JP3861667B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被乾燥物を収容する乾燥室内に温風を循環供給して被乾燥物を乾燥させる衣類乾燥機に関するもので、乾燥機単体としては勿論のこと、例えば洗濯乾燥機の乾燥手段としても採用することができるものである。
【0002】
【従来の技術】
発明者は、洗濯〜乾燥までを一貫して行う洗濯乾燥機における衣類乾燥において、乾燥室内に温風を循環供給することにより、除湿乾燥させる方式を提案している。これは温風を乾燥室に循環供給する過程で循環路を熱交換手段で冷却することにより、温風中の湿気を結露させて水分を分離することで、被乾燥物を乾燥させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の構成による乾燥方式においては、温風供給の循環路を冷却するのは熱交換手段による単段方式であることから、除湿効率を高め乾燥効率の向上をはかろうとしても限界があった。
【0004】
本発明は、前記課題を解決するもので、除湿効率を高め乾燥効率の向上をはかった衣類乾燥機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の衣類乾燥機は、熱交換手段により除湿された水により温風の冷却除湿を行う冷却手段とを備え、前記温風循環手段は、前記乾燥室内に温風を供給する送風機と、前記送風機により送風された温風を循環させる通路を有し、前記冷却手段は、前記熱交換手段により除湿された水を溜める堰き止め部を前記通路に有し、前記堰き止め部に溜められた水を前記通路を循環する温風により前記通路に飛散させるようにしたものである。
【0006】
これによって、除湿効率を向上させて乾燥効率の向上がはかれるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、被乾燥物を収容する乾燥室と、前記乾燥室内に温風を循環供給して被乾燥物を乾燥させる温風循環手段と、前記温風循環手段の途中で温風中から除湿する熱交換手段と、前記熱交換手段により除湿された水により温風の冷却除湿を行う冷却手段とを備え、前記温風循環手段は、前記乾燥室内に温風を供給する送風機と、前記送風機により送風された温風を循環させる通路を有し、前記冷却手段は、前記熱交換手段により除湿された水を溜める堰き止め部を前記通路に有し、前記堰き止め部に溜められた水を前記通路を循環する温風により前記通路に飛散させるようにしたことにより、熱交換手段のみの単段方式の除湿だけでなく、除湿水を再利用しての冷却手段を備えた除湿の複数段方式となり、かつ、霧状の水滴の表面に温風を接触させて直接熱交換し、効率よく水分を分離することができるため、除湿効率および乾燥効率の向上がはかれるものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、冷却手段は、熱交換手段により除湿された水を溜める水溜め部を有し、前記水溜め部に溜めた水により前記通路を外部から冷却するようにしたことにより、特に温風循環の途中の通路での除湿効率を向上させることができるものである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、冷却手段は、水溜め部近傍の通路の少なくとも一部を水溜め部により覆うように設けたことにより、特に温風循環の通路の冷却効率がよく、除湿効率を向上させている。
【0010】
請求項に記載の発明は、冷却手段は、水溜め部近傍の通路の外部に冷却フィンを設けたことにより、特に温風循環の通路を効率よく冷却することが可能となり、除湿効率が向上する。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図を参照して説明する。
【0012】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1として、洗濯乾燥機を示したものであり、筐体1の内部には、複数のサスペンション2で筐体1上部から外槽3を懸垂支持して設置している。外槽3の下部にはモータ部4を設けている。モータ部4は、内部に洗濯・脱水軸5を有し、洗濯または脱水時により回転力の伝達を洗濯軸と脱水軸に切り換えるクラッチ6を介して外槽3および後記する内槽に繋がっている。外槽3内部には、洗濯槽兼脱水槽であり被乾燥物の乾燥室を構成する内槽7が設けてある。内槽7の内底部には、鍋型形状をした攪拌翼8を設置している。この攪拌翼8は洗濯・脱水軸5の洗濯軸に取付けられ、内槽7は脱水軸に取付けられているものである。
【0013】
また、外槽3の底面には排水口兼排気口9を設け、温風循環の通路10へと続けるとともに、排水バルブ11を介して排出口12へとも繋げている。また、温風循環の通路10の下部には、除湿された水分を溜める水溜め部13へ水分を導く水溜め孔14を設けている。この水溜め部13は内部で通路10に接するとともに、排水バルブ11を介して排出口12へと繋がっている。
【0014】
通路10は、循環用送風機15へと繋がり、更に加熱手段16を介して、外槽カバー17に設けた吐出口18へと繋がって温風循環路を形成している。この通路10の固定部と可動部との連結部にはそれぞれ蛇腹ホース19を設けて振動を吸収している。そして、筐体1の上部には洗濯のための水を供給する給水弁を備えた給水部20を設置し、筐体1の側面には外槽3や通路10を冷却するための冷却用送風機21を設けている。洗濯若しくは乾燥を目的とする衣類22は内槽7に内部に、外槽3の上部に設けた投入口23を経由して投入することになっている。なお、24は通路10を循環する湿気を含んだ温風を示し、25は衣類22より除湿された水滴を示す。
【0015】
次に本実施例の動作について説明する。まず、洗濯から脱水までについて述べると、内槽7に投入口23を経由して衣類22を投入し、洗濯が攪拌翼8の回転により始まり、脱水は内槽7の回転により行われるものであり、通常の全自動洗濯機の動作と同じで順次進行する。そして、脱水行程の終了後、乾燥行程に移り、循環用送風機15の送風動作と加熱手段16の発熱により作られた温風が、吐出口18を経て内槽7の内部へと送り込まれる。脱水が終了している衣類22は、攪拌翼8若しくは内槽7を低速で回転させたり、瞬間的に左右方向に強力に回転させて、上方へ放り上げられる等して温風と接触しつつ水分が温風内に取り込まれることとなる。そして、温風は衣類22の水分を採って湿り温風となり、内槽7(図示していないが、側壁には多数の孔が存在する)と外槽3の間を通過して、排気口9から温風循環の通路10へと出て行き、循環用送風機15へと戻る循環を繰り返す。本実施例ではこの通路10が途中で冷却用送風機21によって冷やされて、その内部の湿り温風の湿気が結露される。なお、熱交換手段としては特にこの形態に限らなくてもよい。
【0016】
湿り温風24が矢線で示すように通路10を通過する際、前記に示すように冷却用送風機21の送風によりに冷却されて湿気は結露して水滴25となる。これら水滴25の一部は、通路10の下部に設けた水溜め孔14を経由して水溜め部13に溜まることになる。溜まった水は通路10と接しているため通路10を冷却することになり、その内部を通過する温風から除湿し結露させることに貢献し、熱交換器としての性能が向上するのである。この乾燥工程においては、排水バルブ11は閉じている状態にある。除湿が進み水溜め部13内部で水分が増加してくると、排水バルブ11を開き排出口12から外部へと排出する。
【0017】
このように、本実施例では、被乾燥物を収容する乾燥室と、この乾燥室内に温風を循環供給して被乾燥物を乾燥させる温風循環手段と、温風循環の途中で温風中から除湿する熱交換手段と、熱交換手段により除湿された水分を温風の冷却除湿に利用する冷却手段とを有する衣類乾燥機としていることを特徴としているものである。ここで、被乾燥物は衣類22等が、また乾燥室は内槽7が相当する。また、温風循環手段としては、温風循環の通路10、循環用送風機15、加熱手段16等からなっているものであり、熱交換手段としては、温風循環の通路10、循環用送風機15、外槽3等からなる。そして、冷却手段としては、水溜め部13および内部の水分等からなるものである。これにより、除湿効率を高め乾燥効率の向上をはかった衣類乾燥機が提供できるものである。
【0018】
(実施例2)
次に本発明の実施例2について図2に基づいて説明する。基本構成は実施例1と共通であるので、同一部材には同一符号を付して説明を省略し、実施例1と相違する点についてのみ説明する。図において、通路10の途中の下部に、堰き止め部26を設け、除湿されて結露した水分が、堰き止め部26で堰き止められて水分27を溜めることにより、実施例1における冷却手段を構成している。なお、通路10の堰き止め部26近辺の外部には冷却フィン28を設けている。29は霧状の水滴を示す。
【0019】
以下に本実施例の動作について説明する。本実施例のものは、通路10の途中の堰き止め部26に溜まった水分27は、冷却用送風機21の作用により冷却され(特に冷却フィン28の作用により冷却は効果的に行われる)温度を下げつつ、通路10を循環する湿り温風の流速により、堰き止め部26の端で図示のように霧状の水滴29として飛ばされる。吹き飛ばされた霧状の水摘29は循環する湿り温風と接するので、温度の下がった霧状の水滴29の表面で熱交換されて除湿されることになる。このようにして一度除湿された後も霧状の水滴29となって除湿に寄与するという、二重の除湿効果で除湿性能の高い乾燥機として乾燥が進行するのである。
【0020】
(実施例3)
次に本発明の実施例3について図3、図4に基づいて説明する。基本構成は実施例1および実施例2と共通であるので、同一部材には同一符号を付して説明を省略し、実施例1、2と相違する点についてのみ説明する。図において、通路10の堰き止め部26の外部にこれと接してかつその一部または全周囲を覆うように水溜め部30を設け(図4は一部を覆う例を示す)、その内部に除湿して結露した水分を溜める構成とし、実施例1における冷却手段を構成している。この水溜め部30の外部には冷却フィンを設けた構成としてもよいが、本実施例では冷却フィンを省略したものにしている。
【0021】
以下に本実施例の動作について説明する。除湿されて結露した水分は水溜め部30の内部に溜められ、冷却用送風機21の作用により冷やされる。図3に示すように、通路10の外側でこの冷やされた水分は、堰き止め部30に堰き止められた水分を冷却し、この十分に冷却された水分が循環している湿り温風の流速により堰き止め部30の端で霧状に散布されて、循環してくる湿り温風と熱交換して除湿することになる。これにより通路10内では、除湿効果が高くなり、乾燥が速く進むことになる。
【0022】
(実施例4)
次に本発明の実施例4について図5、図6に基づいて説明する。基本構成は実施例3と共通であるので、同一部材には同一符号を付して説明を省略し、実施例3と相違する点についてのみ説明する。図において、水溜め部は通路10の全周囲を覆っており(図6に詳細を示す)、温風循環の通路10の下方部をメインの水溜め部31とし、上方部は温風循環の通路10との間で水溜め部31から毛細管現象にて水が導かれる水路32として、実施例1における冷却手段を構成している。
【0023】
以下に本実施例の動作について説明する。除湿されて結露した水分は水溜め部31の内部に溜められ、冷却用送風機21の作用により冷やされる。図6に示すように、この冷やされた水分は通路10の外側の約下半分に溜まった後、毛細管現象で上方の水路32へも移動するので、結果として通路10の全周囲を冷却することになる。これにより、堰き止め部26に堰き止められた水分および通路10全体を冷却し、この十分に冷却された水分が循環している湿り温風の流速により堰き止め部26の端で霧状に散布されて、循環する湿り温風と熱交換して除湿することになる。これにより通路10内では、除湿効果が高くなり、乾燥が著しく速く進むことが可能なものになる。
【0024】
(実施例5)
次に本発明の実施例5について図7に基づいて説明する。基本構成は実施例1と共通であるので、同一部材には同一符号を付して説明を省略し、実施例1と相違する点についてのみ説明する。図において、通路10の外部に設けた水溜め部33には通路10内に水溜め部の水を毛細管現象により導く管路34を設け、通路10内の温風の勢いにより管路34の端部35より水を霧状にして飛散させ、水滴の表面にて熱交換させるようにして、実施例1における冷却手段を構成している。
【0025】
以下に本実施例の動作について説明する。除湿されて水溜め部33に溜まっている水分は管路34の内部を毛細管現象により上昇し、通路10内部で、その端部35から循環している湿り温風の流速により、霧状に通路10内に散布されることとなる。この散布された霧状の水滴が、循環している湿り温風と熱交換して湿気を結露させて除湿することになる。これにより、除湿率の高い乾燥機とすることが出来るのである。
【0026】
(実施例6)
次に本発明の実施例6について図8に基づいて説明する。基本構成は実施例5と共通であるので、同一部材には同一符号を付して説明を省略し、実施例3と相違する点についてのみ説明する。図に示すとおり、除湿された水分を溜める水溜め部33より吸い上げポンプ36にて管路37を通して水を通路10内へと導き、端部38から吹き出すようにして、実施例1における冷却手段を構成している。
【0027】
以下に本実施例の動作について説明する。除湿されて水溜め部33に溜まっている水分は、吸い上げポンプ36の吸い上げ力により吸い上げられ、通路10に突き出た管路37の端部38から吹き出され、循環している湿り温風の流速により霧状に通路10内に散布されることとなる。この散布された霧状の水滴が、循環している湿り温風と熱交換して湿気を結露させて除湿することになる。これにより、除湿率の高い乾燥機とすることが出来るのである。
【0028】
(実施例7)
次に本発明の実施例7について図9に基づいて説明する。基本構成は実施例1と共通であるので、同一部材には同一符号を付して説明を省略し、実施例1と相違する点についてのみ説明する。図において、温風循環の通路10内に除湿水分を導く突起部39を設け、この突起部39にて通路10内を通過する温風により水分を霧状に飛び散らすようにして温風の冷却除湿を行わせる冷却手段としたものである。前記突起部39の形状および配置位置は特に問わないが、実施例のように、通路10内を伝って流下する水滴を受け、これを突起部39に先端に導き温風により霧状に飛び散らすためには、通路10のコーナ部が好ましい。
【0029】
以下に本実施例の動作について説明する。通路10を通過するときに冷却用送風機21の作用により冷却されて結露した水分は、通路10の内壁に着いてその内壁に沿って流れることになる。通路10の途中に設けた突起部39に到達した水分は、循環している湿り温風の流速により霧状に通路10内に散布されることとなる。この散布された霧状の水滴が、循環している湿り温風と熱交換して湿気を結露させて除湿することになる。これにより、除湿率の高い乾燥機とすることが出来るのである。
【0030】
(実施例8)
次に本発明の実施例8について図10に基づいて説明する。基本構成は実施例6と共通であるので、同一部材には同一符号を付して説明を省略し、実施例6と相違する点についてのみ説明する。図に示すとおり、除湿された水分を溜める水溜め部33の水を、吸い上げポンプ36、管路37を通して通路10の内壁に沿って導くとともに、この水(および除湿された水滴)を通路10の内側一部もしくは内側全周囲に渡って設けたリブ40に案内してここで通路10内を通過する温風により霧状に飛び散らすようにして、実施例1における冷却手段を構成している。
【0031】
以下に本実施例の動作について説明する。管路37を通して供給される水分および通路10を通過するときに冷却用送風機21の作用により冷却されて結露した水分は、通路10の内壁に着いてその内壁に沿って流れることになる。通路10の途中にリブ39が設けてあるので、通路10の内壁に付着した水分がリブ40に到着し、到達した水分はリブ40の端部にて、通路10を循環している湿り温風の流速により霧状に通路10内に散布されることとなる。この散布された霧状の水滴が、循環している湿り温風と熱交換して湿気を結露させて除湿することになる。これにより、除湿率の高い乾燥機とすることが出来るのである。
【0032】
(実施例9)
次に本発明の実施例9について図11に基づいて説明する。基本構成は実施例8と共通であるので、同一部材には同一符号を付して説明を省略し、実施例8と相違する点についてのみ説明する。図に示すとおり、水溜め部33の水を温風循環の通路10の外壁上方まで延び通路10の外側を覆った冷却水通路41へ、吸い上げポンプ36、管路37を通して供給し、これを通路10の外壁に沿わせて、上方から水溜め部33へあるいは外部へ流すようにして、実施例1における冷却手段を構成している。
【0033】
以下に本実施例の動作について説明する。通路10を通過するときに冷却用送風機21の作用により冷却されて結露した水分は、水溜め部33に溜まり、その後、吸い上げポンプ36にて通路20の上方へと吸い上げられて、その後、通路10の外側に設けた冷却水通路41の内部を通路10の外壁に沿って流れる。これにより、通路10そのものを冷却し、内部を流れる湿り温風を冷却するので水分を効果的に分離でき、除湿効率の高い乾燥機とすることが出来る。
【0034】
(実施例10)
次に本発明の実施例10について図12に基づいて説明する。基本構成は実施例4と共通であるので、同一部材には同一符号を付して説明を省略し、実施例4と相違する点についてのみ説明する。図に示すように、霧状に飛び散らして温風の冷却除湿を行わせた水を全て水溜め部31に導く構成としている。すなわち、通路10と排水バルブ11、排出口12とは、水溜め部31を通してのみ繋がっている。これにより、最初の除湿で得た水分を水溜め部31に溜めて、その水分を二度目の水冷方式の除湿に用いて、その水を再度水溜め部31に戻すことができる。また、水溜め部31の外側には、冷却フィン42が設けられており、水溜め部31内の水が効果的に冷却されるようにしている。
【0035】
以下に本実施例の動作について説明する。最初の除湿により得られた水分は、水溜め部31に溜められ、その後その水分は通路10内で霧状に噴霧されてそれら霧状の水滴の表面で熱交換される方式の除湿機となり、通路10内部を流れる湿り温風の湿気を結露させて除湿する。そして、この段階で得られた除湿水もまた、上記水溜め部31へと戻され、再再度、除湿用に使用されるものである。水溜め部31に溜まった水分は、その量により排水バルブ11を経由して外部へと輩出されるのである。これにより、乾燥が進むにつれて除湿水が減ってきても、水溜め部31には水分が再利用により溜められているので、除湿効率の高い状態が長く保たれる乾燥機とすることが出来る。
【0036】
以上、各実施例について洗濯乾燥機を例にとって説明したが、特にこれに限られるものでないことは先に説明したとおりである。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本発明の衣類乾燥機は、被乾燥物を収容する乾燥室と、前記乾燥室内に温風を循環供給して被乾燥物を乾燥させる温風循環手段と、前記温風循環手段の途中で温風中から除湿する熱交換手段と、前記熱交換手段により除湿された水により温風の冷却除湿を行う冷却手段とを備え、前記温風循環手段は、前記乾燥室内に温風を供給する送風機と、前記送風機により送風された温風を循環させる通路を有し、前記冷却手段は、前記熱交換手段により除湿された水を溜める堰き止め部を前記通路に有し、前記堰き止め部に溜められた水を前記通路を循環する温風により前記通路に飛散させるようにしたから、除湿効率を向上させて乾燥効率の向上がはかれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における洗濯乾燥機の断面図
【図2】 本発明の実施例2における洗濯乾燥機の要部断面図
【図3】 本発明の実施例3における洗濯乾燥機の要部断面図
【図4】 図3におけるa−a線による断面図
【図5】 本発明の実施例4における洗濯乾燥機の要部断面図
【図6】 図5におけるb−b線による断面図
【図7】 本発明の実施例5における洗濯乾燥機の要部断面図
【図8】 本発明の実施例6における洗濯乾燥機の要部断面図
【図9】 本発明の実施例7における洗濯乾燥機の要部断面図
【図10】 本発明の実施例8における洗濯乾燥機の要部断面図
【図11】 本発明の実施例9における洗濯乾燥機の要部断面図
【図12】 本発明の実施例10における洗濯乾燥機の要部断面図
【符号の説明】
1 筐体
3 外槽
7 内槽
10 通路
13、30、31、33 水溜め部
15 循環用送風機
16 加熱手段
21 冷却用送風機
26 堰き止め部
32 水路
34、37 管路
36 吸い上げポンプ
39 突起部
40 リブ
41 冷却水通路
28、42 冷却フィン

Claims (4)

  1. 被乾燥物を収容する乾燥室と、前記乾燥室内に温風を循環供給して被乾燥物を乾燥させる温風循環手段と、前記温風循環手段の途中で温風中から除湿する熱交換手段と、前記熱交換手段により除湿された水により温風の冷却除湿を行う冷却手段とを備え、前記温風循環手段は、前記乾燥室内に温風を供給する送風機と、前記送風機により送風された温風を循環させる通路を有し、前記冷却手段は、前記熱交換手段により除湿された水を溜める堰き止め部を前記通路に有し、前記堰き止め部に溜められた水を前記通路を循環する温風により前記通路に飛散させるようにした衣類乾燥機。
  2. 冷却手段は、熱交換手段により除湿された水を溜める水溜め部を有し、前記水溜め部に溜めた水により前記通路を外部から冷却するようにした請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 冷却手段は、水溜め部近傍の通路の少なくとも一部を水溜め部により覆うように設けた請求項記載の衣類乾燥機。
  4. 冷却手段は、水溜め部近傍の通路の外部に冷却フィンを設けた請求項1〜のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
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