JP6232769B2 - 表示装置用基板の製造方法及び表示装置用基板、表示装置 - Google Patents

表示装置用基板の製造方法及び表示装置用基板、表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、表示装置用基板の製造方法およびこの製造方法による表示装置用基板に関わる。特に、表示装置に好適な低反射で、かつ、透過光の遮光性に優れた表示装置用基板に関わり、あわせて本発明に関わる表示装置用基板を具備する表示装置に関わる。
近年、液晶表示装置や有機EL表示装置には、明るい表示や低消費電力化のため、高い開口率が求められている。これらの表示装置では、画素を区分して表示のコントラストを向上させるために、通常、ブラックマトリクスが用いられる。
(ブラックマトリクスの細線化)
携帯電話など小型モバイル機器用の表示装置では、200ppi以上、さらには300ppi以上の高精細化に伴い、ブラックマトリクスの細線化が要求されている。ブラックマトリクスを高精細化することで、画素幅は30μm以下と狭くなることから、ブラックマトリクスの膜厚に起因したカラーフィルタの平坦性の悪化が露呈してきている。300ppi以上の高精細な表示装置のブラックマトリクスは、4μm以下の細線である必要がある。
なお、例えばブラックマトリクスの遮光性を上げるために、4μm以下細線のブラックマトリクスをフォトリソグラフィの2回工程、つまり2層で形成することは、アライメントの観点できわめて難しい。ブラックマトリクスの2回工程での形成は、アライメントの誤差のために線幅の変化や表示ムラの発生につながりやすい。
(ブラックマトリクスの遮光性)
表示のコントラストを確保する目的で画素を囲う形で配設されるブラックマトリクスは、遮光性を得るため、通常、ガラスなど透明基板上に、カーボンなどの色材を樹脂に分散させた黒色樹脂で1μm以上の厚い膜厚に形成される。特に、複数画素をマトリクス状に配した表示部の周囲の4辺にある額縁部、つまり額縁状のブラックマトリクスには、透過測定での光学濃度にて、5以上、あるいは6以上の高い遮光性が要求される。額縁部からはバックライトユニットの光が漏れやすく、額縁部には、表示部に形成されたブラックマトリクスよりも高い光学濃度が要求される。
ブラックマトリクスの膜厚は、1μm以下であることが望ましい。図9に示すような透明基板10上に形成される周知のブラックマトリクスBMは、高い光学濃度を要求されるため、およそ1〜2μmの膜厚で形成されることが多い。このようにブラックマトリクスBMが1〜2μmと厚く形成されると、透明基板10上に形成される赤画素R、緑画素Gおよび青画素Bのうち、ブラックマトリクスBMに重畳する部分に、高さが1μm前後の突起63が形成される。突起63は、この図9に示すようなカラーフィルタを液晶表示装置に適用するときに、液晶の配向不良の原因となり、表示品位を大きく低下させる。200ppi以上、あるいは300ppi以上の高精細の画素では、突起63の影響が画素内まで及び、突起63によって画素内に凹みが形成され、光漏れや意図しない着色などの表示品位の低下が著しくなる。
この高い遮光性に加えて、ブラックマトリクスには、高画質化や意匠性向上のための低反射率が求められている。しかしながらカーボンなどの色材を樹脂に分散させた黒色樹脂では、カーボン含有量を増やすに付随して高い反射率となる。
ゆえ、高い遮光性(高い光学濃度)と低反射率、かつ、薄い膜厚のブラックマトリクスを両立させることは困難であった。
(先行技術)
以上のようなブラックマトリクスに関わる技術が、例えば下記特許文献1〜4に開示されている。
特許文献1には、ブラックマトリクスの構成に関わる技術として、表示領域の周辺部(上記、額縁部に相当)を2層で形成し、表示部は1層で形成する技術が開示されている。この文献の段落0009には、Cr膜によるブラックマトリクスを形成する技術が開示されている。この文献の段落0030には、表示領域の周辺部の2層ブラックマトリクスは、合計の膜厚1.2μmにて形成されている。この文献の段落0026には、1層目と2層目のブラックマトリクスが同一の材料からなることが開示されている。なおこの文献には、ブラックマトリクスの組成は記載されておらず、さらに、高精細化での課題やそのための技術向上策も開示されていない。
特許文献2には、黒色顔料と感光性樹脂とを主成分とする第一遮光層と、黒鉛を主成分とする第二遮光層と、からなる2層構成の遮光層が開示されている。この文献の段落0012には、黒色顔料は、カーボンブラック、酸化チタン、鉄黒、アニリンブラック等と開示されている。なお特許文献2には、例えば、250ppi以上の高精細画素となったときの課題は開示されておらず、必要とされる額縁部の光学濃度(例えば4以上)を得る手段も開示されていない。
特許文献3には、低光学濃度層と高光学濃度層の2層のブラックマトリクスが開示されている。この文献の請求項11〜13および実施例では、低光学濃度層は、青色あるいは赤色の膜厚2μmで形成されている。高光学濃度層は、実施例1〜3ではいずれも1μmで、高光学濃度層の合計膜厚は3μmの構成となっており、図9に示すような周知のブラックマトリクスBMと同様に、カラーフィルタとしての平坦性を得にくい。なお特許文献3に開示の青色や赤色の低光学濃度層では、反射色が着色し、そもそもブラックマトリクスとしてニュートラル表示を得にくい。
特許文献4には、請求項1の(5)、(6)に開示されるように、カラーフィルタ上にドライエッチング耐性を有する感光性レジストを用いて、カラーフィルタ層上の中間層や無機膜をドライエッチングする工程が開示されている。なお特許文献4には、ドライエッチング技術を用いて2層構成のブラックマトリクスを形成する技術は開示されていない。
特開平11−52351号公報 特開平9−297209号公報 国際公開第2010/070929号 特開2013−15703号公報
前記したように、より高い表示品質や高いコントラストの要求から、ブラックマトリクスには、4以上、あるいは、5以上の高い光学濃度が要求されている。そのため、カーボンなど遮光性色材(黒色色材)を樹脂に分散させた周知のブラックマトリクスでは、膜厚を1〜2μmと厚くせざるを得ず、図9に示すような突起が形成されて表示装置の画質を損なうという問題がある。また、光学濃度4以上としたカーボン色材でのブラックマトリクスの光の反射率は、透明基板との界面において2%程度と比較的高いという問題もある。
なお、例えば特許文献1記載の発明のような、クロムをブラックマトリクスに用いる技術は、薄膜化が可能であるものの、クロムでのパターン形成における有害なクロムイオン発生が環境問題となり、実際の生産への適用は難しい。また、クロムを含む金属薄膜の反射率は高く、クロムをブラックマトリクスに用いた場合、表示装置の観察者側から見たときの外光反射により表示品位を大きく損ない易い。例えば、透明基板上に酸化クロムおよび金属クロムを積層させた構成では、ブラックマトリクスの光の反射率は、透明基板との界面において7%程度とかなり高く、表示装置のブラックマトリクスとして実用的とは言い難い。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、低い反射率で高い光学濃度を有し、かつ膜厚が薄いブラックマトリクスを具備する表示装置用基板を製造することができる表示装置用基板の製造方法を提供するものである。
本発明に関わる第1の態様は、透明基板上に、少なくとも黒色色材を樹脂に分散させた材料を用いて黒色膜を形成する工程と、前記黒色膜上に金属膜を形成する工程と、前記金属膜上に感光性樹脂のパターンを形成する工程と、前記金属膜をウエットエッチングでパターン加工する工程と、前記黒色膜を、平面視で前記金属膜と同一形状にドライエッチングの手法でパターン加工し、複数の画素開口部を具備するブラックマトリクスを形成する工程と、前記ブラックマトリクス上に透明樹脂層を形成する工程と、をこの順で含み、
前記金属膜は、マグネシウム、カルシウム、チタン、モリブデン、インジウム、錫、亜鉛、ネオジウム、ニッケル、およびアルミニウムからなる群から選択される1以上の金属元素が銅に添加された、銅合金であることを特徴とする表示装置用基板の製造方法である。
本発明に関わる第2の態様は、透明基板上に、少なくとも黒色色材を樹脂に分散させた材料を用いて黒色膜を形成する工程と、前記黒色膜上に金属膜を形成する工程と、前記金属膜上に感光性樹脂のパターンを形成する工程と、前記金属膜と前記黒色膜とを、平面視で互いに同一形状にドライエッチングの手法でパターン加工し、複数の画素開口部を具備するブラックマトリクスを形成する工程と、前記ブラックマトリクス上に透明樹脂層を形成する工程と、をこの順で含み、前記金属膜は、マグネシウム、カルシウム、チタン、モリブデン、インジウム、錫、亜鉛、ネオジウム、ニッケル、およびアルミニウムからなる群から選択される1以上の金属元素が銅に添加された、銅合金であることを特徴とする表示装置用基板の製造方法である。
本発明に関わる第3の態様は、上記表示装置用基板の製造方法により製造された表示装置用基板である。
本発明に関わる第4の態様は、上記表示装置用基板を具備する表示装置である。
ここで、上記表示装置用基板の製造方法では、前記感光性樹脂が、黒色色材を分散させた感光性樹脂であってもよい。
また、上記表示装置用基板の製造方法では、前記黒色膜の透過測定による光学濃度が、0.4〜1.8の範囲内であり、前記黒色膜の膜厚が0.1μmから0.7μmの範囲内にあってもよい。
また、上記表示装置用基板の製造方法では、前記透明樹脂層を形成する工程の前に、前記画素開口部に赤画素、緑画素および青画素を互いに隣接するよう配設する工程を具備していてもよい。
また、上記表示装置用基板の製造方法では、前記透明樹脂層上に、第2のブラックマトリクスと第2の透明樹脂層とをこの順で形成する工程を具備していてもよい。
本発明は、ブラックマトリクスを、光の反射率が低く、透過での光学濃度が高く、かつ、カラーフィルタの平坦性を改善する薄膜で形成できるなど多くの効果を持つ。
本発明の第1実施形態に関わる表示装置用基板の断面図である。 本発明の第1実施形態に関わる表示装置用基板の平面図である。 本発明の第1実施形態に関わる表示装置用基板の製造方法のフロー図である。 本発明の第2実施形態に関わる表示装置の断面図である。 本発明の第2実施形態に関わる表示装置の作用を説明する断面図である。 本発明の第3実施形態に関わる表示装置用基板の断面図である。 本発明の第3実施形態に関わる表示装置用基板の平面図である。 本発明の第3実施形態に関わる表示装置用基板の製造方法のフロー図である。 従来の表示装置用基板の断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は実質的に同一の機能および構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略するか又は必要な場合のみ説明を行う。
各実施形態においては、特徴的な部分について説明し、例えば通常の表示装置の構成要素と差異のない部分などについては説明を省略する。
また各実施形態は、液晶表示装置を主たる例として説明するが、各実施形態でも部分的に記載していることがあるように、有機EL表示装置のような他の表示装置についても同様に適用可能である。
(第1実施形態)
本実施形態においては、黒色色材を含む黒色膜のパターンと、金属膜のパターンと、さらに、黒色色材を含む感光性樹脂のパターンとの3層を含む表示装置用基板について説明する。
図1は、当実施形態に関わる表示装置用基板の第1の例を示す断面図である。当実施形態の表示装置用基板は、例えば有機EL表示装置であれば、赤色発光の有機EL素子、緑色発光の有機EL素子、および青色発光の有機EL素子の3色の発光素子を含む有機EL表示装置を前提としている。例えば液晶表示装置であれば、赤色発光のLED素子、緑色発光のLED素子、および青色発光のLED素子の3色の発光素子を含むバックライトユニットを備え、各色LED素子と各画素に位置する液晶とをフィールドシーケンシャルで駆動する液晶表示装置を前提としている。
(表示装置用基板の概略構成)
表示装置用基板12は、透明基板10と、ブラックマトリクス4と、第1の透明樹脂層5と、を具備する。
透明基板10としては、例えばガラス基板が用いられる。
ブラックマトリクス4は、第1の黒色膜1と、金属膜2と、第2の黒色膜(感光性樹脂)3と、が積層された構成である。第1の黒色膜1、金属膜2および第2の黒色膜3それぞれのパターンは、平面視で同一の形状で形成されている。なお第2の黒色膜3は、黒色色材を分散させない単なる感光性樹脂であっても良い。
図2は、当実施形態の平面図である。ブラックマトリクス4は複数の画素開口部11を具備する。Y方向には、例えば、480個の画素開口部11が並んでいる。X方向には、例えば、1920個の画素開口部11が並んでいる。
第1の黒色膜1は、この表示装置用基板12を液晶表示装置に適用したときに、観察者側の面での光の反射を防止する。第2の黒色膜3は、例えば液晶セル内や有機ELセル内での反射を小さくし、液晶や有機ELの発光素子を駆動するアクティブ素子(TFT)の誤動作を緩和する。
第1の黒色膜1および第2の黒色膜3は、例えば、光吸収性の色材としてカーボンを用いることができる。黒色膜1、3には、色調整のため複数種の有機顔料をさらに加えても良い。黒色膜1、3の透過測定での光学濃度は、例えば2未満とすることができる。例えば、黒色膜1、3の透過測定による光学濃度が、1μmの単位膜厚あたり0.4から1.8の範囲にあり、かつ、黒色膜1、3の膜厚が0.1μmから0.7μmの範囲にあることが好ましい。
なお、例えばカーボンのみを色材とする黒色膜1、3の場合、光学濃度が2、あるいは3以上になると透明基板10と黒色膜1、3との界面で生じる光の反射率が2%を超えてくることがある。黒色膜1、3の光学濃度は、カーボンなどの黒色色材、あるいは、カーボンに複数の有機顔料を樹脂に加える量で調整できる。
黒色膜1、3のパターンは、例えば、感光性の黒色塗布液を、透明基板10に塗布して所望のパターンに露光、現像し、さらに熱処理などで硬膜して得ることができる。黒色塗布液は、例えば、有機溶剤と光架橋可能なアクリル樹脂と開始剤とを混合したものにカーボンを分散して作製される。
第1の黒色膜1には熱硬化タイプの樹脂を用い、第2の黒色膜3にはアルカリ現像可能な感光性樹脂を用いることができる。アクリル樹脂などの樹脂の固形分が例えば14質量%であるとき、黒色塗布液でのカーボン量をおよそ6質量%から25質量%の範囲内とすると、黒色膜1、3の光学濃度を、1μmの単位膜厚あたり0.4から1.8とすることができる。この場合であって黒色膜1、3の膜厚が、0.3μmであるとき、実効の光学濃度は0.13から0.6程度となる。
金属膜2は、銅、銀、金、チタン、モリブデン、アルミニウム、あるいはこれらの合金が適用できる。ニッケルは強磁性体であるため、成膜レートが落ちるものの、スパッタリングなどの真空成膜で形成することができる。クロムは前記したように、環境汚染の問題や抵抗値が大きいというマイナス面を抱えるものの、本実施形態に関わる金属膜2として用いることができる。
金属膜2を形成する金属は、ガラス基板や樹脂との密着を得るため、銅あるいはアルミニウムに、マグネシウム、カルシウム、チタン、モリブデン、インジウム、錫、亜鉛、ネオジウム、ニッケル、アルミニウムから選択される1以上の金属元素を添加した合金とすることが好ましい。
金属元素を添加する量は、3at%以下であれば、銅合金やアルミニウムの抵抗値を大きく下げることがないので好ましい。当実施形態での構成では、金属膜2を形成する金属は、マグネシウム1at%の銅合金とした。抵抗値は、銅単体の場合と大きく変わらない。銅合金の成膜は、例えばスパッタリングでの真空成膜によって実施することができる。
銅合金薄膜やアルミニウム合金薄膜の場合、膜厚を100nm以上、あるいは150nm以上とすると、可視光をほとんど透過しなくなる。したがって、本実施形態に関わる金属膜2は、例えば100nm〜200nmの膜厚で十分な遮光性を得ることができる。
ブラックマトリクス4では、例えば、第1の黒色膜1を膜厚300nmとし、金属膜2を膜厚150nmとし、第2の黒色膜を300nmとすることができ、このときのブラックマトリクス4の全体膜厚は750nm(0.75μm)となる。
(表示装置用基板の製造方法)
図3に、本発明の製造方法の一例として、第1の実施形態の表示装置用基板の製造工程を図示した。
第1の黒色膜1の塗布形成では、上記黒色塗布液を用い、第1の黒色膜1の膜厚を、0.3μmとしている。第2の黒色膜3の塗布形成では、後工程のドライエッチングでの膜減りを考慮して、第2の黒色膜3の膜厚を、0.6μmとしている。
前記したように、第2の黒色膜3には感光性でアルカリ現像可能な黒色塗布液を用い、第2の黒色膜3のパターン形成では最終的なブラックマトリクス4のパターン形状で、露光、現像、硬膜する。図3の工程フローに示すように、第2の黒色膜3のパターン形成後、銅合金である金属膜2を、黒色膜3をマスクとしてエッチングし、金属膜2も黒色膜3と同一のパターンとする。
金属膜2のエッチングは、ウエットエッチングの手法でも、あるいはドライエッチングの手法でも可能である。ウエットエッチングでは、例えば、酸化性のアルカリエッチャントを用いることができる。ドライエッチングの場合、塩素ガスなどハロゲンガスを用いたドライエッチング、あるいは、酸素ガスと有機酸蒸気を交互に用いるドライエッチングなどが可能である。
次に、酸素ガス、アルゴンガス、フロンガスなどを用いてドライエッチングの手法で、第2の黒色膜3および金属膜2をマスクとして、銅合金である金属膜2のパターン外の第1の黒色膜1の厚み0.3μmを除去して、ブラックマトリクス4としてパターンを形成する。このときのドライエッチングは、第1の黒色膜1を対象とするアッシングといえる。第2の黒色膜3は、0.3μm膜減りして差し引き0.3μmの第2の黒色膜3となる。金属膜2の膜厚は0.15μm(150nm)としたので、ブラックマトリクス4の全体膜厚は合計0.75μmとなる。
以上によりブラックマトリクス4が形成される。なお、ドライエッチングやアッシングのあとは、次工程までに対象の基板をよく洗浄し乾燥させることが望ましい。また、銅合金表面に生じる酸化銅は、例えば、有機酸蒸気を用いたドライエッチングで除去できる。
(反射率の測定例)
当実施形態のブラックマトリクス4の透明基板10との界面での反射率は、0.8%であった。反射率は、アルミニウム蒸着膜の反射率を100%としている。測定では、顕微分光光度計(例えば、大塚電子社製 LCF−1100)を用いた。
(第2の実施形態)
当、第2の実施形態の液晶表示装置の部分断面図を図4に示した。図4は、当実施形態での表示装置用基板を、FFSあるいはIPSと呼称される液晶駆動方式の液晶表示装置に適用した事例である。第2の実施形態に関わる表示装置Aでは、第1の実施形態で製造した表示装置用基板12に、さらに第2のブラックマトリクス8および第2の透明樹脂層7を積層している。
第2のブラックマトリクス8は、ブラックマトリクス4、つまり少なくとも第1の黒色膜1と金属膜2との2層構成(図示の例では、さらに第2の黒色膜3を具備する3層構成)のパターン上にさらに積層する黒色膜であり、平面視でブラックマトリクス4と同一パターンに形成されている。第2のブラックマトリクス8は、感光性でアルカリ現像可能な黒色塗布液を用い、周知のフォトリソグラフィの手法で形成している。
表示装置Aでは、図示を省略したアクティブ素子(TFT)を備えたアレイ基板23を、液晶層24を介して表示装置用基板12と向かい合うように、表示装置用基板12に貼り合わせている。アクティブ素子は、酸化物半導体を透明チャネルに用いるトランジスタであっても良い。アレイ基板側の金属配線は銅配線であっても良い。
アレイ基板23には、透明基板20上に画素電極25と共通電極26とが絶縁膜28を介して具備されている。液晶層24の液晶分子は、アレイ基板23と表示装置用基板12のそれぞれの面に平行に配向されている。液晶分子は、画素電極25と共通電極26との間に駆動電圧が印加されることで、アレイ基板23上で回転し、表示のオン、オフを行う。
FFS方式の液晶表示装置では、第2の透明樹脂層7上には配向膜のみ形成され、透明導電膜を第2の透明樹脂層7上に形成する必要がない。なお、図6では、配向膜および偏光板、位相差板などの図示を省略している。また、VA(垂直配向の液晶)など縦電界あるいは斜め電界で駆動する液晶の場合、液晶駆動のための電極として透明導電膜を第2の透明樹脂層7上に全面にまたは部分的に形成できる。
(第2のブラックマトリクスの作用)
図4の第2のブラックマトリクス8の形成位置による作用を、図4および図5を用いて説明する。図5を用いて、ブラックマトリクスBMが液晶層24から離れている従来の表示装置100での問題を説明する。なお図4、図5では、配向膜、偏光板などの図示を省略した。
例えば、250ppi(pixels per inch)、さらには300ppiといったより高精細な液晶表示装置100では、画素サイズが小さいため、画素間にある液晶の配向不良の部分41、42から漏れてくる光43、44が液晶表示に悪影響を与える。
そこで、図4に示す本実施形態の表示装置Aのように、第2のブラックマトリクス8を液晶層24に近い位置にもってくることで、光漏れを抑制できる。しかも、複数種類の有機顔料を黒色色材とする第2のブラックマトリクス8、あるいはカーボン含有量が低い第2のブラックマトリクス8は、周知のブラックマトリクスBMよりカーボンが低濃度で済み、第2のブラックマトリクス8の比誘電率が小さいため、液晶層24に近づけても駆動電圧の等電位線の分布を乱し難い。
(第3の実施形態)
図6は、本実施形態の製造方法で製造した表示装置用基板の第2の例を示す断面図である。具体的には、図6は、当実施形態に係り、赤色と緑色と青色のカラーフィルタを具備する表示装置用基板の一例を示す断面図である。
例えば有機EL表示装置であれば、少なくとも赤色と緑色と青色の発光成分を含む白色有機ELを用い、赤色と緑色と青色のカラーフィルタをあわせ具備することでカラー表示を行う有機EL表示装置を前提としている。例えば液晶表示装置であれば、赤色と緑色と青色の発光成分を含む白色LED素子をバックライトに備え、赤色と緑色と青色のカラーフィルタをあわせ具備することでカラー表示を行う液晶表示装置を前提としている。
表示装置用基板22は、透明基板10と、ブラックマトリクス4と、青画素Bと、赤画素Rと、緑画素Gと、第1の透明樹脂層5と、第2のブラックマトリクス8と、第2の透明樹脂層7と、で構成される。
ブラックマトリクス4は、当実施形態では、第1の黒色膜1と、金属膜2のパターンと、の2層構成であり、第1の黒色膜1と金属膜2とは、平面視で同一の形状となる。当実施形態のそれぞれ構成要素の材料は、第1の実施形態と同様のものを用いることができる。
図7は、当第3の実施形態に関わる表示装置用基板22を透明基板10側から見た平面図である。画素開口部11には、赤画素R、緑画素Gおよび青画素Bのいずれかが隙間なく配設されている。
図8に、当、第3の実施形態に関わる表示装置用基板22の製造工程を示した。第1および第2の実施形態に示した第2の黒色膜は、ブラックマトリクス4の薄膜化のため、第1の黒色膜1のドライエッチング、あるいはこのドライエッチングの後の剥膜液に除去する。当、第3の実施形態に関わる表示装置用基板22では、第2のブラックマトリクス8が形成されているため、第2の黒色膜がなくても、セル内での光の再反射や光の散乱などを抑制できる。
当実施形態でのブラックマトリクス4は、第1の黒色膜1の膜厚0.3μmと金属膜2の膜厚0.18μmとの合計0.48μmときわめて薄く、積層される青画素B、赤画素Rおよび緑画素Gのカラーフィルタの平坦性を向上できる。青画素B、赤画素Rおよび緑画素Gは、アクリル樹脂などの透明樹脂にそれぞれ複数の有機顔料を分散して、周知のフォトリソグラフィの手法で形成したものである。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、図2に示すように、金属膜2のパターンがつながった形状で説明した。しかしながら、金属膜は、例えば、図2に示すX方向またはY方向に電気的に独立した複数のパターンで形成することができる。金属膜は、例えば、6画素、9画素といった隣接する複数の画素を一まとめにした複数のパターンで形成できる。あるいは金属膜を、一画素単位でY方向にストライプ状に延びるパターンで形成してもよい。さらに例えば、金属膜を、X方向に独立したパターンとした上で、第1の透明樹脂層上に、Y方向に延びる透明電極のストライプ状のパターンを、ITOのような導電性金属酸化物で形成してもよい。この場合、金属膜のパターンと透明電極のパターンとをタッチセンシングの静電容量電極として用いることができる。あるいは、金属膜を電気的に独立したパターンの並びとすることで、単純マトリクスや、斜め電界方式などの液晶駆動電極として用いることができる。
このように、金属膜を複数のパターンで形成する場合には、ブラックマトリクスを複数のパターンで形成することになるため、金属膜が離間する部分には黒色膜が形成されず、光が漏れ易くなる可能性がある。しかしながら、金属膜が離間する部分を、第2のブラックマトリクスで覆うことで、光漏れを抑えることができる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 ・・・ 第1の黒色膜
2 ・・・ 金属膜
3 ・・・ 第2の黒色膜
4 ・・・ ブラックマトリクス
5 ・・・ 第1の透明樹脂層
7 ・・・ 第2の透明樹脂層
8 ・・・ 第2のブラックマトリクス
R ・・・ 赤画素
G ・・・ 緑画素
B ・・・ 青画素

Claims (8)

  1. 透明基板上に、少なくとも黒色色材を樹脂に分散させた材料を用いて黒色膜を形成する工程と、
    前記黒色膜上に金属膜を形成する工程と、
    前記金属膜上に感光性樹脂のパターンを形成する工程と、
    前記金属膜をウエットエッチングでパターン加工する工程と、
    前記黒色膜を、平面視で前記金属膜と同一形状にドライエッチングの手法でパターン加工し、複数の画素開口部を具備するブラックマトリクスを形成する工程と、
    前記ブラックマトリクス上に透明樹脂層を形成する工程と、をこの順で含み、
    前記金属膜は、
    マグネシウム、カルシウム、チタン、モリブデン、インジウム、錫、亜鉛、ネオジウム、ニッケル、およびアルミニウムからなる群から選択される1以上の金属元素が銅に添加された、銅合金である
    ことを特徴とする表示装置用基板の製造方法。
  2. 透明基板上に、少なくとも黒色色材を樹脂に分散させた材料を用いて黒色膜を形成する工程と、
    前記黒色膜上に金属膜を形成する工程と、
    前記金属膜上に感光性樹脂のパターンを形成する工程と、
    前記金属膜と前記黒色膜とを、平面視で互いに同一形状にドライエッチングの手法でパターン加工し、複数の画素開口部を具備するブラックマトリクスを形成する工程と、
    前記ブラックマトリクス上に透明樹脂層を形成する工程と、をこの順で含み、
    前記金属膜は、
    マグネシウム、カルシウム、チタン、モリブデン、インジウム、錫、亜鉛、ネオジウム、ニッケル、およびアルミニウムからなる群から選択される1以上の金属元素が銅に添加された、銅合金である
    ことを特徴とする表示装置用基板の製造方法。
  3. 前記感光性樹脂が、黒色色材を分散させた感光性樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置用基板の製造方法。
  4. 前記黒色膜の透過測定による光学濃度が、0.4〜1.8の範囲内であり、
    前記黒色膜の膜厚が0.1μmから0.7μmの範囲内にあることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置用基板の製造方法。
  5. 前記透明樹脂層を形成する工程の前に、前記画素開口部に赤画素、緑画素および青画素を互いに隣接するよう配設する工程を具備することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の表示装置用基板の製造方法。
  6. 前記透明樹脂層上に、第2のブラックマトリクスと第2の透明樹脂層とをこの順で形成する工程を具備することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の表示装置用基板の製造方法。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の表示装置用基板の製造方法により製造された表示装置用基板。
  8. 請求項7に記載の表示装置用基板を具備する表示装置。
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