JP6239701B2 - 調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置、それを備えた電気外科手術システムおよびそれを用いた焼灼領域の調節方法 - Google Patents

調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置、それを備えた電気外科手術システムおよびそれを用いた焼灼領域の調節方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6239701B2
JP6239701B2 JP2016156293A JP2016156293A JP6239701B2 JP 6239701 B2 JP6239701 B2 JP 6239701B2 JP 2016156293 A JP2016156293 A JP 2016156293A JP 2016156293 A JP2016156293 A JP 2016156293A JP 6239701 B2 JP6239701 B2 JP 6239701B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
length
sleeve
ablation
ablation device
radiating portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016156293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016221308A (ja
Inventor
スティーブン,キム
ケンリン,エス.ボン
マニ,エヌ.プラカッシュ
フランチェスカ,ロゼット
Original Assignee
コビディエン エルピー
コビディエン エルピー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コビディエン エルピー, コビディエン エルピー filed Critical コビディエン エルピー
Publication of JP2016221308A publication Critical patent/JP2016221308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6239701B2 publication Critical patent/JP6239701B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/18Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves
    • A61B18/1815Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves using microwaves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/18Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B2018/00571Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body for achieving a particular surgical effect
    • A61B2018/00577Ablation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/18Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves
    • A61B18/1815Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves using microwaves
    • A61B2018/1861Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves using microwaves with an instrument inserted into a body lumen or cavity, e.g. a catheter

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Description

本開示は、組織焼灼用途に適した電気外科手術装置に関し、より詳細には、調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置、それを備えた電気外科手術システムおよびそれを用いた焼灼領域の調節方法に関する。
ある疾患の治療では、悪性の組織増殖(例えば、腫瘍)を破壊する必要がある。腫瘍細胞を加熱および破壊するために電磁放射線を使用することができる。治療では、癌性腫瘍が同定された組織に焼灼プローブを挿入する場合がある。一旦プローブが配置されると、電磁エネルギーは、プローブを通って周囲組織に伝達される。
癌などの疾患の治療では、ある種の腫瘍細胞が昇温(健康な細胞に通常有害である温度よりも僅かに低い温度)で変性することが分かっている。温熱療法などの公知の治療は、異常細胞を41℃超の温度まで加熱しながら、隣接する健康な細胞を不可逆的な細胞破壊が生じる温度よりも低い温度に維持する。このような方法では、組織を加熱、焼灼および/または凝固するために電磁放射線が照射される。このような方法を行うために、時としてマイクロ波エネルギーが利用される。組織を加熱するために電磁放射線を利用する他の処置としては、組織の凝固、切断および/または焼灼も挙げられる。
電磁放射線を利用する電気外科手術装置は、様々な使用および用途のために開発されている。様々な組織に対して切断および凝固作用を達成するために、短時間に高い破裂エネルギーを供給するように使用することができる複数の装置が入手可能である。焼灼処置を行うために使用することができる複数の異なる種類の装置が存在する。典型的には、焼灼処置で使用されるマイクロ波装置は、エネルギー源として機能するマイクロ波発生器および標的組織にエネルギーを導くためのアンテナアセンブリを有するマイクロ波外科手術器具(例えば、マイクロ波焼灼プローブ)を備える。マイクロ波発生器と外科手術器具は通常、マイクロ波エネルギーを発生器から器具に伝送するため、および、器具と発生器との間で制御、フィードバックおよび識別信号を通信するための複数の導体を有するケーブルアセンブリによって動作可能に接続されている。
モノポール、ダイポールおよびヘリカル型などの数種類のマイクロ波プローブが使用されており、それらを組織焼灼用途で使用することができる。モノポールおよびダイポールアンテナアセンブリでは、マイクロ波エネルギーは一般に、導体の軸から離れるように垂直に放射される。モノポールアンテナアセンブリは通常、単一の細長い導体を備える。典型的なダイポールアンテナアセンブリは、2つの細長い導体を備え、それらは直線状に並べられ、かつ電気絶縁体を挟んで互いに対して端と端で配置されている。ヘリカルアンテナアセンブリは、様々な寸法(例えば、直径および長さ)の螺旋状の導体形状を含む。ヘリカルアンテナアセンブリの主な動作モードは、螺旋による放射場が螺旋軸に対して垂直な平面において最大となるノーマルモード(ブロードサイド)、および螺旋軸に沿って放射が最大となる軸方向モード(エンドファイア)である。
マイクロ波伝送線路は通常、長く薄い内側導体を備え、内側導体は、伝送線路の長手軸に沿って延在し、かつ誘電体によって取り囲まれており、さらに誘電体の周りの外側導体によって取り囲まれているため、外側導体も伝送線路の軸に沿って延在している。アンテナの変形の1つでは、例えば、伝送線路または同軸ケーブルの長さなどの導波路構造に、エネルギーが「漏洩する」あるいは案内構造から離れるように放射される複数の開口部が設けられている。この種の構造は通常、「漏洩同軸」または「漏れ波」アンテナと呼ばれている。
処置中にマイクロ波エネルギーを周囲組織に放射する程度を評価するのは難しく、そのため、焼灼される周囲組織の領域または体積の決定が難しい場合がある。焼灼体積は、アンテナの設計、アンテナの性能、アンテナのインピーダンス、焼灼時間およびワット数、ならびに組織特性(例えば、組織のインピーダンス)と相関している。所望の手術結果を達成するために、特定の種類の組織焼灼処置によって特定の焼灼体積を決めてもよい。一例であって限定されるものではないが、脊髄の焼灼処置では、より長くより幅が狭い焼灼体積が求められる場合があり、前立腺の焼灼処置では、より丸い焼灼体積が求められる場合がある。ある腫瘍の治療では、例えば、腫瘍がプローブより大きい場合や入手可能なプローブ形状または放射パターンと一致しない形状を有する場合に、焼灼処置中にプローブを再配置することがある。
焼灼処置は、大血管、健康な臓器、感受性が高い神経構造または生体膜などの組織構造に対する不注意による焼灼エネルギーの照射を回避することによって向上させてもよい。焼灼体積に影響を与えることができる組織焼灼装置によって、より正確な焼灼治療を可能にし、それにより、患者の回復時間を短縮させ、望ましくない組織損傷による合併症を減らし、かつ、患者の予後を改善することができる。
本開示は、給電線と、給電線に動作可能に接続された長さを有する放射部分とを備えた、エネルギーを組織に導くためのエネルギー照射装置に関する。エネルギー照射装置は、放射部分の長さの選択的な調節を可能にするように構成された長さ調節部材も備える。
本開示は、発生器および焼灼装置を備えた電気外科手術システムにも関する。焼灼装置は、給電線と、給電線に動作可能に接続された長さを有する放射部分とを備える。焼灼装置は、組織内の放射部分の周りにおける照射焼灼領域の選択的な調節を可能にするように構成された照射領域調節部材も備える。
本開示は、エネルギー照射装置を用意する最初のステップを含むエネルギーを組織に導く方法にも関する。エネルギー照射装置は、長さを有する放射部分を備える。放射部分の遠位部分は、内側導体と、内側導体に電気的に接続された長さ調節部材とを備える。長さ調節部材は、放射部分の寸法調節を可能にするように構成されている。本方法はさらに、組織内にエネルギー照射装置を配置するステップと、組織内のエネルギー照射装置の少なくとも一部の周りにおける照射焼灼領域を生成するために、エネルギー源からのエネルギーを放射部分を通して伝送させるステップとを含む。
調節可能な放射部分長さを有する本開示の焼灼装置、それを備えた電気外科手術システムおよびそれを用いた焼灼領域の調節方法の目的および特徴は、添付の図面を参照しながらその様々な実施形態についての説明を読めば当業者には明らかになるであろう。
本開示の一実施形態に係る調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置を備えた焼灼システムの概略図である。 は、本開示に係る長さ調節部材の一実施形態を示す図1の細部の指示された領域の拡大図である。 は、本開示の一実施形態に係る長さ調節部材が遠位放射部分を伸長するように調節された状態で示されている、図1の焼灼装置の部分透視図である。 本開示に係る長さ調節部材の別の実施形態と共に示されている焼灼装置の部分断面図である。 本開示の一実施形態に係る図3の細部の指示された領域の拡大図である。 本開示の一実施形態に係る長さ調節部材が遠位放射部分を伸長するように調節された状態で示されている、図3の焼灼装置の部分断面図である。 本開示の一実施形態に係る間隙調節部材が長さ調節部材の近位に配置された状態で示されている、図3の焼灼装置の部分断面図である。 本開示の一実施形態に係る長さ調節部材が遠位放射部分を伸長するように調節され、かつ間隙調節部材が給電点において間隙全体の距離を縮めるように調節された状態で示されている、図6の焼灼装置の部分断面図である。 本開示の一実施形態に係る、長さ調節部材が遠位放射部分を収縮するように調節され、かつ間隙調節部材が給電点における間隙全体の距離を伸ばすように調節された状態で示されている、図6の焼灼装置の部分断面図である。 本開示に係る焼灼パターンを表示および制御するユーザインタフェースを備えたマイクロ波焼灼システムの図である。 本開示に係るマイクロ波焼灼システムのブロック図である。 本開示に係る焼灼装置の別の実施形態の部分断面図である。 第1の動作要素および第2の動作要素と共に示されている図11の焼灼装置の部分透視図である。 本開示の一実施形態に係る図11の焼灼装置を備えた焼灼システムの概略図である。 本開示の一実施形態に係るエネルギーを組織に導く方法を示すフローチャートである。 組織内の照射焼灼領域の調節方法を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照しながら、調節可能な放射部分長さを有する本開示の焼灼装置、それを備えた電気外科手術システムおよびそれを用いた焼灼領域の調節方法の実施形態について説明する。図の説明全体にわたって、同様の符号は、同様または同一の要素を指すものとする。図面に示しかつ本説明で使用され、かつ従来同様に、対象上の相対的な位置づけについて述べる場合、「近位である」という用語は、使用者により近い焼灼装置またはその構成要素のその部分を指し、「遠位である」という用語は、使用者からより遠い焼灼装置またはその構成要素のその部分を指す。
本説明は、「一実施形態では」、「実施形態では」、「いくつかの実施形態では」、あるいは、「他の実施形態では」という語句を用いる場合があるが、これらの語句はそれぞれ、本開示に係る同一または異なる実施形態の1つまたは複数を指すものとする。本説明のための「A/B」という形の語句は、AまたはBを意味する。本説明のための「Aおよび/またはB」という形の語句は、「(A)、(B)または(AおよびB)」を意味する。本説明のための「A、BまたはCのうちの少なくとも1つ」という形の語句は、「(A)、(B)、(C)、(AおよびB)、(AおよびC)、(BおよびC)または(A、BおよびC)」を意味する。
電磁エネルギーは一般に、エネルギーの上昇または波長の低下によって、電波、マイクロ波、赤外線、可視光線、紫外線、X線およびガンマ線に分類される。本説明において使用される「マイクロ波」は一般に、300メガヘルツ(MHz)(3×10サイクル/秒)〜300ギガヘルツ(GHz)(3×1011サイクル/秒)の周波数範囲の電磁波を指す。本説明において使用される「焼灼処置」は一般に、任意の焼灼処置、例えば、マイクロ波焼灼、無線周波数(RF)焼灼またはマイクロ波焼灼を用いる切除を指す。本説明において使用される「エネルギー照射装置」は一般に、マイクロ波もしくはRF電気外科手術用発生器などの電力発生源からのエネルギーを組織に移動させるために使用することができる任意の装置を指す。本説明において使用される「エネルギー照射装置アレイ」は一般に、1つまたは複数のエネルギー照射装置を指す。本説明において使用される「伝送線路」は一般に、ある点から別の点までの信号の伝播のために使用することができる任意の伝送媒体を指す。
本説明において使用される「長さ」は、電気的長さまたは物理的長さを指すことができる。一般に、電気的長さは、伝送媒体内を伝播している信号の波長に換算した伝送媒体の長さの表現である。電気的長さは通常、波長、ラジアンまたは度(°)に換算して表される。例えば、電気的長さは、伝送媒体内を伝搬している電磁波または電気信号の波長の倍数または約数として表すことができる。波長は、ラジアン、または度(°)などの理論上の角度単位で表すことができる。伝送媒体の電気的長さは、(a)伝送媒体を通る電気もしくは電磁信号の伝播時間の(b)伝送媒体の物理的長さと等しい距離にわたる自由空間における電磁波の伝播時間に対する比を乗じたその物理的長さとして表すことができる。電気的長さは一般に物理的長さとは異なる。適当なリアクタンス素子(容量性または誘導性)の追加によって、電気的長さを、物理的長さよりも著しく短くまたは長くすることができる。
本開示の様々な実施形態は、組織を治療するための調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置および電磁放射線を組織に導く方法を提供する。実施形態は、マイクロ波周波数または他の周波数の電磁放射線を用いて実施してもよい。様々な実施形態に係る調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置を備えた電気外科手術システムは、約300MHz〜約10GHzで動作するように設計および構成されている。
組織内のエネルギー照射装置の周りにおける照射焼灼領域は、(例えば、マイクロ波周波数との関係で)アンテナ放射部分長さなどの多くの要因の影響を受ける。組織内の照射焼灼領域は、例えば、ダイポールアンテナアセンブリにおける給電点の間隙距離の影響を受ける場合もある。本開示の実施形態に係る焼灼装置は、放射部分の寸法調節を可能にするように構成された長さ調節部材(例えば、図3に示す350)を備えていてもよい。いくつかの実施形態では、本開示の長さ調節部材は、遠位放射部分の長さの変更を達成するように構成されていてもよい。本開示に係る焼灼装置の実施形態は、追加として、あるいは、代わりとして、給電点の間隙距離の選択的な調節を可能にするように構成された間隙調節部材(例えば、図6に示す640)を備えていてもよい。
調節可能な放射部分長さを有する本開示の焼灼装置の様々な実施形態は、マイクロ波焼灼に適しており、かつマイクロ波焼灼を用いる手術切除のために組織を予め凝固するのに用いられる。以下に説明する様々な方法は、標的組織のマイクロ波焼灼および完全な破壊を目的としているが、電磁放射線を導く方法は、例えば、心臓組織内の電気的刺激の伝導を妨げるために標的組織が部分的に破壊されるか損傷を受ける他の治療法と共に使用できることを理解されたい。さらに、以下の説明はダイポールマイクロ波アンテナの使用について説明しているが、本開示の教示は、モノポール、ヘリカルまたは他の好適な種類のマイクロ波アンテナに応用することができる。
図1は、エネルギー照射装置(本明細書では焼灼装置とも呼ばれる)またはプローブ100を備えた本開示の一実施形態に係る電気外科手術システム10を示す。本開示に係る組織焼灼用途での使用に適したエネルギー照射装置の一実施形態(例えば、図1のプローブ100)が、図2Aおよび図2Bにより詳細に示されている。但し、当然のことながら、プローブの他の実施形態(例えば、図3、図6および図11にそれぞれ示す301、601および901)を使用してもよい。
プローブ100は一般に、給電線110(またはシャフト)によって伝送線路15を介してコネクタ16に接続された放射部分150を有するアンテナアセンブリ12を備え、プローブ100はさらに、コネクタ16によって電気外科手術用電力発生源(例えば、マイクロ波もしくはRF電気外科手術用発生器または発生器アセンブリ28)に動作可能に接続されていてもよい。様々な実施形態に係るプローブ100は、長さ(例えば、図1および図2Aに示す「L」)を有する放射部分150を備える。図1および図2Aに示すように、プローブ100は、放射部分150の長さの選択的な調節を可能にするように構成された長さ調節部材250を備えていてもよい。本開示において後でより詳細に説明するが、長さ調節部材250を調節することによる放射部分150の長さの調節は、自動的にあるいは使用者によって手動で行なってもよい。
プローブ100は、近位放射部分140および遠位放射部分105を備えていてもよく、それについては本開示において後で説明する。いくつかの実施形態では、放射部分150は長さ「L」(図1および図2Aに示す)を有し、遠位放射部分105は長さ「LD」(図2Aに示す)を有し、近位放射部分140は長さ「L7」(図2Aに示す)を有するため、L=LD+L7となる。アンテナアセンブリ12および放射部分150の形状および大きさは、図1に示す構成とは異なっていてもよい(例えば、図2Aに示すように、放射部分150は長さ「L1」を有していてもよい)。
給電線110は、好適なフレキシブル、セミリジッドまたはリジッドなマイクロ波伝導性ケーブルで形成されてもよく、かつ、電気外科手術用電力発生源28に直接接続していてもよい。あるいは、給電線110によって、アンテナアセンブリ12を伝送線路15を介して発生器28に電気的に接続させてもよい。給電線110は、アンテナアセンブリ12の近位端から伝送線路15の遠位端までの長さが約1インチ〜約12インチの長さ範囲で可変的であってもよい。給電線110は、好適な導電性材料(例えば、同様の導電率値を有する銅、金、銀または他の導電性金属あるいは金属合金)で形成されていてもよい。給電線110は、一般に組織および/または皮膚を穿孔するために必要とされる強度を与えるステンレス鋼製であってもよい。給電線110を形成するために使用される導電性材料は、例えば、それらの特性を向上させるため(例えば、導電率を向上させるため)またはエネルギー損失を減少させるために、他の材料(例えば、金または銀などの他の導電性材料)でメッキされていてもよい。いくつかの実施形態では、給電線110はステンレス鋼を含み、かつその導電率を向上させるために、ステンレス鋼は、銅または金などの導電性材料の層でコーティングされていてもよい。給電線110は、内側導体と、内側導体を同軸に取り囲む誘電体と、誘電体を同軸に取り囲む外側導体とを備えていてもよい。アンテナアセンブリ12は、外側導体260の最遠位端の遠位に延在する内側導体(例えば、図2Aに示す210)の一部から形成されていてもよい。給電線110は、電力処理を向上させるために、流体(例えば、食塩水または水)で冷却してもよく、かつ、ステンレス鋼製カテーテルを備えていてもよい。
いくつかの実施形態では、電力発生源28は、約300MHz〜約2500MHzの動作周波数でマイクロ波エネルギーを供給するように構成されている。他の実施形態では、電力発生源28は、約300MHz〜約10GHzの動作周波数でマイクロ波エネルギーを供給するように構成されている。電力発生源28は、様々な周波数の電磁エネルギーを供給するように構成されていてもよい。伝送線路15は、追加として、あるいは、代わりとして、冷却液源18からプローブ100に冷却液を供給するように構成された導管(図示せず)を提供してもよい。
アンテナアセンブリ12は一般に、内側導体210および外側導体260を備え、かつ、内側導体210と外側導体260を分離させる誘電体240を備えていてもよい。様々な実施形態に係る長さ調節部材250は、任意の好適な電気的続接方法(例えば、半田付け、溶接またはレーザー溶接)によって、内側導体210に電気的に接続されている。いくつかの実施形態では、内側導体210は第1の導電性材料(例えば、ステンレス鋼)で形成され、外側導体260は第2の導電性材料(例えば、銅)で形成されている。いくつかの実施形態では、外側導体260は、アンテナアセンブリ12の少なくとも一部に沿って、内側導体210を同軸に取り囲んでいる。内側導体210および外側導体260は、任意の好適な導電性材料で形成されていてもよい。
本開示の実施形態によれば、外側導体260の遠位端は、その間に給電点(例えば、図6に示す635)を画定するために、間隙(例えば、図6および図8に示す「G」)によって遠位放射部分の近位端から離間していてもよい。例えば、アンテナアセンブリ12のエネルギー焦点を向上させるために、電気チョークまたは非電気(流体)チョークを使用して、アンテナアセンブリ12の遠位端に戻り電流を収容させてもよい。一般に、チョークは、放射部分から近位にあるか放射部分の一部としてのアンテナアセンブリ12上に配置させることができる。
誘電体240は、セラミック、水、マイカ、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)(例えば、テフロン(登録商標)、米国デラウェア州ウィルミントンのE. I. du Pont de Nemours and Company社製)、ガラスまたは金属酸化物などのこれらに限られない任意の好適な誘電性材料で形成されていてもよい。アンテナアセンブリ12には、外側導体260もしくはその部分を取り囲む第2の誘電体(例えば、図2Aに示す270)が設けられていてもよい。いくつかの実施形態では、第2の誘電体は、誘電体240の誘電率とは異なる誘電率を有する材料で形成されている。
アンテナアセンブリ12の遠位端には、エンドキャップまたはテーパー部分120が位置づけられており、それは、最小の抵抗での組織内への挿入を可能にするように鋭い先端部123で終端していてもよい。エンドキャップまたはテーパー部分120は、例えば、円形、平坦状、四角形、六角形またはシリンドロコニカル形の先端部123のような他の形状を有していてもよい。先端部123は、非粘着性材料(例えば、ポリテトラフルオロエチレン(別名、PTFEまたはテフロン(登録商標)、米国デラウェア州ウィルミントンのE. I. du Pont de Nemours and Company社製)、ポリエチレンテレフタレート(PET)など)でコーティングされていてもよい。
いくつかの変形では、アンテナアセンブリ12は、近位放射部分140および遠位放射部分105を備える。いくつかの実施形態では、一般に誘電性材料で作られた接合部材(図示せず)は、近位放射部分140と遠位放射部分105とを結合する。いくつかの実施形態では、遠位および近位放射部分105、140は、接合部材において一直線に並べられ、かつさらに、遠位放射部分105を少なくとも部分的に貫通する内側導体によって支持されている。様々な実施形態に係る接合部材は、任意の好適な方法によって任意の好適なエラストマーまたはセラミック誘電性材料で形成されていてもよい。いくつかの実施形態では、接合部材は、オーバーモールドによって形成されており、かつ、熱可塑性エラストマー、例えば、ポリエーテルブロックアミド(例えば、PEBAX(登録商標)、フランスのコロンブのArkemaグループ社製)、ポリエーテルイミド(例えば、ULTEM(登録商標)および/またはEXTEM(登録商標)、サウジアラビアのSABIC Innovative Plastics社製)および/またはポリイミド系ポリマー(例えば、VESPEL(登録商標)、米国デラウェア州ウィルミントンのE. I. du Pont de Nemours and Company社製)を含む。接合部材は、任意の好適な方法によって任意の好適なオーバーモールド化合物を用いて形成されていてもよく、かつ、セラミック基板の使用を含んでいてもよい。接合部材の実施形態の例は、同一出願人による2010年2月5日に出願された「生物組織に短絡されるチョークを有する電気外科手術装置(ELECTROSURGICAL DEVICES WITH CHOKE SHORTED TO BIOLOGICAL TISSUE)」という発明の名称の米国特許出願公開第12/701,030号に開示されている。
いくつかの実施形態では、アンテナアセンブリ12には、冷却液チャンバ(図示せず)が設けられていてもよい。さらに、接合部材は、冷却液チャンバに出入りする冷却液の流れを容易にするように冷却液流入および流出口(図示せず)を備えていてもよい。冷却液チャンバおよび冷却液流入および流出口の実施形態の例は、同一出願人による2009年3月10日に出願された「冷却され、誘電的に緩衝されたマイクロ波ダイポールアンテナ(COOLED DIELECTRICALLY BUFFERED MICROWAVE DIPOLE ANTENNA)」という発明の名称の米国特許出願公開第12/401,268号および「マイクロ波アンテナを冷却する装置および方法(DEVICES AND METHODS FOR COOLING MICROWAVE ANTENNAS)」という発明の名称の米国特許第7,311,703号に開示されている。
いくつかの実施形態では、アンテナアセンブリ12には、遠位放射部分105もしくはその部分、近位放射部分140もしくはその部分および/または給電線110もしくは部分の周りに配置された外側ジャケット(図示せず)が設けられていてもよい。外側ジャケットは、ポリマーまたはセラミック材料などの任意の好適な材料で形成されていてもよい。外側ジャケットは、任意の好適な方法(例えば、熱収縮、オーバーモールド、コーティング、噴霧、浸漬、粉末塗装、焼き付けおよび/または膜蒸着)によって塗布してもよい。
例えば、電気外科手術システム10を用いるマイクロ波焼灼の間、プローブ100は、組織に挿入されるか組織に隣接して配置され、マイクロ波エネルギーがそこに供給される。超音波またはコンピュータ断層撮影(CT)誘導を用いて、プローブ100を治療される組織の領域に正確に誘導してもよい。プローブ100は、例えば、手術スタッフによる従来の手術技術を用いて、経皮的にあるいは組織上に配置してもよい。臨床医は、マイクロ波エネルギーが照射される時間の長さを予め定めてもよい。照射持続時間は、腫瘍の大きさおよび位置などの多くの要因ならびに腫瘍が続発性または原発性癌であるか否かによって決められてもよい。プローブ100を用いるマイクロ波エネルギー照射の持続時間は、破壊される組織領域および/または周囲組織における熱分配の進行によって決められてもよい。標的組織領域の癌細胞を破壊するために、単一または複数のプローブ100を使用して、短い処置時間(例えば、数秒〜数分)の焼灼を行ってもよい。
ほぼ同時に標的組織領域を焼灼するために、複数のプローブ100をさまざまな配置構成で配置し、より速い処置を可能にしてもよい。複数のプローブ100を使用して、相乗効果で大きな焼灼体積を生成したり、同時に別々の部位を焼灼したりすることができる。組織焼灼の大きさおよび形状は、エネルギー照射装置の設計、同時に使用されるエネルギー照射装置の数、焼灼時間およびワット数、ならびに組織特性などの様々な要因の影響を受ける。
動作中、波長(ラムダ(λ))を有するマイクロ波エネルギーは、アンテナアセンブリ12を通って(例えば、遠位放射部分105に沿って)伝送され、かつ、周囲媒体(例えば、組織)に放射される。効率的な放射のためのアンテナの長さは、放射されている媒体の誘電性に依存する実効波長(λeff)に左右される場合がある。マイクロ波エネルギーを波長(λ)で内部に伝送させるアンテナアセンブリ12は、周囲媒体(例えば、乳房組織と対照的な肝臓組織)によって異なる実効波長(λeff)を有していてもよい。
図1および図2Aに示すように、本開示の実施形態に係るアンテナアセンブリ12は、放射部分150の寸法調節を可能にするように構成された長さ調節部材250を備える。様々な実施形態に係る長さ調節部材250は、近位端254および遠位端256を備えたスリーブ部255を備える。スリーブ部255は、ほぼ円筒状または管状の形状を有していてもよく、かつ、ステンレス鋼で形成されていてもよい。テーパー部分120は、スリーブ部255の遠位端256に隣接して配置されていてもよい。テーパー部分120は第1の導電性材料で形成されていてもよく、スリーブ部255は第1の導電性材料とは異なる第2の導電性材料で形成されていてもよい。テーパー部分120は、高熱伝導性を有する材料で形成されていてもよい。スリーブ部255およびテーパー部分120の形状および大きさは、図1および図2Aに示す構成とは異なっていてもよい。
いくつかの実施形態では、アンテナアセンブリ12は、外側導体260の少なくとも一部の周りに配置された絶縁体スリーブ270を備える。図2Aに示すように、スリーブ部255は、絶縁体スリーブ270の少なくとも遠位部分272の周りに配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、絶縁体スリーブ270およびスリーブ部255は、内側導体210の長手軸(例えば、図2Aに示す「A−A」)にほぼ同心であってもよい。絶縁体スリーブ270は、例えば、スリーブ部255の摺動性および/または再配置性(repositionability)を強化するために、外側導体260の遠位端262を越えて遠位に延在していてもよい。絶縁体スリーブ270の形状および大きさは、図2Aおよび図2Bに示す構成とは異なっていてもよい。
絶縁体スリーブ270は、任意の好適な非導電性絶縁体、例えば、テフロン(登録商標)スリーブで形成されていてもよい。いくつかの実施形態では、絶縁体スリーブ270は、潤滑性スリーブである。絶縁体スリーブ270は、例えば、ポリマーコーティングを塗布することによっておよび/または熱収縮可能な管(例えば、ポリオレフィン)を配置しかつ外側導体260への熱収縮管に適合させるようにその温度を上昇させることによって、これらに限定されない任意の好適な方法によって塗布してもよい。絶縁体スリーブ270は、絶縁体スリーブ270上でのスリーブ部255もしくはその部分の摺動を可能にするように、材料特性(例えば、密度および潤滑性)に基づいて選択してもよい。絶縁体スリーブ270は、追加として、あるいは、代わりとして、絶縁体スリーブ270および/またはスリーブ部255に対する損傷を妨げかつ/またはそれらの摩耗を最小にするように選択してもよい。絶縁体スリーブ270は、潤滑性ポリマー材料、例えば、高密度ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン)、ポリテトラフルオロエチレン(別名、PTFEまたはテフロン(登録商標)、米国デラウェア州ウィルミントンのE. I. du Pont de Nemours and Company社製)あるいはポリウレタンで形成されていてもよい。絶縁体スリーブ270は、熱収縮、押出成形、射出成形、浸漬コーティングまたは他の好適な方法によって形成してもよい。いくつかの実施形態では、絶縁体スリーブ270は、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキシド、ポリヒドロキシエチルメタクリレートまたはそのコポリマーなどの高親水性低摩擦ポリマーで形成された表面コーティングを含んでいてもよい。絶縁体スリーブ270は、例えば、周囲媒体(例えば、組織)内に放射されるエネルギーを最大にするために、誘電体240の誘電率よりも高い誘電率を有する材料で形成されていてもよい。絶縁体スリーブ270は、例えば、水および/または血液などの他の体液との接触によって、処置中の所定の期間において親水性になり得る材料で形成されていてもよい。
様々な実施形態に係る長さ調節部材250は、比較的短い長さ「L1」(図2Aに示す)を有する放射部分150に対応する第1の位置(例えば、最近位位置)、比較的長い長さ「L3」(図2Bに示す)を有する放射部分150Lに対応する第2の位置(例えば、最遠位位置)、および中間の長さの放射部分に対応する複数の中間位置を有していてもよい。いくつかの実施形態では、距離「L1」は約1cmであり、距離「L3」は約5cmであってもよい。
いくつかの実施形態では、長さ調節部材250が、例えば、比較的短い長さ「L1」(図2Aに示す)を有する放射部分150に対応する第1の位置に配置されると、アンテナ放射部分の遠位部分250は、外側導体の下に部分的に重なる露出部によって形成されかつ長さ「L2」を有する近位放射部分22を越えて遠位に、固定された長さ「LD」だけ伸長するため、L1=LD+L2となる。図2Bに示すように、長さ調節部材250が、例えば、比較的長い長さ「L3」を有する放射部分150Lに対応する第2の位置に配置されると、放射部分の遠位部分250は、長さ「L4」を有する近位放射部分22を越えて遠位に、固定された長さ「LD」だけなお伸長するため、L3=LD+L4となる。距離「L2」および「L4」は、任意の好適な長さであってもよく、かつ、波長の分数で測定してもよい。いくつかの実施形態では、距離「L2」は約1mmであり、距離「L4」は約4cmであってもよい。
様々な実施形態に係る長さ調節部材250の選択的な調節によって、長さ調節部材250の近位に延在する外側導体の下に部分的に重なっている部分の長さの変更を可能にし、それにより、プローブ100のマイクロ波性能を強化しかつ/または所望の焼灼体積および形状を得てもよい。例えば、小さい焼灼体積を生じさせる局所温度を生成するために使用される比較的短い長さ(例えば、「L1」)を有する放射部分(例えば、図2Aに示す150)は、例えば、915MHzの周波数を用いる小さな腫瘍の治療に適しているかもしれない。切除処置では、外科医が遠位放射部分をできるだけ遠く遠位に伸長させたい場所で、比較的長い長さ(例えば、「L3」)を有する放射部分(例えば、図2Bに示す150L)は、近位放射部分の長さを調節するための長さ調節部材250を用いて形成してもよい。処置中、例えば、プローブ100のマイクロ波性能を強化しかつ/または所望の焼灼パターンを得るために、長さ調節部材250を用いる近位放射部分の長さの選択的な調節を任意の回数で行ってもよい。
プローブ100は、指向性放射パターンと共に動作するように構成されていてもよい。プローブ100は、指向性放射パターンがそれと共に回転するように、長手軸「A−A」(図2Aに示す)の周りを回転可能であってもよい。任意の細長い放射ローブがそれと共に回転するように軸「A−A」の周りを回転可能なアンテナアセンブリの例は、同一出願人による2008年8月25日に出願された「誘電性材料からなる放射状隔壁を有する誘電体部分を有するマイクロ波アンテナアセンブリ(MICROWAVE ANTENNA ASSEMBLY HAVING A DIELECTRIC BODY PORTION WITH RADIAL PARTITIONS OF DIELECTRIC MATERIAL)」という発明の名称の米国特許出願公開第12/197,405号に開示されている。
図3は、内側導体210と、内側導体210の周りに同軸に配置された誘電体240と、遠位放射部分305の寸法調節を可能にするように構成された長さ調節部材350とを備えた本開示の一実施形態に係る焼灼装置301の一部を示す。図3に示すように、内側導体210は、誘電体240を越えて遠位に延在していてもよい。内側導体210は、可塑性(yieldable)または可撓性材料で形成されていてもよい。
図3および図5に連携させて示すように、長さ調節部材350は、比較的短い長さ「L5」を有する遠位放射部分305に対応する第1の位置(例えば、最近位位置)、比較的長い長さ「L6」を有する遠位放射部分305Lに対応する第2の位置(例えば、最遠位位置)、および中間の長さの遠位放射部分に対応する複数の中間位置を有していてもよい。いくつかの実施形態では、距離「L5」は約1cmであり、距離「L6」は約5cmであってもよい。いくつかの実施形態では、長さ調節部材350は、遠位放射部分の遠位端において鋭い先端部(例えば、図3に示す338)で終端するテーパー状端部(例えば、図3に示す355)を備える。テーパー状端部は、最小の抵抗での組織内へのプローブの挿入を可能にする。テーパー状端部は、例えば、円形、平坦状、四角形、六角形またはシリンドロコニカル形の先端部のような他の形状を有していてもよい。
様々な実施形態に係る長さ調節部材350は、内側スリーブ352と、内側スリーブ352の少なくとも一部の周りに配置された外側スリーブ351とを備える。外側スリーブ351および内側スリーブ352は、異なる大きさ、直径および厚さを有していてもよい。図3および図4に示すように、内側スリーブ352は、近位端353と、遠位端354と、近位端353と遠位端354との間に配置されたネジ山付き中間部分357とを含んでいてもよく、外側スリーブ351は、テーパー状端部355と、中間部分356と、内側スリーブ352のネジ山付き中間部分357に係合するネジ山付き端部358とを含んでいてもよい。外側スリーブ351および内側スリーブ352は、任意の好適な導電性材料、例えば、ステンレス鋼、チタンなどの金属で形成されていてもよい。いくつかの実施形態では、内側スリーブ352は、任意のリジッドな誘電性材料で形成されていてもよい。外側スリーブ351および内側スリーブ352の形状および大きさは、図3〜図5に示す構成とは異なっていてもよい。
長さ調節部材350が第1の位置(例えば、最近位位置)、第2の位置(例えば、最遠位位置)または第1と第2の位置との間の中間位置に配置されると、ネジ山付き端部358の複数のネジ山(例えば、図4に示す358a)は、ネジ山付き中間部分357の複数のネジ山(例えば、図4に示す357a)に係合する。図3および図4に示すように、外側スリーブ351が最近位位置に配置されると、ネジ山付き端部358は、内側スリーブ352の近位端353の最も近くに配置されたネジ山付き中間部分357の近位部分に係合する。図5に示すように、外側スリーブ351が最遠位位置に配置されると、ネジ山付き端部358は、内側スリーブ352の遠位端354の最も近くに配置されたネジ山付き中間部分357の遠位部分に係合する。
いくつかの実施形態では、内側スリーブ352の遠位端354は、外側スリーブ351の中間部分356に係合するように構成された機械的インタフェースを含んでいてもよい。図3に示すように、内側スリーブ352の遠位端354は、例えば、長さ調節部材350の構造一体性を強化しかつ/またはネジ山357a、358aの適切な位置合わせを維持するために、外側スリーブ351の中間部分356の内面に摺動可能に係合するように構成された突起部354pを含んでいてもよい。突起部354pの形状および大きさは、図3および図5に示す構成とは異なっていてもよい。いくつかの実施形態では、外側スリーブ351上の摩擦は、外側スリーブ351の中間部分356の内面と接触する突起部354pの表面積を最小にすることによって減少させてもよい。
焼灼装置301もしくはその部分には、可撓性の外側コーティングまたはジャケット材322が設けられていてもよい。いくつかの実施形態では、ジャケット材322は、長さ調節部材350もしくはその部分の周りに配置されていてもよい。好適な材料特性(例えば、弾性)を有する任意の材料を、ジャケット材322(例えば、伸縮性ポリマー熱収縮)のために使用してもよい。
いくつかの実施形態では、長さ調節部材350は、内側スリーブ352および外側スリーブ351を互いに関係づけて回転させることによって、長さを伸縮させることができる。例えば、長さ調節部材350を調節する際に、内側導体210の弾性、反発性または可塑性特性によって、内側導体210のコイル状部分の巻き取りまたは巻き戻しを可能にしてもよい。
様々な実施形態に係る焼灼装置301は、例えば、組織内の照射焼灼領域を調節するための自動調節プロセス時に、長さ調節部材350を用いる遠位放射部分の長さの選択的な調節を可能にするように構成されていてもよい。焼灼装置301は、指向性放射パターンがそれと共に回転するように、長手軸の周りを回転可能であってもよい。
図6は、本開示において後で説明するが、間隙調節部材640が長さ調節部材350の近位に配置されていること以外は、図3の焼灼装置301の一部に類似する本開示の一実施形態に係る焼灼装置601の一部を示す。焼灼装置601は、内側導体210と、内側導体210の周りに同軸に配置された誘電体240と、外側導体260とを備え、かつ、誘電体240もしくはその部分の周りに配置された絶縁体スリーブ270を備えていてもよい。図6に示す内側導体210、誘電体240および絶縁体スリーブ270は、図3〜図5において同様の符号で示されている要素に類似しており、そのさらなる説明は簡潔のために省略する。
焼灼装置601の実施形態は、図3〜図5に示す長さ調節部材350を備えていてもよい。長さ調節部材350は、最遠位位置、最近位位置および複数の中間位置に調節可能であってもよい。図7に示すように、外側スリーブ351が最遠位位置に配置されると、ネジ山付き端部358は、内側スリーブ352の遠位端354の最も近くに配置されたネジ山付き中間部分357の遠位部分に係合し、これは、比較的長い長さ(例えば、図5に示す「L6」)を有する遠位放射部分305Lに対応する。図8に示すように、外側スリーブ351が最近位位置に配置されると、ネジ山付き端部358は、内側スリーブ352の近位端353の最も近くに配置されたネジ山付き中間部分357の近位部分に係合し、これは、比較的短い長さ(例えば、図3に示す「L5」)を有する遠位放射部分305に対応する。長さ調節部材350の形状および大きさは、図6、図7および図8に示す構成とは異なっていてもよい。
外側導体660は、任意の好適な導電性材料、例えば、銅、アルミニウム、ステンレス鋼などの金属または他の好適な金属で形成されていてもよい。図6に示すように、外側導体660の遠位端662は、その間に給電点635を画定するために、遠位放射部分305の近位端から間隙「G」によって離間していてもよい。
様々な実施形態に係る間隙調節部材640は、例えば、プローブ100のマイクロ波性能を強化しかつ/または所望の焼灼パターンを得るために、給電点635の間隙距離の選択的な調節を可能にするように構成されている。例えば、より丸いまたはドーナツ状形状の焼灼を有するより小さい焼灼が求められる場合、焼灼装置601は、放射部分調節点を下げて(例えば、組織の1/4の波長)、その最もコンパクトな長さに調節してもよい。焼灼装置が(例えば、切除処置において)より長くかつより幅が狭い焼灼を生成するために必要とされる場合、間隙および遠位放射部分の長さは、間隙調節部材640および長さ調節部材350を調節することによって、より最大の長さになるまで拡張してもよい。いくつかの実施形態では、間隙調節部材640および/または長さ調節部材350は、例えば、本開示の電気外科手術システム1000(図9に示す)によって、使用者が手動でかつ/または自動的に調節してもよい。実施形態に係る間隙調節部材640は、潤滑性の有無によらない様々な形態(例えば、可動スリーブおよび/または可動アーム)であってもよい。
間隙調節部材640は、任意の好適な導電性材料、例えば、銅、ステンレス鋼、チタンなどの金属で形成されていてもよい。図6に示すように、間隙調節部材640は、誘電体240の周りに配置された絶縁体スリーブ270の周りに同軸に配置されていてもよい。間隙調節部材640は、例えば、給電点635の間隙距離を縮めるために遠位から近位方向に、かつ、例えば、給電点635の間隙距離を(図6に矢印線で示すように)伸ばすために近位から遠位方向に、絶縁体スリーブ270に沿って長手方向に移動(例えば、摺動)させるように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、間隙調節部材640は、誘電体240の周りに同軸に配置されていてもよく、ここで、誘電体240は、誘電体240および/または間隙調節部材640を損傷させずに、第1の誘電体の外面に沿って間隙調節部材640の摺動を可能にする材料特性(例えば、密度)を有する。外側導体660は、間隙調節部材640に電気的に接続されている。いくつかの実施形態では、外側導体260の遠位端66は、間隙調節部材640の少なくとも一部の周りに同軸に配置されている。間隙調節部材640もしくはその部分の外面は、間隙調節部材640の移動を支援するための好適な潤滑性(lubricious)物質(図示せず)でコーティングされていてもよい。潤滑性物質は、導電性物質であってもよい。間隙調節部材640の形状および大きさは、図6に示す構成とは異なっていてもよい。
外側ジャケット(図示せず)は、例えば、遠位放射部分の近位に配置されて、プローブ601もしくはその部分に設けられていてもよい。いくつかの実施形態では、外側ジャケットは、例えば、ポリイミドまたは類似の誘電性材料などの絶縁材料で作られていてもよい。外側ジャケットは、低導電率を有する材料で形成された水冷カテーテルであってもよい。使用中、外側ジャケット内に冷却液を循環させてもよく、それにより、プローブ601の温度の制御を支援し、かつ、放射部分内に誘電体を装荷してもよい。外側ジャケットの外面は、組織内での外側ジャケットの移動を支援し、かつ組織がそこに付着するのを防止するために、テフロン(登録商標)などの好適な潤滑性物質でコーティングされていてもよい。
焼灼装置601は、(例えば、インディシア位置合わせマークと一致するようにエネルギーの流れ方向の方向付けを可能にするように外科医に視覚的な手がかりを提供するための)着色したストリップなどのインディシア位置合わせマーク(図示せず)および/または挿入深さの参照のためのインディシア目盛り線(図示せず)を含んでいてもよい。インディシア位置合わせマークおよびインディシア目盛り線の実施形態の例は、同一出願人による2009年6月2日に出願された「指向性放射パターンを有する電気外科手術装置(ELECTROSURGICAL DEVICES WITH DIRECTIONAL RADIATION PATTERN)」という発明の名称の米国特許出願公開第12/476,960号に開示されている。
様々な実施形態に係る焼灼装置601は、外科医が任意の好適な構成に合わせて遠位放射部分の長さおよび給電点の間隙距離を調節できる(例えば、焼灼領域を調節しかつ/または所望の手術結果を達成できる)ように構成されている。例えば、図7に示すように、長さ調節部材350は、細長い遠位放射部分305Lを提供するように調節してもよく、本開示の一実施形態に係る間隙調節部材640は、比較的小さい間隙距離に対応し得る長さ「L9」まで給電点の間隙距離を縮めるように長さ「L8」だけ外側導体660の遠位端662から遠位に伸長させてもよい。いくつかの実施形態では、距離「L8」は約5mmであり、距離「L9」は約0.5mmであってもよい。図8に示すように、長さ調節部材350は、比較的短い長さを有する遠位放射部分305を提供するように調節してもよく、本開示の一実施形態に係る間隙調節部材640は、長さ「L11」の間隙距離を提供する(例えば、焼灼領域を調節する)ように長さ「L10」だけ調節してもよい。いくつかの実施形態では、距離「L10」は約0.5mmであり、距離「L11」は約10mmであってもよい。
図9は、焼灼装置またはプローブ601を備えた本開示の一実施形態に係る電気外科手術システム1000を概略的に示す。但し、当然のことながら、プローブの他の実施形態(例えば、図3および図11にそれぞれ示す301および901)を使用してもよい。電気外科手術システム1000は、図1の電気外科手術システム10の発生器アセンブリ28の一実施形態に動作可能に接続されたアクチュエータ20を備える。アクチュエータ20は、ケーブル19によってコネクタ17を介して発生器アセンブリ28に動作可能に接続されたフットスイッチ、ハンドスイッチ、噛み作動式(bite-activated)スイッチまたは任意の他の好適なアクチュエータであってもよい。ケーブル19は、アクチュエータ20からの作動信号を発生器アセンブリ28に伝達するための1つまたは複数の導電体を備えていてもよい。一実施形態では、アクチュエータ20は、無線周波数または赤外線リンクなどのこれらに限定されない無線リンクによって、発生器アセンブリ28に動作可能に接続されている。使用中、臨床医は、焼灼装置601の動作特性をプレビューするためにユーザインタフェース25と対話することができる。
様々な実施形態に係る発生器アセンブリ28は、処理装置(例えば、図10に示す82)と動作可能に通信する発生器モジュール(例えば、図10に示す86)と、ユーザインタフェース25と、アクチュエータ20とを備える。焼灼装置601は、RFおよび/またはマイクロ波エネルギー源として構成することができる発生器モジュールのエネルギー出力口に動作可能に接続されている。アクチュエータ20は、ユーザインタフェース21を介して処理装置に動作可能に接続されている。実施形態において、アクチュエータ20は、ケーブル接続またはワイヤレス接続によって処理装置および/または発生器モジュールに動作可能に接続されていてもよい。
ユーザインタフェース25は、少なくとも1つのユーザインタフェース要素23、24を視覚的に表示するように構成されたフラットパネルグラフィックLCD(液晶表示装置)などのこれに限定されない表示装置21を備えていてもよい。一実施形態では、表示装置21は、タッチスクリーン機能(図示せず)、例えば、表示装置との物理的な接触によってスタイラスまたは使用者の指先などのこれらに限定されない物体からの入力を受け取る機能を備える。ユーザインタフェース要素23、24は、ユーザインタフェース要素に関連づけられたアクティブ領域内でスクリーンに接触することによって、ユーザインタフェース要素23、24に関連づけられた入力がユーザインタフェース25によって受け取られるように、対応するアクティブ領域を有していてもよい。
ユーザインタフェース25は、追加として、あるいは、代わりとして、スイッチ(例えば、プッシュボタンスイッチ、トグルスイッチ、スライドスイッチ)および/または連続アクチュエータ(例えば、回転または線形電位差計、回転または線形エンコーダ)(これらに限定されない)を備え得る1つまたは複数の制御部22を備えていてもよい。一実施形態では、制御部22は、専用の機能(例えば、表示装置のコントラスト、電源のオン/オフなど)を有する。制御部22は、電気外科手術システム10の動作モードに従って変更可能な機能を有していてもよい。ユーザインタフェース要素23は、その機能を表示するために、制御部22にほぼ隣接して配置されていてもよい。制御部22は、照明付きインジケータ(例えば、単色または色が変わるLEDインジケータ)などのインジケータを備えていてもよい。
図10は、図9の電気外科手術システム1000の一実施形態を示すブロック図である。一実施形態では、発生器モジュール86は、約915MHzのエネルギーを供給するように構成されている。発生器モジュール86は、追加として、あるいは、代わりとして、約2450MHz(2.45GHz)のエネルギーを供給するように構成されていてもよい。本開示は、発生器モジュール86が約915MHzまたは約2450MHz以外の周波数を生成するように構成された実施形態および発生器モジュール86が可変周波数エネルギーを生成するように構成された実施形態を意図している。発生器アセンブリ28は、ユーザインタフェース21に動作可能に接続された処理装置82を備える。処理装置82は、メモリ(例えば、記憶装置88または外部装置91)に格納された一連の指示を実行することができる任意の種類の計算装置、計算回路あるいは任意の種類の処理装置または処理回路を備えていてもよい。
いくつかの実施形態では、記憶装置88は、処理装置82に動作可能に接続され、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)および/または不揮発性メモリ(NVRAM、フラッシュおよびディスクベースの記憶装置)を含んでいてもよい。記憶装置88は、本開示に係る焼灼パターンの表示および制御方法を実行するための処理装置82上で実行可能な1組のプログラム命令を含んでいてもよい。発生器アセンブリ28は、外部装置91との通信リンクを提供するように構成されたデータインタフェース90を備えていてもよい。いくつかの実施形態では、データインタフェース90は、USBインタフェース、メモリカードスロット(例えば、SDスロット)および/またはネットワークインターフェイス(例えば、100BaseTイーサネット(登録商標)インタフェースまたは802.11「Wi−Fi」インタフェース)のうちのいずれかであってもよい。外部装置91は、USB装置(例えば、メモリスティック)、メモリカード(例えば、SDカード)および/またはネットワーク接続した装置(例えば、コンピュータまたはサーバ)のうちのいずれかであってもよい。
発生器アセンブリ28は、エネルギー照射装置データ(例えば、1つまたは複数のエネルギー照射装置(例えば、図11に示す901)に関連したパラメータ)を格納しかつ読み出すように構成されたデータベース84を備えていてもよい。エネルギー照射装置またはエネルギー照射装置アレイアセンブリに関連したデータベース84に格納されるパラメータとしては、エネルギー照射装置(もしくは照射装置アレイアセンブリ)識別子、エネルギー照射装置(もしくは照射装置アレイアセンブリ)寸法、周波数、(例えば、放射部分長さに対する)焼灼長さ、焼灼直径、(例えば、焼灼形状に対する)給電点における間隙距離、時間的係数、形状測定基準および/または周波数測定基準が挙げられるが、これらに限定されない。一実施形態では、焼灼パターン位相(例えば、照射装置アレイアセンブリのワイヤーフレームモデルおよび/またはそれに関連づけられた焼灼パターン)がデータベース84に含まれていてもよい。
データベース84は、少なくとも部分的にデータインタフェース90を介して外部装置91によって提供されるデータによって維持されてもよい。例えば、限定されるものではないが、エネルギー照射装置データは、データインタフェース90を介して外部装置91からデータベース84にアップロードされてもよい。エネルギー照射装置データは、追加として、あるいは、代わりとして、外部装置91に格納されているデータおよび/または指示に従って、処理(例えば、追加、修正または削除)されてもよい。一実施形態では、データベース84に表示されるエネルギー照射装置データのセットは、データインタフェース90に接続(例えば、物理的結合および/または論理的結合)されている外部装置91に応答して外部装置91に含まれている対応するデータと自動的に同期される。
様々な実施形態に係る処理装置82は、使用者がユーザインタフェース25および/または表示装置21を介して照射装置アレイアセンブリの一実施形態に対応する少なくとも1つの焼灼パターンおよび/または他のエネルギー照射装置データを観察することができるようにプログラムされている。例えば、外科医は、ほぼ丸い焼灼パターンが必要であると決定するかもしれない。外科医は、発生器アセンブリ28のための「焼灼形状を選択する」という動作モードを作動させ、表示装置21にグラフィックおよび文字で示されるデータを見直すことによってエネルギー照射装置アレイをプレビューし、場合により、あるいは、代わりとして、例えば、画像を回転させることによってグラフィック画像を処理し、かつ、表示されたパラメータに基づいてエネルギー照射装置のアレイを選択する。次いで、選択したエネルギー照射装置(1つまたは複数)を、それと共に使用される発生器アセンブリ28に電気的に接続してもよい。
一実施形態では、発生器アセンブリ28に、パラメータに対応する1つまたは複数の電磁エネルギー伝達装置を提示させるために、外科医は、ユーザインタフェース25を介して照射装置アレイパラメータを入力してもよい。例えば、外科医は、3.0cm×3.0cm×3.0cmの焼灼パターンを必要とし、それに対応する入力を行ってもよい。それに応答して、発生器アセンブリ28は、入力されたパラメータに一致または相関する利用可能な電磁エネルギー伝達装置の対応するサブセットをプレビューしてもよい。
一実施形態では、外科医は、選択した電力出力をユーザインタフェース25を介して入力してもよく、次いで、電気外科手術システム1000は、自動的に長さ調節部材350の外側スリーブ358を回転伸縮させて遠位放射部分305の長さを調節する(例えば、組織内の照射焼灼領域を調節する)ように焼灼装置601を制御する。電気外科手術システム1000は、電力レベルおよび/または反射電力レベルに基づいて、自動的に外側スリーブ358を回転伸縮させて遠位放射部分305の長さを調節してもよい。
電気外科手術システム1000は、追加として、あるいは、代わりとして、自動的に間隙調節部材640を調節して給電点635の間隙距離を伸縮させるように焼灼装置601を制御するように構成されていてもよい。様々な実施形態に係る電気外科手術システム1000は、本開示に係る焼灼装置の一実施形態(例えば、図6に示す601または図11に示す901)の制御での使用に適したフィードバックループ機構を備えていてもよい。フィードバックループ機構としては、近接センサ、分圧器ネットワーク、放射状センサおよび/または、例えば、ネジ山357a、358aのネジ山比に基づくフィードバッククリック音(feedback clicks)(これらに限定されない)が挙げられる。
別の実施形態では、電気外科手術システム1000は、焼灼装置901(図11に示す)を制御するように構成されていてもよく、かつ、組織内の照射焼灼領域の自動調節を可能にするために、(例えば、焼灼装置901の第1のピボット要素に動作可能に接続された)第1のアクチュエータおよび/または(例えば、焼灼装置901の第2のピボット要素に動作可能に接続された)第2のアクチュエータを備えていてもよい。本開示において後でより詳細に説明するように、第1のアクチュエータは、長さ調節部材(例えば、図11に示す950)を用いて遠位放射部分の長さを調節することによって自動的に焼灼領域を調節するために使用してもよく、かつ/または、第2のアクチュエータは、間隙調節部材(例えば、図11に示す940)を用いて給電点の間隙距離を調節することによって焼灼領域を調節するために使用してもよい。
図11は、遠位放射部分905と、遠位放射部分905の寸法調節を可能にするように構成された長さ調節部材950とを備えた、本開示の別の実施形態に係る焼灼装置901の一部を示す。焼灼装置901は、追加として、あるいは、代わりとして、給電点935の間隙距離の選択的な調節を可能にするように構成された間隙調節部材940を備えていてもよい。図11に示すように、焼灼装置901は一般に、遠位端912を有する内側導体210と、内側導体210の周りに同軸に配置された誘電体240と、誘電性材料240の少なくとも近位部分の周りに同軸に配置された外側導体960とを備える。いくつかの実施形態では、内側導体210は第1の導電性材料(例えば、ステンレス鋼)で形成され、外側導体260は第2の導電性材料(例えば、銅)で形成されている。内側導体210は、長さ調節部材950に電気的に接続されていてもよい。
様々な実施形態に係る長さ調節部材950は、誘電体(例えば、誘電体240あるいはプラスチック、セラミックまたは空気などのこれらに限定されない他の誘電体)の近位部分943の周りに配置された内面91を有する内側スリーブ952と、内側スリーブ952の外面92の少なくとも一部の周りに配置された外側スリーブ951とを備える。外側スリーブ951および内側スリーブ952は、任意の好適な導電性材料(例えば、ステンレス鋼、チタンなどの金属)で形成されていてもよい。外側スリーブ951および内側スリーブ952は、異なる大きさ、直径および厚さを有していてもよい。外側スリーブ951および内側スリーブ952の形状および大きさは、図11に示す構成とは異なっていてもよい。
いくつかの実施形態では、内側スリーブ952は、例えば、ほぼ円筒状または管状の形状を有する中空本体954と、中空本体の開放端を閉じるように構成されたエンドキャップ953とを備える。エンドキャップ953は、内面94および外面97を備え、かつ、ほぼ円形またはディスク状の形状を有していてもよい。図11に示すように、エンドキャップ953には、内側導体210の遠位端912の通過を可能にするように構成された開口部が設けられていてもよい。いくつかの実施形態では、内側導体210は、エンドキャップ953に電気的に接続されている。
図11に示すように、外側スリーブ951は、例えば、内側スリーブ952の少なくとも一部を受容するように構成されたチャンバ「C」を画定する管状の本体956と、スリーブ本体956の遠位端の遠位に延在するテーパー状端部955とを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、テーパー状端部955は、内面95および内面95によって画定された内部空洞95aを備える。図11に示すように、内部空洞95aは、チャンバ「C」と連絡する開放端を備えていてもよい。チャンバ「C」および空胴95aの形状および大きさは、図11に示す構成とは異なっていてもよい。
様々な実施形態に係る長さ調節部材950は、第1の付勢部材983を備える。第1の付勢部材983は、任意の好適な付勢部材(例えば、ばね)であってもよい。第1の付勢部材983は、チャンバ「C」および/または空胴95a内に嵌合するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、第1の付勢部材983は、空胴95aの近位壁に付勢力を与えるように構成されている。いくつかの実施形態では、誘電体240の遠位端242は、(例えば、力がエンドキャップ953の外面97に与えられる場合の)内側スリーブ952の近位への移動を妨げるか最小にするのを支援するために、エンドキャップ953の内面94に隣接して配置されていてもよい。図11に示すように、第1の付勢部材983は、導体210がエンドキャップ953の外面97からチャンバ「C」および/または空胴95a内に遠位に延在するのを可能にするように構成された(例えば、ばねのコイルによって画定された)内部開放空間を備えていてもよい。様々な実施形態に係る第1の付勢部材983は、外側スリーブ951を長さ「L12」だけ遠位に移動させるのに十分な付勢力を与えるように構成されている。いくつかの実施形態では、距離「L12」は、約3cm〜約10cmの範囲である。
いくつかの実施形態では、第1の付勢部材983がコイルばねである場合、付勢力は、材料特性および/またはばねの特定の構成(例えば、ばねワイヤの直径、コイルの長さおよび単位長さ当たりの巻数)の関数であってもよい。一実施形態では、第1の付勢部材983は、例えば、第1の付勢部材983への加熱によって付勢力の調節を可能にするように公知の熱膨張係数を有する材料で形成されている。
図11に示すように、外側スリーブ951は、第1のピボット要素997(例えば、ピンおよびスプール機構)に接続された第1の引張要素994(例えば、ケーブル)に動作可能に関連づけられていてもよい。いくつかの実施形態では、長さ調節部材950は、第1のピボット要素997を回転させることによって、伸縮させることができる。いくつかの実施形態では、第1の付勢部材983によって外側スリーブ951に与えられる付勢力に従って、第1のピボット要素997が第1の回転方向(例えば、時計回り)に回転すると、第1の引張要素994は第1のピボット要素997上に巻き取られて外側スリーブ951を近位に移動させ、第1のピボット要素997が第1の回転方向とは反対の第2の回転方向(例えば、反時計回り)に回転すると、第1の引張要素994は、第1のピボット要素997から巻き戻されて外側スリーブ951を遠位に移動させることができる。第1の引張要素994は、無線周波数(RF)エネルギーに対してほぼ透過性または半透過性である材料(例えば、テフロン(登録商標)または任意のリジッドな誘電性材料)で形成されていてもよい。
様々な実施形態に係る間隙調節部材940は、外側導体960の遠位部分965の周りに配置された近位スリーブ部971を有する軸方向に摺動可能な外側導体スリーブ要素970と、近位スリーブ部971に付勢力を与えるように構成された第2の付勢部材981とを備える。第2の付勢部材981は、任意の好適な付勢部材(例えば、ばね)であってもよい。いくつかの実施形態では、第2の付勢部材981は、外側導体スリーブ要素970を長さ「L13」だけ遠位に移動させるのに十分な付勢力を与えるように構成されている。いくつかの実施形態では、距離「L13」は、約1cmである。
様々な実施形態に係る外側導体スリーブ要素970は、第2のピボット要素995(例えば、ピンおよびスプール機構)に接続された第2の引張要素92(例えば、ケーブル)に動作可能に関連づけられていてもよい。いくつかの実施形態では、間隙調節部材940は、第2のピボット要素995を回転させることによって、例えば、外側導体960の遠位端に対して配置させることができる。いくつかの実施形態では、第2の付勢部材981によって外側導体スリーブ要素970に与えられる付勢力に従って、第2のピボット要素995が第1の回転方向(例えば、時計回りに)に回転すると、第2の引張要素92は第2のピボット要素995上に巻き取られて外側導体スリーブ要素970を近位に移動させ、第2のピボット要素995が第1の回転方向とは反対の第2の回転方向(例えば、反時計回り)に回転すると、第2の引張要素92は、第2のピボット要素995から巻き戻されて外側導体スリーブ要素970を遠位に移動させることができる。第2の引張要素92は、RFエネルギーに対してほぼ透過性または半透過性である材料(例えば、テフロン(登録商標)または任意のリジッドな誘電性材料)で形成されていてもよい。
本開示の実施形態に係る焼灼装置901は、自動プロセス時に長さ調節部材950を制御するための第1のピボット要素997に動作可能に接続された第1のアクチュエータ(例えば、図13に示す1197)を備えていてもよい。いくつかの実施形態では、第1のアクチュエータは、制御装置(例えば、電気外科手術システム1000の処理装置82)に動作可能に関連づけられている。焼灼装置901は、追加として、あるいは、代わりとして、自動プロセス時に間隙調節部材940を制御するための第2のピボット要素995に動作可能に接続された第2のアクチュエータ(例えば、図13に示す1195)を備えていてもよい。
図12に示すように、焼灼装置901は、第1のピボット要素997に動作可能に接続された第1の動作要素1297(例えば、摘みまたはボタン)を備えていてもよい。いくつかの実施形態では、第1の動作要素1297(以後、第1の摘み1297と呼ぶ)は、第1の摘み1297を第1の回転方向(例えば、時計回り)に回転させて(第1の引張要素994を第1のピボット要素997上に巻き取ってもよい)、例えば、外側スリーブ951を近位に移動させ、かつ/または、第1の摘み1297を第2の回転方向(例えば、反時計回り)に回転させて(第1の引張要素994を第2のピボット要素995から巻き戻してもよい)、例えば、外側スリーブ951を遠位に移動可能にすることによって、使用者が手動で長さ調節部材950を調節できるようにする。第1の摘み1297は、様々な形状、テクスチャおよび色を有していてもよい。いくつかの実施形態では、第1の摘み1297は、ほぼ円筒形状を有する。
焼灼装置901は、追加として、あるいは、代わりとして、第2のピボット要素995に動作可能に接続された第2の動作要素1295(例えば、摘みまたはボタン)を備えていてもよい。いくつかの実施形態では、第2の動作要素1295(以後、第2の摘み1295と呼ぶ)は、第2の摘み1295を第1の回転方向(例えば、時計回り)に回転させて(第2の引張要素92を第2のピボット要素995上に巻き取ってもよい)、例えば、外側導体スリーブ要素970を近位に移動させ、かつ/または、第2の摘み1295を第2の回転方向(例えば、反時計回り)に回転させて(第2の引張要素92を第2のピボット要素995から巻き戻してもよい)、例えば、外側導体スリーブ要素970を遠位に移動可能にすることによって、使用者が手動で間隙調節部材940を調節できるようにしてもよい。第1の摘み1297および第2の摘み1295の形状および大きさは、図12に示す構成とは異なっていてもよい。
図13は、放射部分905を有する焼灼装置またはプローブ1101を備えた本開示の一実施形態に係る電気外科手術システム1100を示す。プローブ1101は、組織内の放射部分の周りにおける照射焼灼領域の選択的な調節を可能にするように構成された照射領域調節部材(例えば、図11に示す長さ調節部材950および/または間隙調節部材940)を備える。様々な実施形態に係るプローブ1101は、第1のアクチュエータ1197および第2のアクチュエータ1195以外は、図11のプローブ901に類似している。いくつかの実施形態では、第1のアクチュエータ1197は第1のピボット要素997(図11に示す)に動作可能に接続され、かつ/または、第2のアクチュエータ1195は第2のピボット要素995(図11に示す)に動作可能に接続されている。いくつかの実施形態では、第1のアクチュエータ1197および/または第2のアクチュエータ1195は、発生器アセンブリ1128に電気的に接続されていてもよい。第1のアクチュエータ1197および第2のアクチュエータ1195はそれぞれ、例えば、処理装置82(図10に示す)上で実行されているプロセスに関連して、長さ調節部材950(図11に示す)および間隙調節部材940(図11に示す)の自動調節を可能にしてもよい。
様々な実施形態に係る発生器アセンブリ1128は、使用者がユーザインタフェース25(図9に示す)および/または表示装置21(図9に示す)を介してプローブ1101に対応する少なくとも1つの焼灼パターンおよび/または他のエネルギー照射装置データを観察することができるように構成されている。発生器アセンブリ1128は、図9および図10の発生器アセンブリ28にほぼ類似しており、そのさらなる説明は簡潔のために省略する。
いくつかの実施形態では、外科医はユーザインタフェース25を介して選択した電力出力を入力してもよく、次いで、電気外科手術システム1100は、電力レベルおよび/または反射電力レベルに基づいて自動的に長さ調節部材950を調節して遠位放射部分305の長さを調節するようにアクチュエータ1197を制御する。図11および図13に連携させて示すように、本開示の電気外科手術システム1100は、第1の付勢部材983によって外側スリーブ951に与えられる付勢力に従って、第1の引張要素994を第1のピボット要素997上に巻き取って長さ調節部材950の外側スリーブ951を近位に移動させ得る第1の回転方向に第1のピボット要素997を回転させ、かつ/または第1の引張要素994を第1のピボット要素997から巻き戻して、外側スリーブ951を遠位に移動可能にし得る第2の回転方向に第1のピボット要素997を回転させるようにアクチュエータ1197を制御してもよい。
電気外科手術システム1100は、追加として、あるいは、代わりとして、給電点の間隙距離を伸縮させるように間隙調節部材940を自動調節するように第2のアクチュエータ1195を制御するように構成されていてもよい。図11および図13に連携させて示すように、本開示の電気外科手術システム1100は、例えば、第2の付勢部材981によって外側導体スリーブ要素970に与えられる付勢力に従って、第2の引張要素92を第2のピボット要素995上に巻き取って外側導体スリーブ要素970を近位に移動させ得る第1の回転方向に第2のピボット要素995を回転させ、かつ/または、第2の引張要素92を第2のピボット要素995から巻き戻して外側導体スリーブ要素970を遠位に移動可能にし得る第2の回転方向に第2のピボット要素995を回転させるようにアクチュエータ1195を制御してもよい。
第1のアクチュエータ1197および/または第2のアクチュエータ1195としては、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ、電気式アクチュエータまたは他の好適なアクチュエータが挙げられる。いくつかの実施形態では、第1のアクチュエータ1197は、回転電気式アクチュエータである。いくつかの実施形態では、第2のアクチュエータ1195は、回転電気式アクチュエータである。
以下、図14を参照しながら本開示に係るエネルギーを組織に導く方法について説明し、図15を参照しながら組織内の照射焼灼領域の調節方法について説明する。本明細書で提供される方法のステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、組み合わせでも本明細書に示されているものとは異なる順序でも実施できることを理解されたい。
図14は、本開示の一実施形態に係るエネルギーを組織に導く方法を示すフローチャートである。ステップ1410では、エネルギー照射装置(例えば、図1に示す100)を用意する。エネルギー照射装置は、長さ(例えば、図2Aに示す「L1」)を有する放射部分(例えば、図2Aに示す150)を備える。放射部分は、内側導体(例えば、図2Aおよび図2Bに示す210)と、内側導体に電気的に接続された長さ調節部材(例えば、図2Aおよび図2Bに示す250)とを備える。内側導体210は、可塑性または可撓性の導電性材料(例えば、チタン)で形成されていてもよい。長さ調節部材は、放射部分の寸法調節を可能にするように構成され、かつ、スリーブ部(例えば、図2Aに示す255)を備えていてもよい。絶縁体スリーブ(例えば、図2Aおよび図2Bに示す270)は、エネルギー照射装置の外側導体(例えば、図2Aおよび図2Bに示す260)の少なくとも一部の周りに配置されていてもよい。絶縁体スリーブは、例えば、スリーブ部の摺動性および/または再配置性を強化するために、外側導体の遠位端を越えて遠位に延在していてもよい。いくつかの実施形態では、放射部分は、ブロードサイド放射パターンでエネルギーを放射するように構成されている。
ステップ1420では、エネルギー照射装置(例えば、図1に示す100)を組織内に配置する。エネルギー照射装置は、組織内に直接挿入するか、外科手術中に臨床医によって体内に配置されたか、あるいは、当該技術分野で知られている他の好適な方法によって体内に配置された内腔(例えば、静脈、針、内視鏡またはカテーテル)を介して挿入してもよい。エネルギー照射装置は、指向性放射パターンと共に動作するように構成されていてもよい。
ステップ1430では、組織内のエネルギー照射装置の少なくとも一部の周りにおける照射焼灼領域を生成するために、エネルギー源(例えば、図1に示す28)からのエネルギーを放射部分(例えば、図2Aに示す150)を通して伝送させる。エネルギー源は、出力信号を生成するための任意の好適な電気外科手術用発生器であってもよい。いくつかの実施形態では、エネルギー源は、マイクロ波エネルギー源であり、かつ、約300MHz〜約10GHzの動作周波数でマイクロ波エネルギーを供給するように構成されていてもよい。
ステップ1440では、放射部分の長さを調節するための長さ調節部材を用いて焼灼領域を調節する。本開示のエネルギー照射装置のいくつかの実施形態では、焼灼領域は、給電点(例えば、図11に示す935)の間隙距離の選択的な調節を可能にするように構成された間隙調節部材(例えば、図11に示す940)を用いて調節してもよい。
図15は、本開示の一実施形態に係る、組織内の照射焼灼領域の調節方法を示すフローチャートである。ステップ1510では、エネルギー照射装置(例えば、図11に示す901)を用意する。エネルギー照射装置は、長さを有する遠位放射部分(例えば、図11に示す905)を備える。遠位放射部分は、遠位放射部分の長さの選択的な調節を可能にするように構成された長さ調節部材(例えば、図11に示す950)を備える。長さ調節部材は、第1のピボット要素(例えば、図11に示す997)に動作可能に関連づけられている。
ステップ1520では、エネルギー照射装置(例えば、図11に示す901)を組織内に配置する。エネルギー照射装置は、任意の好適な方法によって組織内に配置してもよい。
ステップ1530では、組織内の照射焼灼領域を生成するために、エネルギー源(例えば、図1に示す28)からのエネルギーを遠位放射部分(例えば、図11に示す905)を通して伝送させる。いくつかの実施形態では、エネルギー源は、マイクロ波エネルギー源であり、かつ、約300MHz〜約10GHzの動作周波数でマイクロ波エネルギーを供給するように構成されていてもよい。
ステップ1540では、放射部分の長さを調節するために、第1のピボット要素(例えば、図11に示す997)を第1の回転方向または第2の回転方向に回転させることによって組織内の照射焼灼領域を調節する。第1のピボット要素は、例えば、第1の摘み(例えば、図12に示す1297)を用いて手動で、あるいは、例えば、発生器アセンブリ(例えば、図13に示す1128)に電気的に接続されたアクチュエータ(例えば、図13に示す1197)によって自動的に回転させてもよい。
さらに、エネルギー照射装置(例えば、図11に示す901)は、給電点の間隙距離の選択的な調節を可能にするように構成された間隙調節部材(例えば、図11に示す940)を備えていてもよい。場合により、ステップ1550では、給電点の間隙距離を調節するために、第2のピボット要素(例えば、図11に示す995)を回転させることによって組織内の照射焼灼領域を調節してもよい。第2のピボット要素は、例えば、第2の摘み(例えば、図12に示す1295)を用いて手動で、あるいは、例えば、発生器アセンブリ(例えば、図13に示す1128)に電気的に接続されたアクチュエータ(例えば、図13に示す1195)によって自動的に回転させてもよい。
本開示の実施形態に係る、放射部分の寸法調節を可能にするように構成された長さ調節部材および/または給電点の間隙距離の選択的な調節を可能にするように構成された間隙調節部材を備えた上記焼灼装置ならびに組織に電磁放射線を導く方法によって、臨床医は、組織内の照射焼灼領域を調節することによって、大血管、健康な臓器または生体膜などの組織構造を不必要に焼灼または加熱することを回避することができる。上記焼灼装置は、開放手術、内視鏡(例えば、リジッドまたはフレキシブル)または経皮的処置に適しているかもしれない。
上記電気外科手術システムによって、使用者は、焼灼装置の一実施形態に対応する1つまたは複数の焼灼パターンおよび/または他のエネルギー照射装置データを観察することができ、それにより、臨床医は、焼灼体積を予測し、合併症を回避しかつ/または治療マージンの計画を立てることができる。上記電気外科手術システムは、本開示の長さ調節部材の一実施形態を用いて放射部分の長さを自動調節し、かつ/または本開示の間隙調節部材の一実施形態を用いて給電点の間隙距離を自動調節するように構成されていてもよい。
上記焼灼装置は、約915MHz、約2.45GHzまたは任意の他の適当な周波数で動作するように設計されていてもよい。いくつかの実施形態では、放射部分の寸法調節を可能にするように構成された長さ調節部材および/または給電点の間隙距離の選択的な調節を可能にするように構成された間隙調節部材を備えた本開示の焼灼装置、およびそれを備えた電気外科手術システムは、第1の周波数(例えば、約915MHz)で動作させてもよく、ここで、遠位放射部分は、第1の長さ(例えば、約2cm)および第2の周波数(例えば、約2.45GHz)を有し、かつ、第2の長さ(例えば、約1cm)を有するように調節されている。
調節可能な放射部分長さを有する上記焼灼装置は、外科的または非外科的(例えば、インターベンショナルラジオロジーなど)環境での使用に適しているかもしれない。
例示および説明のために添付の図面を参照しながら実施形態について詳細に説明してきたが、本発明の方法および装置はそれらによって限定されるものとして解釈されるべきでないことを理解されたい。本開示の範囲から逸脱することなく、上記実施形態に対する様々な修正が可能であることは当業者には明らかであろう。

Claims (14)

  1. 焼灼装置において、
    内側導体、外側導体、および、前記内側導体と前記外側導体の間に配置された誘電性材料を備える給電線と、
    前記給電線の遠位部分に動作可能に接続された放射部分と、
    前記放射部分の遠位部分に、かつ、前記外側導体の少なくとも一部の周りに配置されたスリーブ部と、
    を具備し、
    前記スリーブ部は、前記外側導体に対して移動して、前記放射部分の長さを調整するように構成されており、前記内側導体に電気的に接続される、焼灼装置。
  2. 前記外側導体に対する前記スリーブ部の移動は、その周りに前記スリーブ部が配置される前記外側導体の長さを調整するように構成される、請求項1に記載の焼灼装置。
  3. 前記スリーブ部の遠位への移動は、前記スリーブ部が配置される前記外側導体の長さを減少させ、前記スリーブ部の近位への移動は、前記スリーブ部分が配置される前記外側導体の長さを増加させる、請求項に記載の焼灼装置。
  4. 前記放射部分の遠位部分は、前記内側導体の少なくとも一部を受けるように構成された空洞を画定する、請求項1に記載の焼灼装置。
  5. 前記スリーブ部に隣接して配置され、組織に挿入されるように構成されたテーパー部分をさらに具備する、請求項1に記載の焼灼装置。
  6. 前記テーパー部分は第1の電気的導電性材料で形成され、前記スリーブ部は前記第1の電気的導電性材料とは異なる第2の電気的導電性材料で形成される、請求項に記載の焼灼装置。
  7. 前記内側導体は、前記誘電性材料の遠位端を超えて遠位に伸長する、請求項1に記載の焼灼装置。
  8. 前記スリーブ部は電気的に導電性である、請求項1に記載の焼灼装置。
  9. 前記内側導体は第1の電気的導電性材料で形成され、前記外側導体は前記第1の電気的導電性材料とは異なる第2の電気的導電性材料で形成される、請求項1に記載の焼灼装置。
  10. 前記内側導体の少なくとも一部は可塑性材料で形成される、請求項1に記載の焼灼装置。
  11. 前記外側導体の少なくとも一部の周りに配置される絶縁スリーブをさらに具備し、
    前記スリーブ部は、前記絶縁スリーブの少なくとも一部の周りに配置される、請求項1に記載の焼灼装置。
  12. 前記スリーブ部は、前記絶縁スリーブの少なくとも一部上へスライドするように構成される、請求項11に記載の焼灼装置。
  13. 前記スリーブ部および前記絶縁スリーブは、前記内側導体により画定される長手軸の周りに同軸に配置される、請求項11に記載の焼灼装置。
  14. 前記内部導体は、前記絶縁スリーブの遠位端を超えて遠位に伸長する、請求項11に記載の焼灼装置。
JP2016156293A 2010-03-26 2016-08-09 調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置、それを備えた電気外科手術システムおよびそれを用いた焼灼領域の調節方法 Active JP6239701B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/732,508 2010-03-26
US12/732,508 US8409188B2 (en) 2010-03-26 2010-03-26 Ablation devices with adjustable radiating section lengths, electrosurgical systems including same, and methods of adjusting ablation fields using same

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015093028A Division JP5989182B2 (ja) 2010-03-26 2015-04-30 調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置、それを備えた電気外科手術システムおよびそれを用いた焼灼領域の調節方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016221308A JP2016221308A (ja) 2016-12-28
JP6239701B2 true JP6239701B2 (ja) 2017-11-29

Family

ID=44211672

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011064370A Active JP5744583B2 (ja) 2010-03-26 2011-03-23 調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置、それを備えた電気外科手術システムおよびそれを用いた焼灼領域の調節方法
JP2015093028A Active JP5989182B2 (ja) 2010-03-26 2015-04-30 調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置、それを備えた電気外科手術システムおよびそれを用いた焼灼領域の調節方法
JP2016156293A Active JP6239701B2 (ja) 2010-03-26 2016-08-09 調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置、それを備えた電気外科手術システムおよびそれを用いた焼灼領域の調節方法

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011064370A Active JP5744583B2 (ja) 2010-03-26 2011-03-23 調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置、それを備えた電気外科手術システムおよびそれを用いた焼灼領域の調節方法
JP2015093028A Active JP5989182B2 (ja) 2010-03-26 2015-04-30 調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置、それを備えた電気外科手術システムおよびそれを用いた焼灼領域の調節方法

Country Status (3)

Country Link
US (3) US8409188B2 (ja)
EP (4) EP2371319B1 (ja)
JP (3) JP5744583B2 (ja)

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7553309B2 (en) 2004-10-08 2009-06-30 Covidien Ag Electrosurgical system employing multiple electrodes and method thereof
US9375246B2 (en) 2007-01-19 2016-06-28 Covidien Lp System and method of using thermal and electrical conductivity of tissue
US8118808B2 (en) 2009-03-10 2012-02-21 Vivant Medical, Inc. Cooled dielectrically buffered microwave dipole antenna
WO2014143014A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Triagenics, Llc Therapeutic tooth bud ablation
US10022202B2 (en) 2013-03-15 2018-07-17 Triagenics, Llc Therapeutic tooth bud ablation
US8292881B2 (en) 2009-05-27 2012-10-23 Vivant Medical, Inc. Narrow gauge high strength choked wet tip microwave ablation antenna
US8728067B2 (en) 2010-03-08 2014-05-20 Covidien Lp Microwave antenna probe having a deployable ground plane
US10039601B2 (en) * 2010-03-26 2018-08-07 Covidien Lp Ablation devices with adjustable radiating section lengths, electrosurgical systems including same, and methods of adjusting ablation fields using same
US8409188B2 (en) 2010-03-26 2013-04-02 Covidien Lp Ablation devices with adjustable radiating section lengths, electrosurgical systems including same, and methods of adjusting ablation fields using same
US9561076B2 (en) 2010-05-11 2017-02-07 Covidien Lp Electrosurgical devices with balun structure for air exposure of antenna radiating section and method of directing energy to tissue using same
US9192436B2 (en) 2010-05-25 2015-11-24 Covidien Lp Flow rate verification monitor for fluid-cooled microwave ablation probe
US8652127B2 (en) 2010-05-26 2014-02-18 Covidien Lp System and method for chemically cooling an ablation antenna
US9241762B2 (en) 2010-06-03 2016-01-26 Covidien Lp Specific absorption rate measurement and energy-delivery device characterization using image analysis
US8672933B2 (en) 2010-06-30 2014-03-18 Covidien Lp Microwave antenna having a reactively-loaded loop configuration
US10588684B2 (en) 2010-07-19 2020-03-17 Covidien Lp Hydraulic conductivity monitoring to initiate tissue division
US20120116486A1 (en) * 2010-10-25 2012-05-10 Medtronic Ardian Luxembourg S.A.R.L. Microwave catheter apparatuses, systems, and methods for renal neuromodulation
US9055957B2 (en) 2010-12-23 2015-06-16 Covidien Lp Microwave field-detecting needle assemblies, methods of manufacturing same, methods of adjusting an ablation field radiating into tissue using same, and systems including same
US9770294B2 (en) 2011-01-05 2017-09-26 Covidien Lp Energy-delivery devices with flexible fluid-cooled shaft, inflow/outflow junctions suitable for use with same, and systems including same
US9028476B2 (en) 2011-02-03 2015-05-12 Covidien Lp Dual antenna microwave resection and ablation device, system and method of use
US10335230B2 (en) 2011-03-09 2019-07-02 Covidien Lp Systems for thermal-feedback-controlled rate of fluid flow to fluid-cooled antenna assembly and methods of directing energy to tissue using same
KR101150350B1 (ko) * 2011-12-26 2012-06-08 윤치순 삼차원 내시경 수술장치
US9113930B2 (en) 2012-01-05 2015-08-25 Covidien Lp Ablation systems, probes, and methods for reducing radiation from an ablation probe into the environment
EP3627968A3 (en) 2012-03-31 2020-05-27 Microcube, LLC Returned power for microwave applications
US20130281920A1 (en) * 2012-04-20 2013-10-24 Elwha LLC, a limited liability company of the State of Delaware Endometrial Ablation
US9901398B2 (en) * 2012-06-29 2018-02-27 Covidien Lp Microwave antenna probes
US20160332334A1 (en) * 2015-05-12 2016-11-17 Moldman Systems Llc Hot melt material processor utilizing insulating non-stick upper section
US10813692B2 (en) * 2016-02-29 2020-10-27 Covidien Lp 90-degree interlocking geometry for introducer for facilitating deployment of microwave radiating catheter
AU2017248823B2 (en) 2016-04-14 2022-05-12 Hologic, Inc. Tissue localization device and method of use thereof
EP3522807A1 (en) 2016-10-04 2019-08-14 Avent, Inc. Cooled rf probes
US11433220B2 (en) * 2017-07-07 2022-09-06 St. Jude Medical, Cardiology Division, Inc. Layered high density electrode mapping catheter
GB2575485A (en) * 2018-07-12 2020-01-15 Creo Medical Ltd Electrosurgical instrument
US11382683B2 (en) * 2019-01-11 2022-07-12 Boston Scientific Scimed, Inc. Wide band microwave tissue ablation probe with variable length antenna parameters
JP7267539B2 (ja) * 2019-03-29 2023-05-02 日本ゼオン株式会社 内視鏡用マイクロ波照射器具
WO2020247885A1 (en) * 2019-06-06 2020-12-10 TriAgenics, Inc. Ablation probe systems
EP3979938A4 (en) 2019-06-06 2023-06-28 TriAgenics, Inc. Ablation probe systems
CN114667109A (zh) * 2019-11-12 2022-06-24 国立大学法人滋贺医科大学 供电器
AU2020475251B2 (en) * 2020-10-26 2024-04-18 TriAgenics, Inc. Ablation probe systems

Family Cites Families (231)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE390937C (de) 1922-10-13 1924-03-03 Adolf Erb Vorrichtung zur Innenbeheizung von Wannenoefen zum Haerten, Anlassen, Gluehen, Vergueten und Schmelzen
DE1099658B (de) 1959-04-29 1961-02-16 Siemens Reiniger Werke Ag Selbsttaetige Einschaltvorrichtung fuer Hochfrequenzchirurgiegeraete
FR1275415A (fr) 1960-09-26 1961-11-10 Dispositif détecteur de perturbations pour installations électriques, notamment d'électrochirurgie
DE1139927B (de) 1961-01-03 1962-11-22 Friedrich Laber Hochfrequenz-Chirurgiegeraet
DE1149832C2 (de) 1961-02-25 1977-10-13 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Hochfrequenz-chirurgieapparat
FR1347865A (fr) 1962-11-22 1964-01-04 Perfectionnements aux appareils de diathermo-coagulation
DE1439302B2 (de) 1963-10-26 1971-05-19 Siemens AG, 1000 Berlin u 8000 München Hochfrequenz Chirurgiegerat
SU401367A1 (ru) 1971-10-05 1973-10-12 Тернопольский государственный медицинский институт Биактивный электрохирургическнп инструмент
FR2235669A1 (en) 1973-07-07 1975-01-31 Lunacek Boris Gynaecological sterilisation instrument - has hollow electrode protruding from the end of a curved ended tube
GB1480736A (en) 1973-08-23 1977-07-20 Matburn Ltd Electrodiathermy apparatus
FR2251864A1 (en) 1973-11-21 1975-06-13 Termiflex Corp Portable input and output unit for connection to a data processor - is basically a calculator with transmitter and receiver
DE2407559C3 (de) 1974-02-16 1982-01-21 Dornier System Gmbh, 7990 Friedrichshafen Wärmesonde
DE2415263A1 (de) 1974-03-29 1975-10-02 Aesculap Werke Ag Chirurgische hf-koagulationssonde
DE2429021C2 (de) 1974-06-18 1983-12-08 Erbe Elektromedizin GmbH, 7400 Tübingen Fernschalteinrichtung für ein HF-Chirurgiegerät
FR2276027A1 (fr) 1974-06-25 1976-01-23 Medical Plastics Inc Raccordement electrique pour electrode plane
DE2460481A1 (de) 1974-12-20 1976-06-24 Delma Elektro Med App Elektrodenhandgriff zur handfernschaltung eines hochfrequenz-chirurgiegeraets
US4237887A (en) 1975-01-23 1980-12-09 Valleylab, Inc. Electrosurgical device
DE2504280C3 (de) 1975-02-01 1980-08-28 Hans Heinrich Prof. Dr. 8035 Gauting Meinke Vorrichtung zum Schneiden und/oder Koagulieren menschlichen Gewebes mit Hochfrequenzstrom
CA1064581A (en) 1975-06-02 1979-10-16 Stephen W. Andrews Pulse control circuit and method for electrosurgical units
FR2315286A2 (fr) 1975-06-26 1977-01-21 Lamidey Marcel Pince a dissequer, hemostatique, haute frequence
DE2540968C2 (de) 1975-09-13 1982-12-30 Erbe Elektromedizin GmbH, 7400 Tübingen Einrichtung zum Einschalten des Koagulationsstroms einer bipolaren Koagulationspinzette
US4041498A (en) 1976-05-27 1977-08-09 Tenna Corporation Collapsible adjustable length citizens-band antenna with coil concealing structure
FR2390968A1 (fr) 1977-05-16 1978-12-15 Skovajsa Joseph Dispositif de traitement local d'un patient, notamment pour acupuncture ou auriculotherapie
SU727201A2 (ru) 1977-11-02 1980-04-15 Киевский Научно-Исследовательский Институт Нейрохирургии Электрохирургический аппарат
DE2803275C3 (de) 1978-01-26 1980-09-25 Aesculap-Werke Ag Vormals Jetter & Scheerer, 7200 Tuttlingen Fernschalteinrichtung zum Schalten eines monopolaren HF-Chirurgiegerätes
DE2823291A1 (de) 1978-05-27 1979-11-29 Rainer Ing Grad Koch Schaltung zur automatischen einschaltung des hochfrequenzstromes von hochfrequenz-koagulationsgeraeten
DE2946728A1 (de) 1979-11-20 1981-05-27 Erbe Elektromedizin GmbH & Co KG, 7400 Tübingen Hochfrequenz-chirurgiegeraet
USD263020S (en) 1980-01-22 1982-02-16 Rau Iii David M Retractable knife
USD266842S (en) 1980-06-27 1982-11-09 Villers Mark W Phonograph record spacer
USD278306S (en) 1980-06-30 1985-04-09 Mcintosh Lois A Microwave oven rack
JPS5778844A (en) 1980-11-04 1982-05-17 Kogyo Gijutsuin Lasre knife
DE3045996A1 (de) 1980-12-05 1982-07-08 Medic Eschmann Handelsgesellschaft für medizinische Instrumente mbH, 2000 Hamburg Elektro-chirurgiegeraet
FR2502935B1 (fr) 1981-03-31 1985-10-04 Dolley Roger Procede et dispositif de controle de la coagulation de tissus a l'aide d'un courant a haute frequence
DE3120102A1 (de) 1981-05-20 1982-12-09 F.L. Fischer GmbH & Co, 7800 Freiburg Anordnung zur hochfrequenzkoagulation von eiweiss fuer chirurgische zwecke
FR2517953A1 (fr) 1981-12-10 1983-06-17 Alvar Electronic Appareil diaphanometre et son procede d'utilisation
US4674481A (en) 1983-10-31 1987-06-23 Board Of Regents, The University Of Texas System RF electromagnetic field generation apparatus for regionally-focused hyperthermia
FR2573301B3 (fr) 1984-11-16 1987-04-30 Lamidey Gilles Pince chirurgicale et son appareillage de commande et de controle
DE3510586A1 (de) 1985-03-23 1986-10-02 Erbe Elektromedizin GmbH, 7400 Tübingen Kontrolleinrichtung fuer ein hochfrequenz-chirurgiegeraet
USD295893S (en) 1985-09-25 1988-05-24 Acme United Corporation Disposable surgical clamp
USD295894S (en) 1985-09-26 1988-05-24 Acme United Corporation Disposable surgical scissors
DE3604823C2 (de) 1986-02-15 1995-06-01 Lindenmeier Heinz Hochfrequenzgenerator mit automatischer Leistungsregelung für die Hochfrequenzchirurgie
JPH055106Y2 (ja) 1986-02-28 1993-02-09
EP0246350A1 (de) 1986-05-23 1987-11-25 Erbe Elektromedizin GmbH. Koagulationselektrode
JPH0540112Y2 (ja) 1987-03-03 1993-10-12
DE3711511C1 (de) 1987-04-04 1988-06-30 Hartmann & Braun Ag Verfahren zur Bestimmung der Gaskonzentrationen in einem Gasgemisch und Sensor zur Messung der Waermeleitfaehigkeit
DE8712328U1 (ja) 1987-09-11 1988-02-18 Jakoubek, Franz, 7201 Emmingen-Liptingen, De
DE3904558C2 (de) 1989-02-15 1997-09-18 Lindenmeier Heinz Automatisch leistungsgeregelter Hochfrequenzgenerator für die Hochfrequenz-Chirurgie
DE3942998C2 (de) 1989-12-27 1998-11-26 Delma Elektro Med App Elektrochirurgisches Hochfrequenzgerät
JP2806511B2 (ja) 1990-07-31 1998-09-30 松下電工株式会社 合金系焼結体の製法
JP2951418B2 (ja) 1991-02-08 1999-09-20 トキコ株式会社 試料液成分分析装置
DE4122050C2 (de) 1991-07-03 1996-05-30 Gore W L & Ass Gmbh Antennenanordnung mit Zuleitung zur medizinischen Wärmeapplikation in Körperhohlräumen
DE4238263A1 (en) 1991-11-15 1993-05-19 Minnesota Mining & Mfg Adhesive comprising hydrogel and crosslinked polyvinyl:lactam - is used in electrodes for biomedical application providing low impedance and good mechanical properties when water and/or moisture is absorbed from skin
DE4205213A1 (de) 1992-02-20 1993-08-26 Delma Elektro Med App Hochfrequenzchirurgiegeraet
FR2687786B1 (fr) 1992-02-26 1994-05-06 Pechiney Recherche Mesure de la resistivite electrique et de la conductivite thermique a haute temperature de produits refractaires.
US5314466A (en) * 1992-04-13 1994-05-24 Ep Technologies, Inc. Articulated unidirectional microwave antenna systems for cardiac ablation
US5389098A (en) * 1992-05-19 1995-02-14 Olympus Optical Co., Ltd. Surgical device for stapling and/or fastening body tissues
USD354218S (en) 1992-10-01 1995-01-10 Fiberslab Pty Limited Spacer for use in concrete construction
DE4303882C2 (de) 1993-02-10 1995-02-09 Kernforschungsz Karlsruhe Kombinationsinstrument zum Trennen und Koagulieren für die minimal invasive Chirurgie
US5403311A (en) 1993-03-29 1995-04-04 Boston Scientific Corporation Electro-coagulation and ablation and other electrotherapeutic treatments of body tissue
GB9309142D0 (en) 1993-05-04 1993-06-16 Gyrus Medical Ltd Laparoscopic instrument
US5405346A (en) * 1993-05-14 1995-04-11 Fidus Medical Technology Corporation Tunable microwave ablation catheter
US5792165A (en) * 1993-07-21 1998-08-11 Charles H. Klieman Endoscopic instrument with detachable end effector
FR2711066B1 (fr) 1993-10-15 1995-12-01 Sadis Bruker Spectrospin Antenne pour le chauffage de tissus par micro-ondes et sonde comportant une ou plusieurs de ces antennes.
GB9322464D0 (en) 1993-11-01 1993-12-22 Gyrus Medical Ltd Electrosurgical apparatus
US5683384A (en) 1993-11-08 1997-11-04 Zomed Multiple antenna ablation apparatus
DE4339049C2 (de) 1993-11-16 2001-06-28 Erbe Elektromedizin Einrichtung zur Konfiguration chirurgischer Systeme
CN1079269C (zh) 1993-11-17 2002-02-20 刘中一 多频率微波治疗仪
US6241725B1 (en) * 1993-12-15 2001-06-05 Sherwood Services Ag High frequency thermal ablation of cancerous tumors and functional targets with image data assistance
DE9490471U1 (de) 1994-01-31 1996-09-26 Valleylab Inc Teleskopierbare bipolare Elektrode für nicht-invasive medizinische Verfahren
GB9413070D0 (en) 1994-06-29 1994-08-17 Gyrus Medical Ltd Electrosurgical apparatus
GB9425781D0 (en) 1994-12-21 1995-02-22 Gyrus Medical Ltd Electrosurgical instrument
US6312428B1 (en) 1995-03-03 2001-11-06 Neothermia Corporation Methods and apparatus for therapeutic cauterization of predetermined volumes of biological tissue
US6575969B1 (en) 1995-05-04 2003-06-10 Sherwood Services Ag Cool-tip radiofrequency thermosurgery electrode system for tumor ablation
JP3500228B2 (ja) 1995-06-21 2004-02-23 オリンパス株式会社 内視鏡用処置具挿抜装置
US6293942B1 (en) 1995-06-23 2001-09-25 Gyrus Medical Limited Electrosurgical generator method
DE19608716C1 (de) 1996-03-06 1997-04-17 Aesculap Ag Bipolares chirurgisches Faßinstrument
US6016452A (en) 1996-03-19 2000-01-18 Kasevich; Raymond S. Dynamic heating method and radio frequency thermal treatment
US5800494A (en) * 1996-08-20 1998-09-01 Fidus Medical Technology Corporation Microwave ablation catheters having antennas with distal fire capabilities
DE29616210U1 (de) 1996-09-18 1996-11-14 Winter & Ibe Olympus Handhabe für chirurgische Instrumente
US7112199B2 (en) 1996-09-20 2006-09-26 Ioan Cosmescu Multifunctional telescopic monopolar/bipolar surgical device and method therefore
US6355034B2 (en) 1996-09-20 2002-03-12 Ioan Cosmescu Multifunctional telescopic monopolar/bipolar surgical device and method therefor
DE19643127A1 (de) 1996-10-18 1998-04-23 Berchtold Gmbh & Co Geb Hochfrequenzchirurgiegerät und Verfahren zu dessen Betrieb
US5923475A (en) 1996-11-27 1999-07-13 Eastman Kodak Company Laser printer using a fly's eye integrator
DE19717411A1 (de) 1997-04-25 1998-11-05 Aesculap Ag & Co Kg Verfahren und Vorrichtung zur Überwachung der thermischen Belastung des Gewebes eines Patienten
DE59712260D1 (de) 1997-06-06 2005-05-12 Endress & Hauser Gmbh & Co Kg Mit Mikrowellen arbeitendes Füllstandsmessgerät
DE19751108A1 (de) 1997-11-18 1999-05-20 Beger Frank Michael Dipl Desig Elektrochirurgisches Operationswerkzeug
EP0923907A1 (en) 1997-12-19 1999-06-23 Gyrus Medical Limited An electrosurgical instrument
DE19801173C1 (de) 1998-01-15 1999-07-15 Kendall Med Erzeugnisse Gmbh Klemmverbinder für Filmelektroden
US6322559B1 (en) * 1998-07-06 2001-11-27 Vnus Medical Technologies, Inc. Electrode catheter having coil structure
DE19848540A1 (de) 1998-10-21 2000-05-25 Reinhard Kalfhaus Schaltungsanordnung und Verfahren zum Betreiben eines Wechselrichters
USD449886S1 (en) 1998-10-23 2001-10-30 Sherwood Services Ag Forceps with disposable electrode
USD424694S (en) 1998-10-23 2000-05-09 Sherwood Services Ag Forceps
USD425201S (en) 1998-10-23 2000-05-16 Sherwood Services Ag Disposable electrode assembly
EP1139897B1 (de) 1998-12-18 2005-05-04 Celon AG Medical Instruments Elektrodenanordnung für ein chirurgisches instrument zur elektrothermischen koagulation im gewebe
USD424693S (en) 1999-04-08 2000-05-09 Pruter Rick L Needle guide for attachment to an ultrasound transducer probe
US6325796B1 (en) * 1999-05-04 2001-12-04 Afx, Inc. Microwave ablation instrument with insertion probe
US6962586B2 (en) 1999-05-04 2005-11-08 Afx, Inc. Microwave ablation instrument with insertion probe
GB9911956D0 (en) 1999-05-21 1999-07-21 Gyrus Medical Ltd Electrosurgery system and method
GB9911954D0 (en) 1999-05-21 1999-07-21 Gyrus Medical Ltd Electrosurgery system and instrument
GB9912625D0 (en) 1999-05-28 1999-07-28 Gyrus Medical Ltd An electrosurgical generator and system
GB9912627D0 (en) 1999-05-28 1999-07-28 Gyrus Medical Ltd An electrosurgical instrument
GB9913652D0 (en) 1999-06-11 1999-08-11 Gyrus Medical Ltd An electrosurgical generator
JP2001003776A (ja) 1999-06-22 2001-01-09 Mitsubishi Electric Corp 自動変速機制御装置
JP2001037775A (ja) 1999-07-26 2001-02-13 Olympus Optical Co Ltd 治療装置
US6197024B1 (en) 1999-09-22 2001-03-06 Scott Keith Sullivan Adjustable electrocautery surgical apparatus
US6277083B1 (en) * 1999-12-27 2001-08-21 Neothermia Corporation Minimally invasive intact recovery of tissue
JP2001231870A (ja) 2000-02-23 2001-08-28 Olympus Optical Co Ltd 加温治療装置
DE10027727C1 (de) 2000-06-03 2001-12-06 Aesculap Ag & Co Kg Scheren- oder zangenförmiges chirurgisches Instrument
US20020087151A1 (en) * 2000-12-29 2002-07-04 Afx, Inc. Tissue ablation apparatus with a sliding ablation instrument and method
ITPI20010006A1 (it) * 2001-01-31 2002-07-31 Cnr Consiglio Naz Delle Ricer Antenna interstiziale con choke miniaturizzato per applicazioni di ipertemia a microonde in medicina e chirurgia
USD457958S1 (en) 2001-04-06 2002-05-28 Sherwood Services Ag Vessel sealer and divider
USD457959S1 (en) 2001-04-06 2002-05-28 Sherwood Services Ag Vessel sealer
US7128739B2 (en) * 2001-11-02 2006-10-31 Vivant Medical, Inc. High-strength microwave antenna assemblies and methods of use
US6878147B2 (en) * 2001-11-02 2005-04-12 Vivant Medical, Inc. High-strength microwave antenna assemblies
US6974455B2 (en) * 2002-04-10 2005-12-13 Boston Scientific Scimed, Inc. Auto advancing radio frequency array
DE10224153A1 (de) * 2002-05-27 2003-12-11 Celon Ag Medical Instruments Therapiegerät
DE10224154A1 (de) 2002-05-27 2003-12-18 Celon Ag Medical Instruments Vorrichtung zum elektrochirurgischen Veröden von Körpergewebe
USD487039S1 (en) 2002-11-27 2004-02-24 Robert Bosch Corporation Spacer
DE10310765A1 (de) 2003-03-12 2004-09-30 Dornier Medtech Systems Gmbh Sonde und Vorrichtung für eine Thermotherapie
US6918907B2 (en) 2003-03-13 2005-07-19 Boston Scientific Scimed, Inc. Surface electrode multiple mode operation
USD499181S1 (en) 2003-05-15 2004-11-30 Sherwood Services Ag Handle for a vessel sealer and divider
USD496997S1 (en) 2003-05-15 2004-10-05 Sherwood Services Ag Vessel sealer and divider
DE10328514B3 (de) 2003-06-20 2005-03-03 Aesculap Ag & Co. Kg Chirurgisches Instrument
US7311703B2 (en) 2003-07-18 2007-12-25 Vivant Medical, Inc. Devices and methods for cooling microwave antennas
FR2862813B1 (fr) 2003-11-20 2006-06-02 Pellenc Sa Procede de chargement equilibre d'une batterie lithium-ion ou lithium polymere
FR2864439B1 (fr) 2003-12-30 2010-12-03 Image Guided Therapy Dispositif de traitement d'un volume de tissu biologique par hyperthermie localisee
US7326206B2 (en) 2004-01-16 2008-02-05 St. Jude Medical, Atrial Fibrillation Division, Inc. Conforming-electrode catheter and method for ablation
USD541938S1 (en) 2004-04-09 2007-05-01 Sherwood Services Ag Open vessel sealer with mechanical cutter
US7101369B2 (en) * 2004-04-29 2006-09-05 Wisconsin Alumni Research Foundation Triaxial antenna for microwave tissue ablation
DE102004022206B4 (de) 2004-05-04 2006-05-11 Bundesrepublik Deutschland, vertr. d. d. Bundesministerium für Wirtschaft und Arbeit, dieses vertr. d. d. Präsidenten der Physikalisch-Technischen Bundesanstalt Sensor und Sensoranordnung zur Messung der Wärmeleitfähigkeit einer Probe
USD533942S1 (en) 2004-06-30 2006-12-19 Sherwood Services Ag Open vessel sealer with mechanical cutter
USD541418S1 (en) 2004-10-06 2007-04-24 Sherwood Services Ag Lung sealing device
USD525361S1 (en) 2004-10-06 2006-07-18 Sherwood Services Ag Hemostat style elongated dissecting and dividing instrument
USD535027S1 (en) 2004-10-06 2007-01-09 Sherwood Services Ag Low profile vessel sealing and cutting mechanism
USD531311S1 (en) 2004-10-06 2006-10-31 Sherwood Services Ag Pistol grip style elongated dissecting and dividing instrument
USD564662S1 (en) 2004-10-13 2008-03-18 Sherwood Services Ag Hourglass-shaped knife for electrosurgical forceps
ITMO20050034A1 (it) 2005-02-11 2006-08-12 Hs Hospital Service Spa Dispositivo a microonde per l'ablazione di tessuti.
USD576932S1 (en) 2005-03-01 2008-09-16 Robert Bosch Gmbh Spacer
US7799019B2 (en) * 2005-05-10 2010-09-21 Vivant Medical, Inc. Reinforced high strength microwave antenna
US7611508B2 (en) * 2005-08-23 2009-11-03 Wisconsin Alumni Research Foundation Floating sleeve microwave antenna for tumor ablation
DE202005015147U1 (de) 2005-09-26 2006-02-09 Health & Life Co., Ltd., Chung-Ho Biosensor-Teststreifen mit Identifizierfunktion
US20070078453A1 (en) 2005-10-04 2007-04-05 Johnson Kristin D System and method for performing cardiac ablation
JP4731274B2 (ja) * 2005-10-19 2011-07-20 Hoya株式会社 内視鏡用高周波切開具
US20070260240A1 (en) 2006-05-05 2007-11-08 Sherwood Services Ag Soft tissue RF transection and resection device
US7846158B2 (en) 2006-05-05 2010-12-07 Covidien Ag Apparatus and method for electrode thermosurgery
US7959642B2 (en) * 2006-05-16 2011-06-14 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Medical instrument having a needle knife
US20080033422A1 (en) * 2006-08-04 2008-02-07 Turner Paul F Microwave applicator with margin temperature sensing element
US20080221650A1 (en) 2006-08-04 2008-09-11 Turner Paul F Microwave applicator with adjustable heating length
JP4618241B2 (ja) 2006-12-13 2011-01-26 株式会社村田製作所 同軸プローブ装置
US7998139B2 (en) * 2007-04-25 2011-08-16 Vivant Medical, Inc. Cooled helical antenna for microwave ablation
US8353901B2 (en) 2007-05-22 2013-01-15 Vivant Medical, Inc. Energy delivery conduits for use with electrosurgical devices
US8535306B2 (en) 2007-11-05 2013-09-17 Angiodynamics, Inc. Ablation devices and methods of using the same
US8280525B2 (en) 2007-11-16 2012-10-02 Vivant Medical, Inc. Dynamically matched microwave antenna for tissue ablation
US8292880B2 (en) 2007-11-27 2012-10-23 Vivant Medical, Inc. Targeted cooling of deployable microwave antenna
US8353902B2 (en) 2008-01-31 2013-01-15 Vivant Medical, Inc. Articulating ablation device and method
US8059059B2 (en) * 2008-05-29 2011-11-15 Vivant Medical, Inc. Slidable choke microwave antenna
USD606203S1 (en) 2008-07-04 2009-12-15 Cambridge Temperature Concepts, Ltd. Hand-held device
USD594736S1 (en) 2008-08-13 2009-06-23 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Spacer support
US9173706B2 (en) * 2008-08-25 2015-11-03 Covidien Lp Dual-band dipole microwave ablation antenna
US8251987B2 (en) 2008-08-28 2012-08-28 Vivant Medical, Inc. Microwave antenna
US8394086B2 (en) 2008-09-03 2013-03-12 Vivant Medical, Inc. Microwave shielding apparatus
US20100076422A1 (en) 2008-09-24 2010-03-25 Tyco Healthcare Group Lp Thermal Treatment of Nucleus Pulposus
JP4578577B2 (ja) 2008-09-29 2010-11-10 京セラ株式会社 切削インサート、切削工具、およびそれらを用いる切削方法
US20100087808A1 (en) 2008-10-03 2010-04-08 Vivant Medical, Inc. Combined Frequency Microwave Ablation System, Devices and Methods of Use
US9375272B2 (en) 2008-10-13 2016-06-28 Covidien Lp Antenna assemblies for medical applications
US8512328B2 (en) 2008-10-13 2013-08-20 Covidien Lp Antenna assemblies for medical applications
US9113624B2 (en) 2008-10-15 2015-08-25 Covidien Lp System and method for perfusing biological organs
US9113924B2 (en) 2008-10-17 2015-08-25 Covidien Lp Choked dielectric loaded tip dipole microwave antenna
USD594737S1 (en) 2008-10-28 2009-06-23 Mmi Management Services Lp Rebar chair
DE102009015699A1 (de) 2008-10-30 2010-05-06 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Breitband-Antenne
US8197473B2 (en) 2009-02-20 2012-06-12 Vivant Medical, Inc. Leaky-wave antennas for medical applications
US8202270B2 (en) 2009-02-20 2012-06-19 Vivant Medical, Inc. Leaky-wave antennas for medical applications
US8118808B2 (en) 2009-03-10 2012-02-21 Vivant Medical, Inc. Cooled dielectrically buffered microwave dipole antenna
US9277969B2 (en) 2009-04-01 2016-03-08 Covidien Lp Microwave ablation system with user-controlled ablation size and method of use
US10045819B2 (en) 2009-04-14 2018-08-14 Covidien Lp Frequency identification for microwave ablation probes
US8463396B2 (en) 2009-05-06 2013-06-11 Covidien LLP Power-stage antenna integrated system with high-strength shaft
US8353903B2 (en) 2009-05-06 2013-01-15 Vivant Medical, Inc. Power-stage antenna integrated system
US8216227B2 (en) 2009-05-06 2012-07-10 Vivant Medical, Inc. Power-stage antenna integrated system with junction member
US8292881B2 (en) 2009-05-27 2012-10-23 Vivant Medical, Inc. Narrow gauge high strength choked wet tip microwave ablation antenna
US8834460B2 (en) 2009-05-29 2014-09-16 Covidien Lp Microwave ablation safety pad, microwave safety pad system and method of use
US8235981B2 (en) 2009-06-02 2012-08-07 Vivant Medical, Inc. Electrosurgical devices with directional radiation pattern
US8552915B2 (en) 2009-06-19 2013-10-08 Covidien Lp Microwave ablation antenna radiation detector
US8334812B2 (en) 2009-06-19 2012-12-18 Vivant Medical, Inc. Microwave ablation antenna radiation detector
US20100331834A1 (en) 2009-06-29 2010-12-30 Vivant Medical,Inc. Ablation Probe Fixation
US7863984B1 (en) 2009-07-17 2011-01-04 Vivant Medical, Inc. High efficiency microwave amplifier
USD634010S1 (en) 2009-08-05 2011-03-08 Vivant Medical, Inc. Medical device indicator guide
US8328800B2 (en) 2009-08-05 2012-12-11 Vivant Medical, Inc. Directive window ablation antenna with dielectric loading
US8328799B2 (en) 2009-08-05 2012-12-11 Vivant Medical, Inc. Electrosurgical devices having dielectric loaded coaxial aperture with distally positioned resonant structure
USD613412S1 (en) 2009-08-06 2010-04-06 Vivant Medical, Inc. Vented microwave spacer
US9031668B2 (en) 2009-08-06 2015-05-12 Covidien Lp Vented positioner and spacer and method of use
US8328801B2 (en) 2009-08-17 2012-12-11 Vivant Medical, Inc. Surface ablation antenna with dielectric loading
US10828100B2 (en) 2009-08-25 2020-11-10 Covidien Lp Microwave ablation with tissue temperature monitoring
US20110054459A1 (en) 2009-08-27 2011-03-03 Vivant Medical, Inc. Ecogenic Cooled Microwave Ablation Antenna
US8409187B2 (en) 2009-09-08 2013-04-02 Covidien Lp Microwave antenna probe with high-strength ceramic coupler
US9113925B2 (en) 2009-09-09 2015-08-25 Covidien Lp System and method for performing an ablation procedure
US8355803B2 (en) 2009-09-16 2013-01-15 Vivant Medical, Inc. Perfused core dielectrically loaded dipole microwave antenna probe
US9095359B2 (en) 2009-09-18 2015-08-04 Covidien Lp Tissue ablation system with energy distribution
US9375273B2 (en) 2009-09-18 2016-06-28 Covidien Lp System and method for checking high power microwave ablation system status on startup
US8394087B2 (en) 2009-09-24 2013-03-12 Vivant Medical, Inc. Optical detection of interrupted fluid flow to ablation probe
US8282632B2 (en) 2009-09-28 2012-10-09 Vivant Medical, Inc. Feedpoint optimization for microwave ablation dipole antenna with integrated tip
US8906007B2 (en) 2009-09-28 2014-12-09 Covidien Lp Electrosurgical devices, directional reflector assemblies coupleable thereto, and electrosurgical systems including same
US8343145B2 (en) 2009-09-28 2013-01-01 Vivant Medical, Inc. Microwave surface ablation using conical probe
US8876814B2 (en) 2009-09-29 2014-11-04 Covidien Lp Fluid cooled choke dielectric and coaxial cable dielectric
US9113926B2 (en) 2009-09-29 2015-08-25 Covidien Lp Management of voltage standing wave ratio at skin surface during microwave ablation
US9024237B2 (en) 2009-09-29 2015-05-05 Covidien Lp Material fusing apparatus, system and method of use
US8556889B2 (en) 2009-09-29 2013-10-15 Covidien Lp Flow rate monitor for fluid cooled microwave ablation probe
US8545493B2 (en) 2009-09-29 2013-10-01 Covidien Lp Flow rate monitor for fluid cooled microwave ablation probe
US8038693B2 (en) 2009-10-21 2011-10-18 Tyco Healthcare Group Ip Methods for ultrasonic tissue sensing and feedback
US8568401B2 (en) 2009-10-27 2013-10-29 Covidien Lp System for monitoring ablation size
US8382750B2 (en) 2009-10-28 2013-02-26 Vivant Medical, Inc. System and method for monitoring ablation size
US8430871B2 (en) 2009-10-28 2013-04-30 Covidien Lp System and method for monitoring ablation size
US20110118731A1 (en) 2009-11-16 2011-05-19 Tyco Healthcare Group Lp Multi-Phase Electrode
US8394092B2 (en) 2009-11-17 2013-03-12 Vivant Medical, Inc. Electromagnetic energy delivery devices including an energy applicator array and electrosurgical systems including same
US8313486B2 (en) 2010-01-29 2012-11-20 Vivant Medical, Inc. System and method for performing an electrosurgical procedure using an ablation device with an integrated imaging device
US8777939B2 (en) * 2010-02-26 2014-07-15 Covidien Lp Self-tuning microwave ablation probe
US8409188B2 (en) 2010-03-26 2013-04-02 Covidien Lp Ablation devices with adjustable radiating section lengths, electrosurgical systems including same, and methods of adjusting ablation fields using same
US10039601B2 (en) 2010-03-26 2018-08-07 Covidien Lp Ablation devices with adjustable radiating section lengths, electrosurgical systems including same, and methods of adjusting ablation fields using same
US9770294B2 (en) 2011-01-05 2017-09-26 Covidien Lp Energy-delivery devices with flexible fluid-cooled shaft, inflow/outflow junctions suitable for use with same, and systems including same
US8932281B2 (en) 2011-01-05 2015-01-13 Covidien Lp Energy-delivery devices with flexible fluid-cooled shaft, inflow/outflow junctions suitable for use with same, and systems including same
US9011421B2 (en) 2011-01-05 2015-04-21 Covidien Lp Energy-delivery devices with flexible fluid-cooled shaft, inflow/outflow junctions suitable for use with same, and systems including same
US9017319B2 (en) 2011-01-05 2015-04-28 Covidien Lp Energy-delivery devices with flexible fluid-cooled shaft, inflow/outflow junctions suitable for use with same, and systems including same
US8376948B2 (en) 2011-02-17 2013-02-19 Vivant Medical, Inc. Energy-delivery device including ultrasound transducer array and phased antenna array
US8317703B2 (en) 2011-02-17 2012-11-27 Vivant Medical, Inc. Energy-delivery device including ultrasound transducer array and phased antenna array, and methods of adjusting an ablation field radiating into tissue using same
US20120232549A1 (en) 2011-03-09 2012-09-13 Vivant Medical, Inc. Systems for thermal-feedback-controlled rate of fluid flow to fluid-cooled antenna assembly and methods of directing energy to tissue using same
US10335230B2 (en) 2011-03-09 2019-07-02 Covidien Lp Systems for thermal-feedback-controlled rate of fluid flow to fluid-cooled antenna assembly and methods of directing energy to tissue using same
US8870860B2 (en) 2011-08-09 2014-10-28 Covidien Lp Microwave antenna having a coaxial cable with an adjustable outer conductor configuration
US8745846B2 (en) 2011-09-20 2014-06-10 Covidien Lp Method of manufacturing handheld medical devices including microwave amplifier unit
US9033970B2 (en) 2011-09-20 2015-05-19 Covidien Lp Handheld medical devices including microwave amplifier unit at device handle
US9023025B2 (en) 2011-09-20 2015-05-05 Covidien Lp Handheld medical devices including microwave amplifier unit at device handle
US9039693B2 (en) 2011-09-20 2015-05-26 Covidien Lp Handheld medical devices including microwave amplifier unit at device handle
US9039692B2 (en) 2011-09-20 2015-05-26 Covidien Lp Handheld medical devices including microwave amplifier unit at device handle

Also Published As

Publication number Publication date
EP2845555B1 (en) 2016-07-20
EP2649959B1 (en) 2014-10-01
EP2649959A1 (en) 2013-10-16
US20160151113A1 (en) 2016-06-02
US20110238054A1 (en) 2011-09-29
US20130231653A1 (en) 2013-09-05
US8409188B2 (en) 2013-04-02
JP2016221308A (ja) 2016-12-28
US9271788B2 (en) 2016-03-01
JP2011206537A (ja) 2011-10-20
EP2371319B1 (en) 2013-09-18
JP5989182B2 (ja) 2016-09-07
EP2845555A1 (en) 2015-03-11
EP2371319A1 (en) 2011-10-05
JP2015163227A (ja) 2015-09-10
US10271901B2 (en) 2019-04-30
JP5744583B2 (ja) 2015-07-08
EP3095408A1 (en) 2016-11-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6239701B2 (ja) 調節可能な放射部分長さを有する焼灼装置、それを備えた電気外科手術システムおよびそれを用いた焼灼領域の調節方法
US11399891B2 (en) System and method for controlling delivery of electrosurgical energy to tissue
US10736694B2 (en) Electrosurgical devices with directional radiation pattern
US9888963B2 (en) Electrosurgical devices with balun structure for air exposure of antenna radiating section and method of directing energy to tissue using same
JP6047274B2 (ja) 双対動作周波数を有する焼灼機器、同機器を含むシステム、および同機器を用いて焼灼体積を調節する方法
EP2353645A1 (en) Electrosurgical devices with choke shorted to biological tissue

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6239701

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250