JP6231924B2 - 酸化物焼結体及びスパッタリングターゲット - Google Patents

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Description

本発明は、酸化物焼結体、及びそれからなるスパッタリングターゲットに関する。
スパッタリングターゲットを使用して形成される酸化物膜は、液晶表示装置や有機エレクトロルミネッセンス表示装置等の透明電極や、薄膜トランジスタ(TFT)の半導体層等に使用されている(例えば、特許文献1又は2参照。)。例えば、薄膜トランジスタの半導体層として、In−Ga−Zn酸化物半導体が使用されている。
特開2012−144410号公報 特開2013−1592号公報
スパッタリング法による酸化物膜の形成では、得られる酸化物膜の品質安定化のため、異常放電等が生じない安定した状態でスパッタリングすることが重要である。例えば、スパッタリングターゲットを構成する酸化物焼結体に小孔(ポア)がある場合、スパッタリングが不安定となる。従って、In−Sn酸化物(ITO)焼結体等では、焼成温度を上げたり、焼成時間を長くすることにより、粒成長を完結させることにより、焼結体中のポアをなるべく小さく、また、数を減らしている。
一方、In−Ga−Zn酸化物スパッタリングターゲットは、ホモロガス相(InGaZn3+m;mは0.5又は1以上整数)の結晶構造を含有するものがある。尚、InGaZn3+mは結晶構造を示すものであり、組成そのものを表すものではない。ホモロガス相は双晶を形成するが、その粒界での割れが生じやすい。ホモロガス相の粒子径が大きくなると粒界も大きくなるため、スパッタリング時に大きな割れが生じるおそれがある。割れが生じると、破片粒子がターゲット面に付着してアーキングを引き起こし、その結果、特性が局部的に異なる半導体膜が作製されるおそれがあった。
本発明の目的は、安定したスパッタリングができるIn−Ga−Zn酸化物焼結体を提供することである。
本発明者らは、In−Ga−Zn酸化物焼結体の焼成時に、HfO又はZrOを添加した場合、ホモロガス相の粒成長を抑制することを見出し、本発明を完成させた。
本発明によれば、以下の酸化物焼結体等が提供される。
1.InGaZn3+m(mは、0.5又は1以上の整数)で表されるホモロガス相と、HfO相又はZrO相の少なくとも一方と、を有し、前記HfO相及びZrO相の平均粒子径が10μm以下であることを特徴とする酸化物焼結体。
2.前記mが2であることを特徴とする1に記載の酸化物焼結体。
3.前記HfO相及びZrO相が単斜晶系であることを特徴とする、1又は2に記載の酸化物焼結体。
4.前記HfO相及びZrO相に、In又はGaの少なくとも一方の元素が固溶していることを特徴とする1乃至3のいずれかに記載の酸化物焼結体。
5.さらに、In相を含むことを特徴とする1乃至4のいずれかに記載の酸化物焼結体。
6.相対密度が、95%以上であることを特徴とする1乃至5のいずれかに記載の酸化物焼結体。
7.抵抗値が50mΩcm以下であることを特徴とする1乃至6のいずれかに記載の酸化物焼結体。
8.直径1μm以上のポアの個数が、40×25μm四方の視野中に10個以下であることを特徴とする1乃至7のいずれかに記載の酸化物焼結体。
9.長さ10μm以上の双晶割れの個数が40×25μm四方の視野中に1個以下であることを特徴とする1乃至8のいずれかに記載の酸化物焼結体。
10.In、Ga、Zn、Hf及びZrの原子比が下記式(1)〜(4)を満たすことを特徴とする、1乃至9のいずれかに記載の酸化物焼結体。
0.3≦In/(In+Ga+Zn+X)≦0.8 (1)
0.001≦Ga/(In+Ga+Zn+X)≦0.4 (2)
0.001≦Zn/(In+Ga+Zn+X)≦0.6 (3)
0.001≦X/(In+Ga+Zn+X)≦0.2 (4)
(式(4)中、Xは、Hf又はZrの少なくとも一方の元素を示す。)
11.上記1乃至10のいずれかに記載の酸化物焼結体を加工してなることを特徴とするスパッタリングターゲット。
12.上記11に記載のスパッタリングターゲットを用いて成膜されたことを特徴とする酸化物薄膜。
13.アモルファス膜であることを特徴とする12に記載の酸化物薄膜。
14.上記12又は13に記載の酸化物薄膜をチャネル層として有することを特徴とする薄膜トランジスタ。
本発明によれば、安定したスパッタリングができるIn−Ga−Zn酸化物焼結体を提供できる。
実施例1で作製した酸化物焼結体のX線回折パターンである。 実施例1で作製した酸化物焼結体の断面のSEM写真である。 SEM−EDSにより、図2のSEM写真の視野におけるZr原子の分布状態を示した図である。 図2のSEM写真に示した矢印Aの相のEDSスペクトルである。 図2のSEM写真に示した矢印Bの相のEDSスペクトルである。 図2のSEM写真に示した矢印Cの相のEDSスペクトルである。 参考例1で作製した酸化物焼結体の断面のSEM写真である。 比較例1で作製した酸化物焼結体の断面のSEM写真である。 比較例2で作製した酸化物焼結体の断面のSEM写真である。 比較例3で作製した酸化物焼結体のSEM写真である。
本発明の酸化物焼結体は、InGaZn3+m(mは、0.5又は1以上の整数)で表されるホモロガス相と、HfO相又はZrO相の少なくとも一方と、を有する。そして、HfO相及びZrO相の平均粒子径が10μm以下であることを特徴とする。
HfO相及びZrO相が、平均粒子径10μm以下で焼結体中に分散していることにより、ホモロガス相の粒成長を抑制する(ピニング効果)。これにより、高温での焼成でもホモロガス相の粒子径を小さくできるため、双晶粒界が小さくなる。また、高温焼成が可能なため、ポアも抑制できる。さらに、クラックの進展を抑制するため、ターゲットの割れを抑制できる。
焼結体が、InGaZn3+m(mは、0.5又は1以上の整数)で表されるホモロガス相を含有することは、X線回折法により確認できる。具体的には、X線回折結果をICDD(International Centre for Diffraction Data)カードと照合することにより確認できる。例えば、mが1であるホモロガス相はICDDカードNo.20−1439のパターンを示す。mが2であるホモロガス相はICDDカードNo.40−252のパターンを示す。
同様に、酸化物焼結体がHfO相又はZrO相を有することは、X線回折法により確認できる。
尚、Hf又はZrの一部はホモロガス相や他の結晶相に固溶していてもよくその他の化合物となっていてもよい。
酸化物焼結体に存在する相(粒子)に含まれる元素は、走査型電子顕微鏡及びエネルギー分散型X線分光装置(SEM−EDS)で特定する。具体的には、鏡面研磨した焼結体を、SEMで観察することにより粒子の位置及び形状を確認し、各粒子について、EDSにより粒子に含まれる元素を特定する。
HfO相及びZrO相の平均粒子径は、鏡面研磨した焼結体をSEMで観察することにより測定する。測定の詳細は、実施例に示す。
HfO相及びZrO相の平均粒子径は、10μm以下であることが好ましく、さらに5μm以下であることが好ましく、特に、3μm以下であることが好ましい。平均粒子径が10μm以下であれば、ホモロガスの粒子径を抑制する効果を得やすい。その結果、双晶割れが減少し、ターゲット抵抗が低くなるために、スパッタリング放電が安定となりやすい。
平均粒子径は、鏡面研磨した焼結体を、走査型電子顕微鏡(SEM)により観察して測定する。焼結体の表面の形状が円形の場合、円に内接する正方形を等面積に16分割し、また、焼結体の表面の形状が四角形の場合には、表面を等面積に16分割して、それぞれ16個のサンプルを作成して測定する。測定の詳細は、実施例に示す。
尚、酸化物焼結体に添加物を加える方法は知られているが、本発明のように、焼結体中のポアの抑制や双晶割れを低減するために、焼結体内の粒界を制御し、放電安定性を向上するという考えはなかった。
例えば、特許文献1は、In−Ga−Zn−OにHfを添加しているが、Hfを偏析させないように添加している。本発明のように、HfO相を析出させて粒界構造を制御する技術ではない。
また、特許文献2はHf又はZrをIn−Ga−Zn−Oに添加しているが、この効果は薄膜トランジスタの電流を向上させるためである。本技術では、低温で生成するZnGa相が存在し、また、ポアが多くなる。そのため、アーキングが発生しやすくなり、大面積で均質な膜が得られない恐れがある。
本発明では、ホモロガス相[InGaZn3+m]のmが1(IGZO111相)又は2(IGZO112相)であることが好ましく、特にmが2であることが好ましい。IGZO112相は、IGZO111相よりもZn量が多いため、焼成温度を上げた場合にZnが蒸散しやすくなるため、元素Xの添加による組織制御効果がより顕著である。
HfO相及びZrO相は、単斜晶系であることが好ましい。これにより、焼結体中の分散性をあげることができる。
単斜晶系であることは、X線回折法により確認できる。
HfO相及びZrO相に、In又はGaの少なくとも一方の元素が固溶していてもよい。Inが固溶すると抵抗が低くなるため、HfO相及びZrO相の偏析によるアーキングが抑制できる。
In又はGaが固溶していることは、SEM−EDSで確認できる。
本発明の酸化物焼結体では、上記層の他に、In相を含んでいてもよい。Inの原子比が高い場合、Inが多い領域ではIn相が含まれる。この場合、In相にHf又はZrの一部が固溶していてもよい。固溶した場合、In相の抵抗が下がり、ターゲット抵抗が低くなるので、より安定なスパッタリング放電が可能である。
酸化物焼結体の相対密度は95%以上であることが好ましく、97%以上がより好ましく、98%以上が特に好ましい。95%以上だとターゲットが割れにくく、異常放電をより抑制することができる。
相対密度は、アルキメデス法により測定した実測密度を原料の真密度の相加平均から算出される理論密度で割った値を百分率で示したものである。
酸化物焼結体の抵抗値は50mΩcm以下であることが好ましく、30mΩcm以下がより好ましく、20mΩcm以下が特に好ましい。50mΩcm以下であれば、アーキング異常放電がより起こりにくくなるため好ましい。30mΩcm以下であると通常のDCスパッタリングが可能である。20mΩcm以下であると弱磁場マグネトロンスパッタリングが可能である。
抵抗値は、三菱化学株式会社製の低抵抗率計「ロレスターEP」(JIS K 7194に準拠)によって測定することができる。測定の詳細は、実施例に示す。
また、酸化物焼結体内の直径0.5μm以上1μm未満のポアの個数が、40×25μm四方の視野中に20個以下であることが好ましい。
これによりポアに起因する異常放電を大幅に抑制できる。ポアの数は、15個以下であることが好ましく、特に、10個以下であることが好ましい。
尚、ポアとは焼結体の表面をSEM観察で観察される粒子間にできる孔である。直径1μm未満のポアは粒子内や粒界の三重点に生成しやすいポアである。
本発明の酸化物焼結体では、直径1μm以上のポアの個数が、40×25μm四方の視野中に10個以下であることが好ましい。これによりポアに起因する異常放電を大幅に抑制できる。ポアの数は、5個以下であることが好ましく、特に、2個以下であることが好ましい。直径1μm以上のポアは焼成不足により残余するポアである。
尚、ポアの数は上述したHfO相及びZrO相の平均粒子径と同様にサンプルを作製し、SEM観察により測定する。測定の詳細は、実施例に示す。
本発明の酸化物焼結体では、長さ10μm以上の双晶割れの個数が40×25μm四方の視野中に1個以下であることが好ましい。10μm以上の双晶割れが1個以下であれば、アーキングの発生を抑制でき、双晶割れによるターゲットの破壊を防ぐことができる。これにより、スパッタ中の異常放電を大幅に抑制できる。
尚、双晶とは、ホモロガス構造を持つ粒子同士が接合した状態で、結晶粒界(grain boundary; GB)で、結晶方位が互いに異なる結晶粒が接しており、境界面で結晶軸に関して、互いに対称的であるように2個の結晶が結合したものをいう。
双晶割れとは、上記2個の結晶間の結晶粒界に生じる割れを意味する。双晶割れの長さ及び個数は、コロイダルシリカ等の砥粒で鏡面研磨した焼結体から、平均粒子径等と同様にサンプルを作製し、SEMにより観察して測定する。測定の詳細は、実施例に示す。
尚、研磨サンプルを加熱処理したり、硝酸等で化学的にエッチングして粒界を観察しやくする方法もあるが、これらの場合、その処理によって双晶割れや小さなポアが観察できなくなるおそれがある。従って、上記処理は行なわずに鏡面研磨により表面仕上げしたサンプルで観察する必要がある。
本発明の酸化物焼結体の組成について、In、Ga、Zn、Hf及びZrの原子比が下記式(1)〜(4)を満たすことが好ましい。
0.3≦In/(In+Ga+Zn+X)≦0.8 (1)
0.001≦Ga/(In+Ga+Zn+X)≦0.4 (2)
0.001≦Zn/(In+Ga+Zn+X)≦0.6 (3)
0.001≦X/(In+Ga+Zn+X)≦0.2 (4)
式(4)中、Xは、Hf又はZrの少なくとも一方の元素を示す。酸化物焼結体が一方の元素のみを含有する場合、XはHf又はZrを示し、両方を含有する場合、XはHf及びZrの合計を意味する。
上記原子比を満たすことにより、得られる酸化物薄膜を薄膜トランジスタに使用することで、移動度の高いトランジスタが得られる。
本発明では、酸化物焼結体の原子比が下記の関係を満たすことがより好ましい。
0.3≦In/(In+Ga+Zn+X)≦0.8
0.001≦Ga/(In+Ga+Zn+X)≦0.4
0.001≦Zn/(In+Ga+Zn+X)≦0.6
0.01≦X/(In+Ga+Zn+X)≦0.15
本発明では、酸化物焼結体の原子比が下記の関係を満たすことがさらに好ましい。
0.33≦In/(In+Ga+Zn+X)≦0.7
0.05≦Ga/(In+Ga+Zn+X)≦0.4
0.05≦Zn/(In+Ga+Zn+X)≦0.5
0.01≦X/(In+Ga+Zn+X)≦0.1
本発明では、酸化物焼結体の原子比が下記の関係を満たすことが特に好ましい。
0.4≦In/(In+Ga+Zn+X)≦0.7
0.05≦Ga/(In+Ga+Zn+X)≦0.3
0.05≦Zn/(In+Ga+Zn+X)≦0.3
0.02≦X/(In+Ga+Zn+X)≦0.05
酸化物焼結体の各金属元素の原子比は、原料の配合量により制御できる。また、各元素の原子比は、誘導結合プラズマ発光分析装置(ICP−AES)により含有元素を定量分析して求めることができる。
具体的に、ICP−AESを用いた分析では、酸化物焼結体を10μm以下に粉砕した粉体を酸などに溶かした溶液試料をネブライザーで霧状にして、アルゴンプラズマに導入すると、試料中の元素は熱エネルギーを吸収して励起され、軌道電子が基底状態から高いエネルギー準位の軌道に移る。この軌道電子は10−7〜10−8秒程度で、より低いエネルギー準位の軌道に移る。この際にエネルギーの差を光として放射し発光する。この光は元素固有の波長(スペクトル線)を示すため、スペクトル線の有無により元素の存在を確認できる(定性分析)。
また、それぞれのスペクトル線の大きさ(発光強度)は試料中の元素数に比例するため、既知濃度の標準液と比較することで試料濃度を求めることができる(定量分析)。
定性分析で含有されている元素を特定後、定量分析で含有量を求め、その結果から各元素の原子比を求める。
本発明の酸化物焼結体は、例えば、各金属元素を含有する原料粉末を焼成することにより製造できる。以下、製造工程について説明する。
(1)配合工程
原料の配合工程は、本発明の酸化物に含有される金属元素の化合物を混合する必須の工程である。
原料としては、インジウム化合物の粉末、ガリウム化合物の粉末、亜鉛化合物の粉末、元素Xの化合物の粉末等の粉末を用いる。インジウムの化合物としては、例えば、酸化インジウム、水酸化インジウム等が挙げられる。亜鉛の化合物としては、例えば、酸化亜鉛、水酸化亜鉛等が挙げられる。各々の化合物として、焼成のしやすさ、副生成物の残存のし難さから、酸化物が好ましい。
原料の純度は、通常2N(99質量%)以上、好ましくは3N(99.9質量%)以上、特に好ましくは4N(99.99質量%)以上である。純度が2Nより低いと耐久性が低下したり、液晶側に不純物が入り、焼き付けが起こるおそれがある。
原料の一次粒子の粒子径は、3μm以下であることが好ましく、より好ましくは1μm以下でありことが好ましく、さらに好ましくは0.5μm以下である。特に、元素Xの化合物の粒子径が大きい場合は、偏在して粗大粒として存在し、焼結体全体に均質な粒子径抑制効果があらわれないおそれがあるため、0.3μm以下であることが好ましい。
金属酸化物等のターゲットの製造に用いる原料を混合し、通常の混合粉砕機、例えば、湿式ボールミルやビーズミル又は超音波装置を用いて、均一に混合・粉砕することが好ましい。
尚、下記の成形工程での成型体密度の向上あるいは成型体の割れを抑制するために、ポリビニルアルコール(PVA)、メチルセルロース、ポリワックス、オレイン酸等の成形助剤を混合してもよい。さらに、成形時に成型体を金型からの離型剤を混合してもよい。
例えば、分散剤としてPVAを用いた場合、PVAの使用量は原料全量の5重量%以下であることが好ましく、より好ましくは3重量%以下、さらに好ましくは2重量%以下である。分散剤が多いと、亜鉛化合物やガリウム化合物が偏析を起こし、目的のホモロガス相以外の相の析出や粗大粒が生成するおそれがある。例えば、ZnGa相等の抵抗の高い粒が析出したり、ホモロガス相の巨大粒が生成するおそれがある。
離型剤としては例えばステアリン酸を用いてもよい。
(2)仮焼工程
仮焼工程では、上記工程で得た混合物を仮焼する。尚、本工程は必要に応じて設けられる工程である。仮焼工程により、酸化物の密度を上げることが容易になるが、製造コストが上がるおそれがある。そのため、仮焼を行わずに密度を上げられることがより好ましい。
仮焼工程においては、500〜1500℃で、1〜100時間の条件で上記の混合物を熱処理することが好ましい。
(3)成形工程
成形工程は、上述した配合工程で得た混合物(上記仮焼工程を設けた場合には仮焼物)を加圧成形して成形体とする必須の工程である。この工程により、ターゲットとして好適な形状に成形する。仮焼工程を設けた場合には得られた仮焼物の微粉末を造粒した後、成形処理により所望の形状に成形することができる。
成形処理としては、例えば、プレス成形(一軸成形)、金型成形、鋳込み成形、射出成形等が挙げられるが、焼結密度の高いターゲットを得るためには、冷間静水圧(CIP)等で成形するのが好ましい。
尚、単なるプレス成形(一軸プレス)であると圧力にムラ生じて、想定外の結晶型が生成してしまうおそれがある。
また、プレス成形(一軸プレス)後に、冷間静水圧(CIP)、熱間静水圧(HIP)等を行い2段階以上の成形工程を設けてもよい。
(4)焼成工程
焼成工程は、上記成形工程で得られた成形体を焼成する必須の工程である。
焼成は、大気圧焼成又は熱間静水圧(HIP)焼成等によって行うことができる。
焼成条件としては、焼結炉内に成型体を設置後、120〜400℃で0.5〜6時間で成形体中の水分や成形助剤の脱脂をする工程を得ることが好ましい。
その後、昇温速度0.5〜5℃/分で800〜1200℃まで昇温し、その後、前期の昇温速度よりも遅い0.1〜3℃/分で焼結温度1400〜1600℃とすることが好ましい。焼結保持時間は、5〜72時間で、好ましくは8〜48時間、より好ましくは10〜36時間である。
焼成後の降温過程では、1000〜1200℃までは0.1〜5℃/分で降温する。好ましくは0.2〜3℃、より好ましくは0.2〜1℃/分で降温する。さらに300〜500℃までは1〜5℃/分で降温し、さらに、室温までは3℃/分以下の降温速度で冷却する。
焼成する雰囲気は大気圧下の大気、大気流通、酸素流通系、又は酸素加圧下でもよい。酸素流通系での雰囲気が焼結体中のポアが少なくなるため好ましい。酸素流通量は炉内体積や成型体の設置方法にもよるが、炉内容積1mあたり0.1〜100L/分が好ましい。特に、1000℃以上の焼成工程で酸素流通するとポアが少なくなるため効果的である。
(5)還元工程
還元工程は、上記焼成工程で得られた焼結体のバルク抵抗をターゲット全体で均一化するためのものであり、必要に応じて設けられる工程である
本工程で適用することができる還元方法としては、例えば、還元性ガスによる方法や真空焼成又は不活性ガスによる還元等が挙げられる。
還元性ガスによる還元処理の場合、水素、メタン、一酸化炭素、又はこれらのガスと酸素との混合ガス等を用いることができる。
不活性ガス中での焼成による還元処理の場合、窒素、アルゴン、又はこれらのガスと酸素との混合ガス等を用いることができる。
還元処理時の温度は、通常100〜800℃、好ましくは200〜800℃である。また、還元処理の時間は、通常0.01〜10時間、好ましくは0.05〜5時間である。
上記の酸化物焼結体を必要に応じて所望の形状に加工することにより、本発明のスパッタリングターゲットが得られる。
加工は、上記の酸化物焼結体をスパッタリング装置への装着に適した形状に切削加工し、また、バッキングプレート等の装着用治具を取り付けるために行う。酸化物焼結体をスパッタリングターゲットとするには、焼結体を、例えば、平面研削盤で研削して表面粗さRa5μm以下とする。さらに、スパッタリングターゲットのスパッタ面に鏡面加工を施して、平均表面粗さRaが1000オングストローム以下としてもよい。この鏡面加工(研磨)は機械的な研磨、化学研磨、メカノケミカル研磨(機械的な研磨と化学研磨の併用)等の、すでに知られている研磨技術を用いることができる。例えば、固定砥粒ポリッシャー(ポリッシュ液:水)で#2000以上にポリッシングしたり、又は遊離砥粒ラップ(研磨材:SiCペースト等)にてラッピング後、研磨材をダイヤモンドペーストに換えてラッピングすることによって得ることができる。このような研磨方法には特に制限はない。
得られたスパッタリングターゲットをバッキングプレートへボンディングする。また、複数のターゲットを一つのバッキングプレートに取り付け、実質一つのターゲットとしてもよい。
研磨後、ターゲットを洗浄する。洗浄処理にはエアーブローあるいは流水洗浄等を使用できる。エアーブローで異物を除去する際には、ノズルの向い側から集塵機で吸気を行なうとより有効に除去できる。尚、以上のエアーブローや流水洗浄では限界があるので、さらに超音波洗浄等を行なうこともできる。この超音波洗浄は周波数25〜300KHzの間で多重発振させて行なう方法が有効である。例えば周波数25〜300KHzの間で、25KHz刻みに12種類の周波数を多重発振させて超音波洗浄を行なうのがよい。洗浄後は、110℃以下の温度で0.5〜48時間の間で十分乾燥するのがよい。
本発明の酸化物薄膜は、上記説明した本発明のスパッタリングターゲットを用いて、スパッタリング法により成膜して得られる。また、酸化物薄膜は、スパッタリングターゲットを用いて、蒸着法、イオンプレーティング法、パルスレーザー蒸着法等により作製することもできる。
本発明の酸化物薄膜は、電気特性、光学特性、エッチング特性が大面積で均一であることから、アモルファス膜であることが好ましい。
酸化物薄膜がアモルファス膜であることは、X線回折による測定結果が、特定の結晶ピークを示さないことにより確認できる。
ZrO及びHfOを添加することにより耐薬品性が向上し、電極とのエッチング速度の差を利用したバックチャネルエッチングが可能となる。
本発明の酸化物薄膜は、薄膜トランジスタ(TFT)に使用できる。特に、チャネル層として使用できる。本発明のTFTは、チャネル層として本発明の酸化物薄膜を有しておればよく、TFTの構造や電極等の構成部材は公知のものを適宜採用できる。
実施例1
純度99.99%の酸化インジウム粉末、純度99.99%の酸化ガリウム粉末、純度99.99%の酸化亜鉛粉末、及び酸化ジルコニウム粉末を、各金属元素の原子比が下記を満たすように秤量し、ビーズミルを使用して湿式混合粉砕した。
[In/(In+Ga+Zn+Zr)]=0.5
[Ga/(In+Ga+Zn+Zr)]=0.1
[Zn/(In+Ga+Zn+Zr)]=0.3
[Zr/(In+Ga+Zn+Zr)]=0.1
尚、湿式媒体攪拌ミルの媒体には0.2〜1mmφ粒径の異なる数種のジルコニアビーズを使用した。また、成形助剤としてポリビニルアルコール(PVA)を1質量%使用した。
各原料を混合粉砕後、スプレードライヤーで乾燥させた。0.5μm以上の粗粒を分級して得られた混合粉末を金型に充填し、1軸加圧及びCIP成型し成形体(直径101.6mm、厚さ8mm)を作製した。
得られた成形体を1L/分の酸素気流中、300℃で2時間、乾燥及び脱脂を行い、その後、1450℃で20時間焼成し、酸化物焼結体を作製した。昇温速度は1000℃まで1℃/分とし、その後0.5℃/分で昇温して焼成温度に到達させた。降温は1000℃まで0.5℃/分で冷却し、500℃まで1℃/分、その後は大気雰囲気で0.6℃/分で冷却した。
得られた酸化物焼結体のX線回折パターンを図1に示す。X線回折により焼結体中にはInGaZn3+mのmが2のホモロガス相(IGZO112相)、ZrO相(単斜晶)及びIn相が存在することが確認された。
図2は実施例1で作製した酸化物焼結体の断面のSEM写真である。図3はSEM−EDSにより、図2のSEM写真の視野におけるZr原子の分布状態を示した図である。図3において、明部がZr濃度の高い領域を示す。
図4は図2のSEM写真に示した矢印Aの相のEDSスペクトルであり、図5は同SEM写真に示した矢印Bの相のEDSスペクトルであり、図6は同SEM写真に示した矢印Cの相のEDSスペクトルである。
図3により、本発明の酸化物焼結体ではZrO相が分散して偏析していることが確認できる。また、図4のEDSスペクトルはZrO相に、図5のEDSスペクトルはホモロガス相(IGZO112相)に、図6のEDSスペクトルはIn相に相当する。
In相にはZrが存在していることからZrがIn相に固溶していることが確認された。また、ZrO相にはInが存在していることからInがZrO相に固溶していることが確認された。
酸化物焼結体の抵抗値、相対密度、ZrO相の平均粒子径、双晶割れの平均長及び個数、直径1μm以上のポアの個数、直径1μm未満のポアの個数を表1に示す。また、酸化物焼結体が有する結晶相について、表1に示す。
尚、評価は以下の方法で実施した。
(1)抵抗値
三菱化学株式会社製の低抵抗率計「ロレスターEP」(JIS K 7194に準拠)によって測定した。得られた円形の焼結体の直交する2本の直径の交点と、その交点と端部の中点の4点、計5点で測定し、平均値を抵抗値とした。
(2)相対密度
得られた円形の焼結体の上下面を1mm研磨し、その中心部分をさらに2×2×0.5cmの直方体に成形したサンプルをアルキメデス法で実測密度を測定し、これを理論密度で除すことで相対密度を算出した。
(3)双晶割れの個数
得られた円形の焼結体の上下面を研磨し厚さを5mmとした。さらに、ウォータジェット切断機で直径101.6mmφに成形した。その円に内接する正方形を等面積に16分割し、さらにそれぞれの中心部分を1×1×0.5cmの直方体に成形後に、樹脂中に包埋して鏡面研磨したもの16個をサンプルとして用いた。尚、鏡面研磨は、焼結体のサンプリング時に生じる観察部表面の切断痕や荒削り時の研磨痕がなくなるまで行った。サンプルは除電用にオスミウムでコーティングした。SEM観察(日本電子(株)製JSM−6390A、加速電圧15kV)による測定により3,000倍視野で40×25μm四方(長方形)のサイズの観察像を撮影し、直線状で粒子と粒子の間に観察される直線状の空間を双晶割れと定義して、観察される範囲の中の割れのうち、長さ10μm以上の割れの個数を計測し、前記16個のサンプルの枠内にある割れの個数の平均値を求め10μm以上の双晶割れの個数とした。
(4)ポアの個数
双晶割れの測定と同じサンプルをSEMにより測定により3,000倍視野で40×25μm四方のサイズの観察像を撮影し、視野中に観察される粒子のない、JIS R 1670に基づき測定した円相当径が0.5μm以上の空隙をポアとした。円相当径が1μm以上のポアを直径1μm以上のポアとしてその個数を数え、前記16個のサンプルの平均値を直径1μm以上のポアの個数とした。同様に、直径1μm未満のポアの個数も測定した。
(5)結晶相
X線回折測定(XRD)により判定した。
・装置:(株)リガク製Ultima−III
・X線:Cu−Kα線(波長1.5406Å、グラファイトモノクロメータにて単色化)
・2θ−θ反射法、連続スキャン(1.0°/分)
・サンプリング間隔:0.02°
・スリット DS、SS:2/3°、RS:0.6mm
(6)各結晶相の平均粒子径
双晶割れの測定と同じサンプルを用いて、SEMにより3,000倍視野で40×25μm四方のサイズの観察像を撮影し、該範囲の中で観察される粒子について、その粒子径を測定し、16個のサンプルの枠内の粒子の粒子径の平均値を求め平均粒子径とした。粒子径は、JIS R 1670に基づき、結晶粒を円相当径として測定した。
尚、HfO及びZrO相の粒子の確認は、SEMに付属しているエネルギー分散型X線分析装置EDS装置(日本電子社製、EX−2300)により行った。EDSによる元素毎の位置を各々の特性X線を用いたマッピングにより測定し、Hf及びZr濃度が高い粒子のEDSのポイント元素定量分析でHfO相及びZrO相であることを確認した。
実施例2、3、5〜8、比較例1〜5及び参考例1
表1に示す元素Xの酸化物を使用し、各金属原子の原子比、焼成温度を変更した他は、実施例1と同様にして、酸化物焼結体を作製し、評価した。結果を表1に示す。
図7に参考例1で作製した酸化物焼結体の断面のSEM写真を示す。図8に比較例1で作製した酸化物焼結体の断面のSEM写真を示す。図9に比較例2で作製した酸化物焼結体の断面のSEM写真を示す。図10に比較例3で作製した酸化物焼結体の断面のSEM写真を示す。
図8では、酸化アルミニウムがピニング効果を発揮しないため、図2及び図7と比べてホモロガス相が粒成長していることが確認できる。図9では、ポアの個数が多いことが確認できる。
本発明の酸化物焼結体はスパッタリングターゲットとして使用できる。本発明のスパッタリングターゲットは、アーキングが抑制でき、放電安定性に優れるので、大面積で均一な特性の酸化物薄膜が得られる。本発明のスパッタリングターゲットを用いて形成した薄膜は、薄膜トランジスタに使用できる。

Claims (17)

  1. InGaZn3+m(mは、0.5又は1以上の整数)で表されるホモロガス相と、HfO を有し、
    前記HfO の平均粒子径が10μm以下であることを特徴とする酸化物焼結体。
  2. InGaZn3+m(mは、0.5又は1以上の整数)で表されるホモロガス相と、ZrO相を有し、
    前記ZrO相の平均粒子径が10μm以下であり、
    In、Ga、Zn及びZrの原子比が下記式(1)〜(4)を満たすことを特徴とする酸化物焼結体。
    0.33≦In/(In+Ga+Zn+X)≦0.7 (1)
    0.001≦Ga/(In+Ga+Zn+X)≦0.4 (2)
    0.001≦Zn/(In+Ga+Zn+X)≦0.6 (3)
    0.001≦X/(In+Ga+Zn+X)≦0.2 (4)
    (式(4)中、Xは、Zrを示す。)
  3. In、Ga、Zn及びHfの原子比が下記式(1)〜(4)を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の酸化物焼結体。
    0.3≦In/(In+Ga+Zn+X)≦0.8 (1)
    0.001≦Ga/(In+Ga+Zn+X)≦0.4 (2)
    0.001≦Zn/(In+Ga+Zn+X)≦0.6 (3)
    0.001≦X/(In+Ga+Zn+X)≦0.2 (4)
    (式(4)中、Xは、Hfを示す。)
  4. 前記mが2であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の酸化物焼結体。
  5. 前記HfO が単斜晶系であることを特徴とする、請求項に記載の酸化物焼結体。
  6. 前記ZrO 相が単斜晶系であることを特徴とする、請求項2に記載の酸化物焼結体。
  7. 前記HfO に、In又はGaの少なくとも一方の元素が固溶していることを特徴とする請求項に記載の酸化物焼結体。
  8. 前記ZrO 相に、In又はGaの少なくとも一方の元素が固溶していることを特徴とする請求項2に記載の酸化物焼結体。
  9. さらに、In相を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の酸化物焼結体。
  10. 相対密度が、95%以上であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の酸化物焼結体。
  11. 抵抗値が50mΩcm以下であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の酸化物焼結体。
  12. 直径1μm以上のポアの個数が、40×25μm四方の視野中に10個以下であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の酸化物焼結体。
  13. 長さ10μm以上の双晶割れの個数が40×25μm四方の視野中に1個以下であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の酸化物焼結体。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載の酸化物焼結体を加工してなることを特徴とするスパッタリングターゲット。
  15. 請求項14に記載のスパッタリングターゲットを用いて成膜されたことを特徴とする酸化物薄膜。
  16. アモルファス膜であることを特徴とする請求項15に記載の酸化物薄膜。
  17. 請求項15又は16に記載の酸化物薄膜をチャネル層として有することを特徴とする薄膜トランジスタ。
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