JP6235771B2 - クランプ滑車 - Google Patents

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この発明は、パイプ構築物を構成するパイプに対して、重量物を懸吊するための滑車を取り付けるクランプ滑車に関するものである。
従来、鉄骨構造物において、作業用の吊足場やその他の重量物を吊下するために、クランプハンガーと呼ばれる汎用の治具が多く使用されている。このクランプハンガーは、一般に、例えば特許文献1や特許文献2に見られるように、コの字型(C型)のクランプ金具本体の下端面に吊り金具を回動自在に取り付けたもので、この吊り金具にチェーンやフックを介して滑車やその他の機材等を取り付けるようにしている。
この種のクランプハンガーは、構造物を構成するH鋼やL鋼などのフランジ部分に締着ボルトを締め付けてクランプして使用するものであり、近年、小規模な簡易構造物に多用されているパイプ構造物のパイプに対しては、取り付けることが出来なかった。
そのため、例えば図5に示すように、パイプ用クランプ(イ)に吊り金具(ロ)を回動自在に取り付けたパイプハンガーと呼ばれるものも使用されるようになっている。
実開昭63−148740号公報 実公平6−37158号公報
この種のパイプハンガーは、吊り金具にフックなどを利用して滑車や、ホイストなどの荷役具や、足場材など種々の物品を吊下できるので汎用性があって便利であるが、例えば、滑車を吊下する場合、回動自在な吊り金具にフックを引っ掛けることになるので、滑車自体の向きや傾きが安定せず、ワイヤーやロープの引っ張り方向によっては、思うように滑車が動作しないという問題がある。
また、パイプに直接、滑車を取り付けるには、軸方向に滑ることをなくすため、溶接したり、穴を開けて固定するなど、手間がかかり、簡易に使用することが出来ないという問題もあった。
近年では、パイプはあらゆる場所で使用されており、パイプに滑車を取り付けて利用したい場面が多くあり、パイプに簡便に滑車を取付ける方法が望まれていた。
そこで、本出願人は、パイプに滑らずに取り付けられるように、パイプの緊締金具としてのパイプクランプに着目し、図4に示すように、この従来からあるパイプクランプの下端面に、直接、滑車部材を回動自在に取り付けた試作品を開発した。この図4において、(イ)はシングルタイプのパイプクランプ、(ハ)は滑車部材であり、このパイプクランプ(イ)の下端面に固定ネジ(ニ)を介して上記滑車部材(ハ)の上端面を360度回動自在に取り付けたものである。
しかしながら、上記構成を採用したクランプ滑車の場合、滑車部材(ハ)は、固定ネジ(ニ)の軸を中心に、水平方向に360度回転可能なだけであったから、滑車に掛けたワイヤーやロープが斜め横方向に傾いて引っ張られると、滑車部材(ハ)がその動きに追随して回動できず、固定ネジ(ニ)の垂直な軸に対して傾いてしまう場合があった。そうすると、ロープの回転が滑らかでなく、吊下物を落下させる危険があり、また、滑車部材(ハ)のプレートが変形してしまうおそれもあった。
本願は、かかる課題を解決するために、さらに研究、開発を進めた結果、発明をしたものであって、既設のパイプに簡便に滑車を取り付けることが出来るようにした新たなクランプ滑車を提案するものである。
上記課題を解決するため、本発明は、パイプクランプの下端面に下端開放のチャンネル形金具を水平方向に360度回動可能に取り付け、このチャンネル形金具の対向面に水平方向の取付ピンを介して滑車部材を、当該滑車部材のローラーの回動軸の向きを前記取付ピンの向きと一致させた状態で、前記取付ピンを軸に片側90度ずつの少なくとも180度揺動自在に取り付けてクランプ滑車とするという手段を採用した。
かかる構成のクランプ滑車は、水平方向に回動可能なチャンネル形金具とこれに対して揺動可能な滑車部材が互いに連携して動作し、滑車部材のローラーに掛けるワイヤーの引っ張り方向に関係なく、その動きに正確に追従するという作用を奏するものである。
そして、上記滑車部材は、対向する2枚のプレートと、そのプレート間に軸を介して回転自在に支持するローラーとからなり、プレートの上部に上記取付ピンを挿通するものであるという手段を採用した。
これにより、滑車部材は取付ピンを軸に揺動自在となる。
また、上記取付ピンの先端は折曲自在として上記チャンネル形金具から抜き差し可能とするという手段を採用した。
これにより、チャンネル形金具から滑車部材が取り外し可能となる。
上記構成のクランプ滑車は、パイプクランプに対して、チャンネル形金具を水平方向に360度回転可能に取り付け、さらに、このチャンネル形金具に対して180度揺動自在に滑車部材を取り付けることにより、チャンネル形金具と滑車部材が互いに連携して動作し、滑車部材のローラーに掛けたワイヤーの引っ張り方向に関係なく、その動きに正確に追従することが可能となったので、ワイヤーが外れて吊下物が落下したりすることを確実に防止できる。また、滑車部材にかかる応力を水平回転と揺動により逃がすことになるので、滑車部材のプレートが変形するといったおそれもなく、安心、安全に使用することが出来る。
さらに、取付ピンの先端を折曲自在として上記チャンネル形金具から抜き差し可能とすることで、滑車部材が取り外し可能となるので、例えば先端に金具類のついたワイヤーであっても、滑車部材のローラーに掛けた後に滑車部材をチャンネル形金具に取り付けることができ、利用範囲が拡がるものである。
本発明に係るクランプ滑車の正面図である。 クランプ滑車の滑車部材のみを90度回転させた状態の正面図である。 滑車部材を分解して示す説明図である。 クランプ滑車の開発途中における試作品の正面図である。 従来のクランプハンガーの正面図である。
以下、本発明に係るクランプ滑車の好ましい実施形態について、添付した図面に従って説明する。
図1から図3において、1はパイプクランプであって、固定部材1aに対して軸1bを介して挟定部材1cを揺動自在に取り付けると共に、同じく固定部材1aに対して軸1dを介して固定ボルト1eを揺動自在に取り付け、固定ボルト1eに螺着するナット1fを締め付けることで、固定部材1aと挟定部材1cの間にパイプを挟定してパイプに固着できるようにしたものである。かかる構成は、従来からあるパイプクランプと基本的に同じ構成である。
2は、上記パイプクランプ1の固定部材1aの下面に垂直軸(図示せず)を介して水平方向に360度回動自在に取り付けた下端開放のチャンネル形金具である。このチャンネル形金具とは、図示した側面視U字状や、コの字状の金具で、互いに平行な対向面を有するものとする。なお、3は、前記固定部材1aとこのチャンネル形金具2の間に介在させるワッシャである。
4は滑車部材で、前記チャンネル形金具2の開放側の対向面間に水平方向の取付ピン5を介して少なくとも180度揺動自在に取り付けたものである。この滑車部材4は、2枚のプレート4a、4a間に軸4bを介してローラー4cを回転自在に支持したもので、上記プレート4a、4aの上端に前記取付ピン5を挿通して、前記チャンネル形金具2の対向面間に揺動自在に取り付ける共に、プレート4a、4aの下端にはスペーサ4dを介在させている。かかる滑車部材4の構成も、基本的に従来からある滑車部材と同じ構成である。
なお、上記取付ピン5は、一方端を軸5aを介して折り曲げ自在とし、一方端を折り曲げた状態では、取付ピン5が容易に抜け落ちないようにし、その一方端を直線状に伸ばした状態にすれば、前記チャンネル形金具2及びプレート4aに対して任意に抜き差し可能としている。これにより、滑車部材4がチャンネル形金具2に対して取り外し可能となる。
上記構成の本発明に係るクランプ滑車によれば、通常の使用時は勿論のこと、ローラー4cに掛けたワイヤーが斜め横方向に傾いて引っ張られた場合であっても、滑車部材4の揺動動作と、チャンネル形金具2の回動動作が同時に生じ、ワイヤーのあらゆる動きに対して正確に追従、対応することになる。そのため、従来のように、ワイヤーが外れたり、滑車部材4のプレート4aが変形、破損等することもない。
なお、滑車部材4は、取付ピン5を介して取り外し可能としたので、金具付きのワイヤーを掛ける場合にも、取付ピン5を抜いて滑車部材4をチャンネル形金具2からいったん外し、ローラー4cにワイヤーを掛けた後に再び、滑車部材4を取付ピン5を介してチャンネル形金具2に取り付けることが出来るので、利用価値が高いものである。
1 パイプクランプ
1a 固定部材
1b 軸
1c 挟定部材
1d 軸
1e 固定ボルト
1f ナット
2 チャンネル形金具
3 ワッシャ
4 滑車部材
4a プレート
4b 軸
4c ローラー
4d スペーサ
5 取付ピン
5a 軸

Claims (3)

  1. パイプクランプの下端面に下端開放のチャンネル形金具を水平方向に360度回動可能に取り付け、このチャンネル形金具の対向面に水平方向の取付ピンを介して滑車部材を、当該滑車部材のローラーの回動軸の向きを前記取付ピンの向きと一致させた状態で、前記取付ピンを軸に片側90度ずつの少なくとも180度揺動自在に取り付けたことを特徴とするクランプ滑車。
  2. 上記滑車部材は、対向する2枚のプレートと、そのプレート間に軸を介して回転自在に支持するローラーとからなり、プレートの上部に上記取付ピンを挿通するものである請求項1記載のクランプ滑車。
  3. 上記取付ピンの先端は折曲自在として上記チャンネル形金具から抜き差し可能とした請求項1または請求項2記載のクランプ滑車。
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