JP6237040B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、高温型燃料電池を備える燃料電池システムに関する。
高温型燃料電池を備える燃料電池システムは、高温型燃料電池において、燃料極に供給される水素と、空気極に供給される空気中の酸素とが化学反応することにより、発電を行う(特許文献1参照)。このため、高温型燃料電池に供給される水素を生成する改質器は、水素を過剰に生成する必要がある。水素は、一般的に、外部から改質器に供給される燃料と水とが改質器の触媒上で反応して生成される。一方、外部からの水の供給を必要としない燃料電池システムも考えられる。例えば、ラジエーターを備える燃料電池システムにおいては、ラジエーターは、高温型燃料電池から排出される水蒸気を含むオフガスを冷却して水を生成する。生成された水は、再び改質器で利用される。
特開2005−185989号公報
外部からの水の供給を必要としないラジエーターを備える燃料電池システムにおいては、高温型燃料電池で発電した電気が、ラジエーターを稼動するための電気として消費されるため、発電効率が悪い。
本発明は、外部からの水の供給を必要とせず、且つ発電効率の高い燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、高温型燃料電池と、前記高温型燃料電池に空気供給ラインを介して接続され、酸素を含む空気を前記高温型燃料電池に供給する空気供給部と、前記高温型燃料電池に水素供給ラインを介して接続され、高温下において触媒上で燃料と水とを反応させて水素を生成する改質器と、前記改質器に燃料供給ラインを介して接続され、前記燃料供給ラインを通じて前記改質器に燃料を供給する燃料供給部と、前記改質器に第1水供給ラインを介して接続され、前記改質器に供給される水を貯留する水貯留部と、前記高温型燃料電池と商用電源系統とを接続する系統電気供給ラインの途中に接続された、制御部を有するパワーコンディショナと、前記パワーコンディショナに余剰電気供給ラインを介して接続され、前記高温型燃料電池から発生した余剰電力によって一部が冷却され他部が加熱される熱電変換部材と、前記高温型燃料電池にオフガスラインを介して接続されると共に、前記水貯留部に第2水供給ラインを介して接続され前記オフガスラインを介して送られた燃焼ガスを前記熱電変換部材の一部で冷却して燃焼ガスが凝縮されることで前記水貯留部に貯留するための水を生成する凝縮部とを備え、前記制御部は、前記高温型燃料電池から発生した電力が、前記商用電源系統で十分であると判断された場合に、前記余剰電気供給ラインを介して前記熱電変換部材へ電力を供給する高温型燃料電池システムに関する。
また、前記凝縮部において、前記熱電変換部材は、燃焼ガスの流れ方向に対して傾斜するように複数設けられ、複数の前記熱電変換部材は、前記流れ方向に視たときに重なるように設けられることが好ましい。
また、前記熱電変換部材に緊急電気供給ラインを介して接続され、前記水貯留部内の水の貯留量が一定量以下となった場合に、前記熱電変換部材に電気を供給する緊急電気供給部を備えることが好ましい。
また、前記高温型燃料電池システムは外部からの水の供給を必要としないことが好ましい。
本発明によれば、外部からの水の供給を必要とせず、且つ発電効率の高い燃料電池システムを提供することができる。
本発明の実施形態の燃料電池システムを示す概略図である。 本発明の実施形態の凝縮部21における熱電変換部材22の配置状態を示す概略側面図である。 本発明の実施形態の凝縮部21における熱電変換部材22の配置状態を示す概略斜視図である。 本発明の実施形態の凝縮部21の第1変形例における熱電変換部材22の配置状態を示す概略斜視図である。 図3Aの右方向から見た正面図である。 本発明の実施形態の凝縮部21の第2変形例における熱電変換部材22の配置状態を示す概略斜視図である。 本発明の実施形態の凝縮部21の第3変形例における熱電変換部材22の配置状態を示す概略斜視図である。 本発明の実施形態の凝縮部21における熱電変換部材22の別の配置状態を示す概略斜視図である。
ここで、説明の便宜上、後述の凝縮部21の背壁214から前壁213へ向かう方向(図5における左下方向)を前方向D11と定義し、その反対の方向を後方向D12と定義し、これらを前後方向D1と定義する。また、後述の凝縮部21の下壁212から上壁211へ向かう方向(図5における上方向)を上方向D21と定義し、その反対の方向を下方向D22と定義し、これらを上下方向D2と定義する。また、後述の凝縮部21の右壁217から左壁215へ向かう方向(図5における左上方向)を左方向D31と定義し、その反対の方向を右方向D32と定義し、これらを左右方向D3と定義する。
以下、本発明の実施形態に係る燃料電池システムについて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態による燃料電池システムを示す概略図である。図2Aは、本発明の実施形態による凝縮部21における熱電変換部材22の配置を示す概略側面図である。図2Bは、本発明の実施形態による凝縮部21における熱電変換部材22の配置を示す概略斜視図である。以下の説明において、「ライン」とは、流路、経路、管路等の総称である。
図1に示すように、燃料電池システム1は、高温型燃料電池11と、改質器13と、水貯留部15と、燃焼器17と、熱交換器19と、凝縮部21と、パワーコンディショナ25と、燃料供給部31と、空気供給部としてのファン33と、緊急電気供給部37と、弁41と、ポンプ43とを備える。燃料電池システム1は、商用電源系統35(以下「系統35」ともいう)へ電力を供給する。
また、燃料電池システム1は、燃料供給ラインL1と、第1水供給ラインL3と、水素供給ラインL5と、空気供給ラインL7と、水素オフガスラインL9と、酸素オフガスラインL11と、第1のオフガスラインL13と、第2のオフガスラインL15と、排気ラインL17と、第2水供給ラインL19とを備える。更に、燃料電池システム1は、電気供給ラインとして、系統電気供給ラインL21と、余剰電気供給ラインL23と、緊急電気供給ラインL25とを備える。
ここで、ラインの説明に必要な構成要件について、まず必要最小限の説明をし、詳しくは後述する。燃料供給部31は、都市ガス等の燃料G1を貯留する。弁41は、燃料供給ラインL1の開閉を行う。ポンプ43は、水貯留部15からの水W1を加圧する。空気供給部としてのファン33は、燃料電池システム1に空気A1を供給する。系統35は、高温型燃料電池11で発電した電気を消費して、稼動する。緊急電気供給部37は、水貯留部15内の水の貯留量が一定量以下となった場合に、凝縮部21に電気を供給する。改質器13は、燃料G1と水W1から水素G5を生成する。燃焼器17は、高温型燃料電池11から排出される水素オフガスG9及び酸素オフガスG11を燃焼する。熱交換器19は、燃焼器17から供給される高温の燃焼ガス(オフガス)G13の熱を媒体に伝達させる。凝縮部21は、熱交換器19から排出される燃焼ガスG13を冷却して水W3を生成する。熱電変換部材22においては、通電すると、一端部は吸熱反応を起こして冷却され、他端部は放熱反応を起こして加熱される。また、冷却される熱電変換部材22の一端部は、燃焼ガスG13の上流側に対向して設けられている。
燃料供給ラインL1の一端部は、都市ガス等の燃料G1を供給可能な燃料供給部31に接続され、燃料供給ラインL1の他端部は、改質器13に接続されている。燃料供給ラインL1の途中には燃料供給ラインL1の開閉を行う弁41が、接続されている。弁41が開くと、燃料G1は、燃料供給部31から燃料供給ラインL1を流通して、改質器13へ供給される。
第1水供給ラインL3の一端部は、水貯留部15に接続され、第1水供給ラインL3の他端部は、改質器13に接続されている。第1水供給ラインL3の途中には、改質器13に水W1を供給するために水貯留部15からの水W1を加圧するポンプ43が接続されている。ポンプ43の駆動によって、水貯留部15内の水W1は、水貯留部15から第1水供給ラインL3を流通して、改質器13へ供給される。
水素供給ラインL5の一端部は、改質器13に接続され、水素供給ラインL5の他端部は、高温型燃料電池11に接続される。改質器13において生成される水素G5は、水素供給ラインL5を通じて高温型燃料電池11に供給され、発電に用いられる。
空気供給ラインL7の一端部は、空気A1を高温型燃料電池11に供給するための空気供給部としてのファン33及びフィルタ(図示せず)に接続されている。空気供給ラインL7の他端部は、高温型燃料電池11に接続されている。空気供給ラインL7の途中には、熱交換器19が接続されている。ファン33からフィルタを通過した空気A1は、空気供給ラインL7を流通して、熱交換器19を通過した後、高温型燃料電池11に供給される。
水素オフガスラインL9の一端部は、高温型燃料電池11に接続され、水素オフガスラインL9の他端部は、燃焼器17に接続されている。高温型燃料電池11から排気される水素オフガスG9は、水素オフガスラインL9を通じて燃焼器17に供給される。
酸素オフガスラインL11の一端部は、高温型燃料電池11に接続され、酸素オフガスラインL11の他端部は、燃焼器17に接続されている。高温型燃料電池11から排気される酸素オフガスG11は、酸素オフガスラインL11を通じて燃焼器17に供給される。
第1のオフガスラインL13の一端部は、燃焼器17に接続され、第1のオフガスラインL13の他端部は、熱交換器19に接続されている。燃焼器17において水素オフガスG9及び酸素オフガスG11を燃焼した後の高温の燃焼ガスG13は、第1のオフガスラインL13を通じて熱交換器19に供給される。
第2のオフガスラインL15の一端部は、熱交換器19に接続され、第2のオフガスラインL15の他端部は、凝縮部21に接続されている。熱交換器19で空気供給ラインL7を流通する空気A1と熱交換を行った燃焼ガスG13は、第2のオフガスラインL15を通じて凝縮部21に供給される。
排気ラインL17の一端部は、凝縮部21に接続され、排気ラインL17の他端部は、燃料電池システム1の外部へ解放されている。凝縮部21において、凝縮されずに残った燃焼ガスG13は、排気ガスG15として、排気ラインL17を流通して燃料電池システム1の外部へ排気される。
第2水供給ラインL19の一端部は、凝縮部21に接続され、第2水供給ラインL19の他端部は、水貯留部15に接続されている。凝縮部21において燃焼ガスG13から生成される水W3は、第2水供給ラインL19を通じて水貯留部15に供給される。
系統電気供給ラインL21の一端部は、高温型燃料電池11に接続され、系統電気供給ラインL21の他端部は、高温型燃料電池11で発電した電気を消費する系統35に接続されている。系統電気供給ラインL21の途中には、パワーコンディショナ25が接続される。系統35に必要な電気は、系統電気供給ラインL21を通じて系統35に供給される。
余剰電気供給ラインL23の一端部は、パワーコンディショナ25に接続され、余剰電気供給ラインL23の他端部は、凝縮部21に接続される。パワーコンディショナ25は、高温型燃料電池11で発電した電気が系統35へ十分供給されていると判断すると、高温型燃料電池11で発電した電気を、余剰電気供給ラインL23を通じて凝縮部21へ供給する。
緊急電気供給ラインL25の一端部は、緊急電気供給部37に接続され、緊急電気供給ラインL25の他端部は、凝縮部21へ接続される。緊急電気供給部37は、水貯留部15の水の貯留量が一定量以下となった場合に、緊急電気供給ラインL25を通じて凝縮部21に電気を供給する。
高温型燃料電池11は、高温型の燃料電池であるSOFC(固体酸化物形燃料電池)である。高温型燃料電池11においては、改質器13から供給される水素G5と、空気供給ラインL7から供給される空気A1中の酸素とが反応することにより、発電が行われる。高温型燃料電池11において発電を行うときの温度である運転温度は、700℃〜1000℃と高温である。
改質器13は、触媒を有している。第1水供給ラインL3を通して供給される水W1と、燃料供給ラインL1を通して供給される燃料G1とが、改質器13の触媒上で反応する。この反応により、改質器13において、水素G5が生成する。生成された水素G5は、水素供給ラインL5を通して高温型燃料電池11に供給される。
燃焼器17は、バーナーや炉等により構成される。燃焼器17では、水素オフガスラインL9を通して供給された水素オフガスG9及び酸素オフガスラインL11を通して供給された酸素オフガスG11が燃焼して、高温の燃焼ガスG13が生成される。生成された高温の燃焼ガスG13は、第1のオフガスラインL13を流通して熱交換器19へ供給される。
熱交換器19は、燃焼器17から供給される高温の燃焼ガスG13の熱を媒体に伝達させる。熱交換器19は、空気供給ラインL7の途中に接続され、且つ第1のオフガスラインL13と第2のオフガスラインL15との間に接続される。空気供給ラインL7には、媒体としての空気A1が流通する。熱交換器19において、第1のオフガスラインL13から供給される高温の燃焼ガスG13の熱は、空気供給ラインL7を流通して熱交換器19を通過する空気A1へ伝達される。高温の燃焼ガスG13から熱を吸収して高温になった空気A1は、熱交換器19を通過後、空気供給ラインL7を流通して高温型燃料電池11に供給される。
凝縮部21は、複数の熱電変換部材22を備え、熱交換器19から排出される燃焼ガスG13を冷却して水W3を生成する。凝縮部21の複数の熱電変換部材22においては、電気が供給されると、一端部は吸熱反応を起こして冷却され、他端部は放熱反応を起こして加熱される。
水貯留部15は、改質水としての水W1、W3を貯留する。水W1は、第1水供給ラインの途中に接続されるポンプ43の駆動により、第1水供給ラインL3を流通して改質器13へ供給される。水W3は、凝縮部21で生成されて、第2水供給ラインL19を流通して水貯留部15へ供給される。
パワーコンディショナ25は、DC/ACコンバータ(図示せず)と制御部(図示せず)とを備える。パワーコンディショナ25は、高温型燃料電池11で発電した電気を系統35へ供給しているときに、系統35における電力消費量の減少(電流の減少)を検出する。パワーコンディショナ25は、制御部から送られる電気信号に従って、高温型燃料電池11で発電した電気を系統35又は凝縮部21の熱電変換部材22へ送電する。また、制御部は、CPU(図示せず)と記憶媒体(図示せず)とを主として有している。記憶媒体には、各種の制御を行うためにCPUを動作させるためのプログラムがそれぞれ記憶されている。制御部は、パワーコンディショナ25の検出信号に基づいて、高温型燃料電池11で発電した電気を系統35又は凝縮部21へ送電するための電気信号を、パワーコンディショナ25へ送る。更に、DC/ACコンバータは、高温型燃料電池11で発電する直流電圧の電気を、系統35において使用可能な所定の交流電圧(例えば、AC100V)の電気に変換して、変換した交流電圧の電気を系統35へ出力する。
次に、本発明の実施形態に係る熱電変換部材について、図2A及び図2Bを参照しながら説明する。
凝縮部21は、上壁211、下壁212、前壁213(図示せず)、背壁214(図示せず)を有する。これらは、一辺が左右方向D3に長い同一の長方形状を有している。また、凝縮部21は、左壁215、右壁217を有する。これらは、同一の四角形状を有している。上壁211と下壁212とは対向しており、前壁213と背壁214とは対向しており、左壁215と右壁217とは対向している。上壁211の左端、下壁212の左端、前壁213の左端、背壁214の左端は、全て左壁215に接続されている。上壁211の右端、下壁212の右端、前壁213の右端、背壁214の右端は、全て右壁217に接続されている。左壁215の下側には、凝縮部21へ燃焼ガスG13を流通させるための入口開口部216が設けられている。また、右壁217の上側には、凝縮部21で凝縮されずに残った燃焼ガスG13を排気するための出口開口部218が設けられている。なお、凝縮部21は、図3A、図3B、図4に示すように、左壁215及び右壁217を備えずに、左右方向D3に開放されていてもよい。
凝縮部21は、凝縮部21の内部に、2種類の異なる金属又は半導体から成る複数の熱電変換部材22を備える。熱電変換部材22は、凝縮部21に供給される燃焼ガスG13との接触を効率よく行うために、凝縮部21において、図2Aに示すように、燃焼ガスG13の流れ方向D5に対して傾斜するように複数設けられると共に、図2Bに示すように、燃焼ガスG13の流れ方向D5に視たときに重なるように設けられる。熱電変換部材22は、図2A、図2Bに示すように、燃焼ガスG13の流れ方向D5に視たときに、熱電変換部材22の平面部分の全体が重なるように複数配置されている。なお、熱電変換部材22は、図6に示すように、燃焼ガスG13の流れ方向D5に視たときに、熱電変換部材22の平面部分の一部が重なるように複数配置されていてもよい。
以上の構成による燃料電池システムは、以下のように動作する。
先ず、本システムを稼動させる前に、所定量以上の水W1を水貯留部15に供給する。
空気供給部としてのファン33からフィルタを通過した空気A1は、空気供給ラインL7を流通して、熱交換器19に供給される。
高温型燃料電池11が既に発電しているときは、熱交換器19において、第1のオフガスラインL13から供給される高温の燃焼ガスG13の熱は、空気供給ラインL7を流通して熱交換器19を通過する空気A1へ伝達される。高温の燃焼ガスG13から熱を吸収して高温になった空気A1は、熱交換器19を通過後、空気供給ラインL7を流通して高温型燃料電池11に供給される。一方、熱交換器19において、熱を放出した燃焼ガスG13は、第2のオフガスラインL15を流通して凝縮部21に供給される。
また、燃料供給ラインL1の途中に接続される弁41が開くと、燃料G1は、燃料供給部31から燃料供給ラインL1を流通して、改質器13へ供給される。
ポンプ43の駆動によって水貯留部15からの水W1が加圧されると、水W1は、第1水供給ラインL3を流通して、改質器13に供給される。
改質器13において、第1水供給ラインL3を通して供給される水W1と燃料供給ラインL1を通して供給される燃料G1とが、改質器13の触媒上で反応する。この反応により、改質器13において、水素G5が生成する。生成された水素G5は、水素供給ラインL5を流通して高温型燃料電池11に供給される。
高温型燃料電池11において、改質器13から供給される水素G5と、空気供給ラインL7から供給される空気A1中の酸素とが反応して、発電が行われる。発電した電気は、先ず、系統電気供給ラインL21を通じてパワーコンディショナ25へ送電される。パワーコンディショナ25は、系統35の電力消費量の減少値を検出する。
ここで、系統35の電力消費量の減少値が所定値以下である場合について説明する。まず、パワーコンディショナ25は、系統35の電力消費量の減少値が所定値以下であることを検出する。制御部は、パワーコンディショナ25の検出信号に基づいて、パワーコンディショナ25に対して、系統35へ電気を送電するための電気信号を送る。パワーコンディショナ25は、制御部から送られる電気信号に従って、高温型燃料電池11で発電した直流電圧の電気をDC/ACコンバータへ送電する。DC/ACコンバータは、パワーコンディショナ25から送電される直流電圧の電気を、系統35において使用可能な所定の交流電圧(例えば、AC100V)の電気に変換する。変換された交流電圧の電気は、系統電気供給ラインL21を通じて系統35へ出力される。
次に、系統35の電力消費量の減少値が所定値超である場合について説明する。まず、パワーコンディショナ25が系統35の電力消費量の減少値が所定値超であることを検出する(つまり、系統35への電気の供給が十分であると判断する)。制御部は、パワーコンディショナ25の検出信号を基に、パワーコンディショナ25に対して、系統35へ電気を送電するための電気信号の送信を停止して、凝縮部21へ電気を送電するための電気信号の送信を行う。パワーコンディショナ25は、制御部から送られる電気信号に従って、高温型燃料電池11で発電した直流電圧の電気を、余剰電気供給ラインL23通じて凝縮部21の熱電変換部材22へ送電する。
直流電圧の電気が、余剰電気供給ラインL23を通じて、凝縮部21の熱電変換部材22へ供給されると、熱電変換部材22の一端部は、吸熱反応を起こして冷却され、熱電変換部材22の他端部は、放熱反応を起こして加熱される。
一方、高温型燃料電池11において、発電に用いられずに残った水素G5は、水素オフガスG9として排気される。水素オフガスG9は、水素オフガスラインL9を流通して燃焼器17に供給される。また、発電に用いられずに残った空気A1中の酸素は、酸素オフガスG11として排気される。酸素オフガスG11は、酸素オフガスラインL11を流通して燃焼器17に供給される。
燃焼器17において、水素オフガスラインL9を通して供給された水素オフガスG9及び酸素オフガスラインL11を通して供給された酸素オフガスG11が燃焼して、高温の燃焼ガスG13は生成される。生成された高温の燃焼ガスG13には、十分な水分が含まれている。高温の燃焼ガスG13は、第1のオフガスラインL13を流通して熱交換器19へ供給される。
熱交換器19においては、第1のオフガスラインL13から供給される高温の燃焼ガスG13の熱は、空気供給ラインL7を流通して熱交換器19を通過する空気A1へ伝達される。高温の燃焼ガスG13から熱を吸収して高温になった空気A1は、熱交換器19を通過後、空気供給ラインL7を流通して高温型燃料電池11に供給される。また、空気供給ラインL7を流通する空気A1と熱交換を行った燃焼ガスG13は、第2のオフガスラインL15を流通して凝縮部21に供給される。
凝縮部21においては、熱交換器19から供給される燃焼ガスG13が、冷却された複数の熱電変換部材22の各一端部に当たり、冷却されて、燃焼ガスG13に含まれる水分は、凝縮する。これにより、凝縮部21において、水W3が生成される。水W3は、第2水供給ラインL19を流通して水貯留部15へ供給される。このとき、凝縮されなかった燃焼ガスG13は、排気ガスG15として、排気ラインL17を流通して燃料電池システム1の外部へ排気される。また、熱電変換部材22に電気が供給されない場合には、熱交換器19から凝縮部21へ供給される燃焼ガスG13は、熱電変換部材22で冷却されずに、排気ラインL17を流通して排気される。
本実施形態の燃料電池システム1によれば、以下の効果を得ることができる。
燃料電池システム1は、高温型燃料電池11と、高温型燃料電池11に空気供給ラインL7を介して接続され、酸素を含む空気A1を高温型燃料電池11に供給する空気供給部(ファン33)と、高温型燃料電池11に水素供給ラインL5を介して接続され、高温下において触媒上で燃料G1と水W1とを反応させて水素G5を生成する改質器13と、改質器13に燃料供給ラインL1を介して接続され、燃料供給ラインL1を通じて改質器13に燃料G1を供給する燃料供給部31と、改質器13に第1水供給ラインL3を介して接続され、改質器13に供給される水W1及びW3を貯留する水貯留部15と、を備える。また、燃料電池システム1は、高温型燃料電池11に第1のオフガスラインL13及び第2のオフガスラインL15を介して接続され、水貯留部15に第2水供給ラインL19を介して接続される凝縮部21であって、高温型燃料電池11から発生した余剰電力によって一端部が冷却され他端部が加熱される熱電変換部材22を備え、第1のオフガスラインL13及び第2のオフガスラインL15を介して送られた燃焼ガスG13を熱電変換部材22の一端部で冷却して燃焼ガスG13が凝縮されることで水貯留部15に貯留するための水W3を生成する凝縮部21と、を備えている。
このため、燃料電池システム1は、高温型燃料電池11で発電した電気を凝縮部21の熱電変換部材22に送電することにより、高温型燃料電池11から排出される燃焼ガスG13を、凝縮部21の熱電変換部材22によって冷却して水W3を生成することができる。このとき、燃焼ガスG13の水分と併せて、大気中の水分も、凝縮部21の熱電変換部材22によって冷却されて、水W3となる。凝縮部21で生成された水W3は、水貯留部15へ供給されて、燃料電池システム1に再び使うことができる。熱電変換部材22は、冷却用として一般的に使われるラジエーターよりも低電力で稼動する。このため、燃料電池システム1は、外部からの水の供給を必要とすることなく、発電効率の高い発電を行うことができる。
また、凝縮部21の複数の熱電変換部材22は、燃焼ガスG13の流れ方向D5に対して傾斜するように設けられ、且つ燃焼ガスG13の流れ方向D5に視たときに重なるように設けられる。このため、凝縮部21に供給される燃焼ガスG13は、熱電変換部材22と効率的に接することができ、燃焼ガスG13から効率的に水W3を生成することができる。
また、燃料電池システム1には、パワーコンディショナ25を備えているため、系統35の電力消費量の減少値が所定値以下である場合には、高温型燃料電池11で発電した電気を系統35へ送電する。一方、燃料電池システム1は、系統35の電力消費量の減少値が所定値超、つまり、系統35への電気の供給が十分である場合には、余剰電気供給ラインL23を通じて凝縮部21の熱電変換部材22に送電する。このため、燃料電池システム1の高温型燃料電池11は、出力一定で安定した発電ができ、燃料電池の寿命を長くすることができる。
また、燃料電池システム1は、凝縮部21と緊急電気供給ラインL25で接続される緊急電気供給部37を備える。本燃料電池システムによれば、系統35へ電気が供給されているときは、凝縮部21の熱電変換部材22へ電気は供給されない。このとき、凝縮部21は水W3を生成しない。上記の場合において、水貯留部15への水W3の供給を必要とする際には、緊急電気供給部37は、緊急電気供給ラインL25を通じて凝縮部21の熱電変換部材22に電気を送電することができ、これによって凝縮部21は水W3を生成できる。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的範囲において変形が可能である。例えば、図3Aは、凝縮部21の第1変形例を示す図であり、図3Bは、図3Aを右方向D32から見た図である。実施形態では、凝縮部21の熱電変換部材22は、燃焼ガスG13の流れ方向D5に対して傾斜するように複数設けられると共に、燃焼ガスG13の流れ方向D5に視たときに重なるように設けられている。しかし、第1変形例によれば、凝縮部21の熱電変換部材22は、図3A、図3Bに示すように、凝縮部21の上壁211、下壁212、前壁213、背壁214の内面の略全体に設けられている。
また、図4は凝縮部21の第2変形例を示す図である。第2変形例によれば、凝縮部21の熱電変換部材22は、図4に示すように、凝縮部21の上壁211、下壁212、前壁213、背壁214の内面の一部分に設けられている。
また、図5は第3変形例を示す図である。第3変形例によれば、凝縮部21は、矩形状を有し、凝縮部21を前後方向D1に貫通するように設けられる複数の貫通孔219を備える。貫通孔219の側面の周壁200は、側壁内面及び側壁外面を有する側壁201から構成される。側壁201の側壁内面は、凝縮部21の内部空間側の面であり、側壁201の側壁外面は、貫通孔219側の面である。凝縮部21の熱電変換部材22は、この側壁内面に設けられている。
この構成により、凝縮部21の貫通孔219には、外部の空気が流入する。流入した空気は、熱電変換部材22の他端部からの熱により加熱されるが、流入した空気が自然対流によって移動することにより放熱される。このため、凝縮部21全体を効率よく冷却することができる。
1 燃料電池システム
11 高温型燃料電池
13 改質器
15 水貯留部
17 燃焼器
19 熱交換器
21 凝縮部
22 熱電変換部材
25 パワーコンディショナ
31 燃料供給部
33 ファン(空気供給部)
35 系統
37 緊急電気供給部
L1 燃料供給ライン
L3 第1水供給ライン
L5 水素供給ライン
L7 空気供給ライン
L13 第1のオフガスライン
L15 第2のオフガスライン
L19 第2水供給ライン
L23 余剰電気供給ライン
L25 緊急電気供給ライン
G1 燃料
G5 水素
G13 燃焼ガス(オフガス)
W1、W3 水
A1 空気

Claims (4)

  1. 高温型燃料電池と、
    前記高温型燃料電池に空気供給ラインを介して接続され、酸素を含む空気を前記高温型燃料電池に供給する空気供給部と、
    前記高温型燃料電池に水素供給ラインを介して接続され、高温下において触媒上で燃料と水とを反応させて水素を生成する改質器と、
    前記改質器に燃料供給ラインを介して接続され、前記燃料供給ラインを通じて前記改質器に燃料を供給する燃料供給部と、
    前記改質器に第1水供給ラインを介して接続され、前記改質器に供給される水を貯留する水貯留部と、
    前記高温型燃料電池と商用電源系統とを接続する系統電気供給ラインの途中に接続された、制御部を有するパワーコンディショナと、
    前記パワーコンディショナに余剰電気供給ラインを介して接続され、前記高温型燃料電池から発生した余剰電力によって一部が冷却され他部が加熱される熱電変換部材と、
    前記高温型燃料電池にオフガスラインを介して接続されると共に、前記水貯留部に第2水供給ラインを介して接続され前記オフガスラインを介して送られた燃焼ガスを前記熱電変換部材の一部で冷却して燃焼ガスが凝縮されることで前記水貯留部に貯留するための水を生成する凝縮部と、を備え
    前記制御部は、前記高温型燃料電池から発生した電力が、前記商用電源系統で十分であると判断された場合に、前記余剰電気供給ラインを介して前記熱電変換部材へ電力を供給する高温型燃料電池システム。
  2. 前記凝縮部において、前記熱電変換部材は、燃焼ガスの流れ方向に対して傾斜するように複数設けられ、複数の前記熱電変換部材は、前記流れ方向に視たときに重なるように設けられる、請求項1に記載の高温型燃料電池システム。
  3. 前記熱電変換部材に緊急電気供給ラインを介して接続され、前記水貯留部内の水の貯留量が一定量以下となった場合に、前記熱電変換部材に電気を供給する緊急電気供給部を備える、請求項1又は2に記載の高温型燃料電池システム。
  4. 外部からの水の供給を必要としない、請求項1〜のいずれかに記載の高温型燃料電池システム。
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