JP6241079B2 - 体重測定装置 - Google Patents

体重測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6241079B2
JP6241079B2 JP2013117151A JP2013117151A JP6241079B2 JP 6241079 B2 JP6241079 B2 JP 6241079B2 JP 2013117151 A JP2013117151 A JP 2013117151A JP 2013117151 A JP2013117151 A JP 2013117151A JP 6241079 B2 JP6241079 B2 JP 6241079B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
value
body motion
section
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013117151A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014235090A (ja
Inventor
恵久 末次
恵久 末次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2013117151A priority Critical patent/JP6241079B2/ja
Publication of JP2014235090A publication Critical patent/JP2014235090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6241079B2 publication Critical patent/JP6241079B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

本発明は、寝具上の人間などの動物の体重を測定する体重測定装置に関する。
寝具上の動物の体重を睡眠中に測定することにより、体動の影響が極力少ない正確な体重測定が可能になる。特許文献1には、寝具(ベッド)上の人間が現在睡眠中であると判定されたときに、その体重を測定する体重測定装置が開示されている。この体重測定装置は、寝具に生じた振動を検出する振動検出センサを備え、寝具上での体動の減少により振動検出センサの検出レベルが低下した状態が30分以上続くと現在睡眠中であると判定して、振動検出センサの検出信号を利用して体重を測定する。体重の測定は、寝具と人体とで構成する振動モデルの共振周波数を振動検出センサの検出信号に基づいて求め、その振動モデルの質量に相当する体重を推定することにより行う。
特開平8−131408号公報
上記体重測定装置は、振動モデルの共振周波数を振動検出センサの検出信号に基づいて求め、その振動モデルの質量に相当する体重を推定するために、体重の測定誤差が大きくなるおそれがある。本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、構造の簡略化を図れるように共通のセンサを使用して、現在睡眠中か否かの判定と睡眠中における体重測定とを精度良く行うことができる体重測定装置を提供することを目的とする。
本発明による体重測定装置の特徴構成は、寝具上の動物による荷重を検出可能に分散配置してある複数の荷重センサと、所定周期で繰り返される第1区間毎に、前記荷重センサによる検出荷重に基づいて前記寝具の荷重変化を示す体動値を演算する体動値演算部と、前記体動値が予め設定された閾値よりも大きい場合に前記第1区間における「体動有」を判定する体動判定部と、複数の連続する前記第1区間からなる第2区間毎の体動数を、前記「体動有」が判定された前記第1区間の数として取得する体動数取得部と、前記体動数に基づいて現在睡眠中か否かを判定する睡眠判定部と、現在睡眠中であると判定されたときに、前記「体動有」が判定されなかった前記第1区間における前記複数の荷重センサによる検出荷重に基づいて前記動物の体重を測定する体重測定部と、を備え、
前記体動値演算部は、前記複数の荷重センサのうち、最大検出荷重と最小検出荷重との荷重差が最も大きい荷重センサの当該荷重差を前記体動値として演算するように構成されている点にある。
本構成の体重測定装置は、所定周期で繰り返される第1区間毎に、荷重センサによる検出荷重に基づいて演算した体動値の大きさによって「体動有」を判定するので、体動の有無を第1区間の繰り返し数に応じた精度で判定することができる。また、複数の連続する第1区間からなる第2区間毎の体動数を、「体動有」が判定された第1区間の数として取得するので、体動数に基づく現在睡眠中か否かの判定を第1区間の繰り返し数に応じた精度で行うことができる。
さらに、現在睡眠中であると判定されたときに、「体動有」が判定されなかった第1区間における複数の荷重センサによる安定した検出荷重に基づいて体重を測定する。
したがって、本構成の体重測定装置であれば、構造の簡略化を図れるように共通のセンサを使用して、現在睡眠中か否かの判定と睡眠中における体重測定とを第1区間の繰り返し数に応じて精度良く行うことができる。
本発明の他の特徴構成は、前記体重測定部は、前記「体動有」が連続して判定されなかった前記第1区間における前記複数の荷重センサによる検出荷重に基づいて前記動物の体重を測定するように構成されている点にある。
本構成であれば、「体動有」が連続して判定されなかった第1区間、つまり、荷重センサによる検出荷重が安定している第1区間における検出荷重に基づいて、体重を精度良く測定することができる。
本発明の他の特徴構成は、前記体重測定部は、前記「体動有」が連続して判定されなかった複数の前記第1区間の夫々における前記複数の荷重センサによる検出荷重の平均値に基づいて前記動物の体重を測定するように構成されている点にある。
本構成であれば、「体動有」が連続して判定されなかった複数の第1区間、つまり、荷重センサによる検出荷重が安定している複数の第1区間の夫々において測定した検出荷重の平均値に基づいて、体重を一層精度良く測定することができる。
本発明の他の特徴構成は、前記睡眠判定部は、睡眠値をZ、常数をA、所定時間前から現在までの連続する複数の第2区間の数をm、最新の第2区間から数えてk番目の第2区間における体動数をNk、体動数Nkに乗じる係数をBkとして、次式
Figure 0006241079
により睡眠値Zを演算し、前記睡眠値Zが閾値よりも小さいときに現在睡眠中であると判定するように構成されている点にある。
本構成であれば、所定時間前から現在までの期間をm個の第2区間に区分し、各第2区間における体動数Nkに当該第2区間に係数Bkを乗じた値、つまり、各第2区間における体動数を反映した値を加算して演算される睡眠値Zを用いることにより、睡眠判定までの第2区間毎の状況を加味して、現在睡眠中か否かを的確に判定することができる。
睡眠判定装置の構成を模式的に示すブロック図である。 体動値について模式的に示す図である。 体動の有無の判定結果の一例を示す図である。 体動数について模式的に示す図である。 体重測定に係る処理を示すフローチャートである。 その他の実施形態に係る体動値について模式的に示す図である。 その他の実施形態に係る体動値について模式的に示す図である。 その他の実施形態に係る体動値について模式的に示す図である。 その他の実施形態に係る体動値について模式的に示す図である。
本発明に係る体重測定装置は、寝具上の動物の体重を睡眠中に測定するものであり、寝具上の動物が睡眠中であるか否かを適切に判定する機能を備えている。以下、本実施形態の体重測定装置100について詳細に説明する。本実施形態では、寝具上の動物1として人1Aを例に挙げて説明する。
図1には、本実施形態に係る体重測定装置100の構成を模式的に示したブロック図が示される。図1に示されるように、体重測定装置100は、荷重センサ11、体動値演算部12、体動判定部13、体動数取得部14、睡眠判定部15、体重測定部16の各機能部を備えて構成される。体動数取得部14は、体動数算出部14aを備えている。各機能部はCPUを中核部材としてハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。
本実施形態では、人1Aが就寝する寝具2としてベッドを例に挙げて説明する。このため、以下ではベッドに符号2を付して説明する。ベッド2は、マットレスや枕などを含む寝装品2Aと、寝装品2Aが載置される平面視で矩形の台部2Bと、台部2Bの四隅を床面に対して支持する支持部としての四つの脚部2Cとを備えて構成されている。
台部2Bと四つの各脚部2Cとの間の夫々には、荷重センサ11がベッド2上の人1Aの体重を測定可能に設けられる。したがって、これら四つ(複数)の荷重センサ11は、ベッド2上の人1Aによる荷重を検出可能に分散配置してある。四つの荷重センサ11は、ベッド2上の人1Aの体動を検出する体動検出部として機能する。本実施形態では、各荷重センサ11は台部2Bの裏面に設けられる。荷重センサ11の数は、ベッド2上の人1Aによる荷重を検出可能であれば、3個であっても、5個以上の複数であってもよい。四つの荷重センサ11の夫々による荷重の検出結果は、図2に示されるような時々刻々と変化する荷重変化を示す電気信号として体動値演算部12に伝達される。
本実施形態では、体動値演算部12はベッド2上の人1Aの呼吸の周期よりも短い所定周期で繰り返される区間Ta毎に、荷重センサ11による検出荷重に基づいて、人1Aの動きによるベッド2の荷重変化を示す体動値Sを演算する(図2参照)。人1Aの呼吸の周期とは、ベッド2の人1Aが呼吸を1回する際に要する時間である。ここで、人1Aは呼吸の安定状態(運動直後等でない状態)にあっては、1回当たり3〜6秒程度要する。したがって、呼吸の周期とは3〜6秒程度が相当する。
また、呼吸の周期よりも短い所定周期とは、呼吸の周期が3〜6秒である場合には、3秒未満をいうが、理解を容易にするために本実施形態では1秒として説明する。このため、呼吸の周期よりも短い所定周期で繰り返される区間Taとは、1秒毎に区分けされた一秒周期(所定周期)で繰り返される1秒間の区間Taが相当する。本実施形態では、このような区間Taを第1区間Taとして説明する。体動値演算部12は、このような第1区間Ta毎に体動値Sを演算する。
体動値Sとは、ベッド2上の人1Aの動きを示す目安となる指標である。本実施形態では、体動値演算部12は、四つ荷重センサ11のうちの一つによる検出結果に基づいて、検出荷重の最大値と最小値との差を体動値Sとして演算する。すなわち、体動値演算部12は、四つ荷重センサ11のうちの、最大検出荷重と最小検出荷重との荷重差が最も大きい荷重センサ11の当該荷重差を体動値Sとして演算するように構成されている。ここで、このような体動値Sは、各第1区間Ta毎に演算される。このため、最大検出荷重とは第1区間Ta内において最も荷重が大きくなった時の値であり、図2では、K1の夫々が相当する。最小検出荷重とは第1区間Ta内において最も荷重が小さくなった時の値であり、図2では、K2の夫々が相当する。本実施形態では、体動値演算部12は、このような最大検出荷重K1と最小検出荷重K2との差を体動値Sとして演算する。
このように、第1区間Ta毎の最大変化量を体動値Sとすることにより、当該最大変化量を検出荷重の変化に係る特徴として抽出することが可能となる。したがって、このような特徴に基づいて体動値Sを正確に演算することができる。また、四つ荷重センサ11のうちの最大検出荷重K1と最小検出荷重K2との荷重差が最も大きい、人1Aの重心位置に近い位置に配設された荷重センサ11の当該荷重差を体動値Sとして演算するので、人1Aのベッド2上での移動にかかわらず、体動判定部13における「体動有」か否かの判定精度を高めることができる。本実施形態に係る体動値演算部12は、第1区間Ta毎にこのような最大変化量を演算して体動値Sとする。体動値演算部12により演算された体動値Sは体動判定部13に伝達される。
体動判定部13は、体動値Sが予め設定された判定閾値よりも大きい場合に、第1区間Taにおいて人1Aの体動があったと判定する。判定閾値は、全ての第1区間Taに亘って一定値で設定される。すなわち、判定閾値は時間に拘らず一定値で設定される。このような判定閾値は、予め体動判定部13に記憶されている。体動判定部13は、図3に示されるように、各第1区間Taの体動値Sと判定閾値とを比較して、体動値Sが判定閾値よりも大きい場合に「体動有」を判定し、体動値Sが判定閾値以下の場合には「体動無」を判定する。したがって、第1区間Ta毎に体動があったか否かが判定される。
これにより、呼吸の周期よりも極めて短い周期の第1区間Ta毎であっても当該第1区間Ta毎に、体動の有無を正確に検出することが可能となる。このため、体動があった時点を精度良く判定することが可能となる。また、荷重センサ11がベッド2の台部2Bの裏面に配設されてあるので、直接、ベッド2上の人1Aに触れることがない。したがって、体動を検出するにあたり人1Aの睡眠を阻害することを防止できる。更には、就寝中の人1Aにより荷重センサ11が無意識に外されることもない。体動判定部13の判定結果は、体動数取得部14に伝達される。
体動数取得部14は、体動判定部13の判定結果に基づく体動数算出部14aによる演算処理によって、予め設定された所定期間毎の体動数を取得する。体動数算出部14aは、設定時点から現在までの、予め設定された所定期間毎の体動数を算出する。予め設定された所定期間とは、複数の第1区間Taからなる第2区間Tbが相当する。したがって、予め設定された所定期間毎の体動数とは、連続する複数の第1区間Taからなる第2区間Tb毎の体動数が相当する。図4に示されるように、各第2区間Tbは2個以上の第1区間Taから構成される。本実施形態では、夫々の第2区間Tbは、20個の第1区間Taを有して構成されている。したがって、各第2区間Tbは20秒周期で繰り返される20秒間の区間である。このように、本実施形態では、体動数算出部14aは、連続する20個の第1区間Taからなる第2区間Tb毎に体動があった第1区間Taの数を体動数として算出する。
このように、第1区間Ta毎に「体動有」を判定するので、体動の有無を第1区間Taの繰り返し数に応じた精度で判定することができる。また、第2区間Tb毎の体動数を、「体動有」が判定された第1区間Taの数として取得するので、体動数に基づく現在睡眠中か否かの判定を第1区間Taの繰り返し数に応じた精度で行うことができる。
なお、以下の説明では、特に第2区間Tbを区別する際には、過去から順番に夫々符号Tb1〜Tb6を付して説明する。体動があった第1区間Taの数とは、体動判定部13により「体動有」と判定された第1区間Taの数である。このような第1区間Taの体動の有無の判定結果は、体動判定部13から伝達される。体動数算出部14aは、第2区間Tb毎に「体動有」と判定された第1区間Taの数を算出する。
例えば、図4に示される例では、第2区間Tb1が有する20個の第1区間Taのうち2個の第1区間Taにおいて「体動有」と判定された場合には、体動数算出部14aは当該第2区間Tbの体動数は「2」として算出する。同様に、第2区間Tb2の体動数は
「11」、第2区間Tb3の体動数は「3」、第2区間Tb4の体動数は「0」、第2区間Tb5の体動数は「13」、第2区間Tb6の体動数は「3」として算出する。体動数算出部14aにより算出された結果は、第2区間Tb毎の結果として睡眠判定部15に伝達される。
睡眠判定部15は、所定時間前から現在までの所定期間毎の体動数を用いて演算された睡眠値Zと予め設定された判定閾値との大小関係により、現在睡眠中であるか否かを判定する。所定時間前とは、本実施形態では「640秒前」である。所定期間毎の体動数とは、上述の体動数演算部14aにより演算された第2区間Tb毎の体動数である。睡眠判定部15は、このような「640秒前」からの第2区間Tb毎の体動数を用いて睡眠値Zを演算する。本実施形態では、睡眠判定部15は予め記憶されてある以下のような(1)式により算出した睡眠値Zに基づいて睡眠中であったか否かを判定する。
Figure 0006241079
(1)式において、Aは常数、「m」は所定時間前から現在までの連続する複数の第2区間Tbの数、Nkは最新の第2区間Tbから数えてk番目の第2区間Tbにおける体動数、Bkは体動数Nkに乗じる係数である。A,Bkは、公知の判別分析法を用いて予め実験により定められる。本実施形態では、「m」は「33」である。ちなみに、1番目の第2区間Tbが最新の第2区間Tbに対応している。
睡眠判定部15は、(1)式により求めた睡眠値Zが上述の「予め設定された判定閾値」に相当する「0」以下である場合には、ベッド2上の人1Aが現在睡眠中であると判定する。一方、(1)式により求めた睡眠値Zが「0」より大きい場合には、ベッド2上の人1Aが現在睡眠中でない、すなわち覚醒中であると判定する。この判定結果は、判定結果出力部50に伝達され、当該判定結果出力部50により明示される。もちろん、判定結果出力部50により判定結果を記憶しておく構成とすることも可能である。なお、上述の睡眠値Zを求めるにあたり用いた「640秒前」は例示であり、適宜変更することが可能である。係る場合には、常数A,各係数Bkは変更され、所定時間前から現在までの連続する第2区間Tbの数mも増減する。このように演算して数値化された睡眠値を用いて判定することにより、ベッド2上の人1Aが睡眠中であるか、或いは覚醒中であるかを容易に判定することが可能となる。睡眠判定部15による判定結果は、体重測定部16に伝達される。
体重測定部16は、睡眠判定部15により現在睡眠中であると判定されたときに、「体動有」が連続して判定されなかった第1区間Taにおける四つの荷重センサ11による安定した検出結果に基づいて、人1Aの体重を精度良く測定する。人1Aの体重は、四つの荷重センサ11による検出荷重の合計値を演算し、その演算した合計値から寝装品2Aおよび台部2Bの荷重を差し引いた値を人1Aの体重値として算出する。寝装品2Aおよび台部2Bの荷重は予め体重測定部16に記憶されている。
体重測定部16は、「体動有」が連続して判定されなかった、つまり、「体動無」が連続して判定された複数の第1区間Taの夫々における四つの荷重センサ11による安定した検出荷重の平均値を求める。そして、それらの平均値の合計を、四つの荷重センサ11による検出荷重の合計値として精度良く演算する。したがって、体重測定部16は、体動が3秒間連続してないときに、その体動のなかった3秒間の四つの荷重センサ11による安定した検出荷重の平均値の合計値に基づいて人1Aの体重値を算出する。算出した体重値はメモリなどに記憶される。なお、算出した体重値は体重値出力部に伝達してモニタなどに表示してもよい。
次に、体重測定装置100によるベッド2上の人1Aの体重測定処理について図5のフローチャートを用いて説明する。まず、荷重センサ11による荷重の変化の検出が開始される(ステップ#01)。荷重センサ11による検出が開始されてから第1区間Taに相当する時間が経過するまで処理は保留される(ステップ#02:No)。荷重センサ11による検出が開始されてから第1区間Taに相当する時間が経過すると(ステップ#02:Yes)、体動値演算部12により第1区間Ta毎に体動値が演算される(ステップ#03)。
演算された体動値が予め設定された判定閾値よりも大きい場合には(ステップ#04:Yes)、体動判定部13により当該第1区間Taは「体動有」と判定される(ステップ#05)。この判定結果は、判定に係る第1区間Taと対応付けて記憶される(ステップ#07)。一方、演算された体動値が予め設定された判定閾値以下である場合には(ステップ#04:No)、体動判定部13により当該第1区間Taは「体動無」と判定される(ステップ#06)。このような判定結果である場合にも、判定に係る第1区間Taと対応付けて記憶される(ステップ#07)。
第2区間Tbに相当する時間が経過していなければ(ステップ#08:No)、ステップ#01に戻り処理が継続される。一方、第2区間Tbに相当する時間が経過していれば(ステップ#08:Yes)、体動数算出部14aにより当該第2区間Tbにおける体動数が算出される(ステップ#09)。算出した体動数は、対応する第2区間Tbに対応付けて記憶される(ステップ#10)。
ステップ#01〜#10の処理は、所定時間前から現在までの連続するm個の第2区間Tbの夫々について繰り返し行われる(ステップ#11:No)。m個の第2区間Tbの夫々についての体動数が算出されると睡眠判定を行う。ここで、睡眠判定を行う場合には(ステップ#11:Yes)、睡眠判定部15により睡眠値Zが演算される(ステップ
#12)。睡眠判定部15は、睡眠値Zが0以下である場合には(ステップ#13:Yes)、現在、人1Aが睡眠中であると判定し(ステップ#14)、体重測定部16により人1Aの体重値を測定して(ステップ#15)、処理を終了する。一方、睡眠判定部15は、睡眠値Zが0より大きい場合には(ステップ#13:No)、現在、人1Aが覚醒中であると判定し(ステップ#16)、処理を終了する。体重測定装置100は、このようなフローに基づきベッド2上の人1Aが、現在、睡眠中であるか、覚醒中であるかを判定し、睡眠中であると判定したときはベッド2上の人1Aの体重を測定する。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、体動値演算部12は、検出荷重の最大値と最小値との差が最も大きい荷重センサ11による当該検出荷重を用いて体動値を演算すると説明したが、予め設定された特定のまたは一つの荷重センサ11による検出荷重を用いて体動値を演算してもよい。
上記実施形態では、体動値演算部12は、荷重の最大値と最小値との差を体動値として演算するとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。例えば、体動値演算部12は、荷重の最大振幅値を体動値として演算する構成することも可能である。このような体動値が図6に示される。荷重は上記実施形態と同様に荷重センサ11により算出される。振幅値とは、荷重の傾きが変わってから次に傾きが変わるまでの変化量をいう。最大振幅値とは区間(第1区間)Ta内に含まれるこのような振幅値の最大のものをいう。図6では、各区間TaにおけるK1とK2との差が最大振幅値に相当する。図6においては、各区間Taにおける最大振幅値は、符号Sを付して示される。
このような構成にあっては、荷重センサ11の検出結果に高周波ノイズが重畳されている場合であっても、或いは、低周波ノイズに荷重センサ11の検出結果が重畳されている場合であっても、これらのノイズの影響を低減した上で体動値を演算することができる。したがって、このような最大振幅値Sを体動値として用いた場合であっても、体動の有無を精度良く判定することが可能となる。
或いは、体動値演算部12は、荷重の分散値を体動値として演算する構成とすることも可能である。このような体動値が図7に示される。荷重は上記実施形態と同様に荷重センサ11により算出される。分散値とは、期待値を基準としてバラツキを示す値である。これは、公知の数学的手法により算出することが可能である。区間Ta内における荷重の変化が小さければ、分散値は小さくなり、区間Ta内における荷重の変化が大きければ、分散値も大きくなる。このような分散値も図7に示されるように、区間Ta毎に演算される。このような分散値は、図7において符号Bを付して示される。
このような構成にあっては、第1区間Ta全体に亘る荷重の変化を考慮して体動値を演算することができる。このため、荷重センサ11の検出結果に突発的なノイズ(例えばスパイクノイズ)が含まれる場合であっても、当該突発的なノイズの影響を低減した上で体動値を演算することができる。したがって、このような分散値を体動値として用いた場合であっても、体動の有無を精度良く判定することが可能となる。
更には、体動値演算部12は、荷重の平均値と、隣接する区間Taの荷重の平均値との差を体動値として演算する構成とすることも可能である。このような体動値が図8に示される。荷重は上記実施形態と同様に荷重センサ11により算出される。荷重の平均値とは、区間Taにおける荷重の平均値である。隣接する区間Taの荷重の平均値とは、一つ前の区間Taの荷重の平均値又は一つ後の区間Taの荷重の平均値である。図8には、一つ後の区間Taの荷重の平均値との差を体動値としている例を示している。このような差は、図8において符号Cを付して示される。
このような構成にあっては、互いに隣接する2つの第1区間Taの荷重の変化を相対的な値として用いることができる。このため、荷重センサ11の検出結果が低周波ノイズに重畳している場合であっても、当該低周波ノイズの影響を低減した上で体動値を演算することができる。したがって、このような荷重の平均値差Cを体動値として用いた場合であっても、体動の有無を精度良く判定することが可能となる。
上記実施形態では、第1区間Taの夫々が互いに隣接して構成されるように図示した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。第1区間Taの夫々は、隣接する第1区間Taと互いに重複する重複期間Dを有するように構成することも当然に可能である。このような第1区間Taの例が図9に示される。すなわち、互いに隣接する第1区間Taに亘って重複期間Dが形成される。
このような構成とすれば、隣接する第1区間Taの体動値を基準として演算対象の第1区間Taの体動値を演算することができる。このため、低周波ノイズに荷重センサ11の検出結果が重畳されている場合であっても、これらのノイズの影響を低減した上で体動値を演算することができる。したがって、体動の有無を精度良く判定することが可能となる。
また、上記実施形態では、睡眠判定部15が640秒前から現在まで、夫々20秒毎に区切られた第2区間Tbの体動数を用いて判定するとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。すなわち、「640秒前」は一例であり、他の値を用いることも当然に可能である。
上記実施形態では、第1区間Taが1秒であり、第2区間Tbが20秒であるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。第1区間Taを1秒以外に設定することも可能であるし、第2区間Tbが20秒以外に設定することも当然に可能である。
上記実施形態では、動物1として人1Aを例に挙げて説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。すなわち、人1A以外の動物1が睡眠中と判定されたときにその動物1の体重を測定することも当然に可能である。
上記実施形態では、寝具2としてベッド2を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。すなわち、寝具2をベッド2以外の寝具2、例えば布団や敷き藁等とすることも当然に可能である。
上記実施形態では、荷重センサ11がベッド2の台部2Bと脚部2Cとの間に設けられるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。荷重センサ11を脚部2Cとベッド2を載置する載置面との間に設けることも可能である。また、荷重センサ11に替えて加速度センサや圧電センサとすることも可能である。係る場合、このようなセンサを人1Aの手足等に付設することにより本発明を実現することも可能である。
本発明は、寝具上の動物が睡眠中であると判定したときにその動物の体重を測定する体重測定装置に用いることが可能である。
1 動物
2 寝具
11 荷重センサ
12 体動値演算部
13 体動判定部
14 体動数取得部
15 睡眠判定部
16 体重測定部
A 常数
k 係数
K1 最大検出荷重
K2 最小検出荷重
m 第2区間の数
k 体動数
S 体動値
Ta 第1区間
Tb 第2区間
Z 睡眠値

Claims (4)

  1. 寝具上の動物による荷重を検出可能に分散配置してある複数の荷重センサと、
    所定周期で繰り返される第1区間毎に、前記荷重センサによる検出荷重に基づいて前記寝具の荷重変化を示す体動値を演算する体動値演算部と、
    前記体動値が予め設定された閾値よりも大きい場合に前記第1区間における「体動有」を判定する体動判定部と、
    複数の連続する前記第1区間からなる第2区間毎の体動数を、前記「体動有」が判定された前記第1区間の数として取得する体動数取得部と、
    前記体動数に基づいて現在睡眠中か否かを判定する睡眠判定部と、
    現在睡眠中であると判定されたときに、前記「体動有」が判定されなかった前記第1区間における前記複数の荷重センサによる検出荷重に基づいて前記動物の体重を測定する体重測定部と、を備え、
    前記体動値演算部は、前記複数の荷重センサのうち、最大検出荷重と最小検出荷重との荷重差が最も大きい荷重センサの当該荷重差を前記体動値として演算するように構成されている体重測定装置。
  2. 前記体重測定部は、
    前記「体動有」が連続して判定されなかった前記第1区間における前記複数の荷重センサによる検出荷重に基づいて前記動物の体重を測定するように構成されている請求項1記載の体重測定装置。
  3. 前記体重測定部は、
    前記「体動有」が連続して判定されなかった複数の前記第1区間の夫々における前記複数の荷重センサによる検出荷重の平均値に基づいて前記動物の体重を測定するように構成されている請求項1記載の体重測定装置。
  4. 前記睡眠判定部は、
    睡眠値をZ、常数をA、所定時間前から現在までの連続する複数の第2区間の数をm、最新の第2区間から数えてk番目の第2区間における体動数をNk、体動数Nkに乗じる係数をBkとして、次式
    Figure 0006241079
    により睡眠値Zを演算し、
    前記睡眠値Zが閾値よりも小さいときに現在睡眠中であると判定するように構成されている請求項1〜のいずれか1項記載の体重測定装置。
JP2013117151A 2013-06-03 2013-06-03 体重測定装置 Expired - Fee Related JP6241079B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013117151A JP6241079B2 (ja) 2013-06-03 2013-06-03 体重測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013117151A JP6241079B2 (ja) 2013-06-03 2013-06-03 体重測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014235090A JP2014235090A (ja) 2014-12-15
JP6241079B2 true JP6241079B2 (ja) 2017-12-06

Family

ID=52137911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013117151A Expired - Fee Related JP6241079B2 (ja) 2013-06-03 2013-06-03 体重測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6241079B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6451326B2 (ja) * 2015-01-08 2019-01-16 アイシン精機株式会社 睡眠判定装置
JP6570585B2 (ja) * 2017-08-04 2019-09-04 ミネベアミツミ株式会社 体動判定システム、生体状態モニタリングシステム、及びベッドシステム
WO2020076423A1 (en) * 2018-10-08 2020-04-16 UDP Labs, Inc. Load sensor assembly for bed leg and bed with load sensor assembly
CN112924007B (zh) * 2021-01-19 2022-08-05 重庆火后草科技有限公司 基于目标睡眠的体重测量方法
JP7112788B1 (ja) 2021-06-18 2022-08-04 Trim株式会社 ソファベッド、及び、サーバ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3453877B2 (ja) * 1994-11-11 2003-10-06 松下電器産業株式会社 睡眠健康管理システム
JP3932726B2 (ja) * 1998-07-29 2007-06-20 株式会社デンソー 生体モニタ装置
JP2006334087A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Medical Electronic Science Inst Co Ltd 睡眠状態判定システム及び睡眠状態判定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014235090A (ja) 2014-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5534255B2 (ja) 在床判定装置および睡眠測定装置
JP6241079B2 (ja) 体重測定装置
JP6149447B2 (ja) 動作検出装置
US8838411B2 (en) Bed device
JP5674021B2 (ja) 在床状態判定装置
US20170042471A1 (en) Monitoring of sleep phenomena
JP6127739B2 (ja) 睡眠状態判定装置
WO2012114588A1 (ja) 睡眠評価装置および睡眠評価装置における表示方法
JP2012515570A (ja) ユーザのエネルギー消費の決定
JP2007181613A (ja) 寝具に加わる被験者の荷重変化により得られる呼吸信号の解析方法および装置
JP6518056B2 (ja) 睡眠状態判定装置、睡眠状態判定方法及びプログラム
JP6202485B2 (ja) 生体情報管理モジュール、睡眠計、およびシステム
CN109846470B (zh) 异常判定装置、电子设备及计算机可读存储介质
JP5998559B2 (ja) 睡眠判定装置、及び寝返り検出装置
JP6186896B2 (ja) 睡眠判定装置と睡眠判定方法
JP5987588B2 (ja) 在床判定装置
CN111867470A (zh) 睡眠/觉醒判定系统
JP6570585B2 (ja) 体動判定システム、生体状態モニタリングシステム、及びベッドシステム
JP2018007979A5 (ja)
CN113692523B (zh) 生物体信息监测系统、床系统以及生物体信息监测方法
JP6065494B2 (ja) 在床判定装置及び離床時刻予測システム
JP6738458B2 (ja) 睡眠状態判定装置及び睡眠状態判定方法
JP6127738B2 (ja) 睡眠判定装置
WO2024135152A1 (ja) 馬房システム
JP6385751B2 (ja) 睡眠障害判定装置、睡眠障害判定方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170501

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171023

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6241079

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees