JP6234235B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のユーザーによる重複した再送を抑止しつつ、送信文書の再送を行うのに好適な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
FAX業務において、FAX送信失敗時や受信側の紛失等の事情により、以前に送信した送信文書の再送が必要となることがある。特許文献1の技術では、PCからFAX送信した送信文書を画像形成装置で管理し、FAXが正常に送信できず送信失敗となった場合にその結果をユーザーに通知し、再送を促す。これにより、送信に失敗した送信文書に対する再送や送信取消し等の制御を可能としている。
特開2007−295169号公報
FAX業務においては、複数のユーザーが並行して業務を行うことがある。例えば、複数人で案件を共有し、作業可能な担当者が未処理の案件を処理していくような業務の場合、送信に失敗した送信文書を異なるユーザーが処理することがある。特許文献1の技術では、複数人による処理を想定しないため、送信失敗となった送信文書を複数のユーザーで同時に処理した場合に、送信先に同じ文書を重複して送信してしまう問題がある。
本発明は、複数のユーザーによる重複した再送を抑止しつつ、送信文書の再送を行うことを目的とする。
そこで、本発明の情報処理装置は、ユーザーにより選択された送信履歴が別のユーザーによって操作中であるか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段により前記選択された送信履歴が別のユーザーによって操作中でないと判定された場合、前記選択された送信履歴の状態情報を参照し、前記状態情報が処理中であるか否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段により前記選択された送信履歴が別のユーザーによって操作中であると判定された場合、又は、前記第2の判定手段により前記選択された送信履歴の状態情報が処理中であると判定された場合、前選択された送信履歴に対応するドキュメントの再送信を抑制するよう制御する制御手段と、を有する。
本発明によれば、複数のユーザーによる重複した再送を抑止しつつ、送信文書の再送を行うことができる。
システム構成及びハードウェア構成の一例を示す図である。 情報処理装置のソフトウェアの構成の一例を示す図である。 クライアントアプリのUI例を示す図である。 クライアントアプリのFAX送信UIの一例を示す図である。 FAX送信履歴データの一例を模式的に示した図である。 情報処理の一例を示すフローチャートである。 FAX送信履歴の再送処理の一例を示すフローチャートである。 再送実行時の警告表示UIの一例を示す図である。 FAX送信履歴の再送処理の一例を示すフローチャートである。 クライアントアプリにおけるFAX送信履歴のツールチップ表示UIの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
[システム構成及びハードウェア構成]
本実施形態に係るシステムの構成及びハードウェア構成について図1を用いて説明する。図1は、システム構成及びハードウェア構成の一例を示す図である。図1(a)を用いてシステム構成を説明する。情報処理装置(コンピューター)101は、ネットワークに接続されており、ネットワークを介してインターネットに接続されている。ネットワーク/インターネットにはデータ管理サーバ110及び画像形成装置111が接続されている。また、本実施形態における情報処理装置101は、1台のみを示しているが、複数台であってもよい。また、ネットワーク及びインターネットは、例えば、TCP/IPプロトコル等をサポートする通信回線網であり有線・無線は問わない。
更に、情報処理装置101は、各種のユニット(102〜107)を含んで構成される。本実施形態で示す画像形成装置111及びデータ管理サーバ110の構成も情報処理装置101と同じ構成である。
図1(b)を用いてより具体的に説明する。CPU(Central Processing Unit)102は、各種のプログラムを実行し、プログラムに従って様々な機能を実現するユニットである。ROM(Read Only Memory)104は、各種のプログラムやデータ等を記憶するユニットである。RAM(Random Access Memory)103は、各種の情報を記憶するユニットである。また、RAM103は、CPU102の一時的な作業記憶領域としても利用されるユニットである。例えば、CPU102は、ROM104に記憶されているプログラムやデータをRAM103にロードしてプログラムを実行する。このことによって後述する情報処理装置101のソフトウェア構成や情報処理装置101のフローチャートの処理が実現される。なお、情報処理装置101の機能及び後述する情報処理装置101のフローチャートに係る処理の全部又は一部については専用のハードウェアを用いて実現してもよい。他の装置においても同様である。
Input/Outputインターフェース105は、情報処理装置101に接続されているディスプレイにデータを送信する他、ポインティングデバイスからデータを受信するユニットである。
NIC(Network Interface Card)106は、情報処理装置101をネットワークに接続するためのユニットである。上述したユニットは、バス107を介してデータの送受信を行うことが可能に構成されている。
更に、画像形成装置111は、FAXユニットを搭載しており、バスを介して各ユニットとデータを送受信することが可能である。FAXユニットは、情報処理装置101より受けたFAX制御言語をイメージに展開し公衆回線、又はインターネットを介して他のFAX装置やIP−FAXへ転送することができる。また、その他に印刷ユニットやスキャナユニットを搭載している。印刷ユニットは、ラスタイメージを記録媒体に印刷することが可能なユニットである。また、スキャナユニットは、画像入力することが可能なユニットである。
データ管理サーバ110や画像形成装置111もCPUやROM、RAM等を有し、各装置のCPUが各装置のROM等に記憶されたプログラムに基づいて処理を実行することによって各装置の機能等が実現される。
[ソフトウェア構成(全般)]
次に、情報処理装置101のソフトウェアの構成について図2を用いて説明する。図2は、情報処理装置101のソフトウェアの構成の一例を示す図である。
上述したように図2に示されるクライアントアプリ200における機能を実現するプログラムは、情報処理装置101のROM104等に記憶されている。CPU102がRAM103にプログラムをロードして実行することで、情報処理装置101の機能及び後述する情報処理装置101のフローチャートに係る処理が実現される。
また、各装置は、HDD等を有し、プログラムはHDD等に記憶されていてもよい。
[ソフトウェア構成(OS、FAXドライバー)]
OS(Operating System)210について説明する。OS210は公知の一般的なOSの機能(メモリ管理、リソース管理、アプリケーション管理等)を提供する。
FAXドライバー211は、OS210にインストールされているアプリケーションの一つである。FAXドライバー211は、クライアントアプリ200からFAXドライバー211の機能を制御するためのIFを、FAXドライバー211のSDKとして公開しており、クライアントアプリ200との連携動作が保障されている。SDKは、Software Development Kitの略である。ここでの連携とは、例えば、データや命令のやり取りにより、それぞれが有する機能を提供して処理を実行することを指す。
クライアントアプリ200は、IFを介し、FAXドライバー211との間の制御を行うことができる。また、クライアントアプリ200は、OS210を介しFAXドライバー211の機能を使用することが可能である。FAXドライバー211は、前記SDK又はOS210を介しクライアントアプリ200の指示に従い処理を行う。クライアントアプリ200よりFAX送信指示を受け付けると、FAXドライバー211は、出力指示にて指定された文書ファイルを画像形成装置111で解釈可能なFAX送信用のデータ形式(例えば、ラスターデータ等)に変換する。そして、FAXドライバー211は、変換したデータを、ネットワークを介して画像形成装置111へ送信する。
[ソフトウェア構成(クライアントアプリ)]
以下、クライアントアプリ200におけるソフトウェアの構成について詳細に説明する。クライアントアプリ200は、各種のモジュール(201〜205)を含んで構成される。
メイン制御部201は、クライアントアプリ200を制御し、後述する各モジュール部に対する指示、管理を行う。情報表示部202は、メイン制御部201からの指示に従い、クライアントアプリ200のUIをユーザーに提供する。記憶部203は、クライアントアプリ200の各種データを記憶、管理する。FAX送信部204は、FAXドライバー211へ指示し、FAX送信を実行する。ジョブ管理部205は、FAXドライバー211で保存されるFAX送信画像の画像ファイルや書誌情報の取得、また画像形成装置111のFAX送信ジョブの状態を取得する。
図3は、本実施形態に適応可能なクライアントアプリ200のUI例を示す図である。メインUI301は、ツリービュー302と、リストビュー304、プレビュー306、プロパティ308、FAX送信ボタン309から構成される。メインUI301には、以下に示すFAX送信履歴以外にも、情報処理装置101又はネットワークを介して接続される情報処理装置内の任意のフォルダーやファイルがツリービュー302やリストビュー304に表示され、操作できる構成であってもよい。メインUI301は操作画面の一例である。
ツリービュー302は、FAX送信履歴を特定条件によってグループ化されたもの(グループ)が表示される。図3では、「送信年月」と「宛先名」との特定条件があり、「送信年月」のツリーが展開され、FAX送信履歴を送信年月でグループ化されたものがサブツリー303として表示される例を示している。特定条件として指定できる項目としては、ユーザーは、図3に示した様な例以外にも、例えば、送信状況等のリストビュー304やプロパティ308で表示可能なFAX送信履歴の項目を指定することができる。
リストビュー304には、ツリービュー302で選択されているグループと一致するFAX送信履歴がリスト表示される。図3では、送信時刻が「2013年5月」に該当する3つのFAX送信履歴がリスト表示され、FAX送信履歴305が選択されている状態が示されている。リストビュー304におけるFAX送信履歴はユーザーの送信処理単位の履歴であり、1つ又は複数の宛先の送信履歴が集約して表示される。例えば、複数の宛先を含む同報送信が行われた場合、複数の宛先に関する情報が集約され1つのFAX送信履歴として表示される。宛先毎の情報は後述の宛先一覧画面312によって表示することができる。リストビュー304におけるFAX送信履歴は、後述する図5に示すFAX送信履歴サマリー550の情報を基に表示される。後述する図5においては、FAX送信履歴の情報として、送信状況、ドキュメント名、送信時刻、宛先名が表示されている。
プレビュー306には、リストビュー304で選択されているFAX送信履歴305の送信画像が表示される。ここで表示する送信画像は図5に示すFAX送信履歴501の送信画像情報508が参照され、表示される。プレビュー306では、送信宛先が複数の場合に、プレビューに表示する宛先を選択することのできる宛先選択307が含まれる。宛先選択307には、リストビュー304で選択されているFAX送信履歴の宛先がリストされ、ユーザーはその内の一つを選択できる。宛先選択307で選択された宛先への送信画像がプレビュー306へ表示される。
プロパティ308には、リストビュー304で選択されているFAX送信履歴305の詳細情報が表示される。図5においては、ドキュメント名、送信時刻、完了時刻、送信状況、宛先名、宛先のFAX番号、送信者を表示する例を示す。
FAX送信ボタン309は、FAX送信を実行するためのボタンである。ユーザーは、FAX送信履歴を選択した状態でFAX送信ボタン309を押すことで、選択されたFAX送信履歴のFAX送信(再送)を行うことができる。又は、ユーザーは、FAX送信ボタン309に対してFAX送信履歴をドラッグアンドドロップすることでもFAX送信(再送)できる。
メニュー310は、FAX送信を実行するためのメニューである。ユーザーがメニュー310を選択することで選択されたFAX送信履歴のFAX送信(再送)を行うこともできる。
メニュー311は、FAX送信履歴の宛先情報を表示するためのメニューである。ユーザーがメニュー311を選択することで、宛先毎の詳細情報を表示する宛先一覧画面312が開らかれる。宛先一覧画面312では、宛先毎の送信結果や宛先番号等を表示する。宛先一覧画面312で表示する情報は、図5に示すFAX送信履歴501及びFAX送信履歴501の個別宛先情報520を参照して表示される。図5では、宛先毎の送信状況(状況)、宛先名、宛先番号、送信時刻、送信者が表示されている。
リストビュー304、プロパティ308及び宛先一覧画面312で表示する情報は上記以外にも、FAX送信履歴の情報として、送信時の通信手段(G3、IP−FAX等)や送信に使用する回線等の宛先毎のFAX送信設定に関する情報を表示できてもよい。
図4は、クライアントアプリ200のFAX送信UIの一例を示す図である。図4のUIは、ユーザーがリストビュー304上のFAX送信履歴又はファイルを選択し、FAX送信ボタン309を実行するか、FAX送信ボタン309へドロップ、又はメニュー310からFAXの送信を選択することで表示される。FAX送信UI401は、ユーザーが選択したFAX送信履歴305をFAX送信しようとしたときに表示されるUIである。図4において、ユーザーは、アドレス帳選択402において、送信先のアドレスを参照するために使用するアドレス帳を各種アドレス帳から選択できる。アドレス帳の種類には、例えば、画像形成装置111で管理するアドレス帳、FAXドライバー211で管理するアドレス帳、テキスト形式のファイルとして保存されているアドレス帳がある。また、クライアントアプリ200は、FAX送信履歴をFAX送信する際は、前回FAX送信時に指定したアドレスの一覧をアドレス帳選択402に表示することができる。
アドレス帳選択402で選択されたアドレス帳に登録されているアドレスの一覧が送信アドレス候補一覧403に表示される。ユーザーは、追加ボタン404を用いて、送信アドレス候補一覧403にリストアップされた宛先情報を選択し、送信先アドレス405にアドレスを新規追加することができる。図4の状態は、アドレス帳選択402で前回FAX送信時に指定したアドレスの一覧が選択された状態である。送信アドレス候補一覧403に前回FAX送信時に指定したアドレスの一覧がリストされている。クライアントアプリ200は、前回FAX送信時に指定したアドレスの一覧の情報を、FAX送信履歴501の個別宛先情報520を参照することで反映する。
送信先アドレス405は、FAX送信時に送信宛先に関する情報であり、FAXの送り先番号や宛先名が表示される。本実施形態では図示していないが、その他にFAX回線の種別等もあってよい。1つのファイルを複数の宛先に送る同報送信を行う場合、クライアントアプリ200は、複数のアドレス情報を表示することが可能である。アドレス追加ボタン406は、送信先アドレス405にFAXの送り先アドレスを新規追加するためのボタンである。ユーザーがアドレス追加ボタン406を押すと(選択すると)、アドレス追加画面が表示され、ユーザーは送信先アドレス405に追加する送信先アドレス情報を編集することができる。アドレス削除ボタン407は、送信先アドレス405に追加したアドレスを削除するためのボタンである。FAX送信ボタン408は、送信先アドレス405に追加した送り先に対してFAX送信を実行するためのボタンである。ユーザーがFAX送信ボタン408を押すことでFAX送信が行われる。クライアントアプリ200からのFAX送信指示はOS210を介しFAXドライバー211によって行われる。キャンセルボタン409はFAX送信実行をキャンセルするためのボタンである。ユーザーがキャンセルボタン409を押すと、FAX送信UI401は閉じられる。アドレス編集ボタン411は送信先アドレス405に追加したアドレスを編集するためのボタンである。ユーザーがアドレス編集ボタン411を押すとアドレス編集画面が表示され、ユーザーは送信先アドレス405で選択中の送信先アドレス情報を編集することができる。カバーシートボタン412はカバーシートを設定するためのボタンである。ユーザーがカバーシートボタン412を押すと、カバーシート設定UIが表示され、ユーザーはFAXに付けるカバーシートの設定ができる。
[データ構造(FAX送信履歴リスト500)]
図5は、FAX送信履歴データの一例を模式的に示した図である。FAX送信履歴リスト500は、1つ又は複数のFAX送信履歴501、1つ又は複数のFAX送信履歴サマリー550、1つ又は複数のFAX書誌情報570、1つ又は複数の宛先変更情報590により構成される。FAX送信履歴リスト500は、情報処理装置101又はデータ管理サーバ110にファイルとして外部記憶装置等に保持されている。またFAX送信履歴リスト500は、情報処理装置101又はデータ管理サーバ110のデータベースで管理されてもよい。
FAX送信履歴501にはFAXの送信内容及び送信結果が格納されている。送信履歴ID502はユーザーにより行われたFAX送信単位で一意に付与されるFAX送信履歴を識別するためのIDである。オリジナル送信履歴ID503には、再送元の送信履歴IDが格納される。送信ジョブID504はFAX送信時に、FAXドライバー211に通知され、FAXドライバー211により作成されるFAX書誌情報570とFAX送信履歴501とを関連付けするためのIDである。ドキュメント名505はFAX送信に使用したドキュメントの名称である。ユーザー名506はFAX送信者の名称である。送信時刻507はFAX送信の日時である。送信画像情報508はFAX送信された画像を参照するための情報である。より具体的には、送信画像情報508にはFAX送信された画像ファイルへの参照ファイルパスが少なくとも格納されている。宛先情報509は、1又は複数の個別宛先情報520により構成される。個別宛先情報520は、宛先名521、宛先番号522、送信結果523により構成されている。宛先名521はFAX送信先の名称である。宛先番号522はFAX番号である。送信結果523は宛先にFAX送信した送信結果である。送信結果の種類としては、送信成功、送信失敗、送信キャンセル、結果不明等の送信処理の完了状態を示す値、また未完了の状態を示す処理中の値が存在する。送信設定510は、FAX送信に使用した設定が格納されている。例えば、カバーシートの有無、送信時の通信手段(G3、IP−FAX等)や送信に使用する回線等のFAX送信に関する情報等を示す。宛先変更情報リスト511はFAX再送時に、宛先を変更した場合に変更元の宛先情報と変更後の宛先情報とが関連付けられて格納されている。
FAX送信履歴サマリー550は、同報送信時の複数宛先に関する情報、再送時のオリジナル送信履歴が同一のFAX送信履歴の情報を集約した内容が格納されている。このFAX送信履歴サマリー550は、図3のリストビュー304のFAX送信履歴を表示するためのデータである。CPU102は、FAX送信履歴サマリー550を、FAX送信履歴501、宛先変更情報590から生成が可能なため、全て又は一部のデータをファイルとして保存してもよいし、RAMに保持してもよい。オリジナル送信履歴ID551は、再送元となる送信履歴IDが格納されている。最新送信履歴ID552には、再送元となるFAX送信履歴を用いて最後にFAX送信したFAX送信履歴の送信履歴IDが格納されている。サマリーステータス553は、同報送信の場合の複数の宛先の送信履歴、再送元、再送によるFAX送信履歴を集約した送信結果である。送信結果の種類による優先順位(処理中>失敗>不明>キャンセル>正常)で優先度の高い値を集約した送信結果である。ドキュメント名554はドキュメント名505と同一である。送信時刻555は、再送元となるFAX送信履歴を用いて最後にFAX送信した送信時刻である。宛先名556は、再送元となるFAX送信履歴を用いてFAX送信したFAX送信先の名称であり、宛先が複数存在する場合には複数存在するという旨の内容が格納されている。例えば3件宛先が存在する場合には、3件といった内容が格納されている。宛先番号557はFAX送信先のFAX番号であり、宛先が複数存在する場合には複数存在するという旨の内容が格納されている。例えば、同報送信といった内容が格納されている。宛先別表示情報リスト558は1つ又は複数の宛先別表示情報560により構成される。宛先別表示情報560は、最初に送信されたときの宛先及び表示に関する情報であるオリジナル宛先別表示情報561、1又は複数の再送時宛先及び表示に関する情報である再送宛先別表示情報562により構成される。オリジナル宛先別表示情報561及び再送宛先別表示情報562には少なくとも宛先名、宛先番号、送信結果の情報が格納されている。それ以外にも、送信時刻や送信ユーザー等が保持されていてもよい。
FAX書誌情報570はFAX送信時にFAXドライバー211により生成されるFAXの送信内容に関する情報である。送信ジョブID571はFAX送信ジョブを識別するためのIDである。クライアントアプリ200により送信ジョブIDが通知された場合には通知されたIDが格納される。クライアントアプリ200により送信ジョブIDが通知されていない場合には、FAXドライバー211がIDを生成し、格納する。ドキュメント名572はFAX送信に使用したドキュメントの名称である。ユーザー名573はFAX送信者の名称である。送信時刻574はFAX送信の日時である。送信画像情報575はFAX送信された画像を参照するための情報である。より具体的には、FAX送信された画像ファイルへの参照ファイルパスが少なくとも格納されている。送信設定576は、FAX送信に使用した設定が格納されている。送信設定576としては、例えば、カバーシートの有無等が存在する。宛先情報577には、FAX送信を実行した宛先名578と宛先番号579とが対で格納されている。
宛先変更情報590には、FAXの再送時に、宛先を変更して送信した場合、変更前の宛先と変更後の宛先とに関する内容が格納されている。オリジナル送信履歴591は、再送元となる送信履歴IDが格納されている。宛先情報リスト592には1又は複数の元宛先情報593及び変更後宛先情報594が格納されている。元宛先情報593には、再送時の再送元となる個別宛先情報520が格納されている。変更後宛先情報594には、再送時のFAX送信履歴501の個別宛先情報520が格納されている。
[FAX送信処理フロー]
情報処理装置101のクライアントアプリ200におけるFAX送信処理について図6を用いて説明する。
図6は、クライアントアプリ200におけるFAX送信の実行からFAXドライバー211の生成するFAX送信画像及びFAX書誌情報、画像形成装置111における送信結果を取得し、FAX送信履歴として保存する処理に係る一例を示すフローチャートである。クライアントアプリ200におけるFAX送信は、前述のようにユーザーがFAX送信ボタン309又はメニュー310によるFAX送信を押下(又は選択)することで開始される。
ユーザーによる送信指示を受け付けると、S601で、メイン制御部201は、以下の処理を実行する。即ち、メイン制御部201は、リストビュー304上で選択中のファイルを送信対象、またFAX送信UI401で指定されている送信設定を送信指示情報として、FAX送信部204を介してFAXドライバー211にFAX送信を指示する。リストビュー304上で選択中のファイル及びFAX送信UI401で指定されている送信設定はメイン制御部201が情報表示部202に指示することで取得される。
S602で、FAXドライバー211は、クライアントアプリ200によるFAX送信指示を受け付ける。
S603で、FAXドライバー211は、受信した送信指示情報を基に画像形成装置111でFAX送信を実行するためのFAX送信指示情報を生成する。より具体的には、FAXドライバー211は、指定されたFAX送信対象ファイルを画像形成装置111で処理可能なラスターデータ等のデータに変換する。また、FAXドライバー211は、指定された送信設定を画像形成装置111で解釈・実行可能な送信指示としてFAX送信指示情報を生成する。
S604で、FAXドライバー211は、S603で生成したFAX送信指示情報を画像形成装置111へネットワークを介して送信する。
S605で、FAXドライバー211は、画像形成装置111へ送信したFAX送信画像を保存する。より具体的には、FAXドライバー211は、データ変換した画像データを、例えば、TIFF(Tagged Image File Format)等の一般的な画像保存フォーマットのファイルとして保存する。また、FAXドライバー211は、送信指示情報をFAX書誌情報570として保存する。FAX書誌情報570は、例えば、XML(Extensible Markup Language)等の一般的な構造化テキストファイルの形式で保存される。
S606で、画像形成装置111は、FAX送信指示を受け付ける。
すると、S607で、画像形成装置111は、受信したFAX送信指示情報を基に公衆回線、又はインターネットを介して他のFAX装置やIP−FAXへ転送することでFAX送信を実行する。
S608で、クライアントアプリ200は、FAXドライバー211によるFAX送信画像の保存を検知する。FAX送信画像の保存の検知は、クライアントアプリ200のジョブ管理部205がFAXドライバー211からFAX送信画像の保存完了の通知を受け付けることで実現できる。又は、FAX送信画像の保存の検知は、ジョブ管理部205がFAXドライバー211のFAX送信画像の保存先のファイル生成を監視することで実現できる。ジョブ管理部205は、FAX送信画像の保存を検知すると、メイン制御部201へ通知する。
S609で、メイン制御部201は、S608で検知されたFAX送信画像及びFAX書誌情報を取得する。より具体的には、メイン制御部201は、FAX送信画像及びFAX書誌情報570のファイルをクライアントアプリ200で管理する所定の場所へコピーし、FAX書誌情報570を読み込み、FAX送信履歴501を生成し、記憶部203に指示し保存する。FAX送信履歴501は、情報処理装置101やデータ管理サーバ110に保存され、データ管理サーバ110に保存する場合は複数のユーザーでFAX送信履歴を共有し、履歴の閲覧や再送ができる。
S610で、メイン制御部201は、S609で読み込んだFAX書誌情報に定義される送信ジョブID504を参照する。送信ジョブID504は、FAXドライバー211によって実行された送信指示(送信ジョブ)を一意に識別するIDを示す。メイン制御部201は、送信ジョブID504をキーとして画像形成装置111へ問い合わせることでキーと一致する送信ジョブの情報を取得できる。
S611で、メイン制御部201は、ジョブ管理部205へ指示しS610で参照した送信ジョブID504を指定し、画像形成装置111へ送信ジョブの取得依頼を送信する。
S612で、画像形成装置111は、クライアントアプリ200による送信ジョブの取得依頼を受け付ける。
すると、S613で、画像形成装置111は、指定の送信ジョブID504と一致するFAX送信ジョブの状態を確認する。FAX送信ジョブの状態とは、画像データの展開処理中や相手先への発呼中等の送信中の状態や、送信完了や送信失敗等のジョブの処理が完了した完了状態を示す。画像形成装置111は、画像形成装置111におけるメモリ上の処理状態やHDD上に保存されたFAX送信ログ情報を参照することで送信ジョブの状態を確認する。
S614で、画像形成装置111は、S613で確認した送信ジョブの状態を依頼元の情報処理装置101へ送信する。
S615で、ジョブ管理部205は、画像形成装置111によるジョブ状態の応答を受信し、メイン制御部201へ通知する。
S616で、メイン制御部201は、受信したジョブの状態を確認し、ジョブの状態が完了状態か否かを判断する。ここでジョブか処理中の状態であった場合は、メイン制御部201は、所定時間経過後、S611の処理へ遷移し、再度ジョブの状態取得を画像形成装置111へ依頼する。S616で、メイン制御部201は、完了状態と判断した場合には、S617の処理に遷移する。なお、S616において、メイン制御部201は、画像形成装置にてFAX送信が規定回数リトライされることで送信失敗として終了したジョブ状態を受信した場合も完了として判定する。
S617で、メイン制御部201は、記憶部203に指示し、完了状態をFAX送信履歴501の送信結果に保存する。
[再送実行処理フロー]
図7は、クライアントアプリ200におけるFAX送信履歴の再送処理の一例を示すフローチャートである。図7フローチャートの処理は、前述のようにユーザーがFAX送信ボタン309又はメニュー310によるFAX送信を実行することで開始される。CPU102は、図7に示すように、対象の履歴のロックファイルの有無、送信状況を確認することで、他のユーザーによる重複した再送を抑止し、再送可の場合にFAX送信UI401を表示し、不可の場合に警告表示し処理を中断する。また、図6で示すように、画像形成装置111におけるジョブの状態取得及び送信状況の更新はFAX送信を実行したユーザーの情報処理装置101によって実行される。そのため、情報処理装置101が稼動していない場合(スリープ、シャットダウン、ネットワーク未接続等)に、送信状況が更新されず、FAX送信履歴を他ユーザーから操作不可となる。これを解決するために、CPU102は、送信状況が処理中の場合に画像形成装置111のジョブの状態を確認し、既にジョブが完了していれば続行の確認の上、再送を許可する。
ユーザーによる再送指示を受け付けると、S701で、メイン制御部201は、リストビュー304で選択中のFAX送信履歴のロックファイルが存在するか確認する(第1の判定)。このロックファイルは、送信設定中の間、他ユーザーによるFAX送信履歴への操作を抑止するためのもので、以下の様なファイルのことを指す。即ち、FAX送信UI401の表示時にFAX送信UI401を表示している情報処理装置101によって作成され、クローズ時に破棄されることでFAX送信UI401が表示中の間(ユーザーが操作中の間)存在するファイルを指す。
S702で、S701のロックファイルの存在確認の結果、ロックファイルが存在した場合、メイン制御部201は、後述のS713へ進み、警告表示して処理を中断する。ロックファイルが存在しない場合、メイン制御部201は、S703へ進む。
S703で、メイン制御部201は、選択中のFAX送信履歴501、FAX送信履歴サマリー550の情報を参照する。FAX送信履歴501、FAX送信履歴サマリー550の参照はメイン制御部201が記憶部203を介して参照する。
S704で、メイン制御部201は、S703で参照した送信履歴情報の内、FAX送信履歴サマリー550の送信状況の状態(状態情報)が処理中か否かを判定する(第2の判定)。処理中でない場合(正常、失敗、キャンセル、不明の何れかの場合)、処理中でない送信履歴は再送可として、メイン制御部201は、後述するS716へ移り、再送処理を続行する。一方、処理中の場合、メイン制御部201は、S705へ移る。
S705で、メイン制御部201は、選択中のFAX送信履歴のユーザー名506を参照し、現在のユーザー名と同一か否か判定する。ここで、同一の場合、メイン制御部201は、自身による再送のため再送可とし、後述するS716へ移り、再送処理を続行する。一方、ユーザー名が同一でない場合、メイン制御部201は、S706へ進む。
S706で、メイン制御部201は、ステータスが処理中のFAX送信履歴の宛先情報509及びオリジナル送信履歴ID503に該当するFAX送信履歴の宛先情報509を参照する。ここで、メイン制御部201は、選択中のFAX送信履歴と再送元のFAX送信履歴との宛先情報を比較する。現在対象としているFAX送信履歴が再送元のFAX送信履歴の一部の宛先への送信の場合、メイン制御部201は、その他の宛先への再送は許可するため再送可とし、後述するS716へ移り、再送処理を続行する。一方、再送元のFAX送信履歴の一部の宛先への送信でない場合、メイン制御部201は、S707へ移る。より具体的に説明する。オリジナル送信履歴ID503の宛先がA、B、Cでステータスが処理中の宛先がAのみである場合、B、Cへの再送処理が許可される。
S707で、メイン制御部201は、選択中のFAX送信履歴の送信ジョブID504を参照する。メイン制御部201は、送信ジョブID504を指定し、ジョブ管理部205へ送信ジョブの取得依頼を送信する。ジョブ管理部205は、取得依頼を受け付けると、指定された送信ジョブID504を指定し、該当するジョブの状態取得を画像形成装置111に対して要求する。
S708で、画像形成装置111は、クライアントアプリ200による送信ジョブの取得依頼を受け付ける。
すると、S709で、画像形成装置111は、指定の送信ジョブID504と一致するFAX送信ジョブの状態を確認する。
S710で、画像形成装置111は、S709で確認した送信ジョブの状態を依頼元の情報処理装置101へ送信する。
S711で、ジョブ管理部205は、画像形成装置111によるジョブ状態の応答を受信し、メイン制御部201へ通知する。
S712で、メイン制御部201は、受信したジョブの状態を確認し、ジョブの状態が完了状態か否かを判断する。ここで、処理中の場合には、メイン制御部201は、S713へ進む。一方、ジョブの状態が完了(正常、失敗、キャンセル、不明)の場合には、メイン制御部201は、S714に進む。
S713で、メイン制御部201は、情報表示部202へ指示し、処理中であるため送信を続行できない旨のメッセージを表示し、図7で示す処理を終了する。
S714で、メイン制御部201は、情報表示部202へ指示し、ジョブが完了している旨及び送信を続行するか否かをユーザーに問うメッセージを表示する。
S715で、情報表示部202は、S714で表示したメッセージに対する応答を受付、その結果、処理を続行しない場合には、図7で示す処理を終了する。一方、処理を続行する場合には、情報表示部202は、S716へ移る。
S716で、メイン制御部201は、選択中のFAX送信履歴の宛先情報509及び送信設定510を参照し、FAX送信UI401上の設定値として反映する。これにより、前回送信時の設定を反映した状態でFAX送信UI401を表示し、より容易に再送処理を実行できる。ここで、前述のS706で一部の宛先への送信と判断された場合、メイン制御部201は、再送元の宛先情報の内、未送信(選択中のFAX送信履歴の宛先以外)の宛先をFAX送信UI401の送信アドレス候補一覧403として設定する。これにより、送信中以外の宛先への再送を許可する。
FAX送信UI401への設定値の反映後、S717で、メイン制御部201は、情報表示部202へ指示し、FAX送信UI401を表示する。
[警告表示UI]
図8は、本実施形態に適応可能なクライアントアプリ200における再送実行時の警告表示UIの一例を示す図である。
図8(a)のメッセージ801は、再送実行時に、対象のFAX送信履歴が他のユーザーによって送信設定中か、既に送信が実行され画像形成装置111で処理中の場合に、重複した再送を抑止するための警告表示を示す。メッセージ801は、図7のS713の処理で、情報表示部202によって表示される。図8(a)に示すような画面を表示することで再送信を抑制することができる。図8(a)のメッセージ801は警告画面の一例である。
図8(b)のメッセージ802は、再送実行時に、対象のFAX送信履歴の送信状況が処理中であり、ジョブの状態を画像形成装置111に確認した結果、既にジョブが完了していたときに表示されるメッセージである。メッセージ802は、再送の実行を続けるか否かを確認する表示を示す。メッセージ802は、図7のS717の処理で、情報表示部202によって表示される。
以上、本実施形態によれば、複数のユーザーによる重複した再送を抑止しつつ、送信文書の再送を行うことができる。
<第2の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。
第2の実施形態は、第1の実施形態の図1〜図8に示す構成と同一であり、その説明を省略する。第1の実施形態では、ユーザーは、再送対象のFAX送信履歴を選択し、FAX送信ボタン309の実行又はメニュー310を実行する。これに伴い、CPU102が再送可否の判断を行い、再送不可の場合に警告表示する構成であった。この場合、ユーザーは、再送操作の実行後にはじめて再送不可であることをわかるため、利便性がよくない場合がある(特に大量の案件を処理する場合等である)。第2の実施形態は、この課題を改善するためのものであり、メインUI301のリストビュー304のFAX送信履歴にマウスオーバーがされたときに、CPU102がFAX送信履歴のツールチップとして再送不可の旨を表示する実施形態を示す。
[ツールチップ表示フロー]
図9は、クライアントアプリ200におけるFAX送信履歴のツールチップ表示の一例を示すフローチャートである。図9のフローチャートの処理は、クライアントアプリ200のリストビュー304で送信履歴に対しマウスオーバーされることで実行される。マウスオーバーは情報処理装置101のOS210によって表示されるマウスポインター(マウスカーソル)を対象のコントロール上に一定時間留めた場合にOSによって検知される。クライアントアプリ200は、そのOSによる検知をマウスオーバーイベントとして認識する。図9では、CPU102が対象の履歴のロックファイルの有無、送信状況を確認することで、対象の履歴が他のユーザーによって処理中かどうかをツールチップ表示する。
ここでツールチップ表示とは、対象にカーソルやマウスポインタ等を合わせられると、対象の周辺に領域等を出現させ注釈等を表示させる表示方法である。
ユーザーによるマウスオーバー操作によってOSにより発行されるマウスオーバーイベントを検知すると、S901で、メイン制御部201は、リストビュー304でマウスオーバー中のFAX送信履歴のロックファイルが存在するか確認する。
S902で、S901のロックファイルの存在確認の結果、ロックファイルが存在した場合、メイン制御部201は、後述のS912へ進み、処理中を示すツールチップを表示する。ロックファイルが存在しない場合、メイン制御部201は、S903へ進む。
S903で、メイン制御部201は、マウスオーバー中のFAX送信履歴501、FAX送信履歴サマリー550の情報を参照する。FAX送信履歴501、FAX送信履歴サマリー550の参照はメイン制御部201が記憶部203を介して参照する。
S904で、メイン制御部201は、S903で参照した送信履歴情報の内、FAX送信履歴サマリー550の送信状況の状態が処理中か否かを判定する。処理中でない場合(正常、失敗、キャンセル、不明の何れかの場合)、処理中でない送信履歴は再送可として、メイン制御部201は、後述するS913へ移り、通常のツールチップを表示する。一方、処理中の場合、メイン制御部201は、S905へ移る。
S905で、メイン制御部201は、マウスオーバー中のFAX送信履歴のユーザー名506を参照し、現在のユーザー名と同一か否か判定する。ここで、同一の場合、メイン制御部201は、自身による再送のため再送可とし、後述するS913へ移り、通常のツールチップを表示する。一方、ユーザー名が同一でない場合、メイン制御部201は、S906へ進む。
S906で、メイン制御部201は、マウスオーバー中のFAX送信履歴の送信ジョブID504を参照する。メイン制御部201は、送信ジョブID504を指定し、ジョブ管理部205へ送信ジョブの取得依頼を送信する。ジョブ管理部205は、取得依頼を受け付けると、指定された送信ジョブID504を指定し、該当するジョブの状態取得を画像形成装置111に対して要求する。
S907で、画像形成装置111は、クライアントアプリ200による送信ジョブの取得依頼を受け付ける。
すると、S908で、画像形成装置111は、指定の送信ジョブID504と一致するFAX送信ジョブの状態を確認する。
S909で、画像形成装置111は、S908で確認した送信ジョブの状態を依頼元の情報処理装置101へ送信する。
S910で、ジョブ管理部205は、画像形成装置111によるジョブ状態の応答を受信し、メイン制御部201へ通知する。
S911で、メイン制御部201は、受信したジョブの状態を確認し、ジョブの状態が完了状態か否かを判断する。ここで、メイン制御部201は、処理中の場合にはS912へ進む。一方、メイン制御部201は、ジョブの状態が完了(正常、失敗、キャンセル、不明)の場合は再送可とし、S913へ進む。
S912で、メイン制御部201は、情報表示部202へ指示し、他のユーザーによって処理中である旨のツールチップを表示する。
S913で、メイン制御部201は、情報表示部202へ指示し、通常のツールチップを表示する。通常のツールチップは、例えばドキュメント名等のFAX送信履歴に関する任意の情報を表示するものとする。
[ツールチップ表示UI]
図10は、本実施形態に適応可能なクライアントアプリ200におけるFAX送信履歴のツールチップ表示UIの一例を示す図である。
ツールチップ901は、リストビュー304上のFAX送信履歴へのマウスオーバー時にFAX送信履歴が他のユーザーによって送信設定中又は画像形成装置111で処理中の場合に、他のユーザーによって処理中である旨のツールチップ表示を示す。ツールチップ901は、図9のS912の処理で、情報表示部202によって表示される。
以上、本実施形態によれば、より利便性よく、複数のユーザーによる重複した再送を抑止しつつ、送信文書の再送を行うことができる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (9)

  1. ユーザーにより選択された送信履歴が別のユーザーによって操作中であるか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記選択された送信履歴が別のユーザーによって操作中でないと判定された場合、前記選択された送信履歴の状態情報を参照し、前記状態情報が処理中であるか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記選択された送信履歴が別のユーザーによって操作中であると判定された場合、又は、前記第2の判定手段により前記選択された送信履歴の状態情報が処理中であると判定された場合、前選択された送信履歴に対応するドキュメントの再送信を抑制するよう制御する制御手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記第2の判定手段は、前記選択された送信履歴の状態情報が処理中であると判定した場合、更に、画像形成装置における前記選択された送信履歴に係るジョブの状態情報を前記画像形成装置から取得し、前記ジョブの状態情報が完了を示しているか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記第1の判定手段により前記選択された送信履歴が別のユーザーによって操作中であると判定された場合、又は、前記第2の判定手段により前記選択された送信履歴の状態情報が処理中であり且つ前記画像形成装置から取得した前記選択された送信履歴に係るジョブの状態情報が完了を示していないと判定された場合、前選択された送信履歴に対応するドキュメントの再送信を抑制するよう制御する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記第2の判定手段は、前記選択された送信履歴の状態情報が処理中であると判定した場合、更に、前記処理中であると判定された状態情報が前記選択された送信履歴に係る複数の宛先のうち全ての宛先への再送信を示しているのか否かを判定し、前記処理中であると判定された状態情報が前記選択された送信履歴に係る複数の宛先のうちの全ての宛先への再送信を示していると判定した場合に、前記画像形成装置における前記選択された送信履歴に係るジョブの状態情報を前記画像形成装置から取得し、前記ジョブの状態情報が完了を示しているか否かを判定する請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2の判定手段において前記処理中であると判定された状態情報が前記選択された送信履歴に係る複数の宛先のうちの全ての宛先への再送信でないと判定した場合、前記処理中の状態情報に基づいて、前記選択された送信履歴に係る複数の宛先のうち再送信処理中の宛先以外の宛先への、前記選択された送信履歴に対応するドキュメントの再送信を許可するように制御する請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の判定手段は、前記選択された送信履歴が別のユーザーによって操作中であることを示すロックファイルがあるか否かに基づいて、前記選択された送信履歴が別のユーザーによって操作中であるか否かを判定する請求項1乃至4の何れか1項記載の情報処理装置。
  6. 前記制御手段により制御される、前記選択された送信履歴に対応するドキュメントの再送信抑制は、処理中であることを示す警告画面の表示である請求項1乃至5の何れか1項記載の情報処理装置。
  7. 前記制御手段により制御される、前記選択された送信履歴に対応するドキュメントの再送信抑制は、処理中であることを示すツールチップの表示である請求項1乃至5の何れか1項記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ユーザーにより選択された送信履歴が別のユーザーによって操作中であるか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップにより前記選択された送信履歴が別のユーザーによって操作中でないと判定された場合、前記選択された送信履歴の状態情報を参照し、前記状態情報が処理中であるか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップにより前記選択された送信履歴が別のユーザーによって操作中であると判定された場合、又は、前記第2の判定ステップにより前記選択された送信履歴の状態情報が処理中であると判定された場合、前選択された送信履歴に対応するドキュメントの再送信を抑制するよう制御する制御ステップと、
    を有する情報処理方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至7の何れか1項記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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