JP6231546B2 - 外科用針 - Google Patents

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Description

本発明は、外科用針に関する。
関節鏡視下手術は侵襲性が最小限である外科的手技であり、この手技では関節内部の損傷の検査および治療が、小切開を通して関節に挿入される内視鏡の一種である関節鏡を用いて行われる。関節内部に到達するため、外科医は関節鏡ポータルまたはカニューラを患者の皮膚を貫通させまた介在する組織の層および靱帯を貫通させて挿入する。次に外科医は関節鏡器具をこれらのアクセスポータルを通して導入し外科術を行う。アクセスポータルの作成は外科医にとって非常に困難な場合がある。
腰部の関節鏡検査においてアクセスポータル、特に最初のポータルを作成することは、問題をはらんでいる場合がある。外科医は最初のポータルを、蛍光透視法による2次元画像化に基づいてブラインドで実施し、関節鏡を介した直接の視覚化は用いない。研究によれば医原性損傷の大部分は、大腿骨骨頭において最初のブラインドでの針の設置によって生まれる。他の問題が、腰部構造体のうちのいくつか、たとえば非常に傷つきやすい大腿骨骨頭上の関節軟骨から生じる。外科医はアクセスポータルを形成する際にこれらの構造体を損傷しないように注意しなければならない。
股関節を囲む関節包は特に懸念される。関節包はその関節包の外部を囲む組織よりもかなり高密度で「丈夫」な、皮状のものである。鋭い針を用いたとしても、外科医は関節包を貫くためには強く押さなければならない。しかし、関節包は薄いため、外科医は制御しきれずに関節包を突き破り、関節包の向こう側の組織を誤って損傷するリスクを負う。
上記の問題を考慮すると、ブラインドでの針の設置により生じる損傷を最小限に抑える必要性がある。より詳細には、関節周囲の柔らかい組織および腰部関節包の針による貫通を、視覚補助なしで制御する必要性がある。これらの必要性は、針の内部に先鋭でないスタイレットを有する外科用針を用いて対処される。外科用針がその遠位端部を圧迫する組織をもたないとき、先鋭でないスタイレットは、外科用針のベベルの先端部を越えて速やかに伸張する。たとえば、先鋭でないスタイレットは、外科用針が関節包から出た直後に、しかし大腿骨骨頭に接触する前に、伸張する。
したがって、一態様では、本開示は組織を貫通して関節腔の中に入るための外科用針に関する。外科用針は中空本体の遠位端部に配置されたベベル、およびベベルの最遠位端部にある先端部を含む。外科用針は中空本体の近位端部に結合されたフィードバック部材をさらに含む。フィードバック部材は使用者に組織に対して移動する外科用針の触覚フィードバックを提供する。外科用針は、フィードバック部材の中にありフィードバック部材の一端部にある開口部によって画定される通路をさらに含む。通路は中空本体の内部と連通している。外科用針は遠位端部および近位端部を有するスタイレットをさらに含む。スタイレットは中空本体内を伸張位置と後退位置の間で移動可能である。外科用針はスタイレットの遠位端部に配置された抵抗低減部材をさらに含む。スタイレットが伸張位置にあるとき、抵抗低減部材はベベルの先端部の前方にある。スタイレットが後退位置にあるとき、抵抗低減部材は中空本体のベベルに対して所定の位置に位置付けられている。外科用針はスタイレットの近位端部に配置されたスタイレットハブをさらに含む。スタイレットハブはフィードバック部材の通路および開口部とともに、スタイレットと中空本体とを連結する。
別の態様では、本開示は上述の外科用針を用いて組織を貫通して関節腔の中に入るための方法に関する。方法は外科用針を組織に挿入することおよび外科用針を組織を通して前進させることを含む。抵抗低減部材は抵抗低減部材を圧迫する組織の力に応じて、中空本体のベベルの後方で事前設定された距離を移動する。方法はベベルの回転方向の指示に応じて外科用針を組織および関節腔に対して回転させることをさらに含む。フィードバック部材の非対称の形状によって与えられる指示。
本開示のさらなる適用可能領域は以下に提供する詳細な説明から明らかになろう。詳細な説明および特定の例は例示の目的のみを意図しており、本開示の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。
上述のおよびその他の目的、特徴、ならびに利点は、添付の図面に示された例の以下のより具体的な説明から明らかになろう。添付の図面において同様の参照符号は、様々な図の全体を通して同じ部分を指す。図面は必ずしも縮尺通りではなく、代わりに例の原理、特性および特徴を説明するにあたって強調がなされている。
中空本体およびスタイレットを有する例示の外科用針の側面図である。 図1の例示の外科用針の断面図である。 中空本体の例の側面図である。 中空本体の遠位端部におけるベベルの例の近接図である。 抵抗低減部材が伸張した状態の、中空本体の遠位端部におけるベベルの別の例の近接図である。 中空本体の近位端部におけるフィードバック部材の例の近接図である。 中空本体の近位端部におけるフィードバック部材の別の例の近接図である。 抵抗低減部材およびスタイレットハブを有するスタイレットの例の側面図である。 スタイレットの遠位端部における抵抗低減部材の例の近接図である。 スタイレットの遠位端部における抵抗低減部材の例の近接図である。 ロック部材を有する外科用針の例の近接図である。 近位側ストップを有するスタイレットハブの例の近接図である。 近位側ストップを有するスタイレットハブの例の近接図である。 近位側ストップを有するスタイレットハブの例の近接図である。 外科用針の股関節内への径路の図である。 外科用針の股関節内への径路の図である。 スタイレットロック部材を有するスタイレットハブの例の図である。 スタイレットロック部材を有するスタイレットハブの例の図である。 スタイレットロック部材を有するスタイレットハブの例の図である。 ロックされたスタイレットをロック解除するための様々な手動手段の近接図である。 ロックされたスタイレットをロック解除するための様々な手動手段の近接図である。 外科用針の例を使用して組織を貫通して関節腔の中に入る手順の図である。 外科用針の例を使用して組織を貫通して関節腔の中に入る手順の図である。 外科用針の例を使用して組織を貫通して関節腔の中に入る手順の図である。 外科用針の例を使用して組織を貫通して関節腔の中に入る手順の図である。 外科用針の例を使用して組織を貫通して関節腔の中に入る手順の図である。 外科用針の例を使用して組織を貫通して関節腔の中に入る手順の図である。
以下の例の説明はいかなる点でも本開示、その適用、または使用を限定することを意図するものではない。
図1および図2は、関節鏡器具および/または外科用器具を通して入れる関節鏡用のポータルを作成するための例示の外科用針100を示す。外科医は外科用針100を、たとえば、患者の股関節に挿入する。外科医はこのことを直接の視覚化を用いずブラインドで行う。外科用針100は患者の中に挿入される遠位端部101、および外科医が操作して外科用針100の移動および回転を行う近位端部102を有する。外科用針100は中空本体105、および中空本体105の中のスタイレット110を有する(図2に最もよく見て取れる)。外科医が外科用針100を移動させると、スタイレット110は後退位置、伸張位置およびそれらの間の位置の間を移動する(以下でさらに詳細に説明する)。
図3は中空本体105の例を示す。中空本体105は近位端部106および遠位端部107を有する。中空本体105の近位端部106には外科医に触覚フィードバックを提供するフィードバック部材120が配置されている。外科医は、その結果、外科用針100が行っていることを感知することができる。フィードバック部材120は中空本体105の反対側の端部に開口部125を有する。開口部125はフィードバック部材120の内側に通路127を画定する(図2に最もよく見て取れる)。通路127は中空本体105の内部と連通している。通路127およびその内部は、外科用針100の遠位端部101におけるベベル115と外科用針100の近位端部102における開口部125とにおいて開口する連続する容積を画定する。外科用針100のいくつかの例では、開口部125および通路127は中空本体105とスタイレット110とを連結するために使用される(以下にさらに詳細に説明する)。
図4は中空本体105の遠位端部107におけるベベル115の例を示す。ベベル115は最遠位端部に組織を切断/貫通するための先端部130を、また最近位端部にヒール部135を含む。先端部130およびヒール部135はベベル115の「前縁」と呼ばれる線145を形成する。(前縁145の重要性は後述する)。ベベル面または単に面140は先端部130とヒール部135との間に延在する。面140は先端部130を保持する。面140は組織を切断/貫通するように構成されてもそのように構成されなくてもよい。さらに、面140の一部は組織を切断/貫通してよいが、他の部分はそうでなくてもよい。
スタイレット110が後退位置にある状態では、最初に組織にぶつかるのは先端部130であり、次いで面140である。外科医が外科用針100を組織を通して押し進めるにつれ、面140のますます多くの部分が組織にぶつかり組織を通した抵抗が増大する。外科医は外科用針100を通してこの抵抗の増大を感知し、外科用針100をさらに強く押す。
外科医が外科用針100を組織を通して移動させると、外科医は様々なレベルの抵抗を感知する。たとえば、外科用針100が組織の中に入るときに外科医の感知する抵抗は、外科用針100が組織から出るときに外科医の感知する抵抗とは異なる。このようにして、外科医は外科用針100の前進を、外科用針100によって提供される(伝達される)触覚フィードバックによって決定することができる。
図5は中空本体105の遠位端部107におけるベベル115の別の例を示す。ベベル115は最遠位端部において、捕捉しない先端部130'を含む。捕捉しない先端部130'は前進するときに柔らかい組織を把捉しない(図5に示すような)プロファイルを有する。
図6は中空本体105の近位端部106におけるフィードバック部材120の例を示す。フィードバック部材120は外科医に触覚フィードバックを提供する。フィードバック部材120は第1の表面および第2の表面を有し、それらの一部が外科医によって把持されてよい。使用時、フィードバック部材120のいくつかの例は外科医の親指と人差し指との間に把持される。フィードバック部材120の他の例は外科医の手のひらの中に把持される。
フィードバック部材120のいくつかの例は非対称の形状を有する。フィードバック部材120の非対称の形状は、前縁145を含む長手方向平面と直交する非対称平面150を有する。(前縁145は図4を参照して上記されている)。非対称の形状は外科医にベベル115の回転方向を示す。
外科医が外科用針100を使用しフィードバック部材120を回転させるとき、フィードバック部材120の非対称の形状は外科医にその回転についての即時のフィードバックを与える。フィードバック部材120の非対称の形状はフィードバック部材120に、外科医がフィードバック部材120を制御するにつれ変化する外科医の手の中の非対称な感触を与える。たとえば、外科医はフィードバック部材120を12時の位置で把持し、次いでフィードバック部材120を6時の位置に回転させる。外科医の手の中で、12時の位置にあるフィードバック部材120は6時の位置にある場合と感触が異なる。フィードバック部材120とベベル115は固定された関係なので、フィードバック部材120のどのような回転もベベル115の対応する回転に転換される。こうして、フィードバック部材120は外科医がベベル115が回転していることを感知することを可能にする。
上述の特徴は外科医が外科用針100を、ベベル115の直接の視覚化を用いずに、たとえばベベル115が大腿骨骨頭に面しているように回転させることを試みるときに特に有益である。この配向は、ベベル115が軟骨を切断/軟骨の中に貫通することではなく軟骨から逸れることを促し、したがって、たとえば大腿骨骨頭の医原性の損傷の回避を促し、この結果、併発症の可能性を低減し、関節鏡視下手術からの回復時間を短くする。
フィードバック部材120の非対称の形状は、前縁145を含む長手方向平面と直交する非対称平面150を有する任意の数の任意の形状であってよい。図6に示すように、非対称の形状の例は傾斜表面150を含む。フィードバック部材120の都合のよい例では、傾斜表面150はベベル115の面140とおよそ平行である。
図7は非対称の形状の別の例を示す。この例は傾斜表面150'、および傾斜表面150'から延長する隆起した突出部160を有する。特徴の組み合わせによってフィードバック部材120の触覚フィードバックが高まる。図に示すもののような組み合わせは、特に外科医がフィードバック部材120をその敏感さに劣る手のひらで感知している可能性があることを考慮すると、有利でありうる。外科医の触覚は外科医の着用する手袋という追加の層によってさらに弱められる。隆起した突出部160のほかに、触覚に関するその他の検出可能な機能部、たとえばくぼみ、突条および隆起した形状などが可能である。
図8は近位端部111および遠位端部112を有するスタイレット110の例を示す。スタイレット110の遠位端部112には、抵抗低減部材165がある。スタイレット110の近位端部111には、スタイレットハブ170がある。
図9Aおよび図9Bは抵抗低減部材165の例を示す。抵抗低減部材165は、スタイレット110が伸張位置にあるときに抵抗低減部材165がベベル115の先端部130の前にあるような形状またはプロファイルを有し、先端部130によって組織が切断/貫通されないように保護する。スタイレット110が後退位置にあるとき、抵抗低減部材165は中空本体105のベベル115に対して所定の位置に位置付けられる。この位置では、抵抗低減部材165は組織を貫通する外科用針100の抵抗を低減する。抵抗は、外科用針が組織を通して押し進められているときに組織が中に入ることのできる開放端を有する外科用針の抵抗よりも少ない。都合のよい例では、抵抗低減部材165は球面部分175および平面部分180を含む。球面部分175は傷つきやすい構造体の外傷を最小限にするかまたは防ぐ。平面部分180は組織を通した抵抗を低減する。
図8に戻ると、スタイレットハブ170はスタイレット110の近位端部111に配置される。スタイレットハブ170はフィードバック部材120の開口部125および通路127とともにスタイレット110と中空本体105とを連結する役割を果たす(図3に最もよく見て取れる)。スタイレットハブ170は外科医の手のひらの中に把持されるのに適した幾何学形状(形状、サイズ、長さなど)を有する。
図10は中空本体105およびスタイレット110が互いに着脱可能に結合された外科用針100の例の近位端部102を示す。この例では、スタイレットハブ170は中空本体105とスタイレットとをフィードバック部材120の開口部125および通路127を通して結合するように構成されたロック部材182を含む。中空本体105とスタイレット110とを接合(または組み付け)するためには、スタイレット110の遠位端部112を中空本体105の近位端部106においてフィードバック部材120の開口部125に挿入する。スタイレット110は次いで、フィードバック部材120とスタイレットハブ170とが出会うまで通路127の中および中空本体105の内部の中を摺動して通る。
ロック部材182および通路127の都合のよい例は嵌合するねじ山を有する。ロック部材182はフィードバック部材の中にねじ込まれ、中空本体105およびスタイレット110を外科用針100として一緒に固着する。中空本体105とスタイレット110との接合を解除する(またはこれらを分解する)ためには、上述の手順を逆にして行う。嵌合するねじ山のほかに、他の内部の機能部、たとえば摩擦嵌めまたはスナップ嵌めが可能である。外科用針100の他の例では、ロック部材182および通路127は中空本体105とスタイレット110とを一緒に着脱可能に結合するための、ルアーロックなどの外部の機能部を含む。
外科用針100の上述の例は素早く簡単に組み付けまたは分解できる。これらの例は有利には、たとえば、ベベル115と抵抗低減部材165との関係を繰り返すことができるように、中空本体105およびスタイレット110が所定の最も近接した位置にあることを可能にし、そのことにより一貫した予測可能な結果が得られる。
図11A〜図11Cは、組織を貫通する外科用針100の抵抗を低減するために、抵抗低減部材165が中空本体105のベベル115に対して事前設定された距離を移動することを可能にするように構成されたスタイレットハブ170の例を示す。スタイレットハブ170はスタイレット110の伸張位置を規定する遠位側ハードストップ190、およびスタイレット110の後退位置を規定する近位側ハードストップ195を含む。スタイレット110に固定された停止部材200は遠位側ハードストップ190と近位側ハードストップ195との間を移動する。停止部材200はスタイレット110に固定されるので、スタイレット110もまた遠位側ハードストップ190と近位側ハードストップ195との間を移動する。このハブ構成の利点は、最良の抵抗低減幾何学形状が得られるように、近位側ハードストップ195がベベル115に対する所定の位置でスタイレット110の逆行移動を防ぐことである。
スタイレットハブ170は停止部材200を遠位側ハードストップ190に対して押圧するための付勢手段をさらに含む。付勢手段はまた、外科用針100が組織を通って移動するときに、「組織力」と呼ばれるスタイレット110を圧迫する組織の力に対抗する。十分な組織力がない状態では、付勢手段からの付勢力がスタイレット110に作用してスタイレット110を完全にまたは半ば伸張した位置まで遠位方向に押し込む。図11Aは、停止部材200が遠位側に遠位側ハードストップ190に対して付勢されスタイレット110が完全に伸張した位置にある、初期の位置を示す。図11Bは、行程の途中にあり遠位側ストップと近位側ストップのどちらにも触れていない停止部材200を示し、またスタイレット110は半ば伸張した位置にある。
組織力が付勢力より大きいとき、スタイレット110は後退する。図11Cは、近位側ハードストップ195に対接している停止部材200および後退位置にあるスタイレット110を示す。スタイレット110は停止部材200に強固に取り付けられておりまた近位側ハードストップ195は停止部材200の逆行移動を防ぐので、スタイレット110はさらに後方には移動できない。したがって、スタイレットハブ170のこの例の別の利点は、組織力がさらに増大する(たとえば、より高密度の組織の中に入る)ときでさえも、最良の抵抗低減幾何学形状が維持されることである。上述の特徴は、外科用針100がそれぞれ異なる「丈夫さ」を有する複数の組織層を横断する手技にとって有益である場合がある。
スタイレットハブ170の都合のよい例では、停止部材200は回転によって抵抗低減部材をベベル115に対して調節する(key)ための平坦な頂部を有する。この構成は、抵抗低減部材とベベル115との関係を繰り返すことができ、このことにより一貫した予測可能な結果が得られるため、有益である。
外科用針100が関節に向かって組織を通して駆動されるとき、外科用針100は最終的には組織から出て、したがって、スタイレット110に対して作用する組織の力はもはや存在しない。この力がないとき、スタイレット110は前方に飛び出て、このことにより先端部130が軟骨のような傷つきやすい関節構造体に触れないように防御する。
外科用針100が接線方向の径路で関節の中に入るとき、飛び出たスタイレット110はスタイレット110を押し戻す力にぶつからない(図12Aに示す)。外科用針100がより直交に近い径路で関節の中に入るとき、飛び出たスタイレット110はスタイレット110を押し戻す力にぶつかり、したがって先端部130を股関節内の大腿骨骨頭軟骨のような関節構造体に露出させる(図12Bに示す)。この状況では、スタイレット110が前方に飛び出た後で、スタイレット110をその最も遠い遠位(伸張)位置にロックし、このことによりスタイレット110が先端部130を露出させるのを防ぐことが望ましい。
図13A〜図13Cはスタイレットロック部材202を有するスタイレットハブ170の例を示す。スタイレットロック部材202はスタイレット110を伸張(非切断/非貫通)位置に自動的にロックし、スタイレット110が先端部130の後方の後退(切断/貫通)位置に摺動して戻るのを防ぐ。図13Aに示すスタイレットロック部材202の例はロック/ロック解除ボタン205を含む。ロック/ロック解除ボタン205はスタイレット110に対してある角度にある孔の組210の中を摺動して移動することができる。図13Bに示すように、スタイレット110がもはや後退力(たとえば、スタイレット110に対して作用する組織の力)を受けないとき、スタイレット110は遠位方向に移動してハブ領域内の一体機能部215をロック/ロック解除ボタン205上の傾斜表面220に衝突させる。このことにより続いて、図13Cに示すように、ロック/ロック解除ボタン205が下方に駆動され、ロック/ロック解除ボタン205上のロックリップ部225が対応するロックリップ部230と係合することが可能になる。ロック/ロック解除ボタン205は(たとえば、ばねによって)付勢されているので、ロック/ロック解除ボタン205はロックリップ部225とロックリップ部230とを強制的に係合させスタイレット110が近位方向に移動するのを防ぐ。
スタイレットロック部材202は、外科用針100によって貫かれる組織の出口側と血管および神経などの傷つきやすい構造体との間に小さい空間または隙間しかない場合に特に有利である。そのような狭い空間内で操作するとき、外科用針100で組織を「突き破り(pop)」これらの傷つきやすい構造体を切断/貫通するのは非常に容易なことである。外科用針100が組織から出るときにスタイレット110を伸張(非切断/非貫通)位置に自動的にロックすることによって、外科用針100が不注意によってさらに切断/貫通を行うことおよび損傷を引き起こすことを防ぐ。
しかし実際には、外科用針100は多くの場合、外科医が外科用針100の径路を関節に向けて案内するとき、「ピストン動作で(pistoned)」出し入れされる。スタイレットの後退はスタイレット110を近位側に押す組織力に依存するため、外科医が外科用針100を近位側に引くたびに、このピストン動作によってスタイレット110は遠位側に飛び出る。都合のよい例では、ロックされたスタイレット110は手術時間を最小限にするために外科医によって容易にロック解除される。様々な幾何学形状を有するロック解除機能部のいくつかの例を以下に提供する。
図13A〜図13Cに示す例では、ロック/ロック解除ボタン205は外科医の親指で容易にロック解除され、親指はフィードバック部材120上でロック解除ボタンの隣に自然にある。外科医はロック/ロック解除ボタン205を押下してロックリップ部225とロックリップ部230とを分離しスタイレット110が近位方向に後退するのを可能にする。この幾何学形状は、スタイレットハブ170が外科医の手のひらの中に位置決めされその親指および人差し指によってフィードバック部材120の制御を行う場合に特に都合がよい。
図14Aはロック解除ボタン235を有するスタイレットロック部材202の別の例を示す。示された構成は、スタイレットハブ170が外科医の親指および人差し指がフィードバック部材120の制御を行う状態で位置決めされる場合に特に都合がよい。
図14Bはロック解除レバー240を有するスタイレットロック部材202のさらに別の例を示す。示された構成は、外科医がフィードバック部材120を外科医の手のひらの中に把持し中空本体105をその親指と人差し指との間に把持する場合に特に都合がよい。ロック解除レバー240は外科医が指を位置決めし直さなくともその指が容易に届く範囲内にある。
図15A〜図15Fは上記の外科用針100の例を使用して組織を貫通して関節腔の中に入るための例示の手順を示す。図のそれぞれは外科用針100の遠位端部101の近接図を含む。特に注目すべきは、スタイレット110の位置と外科用針100の前進との間の対応である。
図15Aは外科医が初期径路に沿って外科用針100を組織を通して押し進めるところを示す。スタイレット110は後退して切断/貫通先端部130を組織に露出している。抵抗低減部材165は中空本体105のベベル115に対して所定の位置に位置付けられる。抵抗が低減されるので外科医が外科用針100を組織を通して押し進めるために使用する力は小さくなる。しかしこの初期径路は適切でなく、外科用針100は関節包に当たらないことになる。
図15Bは外科医が外科用針100を引き戻すところを示す。スタイレット110を圧迫する組織がない状態では、スタイレット110は伸張する。スタイレット110の伸張によってスタイレットロック部材202はスタイレット110を伸張位置に自動的にロックする。
図15Cは、外科医がスタイレットロック部材202のロック/ロック解除ボタン205を押下してロックされたスタイレット110を伸張位置から手動でロック解除するところを示す。
図15Dは、外科医がスタイレット110が後退位置にある外科用針100および露出した切断/貫通先端部130を案内し直すところを示す。外科医は手順の間に上述のステップ(押すこと、引くこと、ロック解除すること)を複数回繰り返してもよい。これは「ピストン動作」と呼ばれる。
図15Eは外科医が関節包を通して外科用針100を押し進めるところを示す。スタイレット110は後退位置にあり、切断/貫通先端部130は露出しており、抵抗低減部材165は中空本体105のベベル115に対して所定の位置に位置付けられる。傷つきやすい軟骨を有する大腿骨骨頭はベベル115が関節包から完全に出ようとする場所に非常に近い。
図15Fは外科医が外科用針100をベベル115が完全に関節包を貫通し関節腔内にあるように押すところを示す。スタイレット110を圧迫する組織がない状態では、スタイレット110は伸張する。スタイレット110の伸張によってスタイレットロック部材202はスタイレット110を伸張位置に自動的にロックする。外科医が外科用針100を押し続けた場合でも、ロックされたスタイレット110は大腿骨骨頭の損傷を最小限にするかまたは防ぐ。
上述の例では、関節腔は股関節である。腰部の例は一例に過ぎず、限定的ではない。肩関節または足関節などの他の関節腔の中に入るための手順は同様である。
本発明の範囲から逸脱することなく本明細書に記載され説明された構造物および方法の様々な変更を行うことが可能であるので、上述の説明に含まれるかまたは添付の図面に示されるすべての内容は限定的なものではなく例示的なものとして解釈されるべきである。したがって、本発明の広さおよび範囲は上記の例のいずれによっても限定されるものではなく、本明細書に添付した特許請求の範囲およびそれらの均等物によってのみ規定されるものである。
100 外科用針
101 遠位端部
102 近位端部
105 中空本体
110 スタイレット
106 近位端部
107 遠位端部
111 近位端部
112 遠位端部
115 ベベル
120 フィードバック部材
125 開口部
127 通路
130 先端部
130' 先端部
135 ヒール部
145 線、前縁
140 ベベル面、面
150 非対称平面、傾斜表面
150' 傾斜表面
160 隆起した突出部
165 抵抗低減部材
170 スタイレットハブ
175 球面部分
180 平面部分
182 ロック部材
190 遠位側ハードストップ
195 近位側ハードストップ
200 停止部材
202 スタイレットロック部材
205 ロック/ロック解除ボタン
210 孔の組
215 一体機能部
220 傾斜表面
225 ロックリップ部
230 ロックリップ部
235 ロック解除ボタン
240 ロック解除レバー

Claims (11)

  1. 組織を貫通して関節腔の中に入るための外科用針であって、
    遠位端部および近位端部を有する中空本体と、
    前記中空本体の前記遠位端部に配置されたベベルと、
    前記ベベルの最遠位端部にある先端部と、
    前記中空本体の前記近位端部に結合されたフィードバック部材であって、前記組織に対して相対的に移動する前記外科用針の触覚フィードバックを使用者に提供するフィードバック部材と、
    前記フィードバック部材の中にあり前記フィードバック部材の一端部にある開口部によって画定される通路であって、前記中空本体の内部と連通する通路と、
    遠位端部および近位端部を有するスタイレットであって、前記中空本体の中を伸張位置と後退位置との間で移動可能なスタイレットと、
    前記スタイレットの前記遠位端部に配置された抵抗低減部材であって、前記スタイレットが前記伸張位置にあるときは前記ベベルの前記先端部の前方にあり、前記スタイレットが前記後退位置にあるときは前記中空本体の前記ベベルに対する相対的な所定の位置に位置付けられる抵抗低減部材と、
    前記スタイレットの前記近位端部に配置されたスタイレットハブであって、前記通路および前記フィードバック部材の前記開口部とともに前記スタイレットと前記中空本体とを連結するスタイレットハブと、
    を備え、
    前記フィードバック部材が、前記外科用針の長手方向中心軸線に対して非対称の形状を有し、前記フィードバック部材の前記非対称の形状の非対称性は、前記ベベルの前記先端部および最近位端部によって形成される線を含む長手方向平面に沿った長手方向断面に示され、前記非対称の形状は使用者に前記ベベルの回転方向を示す、外科用針。
  2. 前記ベベルが前記ベベルの前記先端部と前記最近位端部との間に延在するベベル面を有し、前記フィードバック部材の前記非対称の形状は前記ベベルの前記ベベル面にほぼ平行な傾斜表面を含む、請求項1に記載の外科用針。
  3. 前記フィードバック部材の前記非対称の形状は触覚検出可能な機能部を有する表面を含む、請求項1に記載の外科用針。
  4. 前記抵抗低減部材は平面の側面を有する球体として形作られた、請求項1に記載の外科用針。
  5. 前記スタイレットハブが、前記スタイレットと前記中空本体とを着脱可能に連結するロック部材を含む、請求項1に記載の外科用針。
  6. 前記ロック部材および前記フィードバック部材の前記通路は嵌合するねじ山を含む、請求項5に記載の外科用針。
  7. 前記ロック部材および前記フィードバック部材の前記通路はルアーロックを形成する、請求項5に記載の外科用針。
  8. 組織を貫通して関節腔の中に入るための外科用針であって、
    遠位端部および近位端部を有する中空本体と、
    前記中空本体の前記遠位端部に配置されたベベルと、
    前記ベベルの最遠位端部にある先端部と、
    前記中空本体の前記近位端部に結合されたフィードバック部材であって、前記組織に対して相対的に移動する前記外科用針の触覚フィードバックを使用者に提供するフィードバック部材と、
    前記フィードバック部材の中にあり前記フィードバック部材の一端部にある開口部によって画定される通路であって、前記中空本体の内部と連通する通路と、
    遠位端部および近位端部を有するスタイレットであって、前記中空本体の中を伸張位置と後退位置との間で移動可能なスタイレットと、
    前記スタイレットの前記遠位端部に配置された抵抗低減部材であって、前記スタイレットが前記伸張位置にあるときは前記ベベルの前記先端部の前方にあり、前記スタイレットが前記後退位置にあるときは前記中空本体の前記ベベルに対する相対的な所定の位置に位置付けられる抵抗低減部材と、
    前記スタイレットの前記近位端部に配置されたスタイレットハブであって、前記通路および前記フィードバック部材の前記開口部とともに前記スタイレットと前記中空本体とを連結するスタイレットハブと、
    を備え、
    前記スタイレットハブが、
    前記スタイレットの前記伸張位置を規定する遠位側ハードストップ、
    前記外科用針の抵抗を低減させるように、前記抵抗低減部材が前記中空本体の前記ベベルに対する相対的な事前設定距離にある、前記スタイレットの前記後退位置を規定する近位側ハードストップ、および
    前記スタイレットに固定された停止部材を前記遠位側ハードストップに当てて付勢し前記スタイレットを押圧する組織の力に対抗するための付勢手段
    をさらに含む、外科用針。
  9. 前記スタイレットハブが、前記スタイレットに対して作用する組織の力がない状態では前記スタイレットを前記伸張位置に自動的にロックするスタイレットロック部材を含む、請求項1に記載の外科用針。
  10. 前記スタイレットロック部材が、前記スタイレットをロックされた伸張位置からロック解除するための手動手段を含む、請求項9に記載の外科用針。
  11. 組織を貫通して関節腔の中に入るための外科用針であって、
    遠位端部および近位端部を有する中空本体と、
    前記中空本体の前記遠位端部に配置されたベベルと、
    前記ベベルの最遠位端部にある先端部と、
    前記中空本体の前記近位端部に結合されたフィードバック部材であって、前記外科用針の長手方向中心軸線に対して非対称の形状を有し、前記フィードバック部材の前記非対称の形状の非対称性は、前記ベベルの前記先端部および最近位端部によって形成される線を含む長手方向平面に沿った長手方向断面に示され、前記非対称の形状は使用者に前記ベベルの回転方向を示す、フィードバック部材と、
    前記フィードバック部材の中にあり前記フィードバック部材の一端部にある開口部によって画定される通路であって、前記中空本体の内部と連通する通路と、
    遠位端部および近位端部を有するスタイレットであって、前記中空本体の中を伸張位置と後退位置との間で移動可能なスタイレットと、
    前記スタイレットの前記遠位端部に配置された抵抗低減部材であって、前記スタイレットが前記伸張位置にあるときは前記ベベルの前記先端部の前方にあり、前記スタイレットが前記後退位置にあるときは前記中空本体の前記ベベルに対する相対的な所定の位置に位置付けられる抵抗低減部材と、
    前記スタイレットの前記近位端部に配置されたスタイレットハブであって、前記通路および前記フィードバック部材の前記開口部とともに前記スタイレットと前記中空本体とを連結するスタイレットハブと、
    を備える外科用針。
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