JP6237667B2 - エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6237667B2
JP6237667B2 JP2015024168A JP2015024168A JP6237667B2 JP 6237667 B2 JP6237667 B2 JP 6237667B2 JP 2015024168 A JP2015024168 A JP 2015024168A JP 2015024168 A JP2015024168 A JP 2015024168A JP 6237667 B2 JP6237667 B2 JP 6237667B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
throttle opening
speed
vehicle
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015024168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016148255A (ja
Inventor
香治 村上
香治 村上
光旗 松下
光旗 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2015024168A priority Critical patent/JP6237667B2/ja
Priority to DE102016201443.9A priority patent/DE102016201443B4/de
Priority to CN201610082479.7A priority patent/CN105863858B/zh
Priority to US15/018,631 priority patent/US10006390B2/en
Publication of JP2016148255A publication Critical patent/JP2016148255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6237667B2 publication Critical patent/JP6237667B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/04Introducing corrections for particular operating conditions
    • F02D41/06Introducing corrections for particular operating conditions for engine starting or warming up
    • F02D41/062Introducing corrections for particular operating conditions for engine starting or warming up for starting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/04Introducing corrections for particular operating conditions
    • F02D41/042Introducing corrections for particular operating conditions for stopping the engine
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/02Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits concerning induction conduits
    • F02D2009/0201Arrangements; Control features; Details thereof
    • F02D2009/025Opening the throttle a little during starting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • F02N99/002Starting combustion engines by ignition means

Description

本発明は、車両に搭載されたエンジンを始動させるエンジン始動装置に関する。
従来、所定の停止条件が成立して自動停止中のエンジンを着火始動により再始動させる装置においては、エンジン停止中の掃気が不十分であると、気筒内に残存する既燃ガスによって再始動時の燃焼が妨げられ、再始動性が悪くなることが知られている。これを解決するため、例えば特許文献1では、エンジンの停止条件の成立後、スロットル弁の開度を増大させる発明が提案されている。これにより、各気筒の掃気が促進されて再始動時の新気割合が増加するため、良好な燃焼を行いやすくなり、再始動性の向上を図ることができる。
特開2004−293474号公報
しかしながら、特許文献1で提案された発明は、エンジン停止中にスロットル弁を開くことにより、筒内圧変動が大きくなって運転者が感じる振動が大きくなる。一方、このような振動を抑制するためにエンジン停止中のスロットル開度を小さくしてしまうと、掃気による再始動性向上の効果が低減される。このように、振動抑制と再始動性向上の両立については、いまだ十分な検討がなされていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、振動を抑制しつつ再始動性を向上させることができるエンジン始動装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るエンジン始動装置は、車両に搭載されたエンジンの始動装置であって、前記エンジンの停止要求に応じて前記エンジンを自動停止させ、自動停止中の前記エンジンの再始動要求に応じて前記エンジンを再始動させる制御手段を備え、前記制御手段が、前記エンジンの自動停止過程において、前記車両の車速またはトランスミッションの入力回転数に基づいて所定のスロットル開度を算出し、前記エンジンのスロットル弁を前記算出されたスロットル開度で開くことにより前記エンジンの各気筒の掃気を実行し、前記再始動要求に応じて着火始動により前記エンジンを再始動させ、前記車速または前記入力回転数が高い場合は、前記車速または前記入力回転数が低い場合よりも大きくなるように前記スロットル開度を算出することを特徴とする。
これにより、エンジン始動装置は、エンジンの再始動性がより厳しく求められる高車速時のスロットル開度を低車速時よりも大きくすることで、着火始動時により良好な燃焼を得ることができ、再始動性が向上する。また、高車速時は低車速時と比較して運転者が振動を感じにくいため、スロットル弁を開くことで発生する振動を、車速、すなわち運転者の振動の感じやすさに応じて制御することができる。さらに、エンジン始動装置は、エンジン再始動後の目標回転数が高い状態であるトランスミッションの高入力回転時のスロットル開度を低入力回転時よりも大きくすることで、エンジンの応答性が向上する。
また、本発明に係るエンジン始動装置は、前記制御手段が、前記エンジンの停止要求時における車速と、前記車速とアクセルペダル開度をゼロとした場合のトランスミッションの変速比とから前記入力回転数を算出することを特徴とする。
これにより、エンジン始動装置は、キックダウンの発生によりエンジン停止時におけるトランスミッションの入力回転数が必要以上に高くなっている場合であっても、アクセルペダルがOFFの場合のトランスミッションの変速比から算出したトランスミッションの入力回転数に基づいてエンジンの自動停止中におけるスロットル開度を算出することで、不必要にスロットル開度が大きくなることを防止し、振動を低減することができる。
また、本発明に係るエンジン始動装置は、前記制御手段が、前記算出したスロットル開度に基づいて着火始動の可否を判断し、着火始動可能と判断した場合は、前記着火始動により再始動し、着火始動不可能と判断した場合は、前記スロットル弁を開かず、始動手段を用いて再始動することを特徴とする。
これにより、エンジン始動装置は、着火始動の可否を予め判断することで、不必要にスロットル弁を開くことによる掃気を抑制でき、不要な振動が発生することを抑制することができる。また、エンジン始動装置は、掃気状況や空気密度が悪く、算出した許容スロットル開度による着火始動が不可能と判断される場合であっても、確実にエンジンの再始動を行うことができる。
本発明に係るエンジン始動装置は、車速またはトランスミッションの入力回転数に応じて、エンジンの自動停止中におけるスロットル開度を調整するため、振動を抑制しつつ再始動性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るエンジン始動装置およびその周辺の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るエンジン始動装置による処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、本発明の第1実施形態に係るエンジン始動装置における回転センサ値(車速)に応じた停止時スロットル開度の許容値の一例を示す図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係るエンジン始動装置におけるエンジン回転数およびスロットル開度の関係を示すタイミングチャートである。 図5は、本発明の第2実施形態に係るエンジン始動装置におけるエンジン回転数、スロットル開度および始動装置の関係を示すタイミングチャートである。 図6は、本発明の第2実施形態に係るエンジン始動装置による処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、本発明の第2実施形態に係るエンジン始動装置による処理における着火始動可否判断処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の第2実施形態に係るエンジン始動装置における停止時間と筒内圧との関係を示す図である。 図9は、本発明の第3実施形態に係るエンジン始動装置におけるT/M入力回転数に応じた停止時スロットル開度の許容値の一例を示す図である。 図10は、本発明の第3実施形態に係るエンジン始動装置におけるエンジン回転数およびスロットル開度の関係を示すタイミングチャートである。 図11は、本発明の第3実施形態の変形例に係るエンジン始動装置におけるアクセルペダル開度、エンジン回転数、T/M入力回転数およびスロットル開度の関係を示すタイミングチャートである。 図12は、本発明の第3実施形態の変形例に係るエンジン始動装置による処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係るエンジン始動装置の実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係るエンジン始動装置について、図1〜図4を参照しながら説明する。エンジン始動装置を搭載する車両は、図1に示すように、電子制御された内燃機関であるエンジン10と、車輪速センサ60と、T/M回転数センサ70と、ECU(Engine Control Unit)80と、トランスミッション90と、駆動輪100と、を備えている。なお、図1では、車両の構成のうち、本発明に関係する構成のみを示しており、その他の構成は図示を省略している。
以下、エンジン10の構成についてまず説明する。エンジン10は、例えば4気筒筒内噴射式であり、図1に示すように、シリンダブロック11と、シリンダヘッド12と、シリンダボア13と、ピストン14と、クランクケース15と、クランクシャフト16と、コネクティングロッド17と、を備えている。
シリンダヘッド12には、燃焼室18に直接燃料を噴射するインジェクタ41が装着されている。各気筒に装着されるインジェクタ41は、デリバリパイプ42により連結されている。また、このデリバリパイプ42には、燃料供給管43を介して高圧ポンプ44が連結されている。さらに、シリンダヘッド12には、点火プラグ45が装着されている。
エンジン10の燃焼室18は、シリンダブロック11、シリンダヘッド12およびピストン14により構成されており、上部の中央部がペントルーフ形状をなしている。この燃焼室18の上部には、吸気ポート19および排気ポート20が対向して形成されている。吸気ポート19の開口部には吸気弁21が設けられ、排気ポート20の開口部には排気弁22が設けられている。
吸気弁21および排気弁22は、シリンダヘッド12の軸方向に沿って移動自在に支持されている。また、シリンダヘッド12には、吸気カムシャフト23および排気カムシャフト24が回転自在に支持されている。そして、図示しないローラロッカアームを介して、吸気カム25および排気カム26が、吸気弁21および排気弁22の上端部に接触した状態となっている。なお、吸気カムシャフト23および排気カムシャフト24には、その回転位相を検出するカムポジションセンサ33,34が設けられている。
また、エンジン10は、運転状態に応じて吸気弁21および排気弁22を最適な開閉タイミングに制御する吸気・排気可変動弁機構(VVT:Variable Valve Timing-intelligent)27,28を有している。この吸気・排気可変動弁機構27,28は、オイルコントロールバルブ31,32からの油圧をVVTコントローラ29,30の図示しない進角室、遅角室に作用させることで、吸気弁21および排気弁22の開閉時期を進角、遅角することができる。
吸気ポート19には、インテークマニホールド35を介してサージタンク36が連結されている。また、このサージタンク36には、吸気管37が連結されており、この吸気管37の空気取入口にはエアクリーナ38が取り付けられている。そして、このエアクリーナ38の下流側にスロットル弁39を有する電子スロットル装置40が設けられている。一方、排気ポート20には、エギゾーストマニホールド46を介して排気管47が連結されている。この排気管47には、触媒装置48,49が装着されている。
また、エンジン10には、クランキングを行うスタータモータ50が設けられている。エンジン始動時は、スタータモータ50のピニオンギヤがリングギヤと噛み合った後、回転力がピニオンギヤからリングギヤへと伝わり、クランクシャフト16が回転する。
ここで、ECU80は、インジェクタ41や点火プラグ45等を制御可能となっている。すなわち、吸気管37の上流側に装着されたエアフローセンサ52および吸気温センサ53は、計測した吸入空気量および吸気温度をECU80にそれぞれ出力している。また、サージタンク36に設けられた吸気圧センサ54は、計測した吸気管圧力(吸気管負圧)をECU80に出力している。また、スロットルポジションセンサ55およびアクセルポジションセンサ56は、計測した現在のスロットル開度および現在のアクセルペダル開度をECU80にそれぞれ出力している。そして、クランク角センサ57、水温センサ58および燃圧センサ59は、計測した各気筒のクランク角度、エンジン冷却水温および燃料圧力をECU80にそれぞれ出力している。
ECU80は、前記したクランク角度に基づいて、各気筒における吸気、圧縮、膨張(爆発)、排気の各行程を判別するとともに、エンジン回転数を算出する。また、ECU80は、前記した燃料圧力に基づいて、この燃料圧力が所定圧力となるように高圧ポンプ44を駆動するとともに、前記した吸入空気量、吸気温度、吸気管圧力、スロットル開度、アクセルペダル開度、エンジン回転数、エンジン冷却水温等のエンジン運転状態に基づいて、燃料噴射量、噴射時期、点火時期等を決定し、インジェクタ41および点火プラグ45を駆動して燃料噴射および点火を実行する。
このように構成された車両では、制御手段であるECU80が、所定の自動停止条件が成立した場合にエンジン10を自動的に停止させるエンジン自動停止機能と、エンジン10の自動停止中に所定の再始動条件が成立した場合にエンジン10を自動的に再始動させるエンジン再始動機能と、を有している。すなわち、本実地形態に係るエンジン始動装置は、車両の走行中にエンジン10を自動停止させて車両を惰性(慣性力)によって走行させる惰性走行(フリーラン)の実行と、この惰性走行からエンジン10を再始動させて車両を復帰させる惰性走行の終了と、を行う機能を有する。
以下、エンジン10以外の構成について説明する。車輪速センサ60は、車両の各車輪の回転速度を計測し、その計測結果をECU80に対して出力する。また、T/M回転数センサ70は、トランスミッション90における入力軸の単位時間当たりの回転数(以下、T/M入力回転数という)を計測し、その計測結果をECU80に対して出力する。
ECU80(制御手段)は、物理的にはCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および入出力等のインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を用いて構成される。このECU80の機能は、ROMに保持されるアプリケーションプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することによって、CPUの制御のもとで制御対象を動作させるとともに、RAMやROMにおけるデータの読み出しおよび書き込みを行うことで実現される。本実施形態に係るエンジン始動装置は、このようなECU80の機能により実現される。
ECU80は、車両に搭載されたエンジン10の停止要求に応じてエンジン10を自動停止させるとともに、自動停止中のエンジン10の再始動要求に応じてエンジン10を再始動させるものである。ECU80は、具体的には、エンジン10の自動停止過程において、車両の車速に基づいて所定のスロットル開度を算出し、エンジン10のスロットル弁39を前記算出されたスロットル開度で開くことによりエンジン10の各気筒の掃気を実行し、再始動要求に応じて着火始動によりエンジン10を再始動させる。なお、前記した自動停止過程とは、エンジン10の自動停止開始から完全停止に至るまでの過程のことを意味している。
ECU80は、具体的には、停止要求判定部、スロットル開度算出設定部、再始動要求判定部および再始動実行部の機能を備えている。以下、図2のフローチャートを参照しながら具体的な処理の説明を行う。なお、エンジン始動装置は、車両走行中に以下で説明する図2の処理を所定時間ごとに繰り返す。
停止要求判定部(停止要求判定手段)は、運転者によるエンジン10の停止要求の有無を判定する。停止要求判定部は、具体的には、車両の運転中にエンジン10の自動停止条件が成立したか否かにより停止要求の有無を判定する(図2のステップS1)。ここで、エンジン10の自動停止条件とは、例えばアクセルペダルがOFFである状況が挙げられる。停止要求判定部は、上記のような場合にエンジン10の自動停止条件が成立し、エンジン停止要求ありと判定する(図2のステップS1でYes)。
そして、このように停止要求判定部によってエンジン10の停止要求があると判定された場合、ECU80は、インジェクタ41による燃料噴射を停止するとともに、点火プラグ45による点火を停止する(図2のステップS2)。この停止要求の判定で用いる車速、エンジン回転数およびエンジン冷却水温は、それぞれ車輪速センサ60、クランク角センサ57および水温センサ58の計測結果に基づく。なお、停止要求判定部がエンジン10の停止要求がないと判定した場合(図2のステップS1でNo)、エンジン10の停止は行わない。
スロットル開度算出設定部(スロットル開度算出設定手段)は、エンジン10の自動停止中におけるスロットル開度を算出して設定する。スロットル開度算出設定部は、具体的には、停止要求判定部によってエンジン10の停止要求があると判定された場合(エンジン10の自動停止条件が成立した場合)に、車両に搭載された回転センサの値(以下、回転センサ値という)に基づいて、エンジン10の自動停止中において許容されるスロットル開度(以下、許容スロットル開度という)を算出する(図2のステップS3)。
ここで、前記した回転センサ値のより具体的な例としては、例えば車輪速センサ60の値(すなわち車速)が挙げられる。また、前記した許容スロットル開度とは、より具体的にはエンジン10の自動停止中におけるスロットル開度であって、自動停止中に運転者が筒内圧変動による振動を感じにくいスロットル開度のことを指している。
前記したECU80の図示しないROM内には、例えば図3に示すように、エンジン10の自動停止中における振動要件から実験的に求められた、車速とエンジン停止中におけるスロットル開度の許容値との関係を示すマップが予め格納されている。スロットル開度算出設定部は、例えばこのようなマップに基づいてエンジン10の自動停止中における許容スロットル開度を算出する。
エンジン10の自動停止中における許容スロットル開度は、図3に示すように、車速が相対的に高い場合、当該車速が相対的に低い場合よりも、その値が大きくなる。なお、許容スロットル開度は、図3に示すように車速に応じて直線的に増加してもよく、あるいは非直線状的(例えば階段状)に増加しても構わない。
ここで、高車速(高回転数)時は空気抵抗等により車両の振動が大きくなる。そのため、高車速時にスロットル弁39を大きく開いても、筒内圧変動に起因する振動は走行に起因する振動に紛れてしまうため、運転者は筒内圧変動に起因する振動を感じにくくなる。また、高車速時は、エンジン再始動後にエンジン回転数をトランスミッション90に同期する回転数まで素早く上げる必要があるため、再始動の速さに加えて、回転数上昇の速さも求められる。従って、このような応答性の観点からも、図4に示すように、高車速時はスロットル弁39を大きく開く。
一方、低車速(低回転数)時、特に停車時は車両の振動が小さくなる。そのため、低車速時にスロットル弁39を大きく開くと、運転者は筒内圧変動による振動を感じやすくなる。また、低車速時は、エンジン再始動後にトランスミッション90に同期させるエンジン回転数が低いため、高車速時のように回転数上昇の速さは求められない。従って、図4に示すように、低車速時は高車速時よりもスロットル弁39を開く量を小さくする。
ここで、着火始動によりエンジン10を再始動する場合、掃気が十分に行われており、かつ空気密度が大きい方が好ましいため、エンジン停止中のスロットル開度が大きければ大きいほど再始動しやすくなる。しかしながら、スロットル開度を大きくすると筒内圧変動が大きくなるため、振動が大きくなることを避けることができない。
一方、振動抑制のためにスロットル開度を小さくすると掃気の効果が小さくなるため、例えば高車速時のようなエンジン10の再始動性が厳しく求められるような状況に対応できない。そこでエンジン10を着火始動により再始動させる際において、スロットル開度算出設定部は、振動抑制と再始動性向上とを実現するために、車速が高い場合は、車速が低い場合よりも大きくなるようにスロットル開度を算出する。
スロットル開度算出設定部は、前記したように許容スロットル開度を算出した後、電子スロットル装置40によりスロットル弁39を開放し、スロットル開度を、算出した許容スロットル開度に設定する(図2のステップS4)。このようにエンジン10の自動停止中にスロットル弁39が開放されると、吸気管37内の空気がスロットル弁39を通してサージタンク36側に流入し、吸気管圧力が上昇することで正圧となる。そのため、膨張行程で停止するピストン14がこの膨張行程における所定の停止位置に停止するとともに、この空気の流入により各気筒が掃気され、膨張行程で停止する気筒の酸素量が適正に確保される。そして、スロットル開度算出設定部は、エンジン回転数が0になってエンジン10が完全停止すると、電子スロットル装置40によりスロットル弁39を閉止する(図4参照)。
再始動要求判定部(再始動要求判定手段)は、運転者によるエンジン10の再始動要求の有無を判定する。再始動要求判定部は、具体的には、車両の自動停止中にエンジン10の再始動条件が成立したか否かにより再始動要求の有無を判定する(図2のステップS5)。ここで、前記した再始動条件とは、例えばアクセルペダルがONである状況が挙げられる。再始動要求判定部は、上記のような場合に再始動条件が成立し、再始動要求ありと判定する(図2のステップS5でYes)。なお、前記した再始動条件を満たしていない場合、再始動要求判定部は再始動要求なしと判定し(図2のステップS5でNo)、再始動要求があるまで待機する。
再始動実行部(再始動実行手段)は、自動停止中のエンジン10を着火始動により再始動するものである。再始動実行部は、再始動要求判定部によってエンジン10の再始動要求があると判定された場合に、エンジン10の着火始動を実行する(図2のステップS6)。再始動実行部は、具体的には、エンジン10の再始動前にクランク角センサ57の計測結果に基づいて膨張行程で停止している気筒を判別し、この膨張行程で停止している気筒の燃焼室18に対してインジェクタ41により所定量の燃料を噴射する。そして、再始動実行部は、点火プラグ45によって混合気に点火して爆発力を得ることで、ピストン14を介してクランクシャフト16を駆動し、エンジン10を再始動する。
以上のような第1実施形態に係るエンジン始動装置によれば、車速に応じて、エンジン10の自動停止中におけるスロットル開度を調整するため、振動を抑制しつつ再始動性を向上させることができる。
また、エンジン始動装置は、エンジン10の再始動性がより厳しく求められる高車速時のスロットル開度を低車速時よりも大きくすることで、着火始動時により良好な燃焼を得ることができ、再始動性が向上する。そして、高車速時は低車速時と比較して、運転者がエンジン停止に起因する振動を感じにくいため、スロットル弁39を開くことで発生する振動を、車速、すなわち運転者の振動の感じやすさに応じて制御することができる。
すなわち、高車速時は、スロットル開度が大きく設定されるが、走行に起因する振動に紛れて、運転者は筒内圧変動に起因する振動を感じにくくなる。また、低車速時は、スロットル開度が小さく設定されることで、筒内圧変動が低減されて振動自体が抑制される。従って、エンジン始動装置は、エンジン10の自動停止中における振動抑制と再始動性向上とを両立することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るエンジン始動装置について、図5〜図8を参照しながら説明する。ここで、第2実施形態に係るエンジン始動装置は、ECU80を除いて第1実施形態と同様の構成(図1)を備えているため、構成の図示は省略する。
第2実施形態に係るエンジン始動装置も、第1実施形態と同様にECU80の機能により実現されるが、本実施形態に係るECU80は、停止要求判定部、スロットル開度算出設定部、再始動要求判定部および再始動実行部の他に、着火始動可否判断部の機能も備えている。
すなわち、本実施形態に係るエンジン始動装置は、第1実施形態に係る始動装置において、着火始動の可否について判断し、図5に示すように、着火始動が可能な場合は着火装置(点火プラグ45)により再始動を行い、着火始動が不可能な場合は通常の始動手段(スタータモータ50)により再始動を行う。以下、図6および図7のフローチャートを参照しながら具体的な処理の説明を行う。なお、図6におけるステップS11〜ステップS13、ステップS17およびステップS18は、図2におけるステップS1〜ステップS3、ステップS5およびステップS6とそれぞれ同様であるため、説明を省略する。また、エンジン始動装置は、車両走行中に以下で説明する図6および図7の処理を所定時間ごとに繰り返す。
着火始動可否判断部(着火始動可否判断手段)は、スロットル開度算出設定部によって算出されたスロットル開度(許容スロットル開度)に基づいて着火始動の可否を判断する(図6のステップS14)。着火始動可否判断部は、具体的には、再始動に必要なトルクと、演算により推定した推定発生トルクとを比較することで、着火始動の可否を判断する。なお、前記した推定発生トルクとは、エンジン10の自動停止中にスロットル開度算出設定部によって算出されたスロットル開度に設定し、その後着火始動したと想定した場合のトルクのことを指している。
以下、図6のステップS14における着火始動可否判断処理の詳細について、図7を参照しながら説明する。本処理において、着火始動可否判断部は、まず吸気管圧力を推定する(ステップS141)。ここで、前記した吸気管圧力とは、エンジン停止中に膨張行程の気筒が吸気する際の吸気管37内の圧力のことを指す。着火始動可否判断部は、例えば停止要求時におけるエンジン回転数、水温およびスロットル開度算出設定部により算出された許容スロットル開度から、エンジン停止中における吸気管圧力を推定する。
次に、着火始動可否判断部は、停止時筒内空気密度を推定する(ステップS142)。着火始動可否判断部は、例えば停止すると推定される範囲のクランク角度において、停止時の吸気管圧力とバルブタイミングから空気密度を推定する。ここで、ピストン14の停止位置は、中心値±20°程度の範囲に制御することができるため、前記した停止すると推定される範囲とは、停止させたい位置における±20°程度の範囲のことを指している。
次に、着火始動可否判断部は、筒内空気密度の時間変化を推定する(ステップS143)。着火始動可否判断部は、具体的には、エンジン停止時間ごとに気筒内から漏れ出る空気の量を推定することで、筒内空気密度の時間変化を推定する。
次に、着火始動可否判断部は、発生トルクを推定する(ステップS144)。着火始動可否判断部は、具体的には、再始動の際に最もトルクが発生しにくい停止時間、停止クランク角度の場合に発生するトルクを推定する。ここで、許容スロットル開度が小さい場合は、吸気管圧力が低く、停止時筒内圧は低い。しかし、時間が経つにつれてピストンリングの隙間から空気が入るため、図8に示すように、筒内圧は時間の経過とともに大気圧に近づいていく。従って、スロットル開度が小さい場合、前記した再始動の際に最もトルクが発生しにくい停止時間は、エンジン10の停止直後となる。
次に、着火始動可否判断部は、上記推定結果に基づいて、着火始動の可否を判断する(ステップS145)。着火始動可否判断部は、具体的には、再始動に必要なトルクと、前段の処理で推定した推定発生トルクとを比較し、推定発生トルクの方が大きい場合は着火始動可能と判断し、推定発生トルクの方が小さい場合は着火始動不可能と判断する。
図7に示す処理を経て、着火始動可否判断部によって着火始動可能と判断された場合(図6のステップS15でYes)、スロットル開度算出設定部はスロットル弁39を開き、スロットル開度を、算出された許容スロットル開度に設定する(図6のステップS16)。そして、再始動要求判定部による判定(図6のステップS17)の後、再始動実行部は着火始動によりエンジン10を再始動する(図6のステップS18)。
一方、着火始動可否判断部によって着火始動不可能と判断された場合(図6のステップS15でNo)、スロットル開度算出設定部はエンジン10の自動停止中にスロットル弁39を開かず、スロットル開度を通常の閉じた状態に設定する(図6のステップS19)。そして、再始動要求判定部による判定(図6のステップS20)の後、再始動実行部は通常の始動手段(スタータモータ50)を用いて再始動する(図6のステップS21)。
以上のような第2実施形態に係るエンジン始動装置によれば、着火始動の可否を予め判断することで、不必要にスロットル弁39を開くことによる掃気を抑制でき、不要な振動が発生することを抑制することができる。また、エンジン始動装置は、掃気状況や空気密度が悪く、算出した許容スロットル開度による着火始動が不可能と判断される場合であっても、確実にエンジン10の再始動を行うことができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係るエンジン始動装置について、図9および図10を参照しながら説明する。ここで、第3実施形態に係るエンジン始動装置は、ECU80を除いて第1実施形態と同様の構成(図1)を備えているため、構成の図示は省略する。
第3実施形態に係るエンジン始動装置も、第1実施形態と同様にECU80の機能により実現されるが、本実施形態におけるECU80は、第1実施形態とは異なり、スロットル開度算出設定部がT/M回転数センサ70によって計測されたT/M入力回転数(トランスミッション90の入力軸回転数)に基づいて許容スロットル開度を算出する。
ここで、エンジン停止後にすぐに再始動される場合は、T/M入力回転数がエンジン再始動後の目標回転数となる。そのため、このような場合はT/M入力回転数(目標回転数)が高いほどスロットル弁39を開く必要がある。そこで、本実施形態に係るエンジン始動装置のスロットル開度算出設定部は、図9および図10に示すように、T/M入力回転数が相対的に高い場合の値が、T/M入力回転数が相対的に低い場合の値よりも大きいスロットル開度を算出する。
本実施形態において、前記したECU80の図示しないROM内には、例えば図9に示すように、エンジン10の自動停止中における振動要件から実験的に求められた、T/M入力回転数とエンジン停止中におけるスロットル開度の許容値との関係を示すマップが予め格納されている。スロットル開度算出設定部は、例えばこのマップに基づいてエンジン10の自動停止中における許容スロットル開度を算出する。
以上のような第3実施形態に係るエンジン始動装置によれば、T/M入力回転数に応じて、エンジン10の自動停止中におけるスロットル開度を調整するため、振動を抑制しつつ再始動性を向上させることができる。また、エンジン始動装置は、エンジン再始動後の目標回転数が高い状態であるトランスミッション90の高入力回転時のスロットル開度を低入力回転時よりも大きくすることで、エンジン10の応答性が向上する。
[第3実施形態の変形例]
本発明の第3実施形態の変形例に係るエンジン始動装置について、図11および図12を参照しながら説明する。ここで、第3実施形態の変形例に係るエンジン始動装置は、ECU80を除いて第1実施形態と同様の構成(図1)を備えているため、構成の図示は省略する。
第3実施形態の変形例に係るエンジン始動装置も、第1実施形態と同様にECU80の機能により実現されるが、本変形例に係るECU80は、停止要求判定部、スロットル開度算出設定部、再始動要求判定部および再始動実行部の他に、T/M入力回転数算出部の機能も備えている。
ここで、前記した第3実施形態に係るエンジン始動装置では、例えば停止要求の直前にアクセルペダルが大きく踏み込まれること(キックダウン)で、トランスミッション90が低速段に変速され、T/M変速比が大きくなり、T/M入力回転数が必要以上に高くなっている場合も想定される。このような状態でアクセルペダルをOFFすると、図11に示すように、エンジン回転数、T/M入力回転数ともに高い状態でエンジン停止要求がなされることになる。そして、図11に示すように、T/M入力回転数の実回転数に基づいて許容スロットル開度を算出および設定すると、不必要にスロットル開度が大きくなってしまい、エンジン10の自動停止中における振動が増大する可能性がある。
そこで、本変形例に係るエンジン始動装置は、キックダウンが発生している場合に、図11に示すように、T/M入力回転数の実回転数を用いずに、T/M入力回転数算出部によって算出した回転数を用いる。以下、図12のフローチャートを参照しながら具体的な処理の説明を行う。なお、図12におけるステップS21、ステップS22、ステップS25〜ステップS27は、図2におけるステップS1、ステップS2、ステップS4〜ステップS6とそれぞれ同様であるため、説明を省略する。また、エンジン始動装置は、車両走行中に以下で説明する図12の処理を所定時間ごとに繰り返す。
T/M入力回転数算出部(T/M入力回転数算出手段)は、エンジン10の停止要求時(自動停止条件成立時)における車速と、車速とアクセルペダル開度をゼロとした場合のT/M変速比とからT/M入力回転数を算出する(図12のステップS23)。これにより、仮にキックダウンが発生している場合であっても、図11に示すように、実回転数よりも低いT/M入力回転数が算出されることになる。
T/M入力回転数算出部は、例えばエンジン10の停止要求時にT/M変速比が5速から3速にキックダウンしている場合、実回転数である3速のT/M入力回転数に基づいて許容スロットル開度を算出せずに、まずT/M入力回転数算出部によって、エンジン10の停止要求時における車速と、車速とアクセルペダル開度をゼロとした場合のT/M変速比である5速のT/M入力回転数を算出する。そして、エンジン始動装置は、スロットル開度算出設定部によって、算出したT/M入力回転数に基づいて許容スロットル開度を算出する(図12のステップS24)。
以上のような構成を備える第3実施形態の変形例に係るエンジン始動装置は、キックダウンの発生によりエンジン停止時におけるT/M入力回転数が必要以上に高くなっている場合であっても、アクセルペダルがOFFの場合のT/M変速比から算出したT/M入力回転数に基づいてエンジン10の自動停止中におけるスロットル開度を算出することで、不必要にスロットル開度が大きくなることを防止し、振動を低減することができる。
以上、本発明に係るエンジン始動装置について、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
例えば、前記した第1実施形態、第3実施形態および第3実施形態の変形例に係るエンジン始動装置は、第2実施形態と同様に、スロットル開度算出設定部によって許容スロットル開度を算出した後に、着火始動可否判断部によって着火始動の可否の判断処理を行っても構わない。これにより、スロットル開度算出設定部が算出した許容スロットル開度による着火始動が不可能と判断される場合であっても、確実にエンジン10の再始動を行うことができる。
また、エンジン始動装置は、第1実施形態では車速に基づいて許容スロットル開度を算出し、第3実施形態およびその変形例ではT/M入力回転数に基づいて許容スロットル開度を算出しているが、例えば車速とT/M入力回転数の両方から許容スロットル開度を求め、それぞれを調停して最終的な許容スロットル開度を決定しても構わない。
10 エンジン
11 シリンダブロック
12 シリンダヘッド
13 シリンダボア
14 ピストン
15 クランクケース
16 クランクシャフト
17 コネクティングロッド
18 燃焼室
19 吸気ポート
20 排気ポート
21 吸気弁
22 排気弁
23 吸気カムシャフト
24 排気カムシャフト
25 吸気カム
26 排気カム
27,28 吸気・排気可変動弁機構
29,30 VVTコントローラ
31,32 オイルコントロールバルブ
33,34 カムポジションセンサ
35 インテークマニホールド
36 サージタンク
37 吸気管
38 エアクリーナ
39 スロットル弁
40 電子スロットル装置
41 インジェクタ
42 デリバリパイプ
43 燃料供給管
44 高圧ポンプ
45 点火プラグ
46 エギゾーストマニホールド
47 排気管
48,49 触媒装置
50 スタータモータ(始動手段)
52 エアフローセンサ
53 吸気温センサ
54 吸気圧センサ
55 スロットルポジションセンサ
56 アクセルポジションセンサ
57 クランク角センサ
58 水温センサ
59 燃圧センサ
60 車輪速センサ
70 T/M回転数センサ
80 ECU(制御手段)
90 トランスミッション
100 駆動輪

Claims (2)

  1. 車両に搭載されたエンジンの始動装置であって、
    前記エンジンの停止要求に応じて前記エンジンを自動停止させ、自動停止中の前記エンジンの再始動要求に応じて前記エンジンを再始動させる制御手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記エンジンの自動停止過程において、前記車両の車速またはトランスミッションの入力回転数に基づいて所定のスロットル開度を算出し、前記エンジンのスロットル弁を前記算出されたスロットル開度で開くことにより前記エンジンの各気筒の掃気を実行し、前記再始動要求に応じて着火始動により前記エンジンを再始動させ、
    前記車速または前記入力回転数が高い場合は、前記車速または前記入力回転数が低い場合よりも大きくなるように前記スロットル開度を算出し、
    前記算出したスロットル開度に基づいて着火始動の可否を判断し、
    着火始動可能と判断した場合は、前記着火始動により再始動し、
    着火始動不可能と判断した場合は、前記スロットル弁を開かず、始動手段を用いて再始動することを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 前記制御手段は、前記エンジンの停止要求時における車速と、前記車速とアクセルペダル開度をゼロとした場合のトランスミッションの変速比とから前記入力回転数を算出することを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動装置。
JP2015024168A 2015-02-10 2015-02-10 エンジン始動装置 Active JP6237667B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015024168A JP6237667B2 (ja) 2015-02-10 2015-02-10 エンジン始動装置
DE102016201443.9A DE102016201443B4 (de) 2015-02-10 2016-02-01 Motorstartsystem
CN201610082479.7A CN105863858B (zh) 2015-02-10 2016-02-05 发动机起动装置
US15/018,631 US10006390B2 (en) 2015-02-10 2016-02-08 Engine starting system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015024168A JP6237667B2 (ja) 2015-02-10 2015-02-10 エンジン始動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016148255A JP2016148255A (ja) 2016-08-18
JP6237667B2 true JP6237667B2 (ja) 2017-11-29

Family

ID=56498314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015024168A Active JP6237667B2 (ja) 2015-02-10 2015-02-10 エンジン始動装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10006390B2 (ja)
JP (1) JP6237667B2 (ja)
CN (1) CN105863858B (ja)
DE (1) DE102016201443B4 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6485651B2 (ja) * 2016-08-31 2019-03-20 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
US10273906B2 (en) * 2017-04-06 2019-04-30 Ford Global Technologies, Llc Method and system for engine exhaust catalyst operations
US11572844B2 (en) * 2020-02-24 2023-02-07 Ford Global Technologies, Llc Methods and system for stopping an internal combustion engine
CN113389645B (zh) * 2021-07-20 2022-11-08 中国第一汽车股份有限公司 一种混合动力汽车及消除起机抖动的控制方法
CN114251180A (zh) * 2021-12-22 2022-03-29 重庆康明斯发动机有限公司 燃气发动机启动控制的方法、装置、设备以及存储介质

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6961654B2 (en) * 2001-05-03 2005-11-01 Ford Global Technologies, Llc Controlled engine shutdown for a hybrid electric vehicle
JP2002364403A (ja) * 2001-06-04 2002-12-18 Denso Corp エンジン自動停止始動制御装置
EP1367256B1 (de) * 2002-05-14 2007-04-18 Ford Global Technologies, LLC Verfahren zur Vorbereitung des Anlassens einer Brennkraftmaschine
DE50206323D1 (de) * 2002-10-25 2006-05-18 Ford Global Tech Llc Verfahren zum abstellen einer brennkraftmaschine und brennkraftmaschine geeignet zur durchfuehrung dieses verfahrens
JP3841058B2 (ja) 2003-03-27 2006-11-01 マツダ株式会社 エンジンの始動装置
JP2006183630A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関及びその始動方法
JP2010242621A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Denso Corp 内燃機関の自動停止始動制御装置
WO2013061378A1 (ja) * 2011-10-28 2013-05-02 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP6049870B2 (ja) * 2013-05-15 2016-12-21 三菱電機株式会社 内燃機関の自動停止・再始動装置
JP6043249B2 (ja) * 2013-07-29 2016-12-14 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102016201443B4 (de) 2019-12-05
CN105863858A (zh) 2016-08-17
JP2016148255A (ja) 2016-08-18
US10006390B2 (en) 2018-06-26
DE102016201443A1 (de) 2016-08-11
CN105863858B (zh) 2018-12-25
US20160230734A1 (en) 2016-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4589214B2 (ja) 内燃機関の始動制御装置
US8364386B2 (en) Stop-start control apparatus and method for an internal combustion engine
JP6237667B2 (ja) エンジン始動装置
JP6094599B2 (ja) 内燃機関の制御装置および制御方法
JP4605512B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006200385A (ja) 内燃機関の始動装置
JP2016109014A (ja) エンジンの制御装置
CN109653888B (zh) 内燃机的控制装置及控制方法
JP2013130092A (ja) 内燃機関の始動時気筒判別方法
JP5746880B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006283652A (ja) エンジン始動制御装置
JP2005146908A (ja) 内燃機関の振動低減制御装置
JP2007092550A (ja) 内燃機関の停止位置制御装置
JP2007113521A (ja) 可変動弁系の制御装置
JP6024603B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010164010A (ja) 内燃機関の燃料供給制御装置
JP2016109015A (ja) エンジンの制御装置
JP6213486B2 (ja) エンジン始動装置
JP6264272B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2010174676A (ja) 内燃機関の停止制御装置
JP4220736B2 (ja) 火花点火式内燃機関の始動制御装置
JP6260580B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP6153342B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP6213379B2 (ja) エンジンの燃料噴射時期制御装置
JP2012136980A (ja) エンジン回転停止制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171016

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6237667

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151