JP6232902B2 - 撮像素子ユニット - Google Patents

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本発明は、撮像素子ユニットに関する。
撮像素子の受光面と光学フィルタの間に、防塵用のゴムを設けた撮像素子が知られている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2006−100878号公報
防塵用のゴムによって撮像素子パッケージを封止する場合において、防塵用のゴムの付勢力によって、撮像素子の位置がずれることがあった。
本発明の具体的態様における撮像素子ユニットは、被写体光束を受光する撮像チップが設けられた撮像素子パッケージと、被写体光束が入射する面とは反対の面の側で、撮像素子パッケージを支持する支持部材と、被写体光束を透過させる光学部材と、光学部材と支持部材に介在して、光学部材と支持部材の間を封止する弾性部材と、撮像素子パッケージのうち被写体光束が入射する面に付勢力を加えることなく、光学部材を支持部材へ向けて付勢する付勢部材とを備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る撮像素子ユニットの斜視図である。 本実施形態に係る撮像素子ユニットの分解斜視図である。 図1における撮像素子ユニットのA−A断面図である。 図3における撮像素子ユニットのB部を模式的に示した部分拡大図である。 図3における撮像素子ユニットのB部の変形例を模式的に示した部分拡大図である。 図3における撮像素子ユニットのB部の変形例を模式的に示した部分拡大図である。 図3における撮像素子ユニットのB部の変形例を模式的に示した部分拡大図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る撮像素子ユニット10の斜視図である。図示するように、被写体側から撮像素子ユニット10へ向かう方向をZ軸プラス方向と定め、Z軸と直交する平面において、Z軸プラス方向から見て撮像素子ユニット10の右側へ向かう方向をX軸プラス方向、Z軸プラス方向から見て撮像素子ユニット10の上側へ向かう方向をY軸プラス方向と定める。以降のいくつかの図においては、図1の座標軸を基準として、それぞれの図の向きがわかるように座標軸を表示する。
本実施形態に係る撮像素子ユニット10は、例えばデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置に組込まれて使用される。撮像素子ユニット10は、支持部材14、光学部材16、付勢部材20およびビス22を含む。
付勢部材20は、ビス22により支持部材14のZ軸マイナス側の面に固定される。光学部材16は、支持部材14と付勢部材20の間の空間に配置される。詳しくは後述するが、支持部材14と付勢部材20の間の空間には、さらに、撮像素子パッケージおよび弾性部材が配置される。
図2は、本実施形態に係る撮像素子ユニット10の分解斜視図である。撮像素子ユニット10は、撮像素子パッケージ12、支持部材14、光学部材16、弾性部材18、付勢部材20部材およびビス22とを主要な構成部材とする。
支持部材14は、撮像素子パッケージ12のZ軸マイナス側に配置される。弾性部材18は、支持部材14のZ軸マイナス側に配置される。光学部材16は、弾性部材18のZ軸マイナス側に配置される。付勢部材20は、光学部材16のZ軸マイナス側に配置される。
撮像素子パッケージ12は、周縁部24および壁部26を有する。周縁部24は、撮像素子パッケージ12のZ軸プラス側の端面からY軸プラス方向およびY軸マイナス方向に鍔状に延出して形成される。壁部26は、Z軸マイナス方向に環状に突出して形成される。壁部26の具体的な構造は、後述する。
撮像素子パッケージ12は、さらに透光部材としての保護ガラス28を含む。保護ガラス28は、XY平面に平行に配置されるガラス板である。保護ガラス28は、撮像素子パッケージ12のZ軸マイナス側の端部に配置される。撮像素子パッケージ12は、基板30のZ軸マイナス側の面に実装される。
支持部材14は、例えばSUSなどの金属板により形成される。支持部材14は、壁部26を挿通する挿通孔32を有する。挿通孔32は、壁部26の外形よりも若干大きく形成されている。また、挿通孔32は、周縁部24の外形よりも小さく形成されている。
壁部26は、支持部材14のZ軸プラス側から挿通孔32に挿通される。そして、支持部材14は、被写体光束が入射する面とは反対の面で、撮像素子パッケージ12を例えば接着剤を使用して支持する。壁部26の一部および保護ガラス28は、挿通孔32から露出される。
挿通孔32は、周縁部24の外形より小さく形成されている。したがって、周縁部24は、挿通孔32から抜けることなく支持部材14と当接する。つまり、撮像素子パッケージ12のZ軸方向への変位は、支持部材14により規制される。周縁部24は、例えば接着材により支持部材14に固定される。
弾性部材18は、例えばゴムによって形成される。弾性部材18には、XY平面に開口部34が形成される。弾性部材18は、Z軸方向に厚みを持ったゴム板である。開口部34には、保護ガラス28の外周が挿通される。開口部34は、保護ガラス28の外形よりも小さく形成される。したがって、弾性部材18は、保護ガラス28の外周を環囲して密着する。
光学部材16は、例えばローパスフィルタである。光学部材16は、モアレの発生を低減させる目的で使用される。
付勢部材20は、例えばSUSなどの金属板により形成される。付勢部材20には、XY平面に開口部36が形成される。付勢部材20のZ軸プラス側の面から支持部材14のZ軸マイナス側の面までのZ軸方向の寸法は、弾性部材18のZ軸方向の寸法と光学部材16のZ軸方向の寸法を足した寸法より小さい。
したがって、ビス22を使用して付勢部材20が支持部材14に固定されると、付勢部材20は、光学部材16をZ軸プラス方向に付勢する。そして、光学部材16は、弾性部材18をZ軸プラス方向に付勢する。したがって、弾性部材18は、Z軸マイナス側の面において光学部材16と密着する。同様に、弾性部材18は、Z軸プラス側の面において支持部材14と密着する。
詳しくは後述するが、弾性部材18は、保護ガラス28の外周、支持部材14のZ軸マイナス側の面および光学部材16のZ軸プラス側の面と密着する。したがって、弾性部材18は、光学部材16と保護ガラス28の間に密封空間を形成することができる。
図3は、図1における撮像素子ユニット10のA−A断面図である。撮像素子パッケージ12は、基台部23を有する。基台部23は、XY平面に平行な矩形の平板である。壁部26は、基台部23からZ軸マイナス方向に環状に突出して形成される。基台部23と壁部26は、環囲された空間を形成する。撮像素子パッケージ12は、基台部23と壁部26により形成される空間に、被写体光束を受光するための撮像チップ27を収容する。撮像チップは、基台部23と壁部26により形成される空間の内部において、基台部23のZ軸マイナス側の面に配置される。
保護ガラス28は、例えば接着剤により壁部26と固定される。保護ガラス28は、基台部23と壁部26により形成される空間を閉塞する。したがって、保護ガラス28は、撮像チップ27を塵等の異物から保護することができる。
図3においては、弾性部材18の内周面は、保護ガラス28の側面と密着している。なお、弾性部材18は、保護ガラス28の外周を環囲して取り付けられているので、Y軸方向にも同様に保護ガラス28と密着している。
弾性部材18は、光学部材16と支持部材14の間に介在している。弾性部材18は、光学部材16を介して付勢部材20により付勢される。したがって、弾性部材18は、Z軸方向に光学部材16および支持部材14と密着している。
弾性部材18は、保護ガラス28の外周を環囲して密着する。ゆえに、弾性部材18は、光学部材16と保護ガラス28の間に密封空間を形成することができる。したがって、光学部材16と保護ガラス28との間には、塵等の異物が、侵入しにくくなる。
本実施形態においては、撮像素子パッケージ12が挿通孔32を介して支持部材14のZ軸マイナス側の面に取り付けられる例を示した。壁部26は、挿通孔32に挿通される。したがって、撮像素子パッケージ12を支持部材14に取り付けた場合のZ軸方向の寸法は、撮像素子パッケージ12のZ軸方向の寸法となる。つまり、撮像素子パッケージ12を支持部材14のZ軸マイナス側の面に取り付けた場合よりも、Z軸方向の寸法は小さい。すなわち、撮像素子ユニット10を、小型化することができる。
図4は、図3における撮像素子ユニット10のB部を模式的に示した部分拡大図である。弾性部材18は、ベース部19、第1接触部38および第2接触部40を含む。ベース部19は、XY平面において挿通孔32の形状に沿って形成される。第1接触部38は、ベース部19のZ軸マイナス側の面から突状に形成される。第1接触部38は、挿通孔32に対応する領域を除く領域、すなわち、図示するように挿通孔32より外側に形成される。第1接触部38は、保護ガラス28を囲うように形成される。
付勢部材20は、Z軸プラス方向に光学部材16を付勢する。したがって、光学部材16は、第1接触部38と密着する。
付勢部材20によるZ軸プラス方向への付勢力は、白抜き矢印で示すように挿通孔32より外側で作用するので、支持部材14が受ける。したがって、付勢部材20は、撮像素子パッケージ12に対してZ軸プラス方向の付勢力を加えることがない。
第2接触部40は、ベース部19からX軸プラス方向に延出して形成される。第2接触部40は、保護ガラス28の外周を環囲するように形成される。第2接触部40は、XY平面における開口が、保護ガラス28の外形よりも小さく形成される。したがって、第2接触部40は、保護ガラス28の外周に対して全周に亘って密着する。
一般的に、支持部材に挿通孔を設けて撮像パッケージの一部をくぐらせ、支持部材の裏面側(Z軸プラス側の面)で撮像パッケージを支持すれば、ユニット全体として光軸方向の厚みを小さくすることができる。しかし、表面側(Z軸マイナス側の面)から撮像パッケージを付勢して密封空間を形成する場合、付勢部材の個体差、あるいは組み付け時における荷重により不均一に撮像パッケージを押圧してしまう場合があった。この場合、撮像パッケージの撮像面が光軸に対して傾いてしまう面倒れが生じてしまうことがあった。さらには、撮像パッケージと支持部材を接着する接着剤が剥離することもあった。
本実施形態においては、付勢部材20は、撮像素子パッケージ12のうち被写体光束が入射する面に付勢力を加えることなく、光学部材16を支持部材14へ向けて付勢するので、面倒れおよび接着剤の剥離の発生を極力回避することができる。
本実施形態によれば、第2接触部40が保護ガラス28の側面で接触する。第2接触部は、弾性部材18の一部であって、中心側へ向かって延びるように形成されている。したがって、第2接触部40と保護ガラス28とが互いに密接する部分には、矢印で示す付勢力が伝達しにくい。すなわち、保護ガラス28の側面が、Z軸プラス方向への付勢力を受けにくい。したがって、本実施形態における撮像素子ユニット10の構造によれば、撮像素子パッケージ12に面倒れが生じにくく、また、接着剤の剥離も生じにくい。
図5は、図3における撮像素子ユニット10のB部の変形例を模式的に示した部分拡大図である。なお、図5(a)、(b)に示す変形例においても、弾性部材18は、保護ガラス28の外周、支持部材14のZ軸マイナス側の面および光学部材16のZ軸プラス側の面と密着する。すなわち、図4を用いて説明した撮像素子ユニット10と同様に、弾性部材18は、光学部材16と保護ガラス28の間に密封空間を形成することができる。なお、以下の変形例における主な要素は、上記の実施形態で説明した撮像素子ユニット10と同様であるので、同じ要素に同一番号を付してその説明を省略する。
図5(a)は、弾性部材18の変形例を模式的に拡大して示す図である。弾性部材18は、ベース部19、第1接触部38および第2接触部44を含む。第2接触部44は、ベース部19からX軸プラス方向に延出し、先端部に突部45を有して形成される。突部45は、保護ガラス28の外周を環囲するように形成される。突部45の内周は、XY平面において保護ガラス28よりも小さく形成される。したがって、突部45は、保護ガラス28の外周と密着する。
突部45は、ベース部19に対して相対的に小さく形成される。したがって、図5(a)においては、突部54は保護ガラス28の側面と密着している。なお、突部45は、保護ガラス28の外周を環囲するので、保護ガラス28の側面によりX軸プラス方向、Y軸プラス方向およびY軸マイナス方向へも同様に付勢される。
第2接触部44は、突部45がX軸方向へ変形しやすく形成される。したがって、保護ガラス28の外周が突部45を付勢した場合に、突部45は変形する。しかしながら、ベース部19に突部45の変形に伴う力は伝達されないので、ベース部19は変形しない。つまり、第2接触部44は、突部45を介してXY平面には付勢力を加えられるが、Z軸方向へは付勢力を加えない。したがって、第2接触部44は、撮像素子パッケージ12に対してZ軸方向の付勢力を加えることはない。
第2接触部44に突部45を設けることにより、付勢部材20は、図4で説明した構造よりも、XY平面に変形しやすくなった。よって、保護ガラス28と弾性部材18の密着性を、向上させることができる。
図5(b)は、弾性部材18のさらに別の変形例を模式的に拡大して示す図である。弾性部材18は、ベース部19、第1接触部38および第2接触部47を含む。第2接触部47は、ベース部19からX軸プラス方向に延出し、さらに突部48および溝部49を有して形成される。突部48は、保護ガラス28の外周を環囲するように形成される。突部48の内周は、XY平面において保護ガラス28よりも小さく形成される。したがって、突部48は、保護ガラス28の外周と密着する。
溝部49は、XY平面に環状で、Z軸方向に深さを有して形成される。第2接触部47は、溝部49により突部48がX軸方向へ変形しやすく形成される。したがって、保護ガラス28の外周が突部48を付勢した場合に、突部48は変形する。しかしながら、ベース部19には突部48の変形に伴う力は伝達されないので、ベース部19は変形しない。つまり、第2接触部47は、突部48を介してXY平面には付勢力を加えられるが、Z軸方向へは付勢力を加えない。したがって、第2接触部47は、撮像素子パッケージ12に対してZ軸方向の付勢力を加えることはない。
第2接触部47に溝部49および突部48を設けることにより、付勢部材20は、図4で説明した構造よりも、XY平面にさらに変形しやすくなった。よって、保護ガラス28と弾性部材18の密着性を、向上させることができる。さらに、第2接触部47は、突部48の内壁面が保護ガラス28と接触するので、接触面が広くなり密封性を高めることができる。
図6は、図3における撮像素子ユニットのB部の変形例を模式的に示した部分拡大図である。以上の実施形態においては、弾性部材18は、保護ガラス28の外周を環囲して密着することにより、光学部材16と撮像素子パッケージ12の間に密封空間を形成する例を示した。しかしながら、弾性部材18は、壁部26の壁面を環囲して密着することにより、光学部材16と撮像素子パッケージ12の間に密封空間を形成してもよい。なお、図6に示す変形例においても、弾性部材18は、壁部26の壁面、支持部材14のZ軸マイナス側の面および光学部材16のZ軸プラス側の面と密着する。すなわち、図4を用いて説明した撮像素子ユニット10と同様に、弾性部材18は、光学部材16と撮像素子パッケージ12の間に密封空間を形成することができる。なお、以下の変形例における主な要素は、上記の実施形態で説明した撮像素子ユニット10と同様であるので、同じ要素に同一番号を付してその説明を省略する。
図6(a)は、図4に示した撮像素子ユニット10に対応する変形例を模式的に示した部分拡大図である。弾性部材18は、ベース部19、第1接触部38および第2接触部42を含む。第2接触部42は、ベース部19からX軸プラス方向に延出し、さらにZ軸プラス方向に延出して形成される。第2接触部42の内周は、XY平面において壁部26の外形よりも小さく形成される。第2接触部42は、支持部材14と壁部26の壁面との隙間に配置される。したがって、第2接触部42は、壁部26の壁面と密着する。
壁部26は、保護ガラス28の側面よりも剛性が高い。したがって、第2接触部42は、壁部26の壁面を環囲して密着することにより、光学部材16と撮像素子パッケージ12の間に密封空間を形成することが好ましい。弾性部材18は、壁部26の壁面と密着することにより、保護ガラス28には弾性部材18の付勢力が加わらない。ゆえに、保護ガラス28は、壁部26から剥離されにくくなる。また、保護ガラス28を破損しない観点からも、弾性部材18は、保護ガラス28の外周ではなく、壁部26の壁面と密着することが好ましい。
図6(b)は、図5(a)に示した撮像素子ユニット10に対応する変形例を模式的に示した部分拡大図である。弾性部材18は、ベース部19、第1接触部38および第2接触部46を含む。第2接触部46は、ベース部19からX軸プラス方向に延出し、さらにZ軸プラス方向に延出して形成される。第2接触部46は、Z軸プラス方向に延出した領域に突部52を有する。突部52は、壁部26の壁面を環囲するように形成される。突部52は、XY平面において壁部26の外形よりも小さく形成される。したがって、突部52は、壁部26の外壁面と密着する。
突部52は、ベース部19に対して相対的に小さく形成される。したがって、図6(b)においては、突部52は、壁部26の壁面と密着している。なお、突部52は、壁部26の壁面を環囲するので、壁面によりX軸プラス方向、Y軸プラス方向およびY軸マイナス方向へも同様に付勢される。
第2接触部46は、突部52がX軸方向へ変形しやすく形成される。したがって、壁部26が突部52を付勢した場合に、突部52は変形する。しかしながら、ベース部19に突部52の変形に伴う力は伝達されないので、ベース部19は変形しない。つまり、第2接触部46は、突部52を介してXY平面には付勢力を加えられるが、Z軸方向へは付勢力を加えない。したがって、第2接触部46は、撮像素子パッケージ12に対してZ軸方向の付勢力を加えることはない。
第2接触部46に突部52を設けることにより、付勢部材20は、図6(a)で説明した構造よりも、XY平面に変形しやすくなった。よって、保護ガラス28と弾性部材18の密着性を、向上させることができる。
図6(c)は、図5(b)に示した撮像素子ユニット10に対応する変形例を模式的に示した部分拡大図である。弾性部材18は、ベース部19、第1接触部38および第2接触部50を含む。第2接触部50は、ベース部19からX軸プラス方向に延出し、さらにZ軸プラス方向に延出して形成される。第2接触部50は、Z軸プラス方向に延出した領域に溝部51および突部54を有して形成される。突部54は、壁部26の壁面を環囲するように形成される。突部54は、XY平面において壁部26の外形よりも小さく形成される。したがって、突部54は、壁部26の外壁面と密着する。
溝部51は、XY平面には環状で、Z軸方向に深さを有して形成される。第2接触部50は、溝部51により突部52がX軸方向へ変形しやすく形成される。したがって、壁部26の壁面が突部54を付勢した場合に、突部54は変形する。しかしながら、ベース部19には突部54の変形に伴う力は伝達されないので、ベース部19は変形しない。つまり、第2接触部50は、突部54を介してXY平面には付勢力を加えられるが、Z軸方向へは付勢力を加えない。したがって、第2接触部50は、撮像素子パッケージ12に対してZ軸方向の付勢力を加えることはない。
図7は、撮像素子ユニット10のさらに別の変形例を模式的に示した部分拡大図である。本実施形態においては、弾性部材18と封止部材62が、光学部材16と撮像素子パッケージ12の間に密封空間を形成する。なお、図7に示す変形例においても、弾性部材18は、支持部材14のZ軸マイナス側の面および光学部材16のZ軸プラス側の面と密着する。そして、封止部材62が撮像素子パッケージ12の外周と密着する。すなわち、図4から図6を用いて説明した撮像素子ユニット10と同様に、弾性部材18は、光学部材16と撮像素子パッケージ12の間に密封空間を形成することができる。なお、本実施形態における主な要素は、以上の実施形態で説明した撮像素子ユニット10と同様であるので、同じ要素に同一番号を付してその説明を省略する。
図7(a)においては、弾性部材18が、光学部材16と支持部材14の間を密封する。さらに、封止部材62は、保護ガラス28と弾性部材18の間を密封する。弾性部材18は、XY平面において挿通孔32に沿って開口部34が形成される。
封止部材62は、例えばOリングである。封止部材62は、開口部34の壁面と保護ガラス28の外周面の間に配置される。封止部材62は、保護ガラス28の外周面を環囲して密着する。封止部材62は、保護ガラス28の側面により付勢力が加えられる。同様に、封止部材62は、弾性部材18により付勢力が加えられる。封止部材62は、保護ガラス28を環囲する。そして、弾性部材18の開口部34は封止部材62を環囲する。したがって、弾性部材18と封止部材62により、光学部材16と保護ガラス28の間に密封空間を形成することができる。
なお、封止部材62は、一般的な形状のOリングを使用できるので、形状が簡素化でき、部品コストを削減することができる。さらに、弾性部材18は、封止部材62と同様にOリングであってもよい。弾性部材18は、Oリングを使用することにより、形状が簡素化でき、部品コストを削減することができる。
なお、以上の実施形態においては、封止部材62は、保護ガラス28と弾性部材18の間に密着して配置される例を示した。しかしながら、挿通孔32の側面が保護ガラス28と対抗している場合は、封止部材62は、保護ガラス28と挿通孔32の側面に密着して配置されてもよい。
図7(b)は、図7(a)における撮像素子ユニット10の変形例を示す図である。弾性部材18は、光学部材16と支持部材14の間を密封する。さらに、封止部材62は、壁部26の壁面と挿通孔32の間を密封する。
封止部材62は、例えばOリングである。封止部材62は、壁部26と壁部26に対向する挿通孔32の側面に配置される。封止部材62は、壁部26の外周面を環囲して密着する。封止部材62は、壁部26の壁面により付勢力が加えられる。同様に、封止部材62は、支持部材14により付勢力が加えられる。封止部材62は、壁部26の壁面を環囲する。そして、挿通孔32は封止部材62を環囲する。したがって、挿通孔32と封止部材62により、光学部材16と撮像素子パッケージ12の間に密封空間を形成することができる。封止部材62は、弾性部材18よりも硬い支持部材14の側面に付勢される。ゆえに、密着性を向上させることができる。
以上の実施形態においては、撮像素子パッケージ12が保護ガラス28を有する例を示した。撮像素子パッケージ12が保護ガラス28を有さない場合は、弾性部材18は、光学部材16、支持部材14および壁部26の壁面に密着させて配置されればよい。これにより、弾性部材18は、光学部材16と撮像素子パッケージ12との間に封密空間を形成することができる。
なお、保護ガラス28を有さない撮像素子パッケージ12に対して封止部材62を使用する場合は、図7(b)に示したように、封止部材62は、壁部26の外壁と密着すればよい。弾性部材18と封止部材62は、光学部材16と撮像素子パッケージ12との間に封密空間を形成することができる。
以上の実施形態においては、第1接触部および第2接触部の形状により、Z軸方向の付勢力および撮像素子パッケージ12の側面方向の付勢力が、互いに影響しないような形状を定めた。しかしながら、第1接触部および第2接触部は、上記の実施形態で説明した形状に限るものではなく、様々な形状にすることができる。
また、弾性部材18は、二色成型により形成されてもよい。二色成型により弾性部材18を形成すれば、第1接触部および第2接触部の弾性力を互いに異ならせることができる。
弾性部材18は、導電ゴムにより形成されてもよい。導電ゴムを使用することにより、電気的な接地を行うことができる。これにより、撮像素子ユニット10は、静電気による誤作動を防ぐことができる。
以上の実施形態においては、光学部材16がローパスフィルタである例を示した。しかしながら、ローパスフィルタ等の光学フィルタを使用しない撮像素子ユニットの場合は、光学部材16は、ガラス板であってもよい。光学部材16としてガラス板を使用することにより、ガラス板と撮像素子パッケージ12の間は密封される。したがって、撮像素子パッケージ12には、塵等の異物が付着しにくくなる。
以上の実施形態においては、支持部材14が金属材料により形成される例を示した。撮像素子パッケージ12は、発熱するので、放熱性の観点から支持部材14は金属材料により形成されることが好ましい。しかしながら、支持部材14は、樹脂材料により形成されてもよい。支持部材14を樹脂材料により形成すれば、コストダウンができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 撮像素子ユニット、12 撮像素子パッケージ、14 支持部材、16 光学部材、18 弾性部材、19 ベース部、20 付勢部材、22 ビス、23 基台部、24 周縁部、26 壁部、27 撮像チップ、28 保護ガラス、30 基板、32 挿通孔、34、36 開口部、38 第1接触部、40、42、44、46、47、50 第2接触部、45、48、52、54 突部、49、51 溝部、62 封止部材

Claims (9)

  1. 被写体光束を受光する撮像チップが設けられた撮像素子パッケージと、
    前記撮像素子パッケージの、前記被写体光束が入射する側に配置され、前記被写体光束を透過する光学部材と、
    前記光学部材と、前記撮像素子パッケージの側面とに密着して、前記光学部材と前記撮像素子パッケージとの間を封止する弾性部材と、
    を備える撮像素子ユニット。
  2. 前記撮像素子パッケージは、前記撮像チップと間隔を空けて配置された透光部材を有し、前記弾性部材は前記透光部材の側面に密着する請求項1に記載の撮像素子ユニット。
  3. 前記撮像素子パッケージは、周縁部と、前記周縁部より突出して環囲された空間を形成する壁部とを有し、
    前記撮像チップは、前記空間に収容されて設けられ、
    前記周縁部に接して前記撮像素子パッケージを支持する支持部材をさらに備える請求項1または2に記載の撮像素子ユニット。
  4. 前記支持部材は、前記壁部を挿通する孔を有し、
    前記光学部材のうち、前記支持部材の前記孔に対応する領域の外側を押さえる押さえ部材をさらに備える請求項に記載の撮像素子ユニット。
  5. 前記弾性部材は、前記壁部の壁面を環囲して密着することにより前記撮像素子パッケージと前記光学部材の間に密封空間を形成する請求項3または4に記載の撮像素子ユニット。
  6. 前記弾性部材は、前記壁部の壁面と対向する前記支持部材の孔の側面に密着する請求項に記載の撮像素子ユニット。
  7. 前記壁部の壁面を環囲して密着する封止部材を備え、
    前記封止部材は、前記撮像素子パッケージと前記光学部材の間に密封空間を形成する請求項3または4に記載の撮像素子ユニット。
  8. 前記撮像素子パッケージは、前記撮像チップと間隔を空けて配置された透光部材を有し、
    前記透光部材の外周面を環囲して密着する封止部材を備え、
    前記弾性部材は、前記封止部材を介して前記撮像素子パッケージと前記光学部材の間に密封空間を形成する請求項に記載の撮像素子ユニット。
  9. 前記封止部材は、前記壁部の壁面と対向する前記支持部材の孔の側面に密着する請求項に記載の撮像素子ユニット。
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