JP6127738B2 - 睡眠判定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、寝具上の動物が睡眠中であるか否かを判定する睡眠判定装置に関する。
介護や医療の現場にあっては、例えば寝具上の人の転落防止の観点から、寝具上の人が睡眠中であるか否かを看護者が知ることは重要である。寝具上の人が睡眠中であるか否かを判定する技術として、例えば特許文献1に記載のものがある。
特許文献1に記載の寝台装置は、寝床部(本願発明の「寝具」に相当)の荷重を検出する荷重計測手段の検出結果に基づいて重心位置や荷重の変化の有無を判定し、一定期間毎に重心位置や荷重の変化量が所定の閾値以上となった回数を複数の期間に亘って集計する。この集計した結果に、各期間毎に設定された係数を乗じてそれらを加算し、当該加算により得られた値に基づいて寝床上の利用者が覚醒中であるか睡眠中であるかを判定する。
国際公開第2010/143487号
例えば、寝床上の人が読書や携帯端末等を操作している場合には、重心位置の変化や荷重の変化が少ない。係る場合、特許文献1に記載の技術にあっては、重心位置の変化量や荷重の変化量が所定の閾値以上となった回数が少ない状態が継続することになるので、寝床上の人が覚醒中であるにも拘らず、睡眠中であると判定される可能性がある。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、寝具上の動物が睡眠中であるか否かを適切に判定することが可能な睡眠判定装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る睡眠判定装置の特徴構成は、寝具上の動物の体動に基づいて、予め設定された所定期間毎に体動数を算出する体動数算出部と、前記所定期間毎の体動数に、当該体動数が少ない程、重み付けを大きくした重み付き体動数を演算する重み付き体動数演算部と、前記重み付き体動数に基づいて前記寝具上の動物が睡眠中であるか否かを判定する睡眠判定部と、を備えている点にある。
例えば、寝具上の動物が覚醒中である場合には、複数の所定期間に亘って体動が検出されることが多い。一方、寝具上の動物が睡眠中である場合には、所定期間毎の体動数が検出されないことが多い。すなわち、極稀に体動が検出される程度である。更に、覚醒中の動物が寝具上に寝そべりながら所定の動作を行っている状態にあっては、所定期間毎の体動数が少ないながら、複数の所定期間に亘って体動が検出されることが多い。本特徴構成によれば、重み付き体動数演算部が、所定期間の体動数が少ない程、当該体動数に付与する重み付けを大きくするので、睡眠判定に用いる体動数(本願の「重み付き体動数」)を大きくすることができる。このため、所定期間における体動数が少ない状態にあっても、所定期間毎の体動数に応じて重み付けが行われるので、所定期間毎の体動数が検出されないことが多い睡眠中の状態と、覚醒中の動物が寝具上に寝そべりながら所定の動作を行っている状態とを体動値に基づいて明確に判定することが可能となる。よって、重み付けを行わずに体動数算出部により算出された体動数をそのまま用いた場合に比べて体動の有無による影響を低減することができるので、寝具上の動物が覚醒中であるにも拘らず、睡眠中であると誤判定することを抑制することが可能となる。したがって、寝具上の動物が睡眠中であるか否かを適切に判定することが可能となる。
また、前記重み付き体動数は、前記体動数算出部により算出された体動数を、当該体動数と予め設定された所定の値との和で除して得られた値に基づいて演算されると好適である。
このような構成とすれば、体動数算出部により算出された所定期間毎における体動数に応じて重み付けを行うことができる。このため、寝具上の動物の状態に応じて重み付けを行うことができるので、単に予め設定された所定の値を用いて重み付けを行う場合に比べて、寝具上の動物が睡眠中であるか、或いは覚醒中であるかを適切に判定することが可能となる。
また、前記睡眠判定部は、現在から所定時間前までの前記所定期間毎の重み付き体動数を用いて演算された睡眠値と予め設定された判定閾値との大小関係により判定すると好適である。
このような構成とすれば、寝具上の動物が睡眠中であるか、或いは覚醒中であるかを容易に判定することが可能となる。したがって、誤判定を抑制することができる。
睡眠判定装置の構成を模式的に示すブロック図である。 体動値について模式的に示す図である。 体動の有無の判定結果の一例を示す図である。 体動数について模式的に示す図である。 重み付き体動数の一例を示す図である。 睡眠判定に係る処理を示すフローチャートである。 その他の実施形態に係る体動値について模式的に示す図である。 その他の実施形態に係る体動値について模式的に示す図である。 その他の実施形態に係る体動値について模式的に示す図である。 その他の実施形態に係る体動値について模式的に示す図である。
本発明に係る睡眠判定装置は、寝具上の動物が睡眠中であるか否かを適切に判定する機能を備えている。以下、本実施形態の睡眠判定装置100について詳細に説明する。本実施形態では、寝具上の動物1として人1Aを例に挙げて説明する。
図1には、本実施形態に係る睡眠判定装置100の構成を模式的に示したブロック図が示される。図1に示されるように、睡眠判定装置100は、荷重センサ11、体動値演算部12、体動判定部13、体動数算出部14、重み付き体動数演算部15、睡眠判定部16の各機能部を備えて構成される。各機能部はCPUを中核部材として、寝具2上の人1Aが睡眠中であるか否かを判定する種々の処理を行うための上述の機能部がハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。
本実施形態では、人1Aが就寝する寝具2としてベッドを例に挙げて説明する。このため、以下ではベッドに符号2を付して説明する。ベッド2は、マットレス2Aと、当該マットレス2Aが載置される台部2Bと、台部2Bを床面に対して支持する支持部としての脚部2Cとを備えて構成される。
台部2Bと脚部2Cとの間には、荷重センサ11が設けられる。荷重センサ11は、ベッド2上の人1Aの体動を検出する検出部の一例である。本実施形態では、荷重センサ11は台部2Bの裏面に設けられる。また、本実施形態では、ベッド2の4つの脚部2Cのうち、一つの脚部2Cに配設される。荷重センサ11による検出結果は、図2に示されるような時々刻々と変化する荷重の変化を示す電気信号として後述する体動値演算部12に伝達される。
本実施形態では、体動値演算部12はベッド2上の人1Aの呼吸の周期よりも短い周期の区間T1毎に荷重の変化に基づいて、荷重の変化を示す体動値を演算する(図2参照)。人1Aの呼吸の周期とは、ベッド2の人1Aが呼吸を1回する際に要する時間である。ここで、人1Aは呼吸の安定状態(運動直後等でない状態)にあっては、1回当たり3〜6秒程度要する。したがって、呼吸の周期とは3〜6秒程度が相当する。
また、呼吸の周期よりも短い周期とは、呼吸の周期が3〜6秒である場合には、3秒未満をいうが、理解を容易にするために本実施形態では1秒であるとして説明する。このため、呼吸の周期よりも短い周期の区間T1とは、1秒毎に区分けされた区間T1が相当する。本実施形態では、このような区間T1を第1区間T1として説明する。体動値演算部12は、このような1秒からなる第1区間T1毎に体動値を演算する。
体動値とは、荷重の変化を示す目安となる指標である。本実施形態では、体動値演算部12は、荷重の最大値と最小値との差を体動値として演算する。ここで、このような体動値は、第1区間T1毎に演算される。このため、荷重の最大値とは第1区間T1内において最も荷重が大きくなった時の値であり、図2では、夫々K1が相当する。荷重の最小値とは第1区間T1内において最も荷重が小さくなった時の値であり、図2では、夫々K2が相当する。本実施形態では、体動値演算部12は、このような最大値K1と最小値K2との差を体動値として演算する。図2においては、このような最大値K1と最小値K2との差は、符号Sを付して示される。
このように、第1区間T1毎の最大変化量を体動値とすることにより、当該最大変化量を荷重の変化に係る特徴として抽出することが可能となる。したがって、このような特徴に基づき体動値を正確に演算することができる。本実施形態に係る体動値演算部12は、第1区間T1毎にこのような最大変化量を演算し、体動値とする。体動値演算部12により演算された体動値は、後述する体動判定部13に伝達される。
体動判定部13は、体動値が予め設定された判定閾値より大きい場合に、人1Aの体動があったと判定する。判定閾値は、全ての第1区間T1に亘って一定値で設定される。すなわち、判定閾値は時間に拘らず一定値で設定される。このような判定閾値は、予め体動判定部13に記憶されている。体動値は、上述の体動値演算部12により第1区間T1毎に演算され、当該体動判定部13に伝達される。体動判定部13は、図3に示されるように、各第1区間T1の体動値と判定閾値とを比較して、体動値が判定閾値よりも大きい場合には「体動有」と判定し、体動値が判定閾値以下の場合には「体動無」と判定する。図3に示されるように、本発明においては、呼吸の周期よりも短い周期の第1区間T1毎に、体動があったか否かが判定される。
これにより、呼吸の周期よりも極めて短い周期の第1区間T1毎であっても当該第1区間T1毎に、体動の有無を正確に検出することが可能となる。このため、体動があった時点を精度良く判定することが可能となる。また、荷重センサ11がベッド2の台部2Bの裏面に配設されてあるので、直接、ベッド2上の人1Aに触れることがない。したがって、体動を検出するにあたり人1Aの睡眠を阻害することを防止できる。更には、就寝中の人1Aにより荷重センサ11が外されることもない。体動判定部13の判定結果は、後述する体動数算出部14に伝達される。
体動数算出部14は、ベッド2上の人1Aの体動に基づいて、予め設定された所定期間毎に体動数を算出する。本実施形態では、予め設定された所定期間とは、複数の第1区間T1からなる第2区間T2が相当し、図4に示されるように、n個の第1区間T1を含んで1個の第2区間T2が形成される。ここで、nは2以上の自然数である。このため、第2区間T2は、2個以上の第1区間T1から構成される。本実施形態では、夫々の第2区間T2は、20個の第1区間T1を有して構成される。このように、本実施形態では、体動数算出部14は、20個の第1区間T1からなる第2区間T2毎に体動があった第1区間T1の数を体動数として算出する。
なお、以下の説明では、特に第2区間T2を区別する際には、過去から順番に夫々符号T21〜T26を付して説明する。体動があった第1区間T1の数とは、体動判定部13により「体動有」と判定された第1区間T1の数である。このような第1区間T1の体動の有無の判定結果は、体動判定部13から伝達される。体動数算出部14は、第2区間T2毎に「体動有」と判定された第1区間T1の数を算出する。
例えば、図4に示される例では、第2区間T21が有する20個の第1区間T1のうち2個の第1区間T1において「体動有」と判定された場合には、体動数算出部14は当該第2区間T2の体動数は「2」として算出する。同様に、第2区間T22の体動数は「11」、第2区間T23の体動数は「3」、第2区間T24の体動数は「0」、第2区間T25の体動数は「13」、第2区間T26の体動数は「3」として算出する。体動数算出部14により算出された結果は、第2区間T2毎の結果として後述する重み付き体動数演算部15に伝達される。
重み付き体動数演算部15は、所定期間毎の体動数に、当該体動数が少ない程、重み付けを大きくした重み付き体動数を演算する。所定期間とは、上述の第2区間T2が相当する。このため、所定期間毎の体動数とは、上述の体動数算出部14により算出された第2区間T2毎の体動数が相当する。本実施形態では、重み付き体動数演算部15は、第2区間T2における体動数が少ない程、重み付けが大きくなるように演算される。
具体的には、重み付き体動数は、体動数算出部14により算出された体動数を、当該体動数と予め設定された所定の値との和で除して得られた値に基づいて演算される。本実施形態では、以下のような(1)式により演算される。
Figure 0006127738
(1)式において「第2区間の最大体動数」とは、第2区間T2において最大で取り得る体動数である。すなわち、第2区間T2が20個の第1区間T1からなる場合には「20」である。また、「体動数」とは、体動数算出部14により算出された体動数である。また、(1)式における「1」は、上述の「所定の値」に相当する。図5は(1)式で演算される重み付き体動数を図示したものである。重み付き体動数演算部15により演算された重み付き体動数は、後述する睡眠判定部16に伝達される。
このような重み付け体動数は、ベッド2上の人1Aの状態に応じて重み付けを行ったものであるので、単に予め設定された所定の値を用いて重み付けを行う場合に比べて、ベッド2上の人1Aが睡眠中であるか、或いは覚醒中であるかを適切に判定することが可能となる。
睡眠判定部16は、所定時間前から現在までの所定期間毎の重み付き体動数を用いて演算された睡眠値Zと予め設定された判定閾値との大小関係により判定する。所定時間前とは、本実施形態では「640秒前」である。所定期間毎の重み付き体動数とは、上述の重み付き体動数演算部15により演算された第2区間T2毎の重み付き体動数である。睡眠判定部16は、このような「640秒前」からの第2区間T2毎の重み付き体動数を用いて睡眠値Zを演算する。本実施形態では、睡眠判定部16は予め記憶されてある以下のような(2)式により算出した睡眠値Zに基づいて睡眠中であったか否かを判定する。
Figure 0006127738
N0は20秒前から現在までの間における第2区間T2の体動数であり、N1は40秒前から20秒前までの間における第2区間T2の体動数である。以下同様に、N32は620秒前から640秒前までの間における第2区間T2の体動数である。また、A、B、C、D、・・・、AHは係数であり、公知の判別分析法を用いて予め実験により定められる。
睡眠判定部16は、(2)式により求めた睡眠値Zが上述の「予め設定された判定閾値」に相当する「0」以下である場合には、ベッド2上の人1Aが睡眠中であると判定する。一方、(2)式により求めた睡眠値Zが「0」より大きい場合には、ベッド2上の人1Aが睡眠中でない、すなわち覚醒中であると判定する。この判定結果は、判定結果出力部50に伝達され、当該判定結果出力部50により明示される。もちろん、判定結果出力部50により判定結果を記憶しておく構成とすることも可能である。なお、上述の睡眠値Zを求めるにあたり用いた「640秒前」は例示であり、適宜変更することが可能である。係る場合には、A−AHの各係数は変更され、Nnの項及び当該項の係数も増減する。このように演算して数値化された睡眠値を用いて判定することにより、ベッド2上の人1Aが睡眠中であるか、或いは覚醒中であるかを容易に判定することが可能となる。
次に、本睡眠判定装置100によるベッド2上の人1Aが睡眠中であるか否かの判定に係る処理について図6のフローチャートを用いて説明する。まず、荷重センサ11による荷重の変化の検出が開始される(ステップ#01)。荷重センサ11による検出が開始されてから第1区間T1に相当する時間が経過するまで処理は保留される(ステップ#02:No)。荷重センサ11による検出が開始されてから第1区間T1に相当する時間が経過すると(ステップ#02:Yes)、体動値演算部12により第1区間T1毎に体動値が演算される(ステップ#03)。
演算された体動値が予め設定された判定閾値よりも大きい場合には(ステップ#04:Yes)、体動判定部13により当該第1区間T1は「体動有」と判定される(ステップ#05)。この判定結果は、判定に係る第1区間T1と対応付けて記憶される(ステップ#07)。一方、演算された体動値が予め設定された判定閾値以下である場合には(ステップ#04:No)、体動判定部13により当該第1区間T1は「体動無」と判定される(ステップ#06)。このような判定結果である場合にも、判定に係る第1区間T1と対応付けて記憶される(ステップ#07)。
第2区間T2に相当する時間が経過していなければ(ステップ#08:No)、ステップ#01に戻り処理が継続される。一方、第2区間T2に相当する時間が経過していれば(ステップ#08:Yes)、体動数算出部14により当該第2区間T2における体動数が算出される(ステップ#09)。
このように算出された体動数を用いて、重み付き体動数演算部15が重み付き体動数を演算する(ステップ#10)。この重み付き体動数は、対応する第2区間T2と紐付けして記録され(ステップ#11)、処理が繰り返し行われる(ステップ#12:No)。ここで、睡眠判定を行う場合には(ステップ#12:Yes)、睡眠判定部16により睡眠値Zが演算される(ステップ#13)。睡眠判定部16は、睡眠値Zが0以下である場合には(ステップ#14:Yes)、現在、人1Aが睡眠中であると判定し(ステップ#15)、処理を終了する。一方、睡眠判定部16は、睡眠値Zが0より大きい場合には(ステップ#14:No)、現在、人1Aが覚醒中であると判定し(ステップ#16)、処理を終了する。睡眠判定装置100は、このようなフローに基づきベッド2上の人1Aが、現在、睡眠中であるか、覚醒中であるかの判定を行う。
このように、体動数算出部14により算出された体動数に重み付けを行い、重み付き体動数を用いて睡眠判定を行うことにより、第2区間T2における体動数が比較的少ない場合と、第2区間T2における体動数が比較的多い場合とにおける影響を低減することが可能となる。このため、ベッド2上の人1Aが例えば読書等をしているような状態を、体動が少ないことから誤って睡眠中と判定することを低減できる。したがって、本睡眠判定装置100によれば、ベッド2上の人1Aが、睡眠中であるか覚醒中であるかを適切に判定することが可能となる。
このように、本睡眠判定装置100によれば、例えば、覚醒中の人1Aがベッド2上に寝そべりながら所定の動作を行っている状態であっても、ベッド2上の人1Aが睡眠中である場合の体動数と区別することが可能となる。このため、ベッド2上の人1Aが覚醒中であるにも拘らず、睡眠中であると誤判定することを抑制することが可能となる。したがって、ベッド2上の人1Aが睡眠中であるか否かを適切に判定することが可能となる。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、体動値演算部12は、荷重の最大値と最小値との差を体動値として演算するとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。例えば、体動値演算部12は、荷重の最大振幅値を体動値として演算する構成することも可能である。このような体動値が図7に示される。荷重は上記実施形態と同様に荷重センサ11により算出される。振幅値とは、荷重の傾きが変わってから次に傾きが変わるまでの変化量をいう。最大振幅値とは区間(第1区間)T1内に含まれるこのような振幅値の最大のものをいう。図7では、各区間T1におけるK1とK2との差が最大振幅値に相当する。図7においては、各区間T1における最大振幅値は、符号Sを付して示される。
このような構成にあっては、荷重センサ11の検出結果に高周波ノイズが重畳されている場合であっても、或いは、低周波ノイズに荷重センサ11の検出結果が重畳されている場合であっても、これらのノイズの影響を低減した上で体動値を演算することができる。したがって、このような最大振幅値Sを体動値として用いた場合であっても、体動の有無を精度良く判定することが可能となる。
或いは、体動値演算部12は、荷重の分散値を体動値として演算する構成とすることも可能である。このような体動値が図8に示される。荷重は上記実施形態と同様に荷重センサ11により算出される。分散値とは、期待値を基準としてバラツキを示す値である。これは、公知の数学的手法により算出することが可能である。区間T1内における荷重の変化が小さければ、分散値は小さくなり、区間T1内における荷重の変化が大きければ、分散値も大きくなる。このような分散値も図8に示されるように、区間T1毎に演算される。このような分散値は、図8において符号Bを付して示される。
このような構成にあっては、第1区間T1全体に亘る荷重の変化を考慮して体動値を演算することができる。このため、荷重センサ11の検出結果に突発的なノイズ(例えばスパイクノイズ)が含まれる場合であっても、当該突発的なノイズの影響を低減した上で体動値を演算することができる。したがって、このような分散値を体動値として用いた場合であっても、体動の有無を精度良く判定することが可能となる。
更には、体動値演算部12は、荷重の平均値と、隣接する区間T1の荷重の平均値との差を体動値として演算する構成とすることも可能である。このような体動値が図9に示される。荷重は上記実施形態と同様に荷重センサ11により算出される。荷重の平均値とは、区間T1における荷重の平均値である。隣接する区間T1の荷重の平均値とは、一つ前の区間T1の荷重の平均値又は一つ後の区間T1の荷重の平均値である。図9には、一つ後の区間T1の荷重の平均値との差を体動値としている例を示している。このような差は、図9において符号Cを付して示される。
このような構成にあっては、互いに隣接する2つの第1区間T1の荷重の変化を相対的な値として用いることができる。このため、荷重センサ11の検出結果が低周波ノイズに重畳している場合であっても、当該低周波ノイズの影響を低減した上で体動値を演算することができる。したがって、このような荷重の平均値差Cを体動値として用いた場合であっても、体動の有無を精度良く判定することが可能となる。
上記実施形態では、第1区間T1の夫々が互いに隣接して構成されるように図示した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。第1区間T1の夫々は、隣接する第1区間と互いに重複する重複期間Dを有するように構成することも当然に可能である。このような第1区間T1の例が図10に示される。すなわち、互いに隣接する第1区間T1に亘って重複期間Dが形成される。
このような構成とすれば、隣接する第1区間T1の体動値を基準として演算対象の第1区間T1の体動値を演算することができる。このため、低周波ノイズに荷重センサ11の検出結果が重畳されている場合であっても、これらのノイズの影響を低減した上で体動値を演算することができる。したがって、体動の有無を精度良く判定することが可能となる。
上記実施形態では、ベッド2の裏面に配設された荷重センサ11は1つ、すなわち荷重センサ11が脚部2Cのうちの一つに設けられているとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。ベッド2が有する脚部2Cのうち複数の脚部2Cに荷重センサ11を設けることも可能であるし、全ての脚部2Cに荷重センサ11を設ける構成とすることも当然に可能である。
上記実施形態では、睡眠判定部16が、現在、ベッド2上の人1Aが睡眠中であるか覚醒中であるかを判定するとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。体動数及び重み付き体動数を順次、記憶しておき、これらを用いて所定時間前にベッド2上の人1Aが睡眠中であったか覚醒中であったかを判定する構成とすることも当然に可能である。
また、上記実施形態では、睡眠判定部16が640秒前から現在まで、夫々20秒毎に区切られた第2区間T2の体動数を用いて演算した重み付き体動数を用いて判定するとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。すなわち、「640秒前」は一例であり、他の値を用いることも当然に可能である。
上記実施形態では、第1区間T1が1秒であり、第2区間T2が20秒であるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。第1区間T1を1秒以外に設定することも可能であるし、第2区間T2が20秒以外に設定することも当然に可能である。
上記実施形態では、動物1として人1Aを例に挙げて説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。すなわち、人1A以外の動物1が睡眠中であるか、或いは覚醒中であるかの判定に適用することも当然に可能である。
上記実施形態では、寝具2としてベッド2を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。すなわち、寝具2をベッド2以外の寝具2、例えば布団や敷き藁等とすることも当然に可能である。
上記実施形態では、荷重センサ11がベッド2の台部2Bと脚部2Cとの間に設けられるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。荷重センサ11を脚部2Cとベッド2を載置する載置面との間に設けることも可能である。また、荷重センサ11に替えて加速度センサや圧電センサとすることも可能である。係る場合、このようなセンサを人1Aの手足等に付設することにより本発明を実現することも可能である。
本発明は、寝具上の動物が睡眠中であるか否かを判定する睡眠判定装置に用いることが可能である。
1:動物
1A:人
2:ベッド(寝具)
14:体動数算出部
15:重み付き体動数演算部
16:睡眠判定部
100:睡眠判定装置

Claims (3)

  1. 寝具上の動物の体動に基づいて、予め設定された所定期間毎に体動数を算出する体動数算出部と、
    前記所定期間毎の体動数に、当該体動数が少ない程、重み付けを大きくした重み付き体動数を演算する重み付き体動数演算部と、
    前記重み付き体動数に基づいて前記寝具上の動物が睡眠中であるか否かを判定する睡眠判定部と、
    を備える睡眠判定装置。
  2. 前記重み付き体動数は、前記体動数算出部により算出された体動数を、当該体動数と予め設定された所定の値との和で除して得られた値に基づいて演算される請求項1に記載の睡眠判定装置。
  3. 前記睡眠判定部は、所定時間前から現在までの前記所定期間毎の重み付き体動数を用いて演算された睡眠値と予め設定された判定閾値との大小関係により判定する請求項1又は2に記載の睡眠判定装置。
JP2013117149A 2013-06-03 2013-06-03 睡眠判定装置 Expired - Fee Related JP6127738B2 (ja)

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