JP6235429B2 - 3相送電保護方法および装置 - Google Patents
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Description
以上を踏まえ、以下では実施形態の3相送電保護方法を図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態1の3相送電保護方法を実施する態様を説明するため、その関連する設備を等価的な回路図で示している。同図に示すように、送電設備30は、3相送電保護装置20を介して、等価電圧源各相10a、10b、10cを有する電力系統10に投入、接続され得る。送電設備30は、一般的な意味では電力系統の一部であるが、以下では説明の都合上、図示の電力系統10とは分けて考える。送電設備30の図示下側には、例えば、大規模な風力発電所や太陽光発電所が接続され得る。
(1)送電ケーブル33のケーブル長:50km
(2)系統電圧・定格電圧(等価電圧源各相10a/b/cの電圧):220kV(実効値)
(3)等価電圧源各相10a/b/cの周波数:60Hz
(4)系統の中性点接地方式:直接接地
(5)送電ケーブル33の諸仕様:220kV、架橋ポリエチレン絶縁、3心、1200mm2
(6)送電ケーブル33の対地静電容量333a/b/c:0.200μF/km
(7)送電ケーブル33の等価インダクタンス331a/b/c,332a/b/c:0.350mH/km
(8)送電ケーブル33の抵抗:0.027Ω/km
(9)分路リアクトル32a/b/c,34a/b/cによる補償率h:0.9(90%)
(10)架空送電線31a/b/cの長さ:5km
(11)架空送電線31a/b/cのインダクタンス:1.00mH/km
(12)系統短絡電流:30kA(実効値)
(13)系統地絡電流:30kA(実効値)
(1)送電ケーブル33への充電電流:479A(実効値)、677A(波高値、振幅)
(2)送電ケーブル33への充電容量:182MVA
(3)補償率h=0.9のときの分路リアクトル32a/b/c、同34a/b/cの合計容量:164Mvar(≒165Mvar,または ≒170Mvar)
(4)補償率h=0.9のときの分路リアクトル32a/b/c、同34a/b/cの定格電流:431A(実効値)、609A(波高値、振幅)
(5)補償率h=0.9のときの電力系統10から送電ケーブル33への充電電流:48A(実効値)、68A(波高値、振幅)
以下で説明する内容は、一応以上のような仕様の電力系統10、送電設備30、および電流、容量(電流電圧積)の各値を想定したものである。
次に、図6は、実施形態2の3相送電保護方法を実施するための、図1中に示した保護リレー23の変形例である保護リレー23Aについてその内部構成を機能ブロックで示している。この実施形態2では、図1中および図2に示した保護リレー23に代えて、図6に示す保護リレー23Aを用いる。図1を参照して説明したそのほかの点に変更はない。この実施形態2では、地絡相への遮断指令部232が発する指令から健全相への遮断指令部233が発する指令までの遅れタイミングをあらかじめ得ることを目的として、これを実行する構成が含まれる。図6において、図2中に示した構成物と同一のものには同一符号を付しその説明は省略する。
次に図8は、実施形態3の3相送電保護方法を実施する態様を説明するため、その関連する設備を等価的な回路図で示している。図8において、すでに説明した図中に示した構成物と同一のものには同一符号を付しその説明は省略する。図8中に示す構成のうち、図1中に示したものとの違いは、変流器35a/b/cを新たに設けたこと、およびこれらによる検出電流を保護リレー23Bに導いていることの2点である。これらを活用することにより、上記で説明した遅れタイミングをあらかじめ設定する別の方法が提示される。
次に、図13は、実施形態4の3相送電保護方法を実施するための、図8中に示した保護リレー23Bの変形例である保護リレー23Cについてその内部構成を機能ブロックで示している。この実施形態4では、図8中および図9に示した保護リレー23Bに代えて、図13に示す保護リレー23Cを用いる。図8に関してそのほかの点に変更はない。この実施形態4では、補償率hをあらかじめ与えるため、これを実測により得ようとする構成物が含まれる。図13において、図9中に示した構成物と同一のものには同一符号を付しその説明は省略する。
Claims (5)
- 3相送電保護装置が実行する3相送電保護方法であって、
遮断器を介して3相電力系統に接続されている送電設備に、該3相電力系統から該遮断器が閉状態にされ流れる各相電流である第1、第2、第3の相電流を変流することにより第1、第2、第3の検出電流を得、前記第1、第2、第3の検出電流に少なくとも基づいて、前記第1、第2、第3の相電流のうちのいずれが地絡によるものかを検出し、地絡による相電流を地絡相電流として地絡相電流でない相電流を健全相電流としてそれぞれ特定し、前記地絡相電流を遮断すべく前記遮断器に向けて、遮断する旨の指令である第1の指令を送り、前記健全相電流を遮断すべく前記遮断器に向けて、遮断する旨の指令である第2の指令を前記第1の指令よりも遅いタイミングで送り、
前記遮断器を開状態から閉状態に移行し、前記遮断器が開状態から閉状態にされた後、前記第1、第2、第3の検出電流に少なくとも基づいたところ前記第1、第2、第3の相電流のいずれも地絡によるものでない場合に、前記遮断器が閉状態にされたときに始まる過渡的な前記第1、第2、第3の検出電流の波形をそれぞれ第1、第2、第3の波形として記録し、
前記第1、第2、第3の波形のそれぞれにおいて、前記遮断器が閉状態にされたときに波形値がゼロから有限値に立ち上がってその後脈流として波形値が次に初めてゼロに減じるまでの時間である第1、第2、第3の時間をそれぞれ調べ、
前記第1、第2、第3の時間のうちのもっとも長い時間よりさらに長い時間として前記第1の指令から前記第2の指令までの遅れタイミングをあらかじめ設定する
3相送電保護方法。 - 前記遮断器を開状態から閉状態に移行する操作を複数回行うことにより、前記第1、第2、第3の時間を複数回調べ、
複数得られた前記第1、第2、第3の時間のうちのもっとも長い時間よりさらに長い時間として前記第1の指令から前記第2の指令までの遅れタイミングをあらかじめ設定する
請求項1記載の方法。 - 前記送電設備に設けられた分路リアクトルに流れる電流を変流して第4の検出電流を得、
前記遮断器を開状態から閉状態に移行し、
前記遮断器が開状態から閉状態にされた後、前記第1、第2、第3の検出電流に少なくとも基づいたところ前記第1、第2、第3の相電流のいずれも地絡によるものでない場合に、前記遮断器が閉状態にされたときに始まる前記第4の検出電流の波形を第4の波形として記録し、
前記第4の波形のうちの交流分を除いた直流分において、前記遮断器が閉状態にされたとき該直流分がゼロから有限値に立ち上がってその後にゼロに減衰する速さを表す指標として時定数τを求め、
前記送電設備が有する対地静電容量に定常時に流れる電流である第1の電流が前記分路リアクトルに定常時に流れる電流である第2の電流により補償されて前記3相電力系統から前記送電設備に定常時に流れる電流が前記第1の電流から減少する分を前記第1の電流で除した値で定義される補償率hをあらかじめ与え、
τ×ln(1/(1−h))の値よりも長い値の時間として前記第1の指令から前記第2の指令までの遅れタイミングをあらかじめ設定する
請求項1記載の方法。 - 補償率hをあらかじめ与えることが、前記第1、第2、第3の検出電流のうちの少なくともひとつと前記第4の検出電流とに基づいてなされる請求項3記載の方法。
- 送電設備を3相電力系統に投入、接続すべく、該送電設備を該3相電力系統に接続する地点に設けられた遮断器と、
前記3相電力系統から前記遮断器が閉状態にされ前記送電設備に流れる各相電流である第1、第2、第3の相電流を変流することにより第1、第2、第3の検出電流をそれぞれ出力する第1、第2、第3の変流器と、
前記第1、第2、第3の検出電流に少なくとも基づいて、前記第1、第2、第3の相電流のうちのいずれが地絡によるものかを検出し、地絡による相電流を地絡相電流として地絡相電流でない相電流を健全相電流としてそれぞれ特定する検出部と、
前記地絡相電流を遮断すべく前記遮断器に向けて、遮断する旨の指令である第1の指令を送る第1の遮断指令部と、
前記健全相電流を遮断すべく前記遮断器に向けて、遮断する旨の指令である第2の指令を前記第1の指令よりも遅いタイミングで送る第2の遮断指令部と、
前記遮断器を開状態から閉状態に移行する試験課電指示部と、
前記遮断器が開状態から閉状態にされた後、前記第1、第2、第3の検出電流に少なくとも基づいたところ前記第1、第2、第3の相電流のいずれも地絡によるものでない場合に、前記遮断器が閉状態にされたときに始まる過渡的な前記第1、第2、第3の検出電流の波形をそれぞれ第1、第2、第3の波形として記録する波形記録部と、
前記第1、第2、第3の波形のそれぞれにおいて、前記遮断器が閉状態にされたときに波形値がゼロから有限値に立ち上がってその後脈流として波形値が次に初めてゼロに減じるまでの時間である第1、第2、第3の時間をそれぞれ調べるゼロ到達時間計時部と、
前記第1、第2、第3の時間のうちのもっとも長い時間よりさらに長い時間として前記第1の指令から前記第2の指令までの遅れタイミングをあらかじめ設定する遅れタイミング設定部と
を具備する3相送電保護装置。
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