JP6240483B2 - 発泡樹脂シート、該発泡樹脂シートを用いる繊維強化熱硬化性樹脂複合成形体及びその製造方法 - Google Patents
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増粘開始温度以上の温度に加熱することにより前記熱硬化性樹脂組成物の粘度を上昇させる増粘樹脂と、
発泡開始温度以上の温度に加熱することにより前記熱硬化性樹脂組成物を発泡させる発泡粒子と、
を含んで成る発泡樹脂シートであって、
前記発泡開始温度が前記増粘開始温度よりも高いことを特徴とする発泡樹脂シート。
前記発泡コア層の少なくとも一表面に形成される、繊維強化熱硬化性樹脂から成るスキン層と、
から構成される密度が0.4〜1.0g/cm3の繊維強化熱硬化性樹脂複合成形体。
硬化開始温度以上の温度に加熱することにより前記繊維強化熱硬化性樹脂を得るスキン層作製用プリプレグと、
を金型内に配置し、
前記発泡開始温度よりも20〜80℃高い温度に加熱することにより、前記発泡樹脂シートを発泡させるとともに、前記スキン層作製用プリプレグを硬化させることを特徴とする〔8〕に記載の繊維強化熱硬化性樹脂複合成形体の製造方法。
本発明の発泡樹脂シートは、
エポキシ樹脂及び硬化剤を含んで成る熱硬化性樹脂組成物と、
増粘樹脂と、
未発泡の発泡粒子と、
を含んで成る。
本発明において熱硬化性樹脂組成物は、エポキシ樹脂と、硬化剤とを含む樹脂組成物である。
本発明で用いるエポキシ樹脂としては、特に制限はないが、ビスフェノール型エポキシ樹脂、アルコール型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ヒドロフタル酸型エポキシ樹脂、ダイマー酸型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ樹脂などの2官能エポキシ樹脂;テトラキス(グリシジルオキシフェニル)エタン、トリス(グリシジルオキシフェニル)メタンのようなグリシジルエーテル型エポキシ樹脂;テトラグリシジルジアミノジフェニルメタンのようなグリシジルアミン型エポキシ樹脂;ナフタレン型エポキシ樹脂;ノボラック型エポキシ樹脂であるフェノールノボラック型エポキシ樹脂;クレゾールノボラック型エポキシ樹脂などが挙げられる。
本発明で用いる硬化剤としては、ジシアンジアミド、芳香族アミン系硬化剤の各種異性体、イミダゾール化合物が挙げられる。硬化性や硬化後の物性が優れる点から、アミド系の硬化剤であるジシアンジアミド(DICY)やイミダゾール化合物が好ましい。
本発明で用いる増粘樹脂は、熱硬化性樹脂組成物に配合され、増粘開始温度以上に加熱されることにより、熱硬化性樹脂組成物中で溶解又は膨潤、反応してその粘度を上昇させる。増粘樹脂としては、ポリメチルメタクリレート等からなる増粘粒子や前記硬化剤よりも低温で硬化を開始する硬化剤が挙げられる。
本発明で用いる増粘粒子としては、単独又は複数の不飽和化合物と架橋性モノマーとを共重合して得られる粒子が例示される。特に限定されないが、アクリル酸エステル系化合物、メタクリル酸エステル系化合物、ビニル化合物の少なくとも1種を単量体単位とする樹脂を含むことが望ましい。
本発明で増粘樹脂として用いる硬化剤としては、前述の硬化剤のうち、熱硬化性樹脂組成物に配合される硬化剤よりも低温で硬化を開始する硬化剤(以下、「低温硬化剤」ともいう)である。例えば、脂肪族アミン、脂環式アミン、変性脂肪族アミン、変性脂環式アミン、芳香族アミン、ポリアミドアミン、メルカプタン、酸無水物、三級アミン触媒、潜在性硬化剤、などが挙げられる。前述の硬化剤より低温で反応する硬化剤であれば、特に限定されないが、脂肪族アミン、脂環式アミン、変性脂肪族アミン、変性脂環式アミン、三級アミン触媒が好ましい。
本発明で用いる発泡粒子は、発泡開始温度以上に加熱することにより、発泡粒子が膨張する熱膨張性の発泡粒子である。発泡粒子は熱膨張性マイクロカプセルの発泡粒子であることが好ましい。熱膨張性マイクロカプセルの発泡粒子としては、揮発性液体から成る発泡剤を含む熱膨脹性熱可塑性重合体粒子を挙げることができる。この粒子は微細な粒子であることが、本発明の目的に特に好ましい。
本発明の発泡樹脂シートは、強度・剛性向上の目的で強化繊維基材が内設されていることが好ましい。強化繊維基材としては、芳香族ポリアミド繊維、芳香族ポリエステル繊維、高強度ポリエチレン繊維などの有機繊維;炭素繊維、グラファイト繊維、ガラス繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維などの無機繊維;で構成されていることが好ましい。これらの強化繊維基材は、織物、編物、組紐、不織布状のシート状物などの形態で用いることができる。
本発明において熱硬化性樹脂組成物には、難燃剤としてリン系難燃剤が配合されていてもよい。リン系難燃剤としては、分子中にリン原子を含むものであれば特に限定されず、例えば、リン酸エステル、縮合リン酸エステル、ホスファゼン化合物、ポリリン酸塩などの有機リン化合物や赤リンなどが挙げられる。
本発明の発泡樹脂シートは、エポキシ樹脂及び硬化剤を含んで成る熱硬化性樹脂組成物と、増粘樹脂と、未発泡の発泡粒子との混合物をシート化することにより製造できる。
本発明の発泡樹脂シートは、発泡粒子の発泡開始温度以上の温度に加熱することにより、発泡粒子がシート内で膨張する。発泡樹脂シート内の樹脂は、増粘粒子によって増粘されているため、シート内で膨張した発泡粒子はシート内部に留まり、シート外に離脱し難い。そのため、発泡樹脂シートは、発泡開始温度以上に加熱されると、その見かけの体積が増大する。発泡後の発泡樹脂シートの見かけ体積は、発泡前の発泡樹脂シートの1.5〜10倍であることが好ましく、2〜5倍であることがより好ましい。
本発明のFRP複合成形品は、上記発泡樹脂シートを発泡させて成る発泡コア層と、この発泡コア層の少なくとも一表面に形成されるFRPから成るスキン層と、から構成される。FRPから成るスキン層は通常、スキン層作製用プリプレグを用いて作製される。
本発明においてスキン層作製用プリプレグは、特に限定されず、従来公知のプリプレグを用いることができる。特に、高温プレス成形時に短時間で硬化ができ、樹脂フローが制御されたプレス成形用のプリプレグが好ましい。以下、好ましいスキン層作製用プリプレグについて説明する。
強化繊維基材としては、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、炭化ケイ素繊維、ポリエステル繊維、セラミック繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、金属繊維、鉱物繊維、岩石繊維及びスラッグ繊維から成る基材が例示される。これらの強化繊維の中でも、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維が好ましい。比強度、比弾性率が良好で、軽量かつ高強度のFRPが得られる点で、炭素繊維がより好ましい。引張強度に優れる点でポリアクリロニトリル(PAN)系炭素繊維が特に好ましい。
スキン層作製用プリプレグのエポキシ樹脂組成物[A]は、エポキシ樹脂と、硬化剤と、増粘粒子と、を含んで成る。これらの各成分の種類や配合量は、上記(1−1−1)、(1−1−2)、(1−2−1)において説明したとおりである。本発明で用いる増粘粒子としては、ポリメチルメタクリレートが好ましく、ゼフィアックF325やゼフィアックF320(いずれもアイカ工業(株))のような、コアシェル構造を有さないポリメチルメタクリレートからなる市販品を用いることもできる。
エポキシ樹脂組成物[A]は、エポキシ樹脂と、硬化剤と、増粘粒子と、を混合することにより製造できる。
本発明のスキン層作製用プリプレグの製造方法は、特に制限がなく、従来公知のいかなる方法も採用できる。具体的には、溶剤法や前述のホットメルト法が好適に採用できる。
本発明のFRP複合成形体は、未発泡状態の発泡樹脂シートの片面又は両面に、スキン層作製用プリプレグを積層して加熱することにより、発泡樹脂シート内の発泡粒子を膨張させるとともに、スキン層作製用プリプレグを硬化させて製造される。即ち、
(i)未発泡状態の発泡粒子を含んだ発泡樹脂シートを得た後、
(ii)スキン層作製用プリプレグを発泡樹脂シートの片面又は両面に積層し、
(iii)金型内に配置し、発泡粒子の発泡開始温度よりも20〜80℃高い温度に加熱することにより、発泡樹脂シート中の発泡粒子を膨張させるとともに、
(iv)スキン層作製用プリプレグ及び発泡樹脂シートのエポキシ樹脂を一体で加熱硬化することにより成形する方法である。
・“テナックス(登録商標)”HTS40−12K(引張強度4.2GPa、引張弾性率240GPa、東邦テナックス(株)製)
(繊維強化基材)
・炭素繊維ペーパー BP−1030A−ES(東邦テナックス社製、重さ30g/m2)
(エポキシ樹脂)
・“jER(登録商標)”154(半固形フェノールノボラック型エポキシ樹脂、三菱化学(株)製)
・“jER(登録商標)”828(液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂、三菱化学(株)製)
・“jER(登録商標)”834(液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂、三菱化学(株)製)
・“jER(登録商標)”1001(固形ビスフェノールA型エポキシ樹脂、三菱化学(株)製)
・“jER(登録商標)”1256(固形ビスフェノールA型フェノキシ樹脂、三菱化学(株)製)
(硬化剤)
・Dicy7(ジシアンジアミド、三菱化学(株)製)
・“オミキュア(登録商標)”24(2,4’−トルエンビス(3,3−ジメチルウレア)、ピイ・ティ・アイ・ジャパン(株)製)
・DCMU−99(3,4−ジクロロフェニル−1,1−ジメチルウレア、保土谷化学工業(株)製)
・“アミキュア(登録商標)”VDH(ヒドラジド化合物、味の素ファインテクノ(株)製
・“ゼフィアック(登録商標)”F320(メタクリル酸アルキル重合体)、平均重合度30,000、アイカ工業(株)製)
・“ゼフィアック(登録商標)”F325(メタクリル酸アルキル重合体)、平均重合度4,000、アイカ工業(株)製)
・“アンカミンK−54”(トリスー2,4,6−ジメチルアミノメチルフェノール)、ピイ・ティ・アイ・ジャパン(株)製)
・PX−200(レゾルシノールビス(ジ2,6−キシリル)ホスフェート、リン含有率9.0%、大八化学工業(株)製)
・SPB−100(ホスホニトリル酸フェニルエステル、リン含有率13.4%、大塚化学(株)製)
・“マツモトマイクロスフェアー(登録商標)”F―48(松本油脂製薬社製、発泡開始温度100℃)
・“マツモトマイクロスフェアー(登録商標)”F―100M(松本油脂製薬社製、発泡開始温度130℃)
ニーダー中に、エポキシ樹脂を所定量加え、混練しつつ、150℃の温度まで昇温させ、固形成分を完全に溶解させることにより透明な粘調液を得た。混練を続けたまま、50〜60℃の温度まで降温させ、硬化剤、増粘剤、発泡粒子を所定量加えて均一に分散するように30分間撹拌して熱硬化性樹脂組成物を得た。
リバースロールコーターを用いて、熱硬化性樹脂組成物の温度を60℃に保持し、離型紙上に上記で得られた熱硬化性樹脂組成物を塗布して600g/m2目付の樹脂シートを作製した。次に、表1に記載する温度で2分間加熱処理して樹脂シートを増粘させ、発泡樹脂シートを作製した。
ニーダー中に、jER154を4kg、jER834を4kg、jER1001を2kg加え、混練しつつ、150℃の温度まで昇温させ、固形成分を完全に溶解させることにより透明な粘調液を得た。混練を続けたまま60℃の温度まで降温させ、Dicy7を0.5kg、オミキュア24を0.4kg、ゼフィアックF320を1.5kg加えて均一に分散するように30分撹拌し、エポキシ樹脂組成物を得た。リバースロールコーターを用いて、離型紙上に、上記で得られたエポキシ樹脂組成物を塗布して50g/m2目付の樹脂フィルムを作製した。次に、単位面積当たりの炭素繊維質量が200g/m2となるように一方向にシート状に整列させた炭素繊維に上記の樹脂フィルムを両面から重ね、温度95℃、圧力0.2MPaの条件で加熱加圧してエポキシ樹脂組成物を含浸させ、Wfが67%の一方向プリプレグを作製した。
(2)で得られた発泡樹脂シートを縦299mm×横299mmに1枚切断し、(3)で得られたスキン層作製用プリプレグを縦299mm×横299mmに4枚切断した。次に発泡樹脂シートの両面に、面対称になるようにスキン層作製用プリプレグを0°と90°が交互になるように上下各2枚積層し、プリフォームを用意した。次に、16050℃に加熱した縦300mm×横300mm×厚み2mmの平板成形用金型に上記で準備したプリフォームをセットし、成形物の厚みが2mmになるよう、スペーサ−で厚みを制御し、面圧1.0MPaで型締めした。160℃で10分間保持した後、金型を開け、厚み2mmのCFRP複合成形体を得た。
上記で得られたCFRP複合成形体の外観を以下の判定基準で評価した。ボイドは目視で観察し、φ0.2mm以上の個数を測定した。
外観判定
◎ 成形状態が非常に良い :表面ボイド 0.10個/cm2以下
○ 成形状態が良好 :表面ボイド 0.11〜0.20個/cm2
△ 成形状態に支障がある :表面ボイド 0.21〜0.30個/cm2
× 成形状態が不良 :表面ボイド 0.31個/cm2以上
CFRP複合成形体を、縦50mm、横50mmのサイズに切りだした後、水置換法により密度測定を行った。このとき、水温も同時に測定し、測定水温における水の密度を用いて算出する。これらの測定値から下記式を用いて樹脂硬化物の密度を算出した。
CFRP複合成形体の密度(g/cm3)=[(W1/(W1−W2)]×d
W1:CFRP複合成形体の大気中での質量(g)
W2:CFRP複合成形体の水中での質量(g)
d:測定水温での水の密度(g/cm3)
表1に記載する割合で、(1)で説明したとおりの方法で熱硬化性樹脂組成物を製造した。得られた熱硬化性樹脂組成物を用いて(2)に記載する方法で発泡樹脂シートを製造した。また、(3)〜(6)に記載する方法でCFRP複合成形体を作製し、各種性能を評価した。評価結果は表1に記載した。
表1に記載する割合で、(1)で説明したとおりの方法で熱硬化性樹脂組成物を製造した。得られた熱硬化性樹脂組成物を用いて(2)に記載する方法で発泡樹脂シートを製造した。この発泡樹脂シートを強化繊維基材に積層して、加圧(圧力0.2MPa)下に加熱(100℃)することにより樹脂を強化繊維基材に含浸させ、強化繊維基材が内設される発泡樹脂シートを製造した。また、(3)〜(6)に記載する方法でCFRP複合成形体を作製し、各種性能を評価した。評価結果は表1に記載した。
表1に記載する割合で、(1)で説明したとおりの方法で熱硬化性樹脂組成物を製造した。得られた熱硬化性樹脂組成物を用いて(2)に記載する方法で発泡樹脂シートを製造した。また、(4)の成形物の厚みを2.5mmになるよう、スペーサ−で厚みを制御した以外は、(3)〜(6)に記載する方法でCFRP複合成形体を作製し、各種性能を評価した。評価結果は表1に記載した。
表1に記載する割合で、(1)で説明したとおりの方法で熱硬化性樹脂組成物を製造した。得られた熱硬化性樹脂組成物を用いて(2)に記載する方法で発泡樹脂シートを製造した。また、(3)で得られたスキン層作製用プリプレグを縦299mm×横299mmに2枚切断し、次に発泡樹脂シートの両面に、面対称になるようにスキン層作製用プリプレグを0°に上下各1枚積層した以外は、(3)〜(6)に記載する方法でCFRP複合成形体を作製し、各種性能を評価した。評価結果は表1に記載した。
51・・・熱硬化性樹脂組成物
53・・・未発泡の発泡粒子
53a・・・発泡済発泡粒子
55a、55b・・・スキン層作製用プリプレグ
57a、57b・・・金型
52・・・発泡済樹脂シート
100・・・未発泡の発泡樹脂シート
101・・・発泡済発泡樹脂シート。
Claims (10)
- エポキシ樹脂と、前記エポキシ樹脂100質量部に対して5〜30質量部の硬化剤を含んで成る熱硬化性樹脂組成物と、
増粘開始温度以上の温度に加熱することにより前記熱硬化性樹脂組成物の粘度を上昇させるとともに、前記硬化剤よりも低温で硬化を開始する硬化剤を前記エポキシ樹脂100質量部に対して1〜15質量部と、
発泡開始温度以上の温度に加熱することにより前記熱硬化性樹脂組成物を発泡させる発泡粒子と、
を含んで成る発泡樹脂シートであって、
前記発泡粒子の含有量が5〜20質量%であり、
前記発泡開始温度が前記増粘開始温度よりも高いことを特徴とする発泡樹脂シート。 - エポキシ樹脂と、前記エポキシ樹脂100質量部に対して5〜30質量部の硬化剤を含んで成る熱硬化性樹脂組成物と、
増粘開始温度以上の温度に加熱することにより前記熱硬化性樹脂組成物の粘度を上昇させる増粘樹脂を前記エポキシ樹脂100質量部に対して8〜20質量部と、
発泡開始温度以上の温度に加熱することにより前記熱硬化性樹脂組成物を発泡させる発泡粒子と、
を含んで成る発泡樹脂シートであって、
前記発泡粒子の含有量が5〜20質量%であり、
前記発泡開始温度が前記増粘開始温度よりも高く、
前記発泡樹脂シート内に強化繊維基材が内設されていることを特徴とする発泡樹脂シート。 - 前記発泡粒子の発泡開始温度が、90〜140℃である請求項1又は2に記載の発泡樹脂シート。
- 前記増粘樹脂が、ポリメチルメタクリレートである請求項2に記載の発泡樹脂シート。
- 前記発泡樹脂シート内に強化繊維基材が内設されている請求項1に記載の発泡樹脂シート。
- 前記強化繊維基材が、有機繊維からなる請求項5に記載の発泡樹脂シート。
- 前記強化繊維基材が、無機繊維からなる請求項5に記載の発泡樹脂シート。
- 請求項1又は2に記載の発泡樹脂シートを発泡させて成る発泡コア層と、
前記発泡コア層の少なくとも一表面に形成される、繊維強化熱硬化性樹脂から成るスキン層と、
から構成される密度が0.4〜1.0g/cm3の繊維強化熱硬化性樹脂複合成形体。 - 請求項1又は2に記載の発泡樹脂シートと、
硬化開始温度以上の温度に加熱することにより前記繊維強化熱硬化性樹脂を得るスキン層作製用プリプレグと、
を金型内に配置し、
前記発泡開始温度よりも20〜80℃高い温度に加熱することにより、前記発泡樹脂シートを発泡させるとともに、前記スキン層作製用プリプレグを硬化させることを特徴とする請求項8に記載の繊維強化熱硬化性樹脂複合成形体の製造方法。 - 前記スキン層作製用プリプレグがポリメチルメタクリレートを含む請求項9に記載の繊維強化熱硬化性樹脂複合成形体の製造方法。
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