JP6232336B2 - ラッチ装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に示すラッチ装置は、移動子から係合体を突出させることで扉をラッチする。そして、過大な外力が作用した(無理抜き状態の)場合には、係止具の係止段部に設けた係止具側第二作用面と係合体の係合部に設けた係合体側第二作用面と傾斜部との摩擦作用により係合状態が解除される構造である(特許文献1)。
また、特許文献2に示すようなラッチ装置は、ハウジングに対して進退可能に配置された摺動体に回転自在に支持された係合体の爪部を突出、後退させて被係脱部材(ストライカー)を係止、解除可能に構成したものである。そして、係合体の枢支部と係合体の爪部とが被係脱部材の抜き出し方向に対向するように支持されており、爪部と被係脱部材の当接面を微小角xだけ傾斜させ、この当接角xを調整することにより無理抜き力を調整している(特許文献2)。
また、特許文献2に記載されたラッチ装置では、爪部の当接角xの微妙な違いで、無理抜き力が大きく変化してしまうと云う問題があった。
(1)上記目的を達成するため、本発明は一端が開口されたハウジングと、前記ハウジング内に収納されて進退可能に配置された摺動体と、前記摺動体を前記ハウジングの開口から突出する方向へ付勢するばね部材と、前記摺動体に対して枢支部を介して回動自在に支持されると共に、被係脱部材が当接した際に回動して先端側の爪部が前記被係脱部材を係止可能にする係止位置及び前記被係脱部材を解放する係止解除位置に切り換えられる係合体と、前記摺動体が前記ハウジングから突出する方向へ付勢された待ち受け位置から前記ばね部材の付勢力に抗して後退し、前記係合体が係止解除位置から係止位置に切り換えられ、かつ、前記摺動体を後退後の位置にロックし、後退後の位置で再度押圧すると後退してロック解除するピン部材とを備えるラッチ装置であって、前記係合体の側面にボスを設け前記係合体を係止位置に保持すると共に、係合体に所定の外力が加わった際に回動を許容する角度に設定されたボス当接面を設けたことを特徴とする。
(2)また、前記ボス当接面は、前記係合体が前記係止位置で前記ボスと枢支部側端で当接した状態から、前記被係脱部材を係止位置から引き抜く方向の荷重を掛けて前記枢支部を中心に回動させたとき、前記ボスの前記枢支部側端の回転半径の軌跡より外側に設けられていることを特徴とする。
(3)前記ボス当接面は、前記ハウジングに設けた側面開口部に配設されたことを特徴とする。
(4)前記側面開口部は、前記ハウジングの被係脱部材挿入側開口部に向けて延出した溝部と連通し、前記係合体のボスが前記溝部に案内され、前記係合体の回転位置を規制することを特徴とする。
(5)前記ボスは、円柱形状であることを特徴とする。
また、前記ボス当接面は、前記係合体が前記係止位置で前記ボスと枢支部側端で当接した状態から、前記被係脱部材を係止位置から引き抜く方向の荷重を掛けて前記枢支部を中心に回動させたとき、前記ボスの前記枢支部側端の回転半径の軌跡より外側に設けられていることで、無理抜き力が発生し、当接面の角度を調整することで無理抜き力を高く設定することができる。
また、前記ボス当接面は、前記ハウジングに設けた側面開口部に配設されたので、製造に際して当接面の形成が容易であり、設計上の自由度を増すことができる。
また、前記側面開口部は、前記ハウジングの被係脱部材挿入側開口部に向けて延出した溝部と連通し、前記係合体のボスが前記溝部に案内され、前記係合体の回転位置を規制するので、係合体の回転位置を規制することができる。
また、前記ボスは円柱形状であるので、溝部やボス当接面と常に線接触となり、摩擦抵抗を低減すると共に、摩擦力を一定にすることができる。
このように構成することで、係合体16の側面に設けたボス32をボス当接面26の係止位置に保持すると共に、係合体16に所定の外力が加わった際に回動を許容する角度θを設定することができる。
また、ばね部材13は圧縮コイルばねであり、奥端が円柱状の支持軸23に軸装され、先端が後述する摺動体12の凹部24に挿入され、摺動体12をハウジング11から突出する方向に付勢する。
Fc=Fcos(θ+θ1)、 Fd=sin(θ+θ1)
ここで、θ:垂線Lとボス当接面の成す角度
θ1:垂線Lと保持力Fの成す角度
また、ボス32とボス当接面26との摩擦係数をμとすると、Fc<μFdであれば被係脱部材Sは係合体16により保持されている。Fc>μFdであれば、被係脱部材Sを無理抜きすることができる。
したがって、無理抜き力の調整は、垂線Lとボス当接面26の成す角度θを変更することにより容易に調整できる。
このように本発明は、従来は摩擦力の変化や爪部の微妙な角度に依存しており、コントロールの難しかった無理抜き力をボス当接面の角度と云う機構として調整できる要素により簡単に行うことができる。
10 ラッチ装置
11 ハウジング
11a 開口
12 摺動体
12a 本体
12b 延設部
13 ばね部材
14 枢支部(軸孔)
15 爪部
16 係合体
17 ピン部材
17a 基端
17b 先端
18 上壁
18a 中央溝
19 下壁
19a 中央溝
20 側壁
21 弾性係止爪
22 保持部
23 支持軸
24 凹部
25 溝部
26 ボス当接面
27 水平軸
28 カム部
28a 凹部
29 突当部
29a 斜面
30 誘導溝
31 解放溝
32 ボス
33 ガイド突起
34 ガイド溝
35 弾性体
Claims (5)
- 一端が開口されたハウジングと、
前記ハウジング内に収納されて進退可能に配置された摺動体と、
前記摺動体を前記ハウジングの開口から突出する方向へ付勢するばね部材と、
前記摺動体に対して枢支部を介して回動自在に支持されると共に、被係脱部材が当接した際に回動して先端側の爪部が前記被係脱部材を係止可能にする係止位置及び前記被係脱部材を解放する係止解除位置に切り換えられる係合体と、
前記摺動体が前記ハウジングから突出する方向へ付勢された待ち受け位置から前記ばね部材の付勢力に抗して後退し、前記係合体が係止解除位置から係止位置に切り換えられ、かつ、前記摺動体を後退後の位置にロックし、後退後の位置で再度押圧すると後退してロック解除するピン部材とを備えるラッチ装置であって、
前記係合体の側面にボスを設け、
前記係合体を係止位置に保持して前記ボスを当接させると共に、係合体に所定の外力が加わった際に前記ボスが当接したまま係合体の回動を許容する角度に設定されたボス当接面を設けたことを特徴とするラッチ装置。 - 前記ボス当接面は、前記係合体が前記係止位置で前記ボスと枢支部側端で当接した状態から、前記被係脱部材を係止位置から引き抜く方向の荷重を掛けて前記枢支部を中心に回動させたとき、
前記ボスの前記枢支部側端の回転半径の軌跡より外側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のラッチ装置。 - 前記ボス当接面は、前記ハウジングに設けた側面開口部に配設されたことを特徴とする請求項1または2に記載のラッチ装置。
- 前記側面開口部は、前記ハウジングの被係脱部材挿入側開口部に向けて延出した溝部と連通し、前記係合体のボスが前記溝部に案内され、前記係合体の回転位置を規制することを特徴とする請求項3に記載のラッチ装置。
- 前記ボスは、円柱形状であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1に記載のラッチ装置。
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