JP6238078B2 - 柱同士の接合構造及び建築物 - Google Patents
柱同士の接合構造及び建築物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6238078B2 JP6238078B2 JP2014133258A JP2014133258A JP6238078B2 JP 6238078 B2 JP6238078 B2 JP 6238078B2 JP 2014133258 A JP2014133258 A JP 2014133258A JP 2014133258 A JP2014133258 A JP 2014133258A JP 6238078 B2 JP6238078 B2 JP 6238078B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- column
- concrete
- pillar
- filled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
上記の複合構造建物の柱の構造における境界層は、外殻をなす鋼管と、鋼管内に挿入された主筋と、主筋の周囲に巻回された帯筋と、鋼管内に充填されたコンクリートと、鋼管の下部に設けられたスタッドとを備えている。
すなわち、本発明に係る柱同士の接合構造は、コンクリート部及び該コンクリート部内を鉛直方向に延びる柱主筋を有する鉄筋コンクリート造の第一柱と、該第一柱の上方に配置された鉄骨造又は充填鋼管コンクリート造の第二柱とを接合する柱同士の接合構造であって、前記第一柱と前記第二柱とは、応力切替部を介して接合されており、該応力切替部は、前記第二柱の下部と、該第二柱の下部の外周側に配置され、前記柱主筋と連続して前記コンクリート部から鉛直方向に突出して延びる主筋部と、該主筋部を全て囲繞するとともに、鉛直方向全長にわたって配置された第一鋼管と、該第一鋼管の内周側、かつ、第二柱の外周側に配置され、鉛直方向に延びる第二鋼管と、前記第一鋼管の内周面と前記第二柱の外周面との間に充填された充填コンクリート部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る建築物について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る建築物100は、水平方向に延びる地下一階の床スラブF0と、この床スラブF0から鉛直方向に延びる鉄筋コンクリート造の第一柱1と、この第一柱1の上方に配置された充填鋼管コンクリート造の第二柱2とを備えている。
さらに、建築物100は、第二柱2の上側に配置された第三柱3と、第二柱2と第三柱3の接合部分から水平方向に延びる地上一階の床スラブF1とを備えている。
図2及び図3に示すように、第一柱1は、略直方体状に形成され、水平方向に所定の間隔を有して鉛直方向に延びる複数の主筋10と、これら複数の主筋10を束ねるように鉛直方向に間隔を有して配置された複数の帯筋12と、これら複数の主筋10及び複数の帯筋12を覆うように平面視略矩形状に充填されたコンクリートである第一コンクリート部13とを有している。
第二柱2は、区間Xの上方に位置する鉛直方向の区間Yにわたって配置され、角筒状の鋼管(以下、角鋼管という)21と、角鋼管21内に充填されたコンクリートである第二コンクリート部22とを有している。
なお、第二柱2の鋼管21は角筒状に限られず、円筒状であってもよく、当該形状は適宜選択可能である。
応力切替部5は、区間Xの上方から区間Yの下部にわたる区間Zにわたって配置されている。この応力切替部5は、第二柱2の下部2Aと、この下部2Aの外周側に配置された第一柱1の主筋10の主筋部70と、この主筋部70を全て囲繞する第一鋼管50と、第一鋼管50の内周側に配置された第二鋼管60と、第一鋼管50内に充填された充填コンクリート部80とを備えている。
なお、本実施形態においては、主筋部70が第二鋼管60の内外にわたって配置されているが、全ての主筋部70が第二鋼管60の内側に配置されていてもよい。または、全ての主筋部70が第二鋼管60の外側に配置されていてもよい。
上記に示す実施形態の変形例1に係る第一柱1と第二柱2との接合構造について、図4を用いて説明する。
上記の実施形態に係る第二鋼管60は平面視円形状に形成されているが、変形例1に係る第二鋼管260は平面視矩形状に形成されている。
平面視において、第二鋼管260の対角線寸法は、第一鋼管50の一辺の長さ寸法よりも微小とされている。つまり、第二鋼管260に等間隔に配置された四点260Xが、それぞれ第一鋼管50の一辺の略中央部50Xと当接するように、第二鋼管260は第一鋼管50の内周側に配置されている。
上記に示す実施形態の変形例2に係る第一柱101と第二柱2との接合構造について、図5を用いて説明する。
上記の実施形態に係る第一柱1は略直方体状に形成されているが、変形例2に係る第一柱101は略円柱状に形成されている。
上記に示す実施形態の変形例3に係る第一柱301と第二柱302との接合構造について、図6を用いて説明する。
図6に示すように、応力切替部305が床スラブF0の上面に当接するように配置されていてもよい。この場合には、第一柱301を構成する柱主筋11(図2参照)、帯筋12(図2参照)、第一コンクリート部13(図2参照)は、区間X1に設けられている。なお、柱主筋11に連続する主筋部70(図2参照)は、区間Z1にまで延びている。
また、第二柱302は、区間Y1にわたって配置されている。
応力切替部305は、区間X1の上側から区間Y1の下部にわたる区間Z1にわたって配置されている。
なお、第一柱の第一コンクリート部の上端が床スラブF0の厚さ方向途中に達するように第一柱が配置され、これに連続して応力切替部が配置されていてもよい。つまり、応力切替部の下端が、床スラブF0の厚さ方向途中に達していてもよい。
2…第二柱
2A…第二柱の下部
5…応力切替部
11…柱主筋
13…第一コンクリート部(コンクリート部)
50…第一鋼管
60…第二鋼管
70…主筋部
80…充填コンクリート部
100…建築物
Claims (5)
- コンクリート部及び該コンクリート部内を鉛直方向に延びる柱主筋を有する鉄筋コンクリート造の第一柱と、該第一柱の上方に配置された鉄骨造又は充填鋼管コンクリート造の第二柱とを接合する柱同士の接合構造であって、
前記第一柱と前記第二柱とは、応力切替部を介して接合されており、
該応力切替部は、
前記第二柱の下部と、
該第二柱の下部の外周側に配置され、前記柱主筋と連続して前記コンクリート部から鉛直方向に突出して延びる主筋部と、
該主筋部を全て囲繞するとともに、鉛直方向全長にわたって配置された第一鋼管と、
該第一鋼管の内周側、かつ、第二柱の外周側に配置され、鉛直方向に延びる第二鋼管と、
前記第一鋼管の内周面と前記第二柱の外周面との間に充填された充填コンクリート部と、を備えることを特徴とする柱同士の接合構造。 - 前記第一鋼管又は前記第二鋼管は、平面視円形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の柱同士の接合構造。
- 前記第一鋼管は、平面視矩形状に形成され、
前記第二鋼管は、平面視円形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の柱同士の接合構造。 - 前記充填コンクリート部のコンクリートは、繊維補強コンクリートであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の柱同士の接合構造。
- 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の柱同士の接合構造を備えることを特徴とする建築物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014133258A JP6238078B2 (ja) | 2013-06-28 | 2014-06-27 | 柱同士の接合構造及び建築物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013136294 | 2013-06-28 | ||
JP2013136294 | 2013-06-28 | ||
JP2014133258A JP6238078B2 (ja) | 2013-06-28 | 2014-06-27 | 柱同士の接合構造及び建築物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015028291A JP2015028291A (ja) | 2015-02-12 |
JP6238078B2 true JP6238078B2 (ja) | 2017-11-29 |
Family
ID=52492112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014133258A Active JP6238078B2 (ja) | 2013-06-28 | 2014-06-27 | 柱同士の接合構造及び建築物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6238078B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6731225B2 (ja) * | 2015-09-28 | 2020-07-29 | 大成建設株式会社 | 柱の接合構造 |
JP6818456B2 (ja) * | 2016-07-14 | 2021-01-20 | 株式会社竹中工務店 | 柱の接続構造 |
CN114809295B (zh) * | 2022-04-07 | 2023-07-21 | 中建三局集团有限公司 | 一种多内芯压力成型钢管混凝土叠合构件及其制作方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0161319U (ja) * | 1987-10-12 | 1989-04-19 | ||
JP3258549B2 (ja) * | 1995-12-07 | 2002-02-18 | 三菱重工業株式会社 | 橋脚補強部とフーチングとの取り合い構造 |
JPH09316877A (ja) * | 1996-06-03 | 1997-12-09 | Shimizu Corp | 充填鋼管コンクリート柱と梁の接合構造 |
JPH10183764A (ja) * | 1996-12-20 | 1998-07-14 | Nkk Corp | 鋼管コンクリート構造 |
JP2000027299A (ja) * | 1998-07-08 | 2000-01-25 | Koichi Minami | 柱構造 |
JP2001303680A (ja) * | 2000-04-19 | 2001-10-31 | Kajima Corp | 充填鋼管部材とrc部材またはpc部材との接合部 |
US20040194419A1 (en) * | 2003-04-03 | 2004-10-07 | Simmons Robert J. | Telescope sectioned moment column |
-
2014
- 2014-06-27 JP JP2014133258A patent/JP6238078B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015028291A (ja) | 2015-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101570484B1 (ko) | 경량의 매입형 내부거푸집을 활용한 hpc기둥과 이의 제작방법 및, 이를 이용한 시공방법 | |
JP5900885B2 (ja) | 柱接合構造 | |
JP6338100B2 (ja) | 柱同士の接合構造及び建築物 | |
JP5586886B2 (ja) | コンクリート部材補強構造、及び当該コンクリート部材補強構造を有する建物 | |
JP6238078B2 (ja) | 柱同士の接合構造及び建築物 | |
JP2016023440A (ja) | 鉄骨梁 | |
KR102020441B1 (ko) | 충전강관기둥 및, 강관기둥구조체 | |
KR101420659B1 (ko) | 철근 콘크리트 복합기둥, 철근연결장치 및 철근 콘크리트 복합기둥 시공방법 | |
JP2018131770A (ja) | 柱と梁との接合構造及び柱と梁との接合構造の施工方法 | |
JP2010261270A (ja) | 複合構造および複合構造建築物の施工方法 | |
KR101458435B1 (ko) | 안장형 띠철근과 이중 대근을 이용한 hpc기둥의 제작방법 및 이를 이용한 시공방법 | |
JP6414666B2 (ja) | 柱同士の接合構造及び建築物 | |
JP7121541B2 (ja) | 柱同士の接合構造 | |
KR20170139186A (ko) | 강관기둥과 기초구조체의 연결구조 | |
JP6638900B2 (ja) | 柱同士の接合構造の設計方法及び柱同士の接合構造 | |
JP2011069057A (ja) | 既製コンクリート杭 | |
KR101665792B1 (ko) | 수평부재와 기둥부재의 연결구조 | |
JP5344702B2 (ja) | 柱とスラブの接合構造 | |
JP2018096188A (ja) | 免震装置と鋼管柱との接合構造および免震建物 | |
JP2018084047A (ja) | コンクリート杭 | |
JP2017082548A (ja) | コンクリート基礎接合部材及び杭構造 | |
JP2016223092A (ja) | 杭基礎構造 | |
JP2012149439A (ja) | 鉄筋の定着構造 | |
JP2015063889A (ja) | 柱接合構造 | |
JP5755969B2 (ja) | 荷重支持体と支柱体との接合構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170815 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170926 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171018 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6238078 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |