JP6232116B2 - 液体フィルターユニット、乾燥機、及び空気調和機 - Google Patents

液体フィルターユニット、乾燥機、及び空気調和機 Download PDF

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Description

本発明は、気体中から被除去物をフィルター液とのスクラビングによって除去する液体フィルターユニット、当該フィルターユニットを有する乾燥機、及び空気調和機に関する。
従来の空気中の塵埃の除去は、メッシュ型フィルターによる濾過や、重力、慣性力、及び遠心力を利用した方法、及び水等の液体を分離材として用いる方法により実現されている。液体を用いたものとしては、例えば、ポンプの動力によって貯留空間から汲み上げられた洗浄液を、筐体の上部から噴霧することで、タールや炭化物を捕集するスクラバ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−296152号公報
しかしながら、上記したスクラバ装置では、空気を除塵することができても、調湿(除湿・加湿)することができない。
本発明は上記した事情に鑑み提案されたものであり、その目的は、気体の除塵だけではなく、調湿(除湿・加湿)も可能な液体フィルターユニット、乾燥機、及び空気調和機を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、気体中から被除去物をフィルター液とのスクラビングによって除去する液体フィルターユニットであって、
前記フィルター液が貯留される液貯留槽と、
該液貯留槽に連通して、前記気体を前記フィルター液に接触させながら通過させるスクラビング部と、を備え、
前記液貯留槽内に冷却手段を設置し、
前記フィルター液の温度を検出するセンサーを設けるとともに、該センサーからの信号に応じて前記冷却手段の運転を制御する制御装置を設け、
前記液貯留槽内のフィルター液の温度が前記気体の露点温度以下に冷却されるべく設定して前記フィルター液を冷却することにより前記気体を除湿し、前記液貯留槽内のフィルター液の温度が前記気体の露点温度よりも高くなるようにして前記気体を加湿可能としたことを特徴とする。
なお、スクラビングとは、気体を液体に潜らせることで気体中の物質を除去することを意味する。
請求項2に記載のものは、請求項1に記載の液体フィルターユニットを有することを特徴とする乾燥機である。
請求項3に記載のものは、請求項1に記載の液体フィルターユニットを有することを特徴とする空気調和機である。
請求項1に記載の発明によれば、フィルター液が貯留される液貯留槽と、液貯留槽に連通して、気体をフィルター液に接触させながら通過させるスクラビング部と、を備え、液貯留槽内に冷却手段を設置し、フィルター液の温度を検出するセンサーを設けるとともに、該センサーからの信号に応じて冷却手段の運転を制御する制御装置を設け、液貯留槽内のフィルター液の温度が気体の露点温度以下に冷却されるべく設定してフィルター液を冷却することにより気体を除湿し、液貯留槽内のフィルター液の温度が気体の露点温度よりも高くなるようにして気体を加湿可能としたので、フィルター液が気体の除塵に加え、気体を除湿・加湿するという2つの調湿機能を備えることができる。また、フィルター液を蓄冷剤としても機能させることができ、フィルター液と気体との温度差が高い場合でも、フィルター液の急激な温度変化を抑えることができる。これにより、フィルター液による気体の除湿能力・加湿能力を安定させることができる。
請求項2および請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の液体フィルターユニットを有する乾燥機および空気調和機により、被除去物の除去性能、気体の除湿・加湿を実現することができる。
液体フィルターユニットの内部構成を示す断面図である。 湿り空気線図である。 回転式乾燥機の内部構成を示す概略図である。 一般的な空気調和機の内部構成を示す概略図である。 液体フィルターユニットを備えた空気調和機の概略図である。 第2実施形態における液体フィルターユニットの内部構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
水フィルターユニット1について図1に基づいて詳述する。水フィルターユニット1は、フィルター液としてのフィルター水2が貯留される液貯留槽としての水槽3と、当該水槽3に連通して、排気(被除去物を含む気体としての空気)をフィルター水2に接触させて被除去物を除去しながら通過させるスクラビング部4と、を備えている。
水槽3は、箱状に形成されており、その天井面5には、吸気口6と排気口7と、が開設されている。また、水槽3の一側面8(図1では左側)には、給水弁(図示せず)が介設された給水口9が設けられ、水槽3の底面10のうち他側面11(図1では右側の側面)寄りには、排水弁(図示せず)が介設された排水管(図示せず)と接続された排水口12が設けられており、排水弁を開くと、水槽3に貯留されたフィルター水2を排水管から排水することができるように構成されている。
スクラビング部4は、互いに向き合い水平方向(図1の紙厚方向)に長尺なスクラビング部上部板13およびスクラビング部下部板14によって構成されており、天井面5側にスクラビング部上部板13を配置し、底面10側にスクラビング部下部板14を配置している。以下、スクラビング部上部板13およびスクラビング部下部板14は、排気の流れ方向の上流側に位置する端部を始端部13a,14aとし、排気の流れ方向の下流側に位置する端部を終端部13b,14bとして説明する。
スクラビング部上部板13は、始端部13aと終端部13bとの間の部分がスクラビング部4の外方(スクラビング部下部板14から離れる上方向)へ向けて膨出する断面弧状に形成されている。より詳しくは、スクラビング部上部板13は、始端部13aから終端部13bに近づくに従って漸次、内面のカーブがきつくなるように形成されている。即ち、スクラビング部上部板13は、スクラビング部下部板14に向かい合う内面を始端部13aと終端部13bとの間の部分がスクラビング部4の外方(上方)へ向けて凸となるように湾曲している。スクラビング部上部板13には、始端部13aから水槽3の天井面5まで起立延設された隔壁15と、終端部13bから水槽3の天井面5まで起立延設された隔壁16とが接合されている。そして、これらのスクラビング部上部板13と隔壁15と隔壁16とに囲まれることによって、水槽3内における天井面5寄りの上部空間が区画されている。
一方、スクラビング部下部板14は、始端部14aと終端部14bとの間の部分がスクラビング部4の外方(スクラビング部上部板13から離れる下方向)へ向けて膨出する弧状に形成されている。より詳しくは、スクラビング部下部板14の内面は、スクラビング部上部板13の内面よりも緩やかにカーブするように形成されている。即ち、スクラビング部下部板14は、スクラビング部上部板13に向かい合う内面を始端部14aと終端部14bとの間の部分がスクラビング部4の外方(下方)へ向けて凸となるように湾曲している。このスクラビング部下部板14には、始端部14aから水槽3の底面10の手前まで延設された隔壁17が接合されている。なお、隔壁17の始端部14aとは反対側の端部と底面10との間には、水槽3内に貯留されたフィルター水2が通過できる程度の間隙が設けられている。そして、これらのスクラビング部下部板14と隔壁17とによって、水槽3内における底面10寄りの下部空間が区画されている。
これらのスクラビング部上部板13およびスクラビング部下部板14は、それぞれの終端部13b,14bがそれぞれの始端部13a,14aよりも上方であり、且つ始端部13a,14aから水平方向(フィルター水の液面に沿う方向)にずれた位置に配置されている。より詳しくは、スクラビング部上部板13およびスクラビング部下部板14の終端部13b,14bが、それぞれの始端部13a,14aよりも鉛直方向(フィルター水の液面に直交する方向)において天井面5寄りであって、水平方向において他側面11寄りに配置されている。また、スクラビング部上部板13の終端部13bは、水平方向の位置がスクラビング部下部板14の終端部14bよりも排気の流れ方向の下流側にずらして配置されている。そして、スクラビング部上部板13およびスクラビング部下部板14は、当該スクラビング部下部板14の内面に沿った終端部14bの延長上に、スクラビング部上部板13の終端部13b寄りの内面が臨む状態で配置されている。また、スクラビング部下部板14は、始端部14aがフィルター水2の水位より低く、下流側の後半部分が水中から次第に上昇した傾斜面を形成し、終端部14b近傍は水中から空中に斜めに突出した状態を維持するように設置されている。
また、本発明においては、スクラビング部下部板14の終端部14bよりも排気の流れ方向の下流側には、液回収口18が開設されている。液回収口18は、スクラビング部上部板13の終端部13bに下流側から臨む位置でスクラビング部下部板14の終端部14bと水槽3の他側面11との間に設けられており、スクラビング部4を通過したフィルター水2を水槽3へ戻すように構成されている。
また、スクラビング部4の排気の流れ方向の上流側には、吸気側バッフル板19が配設されている。この吸気側バッフル板19は、水槽3の一側面8のうち給水口9よりも天井面5寄りからスクラビング部4における流入口(スクラビング部上部板13およびスクラビング部下部板14の始端部13a,14a間)まで、スクラビング部下部板14に向かって下向きに傾斜した状態で設けられている。そして、吸気側バッフル板19の先端は、スクラビング部下部板14との間に、フィルター水2が通過できる程度の間隙が設けられている。このように形成された吸気側バッフル板19は、吸気口6から水槽3内に流入する吸気を整流する。
一方、スクラビング部4の排気の流れ方向の下流側には、排気側バッフル板20が配設されている。この排気側バッフル板20は、水槽3の他側面11のうち天井面5寄りから隔壁16の手前まで底面10に向かって下向きに傾斜した状態で設けられている。そして、排気側バッフル板20の先端は、隔壁16との間に、スクラビング部4を通過して被除去物が除去された空気が通過できる程度の間隙が設けられている。このように形成された排気側バッフル板20は、スクラビング部4を通過した空気に含まれる浮遊粒子状の水分を叩き落して下流側に流されることを抑制し、温度上昇を防止している。
さらに、水槽3の他側面11には、水槽3内のフィルター水2の液面レベルを検出する液面レベルセンサーとしての水位センサー21が設けられている。この水位センサー21は、水槽3内に貯留されたフィルター水2の液面レベルを検出して、検出された液面レベルを制御装置に送信する。そして、制御装置は、検出された液面レベルに応じて、給水口9に介設された給水弁と排水口12に介設された排水弁とを制御することで、水槽3内のフィルター水2の液面レベルが、スクラビング部下部板14の始端部14aよりも高く、且つスクラビング部下部板14の終端部14bおよびスクラビング部上部板13の始端部13aよりも低くなるように設定し、液面とスクラビング部上部板13の始端部13aとの間に空気が通過できるように構成されている。
また、水槽3の一側面8には、フィルター水2の温度を検出する水温センサー22(本発明におけるセンサーに相当)が設けられている。そして、水温センサー22が、水槽3内のフィルター水2の水温を検出すると、検出された水温が制御装置に送信される。そして、制御装置は、水温センサー22が検出した水温に応じて、後述する冷却手段23の運転を制御して、フィルター水2が排気の露点温度以下になるように設定されている。
水槽3内でフィルター水に浸漬されるように冷却手段23が配設されており、この冷却手段23で冷却されるフィルター水2の水温は、排気の露点温度まで低下される。ここで、排気の露点温度に基づいてフィルター水2の水温を設定する方法について説明する。本発明における水フィルターユニット1では、被除去物を除去される空気(以下、ここでは処理空気とする)の温度に対してフィルター水2の水温を制御する必要がある。一般的に処理空気の露点温度は、JIS-Z-8806に記載されている飽和水蒸気圧表や湿り空気線図(図2)を用いて求めることができる。例えば、図2に示された湿り空気h−x線図は、垂直に延びた線が乾球温度t[℃]であり、放射状に延びた線のうち下側の線が相対湿度φ[%]であり、水平方向に延びた線が絶対湿度x[kg/kg(DA)]であり、斜めに延びた線が比エンタルピーh[kJ/kg(DA)]であって、相対湿度φが100[%]となる飽和線(放射状に延びた線のうち上側の線)に到達するような露点温度t"[℃]を求めることによって、処理空気の露点温度に対するフィルター水2の水温を設定することができる。
また、処理空気の露点温度は、計算から処理空気の露点温度を求めることができるが、その計算式には様々なものがある。ここではSonntagの式を用いた露点温度計算方法を以下に一例として示す。処理空気の状態として(絶対温度:Tin[℃])(相対湿度:Uin[%RH])とし、求める処理空気の露点温度を(露点温度:td[k])する。まず、処理空気の飽和水蒸気圧(ewin[Pa])を、Sonntagの式(下記の式(1))より求める。
Figure 0006232116
次に、処理空気の水蒸気圧(ein[Pa])を下記の式(2)より求める。
Figure 0006232116
ここで、下記の式(3)〜(5)により、水蒸気圧(ein)から露点温度(td[℃])を算出する。
Figure 0006232116
y≧0の時
Figure 0006232116
y<0の時
Figure 0006232116
よって、フィルター水2の水温T[℃]は、下記の式(6)に制御されることにより、処理空気の除湿が可能となる。
Figure 0006232116
なお、下記の式(7)に制御すれば、処理空気の加湿が可能となる。
Figure 0006232116
図3は水フィルターユニット1とヒートポンプ25を備えた回転式乾燥機24の概略構成図である。ヒートポンプ25は、膨張弁26と、冷却手段23としての蒸発器と、アキュムレーター27と、圧縮機28と、凝縮器又はガスクーラー29と、を備えており、冷媒としてフロン系冷媒(HFC134a等)又はCOを封入して構成されている。封入された冷媒がフロン系の場合には凝縮熱を利用するので凝縮器、COの場合には顕熱のみを利用するのでガスクーラーを使用する。そして、冷却手段23としての蒸発器によりフィルター水2を冷却するように構成されている。具体的には、蒸発器内で、冷媒を蒸発させる際に蒸発器周辺のフィルター水2から吸熱してフィルター水2を冷却するように構成されている。また、本実施形態においては、凝縮器又はガスクーラー29を乾燥室30へ温風を供給する供給側通気路31の途中に設け、凝縮器又はガスクーラー29内で冷媒の熱が放出され、この熱により供給側通気路31の空気を乾燥室30内に導入される前に加熱するように構成されている。なお、凝縮器又はガスクーラー29の冷媒の入口の温度(例えば、110℃)と蒸発器の蒸発温度(例えば、0℃)との温度差は、少なくとも90℃以上であることが望ましい。これにより、凝縮器又はガスクーラー29の入口と出口の空気の温度差も90℃以上とすることができる。そうすると現行の他熱源(都市ガス等)の乾燥機(取り込み空気が約20℃で乾燥室30への投入空気温度が110℃以上)に近い乾燥時間を実現することができる。
この様な構成から成る回転式乾燥機24において、フィルター水2が給水口9を介して水槽3内に貯留される。そして、被乾燥物W(図3の場合では洗濯物等)を乾燥する場合には、回転ドラム32が回転するとともにファン33が作動して、供給側通気路31を介して凝縮器又はガスクーラー29によって加熱された空気(温風)が乾燥室30内に供給され、この温風により被乾燥物Wが乾燥される。そして、被乾燥物Wから蒸発した湿気を含んだ排気は、乾燥室30から排出されて水フィルターユニット1で除湿された後に、凝縮器又はガスクーラー29で加熱されて再び乾燥室30に戻される。その際に、乾燥中に被乾燥物Wから離脱した被除去物(例えば、リントやゴミなど)は、乾燥室30から排気される気流に乗って途中の水フィルターユニット1により捕捉される。
なお、図3は水フィルターユニット1を回転式乾燥機24に適用し洗濯物等の被乾燥物Wを乾燥する実施例であるが、乾燥室30の被乾燥物は洗濯物等に限定されるものではなく食品乾燥、化学品等の乾燥にも適用することができる。
また、図3では水フィルターユニット1とヒートポンプ25を備えた回転式乾燥機24を示しているが、乾燥室30は回転式ではなく静置式等でも適用することが可能である。さらに乾燥機(回転式、静置式とも)はヒートポンプ25を備えていなくても、水フィルターユニット1を備えていれば高い被除去物の除去性能と、除去物の滞留防止による被除去物の除去性能の低下を抑制することができる。
図4は工場やビルなどで従来から一般的に使用されている空気調和機34の概略図である。この一般的な空気調和機34は外気の導入方向から乾式フィルター35、冷却コイル36、加熱コイル37、加湿蒸気コイル38、給気ファン39の順に設置されており、外気を所定の温度および湿度に調整した後、室内に給気として取り込むことができる。
これに対して図5は水フィルターユニット1付き空気調和機40の概略図である。一般的な空気調和機34に比べて乾式フィルター35および冷却コイル36が水フィルターユニット1で代替されるため、従来よりも小型化が可能となる。また乾式フィルターに比べてメンテナンス頻度が少なくなるので省力化となり、かつ水フィルターユニット1のフィルター水2を加熱コイル37の加熱用ヒートポンプの熱源として利用することができるので、この空気調和機40は、従来の一般的な空気調和機34よりもシステム全体を簡略化することができる。
以下、水フィルターユニット1内の作用について図1を用いて詳述する。吸気口6から被除去物を含んだ空気が水槽3内に導入されると、吸気側バッフル板19で整流された後に、露点温度まで冷却されたフィルター水2の水面上を流れながらスクラビング部4内に流入する(その際の排気の移動方向を矢印aで示す)。フィルター水2の水面上を流れる排気は、水面を波立たせ、或いは波立ったフィルター水2を巻き込みながら、或いは攪拌されてフィルター水2と混合した混合流となり、このとき、被除去物がフィルター水2に捕捉される。さらに、排気が露点温度まで冷却され、排気中に含まれた湿気が凝結する。そして、この混合流が、さらにスクラビング部4内のフィルター水2を巻き上げながらスクラビング部下部板14の上り傾斜面に沿って上昇し、スクラビング部下部板14の終端部14bを越えて空中に放たれる。すると、混合流は、スクラビング部4のスクラビング部上部板13の終端部13b寄りの内面に打ちつけられるように衝突し、激しく攪拌されながら流出口(スクラビング部上部板13およびスクラビング部下部板14の終端部13b,14b間)から流出する。この際に、混合流中のフィルター水2や湿気の凝結体が被除去物とともにスクラビング部上部板13に衝突して、気体から分離し、自重により液回収口18から落下して水槽3のうちフィルター水2が貯留される下部に戻る(この際のフィルター水の移動方向を矢印cで示す)。一方、フィルター水2や湿気の凝結体が分離した空気は、除塵および除湿された空気として、排気口7に向かって上昇する(その際の空気の移動方向を矢印bで示す)。さらに、フィルター水2と湿気の凝結体が残っている場合には、このフィルター水2と湿気の凝結体を排気側バッフル板20によって分離した後に、排気口7から排気される。
また、水フィルターユニット1においては、スクラビング時に、スクラビング部下部板14の終端部14bを越えて排出されたフィルター水2は液回収口18から再び水槽3に戻され、水槽3内でフィルター水2を隔壁17の間隙を通して(矢印d)スクラビング部下部板14の始端部14a側へ周回するように循環させている。これにより、水槽3内に貯留されたフィルター水2を攪拌させて水温の均一化を図ることができ、また、スクラビング時に捕捉した被除去物が水槽3内、例えばスクラビング部4内で滞留することを抑制でき、除去性能の低下を抑制することができる。また、スクラビング部4の流入口は、絞られた構造となっているので、スクラビング部4の流入口を通過する空気の流速を増大させてフィルター水2を巻き上げる効果(エゼクター効果)を得ることができ、これによりフィルター水2を十分に攪拌することができる。
ところで、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
例えば、図6に示す第2実施形態の水フィルターユニット1′は、基本的には上記第1実施形態と同じ構成であるが、スクラビング部4′の構成、液回収口18の内側の構成が異なる。具体的に説明すると、第2実施形態における水フィルターユニット1′は、水槽3の天井面5のうち吸気口6と排気口7との間の箇所に2つの屈曲板(吸気口6側に位置する第1上部屈曲板51、および排気口7側に位置する第2上部屈曲板52)を互いに離間した状態であり、且つ下方の底面10側へ向けて延出した状態で装着し、第1上部屈曲板51から連続する天井面5の一部(2つの屈曲板51,52の間に位置する部分)、およびこの天井部5から連続する第2上部屈曲板52に至る一連の面がスクラビング部4′のスクラビング部上部板53を構成している。そして、第1上部屈曲板51の下端部をスクラビング部上部板53の始端部53aとするとともに、第2上部屈曲板52の下端部をスクラビング部上部板53の終端部53bとし、スクラビング部上部板53の内面を、始端部53aと終端部53bとの間の部分がスクラビング部4′の外方(スクラビング部下部板54から離れる上方向)に向けて膨出する状態に形成している。
また、水槽3内の底面10側(言い換えるとスクラビング部上部板53の下方)には、屈曲板で構成されたスクラビング部下部板54を配置し、該スクラビング部下部板54の他側面11側(排気の流れ方向の下流側)に位置する部分を起立させて起立端部を終端部54bとし、スクラビング部下部板54の屈曲部から一側面8側(排気の流れ方向の上流側)に位置する部分を一側面8側に向けて下り傾斜させて傾斜下端部を始端部54aとし、この始端部54aから途中の屈曲部を経て終端部54bに至る一連の面がスクラビング部下部板54となっている。さらに、スクラビング部下部板54の内面を、始端部54aと終端部54bとの間に位置する屈曲部分がスクラビング部4′の外方(第1上部屈曲板51側から第2上部屈曲板52の下方に向かう方向)に向けて膨出する状態に形成している。
このような構成の第2実施形態のスクラビング部4′においても、スクラビング部上部板53およびスクラビング部下部板54は、それぞれの終端部53b,54bがそれぞれの始端部53a,54aよりも上方であり、且つ始端部53a,54aから水平方向(フィルター水2の液面に沿う方向)にずれた位置に配置されている。より詳しくは、スクラビング部上部板53およびスクラビング部下部板54の終端部53b,54bが、それぞれの始端部53a,54aよりも鉛直方向(フィルター水2の液面に直交する方向)において天井面5寄りであって、水平方向において他側面11寄りに配置されている。また、スクラビング部上部板53の終端部53bは、水平方向の位置がスクラビング部下部板54の終端部54bよりも排気の流れ方向の下流側にずらして配置されている。そして、スクラビング部上部板53およびスクラビング部下部板54は、スクラビング部下部板54の内面に沿った終端部54bの延長上に、スクラビング部上部板53の一部として機能する天井面5が臨む状態で配置されている。また、スクラビング部下部板54は、スクラビング部4′の入口側に貯留されているフィルター水2の水位が始端部54aよりも高く、屈曲部分よりも低くなるように構成されている。
さらに、第2上部屈曲板52の上部には、第1実施形態における隔壁16に相当する誘導壁56を他側面11側に向かって下り傾斜した状態で延設し、該誘導壁56の傾斜下端部を他側面11に平行となる状態に屈曲するとともに、他側面11からスクラビング部4′側(図6中、左側)へ離間させ、スクラビング部4′を通過して被除去物が除去された空気が誘導壁56と他側面11との間を通って排気口7へ誘導されるように構成されている。
そして、スクラビング部下部板54の終端部54bと水槽3の他側面11との間に開設された液回収口18には、平板で構成された液流下部57が備えられている。液流下部57は、液回収口18のうち水槽3内のフィルター水2の液面の上方に位置しており、天井面5側を向いた上面をスクラビング部下部板54側から他側面11側に向かって下り傾斜(言い換えると、水フィルターユニット1′内の空気の流れ方向の下流側に向かって下り傾斜)させている。また、スクラビング部下部板54のうち液回収口18側を向いた面から他側面11側に向かって延設されており、延設端(傾斜下端)を他側面11から離間して水槽3内のフィルター水2の液面を臨ませ、フィルター水2が液流下部57と他側面11との間を通過して水槽3の下部へ流下するように構成されている。
さらに、第2実施形態においては、水槽3内のフィルター水2のレベルを検出する水位センサーを備えず、その代わりに、水槽3内のフィルター水2をオーバーフローさせるオーバーフロー開口58を開設している。オーバーフロー開口58は、当該オーバーフロー開口58の下縁部が液流下部57の上面の傾斜下端およびスクラビング部上部板53の始端部53aよりも低く、且つスクラビング部下部板54の始端部54aよりも高くなる状態で開設されている。なお、オーバーフロー開口58には、オーバーフロー流路(図示せず)の上流部が接続されており、該オーバーフロー流路の途中には、オーバーフローしたフィルター水2が溜まってオーバーフロー流路を塞ぐ液封部(所謂トラップ)を設け、水フィルターユニット1′内を通過する空気がオーバーフロー開口58およびオーバーフロー流路を通って外方に排出されたり、あるいは外気がオーバーフロー流路を通って水フィルターユニット1′内に侵入したりすることを阻止するように構成されている。
このような構成を備えた水フィルターユニット1′においては、スクラビング部4′を通過することにより被除去物が除去された空気がフィルター水2と混合した混合流状態(フィルター水2を含んだ状態)で液回収口18に流入すると、空気とフィルター水2との混合流が液流下部57の上面の傾斜上端側に打ちつけられるように衝突する。この結果、空気が液流下部57の上面に沿って流れ、空気に含まれていたフィルター水2が液流下部57の上面に落下する。液流下部57に沿って流れる空気は、他側面11まで到達した後に液回収口18から上昇し、除塵および除湿された空気として排気口7から排気される。一方、液流下部57上に落下したフィルター水2は、液流下部57の上面をその下り傾斜方向に向かって流下し、液流下部57の上面の傾斜下端から下方へ放出されて水槽3の下部(フィルター水2の貯留部)に戻る。したがって、液回収口18に液流下部57を設ければ、スクラビング後の空気に含まれたフィルター水2を空気の流れから分離して水槽3の下部に回収し易くすることができる。また、水槽3の下部に回収されるフィルター水2が貯留状態のフィルター水2の液面に強く叩きつけられずに済み、回収されたフィルター水2の液面から不用意にフィルター水2の飛沫が発生する不都合、ひいては水槽3内で発生した飛沫が空気により噴き上げられて水フィルターユニット1′の外方に排出されてしまう不都合を避けることができる。
さらに、水槽3には、該水槽3内のフィルター水2をオーバーフローさせるオーバーフロー開口58を開設しているので、排気中に含まれた湿気が凝結して水槽3内に溜まるなどしてフィルター水2の液面が上昇したとしても、液流下部57がフィルター水2内に没することがない。したがって、液流下部57上でフィルター水2が激しく波立つ不都合、ひいては空気が液流下部57上のフィルター水2を噴き上げて水フィルターユニット1′の外方へ排出してしまう不都合を阻止することができる。
なお、第2実施形態の水フィルターユニット1′に備えられた液流下部57およびオーバーフロー開口58は、スクラビング部上部板13およびスクラビング部下部板14が弧状に形成された第1実施形態の水フィルターユニット1に備えても良い。また、オーバーフロー開口58を開設せず、その代わりに第1実施形態に設けられた水位センサー21を備え、該水位センサー21によりフィルター水2の液面レベルを監視し、制御装置によりフィルター水2の液面レベルの上昇を防ぐ制御を行っても良い。
ところで、フィルター水2は、スクラビングにおいてのみ使用されるスクラビング専用の液体であっても良い。つまり、少なくともスクラビングによって排気中から被除去物を捕捉することが可能な液体であれば、どのような液体を使用しても良い。
なお、前記した実施形態では、冷却手段23としてヒートポンプの蒸発器を用いる構成を説明したが、例えば、回転式乾燥機24や空気調和機40外で冷却した冷水等を通水させる構成としても良い。要は、本発明においては、フィルター水2が冷却されていれば良い。
1,1′...水フィルターユニット、2...フィルター水、3...水槽,4,4′...スクラビング部、5...天井面、6...吸気口、7...排気口、8...一側面、9...給水口、10...底面、11...他側面、12...排水口、13...スクラビング部上部板、13a...始端部、13b...終端部、14...スクラビング部下部板、14a...始端部、14b...終端部、15...隔壁、16...隔壁、17...隔壁、18...液回収口、19...吸気側バッフル板、20...排気側バッフル板、21...水位センサー、22...水温センサー、23...冷却手段、24...回転式乾燥機、25...ヒートポンプ、26...膨張弁、27...アキュムレーター、28...圧縮機、29...凝縮器又はガスクーラー、30...乾燥室、31...供給側通気路、32...回転ドラム、33...ファン、34...空気調和機、35...乾式フィルター、36...冷却コイル、37...加熱コイル、38加湿蒸気コイル、39...給気ファン、40...水フィルター付き空気調和機、51...第1上部屈曲板、52...第2上部屈曲板、53...スクラビング部上部板、53a...始端部、53b...終端部、54...スクラビング部下部板、54a...始端部、54b...終端部、56...誘導壁、57...液流下部、58...オーバーフロー開口、W...被乾燥物

Claims (3)

  1. 気体中から被除去物をフィルター液とのスクラビングによって除去する液体フィルターユニットであって、
    前記フィルター液が貯留される液貯留槽と、
    該液貯留槽に連通して、前記気体を前記フィルター液に接触させながら通過させるスクラビング部と、を備え、
    前記液貯留槽内に冷却手段を設置し、
    前記フィルター液の温度を検出するセンサーを設けるとともに、該センサーからの信号に応じて前記冷却手段の運転を制御する制御装置を設け、
    前記液貯留槽内のフィルター液の温度が前記気体の露点温度以下に冷却されるべく設定して前記フィルター液を冷却することにより前記気体を除湿し、前記液貯留槽内のフィルター液の温度が前記気体の露点温度よりも高くなるようにして前記気体を加湿可能としたことを特徴とする液体フィルターユニット。
  2. 請求項1に記載の液体フィルターユニットを有することを特徴とする乾燥機。
  3. 請求項1に記載の液体フィルターユニットを有することを特徴とする空気調和機。
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