される。
画像形成ユニットHは、感光体30と、搬送ベルト31と、現像ユニット35と、定着装置1で構成される。用紙搬送ユニットIは、記録媒体としての各種用紙を積載する第1トレイ23、第2トレイ24、第3トレイ25と、これらから各種用紙を供給する第1給紙装置26、第2給紙装置27、第3給紙装置28と、縦搬送ユニット29と、排紙ユニット32と、両面搬送ユニット36で構成される。
フィニッシャ44は、スタックトレイ45と、ステープラユニット46と、パンチユニット48で構成される。
まず、シート原稿自動読取ユニットAにおいて、原稿台Bに置かれた不図示の原稿は給送ローラCによって原稿読み取りセンサGの位置に送り込まれる。原稿はそのまま一定の速度で原稿読み取りセンサGを通過し、このとき原稿の表面側の画像が原稿読み取りセンサGによって読み取られる。読み取られた画像データは各種補正、圧縮等の画像処理の後、順次、不図示の画像メモリに蓄えられる。
次に、感光体30に作像された画像を印刷する手順の概略について説明する。第1トレイ23、第2トレイ24、第3トレイ25に積載された用紙は、各々第1給紙装置26、第2給紙装置27、第3給紙装置28によって給紙され、縦搬送ユニット29によって感光体30の手前位置まで搬送される。
画像メモリ上の画像データは書込ユニット49からのレーザ光によって感光体30上に書き込まれ、現像ユニット35を通過することによってトナー像が形成される。
縦搬送ユニット29により搬送された用紙はトナー像の移動に合わせて感光体30の回転と等速で搬送ベルト31によって搬送されながら、感光体30上のトナー像が転写される。その後、定着装置1にて画像を定着させ、排紙ユニット32によって排紙トレイ33に排出される。
両面に画像を作像する場合は、片面に作像された用紙の表裏を反転させるべく、不図示の反転経路切り換え爪を切り換える。これにより用紙を排紙トレイ33側に導かないで、両面入口搬送路38に搬送し、両面搬送ユニット36内に設けてある反転ユニット37に導き、スイッチバック搬送路41にいったん収納される。
その後、戻し搬送手段により逆方向である再給紙方向に繰り出され、不図示の反転排紙切り換え爪により下方に導かれ反転し、その下方に設けられた両面中間搬送路43に送られる。そして、駆動源である不図示のモータに接続された中間搬送手段40、両面出口搬送手段42により、再度、縦搬送ユニット29に送られて、裏面に画像を印刷された後に排紙される。
また、用紙を反転して排出する場合、上記反転ユニット37でスイッチバック反転した用紙を排紙反転切り換え爪により、両面中間搬送路43を通さずに反転排紙搬送路39に送り出して、再び排紙ユニット32に戻し本体外に排出する。
本体から排紙される用紙は不図示の排紙先切り換え爪により本体の排紙トレイ33、フィニッシャ44のどちらかに排紙される。フィニッシャ44に排紙された用紙はパンチ穴処理をするためのパンチユニット48を通り、ステープル処理をするために、いったんスタックトレイ45にスタックされる。すべての用紙がスタックトレイに溜められた後、この用紙束はステープラユニット46により綴じられて排出トレイ47に排出される。
次に、本実施形態の定着装置1の概略構成について図2を参照して説明する。本実施形態の定着装置1は、定着部材としての、加熱ローラ51、定着ローラ52、これらローラに掛け回される定着ベルト53、加圧ローラ55から構成される。加熱ローラ51の内側には熱源たるハロゲンヒータ54が設けられ、下流側に記録媒体分離装置58が付設されている。なお、本発明において、2つの定着部材というときは、例えば定着ベルト及び加圧ローラを指すものとする。
加熱ローラ51は金属パイプから成り、定着ローラ52は金属パイプの表面にシリコーンゴム層を設けている。加圧ローラ55も金属パイプの表面にシリコーンゴム層を設けられ、加圧ローラ55が定着ベルト53を介して定着ローラ52の方向に圧接され、定着ニップ部60を形成する。加圧ローラ55が不図示の駆動装置によって回転駆動することで、定着ベルト53、定着ローラ52、加熱ローラ51が従動回転する。
定着ベルト53は、耐熱性のポリイミド基材の表層に、シリコーンゴムかPFA樹脂の層が形成されることで構成され、溶融した記録媒体上のトナーが付着し難いようになっている。なお、記録媒体の概念には、普通紙以外に、厚紙、はがき、封筒、薄紙、コート紙やアート紙等の塗工紙、トレーシングペーパ、OHPシート等が含まれる。
ハロゲンヒータ54は、加熱ローラ51に巻き回されている定着ベルト53の表面温度を検知する不図示の温度検知素子の測定温度が一定になるように、オンオフ制御される。
トナー画像を載置した用紙61が、図の右側から左方向に搬送され、入口ガイド板56によって、定着ニップ部60に導かれる。ニップ部で加熱、加圧されたトナーは用紙61上に定着され、記録媒体分離装置58、出口上ガイド板59、出口下ガイド板57に導かれて排出される。
トナー面と接触する定着ベルト53側にはトナーの粘着力によって用紙61が巻き付き気味となるため、記録媒体分離装置58の分離板の先端をニップ部直後の位置に配置している。さらに、分離板の先端と定着ベルト53周面のギャップが0.3mmとなるよう調整して組み付けている。一方、加圧ローラ55側は、トナーの粘着力が発生しないため、耐熱樹脂から成る出口下ガイド板57を加圧ローラ55とのギャップが1〜2mm程度になるように設定している。
次に、記録媒体搬送方向下流側に配された本実施形態の記録媒体分離装置58について図2から図9を参照して説明する。本実施形態の記録媒体分離装置58は、例えば定着部材としての定着ベルト等の長手方向に延在する。本実施形態の記録媒体分離装置58は、概略的には、分離板ホルダー101に位置決め部材107、板状部材としての分離板113、スプリング取付部材106が取り付けられて構成されている。
図3(a)は、記録媒体分離装置58を側面外側から見た図であり、これとは逆側から見た図が図3(b)である。また、図4(a)及び図4(b)は、記録媒体分離装置58の装置本体手前側における部分をそれぞれ異なる角度から見た斜視図である。また、図5(a)及び図5(b)は、記録媒体分離装置58の全体をそれぞれ異なる角度から見た斜視図である。また、図6は、分離板ホルダー101の端部斜視図である。
さらに、図7は分離板113の調整機構を示す模式図である。さらに、図8は分離装置の機構を示す模式図であり、図9は分離装置の別の機構を示す模式図である。
位置決め部材107は、板状部品であり、その先端が定着ベルト53に接触して摺擦するもので、分離板ホルダー101の長手方向両端に形成された位置決め面101aにネジ108により取り付けられる。位置決め部材107は耐熱性樹脂であるポリフェニレンサルファイド(PPS:Poly Phenylene Sulfide)で成型され、定着ベルト53に接触する先端の表層はフッ素樹脂コーティングが施され、定着ベルトの摩耗を防止している。
分離板ホルダー101に保持される分離板113は、薄板板金109とベース部板金110が溶接されて形成される。分離板113は、分離板ホルダー101の長手方向で正面側に取り付けられ、定着ベルト53と非接触に保持されている。
また、ベース部板金110よりも定着ベルト53のほうに突き出る薄板板金109の用紙搬送面側にはフッ素樹脂がコーティングされて、用紙上のトナーが付着し難いようになっている。薄板板金109は0.3mm程度のステンレス板であり、薄板であるためニップ部近傍に設置することが可能である。
図3(b)に示すように、ベース部板金110は、その長手方向両端部に曲げフランジ面が形成され、小判形状断面の分離板支持ピン103と嵌合する並行溝が加工されている。分離板支持ピン103と並行なU溝部とが嵌合することで、分離板113は図3(b)における上下方向にのみ移動可能となっている。
また、図4に示すように、ベース部板金110に、分離板ホルダー101の上面に設けられた分離板用調整ネジ111固定のための雌ネジ部に対応して、その長手方向に7箇所の丸穴114が設けられている。丸穴114は、分離板用調整ネジ111のネジ径より大きく、ネジ頭径より小さい寸法である。対応して、補助ホルダー102にも丸穴114が形成されている。
保持手段としての分離板ホルダー101は、2つの定着部材の何れか一方に対し分離手段としての分離板113を非接触に保持する。非接触とは、例えば、上述のように分離板113の先端と定着ベルト53周面のギャップが0.3mmとなるよう調整されている状態をいう。
分離板ホルダー101は、図6に部分的に示すように、その長手方向に沿った2つの辺が下向き直角に折り曲げられることで断面コ字状に形成されている。その上面の裏面側には、長手方向両端が折り曲げられ、かつそこに分離板支持ピン103がカシメ加工で取り付けられた補助ホルダー102が溶接されている。補助ホルダー102が溶接されることで、分離板ホルダー101は、強度向上が図られている。また上面には、分離板用調整ネジ111を固定するための雌ネジ部が長手方向に7箇所設けられている。
分離板ホルダー101の長手方向両端の範囲では、最終組み付け時に定着ニップ部60に向く側(以下、正面ともいう)において、さらに90度の曲げ加工を行うことによって位置決め面101aが形成されている。位置決め面101aには、位置決め部材107を取り付けるための位置決めエンボス、雌ねじ部が形成されている。
分離板ホルダー101の両端となる端面よりも外側部分にあたる位置決め面101aの延長部分に対して、端面に当接するようにさらに90度の曲げ加工を行うことによって、曲げフランジ面101bを形成する。つまり、位置決め面101aの一辺を折り曲げて、曲げフランジ面101bを得るのである。この曲げフランジ面101bに回転支点の位置決めピン104がカシメ加工で取り付けられている。
回転支点の面である曲げフランジ面101bを位置決め面101aからの1回の曲げ加工で形成するので、図12に示した従来構成に比べて、回転支点と位置決め面との位置精度を良好にできる。
曲げフランジ面101bの、最終組み付け時に定着ニップ部60に向く側と反対側(以下、背面ともいう)の延長部分をさらに90度曲げることで、分離板ホルダー101の背面側の折り曲げ面に密着させ、ネジ105によって両者を締結する。
その結果、位置決め面101a、曲げフランジ面101b、背面側の延長部分、分離板ホルダー101背面側の折り曲げ面、分離板ホルダー101の上面、分離板ホルダー101の正面側の折り曲げ面と板金面が連結するので、分離板ホルダー101の強度は一段と向上する。なお、ネジ締結に代えて、背面側の延長部分と分離板ホルダー101の背面側の折り曲げ面とを溶接加工によって固着してもよい。
ネジ締結や溶接加工時に、位置決め面101aや装置本体に対する回転支点となる位置決めピン104を治具に固定しておくと、部品の僅かな歪みが矯正されて、さらに位置精度の良い分離板ホルダー101を得ることができる。以上のように製作された分離板ホルダー101であれば、十分な強度が確保される。
また、記録媒体分離装置58のスプリング取付部材106は、位置決めピン104の先端に当該ピンに対して回転しないように固定され、別途取付けられるスプリングにより、分離板ホルダー101、記録媒体分離装置58を定着ベルト53側へバネ付勢されている。
次に、分離板113を形成する薄板板金109及びベース部板金110と分離板ホルダー101の位置を、その上下方向、つまり用紙搬送方向に対する略鉛直方向に調整する位置調整手段について図7を参照して説明する。
位置調整手段は、分離手段に付勢力を与える第1の弾性手段、第1の弾性手段による付勢力を制御する制御手段、保持手段の装置本体に対する回転支点に付勢力を与える第2の弾性手段で構成される。また後述のように、本実施形態では、第1の弾性手段による付勢力が第2の弾性手段による付勢力より大きい。なお「付勢力を制御する」とは、例えば、後述する第1の弾性手段としてのスプリング112のバネの勢いつまり反発力を、その反発方向に対抗する応力を与えて制限することをいう。本実施形態では、その応力を、後述する制御手段としての分離板用調整ネジ111を締め込むことにより発生させる。
ベース部板金110の7箇所の丸穴と分離板ホルダー101の上面の間には、制御手段としての分離板用調整ネジ111と第1の弾性手段としてのスプリング112が設けられている。分離板ホルダー101の上面に雌ネジ部が形成されており、分離板用調整ネジ111を締め込むと分離板113は上方向に移動する。一方、分離板用調整ネジ111を緩めると、スプリング112によってベース部板金110が分離板用調整ネジ111のネジ頭部を押すように付勢される。このように構成することで定着ベルトと分離板とのギャップを精密に調整することができる。なお、ネジ111には調整後のネジ緩みを防止するために、緩み止め剤を塗布しておくと良い。ここでは、ギャップを0.4±0.1mmに調整している。
図3(b)に示すように、分離板用調整ネジ111を締めこんでいくと、分離板113のU溝部が分離板支持ピン103に突きあたり、それ以上の調整ができないようになっている。本実施形態では、狙いのギャップ0.5mmに対して、分離板113と定着ベルト53が接触するギャップ0mmまで調整可能な寸法としている。なお、各部品の公差によってはギャップ値がマイナスとなる場合、つまり分離板が回転体に食込んでしまう場合を考慮し、調整時には分離板113が定着ベルト53にあたらないように調整することが望ましい。
次に、本実施形態の記録媒体分離装置58の回転支点となる位置決めピン104の支持部200の構成について図8を参照して説明する。支持部200は、例えば、位置決めピン104がすべり軸受201によって支持され、すべり軸受201は装置本体に形成された溝202によって、記録媒体の搬送方向に対して略鉛直方向に摺動、すなわちスライドできる構成としている。
つまり、溝202が、すべり軸受201の摺動方向を、記録媒体の搬送方向に対して略鉛直方向に規制する規制手段として作用することで、回転支点となる位置決めピン104の移動方向が規制される。
また、すべり軸受201は、記録媒体の搬送方向に対して鉛直方向側、つまり本図では下方向に第2の弾性手段としてのスプリング203により付勢される。そして、すべり軸受201に設けた位置決め用の突起204が装置本体に設けられた位置決め部205に接触することにより、回転支点の基準点が位置決めされる。なお、位置決めピン104は図の手前側、奥側の2ヶ所にあるが、両方とも上記の構成としている。
上述したように、スプリング112の付勢力はスプリング203の付勢力より大きく設定される。さらに、位置決めピン104の最大変位時におけるスプリング112の付勢力が、スプリング203の付勢力より大きく設定されることが望ましい。ここで「最大変位時」とは、スプリング203が密着し反発力が高くなった状態のことをいう。
上述のように、スプリングの付勢力を設定することで、図2に示したようなジャムJによる負荷Rが分離板113に生じると、スプリング203が縮み、回転支点の位置決めピン104が上方に移動する。そして、位置決めピン104が最大移動した状態からさらに負荷がかかると、スプリング112が収縮し、分離板113はローラ側に移動する。この移動量は上述したように0.5mmである。
また、図2のような負荷Rが分離板113に発生すると、位置決め部材107の定着ベルト53への当接部の位置は、位置決めピン104の移動軌跡によっては微小に変化することもあるが、ほとんど変化することなく、この当接部を回転中心として分離板113全体の姿勢が時計回り方向に変位する。
上述したように、位置決めピン104の移動軌跡、つまり回転支点の移動方向は、記録媒体搬送方向に対して略鉛直方向に規制される。なお、回転支点の変位時に、分離板113の先端と定着ベルト53とのギャップが変動しないか、又はギャップが広がる方向に移動するように溝202が形成されることが望ましい。
ここで、分離板113の先端位置と、位置決め部材107の当接部は、略同じ位置に設けられることが多く、上記の動作によって、分離板113の先端と定着ベルト53とのギャップを大きく広げることはレイアウト上難しい。そこで、本実施形態では、上述した最大変位時のギャップを0.6mmに調整している。
最大変位時のギャップを0.6mmに調整しているため、最大変位時からさらに負荷がかかった場合に、分離板113が最大調整ギャップ分である0.5mm移動しても、0.1mmのギャップを確保できる。そのため、分離板113が定着ベルト53に接触することがない。
上述のように、本実施形態によれば、ジャムが発生し、またそのジャムを除去する作業を行っても、分離板113と定着ベルト53とのギャップが確保されているため、それにより定着装置を構成する定着ベルト53等の部品が損傷するという不具合が発生しない。
次に、上述した支持部200とは別の構成である、本実施形態の記録媒体分離装置58の回転支点となる位置決めピン104の支持部300の構成について図9を参照して説明する。位置決めピン104は、レバー301によって回転可能に支持される。
レバー301は、分離板の先端を説明上便宜的に示した先端部305と位置決めピン104との間の直線上であって、かつ先端部305近傍に回転支点302を設けている。また、レバー301は、位置決めピン104側に、その位置決めピン104側を略上方に付勢する第2の弾性手段としてのスプリング303と、突起304を備える。位置決め用の突起304が装置本体に設けられた位置決め部306に接触することにより、回転支点が位置決めされる。
そして、図2に示すような負荷Rが分離板113に発生すると、レバー301は回転支点302を中心として矢印で示す時計回り方向に回転し、先端部305も時計回り方向に変位する。この時、分離板113は定着ベルト53から離れる側に変位するので、上述した支持部200と異なり回転支点302の位置調整により容易にギャップを広げることが可能となる。
なお、この支持部300においては、上述した最大変位時のギャップを0.8mmに調整している。なお、この時、位置決め部材107も定着ベルト53から離間する。また、支持部200と同様に、レバー301の最大変位ポイントを、スプリング303の密着時としてもよいし、不図示のストッパーなどでレバー301の変位を規制してもよい。
最大変位時のギャップを0.8mmに調整しているため、最大変位時からさらに負荷がかかった場合に、分離板113が最大調整ギャップ分である0.5mm移動しても、0.3mmのギャップを確保できる。よって部品公差を考慮しても分離板113が定着ベルト53に接触することはない。
従って、上述した支持部300を構成した本実施形態によれば、ジャムが発生し、またそのジャムを除去する作業を行っても、分離板113と定着ベルト53とのギャップが確保されているため、それにより定着装置を構成する定着ベルト53等の部品が損傷するという不具合が発生しない。
また、本実施形態では、上述したように、図12に示した従来の構成と比較して、分離板ホルダー101の強度を高めているため、分離板ホルダー101のたわみによって0.3mmのギャップがさらに小さくなることがない。
[変形例]
ところで、上述した本実施形態においては、ジャムJによる負荷Rが分離板113に生じる場合、第2の弾性手段としてのスプリング203が縮み、回転支点の位置決めピン104が上方に移動する構成としている。分離板113自体に負荷Rがかかり、これによって分離板113が定着ベルト53に接触するのを防止するためである。
一方、上記の構成に代えて、図10に示すような構成によっても分離板の定着ベルトへの接触を防止することができる。つまり、本変形例においては、位置調整手段として、分離手段に付勢力を与えるバネ501と、バネ501の付勢力を調整する調整ネジ502と、調整ネジ502の中心軸に取り付けて分離板510のバネ501の収縮方向への移動量を所定範囲に制限する制限部520を備える。なお、分離板510に対向する図示上部の部材は、調整ネジ502固定のための雌ネジ部503aが設けられたベース部板金503である。
より具体的には、調整ネジ502には制限部520を取り付けるための溝が設けられ、この溝に制限部520が勘合される。制限部520は、例えば図10(a)に示すように円形平板状のワッシャーのようなものである。なお、円形平板状に限らず、E形状やC形状でもよく、あるいはこれら以外の形状でもよい。
制限部520の外形は、分離板510に設けられた調整ネジ502を通す穴より大きい。このため、分離板510が図示における上方向にバネ501を圧縮しながら変位しても、分離板510は制限部520の位置で停止する。
なお、分離板510と制限部520との隙間Lは0であることが望ましいが、一方で制限部520用の溝や分離板510の厚さの寸法公差、溝と止め輪とのガタを考慮する必要がある。そこで、本変形例では、調整ネジ502の座面と分離板510とが接触した状態において、制限部520と分離板510との間の略鉛直方向の空隙が、分離板510の先端と定着部材との間の空隙より小さいものとする。
具体的には、例えば分離板510と制限部520との隙間Lを0〜0.2mmとなるように部品寸法を設定している。ジャバラ状ジャムで分離板110が押し上げられても、変位量は最大0.2mmであり、分離板クリアランス0.4±0.1mm以下の変位量である。そのため、分離板が押し上げられても定着ローラに接触することはない。
また、制限部として、図10(b)に示すようなフランジ付き六角ナット521を採用してもよい。フランジ付き六角ナット521を調整ネジ502に隙間Lが略0となるように締め込むことで、隙間Lは略0とすることができる。なお、フランジ付き六角ナット521が緩むのを防止する観点で、調整ネジ502のネジ部全域には前述のように緩み止め剤を塗布することが望ましい。
さらに、制限部520として、図10(c)に示すようなワッシャーを調整ネジ502の中心軸にと沿って複数枚重ねたり、あるいは図10(d)に示すような円筒状としたりすることで、バネ501の収縮量を少量にしてもよい。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、本実施形態では、薄板板金109とベース部板金110が溶接され長手方向に1枚のように形成された分離板を分離板ホルダー101で保持した構成としているが、長手方向に複数に分割された分離板を分離板ホルダー101に保持する構成としてもよい。
また、本実施形態では、分離板113と分離板ホルダー101とを別体として構成しているが、分離板113と分離板ホルダー101とを一体に構成してもよい。なお、分離板ギャップが広くても性能確保できる場合は、調整機構を構成することなく、分離板113を直接分離板ホルダー101に取り付ける構成としてもよい。
1 定着装置
51 加熱ローラ
52 定着ローラ
53 定着ベルト
54 ハロゲンヒータ
55 加圧ローラ
56 入口ガイド板
57 出口下ガイド板
58 記録媒体分離装置
59 出口上ガイド板
60 定着ニップ部
101 分離板ホルダー
101a 位置決め面
101b 曲げフランジ面
102 補助ホルダー
103 分離板支持ピン
104 位置決めピン
105、108 ネジ
106 スプリング取付部材
107 位置決め部材
109 薄板板金
110 ベース部板金
111 分離板用調整ネジ
112、203、303 スプリング
113 分離板
114 丸穴
200、300 支持部
201 すべり軸受
202 溝
204、304 突起
205、306 位置決め部
301 レバー
302 回転支点
305 先端部
501 バネ
502 調整ネジ
503 ベース部板金
503a 雌ネジ部
510 分離板
520 制限部
521 フランジ付き六角ナット
特開2010−79219号公報

Claims (8)

  1. 少なくとも2以上の回転体により形成されるニップ部から搬送されてくる記録媒体を前記回転体の何れか一方から分離し、記録媒体搬送装置本体に取り付けられる記録媒体分離装置であって、
    記ニップ部の下流に設けられた分離手段と、
    前記回転体の何れか一方に対し前記分離手段を非接触に保持する保持手段と、
    前記保持手段に前記分離手段と並んで保持され、先端が前記回転体の前記一方と接触する位置決め部と、
    前記保持手段に取り付けられ、前記保持手段に対する前記分離手段の位置を、前記記録媒体の搬送方向に対して鉛直方向に調整し、前記分離手段に付勢力を与える第1の弾性手段、及び前記第1の弾性手段による付勢力を制御する制御手段を有する位置調整手段と、
    前記保持手段に設けられた前記回転体の長手方向の一端から突出する位置決めピンを回転可能に支持し、前記記録媒体搬送装置本体に設けられた規制手段によって、移動方向を前記記録媒体の搬送方向に対して略鉛直方向に規制されながら、前記記録媒体搬送装置本体に対して前記位置決めピンとともに移動する支持手段と、
    前記支持手段及び前記記録媒体搬送装置本体に取り付けられる第2の弾性手段と、を備え、
    前記第2の弾性手段は前記支持手段に該第2の弾性手段の伸張方向の付勢力を与え、
    前記第1の弾性手段による付勢力が前記第2の弾性手段による付勢力より大きく、
    前記記録媒体から前記保持手段に前記第2の弾性手段の収縮方向に負荷がかかると、前記第2の弾性手段が収縮して、前記記録媒体分離装置が前記位置決め部を中心に回動することを特徴とする記録媒体分離装置。
  2. 前記第2の弾性手段が最大限収縮して前記位置決めピンが最大移動した状態からさらに前記記録媒体から前記保持手段に前記第2の弾性手段の収縮方向に負荷がかかると、前記第1の弾性手段が収縮し、前記分離手段は前記回転体の前記一方に近づくように変位することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体分離装置。
  3. 前記第2の弾性手段が最大限収縮して前記位置決めピンが最大移動した状態の、前記保持手段の最大変位時における前記回転体の前記一方と前記分離手段とのギャップが、前記第1の弾性手段の収縮による、前記保持手段に対する前記分離手段の最大調整変位量より大きいことを特徴とする請求項に記載の記録媒体分離装置。
  4. 前記分離手段は、前記回転体の長手方向に延在する板状部材で構成されることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の記録媒体分離装置。
  5. 前記分離手段は、前記回転体の長手方向に沿って複数に分割された板状部材で構成されることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の記録媒体分離装置。
  6. 前記保持手段は、前記回転体の長手方向両端に前記長手方向から直角に折り曲げられる曲げフランジ面を有し、前記曲げフランジ面の前記長手方向の外側表面に、前記位置決めピンが取り付けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の記録媒体分離装置。
  7. 請求項1からの何れか1項に記載の記録媒体分離装置と、
    前記記録媒体分離装置が取り付けられる前記記録媒体搬送装置本体と、を備え、
    前記回転体が定着部材であり、前記ニップ部が定着ニップ部であることを特徴とする定着装置。
  8. 請求項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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