JP3105957B2 - 簡易塗装ブース - Google Patents

簡易塗装ブース

Info

Publication number
JP3105957B2
JP3105957B2 JP03230692A JP23069291A JP3105957B2 JP 3105957 B2 JP3105957 B2 JP 3105957B2 JP 03230692 A JP03230692 A JP 03230692A JP 23069291 A JP23069291 A JP 23069291A JP 3105957 B2 JP3105957 B2 JP 3105957B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
cleaning liquid
cleaning
liquid
overflow weir
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP03230692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0568920A (ja
Inventor
長俊 澤田
栄一 浜田
Original Assignee
サンエス工業株式会社
株式会社大氣社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サンエス工業株式会社, 株式会社大氣社 filed Critical サンエス工業株式会社
Priority to JP03230692A priority Critical patent/JP3105957B2/ja
Publication of JPH0568920A publication Critical patent/JPH0568920A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3105957B2 publication Critical patent/JP3105957B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吹き付け塗装域の下方
に洗浄液槽を設け、前記吹き付け塗装域と洗浄室とを仕
切る仕切り壁の下縁と前記洗浄液槽における液面との間
の隙間を介して、前記吹き付け塗装域から塗料ミスト含
有排気を前記洗浄室へ吸入し、かつ、それに伴い前記洗
浄液槽における洗浄液の一部を排気中塗料ミストの捕捉
用液として前記洗浄室へ吸入するとともに、その吸入洗
浄液を吸入排気との合流状態で前記洗浄室において吸引
作用により上昇させる排気ファンを設けた簡易塗装ブー
スに関する。
【0002】
【従来の技術】上記の簡易塗装ブースは(図9参照)、
吹き付け塗装域1と洗浄室5とを仕切る仕切り壁3の下
縁と洗浄液槽2における液面との間の隙間6を介して吹
き付け塗装域1から洗浄室5へ吸入した排気Aの含有塗
料ミストを、その吸入に伴い洗浄液槽2から吸入して吸
入排気Aとの合流状態で洗浄室5において排気ファン4
の吸引作用により上昇させる洗浄液Wに捕捉させ、これ
により、排気A中から塗料ミストを分離除去して排気A
を浄化するものであり、排気ファン4の吸い込み機能を
利用して洗浄液Wの吸入と、それに続く洗浄室5での上
昇を行い、また、洗浄室5で塗料ミストを捕捉した洗浄
液Wは、そののち自然流下により洗浄液槽2へ還流させ
ることで、洗浄液循環ポンプを不要にして装置コスト、
及び、ランニングコストの低減を図ったものである。
【0003】そして、従来、この種の簡易塗装ブースに
おいては、同図9に示すように、洗浄室5で塗料ミスト
を捕捉した洗浄液Wは捕捉塗料分の分離を行わずそのま
ま洗浄液槽2へ還流させて、洗浄液槽2での貯留過程で
塗料スラッジSを形成させ、この塗料スラッジSは、そ
の蓄積量がある程度に達するごとにショベル等を用いた
人為作業により掻き集めて洗浄液槽2から取り出すよう
にしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、塗料スラッジ
Sをショベル等により掻き集めて洗浄液槽2から取り出
す作業が多大な労力と時間を要する作業であり、殊に近
年、塗料種が多様化して、塗料スラッジSが時間経過と
ともに高粘度の大きな塊となる塗料も多く用いられるよ
うになったことから、この回収作業が一層困難な作業と
なっていた。
【0005】ところで、大規模な塗装設備では、図10
に示すように、吹き付け塗装作業域1から排出される塗
料ミスト含有排気Aを洗浄液流下パン40からの流下洗
浄液Wとの合流状態で絞り流路41を高速通過させて、
排気A中の塗料ミストを洗浄液Wに捕捉させる洗浄部4
2を吹き付け塗装作業域1の下方に設け、この洗浄部4
2から管路43を介し排出される塗料ミスト捕捉洗浄液
Wを気泡とともに浮上分離槽44の下部に供給し、この
浮上分離槽44で塗料スラッジSを形成させて浮上分離
させ、そして、この浮上塗料スラッジSを浮上分離槽4
4からオーバーフローにより濾過器45に流出させるこ
とで、人為作業によらず洗浄液Wから塗料スラッジSを
逐次、分離捕集するようにし、また、浮上分離槽44で
塗料スラッジSを浮上分離させた洗浄液Wは浮上分離槽
44の底部から抜き出して管路46を介し前記の洗浄液
流下パン40へ循環使用のために返送するようにしたも
のがある(例えば、特開昭51−136726号公報参
照)。
【0006】しかしながら、このものでは洗浄部42の
設置床に対し浮上分離槽44の設置床をかなり低くし
て、洗浄部42の洗浄液排出高さよりも浮上分離槽44
のオーバーフロー高さを低くできる場合は、浮上分離槽
44における浮上塗料スラッジSのオーバーフロー流出
を容易に行えるものの、反面、塗料スラッジSを浮上分
離させた洗浄液Wを浮上分離槽44から洗浄部42の上
方の洗浄液流下パン40へ返送するのに循環ポンプ47
の装備が不可避となり、また、洗浄部42と浮上分離槽
44との設置高さに充分な高低差を取れない場合は、浮
上分離槽44を密閉型として、浮上分離槽44内の空間
部を減圧することにより液面をオーバーフロー高さまで
上昇させる真空ポンプ48(換言すれば、揚送ポンプに
等しい)が必要となり、このため、このような大規模塗
装設備で用いられている上記の如き塗料スラッジ分離回
収形式を単に前述の簡易塗装ブースに適用したのでは、
洗浄液循環ポンプが不要であるという、簡易塗装ブース
の元来の特徴・利点が損なわれてしまう。
【0007】本発明の目的は、上記実情に鑑み、冒記の
簡易塗装ブースにおいて合理的な構成を採用することに
より、ポンプの装備を不要としながら塗料スラッジを循
環洗浄液から容易に分離回収できるようにする点にあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による簡易塗装ブ
ースの第1の特徴構成は、吹き付け塗装域の下方に洗浄
液槽を設け、前記吹き付け塗装域と洗浄室とを仕切る仕
切り壁の下縁と前記洗浄液槽における液面との間の隙間
を介して、前記吹き付け塗装域から塗料ミスト含有排気
を前記洗浄室へ吸入し、かつ、それに伴い前記洗浄液槽
における洗浄液の一部を排気中塗料ミストの捕捉用液と
して前記洗浄室へ吸入するとともに、その吸入洗浄液を
吸入排気との合流状態で前記洗浄室において吸引作用に
より上昇させる排気ファンを設けた構成において、前記
洗浄室で前記排気ファンの吸引作用により上昇した洗浄
液を落下過程で受け止める受け止め部と、この受け止め
部で受け止めた塗料ミスト捕捉洗浄液を受け入れて貯留
過程で塗料スラッジを形成させる分離槽と、この塗料ス
ラッジを前記分離槽からオーバーフローにより流出させ
るオーバーフロー堰と、このオーバーフロー堰から流出
した塗料スラッジを洗浄液と分離する濾過装置と、この
濾過装置で塗料スラッジから分離した洗浄液を前記洗浄
液槽へ戻す還流路とを設け、前記受け止め部から前記分
離槽、前記オーバーフロー堰、前記濾過装置、前記還流
路を介して前記洗浄液槽に至る一連の処理物移行を前記
受け止め部と前記洗浄液槽における液面との高低差によ
る自然流動で行うように、前記受け止め部、前記分離
槽、前記オーバーフロー堰、前記濾過装置、前記還流
路、前記洗浄液槽を高さ方向において相対配置してある
ことにあり、その作用・効果は次の通りである。
【0009】
【作用】つまり、上記の第1特徴構成によれば、洗浄室
へ吸入されて吸入排気の含有塗料ミストを捕捉した洗浄
液は、排気ファンの吸引作用による上昇後の落下過程に
おいて受け止め部で受け止められて分離槽に流入し、こ
の分離槽での貯留過程で塗料スラッジが形成され、この
塗料スラッジがオーバーフロー堰を介し分離槽から濾過
装置へ流出して濾過装置で洗浄液と分離され、これによ
り塗料スラッジが洗浄液から逐次、分離捕集される。
【0010】また、濾過装置で塗料スラッジから分離さ
れた洗浄液は還流路を介し洗浄液槽へ還流し、循環使用
される。
【0011】そして、受け止め部、分離槽、オーバーフ
ロー堰、濾過装置、還流路、洗浄液槽の高さ方向につい
ての相対的配置関係により、それらにわたる一連の処理
物移行、すなわち、受け止め部から分離槽への洗浄液移
行、オーバーフロー堰を介して行う分離槽から濾過装置
への塗料スラッジ移行、並びに、還流路を介して行う濾
過装置から洗浄液槽への洗浄液移行は、受け止め部と洗
浄液槽における液面との高低差(換言すれば、排気ファ
ンの吸引作用による洗浄室での吸入洗浄液の上昇により
与えられた高低差)による自然流動で行われる。
【0012】
【発明の効果】以上、作用の結果、本発明の第1特徴構
成によれば、分離槽、オーバーフロー堰、濾過装置をも
って塗料スラッジを洗浄液から分離捕集することによ
り、従来の簡易塗装ブースでの塗料スラッジ回収作業、
すなわち、洗浄液槽で生じた塗料スラッジをショベル等
を用いた人為作業により掻き集めて洗浄液槽から取り出
すに比べ、発生塗料スラッジの回収を極めて容易に行え
るようになった。
【0013】また、受け止め部と洗浄液槽における液面
との高低差という、この種の簡易塗装ブース本来の事象
を利用して、受け止め部から分離槽、オーバーフロー
堰、濾過装置、還流路を介し洗浄液槽に至る一連の処理
物移行を自然流動により行うことで、ポンプの装備が不
要という元来の特徴・利点を維持できて、装置コスト、
ランニングコストを安価にできる。
【0014】〔本発明の第2,第3,第4特徴構成〕 本発明による簡易塗装ブースの第2の特徴構成は、前記
オーバーフロー堰及び前記濾過装置を迂回させて前記分
離槽から前記還流路へ洗浄液を流入させるバイパス流路
を設け、このバイパス流路の洗浄液通過流量を調整する
流量調整手段を設けてあることにある。
【0015】つまり、この第2特徴構成を採用すれば、
上記バイパス流路の洗浄液通過流量(すなわち、分離槽
から洗浄液槽へ戻す洗浄液のうちオーバーフロー堰を迂
回させて洗浄液槽へ戻す洗浄液の流量)を上記流量調整
手段により調整することで、分離槽の液位を調整してオ
ーバーフロー堰から塗料スラッジとともに流出する洗浄
液量を調整でき、これによって、塗料スラッジの分離捕
集をより一層効果的に行うことができる。
【0016】本発明による簡易塗装ブースの第3の特徴
構成は、前記オーバーフロー堰、前記濾過装置、及び、
前記還流路を迂回させて前記分離槽から前記洗浄液槽へ
洗浄 液を戻す迂回還流路を設け、この迂回還流路の洗浄
液通過流量を調整する流量調整手段を設けてあることに
ある。
【0017】つまり、この第3特徴構成を採用すれば、
上記迂回還流路の洗浄液通過流量(すなわち、分離槽か
ら洗浄液槽へ戻す洗浄液のうちオーバーフロー堰を迂回
させて洗浄液槽へ戻す洗浄液の流量)を上記流量調整手
段により調整することで、上記の第2特徴構成と同様、
分離槽の液位を調整してオーバーフロー堰から塗料スラ
ッジとともに流出する洗浄液量を調整でき、これによっ
て、塗料スラッジの分離捕集をより一層効果的に行うこ
とができる。
【0018】本発明による簡易塗装ブースの第の特徴
構成は、前記排気ファンからの送出排気の一部を前記分
離槽の液面上で前記オーバーフロー堰の配置側に向けて
吹き出す塗料スラッジ案内用の吹き出し口を設けたこと
にある。
【0019】つまり、この第特徴構成を採用すれば、
分離槽で生じた浮上塗料スラッジのオーバーフロー堰側
への集積、及び、オーバーフロー堰からの浮上塗料スラ
ッジの流出を吹き出し口からの吹き出し排気により促進
でき、これによって、塗料スラッジの分離捕集をより一
層効果的に行うことができる。
【0020】また、排気ファンの排気送出機能を利用し
て吹き出し口から排気の一部を吹き出させるから、塗料
スラッジ集積用の専用動力装置を設けるに比べ、装置構
成を簡略にできて、装置コスト、ランニングコストを安
価にできる。
【0021】
【実施例】次に実施例を説明する。
【0022】図1ないし図5は簡易塗装ブースの装置構
成を示し、被塗物を吹き付け塗装する吹き付け塗装域1
の下方に洗浄水槽2を設け、吹き付け塗装域1に対する
仕切り壁3の裏面側には、上端部において排気ファン4
の吸入口4aに連通する洗浄室5を形成してある。
【0023】仕切り壁3の下縁は鋸歯状に形成して、こ
の下縁と洗浄水槽2の水面との間には隙間6を形成して
あり、この隙間6を介して吹き付け塗装域1から塗料ミ
スト含有排気Aを排気ファン4の吸引作用により洗浄室
5へ高速で吸い込むとともに、それに伴い洗浄水槽2に
おける隙間6近くの洗浄水Wを排気中塗料ミストの捕捉
用水として洗浄室5に吸入し、かつ、その吸入洗浄水W
を湾曲板7に案内させながら排気ファン4の吸引作用に
より洗浄室5中で飛沫化して吸入排気Aとの合流状態で
上昇させ、これによって、洗浄室5において吸入排気A
の含有塗料ミストを洗浄水Wに捕捉させて、排気Aを浄
化するようにしてある。
【0024】8は夫々、洗浄室5において洗浄水Wによ
り塗料ミストを捕捉除去した排気Aを水切りする水切り
板であり、これら水切り板8により水切りした浄化排気
Aは排気ファン4、排気ダクト9を介し排出する。
【0025】10は、洗浄室5において塗料ミストを捕
捉した洗浄水Wを排気ファン4の吸引作用による上昇後
の落下過程で受け止める受け止め部としての傾斜基板で
あり、また、11は吹き付け塗装域1の配置側とは反対
側で洗浄室5に隣接させた分離槽であり、傾斜基板10
により受け止めた塗料ミスト捕捉洗浄水Wは傾斜基板1
0上を流下させて集合させ、続いて、もぐり堰形式の連
通路12を介し分離槽11の底部に流入させ、この分離
槽11での洗浄水貯留過程で、塗料スラッジSを形成さ
せて、この塗料スラッジSを浮上分離させるようにして
ある。
【0026】なお、洗浄室5で洗浄水Wに捕捉させた塗
料ミストは、洗浄水Wの飛沫化による気液接触で気泡が
効果的に与えられた細かい塗料スラッジ粒として洗浄液
W中に存在し、これにより、分離槽11での形成塗料ス
ラッジSの浮上分離が効果的に行われる。
【0027】また、分離槽11を洗浄室5に隣接させて
洗浄室5から分離槽11への洗浄水経路を短くしたこ
と、及び、その洗浄水経路をもぐり堰形式の連通路12
で形成して、細かい塗料スラッジ粒の大気接触を断った
ことにより、洗浄室5から分離槽11への連通路12途
中で大きな塊状の塗料スラッジが形成されることを防止
して、塗料スラッジ捕捉洗浄水Wの分離槽11への移行
を円滑に保ち、ひいては、塗料スラッジSを分離槽11
で適切に形成させて浮上分離させるようにしてある。
【0028】13は分離槽11の一側から浮上塗料スラ
ッジSをオーバーフローにより流出させるオーバーフロ
ー堰、14は分離槽11におけるオーバーフロー堰13
の配置側に隣接させた還流槽であり、この還流槽14の
上部にはオーバーフロー堰13を介し少量の洗浄水Wと
ともに分離槽11から流出する浮上塗料スラッジSを洗
浄水Wと分離する濾過装置15を設けてあり、以上、分
離槽11での塗料スラッジSの浮上分離、オーバーフロ
ー堰13を介して行う分離槽11からの塗料スラッジ分
離流出、及び、濾過装置15による濾過処理をもって、
洗浄水Wから塗料スラッジSを分離捕集するようにして
ある。
【0029】濾過装置15は、コンベア装置16におい
て無端帯状のネット16aを回動させるとともに、ロー
ルフィルタ17から繰り出したフィルタ17aをネット
16a上でネット16aの回動に伴い一方向に進行さ
せ、もって、このネット16aをフィルタ17aの送り
部材兼支持部材とする状態で、オーバーフロー堰13か
ら少量の洗浄水Wとともに流出する塗料スラッジSをネ
ット16a上のフィルタ17aで受け止めて濾過処理す
る構成としてある。
【0030】また、濾過処理後における低含水率の塗料
スラッジSが付着した使用済フィルタ17aは、コンベ
ア装置16におけるフィルタ送り方向の最終端部から回
収容器18内へ送り込むようにしてある。
【0031】濾過装置15での濾過処理により塗料スラ
ッジSから分離した洗浄水Wは、還流槽14内へ受け入
れ、この還流槽14、及び、還流槽14と洗浄水槽2と
を連通する還流用連通口19を還流路として洗浄水槽2
に還流させることで、循環使用するようにしてある。
【0032】分離槽11のオーバーフロー堰13側には
傾斜底板20を設け、この傾斜底板20の頂部をオーバ
ーフロー堰13とする構成としてあり、また、分離槽1
1には、掻き取り板21の下端縁を洗浄水W中に入れた
状態でオーバーフロー堰13側に向かって掻き取り板2
1を平行移動させるとともに、傾斜底板20の配置部に
至った後は掻き取り板21の下端縁を傾斜底板20に沿
って移動させるように掻き取り板21を上昇させながら
オーバーフロー堰13側に移動させる往動作と、掻き取
り板21がオーバーフロー堰13側の最終位置まで至っ
た後、掻き取り板21の下端縁を水面から上方に離間さ
せた状態で掻き取り板21をオーバーフロー堰13とは
反対側の槽端に向けて平行移動させる復動作とを交互に
繰り返す掻き取り装置22を設けてある。
【0033】つまり、洗浄水Wからの塗料スラッジSの
分離捕集を効率良く行うべく塗料スラッジSとともにオ
ーバーフロー堰13から流出する洗浄水量を極力少量に
制限するようにしながらも、上記の掻き取り装置22に
より、分離槽11で浮上した塗料スラッジSをオーバー
フロー堰13側へ集積させること、及び、集積した浮上
塗料スラッジSをオーバーフロー堰13から流出させる
ことを確実かつ能率良く行うようにしてある。
【0034】また、頂部をオーバーフロー堰13とする
傾斜底板20を設けて、掻き取り板21を傾斜底板20
に沿わせて往動作させるようにしたことで、オーバーフ
ロー堰13側への集積に伴い一部沈降しようとする塗料
スラッジSも確実にオーバーフロー堰13から流出させ
るようにしてある。
【0035】なお、上記掻き取り装置22の採用にあた
っては、分離槽11の槽底のほぼ全部を傾斜底板20と
する構成を採用してもよい。
【0036】図中22aは掻き取り板21を水平方向に
移動させるアクチュエータ、22bは掻き取り板21の
水平方向への移動を案内する案内扞、22cは掻き取り
板21を上下方向に移動させるアクチュエータである。
【0037】23は塗料スラッジSの同伴を伴わずに洗
浄水Wを導出し易い分離槽11の底部から洗浄水Wを導
出して、その洗浄水Wを還流槽14へ流入させるバイパ
ス流路、すなわち、オーバーフロー堰13及び濾過装置
15を迂回させて分離槽11から還流槽14(前記の還
流用連通口19とともに洗浄水槽2への還流路を形成す
る還流槽)へ洗浄水Wを流入させるバイパス流路であ
る。
【0038】そして、上記バイパス流路23の還流槽1
4に対する流出口23aは、オーバーフロー堰13とほ
ぼ同じ高さに配置し、また、この流出口23aには、洗
浄水Wをオーバーフローにより流出させる堰であって高
さ調整可能に構成した流量調整堰24(すなわち、バイ
パス流路23の洗浄水通過流量を調整する流量調整手
段)を設けてある。
【0039】つまり、オーバーフロー堰13と上記流量
調整堰24との関係において、流量調整堰24の高さ調
整により流量調整堰24からの洗浄水流出量(すなわ
ち、分離槽11から洗浄水槽2へ戻す洗浄水Wのうちオ
ーバーフロー堰13を迂回させて洗浄水槽3へ戻す洗浄
水Wの流量)を調整することで、浮上塗料スラッジSと
ともにオーバーフロー堰13から流出する洗浄水量(換
言すれば、分離槽11の水位)を、オーバーフロー堰1
3からの塗料スラッジ分離流出上、最適な量(水位)に
調整するようにしてある。
【0040】オーバーフロー堰13から流出した塗料ス
ラッジSは、オーバーフロー堰13から還流槽14側へ
張り出させた案内板25により濾過装置15における前
記のフィルタ17a上に供給されるが、流量調整堰24
から流出した洗浄水Wは還流槽14の槽壁と濾過装置1
5におけるフィルタ17aとの間を介して還流槽14内
に濾過処理することなく流入させるようにしてある。
【0041】上記構成の簡易塗装ブースにおいて、高さ
方向での各部の配置関係については、オーバーフロー堰
13及び流量調整堰24の夫々を、洗浄室5での上昇洗
浄水Wを落下過程で受け止める傾斜基板10の最下部と
同じ高さ、ないし、それよりも低い高さで、かつ、洗浄
水槽2の水面よりも高い位置に配置し、そして、分離槽
11の水位がオーバーフロー堰13及び流量調整堰24
の高さで決まることに対し、当然のことではあるが分離
槽11の槽壁の高さを、分離槽11の洗浄水Wがオーバ
ーフロー堰13及び流量調整堰24以外の部分から溢れ
出すことがない高さとしてある。
【0042】また、還流槽14の槽壁の高さを洗浄水槽
2の水面よりも高くし、そして、ネット16aを回動体
とするコンベア装置16とロールフィルタ17から繰り
出したフィルタ17aとをもって構成した濾過装置15
において、オーバーフロー堰13からの流出塗料スラッ
ジSを受け止める部分はオーバーフロー堰13より低い
位置に配置しながら、その濾過装置15の全体を洗浄水
槽2の水面よりも高い位置に配置してある。
【0043】つまり、傾斜基板10、分離槽11、オー
バーフロー堰13、濾過装置15、還流槽14、還流用
連通口19、洗浄水槽2にわたる一連の処理物移行、並
びに、分離槽11、バイパス流路23、還流槽14、還
流用連通口19、洗浄水槽2にわたる迂回洗浄水移行の
夫々を、傾斜基板10と洗浄水槽2における水面との高
低差(すなわち、排気ファン4の吸引作用による洗浄室
5での吸入洗浄水Wの上昇より与えられた高低差)を利
用した自然流動で行わせるように、各部を高さ方向にお
いて相対配置してあり、これによって、洗浄水循環ポン
プの装備を不要としてある。
【0044】また、洗浄水槽2、分離槽11、及び、還
流槽14夫々の底は分離槽11における傾斜底板20を
除いて同一水平面上に配置してあり、これによって、一
部の槽に対し架台を設けたり、また、一部の槽に対する
設置ピットを床に掘り込み形成したりするといったこと
を不要にして、装置全体を平面状の床に容易に設置でき
るようにしてある。
【0045】〔別実施例〕 次に別実施例を列記する。
【0046】掻き取り板21を往復動作させる形式の掻
き取り装置22を設けるに代えて、気体を分離槽11の
液面上でオーバーフロー堰13の配置側に向けて吹き出
すことにより、浮上塗料スラッジSのオーバーフロー堰
13側への集積、及び、オーバーフロー堰13からの浮
上塗料スラッジSの流出を促進するようにしてもよい。
【0047】そして、その一例として図6及び図7に示
すように、分離槽11においてオーバーフロー堰13の
配置側とは反対側の槽端部で液面上に、分離槽11のほ
ぼ全巾にわたる送風チャンバ26を設け、この送風チャ
ンバ26に、排気ファン4からの送出排気を導く排気ダ
クト9から分岐した分流ダクト27を接続するととも
に、この分流ダクト27により送風チャンバ26に供給
されるファン送出排気を分離槽11の液面上でオーバー
フロー堰13の配置側に向けて吹き出す吹き出し口28
を設け、もって、排気ファン4による送出排気の一部を
利用して、浮上塗料スラッジSのオーバーフロー堰13
側への集積、及び、オーバーフロー堰13からの浮上塗
料スラッジSの流出を促進する構成としてもよい。
【0048】前述の実施例では、濾過装置15により塗
料スラッジSから分離した洗浄液Wと、バイパス流路2
3によりオーバーフロー堰13を迂回させて分離槽11
から流出させた洗浄液Wとを、ともに還流槽14を介し
洗浄液槽2へ還流させる構成を採用したが、濾過装置1
5により塗料スラッジSから分離した洗浄液Wを洗浄液
槽2へ戻す還流路とは独立に、オーバーフロー堰13を
迂回させて分離槽11から洗浄液槽2へ洗浄液Wを戻す
迂回還流路を設けてもよい。
【0049】そして、その一例として同図6及び図7に
示すように、濾過装置15により塗料スラッジSから分
離した洗浄液Wを洗浄液槽2へ戻す還流路を、前述の実
施例と同様に還流槽14、及び、還流槽14と洗浄液槽
2とを連通する還流用連通口19で構成するのに対し、
オーバーフロー堰13の配置側とは反対側で分離槽11
に隣接させて第2還流槽29を設けるとともに、分離槽
11の底部から洗浄液Wを導出して、この洗浄液Wをオ
ーバーフローにより第2還流槽29に流入させるオーバ
ーフロー流路30、並びに、洗浄室5の下を潜る状態で
第2還流槽29と洗浄液槽2とを連通する還流用連通流
路31を設け、もって、オーバーフロー堰13、濾過装
置15、及び、上記還流路14,19を迂回させて分離
槽11から洗浄液槽2へ洗浄液Wを戻す独立の迂回還流
路を、オーバーフロー流路30、第2還流槽29、還流
用連通流路31により形成する構成としてもよい。
【0050】なお、オーバーフロー流路30の第2還流
槽29に対する洗浄液流出部はオーバーフロー堰13と
ほぼ同じ高さに配置してあり、そして、このオーバーフ
ロー流路30の洗浄液流出部には、前述の実施例と同様
の高さ調整可能な流量調整堰24(すなわち、迂回還流
路30,29,31の洗浄液通過流量を調整する流量調
整手段)を設けてある。
【0051】図中32はオーバーフロー流路30への塗
料スラッジ流出を防止する障壁板である。
【0052】前述実施例、及び、上記の図6及び図7に
示した例では、バイパス流路23又は迂回還流路30,
29,31の洗浄液通過流量(すなわち、分離槽11か
ら洗浄液槽2へ戻す洗浄液Wのうちオーバーフロー堰1
3を迂回させて洗浄液槽2へ戻す洗浄液Wの流量)を調
整する流量調整手段として、洗浄液Wをオーバーフロー
により流出させる堰で高さ調整可能な流量調整堰24を
採用したが、この流量調整手段には、例えば、扉体操作
により流路の開度を調整して洗浄液還流量を調整する形
式等、種々の形式のものを採用できる。
【0053】濾過装置15には、図8に示すように、下
部を液中に浸漬させた状態でカゴ33を還流槽14内に
配置して、オーバーフロー堰13から流出する塗料スラ
ッジSをカゴ33に受入れ、そして、塗料スラッジ回収
時に、そのカゴ33を還流槽14の液中から引き上げる
ことにより、カゴ33内の捕集塗料スラッジSを液切り
して回収する形式を採用してもよい。
【0054】洗浄液Wは水に限定されるものではなく、
種々の薬剤を混入した水溶液や、その他、塗料ミスト除
去に適した各種の液体を適用できる。
【0055】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】簡易塗装ブースの縦断面図
【図2】同、イ−イ線断面図
【図3】同、平面図
【図4】同、ロ−ロ線断面図
【図5】オーバーフロー堰部の斜視図
【図6】別実施例を示す断面図
【図7】同、平面図
【図8】他の別実施例を示す濾過装置の構成図
【図9】従来構造を示す縦断面図
【図10】他の従来設備構成を示す図
【符号の説明】
1 吹き付け塗装域 2 洗浄液槽 3 仕切り壁 4 排気ファン 5 洗浄室 6 隙間 10 受け止め部 11 分離槽 13 オーバーフロー堰 14,19 還流路 15 濾過装置 23 バイパス流路 30,29,31 迂回還流路 24 流量調整手段 28 吹き出し口 A 排気 S 塗料スラッジ W 洗浄液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−298469(JP,A) 特開 昭63−143996(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 15/04 104

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹き付け塗装域(1)の下方に洗浄液槽
    (2)を設け、前記吹き付け塗装域(1)と洗浄室
    (5)とを仕切る仕切り壁(3)の下縁と前記洗浄液槽
    (2)における液面との間の隙間(6)を介して、前記
    吹き付け塗装域(1)から塗料ミスト含有排気(A)を
    前記洗浄室(5)へ吸入し、かつ、それに伴い前記洗浄
    液槽(2)における洗浄液(W)の一部を排気中塗料ミ
    ストの捕捉用液として前記洗浄室(5)へ吸入するとと
    もに、その吸入洗浄液(W)を吸入排気(A)との合流
    状態で前記洗浄室(5)において吸引作用により上昇さ
    せる排気ファン(4)を設けた簡易塗装ブースであっ
    て、 前記洗浄室(5)で前記排気ファン(4)の吸引作用に
    より上昇した洗浄液(W)を落下過程で受け止める受け
    止め部(10)と、この受け止め部(10)で受け止め
    た塗料ミスト捕捉洗浄液(W)を受け入れて貯留過程で
    塗料スラッジ(S)を形成させる分離槽(11)と、こ
    の塗料スラッジ(S)を前記分離槽(11)からオーバ
    ーフローにより流出させるオーバーフロー堰(13)
    と、このオーバーフロー堰(13)から流出した塗料ス
    ラッジ(S)を洗浄液(W)と分離する濾過装置(1
    5)と、この濾過装置(15)で塗料スラッジ(S)か
    ら分離した洗浄液(W)を前記洗浄液槽(2)へ戻す還
    流路(14),(19)とを設け、前記受け止め部(1
    0)から前記分離槽(11)、前記オーバーフロー堰
    (13)、前記濾過装置(15)、前記還流路(1
    4),(19)を介して前記洗浄液槽(2)に至る一連
    の処理物移行を前記受け止め部(10)と前記洗浄液槽
    (2)における液面との高低差による自然流動で行うよ
    うに、前記受け止め部(10)、前記分離槽(11)、
    前記オーバーフロー堰(13)、前記濾過装置(1
    5)、前記還流路(14),(19)、前記洗浄液槽
    (2)を高さ方向において相対配置してある簡易塗装ブ
    ース。
  2. 【請求項2】 前記オーバーフロー堰(13)及び前記
    濾過装置(15)を迂回させて前記分離槽(11)から
    前記還流路(14),(19)へ洗浄液(W)を流入さ
    せるバイパス流路(23)設け、このバイパス流路(2
    3)の洗浄液 通過流量を調整する流量調整手段(24)
    を設けてある請求項1記載の簡易塗装ブース。
  3. 【請求項3】 前記オーバーフロー堰(13)、前記濾
    過装置(15)、及び、前記還流路(14),(19)
    を迂回させて前記分離槽(11)から前記洗浄液槽
    (2)へ洗浄液(W)を戻す迂回還流路(30),(2
    9),(31)を設け、この迂回還流路(30),(2
    9),(31)の洗浄液通過流量を調整する流量調整手
    段(24)を設けてある請求項1記載の簡易塗装ブー
    ス。
  4. 【請求項4】 前記排気ファン(4)からの送出排気の
    一部を前記分離槽(11)の液面上で前記オーバーフロ
    ー堰(13)の配置側に向けて吹き出す塗料スラッジ案
    内用の吹き出し口(28)を設けた請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の簡易塗装ブース。
JP03230692A 1991-09-11 1991-09-11 簡易塗装ブース Expired - Lifetime JP3105957B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03230692A JP3105957B2 (ja) 1991-09-11 1991-09-11 簡易塗装ブース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03230692A JP3105957B2 (ja) 1991-09-11 1991-09-11 簡易塗装ブース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0568920A JPH0568920A (ja) 1993-03-23
JP3105957B2 true JP3105957B2 (ja) 2000-11-06

Family

ID=16911819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03230692A Expired - Lifetime JP3105957B2 (ja) 1991-09-11 1991-09-11 簡易塗装ブース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3105957B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105597984A (zh) * 2016-03-01 2016-05-25 江苏腾飞数控机械有限公司 环保水帘喷漆柜

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9260624B2 (en) 2011-07-08 2016-02-16 UV Tech Co. Ltd. Coating material spray mist treatment method
KR20140145161A (ko) * 2012-03-23 2014-12-22 다케오 구루시마 배기 가스의 처리 방법
JP6054655B2 (ja) * 2012-07-02 2016-12-27 株式会社Tosei 液体フィルターユニット、乾燥機及び空気調和機
CN103691612B (zh) * 2013-12-16 2015-09-30 南通贝思特机械工程有限公司 一种水帘式喷漆室
JP6232116B2 (ja) * 2016-10-27 2017-11-15 株式会社Tosei 液体フィルターユニット、乾燥機、及び空気調和機
CN106984482A (zh) * 2017-05-25 2017-07-28 江苏永益环保科技有限公司 带漆雾净化功能的水幕喷漆房
JP6562979B2 (ja) * 2017-07-20 2019-08-21 パーカーエンジニアリング株式会社 塗装ブース循環水タンク
JP6836683B1 (ja) * 2020-08-20 2021-03-03 Dmg森精機株式会社 ミストコレクタ
CN114226131A (zh) * 2021-12-20 2022-03-25 广东凡海环保装备制造有限公司 一种漆雾分离水帘柜

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105597984A (zh) * 2016-03-01 2016-05-25 江苏腾飞数控机械有限公司 环保水帘喷漆柜

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0568920A (ja) 1993-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5372711A (en) Two stage system for skimming floating particles
RU2392062C2 (ru) Устройство для удаления образуемого жидким лаком красочного тумана
JP3105957B2 (ja) 簡易塗装ブース
US5296150A (en) Water oil separator
JPH0722651B2 (ja) 油水分離装置並びに油水分離方法
US2981525A (en) Apparatus for handling overspray paint
US4783257A (en) Paint waste separator-collector apparatus
EP0045729B1 (en) Apparatus for air cleaning in conjunction with spray painting
WO1998004359A1 (en) Improved paint spray booth
US4601236A (en) Pump-less paint spray booth
SE430126B (sv) Filtreringsanordning
JP2000325842A (ja) 水洗塗装ブースのスラッジ回収構造
US4470905A (en) Mechanism for extraction of immiscible, less dense material from a fluid
EP0117589A1 (en) Apparatus for washing vegetables
US4720291A (en) Aero-hydraulic pollution control system
CN101128396B (zh) 漂浮分离装置和漂浮分离方法
JPH059109Y2 (ja)
JPS5921856Y2 (ja) 塗料粕回収装置
JP3413258B2 (ja) 塗料スラッジ除去装置
CN211920967U (zh) 一种前置分离装置
JP2007090291A (ja) 水の濾過装置
JP2896660B2 (ja) 集塵装置
JPH1199349A (ja) 水洗式塗装ブース
US5425670A (en) Spray booth overspray removal arrangement and method
JPS6330544Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080901

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090901

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 12