JP6237145B2 - 電子部品の製造方法及び電子装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品の製造方法及び電子装置の製造方法に関する。
回路基板や半導体装置等の電子部品において、異なる導体層間をビア(バイア、ビアコンタクト、導通路等とも称される)を用いて電気的に接続するビア接続構造を用いる技術が知られている。このようなビア接続構造に関し、導体層にバリア層(密着層とも称される)を介してビアを電気的に接続する技術が知られている。
特開平5−110229号公報 特開平7−30212号公報 特開平11−163132号公報 特開2002−246467号公報
上記のように導体層とそれに電気的に接続されるビアとの間にバリア層が介在するビア接続構造では、導体層とビアの間に、加熱や通電等によってボイドが発生する場合がある。このようなボイドが発生すると、導体層とビアの間の抵抗上昇、断線が発生する恐れがある。
発明の一観点によれば、第1導体層を有する基板上及び前記第1導体層上に、給電層を形成する工程と、前記給電層上に第1絶縁層を形成する工程と、前記第1絶縁層に、前記第1導体層上の前記給電層に通じる第1開口部を形成する工程と、前記第1開口部に、前記給電層を用いた電解めっき法によって、前記第1開口部から突出する第1端部を有する第1ビアを形成する工程と、前記第1絶縁層上及び前記第1端部上に第1バリア層を形成する工程と、前記第1バリア層上に第導体層を形成する工程とを含む電子部品の製造方法が提供される。更に、このような電子部品の製造方法を含む電子装置の製造方法が提供される。
開示の技術によれば、加熱や通電等による導体層とビアの間の抵抗上昇、断線の発生が抑制される、信頼性の高いビア接続構造、及びそのようなビア接続構造を備えた電子部品を実現することが可能になる。また、そのような電子部品を用いた、信頼性の高い電子装置を実現することが可能になる。
第1の例に係るビア接続構造の説明図(その1)である。 第1の例に係るビア接続構造の説明図(その2)である。 第1の例に係るビア接続構造の説明図(その3)である。 第1の例に係るビア接続構造の説明図(その4)である。 第2の例に係るビア接続構造の説明図(その1)である。 第2の例に係るビア接続構造の説明図(その2)である。 第2の例に係るビア接続構造の説明図(その3)である。 第2の例に係るビア接続構造の説明図(その4)である。 第2の例に係るビア接続構造の説明図(その5)である。 ビア接続構造の一例を示す図(その1)である。 ビア接続構造の一例を示す図(その2)である。 インターポーザの一例の説明図である。 インターポーザの形成方法の一例を示す図(その1)である。 インターポーザの形成方法の一例を示す図(その2)である。 インターポーザの形成方法の一例を示す図(その3)である。 インターポーザの形成方法の一例を示す図(その4)である。 インターポーザの形成方法の一例を示す図(その5)である。 ビアの端部の形状例を示す図である。 ビアと配線の接続部の例を示す図である。 パッケージ基板の一例を示す図である。 半導体チップの一例を示す図である。 半導体パッケージの一例を示す図である。 配線層の形成方法の一例を示す図である。 配線層の形成方法の別例を示す図である。 評価サンプルの説明図である。
まず、2種類のビア接続構造を例に、発生するボイドについて説明する。
図1〜図4は第1の例に係るビア接続構造の説明図である。尚、図1〜図3は第1の例に係るビア接続構造の形成方法を示す図であって、図1〜図3の(A)〜(C)はそれぞれ、ビア接続構造の各形成工程の要部断面模式図である。また、図4は第1の例に係るビア接続構造を示す図であって、(A)はボイド発生前の状態を示す要部断面模式図、(B)はボイド発生後の状態を示す要部断面模式図である。図4では、ビア接続構造の形成時に用いるシード層の図示を省略している。
この第1の例に示すビア接続構造600は、フォトビア法又はダマシン法を用いて形成される。
第1の例では、まず図1(A)に示すように、絶縁層610a上に、例えば銅(Cu)を用いて下層配線620を形成し、その上に、図1(B)に示すように、樹脂材料や無機材料を用いて絶縁層610bを形成する。そして、例えば絶縁層610bが感光性であればフォトリソグラフィ技術を用いて、また非感光性であればフォトリソグラフィ技術とエッチング技術を用いて、図1(C)に示すように、絶縁層610bに、下層配線620に通じるビアホール630を形成する。尚、ここでは下層配線620として、後述のビア670が電気的に接続されるランド部を図示している。
次いで、図2(A)に示すように、ビアホール630を形成した絶縁層610b上に、例えばスパッタ法を用いてチタン(Ti)のバリア層(又は密着層とも称される)640及びCuのシード層650を形成する。その後、図2(B)に示すように、後述の上層配線680を形成する領域に開口部660aを有するレジストパターン660を形成する。そして、図2(C)に示すように、開口部660a及びビアホール630に、シード層650を用いた電解めっき法により、例えばCuのビア670及び上層配線680を形成する。尚、ここでは上層配線680として、ビア670と接続されるランド部を図示している。
次いで、図3(A)に示すように、レジストパターン660を剥離した後、図3(B)に示すように、その剥離後に露出する絶縁層610b上のシード層650及びバリア層640をエッチングにより除去する。これにより、下層配線620と上層配線680がビア670を介して電気的に接続されたビア接続構造600が形成される。その後、図3(C)に示すように、上層配線680を覆う絶縁層610cを形成する。
このようにして形成される第1の例のビア接続構造600では、図4(A)に示すように、下層配線620とビア670の間に、それらとは材料が異なるバリア層640を含む層(界面層と言う)640aが介在する。界面層640aの平面サイズは、ビアホール630の断面積(平面サイズ)に相当するサイズであり、下層配線620及びそのランド部に比べて小さいサイズである。界面層640aがこのような平面サイズとなるビア670が、下層配線620(ランド部)に電気的に接続される。
このような界面層640aを含むビア接続構造600に加熱や通電が行われると、図4(B)に示すようなボイド810が発生する場合がある。尚、ビア接続構造600に加熱や通電が行われる状況としては、ビア接続構造600を備えた電子部品のサーマルサイクル試験やエレクトロマイグレーション試験等の評価時、ビア接続構造600を備えた電子部品の使用時等が挙げられる。
例えば加熱時には、絶縁部(絶縁層610a,610b,610c)及びビア接続構造600の熱膨張、及びその後の熱収縮により、界面層640a付近に比較的大きな応力が発生する。この界面層640a付近に発生する応力により、図4(B)に示すように、界面層640aとビア670の間にボイド810が発生する場合がある。ここでは図示を省略するが、界面層640a付近に発生する応力により、下層配線620(ランド部)側にボイドが発生する場合もある。
また、例えば通電時には、界面層640a付近に流れる電流によって、その付近のビア670に含まれるCuが電子に叩かれてエレクトロマイグレーションが発生し、ボイド810が発生する場合がある。ここでは図示を省略するが、通電時には、界面層640a付近の下層配線620に含まれるCuが電子に叩かれてエレクトロマイグレーションが発生し、下層配線620(ランド部)側にボイドが発生する場合もある。
このほか、ビア接続構造600を備えた電子部品が、可撓性を有するフレキシブルな回路基板である場合等、その電子部品の形態によっては、外力による変形で界面層640a付近にボイド810が発生することも起こり得る。
ビア接続構造600では、上記のように界面層640a付近にボイド810が発生することで、下層配線620とビア670の間の抵抗上昇、断線が発生するようになる。
また、図5〜図9は第2の例に係るビア接続構造の説明図である。尚、図5〜図8は第2の例に係るビア接続構造の形成方法を示す図であって、図5〜図8の(A)〜(C)はそれぞれ、ビア接続構造の各形成工程の要部断面模式図である。また、図9は第2の例に係るビア接続構造を示す図であって、(A)はボイド発生前の状態を示す要部断面模式図、(B)はボイド発生後の状態を示す要部断面模式図である。図9では、ビア接続構造の形成時に用いるシード層の図示を省略している。
この第2の例に示すビア接続構造700は、セミアディティブ法を用いて形成される。
第2の例では、まず図5(A)に示すように、例えばCuのシード層720を形成した絶縁層710a上に、例えばCuを用いて下層配線730を形成する。尚、ここでは下層配線730として、後述のビア750が電気的に接続されるランド部を図示している。下層配線730の形成後、フォトリソグラフィ技術を用いて、図5(B)に示すように、下層配線730に通じる開口部740aを有するレジストパターン740を形成する。そして、図5(C)に示すように、シード層720を用いた電解めっき法により、開口部740a内にビア750を形成する。
次いで、図6(A)に示すように、レジストパターン740を剥離した後、図6(B)に示すように、その剥離後に露出する絶縁層710a上のシード層720をエッチングにより除去する。その後、絶縁層710a上に樹脂材料や無機材料を形成し、CMP(Chemical Mechanical Polishing)による研削を行って、図6(C)に示すように、ビア750の上端が露出するように絶縁層710bを形成する。
次いで、図7(A)に示すように、絶縁層710b上に、例えばスパッタ法を用いてTiのバリア層760及びCuのシード層770を形成する。その後、図7(B)に示すように、上層配線790を形成する領域に開口部780aを有するレジストパターン780を形成し、図7(C)に示すように、開口部780aに、シード層770を用いた電解めっき法により、例えばCuの上層配線790を形成する。尚、ここでは上層配線790として、ビア750と電気的に接続されるランド部を図示している。
次いで、図8(A)に示すように、レジストパターン780を剥離した後、図8(B)に示すように、その剥離後に露出する絶縁層710b上のシード層770及びバリア層760をエッチングにより除去する。これにより、下層配線730と上層配線790がビア750を介して電気的に接続されたビア接続構造700が形成される。その後、図8(C)に示すように、上層配線790を覆う絶縁層710cを形成する。
このようにして形成される第2の例のビア接続構造700では、図9(A)に示すように、ビア750と上層配線790の間に、それらとは材料が異なるバリア層760を含む層(界面層と言う)760aが介在する。界面層760aの平面サイズは、ビア750の断面積(平面サイズ)に相当するサイズであり、上層配線790及びそのランド部に比べて小さいサイズである。界面層760aがこのような平面サイズとなるビア750が、上層配線790(ランド部)に電気的に接続される。
このような界面層760aを含むビア接続構造700に、上記同様、ビア接続構造700を備えた電子部品の評価や使用時に加熱や通電が行われると、図9(B)に示すようなボイド820が発生する場合がある。
例えば加熱時には、絶縁部(絶縁層710a,710b,710c)及びビア接続構造700の熱膨張及び熱収縮によって発生する界面層760a付近の応力により、図9(B)に示すように、界面層760aとビア750の間にボイド820が発生する場合がある。ここでは図示を省略するが、界面層760a付近に発生する応力により、上層配線790(ランド部)側にボイドが発生する場合もある。
また、例えば通電時には、ビア750と接する界面層760a付近に流れる電流によって、その付近のビア750に含まれるCuが電子に叩かれてエレクトロマイグレーションが発生し、ボイド820が発生する場合がある。ここでは図示を省略するが、通電時には、界面層760a付近の上層配線790に含まれるCuが電子に叩かれてエレクトロマイグレーションが発生し、上層配線790(ランド部)側にボイドが発生する場合もある。
このほか、ビア接続構造700を備えた電子部品がフレキシブルな回路基板である場合等、その電子部品の形態によっては、外力による変形で界面層760a付近にボイド820が発生することも起こり得る。
ビア接続構造700では、上記のように界面層760a付近にボイド820が発生することで、ビア750と上層配線790の間の抵抗上昇、断線が発生するようになる。
以上のような点に鑑み、加熱や通電等によるビア接続構造内の抵抗上昇、断線の発生を抑制可能な構造について、以下に説明する。
図10及び図11はビア接続構造の一例を示す図である。尚、図10はビア接続構造の一例の要部断面模式図、図11はビア接続構造の一例の要部斜視模式図である。
図10及び図11に示すビア接続構造10は、下側の導体層11、上側の導体層12、バリア層13、及び、上下の導体層11と導体層12を電気的に接続するビア14を有している。ビア接続構造10は、絶縁層20内に設けられている。
導体層11及び導体層12、並びにビア14には、例えば、Cu系導体材料が用いられる。Cu系導体材料としては、Cuのほか、Cuを含む合金等の導体材料を挙げることができる。バリア層13には、例えば、非Cu系導体材料が用いられる。非Cu系導体材料としては、Ti、タンタル(Ta)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、及びそれらの窒化物、或いはそれらの合金等を挙げることができる。
絶縁層20には、例えば、樹脂材料、無機材料が用いられる。樹脂材料としては、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂等を挙げることができる。無機材料としては、酸化シリコン、窒化シリコン、炭化シリコン等を挙げることができる。
ここでは導体層11及び導体層12として、上記のような配線を例示している。即ち、導体層11は、図11に示すように、配線部11aと、それに接続されたランド部11bとを有し、ランド部11bは、配線部11aよりも幅広の平面サイズになっている。導体層12も同様に、図11に示すように、配線部12aと、それに接続されたランド部12bとを有し、ランド部12bは、配線部12aよりも幅広の平面サイズになっている。ビア14は、このような導体層11及び導体層12の、ランド部11bとランド部12bの間に設けられ、それらを電気的に接続する。
尚、図11では、バリア層13及び絶縁層20の図示を省略している。図10には、導体層11及び導体層12として、図11に示すような、ビア14で電気的に接続されるランド部11b及びランド部12bを図示している。
例示するビア接続構造10において、上側の導体層12のランド部12bには、下側の導体層11と対向する表面12cに、凹部12dが設けられている。バリア層13は、この上側の導体層12の、凹部12dが設けられた表面12cを覆うように、設けられている。そして、ビア14は、その上側の端部14aが、バリア層13で覆われた凹部12d内に位置するように、設けられている。
このようにビア接続構造10は、ビア14の端部14aが、導体層12のランド部12bの内部に入り込み、バリア層13を介してランド部12bに電気的に接続された構造を有している。
ビア接続構造10では、ビア14の端部14aと、導体層12のランド部12bに設けられた凹部12dの内面との間に、ビア14及び導体層12とは材料が異なるバリア層13を含む層(界面層と言う)13aが介在する。ビア14の端部14aを、導体層12のランド部12bの内部に入り込ませる構造とすることで、入り込ませない構造(上記図9に示したような構造)に比べて、ビア14と導体層12の間に介在する界面層13aの面積が増加する。
即ち、上記図9に示したような、ビア750を上側配線790に入り込ませない構造では、ビア750と上側配線790の間に介在する界面層760aの面積が、ビア750の断面積(平面サイズ)に相当するサイズとなる。これに対し、ビア14の端部14aを、導体層12のランド部12bの内部に入り込ませるビア接続構造10では、ビア14と導体層12の間に介在する界面層13aの面積が、ビア14の断面積(平面サイズ)よりも大きくなり、凹部12dの内面に相当するサイズとなる。
このようにビア接続構造10では、ビア14の端部14aをランド部12bの内部に入り込ませる構造を採用することで、ビア14の断面積よりも大きい面積の界面層13aを介して、ビア14と導体層12を電気的に接続する。即ち、このビア接続構造10では、ビア14と導体層12の間の接続面積を増加させ、ビア14と導体層12の密着強度の向上が図られている。
ビア接続構造10では、ビア14と導体層12の密着強度が高められることで、加熱等によって界面層13a付近に発生する応力が抑制され、応力によるボイドの発生が抑制される。
更に、このビア接続構造10では、ビア14の端部14aをランド部12bの内部に入り込ませるため、その分、ビア14の、断面積が最も小さい部位(凹部12dに入り込んでいない部位)から界面層13aまでの距離が大きくなる。そのため、通電時のビア接続構造10では、界面層13a付近のビア14(或いは更に導体層12)の成分が電子に叩かれることで発生するエレクトロマイグレーションが抑制され、エレクトロマイグレーションによるボイドの発生が抑制される。
更にまた、このビア接続構造10では、ビア14の端部14aをランド部12bの内部に入り込ませ、ビア14と導体層12の密着強度を高めたことで、外力による界面層13a付近のボイドの発生が抑制される。
上記のビア接続構造10によれば、応力、エレクトロマイグレーション、外力によるボイドの発生を抑制し、ビア14と導体層12の間の抵抗上昇、断線の発生を抑制することが可能になる。これにより、ビア14と導体層12の間の接続信頼性に優れたビア接続構造10を実現することが可能になる。
上記のビア接続構造10は、様々な電子部品に適用することができる。一例として、上記のビア接続構造10を、インターポーザに適用した場合について説明する。
図12はインターポーザの一例の説明図であって、(A)はインターポーザの一例の要部断面模式図、(B)はインターポーザを用いた電子装置の一例の要部断面模式図である。
図12(A)に例示するように、インターポーザ30は、絶縁層40と、その絶縁層40内に設けられた、ビア接続構造を含む導体部50とを有している。
絶縁層40には、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂等の樹脂材料、シリコン、酸化シリコン、窒化シリコン、炭化シリコン等の無機材料が用いられる。
導体部50は、電極51、ビア52、配線53、ビア54、配線55及びビア56を含む。
電極51は、その表面が絶縁層40から露出し、インターポーザ30の外部接続端子として機能する。電極51には、例えば、Niが用いられる。導体層である電極51と配線53が、ビア52で電気的に接続され、同様に、導体層である配線53と配線55が、ビア54で電気的に接続される。ビア56は、その一端部が配線55に電気的に接続される。ビア56の他端部は、絶縁層40から露出(例えば突出)し、インターポーザ30の外部接続端子として機能する。ビア52、配線53、ビア54、配線55及びビア56には、Cu系導体材料、例えば、Cuが用いられる。
配線53の、ビア52側の表面53aには、凹部53bが設けられている。このような凹部53bが設けられた配線53の表面53aを覆うように、バリア層57が設けられている。同様に、配線55の、ビア54側の表面55aには、凹部55bが設けられている。このような凹部55bが設けられた配線55の表面55aを覆うように、バリア層58が設けられている。バリア層57及びバリア層58には、非Cu系導体材料、例えば、Tiが用いられる。
導体部50では、ビア52の端部52aが、バリア層57で覆われた配線53の凹部53b内に入り込み、ビア54の端部54aが、バリア層58で覆われた配線55の凹部55b内に入り込んだ構造になっている。即ち、これらのビア52と配線53の接続部、及び、ビア54と配線55の接続部に、上記図10及び図11に例示したビア接続構造10内の接続部の構造が採用されている。
外部接続端子として機能するビア56の端部56aの表面には、パッド層59が設けられている。パッド層59には、例えば、ニッケルリン(NiP)と金(Au)の積層膜が用いられる。
尚、図12では、インターポーザ30の後述のような形成時に用いられるシード層の図示は省略している。
また、ここでは2層分のビア接続構造(ビア52と配線53の接続部、及び、ビア54と配線55の接続部)を含むインターポーザ30を例示するが、層数はこれに限定されるものではない。
また、ここでは絶縁層40の上面から端部56aが突出するビア56を例示するが、ビア56は、必ずしもその端部を突出させることを要しない。
上記のような導体部50が絶縁層20内に設けられたインターポーザ30は、例えば、可撓性を有するような薄膜のインターポーザとして形成される。
インターポーザ30は、図12(B)に示す電子装置60のように、半導体チップ70a及び半導体チップ70bと、回路基板80との間に介在される。インターポーザ30は、例えば、図12(A)に示したような状態から、上下反転されて、半導体チップ70a及び半導体チップ70bと、回路基板80との間に介在される。半導体チップ70a及び半導体チップ70bは、バンプ91を介してインターポーザ30の電極51に電気的に接続され、回路基板80は、バンプ92を介してインターポーザ30のパッド層59(ビア56)に電気的に接続される。これにより、半導体チップ70a及び半導体チップ70bと、回路基板80とが、インターポーザ30、バンプ91及びバンプ92を介して、電気的に接続される。
半導体チップの高集積化技術として、複数の半導体チップを3次元的に積層する技術(3D技術)、複数の半導体チップ或いは積層した半導体チップをインターポーザ上に平面集積する技術(2.5D技術)が知られている。図12(B)に示す電子装置60は、2.5D技術を採用したデバイスの一例である。インターポーザ30を用いることで、1枚の回路基板80上に、回路基板80とは配線の設計ルールが異なる複数の半導体チップ70a及び半導体チップ70bが搭載可能になっている。尚、ここでは2つの半導体チップ70a及び半導体チップ70bを例示するが、搭載する半導体チップの数は、これに限定されるものではない。
インターポーザ30では、上記のように、ビア52の端部52aが、バリア層57で覆われた配線53の凹部53b内に入り込んだ構造とされ、ビア54の端部54aが、バリア層58で覆われた配線55の凹部55b内に入り込んだ構造とされている。これにより、ビア52と配線53の密着強度、及び、ビア54と配線55の密着強度の向上が図られている。そのため、インターポーザ30を用いた電子装置60の加熱時や通電時のボイドの発生、或いは電子装置60の製造過程や製造後にインターポーザ30に加わる外力によるボイドの発生が、効果的に抑制される。その結果、インターポーザ30の導体部50の抵抗上昇、断線の発生が抑制され、信頼性の高い電子装置60が実現される。
続いて、上記のようなインターポーザ30の形成方法の一例について説明する。
図13〜図17はインターポーザの形成方法の一例を示す図である。尚、図13〜図17の(A)〜(C)はそれぞれ、インターポーザの各形成工程の要部断面模式図である。
まず、図13(A)に示すような下地基板31を準備し、その下地基板31の上に、電極層51aを形成する。電極層51aは、その一部が上記の電極51となる層である。ここでは電極層51aとして、例えば、膜厚20nm〜100nmのNi層を、スパッタ法、無電解めっき法等を用いて、下地基板31上に形成する。
電極層51aの形成後、その電極層51aを形成した下地基板31上にレジストを塗布し、露光及び現像を行って、図13(B)に示すように、下地基板31上に残す電極層51aの領域、即ち電極51を形成する領域に、レジストパターン32を形成する。そして、そのレジストパターン32をマスクにして電極層51aをウェットエッチング等でエッチングすることで、図13(C)に示すように、下地基板31上に電極51を形成する。例えば、図13(B)及び図13(C)の工程により、直径40μm〜200μmの複数の電極51を下地基板31上に形成する。
電極51の形成後、レジストパターン32を除去し、図14(A)に示すように、電極51を形成した下地基板31上に、1層目のシード層33を形成する。例えば、シード層33として、膜厚100nm〜200nmのCu層を、スパッタ法等を用いて、下地基板31上に形成する。
シード層33の形成後、その上に、図14(B)に示すように、絶縁層41を形成する。例えば、絶縁層41として、膜厚10μmの感光性樹脂を形成する。この場合は、絶縁層41の形成後、その露光及び現像を行って、図14(C)に示すように、電極51に対応する領域に、開口部(ビアホール)41aを形成する。ビアホール41aの直径は、インターポーザ30の用途に応じて変更することができる。ここでは一例として、直径5μm〜50μmの複数のビアホール41aを絶縁層41に形成する。
尚、絶縁層41は、非感光性の樹脂材料、酸化シリコン等の無機材料を用いて形成することもできる。これらの材料を用いて絶縁層41を形成する場合には、絶縁層41上に、ビアホール41aを形成する領域に開口部を有するレジストパターンを形成し、それをマスクにして絶縁層41をドライエッチング等でエッチングする。それにより、所定の直径のビアホール41aを所定数形成する。
ビアホール41aの形成後、シード層33を用いた電解めっき法により、図15(A)に示すように、ビアホール41a内に、Cu系導体材料、例えばCuのビア52を形成する。この電解めっきの際には、シード層33を給電層として用い、ビアホール41a内にシード層33側からCuを堆積して、ビアホール41a内をCuで埋め込んだ後、更にCuを堆積して、絶縁層41の上面からCuを突出(オーバーフロー)させる。このようにして、絶縁層41のビアホール41aに、絶縁層41の上面からオーバーフローさせた端部52aを有するビア52を形成する。
ビア52の、オーバーフローさせる端部52aの形状は、電解めっきの条件(めっき時間、めっき液濃度等)を調整することで変化させることができる。
ここで、ビア52の端部52aの形状例を図18に示す。
オーバーフローさせて形成されるビア52の端部52aは、図18(A)に示すように、ビアホール41aの平面サイズと同等の平面サイズで、ビアホール41aの上方に突出するような形状とすることができる。また、ビア52の端部52aは、図18(B)及び図18(C)に示すように、ビアホール41aの平面サイズよりも大きな平面サイズで、ビアホール41aの上方からビアホール41a周囲の絶縁層41の上面に広がるような形状とすることもできる。この例では、絶縁層41上に露出する端部52aの表面積が、図18(A)、図18(B)、図18(C)の順に大きくなる。ビア52を形成する際の電解めっき条件を調整することで、図18(A)、図18(B)、図18(C)のような形状のほか、様々な形状の端部52aを形成することが可能である。
上記のようにしてビア52を形成した後は、図15(B)に示すように、絶縁層41及びビア52(端部52a)の上に、バリア層57及びシード層34を形成する。例えば、バリア層57として、膜厚10nm〜50nmのTi層を、スパッタ法等を用いて、絶縁層41及びビア52の上に形成し、シード層34として、膜厚50nm〜200nmのCu層を、スパッタ法等を用いて、バリア層57上に形成する。尚、バリア層57には、Tiをはじめ、上記のようなTa、W、Ni、Co、Ruといった非Cu系導体材料、これらの窒化物や合金を用いることもできる。
バリア層57及びシード層34の形成後、そのシード層34上に、例えば膜厚10μmでレジストを塗布し、露光及び現像を行って、図15(C)に示すような開口部35aを有するレジストパターン35を形成する。レジストパターン35には、ビア52に電気的に接続される配線53を形成する領域に、開口部35aが設けられる。
レジストパターン35の形成後、シード層34を用いた電解めっき法により、図16(A)に示すように、開口部35a内に、Cu系導体材料、例えばCuの配線53を形成する。尚、形成される配線53の、ビア52の端部52aの部位が、上記のような表面53aに設けられる凹部53bに相当する。
次いで、図16(B)に示すように、レジストパターン35を剥離した後、図16(C)に示すように、その剥離後に露出する絶縁層41上のシード層34及びバリア層57をエッチングにより除去する。これにより、ビア52の端部52aが配線53(そのランド部)の内部に入り込んだビア接続構造が形成される。このビア接続構造において、ビア52の端部52aと配線53の間にはバリア層57が介在する。バリア層57は、配線53と絶縁層41の間にも介在する。
ここで、ビア接続構造(ビア52と配線53の接続部)の例を図19に示す。
図19(A)には、上記図18(A)に示したビア52の端部52a上に、バリア層57及びシード層34を介して配線53が形成された状態を模式的に図示している。同様に、図19(B)及び図19(C)にはそれぞれ、上記図18(B)及び図18(C)に示したビア52の端部52a上に、バリア層57及びシード層34を介して配線53が形成された状態を模式的に図示している。この例では、バリア層57を介して電気的に接続されるビア52と配線部(配線53及びシード層34)の接続面積が、図19(A)、図19(B)、図19(C)の順に増加する。
以後は、上記図14(B)、図14(C)、図15(A)〜図15(C)、図16(A)〜図16(C)の例に従い、図17(A)に示すように、配線53上に絶縁層42を形成し、配線53に電気的に接続されるビア54、及びビア54に電気的に接続される配線55を形成する。その際、ビア54の電解めっきには、下地基板31上に設けた1層目のシード層33を給電層として用いる。このような方法により、ビア54の、電解めっき時に絶縁層42の上面からオーバーフローされた端部54aが、配線55(そのランド部)の内部に入り込んだビア接続構造が形成される。このビア接続構造において、ビア54の端部54aと配線55の間にはバリア層58が介在する。バリア層58は、配線55と絶縁層42の間にも介在する。
ビア54の端部54aの形状、ビア54と配線55の接続部の構造は、上記のビア52と配線53について図18(A)〜図18(C)及び図19(A)〜図19(C)に例示したのと同様に、様々な形状、構造とすることができる。
ビア54及び配線55の形成後は、更に、上記図14(B)、図14(C)、図15(A)の例に従い、図17(A)に示すように、配線55上に絶縁層43を形成し、配線55に電気的に接続されるビア56を形成する。その際、ビア56の電解めっきには、下地基板31上のシード層33を給電層として用いる。このような方法により、電解めっき時に絶縁層43の上面からオーバーフローされた端部56aを有するビア56が形成される。
ビア56の端部56aの形状は、上記のビア52について図18(A)〜図18(C)に例示したのと同様に、様々な形状とすることができる。
尚、ビア56は、この例のように端部56aをオーバーフローさせた形状とすることができるほか、オーバーフローさせない形状とすることもできる。
ビア56の形成後は、図17(A)に示すように、その端部56aの表面に、例えば無電解めっき法を用いて、NiPとAuを積層してパッド層59を形成する。
以上の工程により、下地基板31上に、インターポーザ30の基本構造(インターポーザ部30a)が形成される。
尚、ここでは2層分のビア接続構造(ビア52と配線53の接続部、及び、ビア54と配線55の接続部)を例示するが、層数はこれに限定されるものではない。3層分以上のビア接続構造を形成する場合には、必要なビア接続構造の層数分、上記図14(B)、図14(C)、図15(A)〜図15(C)、図16(A)〜図16(C)の例に従ってビア及び配線の形成を繰り返す。そして、最上層の配線上に、上記図14(B)、図14(C)、図15(A)の例に従ってビア56を形成し、図17(A)に示すパッド層59を形成すればよい。
パッド層59の形成まで行った後は、図17(B)に示すように、インターポーザ部30aを下地基板31から剥離する。そして、図17(C)に示すように、下地基板31の剥離後に露出する1層目のシード層33を、エッチングにより除去する。これにより、上記図12(A)に示したようなインターポーザ30が形成される。
尚、ここでは、上記図10及び図11に例示したようなビア接続構造10をインターポーザに適用した場合を例示した。このほか、上記のようなビア接続構造10は、パッケージ基板、半導体チップ、半導体パッケージ等、他の電子部品にも適用可能である。
図20はパッケージ基板の一例を示す図である。尚、図20には、半導体チップが搭載されたパッケージ基板の一例の要部断面を模式的に図示している。
図20に例示するパッケージ基板100は、絶縁層110と、その絶縁層110内に設けられた、ビア接続構造を含む導体部120とを有している。
絶縁層110には、例えば、エポキシ、ポリイミド等の樹脂材料、ガラス繊維や炭素繊維を含有する複合樹脂材料が用いられる。
導体部120は、Cu系導体材料が用いられた、電極121、ビア122、配線123、ビア124、配線125及びビア126を含む。電極121は、その表面が絶縁層110から露出し、外部接続端子として機能する。電極121に電気的に接続されたビア122は、その端部122aが、ビア122側の表面123aをバリア層127で覆われた配線123のその凹部123b内に入り込んだ構造になっている。配線123に電気的に接続されたビア124は、その端部124aが、ビア124側の表面125aがバリア層128で覆われた配線125のその凹部125b内に入り込んだ構造になっている。バリア層127及びバリア層128には、Ti等の非Cu系導体材料が用いられる。配線125に電気的に接続されたビア126は、その端部126aが例えば絶縁層110から突出し、表面にパッド層129が設けられ、外部接続端子として機能する。
上記のような構成を有するパッケージ基板100上に、バンプ131を用いて半導体チップ130が実装され、半導体パッケージ140が形成される。
このように、ビア122と配線123の接続部、及び、ビア124と配線125の接続部に、上記図10及び図11に例示したビア接続構造10内の接続部の構造を採用し、パッケージ基板100を形成する。加熱や通電等によるボイドの発生、それによる導体部120の抵抗上昇、断線の発生を効果的に抑制し、信頼性の高いパッケージ基板100、更にはそれを用いた半導体パッケージ140を実現することができる。
尚、ここでは半導体チップ130が搭載されるパッケージ基板100を例示したが、電子部品が搭載可能なプリント基板等の様々な回路基板に、このパッケージ基板100と同様の構造を採用することが可能である。
図21は半導体チップの一例を示す図である。尚、図21には、半導体チップの一例の要部断面を模式的に図示している。
図21に例示する半導体チップ200は、トランジスタ211(ここでは一例としてMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを図示)が形成されたシリコン(Si)等の半導体基板210と、その半導体基板210上に設けられた配線層220とを有している。配線層220は、絶縁層230と、その絶縁層230内に設けられた、ビア接続構造を含む導体部240とを有している。
絶縁層230には、例えば、酸化シリコン等の無機材料が用いられる。
導体部240は、半導体素子であるトランジスタ211に電気的に接続されたプラグ212と、そのプラグ212に電気的に接続され、Cu系導体材料が用いられた、配線241、ビア242、配線243、ビア244、配線245及びビア246を含む。配線241に電気的に接続されたビア242は、その端部242aが、ビア242側の表面243aをバリア層247で覆われた配線243のその凹部243b内に入り込んだ構造になっている。配線243に電気的に接続されたビア244は、その端部244aが、ビア244側の表面245aがバリア層248で覆われた配線245のその凹部245b内に入り込んだ構造になっている。バリア層247及びバリア層248には、Ti等の非Cu系導体材料が用いられる。配線245に電気的に接続されたビア246は、その端部246aが例えば絶縁層230から突出し、表面にパッド層249が設けられ、外部接続端子として機能する。
このように、ビア242と配線243の接続部、及び、ビア244と配線245の接続部に、上記図10及び図11に例示したビア接続構造10内の接続部の構造を採用し、半導体チップ200を形成する。加熱や通電等によるボイドの発生、それによる導体部240の抵抗上昇、断線の発生を効果的に抑制し、信頼性の高い半導体チップ200を実現することができる。
図22は半導体パッケージの一例を示す図である。尚、図22には、半導体パッケージの一例の要部断面を模式的に図示している。
図22には、WLP(Wafer Level Package)構造を有する半導体パッケージ300を例示している。半導体パッケージ300は、樹脂層310と、その樹脂層310内に設けられたチップ部品320と、樹脂層310上に設けられた配線層(再配線層)330とを有している。樹脂層310内に設けられるチップ部品320として、ここでは半導体素子である半導体チップ320a、及びコンデンサ(チップコンデンサ)320bを例示している。再配線層330は、絶縁層340と、その絶縁層340内に設けられた、ビア接続構造を含む導体部350とを有している。
絶縁層340には、例えば、エポキシ、ポリイミド等の樹脂材料、或いは、そのような樹脂材料に酸化シリコン等の絶縁性フィラーを含有させたものが用いられる。
導体部350は、Cu系導体材料が用いられた、ビア352、配線353、ビア354、配線355及びビア356を含む。ビア352は、チップ部品320(半導体チップ320a、チップコンデンサ320b)の電極321に電気的に接続されている。チップ部品320の電極321に電気的に接続されたビア352は、その端部352aが、ビア352側の表面353aをバリア層357で覆われた配線353のその凹部353b内に入り込んだ構造になっている。配線353に電気的に接続されたビア354は、その端部354aが、ビア354側の表面355aがバリア層358で覆われた配線355のその凹部355b内に入り込んだ構造になっている。バリア層357及びバリア層358には、Ti等の非Cu系導体材料が用いられる。配線355に電気的に接続されたビア356は、その端部356aが例えば絶縁層340から突出し、表面にパッド層359が設けられ、外部接続端子として機能する。
このように、ビア352と配線353の接続部、及び、ビア354と配線355の接続部に、上記図10及び図11に例示したビア接続構造10内の接続部の構造を採用し、半導体パッケージ300を形成する。加熱や通電等によるボイドの発生、それによる導体部350の抵抗上昇、断線の発生を効果的に抑制し、信頼性の高い半導体パッケージ300を実現することができる。
尚、上記のインターポーザ30は、図13〜図17に示したように、その基本構造となるインターポーザ部30aを下地基板31上に形成した後、その下地基板31を剥離し、下地基板31上に形成していた1層目のシード層33をエッチングすることで、形成される。一方、例えば、図21に示した半導体チップ200の配線層220や、図22に示した半導体パッケージ300の再配線層330のように、形成後に下地(半導体基板210や樹脂層310等の部分)を除去しない場合には、次のような方法を用いることができる。
図23は配線層の形成方法の一例を示す図である。尚、図23の(A)〜(D)はそれぞれ、配線層に含まれるビアの形成工程の要部断面模式図である。
この例では、まず、図23(A)に示すような、下地となる基板400が準備される。ここでの基板400は一例として、上記図21に示した、トランジスタ211が形成された半導体基板210にプラグ212及び配線241の形成まで行われたもの、或いは、上記図22に示した、樹脂層310にチップ部品320が内蔵されたものとする。
このような基板400上に、図23(A)に示すように、絶縁層410を形成する。そして、その絶縁層410の、基板400上の導体層420(上記図21の配線241或いは上記図22の電極321に相当)に対応する領域に開口部430aを有するレジストパターン430を形成する。このレジストパターン430をマスクにしてエッチングを行い、図23(B)に示すように、絶縁層410に、導体層420に通じるビアホール410aを形成する。
絶縁層410にビアホール410aを形成した後、図23(C)及び図23(D)に示すようにして、絶縁層410の上面から突出する端部440aを有するビア440(上記図21のビア242或いは上記図22のビア352に相当)を形成する。
ここでは、絶縁層410の上面から突出する端部440aを有するビア440を、レジストパターン430を残した状態で、Cu系導体材料の無電解めっき、例えばCuの無電解めっきを行うことで、形成する。この無電解めっきでは、図23(C)に示すように、Cu系導体材料441が、絶縁層410のビアホール410a内、及びレジストパターン430上に形成される。無電解めっき後、レジストパターン430を、その上に形成されたCu系導体材料441と共に除去(リフトオフ)することで、図23(D)に示すような、絶縁層410の上面から突出する端部440aを有するビア440が形成される。この方法では、レジストパターン430の厚み、開口部430aの形状及びサイズを調整することで、ビア440の端部440aの形状及びサイズを変化させることが可能である。
ビア440の形成後は、上記のインターポーザ30について述べた図15(B)、図15(C)、図16(A)〜図16(C)の例に従って、ビア440に電気的に接続される配線(上記図21の配線243或いは上記図22の配線353に相当)を形成する。その配線上に更にビアを形成する場合には、例えば、この図23(A)〜図23(D)(或いは次に述べる図24(A)〜図24(D))の例に従って、ビアを形成することができる。
また、図24は配線層の形成方法の別例を示す図である。尚、図24の(A)〜(D)はそれぞれ、配線層に含まれるビアの形成工程の要部断面模式図である。
この例では、まず、図24(A)に示すように、下地となる所定の基板400上に絶縁層410を形成し、その絶縁層410に、基板400上の導体層420に通じるビアホール410aを形成する。その後、図24(B)に示すように、ビアホール410aに、印刷法を用いて、Cu系導体材料を含有する導体ペーストを充填し、ビア440の本体部440bを形成する。
このようにビアホール410a内に本体部440bを形成した後、図24(C)に示すように、本体部440bに対応する領域に開口部450aを有するレジストパターン450を形成し、Cu系導体材料441の無電解めっきを行う。その後、そのレジストパターン450を、その上に形成されたCu系導体材料441と共に除去することで、図24(D)に示すように、本体部440b上に、絶縁層410の上面から突出する端部440aを形成する。これにより、ビア440を形成する。この方法では、レジストパターン450の厚み、開口部450aの形状及びサイズを調整することで、ビア440の端部440aの形状及びサイズを変化させることが可能である。
このように本体部440bの形成に印刷法を用い、端部440aの形成に無電解めっき法を用いて、ビア440を形成することもできる。ビア440に電気的に接続される配線は、上記図15(B)、図15(C)、図16(A)〜図16(C)の例に従って形成することができ、更にビアを形成する場合には、この図24(A)〜図24(D)(或いは先に述べた図23(A)〜図23(D))の例に従って、ビアを形成することができる。
続いて、以上説明したようなビア接続構造に関する評価結果について述べる。
図25は評価サンプルの説明図である。尚、図25において、(A)は評価サンプルの要部断面模式図、(B)は評価サンプルの要部斜視模式図である。
ここでは評価サンプル500として、下側の配線511、上側の配線512の対、及び、上下の配線511と配線512を電気的に接続するビア513の対を有するビア接続構造510が、絶縁層520内に設けられたものを用いた。尚、図25(B)では、絶縁層520の図示を省略している。
下側の配線511は、配線部511aと、その両端に接続されたランド部511bとを有している。上側の配線512はそれぞれ、配線部512aと、その両端に接続されたランド部512b及びパッド部512cとを有している。配線511の両側のランド部511bと、各配線512のランド部512bとが、それぞれビア513で電気的に接続されている。このようなビア接続構造510が、配線512のパッド部512cの一部を露出させて、絶縁層520内に設けられている。
評価サンプル500において、下側の配線511のランド部511bの直径は15μm、上側の配線512のランド部512bの直径は25μm、ビア513の直径は5μmとし、配線部511a及び配線部512aの幅は10μmとした。上側の配線512のパッド部512cの直径は90μm、下側の配線511の長さは1000μmとした。また、配線511、ビア513及び配線512の厚さ、及び、配線512上の絶縁層520の部分の厚さは、いずれも5μmとした。
評価サンプル500におけるビア513と配線512のランド部512bとの接続構造は、上記図19(A)、図19(B)、図19(C)の例に従って変化させた。即ち、バリア層(図25では図示を省略)を介して電気的に接続されるビア513とランド部512bの接続面積を、上記図19(A)、図19(B)、図19(C)の例に従い、3段階で大きくした3種類のサンプルを準備した。ここでは、各種類の評価サンプル500を、1種類につき20個準備した。
また、比較のため、評価サンプル500におけるビア513とランド部511b及びランド部512bとの接続構造を、上記図4(A)に示したような構造としたサンプル、上記図9(A)に示したような構造としたサンプルを準備した(図25ではバリア層の図示を省略)。ここでは、各構造の評価サンプル500を、それぞれ20個準備した。
準備した評価サンプル500について、サーマルサイクル試験及びエレクトロマイグレーション試験を実施した。サーマルサイクル試験では、各評価サンプル500について、−25℃から125℃の昇降温を、−25℃と125℃でそれぞれ15分保持しながら1000回繰り返した後の抵抗変化を測定した。エレクトロマイグレーション試験では、各評価サンプル500について、200℃で1×106A/cm2の電流を流し、500時間経過後の抵抗変化を測定した。サーマルサイクル試験前後の抵抗変化(抵抗上昇)率が50%以上となった評価サンプル500、エレクトロマイグレーション試験前後の抵抗変化(抵抗上昇)率が50%以上となった評価サンプル500を、不良と判定した。
判定結果を表1に示す。
Figure 0006237145
表1の評価サンプルaは、上記図4(A)に示したようなビア接続構造を採用した評価サンプル500に相当し、表1の評価サンプルbは、上記図9(A)に示したようなビア接続構造を採用した評価サンプル500に相当している。
また、表1の評価サンプルA,B,Cは、バリア層を介したビア513とランド部512bの接続面積を、上記図19(A)、図19(B)、図19(C)の例に従って3段階で大きくした評価サンプル500に相当している。バリア層を介したビア513とランド部512bの接続面積は、A<B<Cの順で大きくなっている。
表1より、サーマルサイクル試験では、評価サンプルaの20個中20個が50%以上の抵抗上昇を示し、評価サンプルbの20個中15個が50%以上の抵抗上昇を示した。これに対し、評価サンプルA,B,Cでは、評価サンプルAの20個中8個が50%以上の抵抗上昇を示すものの、評価サンプルB,Cでは1個も50%以上の抵抗上昇を示すものがなかった。
エレクトロマイグレーション試験では、評価サンプルaの20個中10個が50%以上の抵抗上昇を示し、評価サンプルbの20個中12個が50%以上の抵抗上昇を示した。これに対し、評価サンプルA,B,Cでは、評価サンプルAの20個中4個が50%以上の抵抗上昇を示すものの、評価サンプルB,Cでは1個も50%以上の抵抗上昇を示すものがなかった。
表1の結果より、ビア513の端部を配線512内に入り込ませる評価サンプルA,B,Cのビア接続構造の方が、入り込ませない評価サンプルa,bのビア接続構造よりも、サーマルサイクル試験、エレクトロマイグレーション試験での抵抗上昇が抑制される。更に、評価サンプルA,B,Cでは、ビア513の端部を大きく配線512内に入り込ませたビア接続構造としたものの方が、サーマルサイクル試験、エレクトロマイグレーション試験での抵抗上昇が抑制される。
ビア513の端部を配線512内に入り込ませることで、加熱や通電による抵抗上昇を抑え、信頼性の高いビア接続構造を実現することができる。その結果、そのようなビア接続構造を備える信頼性の高い電子部品、更にはそのような電子部品を備える信頼性の高い電子装置を実現することができる。
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 絶縁層と、
前記絶縁層内に設けられた導体部と
を含み、
前記導体部は、
凹部が設けられた表面を有する第1導体層と、
前記表面を覆うバリア層と、
前記バリア層で覆われた前記凹部内に第1端部が位置するビアと
を含むことを特徴とする電子部品。
(付記2) 前記表面に対向して設けられ、前記ビアの前記第1端部と反対の第2端部に電気的に接続された第2導体層を更に含むことを特徴とする付記1に記載の電子部品。
(付記3) 前記第1導体層及び前記ビアに銅系導体材料が用いられ、前記バリア層に非銅系導体材料が用いられることを特徴とする付記1又は2に記載の電子部品。
(付記4) 前記導体部は、前記第1導体層に電気的に接続され、前記絶縁層から露出する端子を更に含むことを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載の電子部品。
(付記5) 半導体素子を備える基板を更に含み、
前記基板上に前記絶縁層及び前記導電部を有することを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の電子部品。
(付記6) 第1絶縁層を形成する工程と、
前記第1絶縁層に第1開口部を形成する工程と、
前記第1開口部に、前記第1開口部から突出する第1端部を有する第1ビアを形成する工程と、
前記第1絶縁層上及び前記第1端部上に第1バリア層を形成する工程と、
前記第1バリア層上に第1導体層を形成する工程と
を含むことを特徴とする電子部品の製造方法。
(付記7) 前記第1絶縁層を形成する工程前に、第3導体層を有する基板を準備する工程を更に含み、
前記第1絶縁層を形成する工程は、前記基板上に前記第1絶縁層を形成する工程を含み、
前記第1開口部を形成する工程は、前記第3導体層に対応する位置に前記第1開口部を形成する工程を含むことを特徴とする付記6に記載の電子部品の製造方法。
(付記8) 前記基板を準備する工程後に、前記基板上及び前記第3導体層上に給電層を形成する工程を更に含み、
前記第1絶縁層を形成する工程は、前記給電層上に前記第1絶縁層を形成する工程を含み、
前記第1開口部を形成する工程は、前記第3導体層上の前記給電層に通じる前記第1開口部を形成する工程を含み、
前記第1ビアを形成する工程は、前記給電層を用いた電解めっき法によって、前記第1開口部に前記第1ビアを形成する工程を含むことを特徴とする付記7に記載の電子部品の製造方法。
(付記9) 前記第1導体層を形成する工程後に、
前記第1導体層上に第2絶縁層を形成する工程と、
前記第2絶縁層に、前記第1導体層に通じる第2開口部を形成する工程と、
前記第2開口部に、前記給電層を用いた電解めっき法によって、前記第2開口部から突出する第2端部を有する第2ビアを形成する工程と、
を更に含むことを特徴とする付記8に記載の電子部品の製造方法。
(付記10) 前記第2ビアを形成する工程後に、
前記第1絶縁層から前記基板を除去する工程と、
前記第1絶縁層の、前記基板が除去された面上の前記給電層を除去する工程と
を更に含むことを特徴とする付記9に記載の電子部品の製造方法。
(付記11) 前記第1ビアを形成する工程は、前記第1ビアの、少なくとも前記第1端部を、無電解めっき法によって形成する工程を含むことを特徴とする付記7に記載の電子部品の製造方法。
(付記12) 第1電子部品と、
前記第1電子部品に電気的に接続された第2電子部品と
を含み、
前記第1電子部品は、
絶縁層と、
前記絶縁層内に設けられた導体部と
を含み、
前記導体部は、
凹部が設けられた表面を有する第1導体層と、
前記表面を覆うバリア層と、
前記バリア層で覆われた前記凹部内に第1端部が位置するビアと
を含むことを特徴とする電子装置。
10,510,600,700 ビア接続構造
11,12,420 導体層
11a,12a,511a,512a 配線部
11b,12b,511b,512b ランド部
12c,53a,55a,123a,125a,243a,245a,353a,355a 表面
12d,53b,55b,123b,125b,243b,245b,353b,355b 凹部
13,57,58,127,128,247,248,357,358,640,760 バリア層
13a,640a,760a 界面層
14,52,54,56,122,124,126,242,244,246,352,354,356,440,513,670,750 ビア
14a,52a,54a,56a,122a,124a,126a,242a,244a,246a,352a,354a,356a,440a 端部
20,40,41,42,43,110,230,340,410,520,610a,610b,610c,710a,710b,710c 絶縁層
30 インターポーザ
30a インターポーザ部
31 下地基板
32,35,430,450,660,740,780 レジストパターン
33,34,650,720,770 シード層
35a,430a,450a,660a,740a,780a 開口部
41a,410a,630 ビアホール
50,120,240,350 導体部
51,121,321 電極
51a 電極層
53,55,123,125,241,243,245,353,355,511,512 配線
59,129,249,359 パッド層
60 電子装置
70a,70b,130,200,320a 半導体チップ
80 回路基板
91,92,131 バンプ
100 パッケージ基板
140,300 半導体パッケージ
210 半導体基板
211 トランジスタ
212 プラグ
220 配線層
310 樹脂層
320 チップ部品
320b チップコンデンサ
330 再配線層
400 基板
440b 本体部
441 Cu系導体材料
500 評価サンプル
512c パッド部
620,730 下層配線
680,790 上層配線
810,820 ボイド

Claims (4)

  1. 第1導体層を有する基板上及び前記第1導体層上に、給電層を形成する工程と、
    前記給電層上に第1絶縁層を形成する工程と、
    前記第1絶縁層に、前記第1導体層上の前記給電層に通じる第1開口部を形成する工程と、
    前記第1開口部に、前記給電層を用いた電解めっき法によって、前記第1開口部から突出する第1端部を有する第1ビアを形成する工程と、
    前記第1絶縁層上及び前記第1端部上に第1バリア層を形成する工程と、
    前記第1バリア層上に第導体層を形成する工程と
    を含むことを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 前記第導体層を形成する工程後に、
    前記第導体層上に第2絶縁層を形成する工程と、
    前記第2絶縁層に、前記第1導体層に通じる第2開口部を形成する工程と、
    前記第2開口部に、前記給電層を用いた電解めっき法によって、前記第2開口部から突出する第2端部を有する第2ビアを形成する工程と、
    を更に含むことを特徴とする請求項に記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記第2ビアを形成する工程後に、
    前記第1絶縁層から前記基板を除去する工程と、
    前記第1絶縁層の、前記基板が除去された面上の前記給電層を除去する工程と
    を更に含むことを特徴とする請求項に記載の電子部品の製造方法。
  4. 第1電子部品を形成する工程と、
    前記第1電子部品に第2電子部品を電気的に接続する工程と
    を含み、
    前記第1電子部品を形成する工程は、
    第1導体層を有する基板上及び前記第1導体層上に、給電層を形成する工程と、
    前記給電層上に第1絶縁層を形成する工程と、
    前記第1絶縁層に、前記第1導体層上の前記給電層に通じる第1開口部を形成する工程と、
    前記第1開口部に、前記給電層を用いた電解めっき法によって、前記第1開口部から突出する第1端部を有する第1ビアを形成する工程と、
    前記第1絶縁層上及び前記第1端部上に第1バリア層を形成する工程と、
    前記第1バリア層上に第2導体層を形成する工程と
    を含むことを特徴とする電子装置の製造方法。
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