JP6237463B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
また第1発明の乗物用シートは、供給部と貯留部と袋材を連通する管材が設けられているとともに、管材は、供給部と貯留部を連通している管部と、供給部と貯留部の間の管部から枝分かれして袋材に連通している他の管部と、管材を開閉可能な弁材とを有し、供給部と他の管部との間に設けられている管部の第一の弁材だけを開き状態として流体を貯留部に供給する構成とし、貯留部に流体を貯留した状態で、第一の弁材と、他の管部に設けられている第二の弁材とを閉じ状態としておき、袋材に流体を供給する際には、第一の弁材と第二の弁材を開き状態としておく構成とした。
そして第2発明の乗物用シートは、第1発明の乗物用シートにおいて、乗物用シート内に袋状の貯留部が設けられているとともに、貯留部は収縮時に面状となっている。
第一袋材10aは、シート前後方向に長尺であり、シートクッション4の一側部(天板サイド部)に沿って配置される(図1及び図2を参照)。第一袋材10aは、中央部分(膨張部12)が袋状とされて流体の流出入により膨張及び収縮可能であり、膨張部12の周囲が面状(取付け部13)とされてシートフレーム4F等に固定可能である(なお図3では、便宜上、袋材を正方形状とし且つ膨張部を円形状として図示する)。また第三袋材10cは、シートバック6起立時を基準としてシート上下方向に長尺であり、シートバック6の一側部(天板サイド部)に沿って配置される(図1及び図2を参照)。そして第三袋材10cは、第一袋材10aと略同一構成を有し、膨張収縮可能な膨張部12(袋状)と、シートフレーム6F等に固定可能な取付け部13(面状)を有する(図3を参照)。
供給部14は、各袋材10a,10cに流体を供給可能な部材であり、容量式(回転式,往復式)、ターボ式(遠心式,軸流式,斜流式)などの各種ポンプ部材を用いることができる(図3を参照)。そして本実施例では、シート内のスペースを考慮して、小型の供給部14(例えばダイアフラム往復式のポンプ部材)を用いることができる。なお小型の供給部14として、最大風量が10〜30L/minで最大吐出圧力が0.05MPa〜0.2MPaのポンプ部材を使用できる。そして小型の供給部14では、駆動初期の風量が定常運転時に比して低いことが知られている。
貯留部18は、供給部14から供給された流体を貯留可能な部材であり、シート内に配置される(図3〜図5を参照)。本実施例の貯留部18は、略矩形(正面視)の面状部材であり、複数の貯留部位(第一貯留部位18a,第二貯留部位18b,第三貯留部位18c)を有する。各貯留部位18a〜18cは、正面視で略矩形の部位(袋状)であり、貯留部18に並べて形成できる。そして隣り合う貯留部位同士が、連通部19(各貯留部位よりも幅狭の袋状の部位)を介して連通しており、互いの部位間で流体の流出入が可能である。そして各貯留部位18a〜18cが、収縮時の面状から膨張時の略球状に変異する(図4及び図5を参照)。このとき貯留部位を複数に区分けしたことで、膨張時の各貯留部位18a〜18cが、貯留部18の厚み方向に過度に突出することを好適に阻止できる(シート内に過度の収納スペースを要さない構成である)。
管材20は、流体の通過可能なパイプ材(中空)であり、供給部14と貯留部18と各袋材10a,10cを連通する(図3を参照)。本実施例の管材20は、枝分かれ状とされており、本発明の管部に相当する第一管部21と、本発明の他の管部に相当する第二管部22及び第三管部23及び第四管部24と、複数の排出部(第一排出部16a,第二排出部16b)を有する。第一管部21は、供給部14と貯留部18を連通する管部分であり、その途中に、本発明の第一の弁材に相当する第一弁材31(電磁弁)が設けられる。また第二管部22は、第一管部21の途中(第一弁材31と貯留部18の間)で枝分かれする管部分であり端部側が封鎖される。また第三管部23は、第二管部22と第一袋材10aを連通する管部分であり、その途中に、本発明の第二の弁材に相当する第二弁材32(電磁弁)が設けられる。そして第四管部24は、第二管部22(第三管部23よりも端部側)と第三袋材10cを連通する管部分であり、その途中に、本発明の第二の弁材に相当する第三弁材33(電磁弁)が設けられる。
そして第一排出部16aは、第三管部23の途中(第二弁材32と第一袋材10aの間)に連通する管部分であり、その端部に、第四弁材34(電磁弁)が設けられて外部に連通する(図3を参照)。また第二排出部16bは、第四管部24の途中(第三弁材33と第三袋材10cの間)に連通する管部分であり、その端部に、第五弁材35(電磁弁)が設けられて外部に連通する。
図1〜図3を参照して、第一袋材10aを、シートクッション4の一側部(天板サイド部)でシートパッド4Pの裏面側に配設する。また第三袋材10cを、シートバック6の一側部(天板サイド部)でシートパッド6Pの裏面側に配設する。そして供給部14と貯留部18をそれぞれシート内の適所に配置しつつ、管材20を介して各袋材10a,10cに連通する(図3を参照)。こうして本実施例では、管材20を介して供給部14と各袋材10a,10cを連通することにより、供給部14から流体を各袋材10a,10cに供給することができる。さらに本実施例では、第二袋材10bを、シートクッション4の他側部に配設するとともに、第四袋材10dを、シートバック6の他側部に配設する。そしてこれら袋材10b,10dを、上述と同様に、別の管材(管材20と同一構成)を介して別の供給部(供給部14と同一構成)と別の貯留部(貯留部18と同一構成)に連通することができる。
そして本実施例では、シート内のスペースを考慮して、小型の供給部14を使用するのであるが、この種の小型の供給部14は、駆動初期の風量が定常運転時に比して低いことが知られている(図3を参照)。そこで本変形例では、供給部14から供給された流体を貯留部18に貯留したのち、各袋材10a,10c等に、供給部14と貯留部18の双方から流体を供給して膨張を開始する構成とした。
ここで袋材の構成は、上述のほか、各種の構成を取り得る。例えば変形例1では、袋材10A〜10Fが、振動状態を乗員に伝達可能な部材であり、乗物内外の情報を感知したセンサ(図示省略)からの信号によって(連動して又は独立に)振動可能である(図6を参照)。ここでセンサは、乗物室内又は室外に配設されており、例えば乗物外の情報(他の乗物や人体の近接等)や、乗物内の情報(居眠りや疲れに伴う乗員の姿勢の変化等)を感知できる。
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
4F,6F,8F シートフレーム
4P,6P,8P シートパッド
4S,6S,8S シートカバー
6B,8B バックボード
10a〜10d 袋材
12 膨張部
14 供給部
16a,16b 排出部
18 貯留部
18a〜18c 貯留部位
19 連通部
20 管材
21 第一管部
22 第二管部
23 第三管部
24 第四管部
31 第一弁材
32 第二弁材
33 第三弁材
34 第四弁材
35 第五弁材
Claims (2)
- 流体の供給により膨張し前記流体の排出により収縮する袋材と、前記袋材に流体を供給可能な供給部とを備える乗物用シートにおいて、
前記乗物用シートに、前記供給部から供給された前記流体を貯留可能な貯留部を設けて、前記供給部から供給された前記流体を前記貯留部に貯留したのち、前記袋材に、前記供給部と前記貯留部から同時に前記流体を供給して膨張を開始する構成とし、
前記乗物用シートに、前記供給部と前記貯留部と前記袋材を連通する管材が設けられているとともに、前記管材は、前記供給部と前記貯留部を連通している管部と、前記供給部と前記貯留部の間の管部から枝分かれして前記袋材に連通している他の管部と、前記管材を開閉可能な弁材とを有し、
前記供給部と前記他の管部との間に設けられている前記管部の第一の弁材だけを開き状態として前記流体を前記貯留部に供給する構成とし、
前記貯留部に前記流体を貯留した状態で、前記第一の弁材と、前記他の管部に設けられている第二の弁材とを閉じ状態としておき、
前記袋材に前記流体を供給する際には、前記第一の弁材と前記第二の弁材を開き状態としておく構成とした乗物用シート。 - 前記乗物用シート内に袋状の前記貯留部が設けられているとともに、前記貯留部は収縮時に面状となっている請求項1に記載の乗物用シート。
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