JP6234608B2 - 真空遮断器および直流遮断器 - Google Patents

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Description

この発明は、直流電力系統において、正常時の負荷電流の開閉や、事故時の負荷側の設備保護のために短絡電流や地絡電流の遮断に用いられる直流遮断器、およびその直流遮断器に適用される真空遮断器に関する。
電力系統において、落雷などの原因による事故によって過大な電流が流れる場合、負荷側の設備保護のために、速やかに系統の事故電流を遮断する必要がある。そのため、電力系統の主系統には遮断器が設置されている。交流電力系統においては、電流の半周期ごとに電流値が零になるタイミング(電流零点ともいう)で電流を遮断することができる。しかしながら、直流電力系統においては、電流零点は存在しないため、強制的に電流零点を作り出す工夫が必要である。
直流電力系統において強制的に電流零点を作り出す直流遮断器として、たとえば真空遮断器とその真空遮断器に直列にガス断路器を接続し、真空遮断器とガス断路器との直列回路に並列に半導体スイッチを接続したものがある。このように構成された直流遮断器においては、正常時には通常の電流は真空遮断器とガス断路器とを流れ、事故時には真空遮断器に流れる電流に対して強制的に電流零点を形成して真空遮断器の電流を遮断して半導体スイッチへ電流を転流し、最終的に半導体スイッチによって事故電流を遮断している。
上述のような直流遮断器では、極間絶縁はガス断路器によって確保するため、真空遮断器は耐電圧性能が低くとも遮断動作には問題はないが、対地間絶縁は真空遮断器と対地との間で保つ必要がある。一般的な真空遮断器は、円筒形状の接地タンクの内部に可動電極と固定側電極とを備えた真空バルブが配置されており、接地タンク内部は六フッ化硫黄ガス(SFガス)などの絶縁性ガスで密封封止されている。このような真空遮断器に用いられる真空バルブは、可動電極の接点と固定電極の接点とを接触させるコンタクト部と、それらを真空中に内包する筒状の真空容器とで構成されている。真空バルブと接地タンクとの間の対地間絶縁は、真空容器外面の電界に大きく影響を受けるため、真空バルブ外表面の電界を緩和する方策が必要である。
真空バルブの電界を緩和する方法として、真空バルブをエポキシ樹脂などでモールドとして真空バルブの外面電界を下げる方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、電界緩和の目的ではないが、真空容器の外側に金属製筒を設けた真空バルブが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−357761号公報(3頁、図1) 特開2009−129855号公報(4頁、図1)
従来の真空容器をエポキシ樹脂などでモールドとして真空バルブの外面電界を下げる方法では、真空容器の外表面の電界は緩和される。しかしながら、モールド樹脂を使用するために、モールド樹脂内に残留する空隙欠陥、経年変化による剥離、クラックなどが起点となる部分放電性能の低下が問題となる。
一方、従来の真空容器の外側に金属製筒を設けた真空バルブにおいては、真空バルブは可動電極から固定側電極に流れる電流の向きと逆向きの電流を流すために金属製筒を用いて遮断性能をあげている。しかしながら、金属製筒には主回路電流が流れるため、可動側電極の接続端子、固定側電極の接続端子あるいは金属製筒の接続端子が電界集中部となり電界緩和効果が得られない。また金属製筒には主回路電流が流れるため、この主回路電流により金属製筒と可動電極および固定電極との間に作用する力に金属製筒が耐える必要がある。そのため、金属製筒の肉厚を厚くしたり、金属製筒を大型化したりする必要があり、真空バルブのサイズや重量が大きくなる問題がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、部分放電性能の低下を防ぎ、小型で外表面の電界緩和性能の高い真空バルブを用いた真空遮断器を得るものである。
この発明に係る真空遮断器においては、真空バルブと、この真空バルブの固定電極に電気的に接続された固定側導体と、真空バルブの可動電極に電気的に接続された可動側導体と、固定側導体に電気的に接続された固定側シールドおよび可動側導体に電気的に接続された可動側シールドの少なくとも一方と、真空バルブ、固定側導体、可動側導体、固定側シールドおよび可動側シールドを密閉し、内部が絶縁性ガスで充填された密閉容器と、固定側導体および可動側導体にそれぞれ電気的に接続され、密閉容器の外部に導出される主回路導体とを備えたものである。
この発明は、固定側導体に電気的に接続された固定側シールドおよび可動側導体に電気的に接続された可動側シールドの少なくとも一方を備えているので、真空バルブの部分放電性能の低下を防ぐことができ、小型で外表面の電界緩和性能を高くすることができる。
この発明の実施の形態1を示す直流遮断器の構成図である。 この発明の実施の形態1を示す真空遮断器の断面図である。 この発明の実施の形態1における密閉容器と中心円筒体との関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態1を示す真空遮断部の断面図である。 この発明の実施の形態2を示す真空遮断部の断面図である。 この発明の実施の形態3を示す固定側シールドの端部の断面図である。 この発明の実施の形態4を示す真空遮断部の断面図である。 この発明の実施の形態5を示す真空遮断部の断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1における直流遮断器の構成図である。本実施の形態の直流遮断器1は、直流送電系統の主回路に設けられた半導体スイッチ2と、この半導体スイッチ2に並列に接続された機械式のガス断路器3および真空遮断器4の直列接続とで構成されている。さらに、真空遮断器4には強制転流回路5が並列に接続されている。この強制転流回路5は、充電されたコンデンサ6、リアクトル7および投入スイッチ8が直列に接続されて構成されている。なお、本実施の形態のように、半導体スイッチ2には、主回路の直流電流が遮断された後に主回路のエネルギーを吸収するために避雷器9が並列に接続されていてもよい。
半導体スイッチ2は、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やGTO(Gate Turn−Off Thyristor)などの半導体素子によって構成されている。通常、半導体スイッチ2は、複数の半導体スイッチが直列接続されて構成されている。
ガス断路器3は、SF、乾燥空気、窒素、アルゴン、二酸化炭素などの絶縁性ガスで充満されたタンクの中に金属製の接点を備え、機械式開閉動作を行うための操作装置によって接点が開閉される。このガス断路器3は、接点間の距離がある距離以上になると直流遮断器1全体にかかる電圧に耐えることのできる絶縁能力を備えている。
真空遮断器4は、上述の絶縁性ガスで充満されたタンクの中に真空バルブを備え、真空バルブの接点間が開閉されて電流を遮断する。図2は、本実施の形態に用いる真空遮断器4の断面図である。図2に示すように、真空遮断器4は、円筒構造の密閉容器11の内部に支持絶縁物12によって真空バルブを含む真空遮断部13が保持されている。真空遮断部13は、真空バルブによる電流の通電と遮断とを行う機能を有している。真空バルブは固定電極と可動電極とを備えており、固定電極は固定側導体15に、可動電極は可動側導体16にそれぞれ接続されている。真空バルブは、その内部に固定電極の端部に接続された固定接点、および可動電極の端部に接続された可動接点を備えている。固定側導体15および可動側導体16は、それぞれ主回路導体17、18に電気的に接続されており、この主回路導体17、18は、密閉容器11の外部に導出されている。密閉容器11の電位は接地電位である。
このように構成された直流遮断器1の動作について説明する。定常の通電時には、ガス断路器3および真空遮断器4は閉極している。半導体スイッチ2は閉極状態(オン状態)であってもよいし、開極状態(オフ状態)であってもよい。事故が発生したとき外部から直流遮断器1に開極指令が与えられる。開局指令を受けて直流遮断器1は、真空遮断器4の開極を開始させる。
真空遮断器4が開極(真空バルブが開極)すると、真空バルブの内部で真空アークが点弧する。可動接点と固定接点との間で発生する真空アークの電圧は、アークの抵抗が高いため高々数ボルト程度である。そのため、複数の半導体スイッチ2が直列接続されている場合、単に開極してアークが発生しただけでは、真空アークの電圧は複数の半導体スイッチに電流が流れるために必要な閾値電圧(以下、オン電圧)に達しない場合がある。この場合は、真空遮断器4から半導体スイッチ2に電流を転流できない。しかしながら、次に述べるように、強制転流回路5を用いて真空遮断器4に主回路の事故電流に対して逆電流を流すことにより、電流零点を形成すると遮断することができ、半導体スイッチ2に電流を転流することができる。
すなわち、真空遮断器4の真空バルブの接点間距離が電流遮断可能な距離となったときに強制転流回路5の投入スイッチ8が閉極される。コンデンサ6には主回路電流に対し逆電流を流すための極性および電圧値で予め電荷が充電されており、投入スイッチ8が投入されるとコンデンサ6からリアクトル7を介して逆電流が真空遮断器4に流される。主回路電流に逆電流が重畳されることで真空遮断器4に電流零点が生成される。電流零点になると真空遮断器4は、自身を流れる電流を遮断する。電流が遮断されることで真空バルブの極間の抵抗は無限大まで上昇し、真空アークの電圧は半導体スイッチ側のオン電圧よりもはるかに大きくなるため、半導体スイッチ2に電流を転流すことができる。このようにして、主回路電流は半導体スイッチ2に転流される。この転流を可能にするためには、真空遮断器4の真空バルブの接点間の耐電圧は、半導体スイッチ2のオン電圧(数100V)を超える程度の電圧に耐えることができればよい。
半導体スイッチ2に主回路電流が転流され、ガス断路器3を流れる電流が零になると、ガス断路器3は開極動作が開始される。ガス断路器3の接点間距離が、半導体スイッチ2が開極して事故電流を遮断したときに直流遮断器1が系統から受ける電圧(直流遮断器1全体にかかる電圧)に耐えるだけの距離になったときに、半導体スイッチ2が開極される。このようにして、直流遮断器1の遮断動作は完了する。
上述のように、真空遮断器4の真空バルブの接点間の耐電圧は、半導体スイッチ2のオン電圧(数100V)を超える程度の電圧に耐えることができればよいので、真空バルブとして、電圧階級が小さく接点間方向の沿面距離が短い、小さいサイズの真空バルブを適用することができる。
真空遮断器は、図2に示すように、円筒構造の密閉容器11の内部に支持絶縁物12によって真空遮断部13が保持されており、密閉容器11の中心軸と真空遮断部13の中心軸とは同軸であるのが一般的である。ここで、円筒状の密閉容器の中に同軸でこの密閉容器より径が小さい円筒構造の中心円筒体が配置された構成について説明する。
密閉容器の半径をR、中心円筒体の半径をr、密閉容器と中心円筒体との間の電位差をX(V)、中心円筒体の外表面の電界をY(V/m)とすると、次の(1)式の関係が成り立つ。
R=r×exp(X/(r×Y)) (1)
図3は、(1)式において、XおよびYを一定としたときのrとRとの関係を示した特性図である。この図からわかるように、密閉容器と中心円筒体との間の電位差および中心円筒体の外表面の電界を一定としたとき、密閉容器の半径が最小となる中心円筒体の半径が存在する。
上述のような関係から、系統の電圧((1)式におけるX)が設定され、安全などの観点から決定される真空遮断部の外表面の電界((1)式におけるY)が決まれば、密閉容器11の最小の半径((1)式におけるR)およびそれに対応した真空遮断部の半径((1)式におけるr)を決定することができる。
上述のように、真空バルブは固定電極と可動電極とを備えている。この固定電極と可動電極とを電気的に絶縁するために、真空バルブは、絶縁性の円筒容器で真空容器を構成されている。そのため、真空バルブには、固定電極および可動電極と絶縁性の円筒容器との接合面が存在する。この接合面は電界が集中する部位となるため、真空バルブの外表面の電界は不均一となる。したがって、真空遮断部として露出した真空バルブを設置した場合、(1)式で決定される半径をもつ真空バルブを用いたとしても、実際には固定電極および可動電極と絶縁性の円筒容器との接合面の電界が、想定する電界(ここではY)よりも高くなる。そうすると、対地間絶縁(密閉容器と真空バルブとの間の絶縁)の安全性を確保するためには、密閉容器の半径を大きくする必要が生じる。
図4は、本実施の形態における真空遮断部の断面図である。図4に示すように、本実施の形態の真空遮断部13は、真空バルブ21とこの真空バルブ21を覆う導電性の固定側シールド22aを備えたものである。ここで、固定側シールド22aは、真空バルブ21と同軸の円筒構造であることが好ましい。また、固定側シールド22aの材質としては、アルミニウムや鉄などの金属を用いることができる。
真空バルブ21は、真空絶縁容器23と真空封止金具24とで構成される真空容器で構成されており、その内部に固定電極25の端部に接続された固定接点、および可動電極26の端部に接続された可動接点を備えている。固定電極25は、固定側導体15に電気的に接続されており、この固定側導体15を介して、主回路導体17に接続されている。固定側導体15は、支持絶縁物12に接続されており、この支持絶縁物12によって真空遮断部13が密閉容器11の内部に固定されている。可動電極26は、可動側導体16に電気的に接続されており、この可動側導体16を介して絶縁操作ロッド27に接続されている。また、可動側導体16は、自在に動くシャント28を介して、主回路導体17とは別の主回路導体18に接続されている。シャント28は、薄板の金属を複数枚重ね合わせて、収縮および伸長できる構造である。固定側シールド22aは、真空絶縁容器23、真空封し金具24、固体電極25および可動電極26を覆う円筒状の構造体であり、固定側導体15に電気的に接続されている。
ここで、円筒形状の固定側シールド22aの半径は、系統の電圧および安全などの観点から決定される真空バルブの外表面の電界に基づいて、(1)式で決定される真空遮断部の半径(r)とする。したがって、固定側シールド22aの内部に設置される真空バルブ21の半径は、rより小さい。
このように構成された真空バルブにおいては、固定側シールド22aは固定側導体15の電位と同じ均一な電位となるため、高い電位となる部位が存在せず、真空遮断部の部分放電性能の低下を防ぐことができる。同時に、密閉容器の半径を大きくする必要がなく、小型で外表面の電界緩和性能の高い真空遮断器が得られる。
なお、真空バルブの半径が、系統の電圧および安全などの観点から決定される真空バルブの外表面の電界に基づいて決定される半径より小さくなるが、真空バルブの接点間の耐電圧は、直流遮断器の半導体スイッチのオン電圧を超える程度の電圧に耐えることができればよいので問題はない。
また、固定側シールド22aは、固定側導体に電気的に接続されているが、主回路導体17、18を流れる電流の経路とはならない。そのため、固定側シールド22aは、主回路導体を流れる電流によって作用する力に耐える必要がない。そのため、固定側シールド22aの肉厚を厚くしたり、大型化したりする必要もない。
なお、本実施の形態にける真空遮断器は、固定側導体15に電気的に接続された固定側シールド22aを備えているが、それに替えてシールドの形状は同じで可動側導体16に電気的に接続された可動側シールドを備えていてもよい。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2における真空遮断部の断面図である。図5に示すように、本実施の形態の真空遮断部の基本構成は、実施の形態1の図4に示したものと同様であるが、円筒状の固定側シールド22aの軸方向の長さが延長されている点が異なっている。本実施の形態の固定側シールド22aは、可動側導体16およびシャント28まで覆う構造である。
このように構成された真空遮断部においては、固定側シールド22aは固定側導体15の電位と同じ均一な電位となるため、高い電位となる部位が存在せず、真空遮断部の部分放電性能の低下を防ぐことができる。同時に、密閉容器の半径を大きくする必要がなく、小型で外表面の電界緩和性能の高い真空遮断器が得られる。
また、シャント28は、薄板の金属を複数枚重ね合わせた構造であるため、エッジ部ができやすく、このエッジ部で電界集中が起こり易い。本実施の形態のように、固定側シールド22aで可動側導体16およびシャント28まで覆われていると、シャント28での電界を緩和することができる。
なお、固定側シールド22aをシャント28まで覆うように軸方向の長さを延長すると、固定側シールド22aの端部が主回路導体18に近接するため、固定側シールド22aの端部と主回路導体18との間の絶縁性が懸念される。しかしながら、固定側シールド22aと主回路導体18との電位差を考慮すると、固定側シールド22aの端部と主回路導体18との距離は、遮断時に数100Vの電位差に耐えられるだけの絶縁距離であればよい。
また、本実施の形態にける真空遮断器は、固定側導体15に電気的に接続された固定側シールド22aを備えているが、それに替えてシールドの形状は同じで可動側導体16に電気的に接続された可動側シールドを備えていてもよい。可動側導体16に電気的に接続された可動側シールドを用いる場合、この可動側シールドはシャント28を覆うと共に、円筒状の軸方向の長さを延長し、固定側導体15まで覆う構造とすればよい。
実施の形態3.
図6は、実施の形態3の真空遮断部における固定側シールドの端部の断面図である。本実施の形態における真空遮断部の基本構造は、実施の形態1および実施の形態2に示した真空遮断部の構造と同様である。
図6に示すように、本実施の形態においては、固定側シールド22aの主要部の厚さをtとすると、固定側シールド22aの先端部の断面形状をtの2分の1以上の曲率半径をもつ半球状の形状としたものである。
図6において、固定側シールド22aの上方に接地電位である密閉容器の内壁が近接しているため、固定側シールド22aの先端部に電界が集中する。本実施の形態のように、固定側シールド22aの先端部の断面形状をtの2分の1以上の曲率半径をもつ半球状の形状とすることによって、先端部への電界集中が抑制され、さらに絶縁信頼性の高い真空遮断器を提供できる。
なお、固定側シールド22aの先端部の断面形状をtの2分の1より小さい曲率半径をもつ半球状の形状とすると、その先端部は固定側シールド22aの主要部よりも尖った形状となるため、電界集中を抑制することができなくなる。
実施の形態4.
図7は、実施の形態4における真空遮断部の断面図である。図7に示すように、本実施の形態の真空遮断部の基本構成は、実施の形態1の図4に示したものと同様であるが、円筒状の固定側シールド22aの外表面に絶縁性の被膜29を形成した点が異なっている。絶縁性の被膜29としては、例えばエポキシ樹脂、フッ素樹脂などの樹脂で構成されている。この場合、樹脂の被膜の膜厚は、数10μmから数mmであることが好ましい。また、固定側シールド22aの材質としてアルミニウムを用いた場合、アルミニウムを陽極酸化してアルミニウム表面をアルマイト処理することにより、固定側シールド22aの外表面に絶縁性の被膜29を形成してもよい。
一般に、高電圧で使用される電力機器においては、高電界が印加される電極の面積あるいは体積が増加するにつれて、絶縁破壊の起点となる弱点が確率的に増加し、絶縁破壊電界が低下する傾向にある。このような特性は、いわゆる面積効果あるいは体積効果と呼ばれている。
本実施の形態の真空遮断器においては、固定側シールド22aの高電圧が印加される外表面に絶縁性の被覆が形成されているので、面積効果を抑制することができ、被覆がないときと比較して、耐電圧性能を10〜15%向上させることができる。
実施の形態5.
図8は、実施の形態5における真空遮断部の断面図である。図8に示すように、本実施の形態の真空遮断部の基本構成は、実施の形態1の図4に示したものと同様であるが、本実施の形態における真空遮断部は、固定側導体に電気的に接続された固定側シールドと可動側導体に接続された可動側シールドとの両方を備えたものである。
図8において、固定側導体15に接続された固定側シールド22aは、実施の形態1の図4で示した固定側シールド22aと同様である。本実施の形態における真空遮断部は、可動側導体16に接続された可動側シールド22bをさらに備えている。固定側シールド22aと可動側シールド22bはそれぞれ円筒状であり、その開口部が対向されて配置されている。固定側シールド22aと可動側シールド22bとが対向する位置での最近接距離は、真空バルブの開極時に固定側シールド22aと可動側シールド22bとの間に印加される電位差において放電が発生しない距離に設定されている。
ここで、真空遮断器4の内部の絶縁性ガスの環境において、電子の衝突電離係数αとし、電子の電子付着係数をηとすると、実効電離係数は、α−ηで表される。一般に、この実効電離係数がセロより大きいと放電が発生しやすくなると考えられている。したがって、固定側シールド22aと可動側シールド22bとが対向する位置での最近接距離は、真空バルブの開極時に固定側シールド22aと可動側シールド22bとの間に印加される電位差において実効電離係数がゼロ以下となる距離に設定されている。
このように構成された真空遮断部においては、固定側シールド22aは固定側導体15の電位と同じ均一な電位となり、可動側シールド22bは可動側導体16の電位と同じ均一な電位となるため、高い電位となる部位が存在せず、真空遮断部の部分放電性能の低下を防ぐことができる。同時に、密閉容器の半径を大きくする必要がなく、小型で外表面の電界緩和性能の高い真空遮断器が得られる。
なお、本実施の形態における真空遮断器においては、図8に示したように、可動側シールド22bは可動側導体16に直接接続されている。この場合、可動側シールド22bは、可動導体16の移動に伴って移動することになり、固定側シールド22aとの距離が変化する。固定側シールド22aと可動側シールド22bとの間隔を一定にするために、可動側シールド22bと可動導体16とをシャント28のような収縮および伸長できる導体で接続し、可動側シールド22bを固定した構造としてもよい。このように構成すると、可動側シールド22bは常に静止しているので、可動側シールド22bには移動に耐える機械的強度は必要なく、可動側シールド22bの構造を簡素にすることができる。
また、実施の形態2で述べたようにシャント28は電界が集中しやすい構造であるが、本実施の形態のように、シャント28と同電位である可動側シールド22bをシャント28の近傍に配置しているのでシャント28に集中する電界を緩和することできる。なお、可動側シールド22bはシャント28を覆う構造でもよい。このような構造であれば、シャント28の電界集中を大幅に緩和することが可能である。
なお、実施の形態3で説明したように、固定側シールド22aの主要部の厚さをtとすると、固定側シールド22aの先端部の断面形状をtの2分の1以上の曲率半径をもつ半球状の形状とし、可動側シールド22bの主要部の厚さをtとすると、可動側シールド22bの先端部の断面形状をtの2分の1以上の曲率半径をもつ半球状の形状とすることが好ましい。このように構成すると、固定側シールドおよび可動側シールドの先端部への電界集中が抑制され、さらに絶縁信頼性の高い真空遮断器を提供できる。
さらに、実施の形態4で説明したように、円筒状の固定側シールド22aおよび可動側シールド22bの外表面に絶縁性の被膜を形成することが好ましい。このように構成すると、固定側シールド22aおよび可動側シールド22bの高電圧が印加される外表面に絶縁性の被覆が形成されているので、面積効果を抑制することができ、被覆がないときと比較して、耐電圧性能を10〜15%向上させることができる。
実施の形態1で説明した固定側導体または可動側導体のどちらか一方にシールドを配置する構造では、シールド先端とシールドが接続されていない主回路導体との絶縁距離を考慮する必要がある。本実施の形態のように固定側導体および可動側導体の両方にシールドを備えた構造であれば、シールド間の最近接距離の絶縁のみを考慮すればよく、他の部位の絶縁性能についてはあまり考慮する必要がない。その結果、装置全体の設計の自由度が向上すると共に、より絶縁信頼性の高い真空遮断器を提供できる。
なお、上述した実施の形態1〜5において、図1に示した直流遮断器として半導体スイッチ2を含む構成である場合について説明したが、半導体スイッチ2がない場合の直流遮断器であっても実施の形態1〜5の真空遮断器を適用することは可能である。その場合、真空バルブの開極時に固定側導体と可動側導体との間に発生する電位差は数100Vではなく、系統電圧程度の電位差(最大約数万V)が発生する場合もあるが、固定側シールドと可動導体との距離、可動側シールドと固定側導体との距離あるいは固定側シールドと可動側シールドとの距離をその電位差で絶縁可能な距離とすれば、実施の形態1〜5の真空遮断器を適用することができる。
1 直流遮断器、 2 半導体スイッチ、 3 ガス断路器、4 真空遮断器
5 強制転流回路、 6 コンデンサ、7 リアクトル、 8 投入スイッチ
9 避雷器、 11 密閉容器、 12 支持絶縁物、 13 真空遮断部
15 固定側導体、 16 可動側導体、 17、18 主回路導体
21 真空バルブ、 22a 固定側シールド、 22b 可動側シールド
23 真空絶縁容器、 24 真空封止金具、 25 固定電極
26 可動電極、 27 絶縁操作ロッド、 28 シャント、 29 被膜

Claims (5)

  1. 真空バルブと、
    前記真空バルブの固定電極に電気的に接続された固定側導体と、
    前記真空バルブの可動電極に電気的に接続された可動側導体と、
    前記固定側導体に電気的に接続され、前記真空バルブを覆う固定側シールドおよび前記可動側導体に電気的に接続され、前記真空バルブを覆う可動側シールドの少なくとも一方と、
    前記真空バルブ、前記固定側導体、前記可動側導体、前記固定側シールドおよび前記可動側シールドを密閉し、内部が絶縁性ガスで充填された密閉容器と、
    前記固定側導体および前記可動側導体にそれぞれ電気的に接続され、前記密閉容器の外部に導出される主回路導体とを備え、
    前記固定側シールドおよび前記可動側シールドのどちらか一方を備えた場合、
    前記固定側シールドは、前記可動側導体の一部を覆い、
    前記可動側シールドは、前記固定側導体の一部を覆い、
    前記固定側シールドおよび前記可動側シールドの両方を備えた場合、
    前記固定側シールドと前記可動側シールドとの最近接距離は、前記真空バルブの開極時に前記固定側シールドと前記可動側シールドとの間に発生する電位差において実効電離係数がゼロ以下となる距離である、真空遮断器。
  2. 前記固定側シールドおよび前記可動側シールドは、前記真空バルブと同軸の円筒構造である請求項に記載の真空遮断器。
  3. 前記固定側シールドの先端部の断面形状および前記可動側シールドの先端部の断面形状は、前記固定側シールドおよび前記可動側シールドそれぞれの主要部の厚みの2分の1以上の曲率半径をもつ形状である請求項に記載の真空遮断器。
  4. 前記固定側シールドの外表面および前記可動側シールドの外表面は、絶縁性の被膜で覆われている、請求項1からのいずれか1項に記載の真空遮断器。
  5. 直流系統の主回路上に設けられた半導体スイッチと、
    前記半導体スイッチに並列に接続された断路器および真空遮断器と、
    前記真空遮断器に並列に接続された強制転流回路と
    を備えた直流遮断器であって、
    前記真空遮断器は、請求項1〜のいずれか1項に記載された真空遮断器である直流遮断器。
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