JP6231107B2 - マクロライド誘導体、その製造およびその治療的使用 - Google Patents

マクロライド誘導体、その製造およびその治療的使用 Download PDF

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Description

本発明は、マクロライド誘導体、ならびにその製造および治療的使用に関する。本発明による化合物は、主にグラム陽性微生物およびその上マイコバクテリアに、殊に結核の処置において実質的な抗菌活性を有する。
耐性の発生により、マイコバクテリア、殊に結核を誘発するものを死滅させることまたはその成長を防止することを可能にするために、新規な抗細菌剤の開発が必要である。
結核は、現在のところ、まだ世界的な健康脅威である疾患である。世界中で、人口の3分の1が結核菌(Mycobacterium tuberculosis)に感染している。処置が存在するとともに該疾患は治癒できるという事実にもかかわらず、結核は2008年におよそ182万人の人々を死亡させ、その世界規模の発生率は1年当たり1%増加し、宣告された疾患の年間の新たな事例の2008年における概算は940万件である。これに加えて、正しい処方および処置プロトコールの順守が困難であり、その上結核菌の多耐性菌株の出現がある。薬物−薬物相互作用は、同時感染した患者の場合においてAIDSおよび結核の最適な処置にも干渉する。
結核菌の感受性株を除去するための共通の処置プロトコールは、3つまたはより頻繁には4つの分子:イソニアジド(INH)、リファンピシン(RIF)、ピラジナミド(PZA)およびエタンブトール(EMB)の組合せに基づく。これらの薬物は、「第一選択」処置を構成する。
最近の10年において、結核は、これらの分子の各々に対して耐性になってきた。少なくともイソニアジドおよびリファンピシンに対して耐性である菌株は、「多剤耐性」(MDR−TB)と称される。最近、より多くの分子に対して耐性である新規な菌株が出現してきており、イソニアジド、リファンピシン、フルオロキノロン、および少なくとも1つの注射可能な第二選択薬物に対して耐性であるものは、「超多剤耐性」(XDR−TB)であると定義される。
2009年にWHOによって行われた概算によると、2007年においてMDR−TBの事例が50万件あった。他の評価は、結核の全ての新たな事例の中で多耐性菌株の相対的な発生率を約11%と報告している。
結核の処置における別の治療上の欠点は、リファンピシンとHIV(ヒト免疫不全ウイルス)を除去するための処置との相互作用であり、これは、結核およびHIVに同時感染した患者の処置における障害を表す。現在の抗HIV治療上の推奨は、一次処置として、プロテアーゼ阻害剤(PI)または非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(NNRTI)と2種のヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(NRTI)とを組み合わせる抗レトロウイルス三重治療を好む。PIおよびNNRTIは、CYP3A4によって代謝される。抗レトロウイルス(ATRV)とある特定の組み合わせた薬物との間の代謝相互作用は実証されている。したがって、腸および肝臓のCYP3A4の強力な誘発物であるリファンピシンは、ATRVの濃度を低減する。
結核を除去するための改善された治療を開発する必要が急務とされる。これらの新規な抗結核処置は、以下の基準の1つまたはそれ以上を満足させられるべきである:
・処置時間を短縮することで、処置プロトコールへの順守を改善し、耐性細菌の発生を低減すること、
・非常に耐容性であり、新規な作用機序を介して作用し、したがって多剤耐性および/または超多剤耐性の菌株に対して有効であること、
・結核に対して活性であること、
・結核菌の生物学的蓄積の問題に取り組むため、短縮された潜在的結核(無症状の第1の感染)処置時間を有すること。
特許文献1および非特許文献1は、以下の式を有するセクアナマイシン(sequanamycin)(A)を記載している:
(3S,4S,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−[(4,5−ジヒドロキシ−4,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ]−7−ヒドロキシ−2−{1−[(5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ]プロパン−2−イル}−10−[(3−ヒドロキシ−6−メチル−4−オキソテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ]−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル)3−メチルブタノエート。
Figure 0006231107
この化合物は、上記文献において抗菌剤として記載されており、殊に結核の処置を可能にする。しかしながら、この化合物は、特に酸性または塩基性の水性媒体中で不安定性を示す恐れがあり、および/または代謝的不安定性を示す恐れもあり、このことが、薬物として使用することを困難にしている。
したがって、それらの医薬としての使用を可能にするために、改善されたおよび/またはより活性の薬物動態学的特性を有する化合物を開発することが必要である。
FR2126108
Arnouxら(Journal of the American Chemical Society 102(10)、1980年、3605)
本発明の対象は、特に、主にグラム陽性微生物およびその上マイコバクテリアに、殊に第一選択抗生物質に耐性である感受性マイコバクテリアまたはコリネバクテリウムの菌株に静菌作用および/または殺菌作用を有するマクロライド誘導体、ならびにその製造および治療的使用である。
[化合物]
本発明は、式(I)に対応する化合物に関する:
Figure 0006231107
(式中:
−Yは、水素原子、−(C=O)−NR基または−(C=O)−O−R18基を表し;
−Zは、以下を表し:
・水素原子、
・非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のR基で置換されている−C1〜6−アルキル基、
・非置換であるかまたは−NH−(C=O)−R19基もしくは−NH−SO−R20基で置換されている−C3〜7−シクロアルキル基、
・−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基、
・−NH−(C=O)−R基;
−Rは、水素原子、−C2〜6−アルケニル基、−C2〜6−アルキニル基または−C1〜6−アルキル基を表し、前記−C1〜6−アルキル基は非置換であるかまたは−C1〜4−フルオロアルキル基もしくはヘテロアリール基で置換されており、前記ヘテロアリール基は非置換であるかまたは3−(3−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イルメチル基で置換されており;
−Rは、水素原子または−C1〜6−アルキル基を表し;
−Rは、以下を表し:
・非置換であるか、または−NH−SO−R21基で置換されている−C1〜3−アルキル基で置換されている−C3〜7−シクロアルキル基、
・ヘテロアリール基、
・非置換であるかまたは以下から選択される基で置換されている、直鎖状または分岐状の−C1〜6−アルキル基:
・−NH−R基、
・−NH−SO−R基、
・−NH−(C=O)−R基、
・非置換であるかまたは−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基で置換されている−C3〜7−シクロアルキル基、
・−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基、
・非置換であるか、またはハロゲン原子および−C1〜4−フルオロアルキル基から独立して選択される1つもしくはそれ以上の基で置換されているアリール基、
・非置換であるか、または−C1〜3−アルキル基、−C1〜4−アルコキシ基、−C1〜4−フルオロアルキル基もしくは−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基で置換されているヘテロアリール基、
・または代替として1つもしくはそれ以上の−C1〜4−アルコキシ基;
−または代替としてRおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒に:アジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリンまたはピペラジンから選択される−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基を構成し;前記ヘテロシクロアルキル基は非置換であるかまたはヘテロアリール基で置換されており、前記ヘテロアリール基は非置換であるかまたは−C1〜4−フルオロアルキル基で置換されており;
−Rは、独立して、以下から選択される基を表し:
・ヒドロキシル基、
・重水素、
・ハロゲン原子、
・−C3〜7−シクロアルキル基、
・非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上の−R基で置換されているアリール基、
・ヘテロアリール基、
・−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基、
・−C1〜4−アルコキシ基、
・−(C=O)−NH−R10基、
・−NH−R11基、
・−NH−(C=O)−R12基、
・または−NH(SO)−R13基;
−Rは、ヘテロアリール基を表し;
−Rは、非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のハロゲン原子で置換されているヘテロアリール基を表し;
−Rは、−C1〜4−フルオロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を表し、前記アリール基およびヘテロアリール基は非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のR1’基で置換されており;
−Rは、非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のR2’基で置換されているヘテロアリール基を表し;
−Rは、ハロゲン原子、−C1〜4−アルコキシ基、ホルミル基(CHO)、または非置換であるかまたはヒドロキシル基で置換されている−C1〜4−アルキル基を表し;
−R10は、非置換であるかまたは−C1〜3−アルキル基で置換されているヘテロアリール基を表し;
−R11は、以下を表し:
・非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のオキシド基で置換されている−C3〜10−ヘテロシクロアルキル基、
・ヘテロアリール基またはアリール−C1〜4−アルキル基、前記ヘテロアリール基またはアリール基は非置換であるか、またはハロゲン原子、ヒドロキシル基、ニトロ基および−C1〜3−アルキル基から独立して選択された1つもしくはそれ以上の基で置換されており;
−R12は、以下を表し:
・−C1〜4−アルコキシ基、
・非置換であるかまたは−NR1415基もしくはヘテロアリール基で置換されている−C1〜4−アルキル基、前記ヘテロアリール基は非置換であるかまたは−C1〜3−アルキル基で置換されており、
・非置換であるかまたは、ヒドロキシル基および−C1〜3−アルキル基から選択される1つもしくはそれ以上の基で置換されているヘテロアリール基;
−R13は、以下を表し:
・−C1〜4−アルキル基、
・−C1〜4−フルオロアルキル基、
・非置換であるかまたはニトロ基で置換されているアリール基、
・または非置換であるかもしくは−NR1617基で置換されているヘテロアリール基;
−R14、R15、R16およびR17は、各々独立して、以下を表し:
・水素原子、
・または−C1〜4−アルキル基;
−R18は、−C1〜4−アルキル基またはベンジル基を表し;
−R19は、アリール基またはヘテロアリール基を表し;
−R20は、−C1〜4−アルキル基またはアリール基を表し;
−R21は、アリール基を表し;
−R1’は、以下を表し:
・ハロゲン原子、
・−C1〜4−アルコキシ基、
・−C1〜4−フルオロアルキル基、
・−OCF基、
・ニトロ基、
・−NH基、
・−NHCH基;
−R2’は、以下を表す:
・ヒドロキシル基、
・−C1〜6−アルキル基)。
一般式(I)の化合物は、1つまたはそれ以上の不斉炭素を含むことができる。それらは、したがって、エナンチオマーまたはジアステレオ異性体の形態で存在することができる。これらのエナンチオマー、ジアステレオ異性体、およびその上ラセミ混合物を含めたその混合物は、本発明の一部を形成する。
式(I)の化合物は、塩基または酸付加塩の形態で存在することができる。こうした付加塩は、本発明の一部を形成する。
これらの塩は、有利には、薬学的に許容される酸で製造されるが、例えば一般式(I)の化合物を精製または単離するための他の酸の塩も、本発明の一部を形成する。
本発明による式(I)の化合物は、水素もしくは炭素14を置き換えるため、または炭素12を置き換えるために、1つまたはそれ以上の水素原子、炭素原子またはハロゲン原子、殊に塩素原子またはフッ素原子がそれらの放射性同位元素、例えば重水素またはトリチウムで置き換えられたものも含む。こうした標識化化合物は、研究調査、代謝または薬物の動態学的研究において、ならびに生物学的および薬理学的試験においても、ツールとして有用である。
本発明の文脈において:
・アルキルは、飽和の、直鎖状または分岐状の脂肪族基を表し;例えば、C1〜3−アルキル基は、1個から3個の炭素原子の直鎖状または分岐状の炭素系鎖、殊にメチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルを表す。同様に、C1〜4−アルキル基は、1個から4個の炭素原子の直鎖状または分岐状の炭素系鎖、殊にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチルまたはtert−ブチルを表す。同様に、C1〜6−アルキル基は、1個から6個の炭素原子の直鎖状または分岐状の炭素系鎖、殊にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、ヘキシルまたはイソヘキシルを表す。
・アルケニルは、二重結合の形態で少なくとも1つの不飽和を含むとともに2個から6個の炭素原子を含む直鎖状または分岐状の炭素水素系脂肪族基を表す。記述することができる例としては、ビニル基およびアリル基が挙げられる。
・アルキニルは、三重結合の形態で少なくとも1つの不飽和を含むとともに2個から6個の炭素原子を含む直鎖状または分岐状の炭素水素系脂肪族基を表す。記述することができる例としては、エチニル基および2−プロピニル基が挙げられる。
・シクロアルキルは、3個から7個の炭素原子を含む飽和環状脂肪族基を表す。記述することができる例としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基およびシクロヘプチル基が挙げられる。
・ハロゲンは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表す。
・フルオロアルキルは、1つまたはそれ以上の水素原子がフッ素原子で置き換えられている、1個から4個の炭素原子を含むアルキル基を表す。記述することができるフルオロアルキル基の例としては、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、1,1−ジフルオロエチルおよび3,3,3−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)プロピルが挙げられる。
・ヘテロシクロアルキルは、窒素原子、酸素原子または硫黄原子など1つまたはそれ以上のヘテロ原子を含めた飽和または部分飽和の単環式または多環式の、場合により置換されている3員から9員の環を表す。硫黄原子は、スルホキシドまたはスルホンの形態であってよい。例として、ヘテロシクロアルキルは、ピロリジン、モルホリン、ピペラジン、ジアゼチジン、ジヒドロピロリジン、ピペリジン、アゼパン、イミダゾリジン、チオモルホリン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロチオピラン、ジアゼパンもしくはアザビシクロオクタン、トロパン、3,6−ジアザビシクロ[3.1.0]ヘキサン、テトラヒドロフラン、3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナンまたはテトラヒドロチオフェン1,1−ジオキシドであってよい。
・アリールは、6個から14個の炭素原子を含む、単環式または多環式の場合により置換されている芳香族系を表す。本発明の一実施形態によると、アリール基は、6個から10個の炭素原子を含む。該系が多環式である場合、該環の少なくとも1つは芳香族である。記述することができるアリール基の例としては、フェニル、ナフチル、インダニル、テトラヒドロナフチル、アントラセニルおよびアズレニルが挙げられる。
・ヘテロアリールは、単環式または多環式の、場合により置換されている5員から14員の芳香族系を表す。本発明の一実施形態によると、ヘテロアリールは5員から10員であり、窒素原子、酸素原子または硫黄原子など1つまたはそれ以上のヘテロ原子を含む。該系が多環式である場合、該環の少なくとも1つは芳香族である。記述することができる単環式ヘテロアリールの例としては、チアゾール、チアジアゾール、チオフェン、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、フラン、オキサゾール、イソオキサゾール、オキサジアゾール、ピロール、ピラゾール、ピリミジン、ピリダジンおよびピラジンが挙げられる。記述することができる多環式ヘテロアリールの例としては、インドール、ベンゾフラン、ベンゾイミダゾール、ベンゾチオフェン、ベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾオキサゾール、キノリン、イソキノリン、インダゾール、キナゾリン、フタラジン、キノキサリン、ナフチリジン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、2,3−ジヒドロベンゾフラン、テトラヒドロキノリン、テトラヒドロイソキノリン、テトラヒドロイソキナゾリン、フロ[3,2−c]ピリジン、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンまたはテトラヒドロキナゾリンが挙げられる。
・アルコキシは、1個から4個の炭素原子を含む飽和の、直鎖状または分岐状の脂肪族鎖を含有するO−アルキル基を表す。記述することができるアルコキシ基の例としては、メトキシおよびエトキシが挙げられる。
本発明によると、特定の化合物は、塩基または酸付加塩の形態における、式:
Figure 0006231107
の、Yが−(C=O)−NR基を表す式(I)の化合物であり、式中、R、R、RおよびZは、式(I)の化合物について定義した通りである。
本発明によると、特定の化合物は、その上、塩基または酸付加塩の形態における、式:
Figure 0006231107
の、Yが水素原子を表す式(I)の化合物であり、式中、RおよびZは、式(I)の化合物について定義した通りである。
式(IA)の第1の変異形によると、Rは水素原子を表し、Rは、非置換であるかまたは式(I)の化合物について定義した通りの基で置換されている直鎖状C1〜6−アルキル(Alk)を表し、その場合該化合物は、塩基または酸付加塩の形態における下記の式(IC):
Figure 0006231107
を有し、式中、RおよびZは、式(I)の化合物について定義した通りである。
式(IC)の化合物内で、特定の化合物は、塩基または酸付加塩の形態における下記の式(ID):
Figure 0006231107
の化合物であり、式中、Alkは、フェニル基で置換されているメチルを表し、
およびZは、式(I)の化合物について定義した通りである。
式(IA)の第2の変異形によると、特定の化合物は、塩基または酸付加塩の形態における式(IE):
Figure 0006231107
の化合物であり、式中、Rは水素原子を表し、Rは、非置換であるかまたは式(I)の化合物について定義した通りの基で置換されている分岐鎖C1〜6−アルキル(−C(CH−Alk’)を表し、RおよびZは、式(I)の化合物について定義した通りである。
式(IE)の化合物内で、特定の化合物は、塩基または酸付加塩の形態における下記の式(IG):
Figure 0006231107
の化合物であり、式中、Alk’は、[(フェニルスルホニル)アミノ]メチル基を表し、RおよびZ式(I)の化合物について定義した通りである。
式(IA)の第3の変異形によると、RおよびRは、非置換の−C1〜6−アルキル(Alk)基を表し、その場合該化合物は、塩基または酸付加塩の形態における下記の式(IF):
Figure 0006231107
を有し、式中、RおよびZは、式(I)の化合物について定義した通りである。
式(IA)の第4の変異形によると、Rは水素原子を表し、Rは、非置換の−C3〜7−シクロアルキル(シクロAlk)基を表し、その場合該化合物は、塩基または酸付加塩の形態における下記の式(IH):
Figure 0006231107
を有し、式中、RおよびZは、式(I)の化合物について定義した通りである。
本発明によると、特定の化合物は、その上、塩基または酸付加塩の形態における、式:
Figure 0006231107
の、Yが−(C=O)−OR18基を表す式(I)の化合物であり、式中、R、R18およびZは、式(I)の化合物について定義した通りである。
本発明によると、特定の化合物は、塩基または酸付加塩の形態における式(I)の化合物であり、式中:
−Yは、水素原子、−(C=O)−NR基または−(C=O)−OMe基を表し、
−Zは、以下を表し:
・水素原子、
・非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のR基で置換されている−C1〜6−アルキル基、
・シクロプロピル基、シクロブチル基、3−(ベンゾイルアミノ)シクロブチル基、3−[(ピラジン−2−イルカルボニル)アミノ]シクロブチル基、3−[(メチルスルホニル)アミノ]シクロブチル基、3−[(フェニルスルホニル)アミノ]シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、
・テトラヒドロ−2H−ピラニル基、
・−NH−(C=O)−R基;
−Rは、水素原子、エチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、または非置換であるかもしくは3−(3−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イルメチル基で置換されている1,2,3−トリアゾール基で置換されているメチル基を表し;
−Rは、水素原子またはメチル基を表し;
−Rは、以下を表し:
・シクロヘキシル基、1−{[(フェニルスルホニル)アミノ]メチル}シクロヘキシル基または1−{[(フェニルスルホニル)アミノ]メチル}シクロペンチル基、
・5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−イル基、
・または非置換であるか、もしくは以下から選択される基で置換されている直鎖状もしくは分岐状のC1〜4−アルキル基:
・−NH−R
・−NH−SO−R
・−NH−(C=O)−R
・1−モルホリン−4−イルシクロペンチル基、
・テトラヒドロ−2H−ピラニル基、テトラヒドロフラニル基またはモルホリン−4−イル基、
・非置換であるか、または塩素原子および−CF基から独立して選択される1つもしくはそれ以上の基で置換されているフェニル基、
・1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル基、4−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル基、6−メトキシ−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル基、非置換であるかまたは−CF基もしくはモルホリン−4−イル基で置換されているピリジニル基、
・または代替として、1つまたはそれ以上のメトキシ基;
−または代替として、RおよびRは、それらが結合する窒素原子と一緒に:アゼチジン、モルホリン、4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジンから選択される−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基を構成し;
−Rは、独立して、以下から選択される基を表し:
・ヒドロキシル基、
・重水素、
・フッ素原子、
・シクロプロピル基、
・非置換であるか、またはフッ素原子、メトキシ基、−CHOH基および−CHO基から独立して選択される1つもしくはそれ以上の基で置換されているフェニル基、
・ピリジル基、
・モルホリニル基、テトラヒドロ−2H−ピラニル基、
・メトキシ基、
・−(C=O)−NH−R10基、
・−NH−R11基、
・−NH−(C=O)−R12基、
・または−NH(SO)−R13基;
−Rは、ピリジル基を表し;
−Rは、キノリル基を表し、前記キノリル基は非置換であるかまたは塩素原子で置換されており;
−Rは、−CF基、フェニル基、ピリジル基、ピラゾリル基、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジル基またはインドリル基を表し、前記フェニル基、ピリジル基、ピラゾリル基、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジル基またはインドリル基は、非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のR1’基で置換されており;
−Rは、ピラジニル基を表し、前記ピラジニル基は非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のR2’基で置換されており;
−R10は、メチル基で置換されている1,8−ナフチリジニル基を表し;
−R11は、テトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド基、キノリル基、ピリジル基またはベンジル基を表し、前記キノリル基、ピリジル基またはベンジル基は、非置換であるかまたは塩素原子、ヒドロキシル基、ニトロ基もしくはメチル基で置換されており;
−R12は、以下を表し:
・tert−ブトキシ基、
・非置換であるかまたは−NR1415基、ピリジルもしくはピラゾリルから選択される基で置換されている−C1〜4−アルキル基、前記ピリジル基またはピラゾリル基は非置換であるかまたはメチル基で置換されており、
・非置換であるか、またはヒドロキシル基およびメチル基から選択される1つもしくはそれ以上の基で置換されている、ピラジニルまたはピリジル;
−R13は、以下を表し:
・−CF基、
・非置換であるかもしくはニトロ基で置換されているフェニル基、
・または非置換であるかもしくは−NR1617基で置換されているピリジル基;
−R14、R15、R16およびR17は、各々独立して、以下を表し:
・水素原子、
・メチル基またはイソプロピル基;
−R1’は、以下を表し:
・フッ素原子、塩素原子、
・メトキシ基、
・−CF基、
・−OCF基、
・ニトロ基、
・−NH基、
・−NHCH基;
−R2’は、以下を表す:
・ヒドロキシル基、
・メチル基;
本発明によると、特定の化合物は、塩基または酸付加塩の形態における式(I)の化合物であり、式中:
−Yは、水素原子または−(C=O)−NR基を表し、
−Zは、以下を表し:
・水素原子、
・メチル基、イソプロピル基、2,2−ジメチルプロピル基、
・CD基、
・2−フルオロエチル基、
・シクロプロピルメチル基、
・2−フェニルエチル基、
・[(7−メチル−1,8−ナフチリジン−2−イル)アミノ]−4−オキソブチル基、
・2−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル基、
・シクロプロピル基、
・テトラヒドロ−2H−ピラニル基;
−Rは、水素原子、エチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基またはメチル基を表し;
−Rは、水素原子またはメチル基を表し;
−Rは、以下を表す:
・メチル基、
・2−{[(2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル]アミノ}−1,1−ジメチルエチル基、
・1,1−ジメチル−2−({[4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)エチル基、
・2−{[(2−フルオロフェニル)スルホニル]アミノ}−1,1−ジメチルエチル基、
・1,1−ジメチル−2−({[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}アミノ)エチル基、
・1,1−ジメチル−2−({[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}アミノ)エチル基、
・2−メチル−1−[(フェニルスルホニル)アミノ]プロパン−2−イル基、
・2−メチル−1−{[(5−ニトロ−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル基、
・2−メチル−1−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル基、
・2−メチル−1−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル基、
・1−{[(5−ヒドロキシピラジン−2−イル)カルボニル]アミノ}−2−メチルプロパン−2−イル基、
・1,1−ジメチル−2−モルホリン−4−イルエチル基、
・ベンジル基、
・2−(4−ピリジル)エチル基;
本発明による化合物の中で、殊に、塩基または酸付加塩の形態における下記の化合物を記述することができる:
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−2−(1{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−{[(2S,7R)−4−シクロプロピル−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−7−{[(1−{[(5−ヒドロキシピラジン−2−イル)カルボニル]アミノ}−2−メチルプロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,5R,7R)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−7−({[2−(ピリジン−4−イル)エチル]カルバモイル}オキシ)−12−{[(2S,5S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−4−シクロプロピル−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−2,5−ジメチル−4−()メチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ジメチルカルバモイル)オキシ]−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−2,5−ジメチル−4−(2−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−4−(2−フルオロエチル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−2,5−ジメチル−4−{4−[(7−メチル−1,8−ナフチリジン−2−イル)アミノ]−4−オキソブチル}−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−4−(2,2−ジメチルプロピル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−{[(2S,7R)−2,5−ジメチル−4−(2−フェニルエチル)−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−7−{[(1−{[(5−ヒドロキシピラジン−2−イル)カルボニル]アミノ}−2−メチルプロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−{[(2−メチル−1−{[(5−ニトロ−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−ヒドロキシ−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−{[(2−メチル−1−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−{[(2S,7R)−2,5−ジメチル−4−(2−フェニルエチル)−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−7−ヒドロキシ−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−{[(2−メチル−1−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−{[(2−メチル−1−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−[({2−メチル−1−[(フェニルスルホニル)アミノ]プロパン−2−イル}カルバモイル)オキシ]−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−[({2−メチル−1−[(フェニルスルホニル)アミノ]プロパン−2−イル}カルバモイル)オキシ]−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−12−{[(2S,7R)−4−イソプロピル−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−{[(2S,5R,7R)−4−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−{[(2S,7R)−4−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−{[(2S,5S,7R)−4−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,5R,7R)−4−(2,2−ジメチルプロピル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−4−(2,2−ジメチルプロピル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−{[(1,1−ジメチル−2−モルホリン−4−イルエチル)カルバモイル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−{[(2−{[(2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル]アミノ}−1,1−ジメチルエチル)カルバモイル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−({[1,1−ジメチル−2−({[4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)エチル]カルバモイル}オキシ)−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−{[(2−{[(2−フルオロフェニル)スルホニル]アミノ}−1,1−ジメチルエチル)カルバモイル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−({[1,1−ジメチル−2−({[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}アミノ)エチル]カルバモイル}オキシ)−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−({[1,1−ジメチル−2−({[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}アミノ)エチル]カルバモイル}オキシ)−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−({(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−6−メチル−4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)イミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}オキシ)−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−10−{[(2S,3R,6R)−4−(エトキシイミノ)−3−ヒドロキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
[製造]
[菌株の性質]
番号NRRL 3892でNorthern Regional Research Laboratory(NRRL)に寄託されている、FR2126108に記載されている菌株が使用され得る。
識別番号ST108942で、Sanofi−Aventisグループ(Sanofi Aventis Deutschland GmbH、Industriepark Hoechst H831、65926 Frankfurt am Main)によってDeutsche Sammlung Von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH (DSMZ)に寄託されている、Allokutzneria albataと名付けられた菌株も使用することができる。
[式(A)のセクアナマイシンを単離するための発酵および精製]
FR2126108に記載されている発酵および精製プロセスは、菌株Allokutzneria albataから式(A)のセクアナマイシンを単離することを可能にする。これは、下記のプロトコールを適用することによって実施することができる。このプロトコールは、非限定的な例示として示されており、それは他の条件に適合させることができる。
したがって、下に記載されている発酵プロセスは500リットルのために実施されたが、より少ない量またはより多い量に適合させることができる。
使用される前培養培地(「培地5294」と名付けた)は、典型的には以下の通りである:
Figure 0006231107
滅菌前の培地のpHは7.2である。
使用される主培養培地(「培地5254−Seq01」と名付けられた)は、典型的には以下の通りである:
Figure 0006231107
発酵プロセスは、典型的には以下の通りである:
Banque de Cellules de Travail(BCT)からの1バイアル

工程1:前培養1
BCT 500μLを、培地5294 2×100mlを含む300mlの三角フラスコに入れた。混合物を96時間の間28℃で撹拌した。

工程2:前培養2
工程1からの培養培地25mlを、2リットルの三角フラスコ中の培地5294 4×500mlに入れ、次いで混合物を72時間の間28℃で撹拌した。

工程3:前培養3
工程2からの培養培地1.5Lを、42リットルのバイオリアクター中の培地5294 30リットルに入れ、次いで混合物を、pHをモニタリングせずに24時間の間28℃で撹拌および曝気した。

工程4(主な培養):
工程3からの培養培地30kgを、800リットルのバイオリアクター中の培地5294−Seq1 500リットルに入れ、次いで混合物を、pHをモニタリングせずに96±5時間の間28℃で撹拌および曝気した。

収穫
上に記載されている発酵プロセスは、500リットルのために実施したが、より少ない量またはより多い量に適合させることができる。例えば、同じ培養培地を使用して以下の通りに7000リットルのスケールで発酵プロセスを実施した:
前培養1=250ml、種菌:BCTの1つのバイアル。
前培養2=フラスコ(2×2.5リットル)中に5リットル、前培養1から0.5%の種菌。
前培養3=600リットルのバイオリアクター中に培地400リットル、前培養2から1.25%の播種比率。
主培養=10000リットルのバイオリアクター中に培地7000リットル、前培養3から5.7%の播種比率。
発酵プロセスの後に、下記の精製プロセスを行う(上に記載されている500リットルの発酵ブロスで実施される)。
発酵が完了した時点で、円筒状のシードグレーダを使用して、発酵ブロスを培養上澄みおよび菌糸に分離した。分離は、培養上澄み約440リットルをもたらした。
別々のバッチにおいて、とりわけマクロライド(セクアナマイシン(A))を含む培養上澄み100〜120リットルを、吸着樹脂が充填されたカラム上に置いた(スチレン−ジビニルベンゼンコポリマーが充填されたガラスカラム、200の内側直径、約180mmの長さ、250ml/minの流量)。次いで樹脂を30%の2−プロパノールで洗浄した。
以下の溶出勾配でカラムを溶出することによって、セクアナマイシン(A)を単離した:45分かけて30〜70%のB、10分かけて70%のB、25分かけて100%のB;A=HO、B=2−プロパノール、モディファイヤー:pH7に調整された1vol%のNHAc 50g/L)。
セクアナマイシン(A)を含む画分を合わせ、2−プロパノールを蒸発させた。得られた溶液のpHを7.5超に調整し、次いで溶液をEtOAcで2回抽出した。有機相を合わせ、溶媒を蒸発させた。得られた油(培養上澄み100リットル当たり約10g)をシリカゲル(40mm×260mmのカラム)上で精製し、カラムをn−ヘプタンから30/70 n−ヘプタン/EtOAcの勾配で45分かけて溶出し、続いて、30/70 n−ヘプタン/EtOAcを約40分間(100ml/分の流れで)維持した。精製のモニタリングは、EtOAcで溶出するとともにセクアナマイシンを(青色スポットの形態で)バニリンなどの試薬に曝露する薄層クロマトグラフィーによって実施することができる。
個々の100リットルのバッチ中におけるセクアナマイシン(A)の濃縮により、68〜75%の純度(NMRによって決定された)を有するセクアナマイシン(A)約2.5から3.5gが、1バッチ当たりで得られた。
より高い純度が必要ならば、得られたセクアナマイシン(A)は、50×100mm、5μのカラムを用いるWatersAtlantis機械上での逆相クロマトグラフィーによって再精製することができる。HO(A)およびアセトニトリル(B)の溶出勾配、およびpH7に調整された1vol%のNHAc 50g/Lを使用した(30分かけて40〜60%のB、140ml/minの流量)。クロマトグラフィーを光散乱電気シグナルによってモニタリングした。セクアナマイシン(A)を含む画分を合わせ、アセトニトリルを蒸発させた後に凍結乾燥させた。この最終精製工程後のセクアナマイシン(A)収率は57%であり、NMR分析によると85%の純粋化合物であった。
本発明による式(I)の化合物は、式(A)のセクアナマイシンから製造される。
[式(A)のセクアナマイシンから式(I)の化合物を製造するためのプロセス]
下に記載されている工程において、通常の有機化学反応、殊に、John Wiley&Sons Incによって出版されたRichard C.Larockによる「Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations」に記載されているものに従って行ってもよい。
以下の本文において、「保護基PG」という用語は、第1に、合成中にヒドロキシルまたはアミンなどの反応性官能基を保護することができ、第2に、合成の最後に無傷の反応性官能基を再生することができる基を意味する。保護基ならびにその上保護および脱保護の方法の例は、Protective Groups in Organic Synthesis、Greeneら、第4版(John Wiley&Sons、Inc.、New York)、2007年に示されている。
以下の本文において、「脱離基LG」という用語は、電子対の損失で、不均一結合を破壊することによって分子から容易に切断することができる基を意味する。この基は、したがって、例えば置換反応中に別の基と容易に置き換えることができる。こうした脱離基は、例えば、ハロゲン、またはメタンスルホネート、ベンゼンスルホネート、p−トルエンスルホネート、トリフレート、アセテートなどの活性ヒドロキシル基である。脱離基の例およびその上それらの製造のための文献は、Advanced Organic Chemistry、M.B.SmithおよびJ.March、第6版、Wiley Interscience、2007年、496〜501頁に示されている。
本発明によると、Yが−(C=O)−NR基を表す式(I)の化合物は、以下を特徴とするプロセスに従って製造することができる:
Yが下記で水素原子を表し:
Figure 0006231107
R1およびZが式(I)の化合物について定義した通りである式(I)の化合物を、R2およびR3が式(I)の化合物について定義した通りである式(II)HNR2R3の化合物と、カルボニル誘導体および塩基の存在下で反応させる。
−(C=O)−NR基を表すY基を式(IB)の化合物に導入することは、典型的に、以下の4つの連続工程を含む:
・a−1)式(IB)の化合物のヒドロキシル官能基の保護、
・a−2)大環状分子の7位におけるヒドロキシル官能基からのカルボニル中間体の形成、
・a−3)カルボニル中間体と式(II)HNRの化合物との反応、
・a−4)ヒドロキシル官能基の脱保護。
工程a−1)において、式(IB)の化合物のヒドロキシル官能基は、下記の式(III)の化合物を形成するために保護され、大環状分子(ここにY基が導入される)の7位におけるヒドロキシル官能基は、遊離のままである:
Figure 0006231107
式中:
・RおよびZは、式(I)の化合物について定義した通りであり;
・PGおよびPGは、独立して、ヒドロキシル官能保護基を表す。
工程a−2)において、式(III)の化合物の大環状分子の7位におけるヒドロキシル官能基は、下記の式(IV)のカルボニル中間体を形成するために使用される:
Figure 0006231107
式中:
・RおよびZは、式(I)の化合物について定義した通りであり;
・LGは、脱離基を表し;
・PGおよびPGは、独立して、ヒドロキシル官能保護基を表す。
工程a−3)において、式(IV)のカルボニル中間体を、RおよびRが式(I)の化合物について定義した通りである式(II)HNRの化合物と反応させる。
工程a−3)は、典型的に、極性溶媒、例えばジメチルホルムアミド(DMF)中にて、一般に10時間から48時間の間および室温で実施される。
工程a−4)において、工程a−3)で得られた化合物のヒドロキシル官能基が脱保護される。
工程a−4)は、典型的に、Protective Groups in Organic Chemistry、J.F.W.McOmie、Plenum Press、1973年に記載されている脱保護プロセス、または2006年にJohn Wiley&Sons Inc.によって出版されたTheodora W.GreeneによるGreene’s Protective Groups in Organic Synthesisに記載されている脱保護プロセスに従って実施される。
工程a−1)に関して、化合物(IB)のヒドロキシル官能基は、例えばアセテート官能基で保護される。この保護反応は、室温で塩基、殊に窒素含有塩基、例えばピリジンの存在下において無水酢酸と式(IB)の化合物とを接触させることによって実施することができ、Y基が導入される大環状分子の7位におけるヒドロキシル官能基は遊離のままであり、下記の式(IIIα)の化合物を形成する:
Figure 0006231107
式中:
・RおよびZは、式(I)の化合物について定義した通りである。
工程a−2)の第1の実施形態において、上記で定義した通りの式(III)の化合物を、例えば4−N,N−ジメチルアミノピリジン(DMAP)およびトリクロロメチルクロロホルメートと、一般に塩基、殊に窒素含有塩基、例えばピリジンの存在下、無極性非プロトン性溶媒、例えばジクロロメタン中にて、−20℃から室温の間の温度および5時間から30時間の間の時間で反応させることで、下記の式(IVα)および(IVβ)の2つのカルボニル中間体を形成する:
Figure 0006231107
式中:
・RおよびZは、式(I)の化合物について定義した通りであり;
・PGおよびPGは、独立して、ヒドロキシル官能保護基を表す;
または
Figure 0006231107
式中:
・RおよびZ式は、(I)の化合物について定義した通りであり;
・PGおよびPGは、独立して、ヒドロキシル官能保護基、例えばアセテート官能基を表す。
工程a−2)の第2の実施形態において、式(III)の化合物を、例えばイミダゾールおよびジホスゲンと反応させることで、下記の式(IVγ)のカルボニル中間体を形成する:
Figure 0006231107
式中:
・RおよびZは、式(I)の化合物について定義した通りであり;
・PGおよびPGは、独立して、ヒドロキシル官能保護基、例えばアセテート官能基を表す。
工程a−2)の第3の実施形態において、式(III)の化合物は、例えばジホスゲンと反応させることで、下記の式(IVδ)のカルボニル中間体を形成する:
Figure 0006231107
式中:
・RおよびZは、式(I)の化合物について定義した通りであり;
・PGおよびPGは、独立して、ヒドロキシル官能保護基、例えばアセテート官能基を表す。
特に、工程a−1)、a−2)、a−3)およびa−4)は、同時にまたは逆の順序で実施することができる。したがって、例えば:
a’−1)式(IB)の化合物のヒドロキシル官能基が保護され、溶媒、例えばシクロヘキサン中および80℃から100℃の間の温度で、例えばN,N’−カルボニルジイミダゾールを用いて式(IB)の化合物をマイクロ波加熱することによって、大環状分子の7位におけるヒドロキシル官能基から、カルボニル中間体が形成されて、式の化合物が得られる:
Figure 0006231107
式中、ZおよびRは、式(I)の化合物について定義した通りである;
a’−2)溶媒、例えばテトラヒドロフラン中における酸、例えば塩酸と式(XX)の化合物を接触させることによって、ヒドロキシル官能基が脱保護されて、式の化合物が得られる:
Figure 0006231107
式中、ZおよびRは、式(I)の化合物について定義した通りである;
a’−3)式(XXI)の化合物を、RおよびRが式(I)の化合物について定義した通りである式(II)HNRの化合物と反応させる。
工程a’−3)は、典型的に、極性溶媒、例えばジメチルホルムアミド(DMF)中、塩基、例えば1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンの存在下、一般に10時間から48時間の間および室温で実施される。
本発明によると、Yが−(C=O)−NR基を表す式(I)の化合物は、以下を特徴とするプロセスに従って製造することもできる:
b−1)式(V):
Figure 0006231107
(式中:
・R、RおよびRは、式(I)の化合物について定義した通りである;)
の化合物を、酸化剤と反応させることで、式(VI):
Figure 0006231107
(式中:
、RおよびRは、式(I)の化合物について定義した通りである;)
の化合物が得られる;
b−2)こうして得られた式(VI)の化合物を、式(VII):
ZNH(VII)
(式中、Zは、化合物(I)について定義した通りである;)
の化合物と、還元剤の存在下で反応させることで、式(I)の予想化合物が得られる。
工程b−1)において、式(V)の化合物の酸化は、極性溶媒、例えばMeOH中および0℃から10℃の間の温度で、酸化剤、例えば過ヨウ素酸ナトリウムの作用を介して実施される。
工程b−2)において、式(VI)の化合物と式(VII)の化合物との反応は、MeOHなどの溶媒中、わずかに酸性の媒体中にて、還元剤、例えばシアノ水素化ホウ素ナトリウムの存在下で行われる。
本発明によると、Yが水素原子を表す式(I)の化合物は、以下を特徴とするプロセスに従って製造することができる:
c−1)式(VIII):
Figure 0006231107
(式中:
・Rは、式(I)の化合物について定義した通りである;)
の化合物を、酸化剤と反応させることで、式(IX):
Figure 0006231107
(式中、Rは、式(I)の化合物について定義した通りである;)
の化合物が得られる;
c−2)こうして得られた式(IX)の化合物を、式(VII):
ZNH(VII)
(式中、Zは、化合物(I)について定義した通りである;)
の化合物と、低減剤の存在下で反応させることで、式(I)の予想化合物が得られる。
工程c−1)およびc−2)は、上記の工程b−1)およびb−2)に記載されているものと同じ操作条件下で実施される。
本発明によると、Yが(C=O)−O−R18基を表す式(I)の化合物は、以下を特徴とするプロセスに従って製造することができる:
式(XXI):
Figure 0006231107
(式中、ZおよびRは、式(I)の化合物について定義した通りである)の化合物を、塩基の存在下で式HO−R18(XXII)のアルコールと反応させる。
該反応は、無機塩基、例えば炭酸カリウムの存在下にて室温で実施される。
特に、式(I)のある特定の化合物は、式(I)の他の化合物から製造することができる。したがって、例えば、Z=Meである式(I)の化合物は、溶媒、例えばクロロホルム中ギ酸の存在下でのホルムアルデヒドとの反応によって、Z=Hである式(I)の化合物から製造することができる。
こうして得られた式(I)の化合物は、引き続いて、反応媒体から分離し、標準的方法に従って、例えば結晶化またはクロマトグラフィーによって精製することができる。
こうして得られた式(I)の化合物は、標準的技術に従って遊離塩基または塩の形態で単離される。
式(II)の化合物は、市販されているか、知られているか、または当業者に知られている方法に従って製造される。
Yが−(C=O)NR基を表す式(V)の化合物は、式(VIII):
Figure 0006231107
(式中、Rは、式(I)の化合物について定義した通りである;)
の化合物と、RおよびRが式(I)の化合物について定義した通りである式(II)HNRの化合物とを、カルボニル誘導体の存在下で、下記の4つの工程に従って反応させることによって製造される:
・d−1)式(VIII)の化合物のヒドロキシル官能基の保護、
・d−2)大環状分子の7位におけるヒドロキシル官能基の活性化による活性化中間体の形成、
・d−3)活性化中間体と式(II)HNRの化合物との反応、
・d−4)ヒドロキシル官能基の場合による脱保護。
工程d−1)において、式(VIII)の化合物のヒドロキシル官能基が保護されて、下記の式(X)の化合物を形成する(Y基が導入される大環状分子の7位におけるヒドロキシル官能基は、遊離のままである):
Figure 0006231107
式中:
・Rは、式(I)の化合物について定義した通りであり;
・PG、PG、PGおよびPGは、独立して、ヒドロキシル官能保護基を表す。
工程d−2)において、カルボニル中間体は、式(X)の化合物の大環状分子の7位におけるヒドロキシル官能基から形成され、殊に、下記の式(XI)のカルボニル中間体の1つまたはそれ以上が形成される:
Figure 0006231107
式中:
・Rは、式(I)の化合物について定義した通りであり;
・LGは、脱離基を表し;
・PG、PGPGおよびPGは、独立して、ヒドロキシル官能保護基を表す。
工程d−3)において、工程d−2)で得られたカルボニル中間体を、RおよびRが式(I)の化合物について定義した通りである式(II)HNRの化合物と反応させる。
工程d−3)は、典型的に、極性溶媒、例えばジメチルホルムアミド(DMF)中にて、一般に10時間から48時間の間および室温で実施される。
工程d−4)において、工程d−3)で得られた化合物のヒドロキシル官能基が脱保護される。
工程d−4)は、典型的に、Protective Groups in Organic Chemistry、J.F.W.McOmie、Plenum Press、1973年に記載されている脱保護プロセス、または2006年John Wiley&Sons Inc.によって出版されたTheodora W.GreeneによるGreene’s Protective Groups in Organic Synthesisに記載されている脱保護プロセスに従って実施される。
工程d−1)の第1の実施形態において、化合物(VIII)のヒドロキシル官能基は、例えばアセテート官能基で保護される。この保護反応は、典型的に室温から160℃を範囲とする温度で、塩基、殊に窒素含有塩基、例えばピリジンの存在下にて無水酢酸と式(VIII)の化合物を接触させることによって実施することができ、Y基が導入される大環状分子の7位におけるヒドロキシル官能基は遊離のままであり、下記の式(Xα)の化合物を形成する:
Figure 0006231107
式中、Rは、式(I)の化合物について定義した通りである。
第2の実施形態において、工程d−1)は、典型的に、以下の3つの連続工程d−1−1)、d−1−2)およびd−1−3)を含む:
−工程d−1−1)式(VIII)の化合物のヒドロキシル官能基がアシルイミダゾール官能基で保護されて、10分から3時間の時間の間および室温から80℃の間の温度で無極性非プロトン性溶媒、例えばトルエン中において1,1’−カルボニルジイミダゾールと化合物(VIII)を接触させることによって式(XII)の化合物を形成する:
Figure 0006231107
式中、Rは、式(I)の化合物について定義した通りである。
ミカローゼの第3級アルコールは、第2級アルコールのアシルイミダゾールとαで反応することで、カーボネートを形成する。
−工程d−1−2)ヒドロキシル官能基は、典型的に室温でおよび2時間から24時間の時間の間、極性非プロトン性溶媒、例えばテトラヒドロフラン(THF)中において、酸、一般に塩酸と式(XII)の化合物を接触させることによって脱保護されることで、例えば、下記の式(XIII)の化合物を形成する:
Figure 0006231107
式中、Rは、式(I)の化合物について定義した通りである。
−工程d−1−3)式(XIII)の化合物の第2級ヒドロキシル官能基は、例えば典型的に室温でおよび5時間から48時間の時間の間、塩基、殊に窒素含有塩基、例えばピリジンの存在下で無水酢酸と前記化合物を接触させることによって、アセテート官能基で保護される:
Figure 0006231107
式中、Rは、式(I)の化合物について定義した通りである。
工程d−2)の第1の実施形態において、上記で定義した通りの式(Xα)の化合物を、30分から10時間の間の時間−20℃から5℃の間の温度で、および次いで5時間から30時間の間の時間室温で、無極性非プロトン性溶媒、例えばジクロロメタン中、一般に塩基、殊に窒素含有塩基、例えばピリジンの存在下にて、4−N,N−ジメチルアミノピリジン(DMAP)およびトリクロロメチルクロロホルメートと反応させることで、下記の式(XIa)および(XIβ)の2つのカルボニル中間体を形成する:
Figure 0006231107
式中、Rは、式(I)の化合物について定義した通りである。
工程d−2)の第2の実施形態において、式(XIVの化合物)を、一般に塩基、殊に窒素含有塩基、例えばピリジンの存在下にて、例えばDMAPおよびトリクロロメチルクロロホルメートと反応させることで、下記の式(XV)および(XVI)の2つのカルボニル中間体を形成する:
Figure 0006231107
式中、Rは、式(I)の化合物について定義した通りである。
工程d−2)の第3の実施形態において、式(XIV)の化合物を、例えば1,1−カルボニルジイミダゾールと反応させることで、下記の式(XVII)のカルボニル中間体を形成する:
Figure 0006231107
式中、Rは、式(I)の化合物について定義した通りである。
工程d−2)の第4の実施形態において、式(XIV)の化合物を、例えばジホスゲンと反応させることで、下記の式(XVIII)のカルボニル中間体を形成する:
Figure 0006231107
式中、Rは、式(I)の化合物について定義した通りである。
式(VII)の化合物は、市販されているか、知られているか、または当業者に知られている方法に従って製造され、塩酸塩などの塩形態であってよい。
式(VIII)の化合物は、必要ならば塩基、例えばトリエチルアミンの存在下で、セクアナマイシン(A)と、Rが式(I)の化合物について定義した通りである式(XIX)HNORの化合物とを反応させることによって製造される。該反応は、溶媒、例えばメタノール中で実施される。
式(XIX)の化合物は、市販されているか、知られているか、または当業者に知られている方法に従って製造され、塩酸塩などの塩形態であってよい。
式(XXII)の化合物は、市販されているか、知られているか、または当業者に知られている方法に従って製造される。
それの態様の別のものによると、本発明の対象は、その上、式(V)および(VIII)の化合物である。これらの化合物は、式(I)の化合物を合成するための中間体として有用である。
したがって、本発明の対象は、式(V)の化合物であり:
Figure 0006231107
式中:
・R、RおよびRは、式(I)の化合物について定義した通りである。
本発明の対象は、その上、式(VIII)の化合物であり:
Figure 0006231107
式中:
・Rは、式(I)の化合物について定義した通りである。
[式(A)のセクアナマイシンからの式(I)の化合物の製造の例]
以下の実施例は、本発明による所定の特定の化合物の製造を記載している。これらの例は、本発明を限定しているのではなく、単に例示しているだけである。
製造および実施例において、以下の略語が使用される:
EtOAc:酢酸エチル
TLC:薄層クロマトグラフィー
CHCl:クロロホルム
DCM:ジクロロメタン
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
TEA:トリエチルアミン
NaIO:メタ過ヨウ素酸ナトリウム、過ヨウ素酸ナトリウム
CO:炭酸カリウム
MeOH:メタノール
MgSO:硫酸マグネシウム
NaBHCN:シアノ水素化ホウ素ナトリウム
NaCl:塩化ナトリウム
NaHCO:重炭酸ナトリウム
NaSO4:硫酸ナトリウム
NHCl:塩化アンモニウム
NHAc:酢酸アンモニウム
THF:テトラヒドロフラン
RT:室温
材料および方法
合成反応の進行は、TLCによってモニタリングした。プレートはガラス製であり、Merck60F254シリカゲルで被覆されていた。溶出後、プレートを254nmでの紫外線下で観察し、次いで、5Mの硫酸/水溶液をスプレーし続いて加熱することによって明確にした。
Biotage Initiator 8 EXPマイクロ波機を使用して、マイクロ波反応を実施した。
必要な場合、Biotage SP−1クロマトグラフまたはMerckからのSpot 2クロマトグラフ上で生成物を精製した。使用されたカラムは、Merckの15〜40μmのシリカカラム(2.5gから400g)である。
分析
質量分光分析法(MS):
方法a:
・スペクトルをWaters UPLC−SQD機上で獲得した;
・イオン化:ポジティブモードおよび/またはネガティブモード(ES+/−)におけるエレクトロスプレー;
・クロマトグラフィー条件:
・カラム:Acquity BEH C18−1.7μm−2.1×50mm、
・溶媒:A:HO(0.1%ギ酸)、B:CHCN(0.1%ギ酸)、
・カラム温度:50℃、
・流量:1ml/min、
・勾配(2分):0.8分かけて5%から50%のB;1.2分:100%のB;1.85分:100%のB;1.95:5%のB。
方法b:
・スペクトルをWaters UPLC−SQD機上で獲得した;
・イオン化:ポジティブモードおよび/またはネガティブモード(ES+/−)におけるエレクトロスプレー;
・クロマトグラフィー条件:
・カラム:Acquity BEH C18−1.7μm−2.1×50mm、
・溶媒:A:HO(0.1%ギ酸)、B:CHCN(0.1%ギ酸)、
・カラム温度:50℃、
・流量:0.8ml/min、
・勾配(2.5分):1.8分かけて5%から100%のB;2.40分:100%のB;2.45分:100%のB;0.05分かけて100%から5%のB。
方法c:
・スペクトルをWaters ZQ機上で獲得した;
・イオン化:ポジティブモードおよび/またはネガティブモード(ES+/−)におけるエレクトロスプレー;
・クロマトグラフィー条件:
・カラム:XBridge C18−2.5μm−3×50mm、
・溶媒:A:HO(0.1%ギ酸)、B:CHCN(0.1%ギ酸)、
・カラム温度:70℃、
・流量:0.9ml/min、
・勾配(7分):5.3分かけて5%から100%のB;5.5分:100%のB;6.3分:5%のB。
方法d:
・スペクトルをWaters UPLC−SQD機上で獲得した;
・イオン化:ポジティブモードおよび/またはネガティブモード(ES+/−)におけるエレクトロスプレー;
・クロマトグラフィー条件:
・カラム:Acquity BEH C18−1.7μm−2.1×50mm、
・溶媒:A:HO(0.1%ギ酸)、B:CHCN(0.1%ギ酸)、
・カラム温度:50℃、
・流量:1ml/min、
・勾配(5分):4.2分かけて5%から100%のB;4.6分:100%のB;4.8分:5%のB。
方法e:
・スペクトルをWaters ZQ機上で獲得した;
・イオン化:ポジティブモードおよび/またはネガティブモード(ES+/−)におけるエレクトロスプレー;
・クロマトグラフィー条件:
・Xselect C18カラム、3.5μm−3×50mm、
・溶媒:A:HO(0.1%ギ酸)、B:CHCN(0.1%ギ酸)、
・カラム温度:60℃、
・流量:1ml/min、
・勾配(7分):4.5分かけて10%から100%のB;4.85分:100%のB;6.5分:10%のB。
方法f:
・スペクトルをAgilent 6110機またはShimadzu 2010機上で獲得した;
・イオン化:ポジティブモードおよび/またはネガティブモード(ES+/−)におけるエレクトロスプレー;
・Xtimate C18カラム、2.1×30mm、3μm、
・溶媒:A:HO(4L)+TFA(1.5mL)、B:CHCN(4L)+TFA(0.75mL)、
・カラム温度:50℃、
・流量:1.2ml/min、
・勾配(2分):0.9分かけて10%から80%のB;1.5分:80%のB;1.51分:10%B;2分:10%のB。
方法g:
・スペクトルをShimadzu 2010機上で獲得した;
・イオン化:ポジティブモードおよび/またはネガティブモード(ES+/−)におけるエレクトロスプレー;
・Merck RP−18e 2×25mmカラム、
・溶媒:A:HO(4L)+TFA(1.5mL)、B:CHCN(4L)+TFA(0.75mL)、
・カラム温度:50℃、
・流量:0分から0.08分まで1.0ml/min;0.08分から1.50分まで1.5ml、
・勾配(1.50分):0分から0.08分まで5%のB;0.08分から0.7分まで5%から95%のB;1.10分:95%B;1.11:5%B;1.5分:5%B。
方法h:
・スペクトルをAgilent 6110機またはShimadzu 2010機上で獲得した;
・イオン化:ポジティブモードおよび/またはネガティブモード(ES+/−)におけるエレクトロスプレー;
・Xtimate C18カラム、2.1×30mm、3μm、
・溶媒:A:HO(4L)+TFA(1.5mL)、B:CHCN(4L)+TFA(0.75mL)、
・カラム温度:50℃、
・流量:1.2ml/min、
・勾配(2分):0.9分かけて30%から90%のB;1.5分:90%のB;1.51分:30%のB;2分:30%のB。
方法i:
・スペクトルをAgilent 6110機上で獲得した;
・イオン化:ポジティブモードおよび/またはネガティブモード(ES+/−)におけるエレクトロスプレー;
・カラムA:Durashell C18、2.1×30mm、3μm;B:Xbrige RP18、2.1×50mm、5μm、
・溶媒:A:HO(4L)+TFA(1.5mL)B:CHCN(4L)+TFA(0.75mL)、
・カラム温度:50℃、
・流量:1.2ml/min、
・勾配(2分):0.9分かけて10%から80%のB;1.5分:80%のB;1.51分:10%のB;2分:10%のB。
1H核磁気共鳴(NMR)
1H NMRスペクトルを、Brueker Avance分光計(300MHz、400MHz、500MHzまたは600MHz)上にて重水素化DMSO中で記録した。化学シフトは、内部基準としてテトラメチルシラン(TMS)を使用して単位δ(ppm)で表される。スペクトルの解釈のため、以下の略語を使用した:s=一重項、d=二重項、t=三重項、q=四重項、quint=五重項、sext=六重項、dd=二重の二重項、ddd=二重の二重の二重項、m=多重項、ax.=軸方向、equat.=水平。
製造
下に記載されている例に関する中間体の製造:
製造1:
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−{[(2R,4R,5S,6S)−4,5−ジヒドロキシ−4,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−7−ヒドロキシ−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
Figure 0006231107
セクアナマイシン(A)12gを、MeOH 175mlに、撹拌しながら入れ、次いで、TEA 5.3mlおよびメチルヒドロキシルアミン塩酸塩3gをこの順序で添加した。撹拌をRTで20時間の間続け、次いでMeOHを真空下で蒸発させた。粗反応生成物をDCM 150ml中に溶かし、水100mlおよび次いで飽和NaCl水溶液100mlで洗浄した。水性相をDCM 150mlで抽出した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた生成物12.7gを、石油エーテル(40〜60℃)/イソプロパノール混合物(2/1)70ml中に懸濁した。該混合物を70℃に加熱し、不溶物を熱いうちに濾別し、生成物を次いで放置して、RTで20時間かけて沈殿させた。それを吸引により濾別し、石油エーテル(40〜60℃)/イソプロパノール混合物(2/1)20mlで濯いだ。沈殿物を真空下にて35℃で乾燥させることで、予想生成物10.62gが得られた。
MS:方法c
保持時間Tr(分)=4.87;[M+Na]+:m/z 1014;[M−H+HCOH]−:m/z 1036。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.81(d,J=6.8Hz,3H);0.93〜1.01(m,15H);1.07(d,J=7.0Hz,3H);1.09〜1.13(m,9H);1.17(d,J=6.0Hz,3H);1.18(d,J=6.0Hz,3H);1.24(s,3H);1.44(dd,J=10.8および14.4Hz,1H);1.68〜1.76(m,2H);1.81(d,J=14.4Hz,1H);1.88(dd,J=11.5および15.9Hz,1H);1.96〜2.06(m,3H);2.07〜2.20(m,4H);2.73(五重線,J=7.0Hz,1H);2.81(t,J=9.0Hz,1H);2.89〜2.97(m,2H);3.03(ddd,J=2.5および7.3および9.5Hz,1H);3.18(q,J=6.8Hz,1H);3.34〜3.36(m,2H);3.37(s,3H);3.45(s,3H);3.52(dq,J=6.2および9.4Hz,1H);3.60(s,1H);3.62〜3.65(m,1H);3.66(t,J=2.5Hz,1H);3.71〜3.77(m,1H);3.78(m,1H);3.80(s,3H);3.81〜3.84(m,1H);3.87(m,1H);4.39〜4.46(m,3H);4.50(s,1H);4.72(d,J=8.3Hz,1H);4.78(d,J=8.3Hz,1H);4.84(d,J=7.3Hz,1H);4.87(d,J=3.8Hz,1H);5.19(d,J=4.4Hz,1H)。
製造2:ベンジルカルバメート
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2R,4R,5S,6S)−4,5−ジヒドロキシ−4,6−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
Figure 0006231107
製造2.1:
Figure 0006231107
製造1で得られた化合物8.6gをピリジン86mlに入れ、無水酢酸8.27mlを添加した。混合物を24時間の間室温で撹拌し、ピリジンを次いで真空下で濃縮した。DCM 150mlを添加し、結果として得られた混合物を、1NのHCl溶液120mlおよび次いで飽和NaCl水溶液100mlで洗浄した。水性相をDCM 150mlで抽出した。有機相を合わせ、NaSO上で乾燥させ、濾過し、次いで蒸発乾固させた。予想生成物9.75gが得られた。
MS:方法a
保持時間Tr(分)=1.27;[M+Na]+:m/z 1140。
1H NMRスペクトル(400MHz,ppm単位,DMSO−d):0.81(d,J=6.8Hz,3H);0.91〜1.01(m,15H);1.02(s,3H);1.03〜1.12(m,12H);1.21(d,J=6.1Hz,3H);1.24(s,3H);1.50(dd,J=10.5および14.5Hz,1H);1.72〜1.94(m,6H);1.96〜2.10(m,8H);2.12〜2.18(m,3H);2.22(s,3H);2.77(m,1H);3.02(dd,J=2.7および8.1Hz,1H);3.08(m,1H);3.16(q,J=7.1Hz,1H);3.36(m,1H);3.39(s,3H);3.41(s,3H);3.45(m,1H);3.63〜3.72(m,2H);3.76(広幅なs,4H);3.80(m,1H);3.85(t,J=2.7Hz,1H);4.11(m,1H);4.17(s,1H);4.35(dd,J=2.7および10.3Hz,1H);4.42(m,2H);4.52(d,J=8.1Hz,1H);4.63(d,J=7.3Hz,1H);4.69(d,J=9.0Hz,1H);4.75(d,J=9.0Hz,1H);4.93(d,J=4.0Hz,1H);5.00(d,J=7.3Hz,1H)。
製造2.2:
Figure 0006231107
製造2.1で得られた化合物1gを、マイクロ波反応器内のピリジン20mlに入れ、無水酢酸1mlおよび4−ジメチルアミノピリジン50mgを添加した。溶液をマイクロ波によって155℃で2時間の間加熱した。反応媒体をDCM 50ml中に注ぎ、1NのHCl溶液30mlおよび次いで水30mlで洗浄した。水性相をDCM 2×50mlで抽出した。有機相を合わせ、NaSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。残留物、茶色の泡1.1gを、40/60のEtOAc/ヘプタン混合物で溶出するMerckカートリッジ(15〜40μmのシリカ50g)のクロマトグラフィーによって精製した。予想化合物0.69gが得られた。
MS:方法a
保持時間Tr(分)=1.29;[M+Na]+:m/z 1182。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.81(d,J=6.9Hz,3H);0.91〜1.02(m,18H);1.06(m,6H);1.10(d,J=6.9Hz,3H);1.19〜1.26(m,6H);1.35(s,3H);1.44(dd,J=10.5および14.5Hz,1H);1.79(m,1H);1.84〜2.09(m,15H);2.11〜2.18(m,6H);2.73(m,1H);3.02(dd,J=2.7および7.8Hz,1H);3.06〜3.20(m,3H);3.35〜3.42(m,8H);3.60〜3.69(m,2H);3.77(広幅なs,4H);3.80(m,1H);3.85(t,J=2.7Hz,1H);4.16(m,1H);4.36(dd,J=2.7および9.9Hz,1H);4.48〜4.53(m,3H);4.59(d,J=7.1Hz,1H);4.73〜4.80(m,2H);4.87(d,J=4.3Hz,1H);5.00(d,J=7.1Hz,1H)。
製造2.3:
Figure 0006231107
製造2.2で得られた化合物3.5gをDCM 140ml中に溶解させ、ピリジン3.6mlを撹拌しながらアルゴン下で入れた。得られた黄色の溶液を−10℃に冷却し、続けて、トリクロロメチルクロロホルメート(ジホスゲン)を迅速に添加し、撹拌を−10℃で3時間の間続けた。DCM 10ml中に溶解させた4−ジメチルアミノピリジン0.368gを次いで添加した。反応媒体を−5℃でさらに30分間維持し、次いで室温に加温させておき、撹拌を20時間の間続けた。該溶媒を蒸発させ、EtOAc 150mlを粗反応生成物に添加した。混合物を15分間室温で撹拌し、形成された沈殿物を次いで濾別した。それをEtOAc 70mlで濯ぎ、濾液を真空下で蒸発乾固させた。予想化合物の混合物(構造2.3.aおよび2.3.b)3.92gが得られた。該混合物を以下の段階のために得られたままで使用した。
製造2.4:
a)アミン(ベンジルアミン)の縮合
製造2.3で得られた化合物1.5gを、100mlの丸底フラスコ中のDMF 30mlに入れ、ベンジルアミン0.61mlを次いで添加した。混合物を24時間の間室温で撹拌し、続いて、氷100gおよび水100mlを添加した。形成された沈殿物を吸引によって濾別し、最小量の水で洗浄した。オーブン内にて真空下35℃で乾燥させた後、予想化合物1.18gが得られた。
b)脱保護
前の工程で得られた化合物1.18gをMeOH 20mlに入れ、KCO 0.63gを添加した。不均質の媒体を室温で3時間の間撹拌し、次いで4番の焼結漏斗に通して濾過した。濾液をEtOAc 100ml中に溶かし、飽和NaCl水溶液で洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで蒸発乾固させた。粗化合物1.05gが得られ、この生成物を、30/70から60/40のEtOAc/ヘプタン溶出勾配を用いるMerckカラム(15〜40μmのシリカ30g)でのクロマトグラフィーによって精製した。予想生成物0.466gが得られた。
MS:方法c
保持時間Tr(分)=5.21;[M+H]+:m/z 1125;ベースピーク:m/z 981[M−H+HCOH]−:m/z 1169。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.80(d,J=6.8Hz,3H);0.92(d,J=6.8Hz,3H);0.96〜1.02(m,9H);1.05(m,6H);1.08〜1.15(m,9H);1.18(m,6H);1.67〜2.18(m,10H);1.73(s,3H);2.18(d,J=6.8Hz,2H);2.59〜2.67(m,1H);2.80(t,J=8.8Hz,1H);2.92(dd,J=2.7および8.1Hz,1H);2.94〜3.06(m,3H);3.27〜3.35(部分的にマスクされたm,1H);3.38(s,3H);3.41(d,J=9.8Hz,1H);3.45(s,3H);3.49〜3.56(m,1H);3.60〜3.72(m,4H);3.80(s,3H);3.82(m,1H);3.87(広幅なd,J=5.4Hz,1H);4.01〜4.17(m,3H);4.34〜4.39(m,2H);4.45(d,J=7.8Hz,1H);4.50〜4.57(m,2H);4.85(d,J=7.3Hz,1H);4.93(d,J=2.4Hz,1H);5.13(広幅なs,1H);7.18〜7.36(m,6H)。
製造3:
Figure 0006231107
製造3.1:
Figure 0006231107
製造1で製造された化合物11.1gを、トルエン220mlに入れた。1,1’−カルボニルジイミダゾール9.07gを添加し、反応媒体を次いで60℃で45分間加熱した。それを室温に冷却させておき、沈殿物を濾別し、トルエンで洗浄した。トルエン相を水100mlで洗浄し、次いでMgSO上で乾燥させた。濾過後、溶媒を蒸発乾固させ、予想生成物14.26gを回収した。
MS:方法a
保持時間Tr(分)=1.22;[M+H]+:m/z 1206;[M−H+HCOOH]−:m/z 1250。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.80(d,J=6.8Hz,3H);0.83(d,J=7.3Hz,3H);0.90(d,J=6.8Hz,3H);0.98(dt,J=3.2および6.4Hz,9H);1.03(d,J=7.3Hz,3H);1.13(d,J=6.8Hz,3H);1.16(d,J=6.4Hz,3H);1.24(t,J=2.9Hz,6H);1.29(d,J=5.9Hz,3H);1.53(m,4H);1.78(m,1H);1.84〜1.91(m,1H);1.98(m,1H);2.02〜2.11(m,3H);2.16(m,3H);2.21(m,1H);2.34(dd,J=5.9および14.2Hz,1H);2.73(dq,J=7.2および7.3Hz,1H);3.08〜3.17(m,3H);3.38(m,1H);3.41(s,3H);3.44(s,3H);3.56(d,J=5.9Hz,1H);3.66〜3.74(m,5H);3.78(ddd,J=2.9および6.0および11.6Hz,1H);3.96(m,1H);4.07〜4.20(m,3H);4.39(s,1H);4.58(m,2H);4.63(d,J=9.3Hz,1H);4.76(d,J=9.8Hz,1H);4.91(s,2H);5.22(d,J=6.8Hz,1H);7.12(d,J=10.3Hz,2H);7.61(d,J=1.5Hz,2H);8.29(d,J=8.8Hz,2H)。
製造3.2:
Figure 0006231107
製造3.1で得られた化合物の14.01gをTHF 140mlに入れ、1NのHCl溶液34.8mlを添加し、撹拌を24時間の間室温で続けた。反応媒体をDCM 200ml中に注ぎ、水100mlおよび次いで飽和重炭酸ナトリウム溶液100mlで洗浄した。水性相をDCM 200mlで抽出し、有機相を合わせ、NaSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。予想生成物11.48gが得られた。
MS:方法a
保持時間Tr(分)=1.19;[M+Na]+:m/z 1040;[M−H+HCOOH]−:m/z 1062。
1H NMRスペクトル(400MHz,ppm単位,DMSO−d):0.80(d,J=6.8Hz,3H);0.95(m,15H);1.03〜1.17(m,12H);1.23(s,3H);1.30(d,J=5.9Hz,3H);1.45(m,1H);1.52(s,3H);1.78〜1.89(m,2H);1.90〜2.24(m,8H);2.37(dd,J=5.1および13.9Hz,1H);2.79(m,2H);2.91(m,1H);3.03(ddd,J=2.7および6.8および9.5Hz,1H);3.13(q,J=6.7Hz,1H);3.32(マスクされたm,1H);3.37(s,3H);3.45(s,3H);3.52(m,2H);3.63〜3.72(m,3H);3.80(s,3H);3.92(t,J=3.9Hz,1H);4.00(ddd,J=3.2および6.1および11.7Hz,1H);4.08(m,1H);4.15(m,1H);4.34(s,1H);4.45(d,J=8.1Hz,1H);4.63(d,J=9.8Hz,1H);4.68(d,J=4.2Hz,1H);4.76(d,J=9.5Hz,1H);4.83(d,J=7.1Hz,1H);4.98(dd,J=5.1および9.0Hz,1H);5.43(d,J=3.9Hz,1H)。
製造3.3:
Figure 0006231107
製造3.2で得られた化合物11.4gをピリジン114mlに入れ、無水酢酸7.4mlを次いで添加した。反応媒体を室温で24時間の間撹拌した。ピリジンを真空下で蒸発させ、DCM 200mlを粗反応混合物に添加した。結果として得られた混合物を、1NのHCl溶液150mlおよび次いで水150mlで洗浄した。水性相をDCM 2×200mlで抽出し、有機相を合わせ、NaSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。化合物12.2gが得られ、この生成物を、45/55のEtOAc/ヘプタン混合物で溶出するMerckカラム(15〜40μmのシリカ400g)でのクロマトグラフィーによって精製した。予想生成物8.6gを回収した。
MS:方法a
保持時間Tr(分)=1.29;
[M+H]+:m/z 1102;[M−H+HCOOH]−:m/z 1146。
1H NMRスペクトル(400MHz,ppm単位,DMSO−d):0.81(d,J=7.3Hz,3H);0.95(m,15H);1.06(m,6H);1.11(d,J=6.6Hz,3H);1.20(d,J=6.1Hz,3H);1.24(s,3H);1.29(d,J=3.9Hz,3H);1.41〜1.54(m,4H);1.77〜1.91(m,2H);1.96〜2.09(m,10H);2.11〜2.23(m,4H);2.36(m,1H);2.79(m,1H);3.02(m,2H);3.13(m,1H);3.35(m,1H);3.38(s,3H);3.41(s,3H);3.52(d,J=7.1Hz,1H);3.64〜3.73(m,2H);3.74〜3.83(m,5H);3.86(広幅なs,1H);4.06〜4.14(m,2H);4.33〜4.40(m,2H);4.52(d,J=8.1Hz,1H);4.65(d,J=9.8Hz,1H);4.76(m,2H);4.97(dd,J=5.3および8.9Hz,1H);5.02(d,J=6.1Hz,1H)。
製造3.4:
Figure 0006231107
製造3.3で得られた化合物4gを、アルゴン下でDCM 190mlに入れ、ピリジン4.12mlを添加した。溶液を−20℃に冷却し、続いて、ジホスゲン0.8mlを単一分量で添加し、撹拌を−20℃で3時間の間続けた。まだ−20℃であるうちに4−ジメチルアミノピリジン0.443gを添加し、次いで混合物を室温に加温させておき、撹拌20時間の間を続けた。DCMを真空下で蒸発させ、粗反応生成物をEtOAc 150ml中に溶かし、1時間の間室温で撹拌した。形成された沈殿物を濾別し、EtOAc 80mlで濯いだ。濾液を真空下で蒸発乾固させ、予想化合物(構造3.4.aおよび3.4.b)4.7gが混合物として得られ、該混合物を以下の段階のために得られたままで使用した。
MS:方法a
保持時間3.4.a:Tr(分)=1.1[M+H]+:1251;3.4.b:Tr(分)=1.3[M+Na]+:1187。
製造3.5:
Figure 0006231107
a)アミンAの縮合
製造3.4で得られた化合物の混合物0.64gを、DMF 16ml中に溶解させ、続いて、N−(2−アミノ−2−メチルプロピル)−5−ニトロ−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド二塩酸塩401mg(国際特許出願WO2009/29439A1に記載されているプロセスに従って製造された)およびTEA 374μlを添加した。混合物を4日間室温で撹拌し、EtOAc 75mlを次いで添加した。混合物を水50mlおよび次いで飽和NaCl水溶液50mlで洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。化合物0.7gが得られ、この生成物を、60/40のヘプタン/EtOAc混合物で溶出するシリカカラム(Merck、15〜40μmのシリカ30g)でのクロマトグラフィーによって精製した。
予想化合物147mgが得られた。
b)脱保護
前の工程で得られた化合物140mgを、MeOH 3mlに入れた。KCO 70mgを、得られた溶液に添加した。混合物を24時間の間室温で撹拌した。EtOAc 15mlを次いで添加した。混合物を水10mlおよび次いで飽和NaCl水溶液10mlで洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。予想生成物0.114gが得られた。
MS:方法b
ES:m/z 1137(ベースピーク)
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.79(d,J=6.8Hz,3H);0.93(m,9H);1.01(d,J=6.8Hz,3H);1.10(m,18H);1.17(m,9H);1.64(s,3H);1.80(m,5H);1.99(m,4H);2.13(m,3H);2.65(m.1H);2.82(m,2H);2.96(m,5H);3.30(マスクされたm,1H);3.37(s,3H);3.40(d,J=9.8Hz,1H);3.46(s,3H);3.51(m,1H);3.60(m,2H);3.67(m,2H);3.78(m,1H);3.80(s,3H);3.85(m,1H);4.08(広幅なs,1H);4.36(m,2H);4.44(d,J=8.3Hz,1H);4.56(m,2H);4.80(d,J=6.4Hz,1H);4.99(広幅なd,J=2.0Hz,1H);5.09(d,J=3.9Hz,1H);6.33(s,1H);6.86(m,1H);8.07(広幅なs,1H);14.52(m,1H)。
製造4:
Figure 0006231107
a)アミンBの縮合
製造3.4で得られた化合物の混合物0.64gを、DMF 15mlに入れた。N−(2−アミノ−2−プロピルメチル)−2−ニトロベンゼンスルホンアミド塩酸塩462mg(Tetrahedron Letters、2009年、50巻、28、4050〜4053頁に記載されているプロセスに従って製造された)および次いでTEA 249μlを、得られた溶液に添加した。混合物を3日間室温で撹拌し、EtOAc 75mlを次いで添加した。混合物を水50mlおよび次いで飽和NaCl水溶液50mlで洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。化合物0.57gが得られ、この生成物を、55/45のヘプタン/EtOAc混合物で溶出するシリカ(15〜40μmのシリカ30g)でのクロマトグラフィーによって精製した。
予想化合物0.25gが得られた。
b)脱保護
前の工程で得られた化合物0.24gを、MeOH 4mlに入れた。炭酸カリウム119mgを、得られた溶液に添加した。懸濁液を室温で24時間の間撹拌した。EtOAc 20mlを添加し、混合物を水10mlおよび次いで飽和NaCl水溶液20mlで洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。予想生成物0.197gが得られた。
MS:方法b
ES:m/z 1147(ベースピーク)
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.79(d,J=6.8Hz,3H);0.90〜0.95(m,9H);1.01(d,J=6.8Hz,3H);1.04〜1.14(m,18H);1.15〜1.20(m,9H);1.64(s,3H);1.67〜1.88(m,5H);1.92〜2.05(m,4H);2.09〜2.18(m,3H);2.65(m,1H);2.81(t,J=9.0Hz,1H);2.89〜3.12(m,6H);3.31(部分的にマスクされたm,1H);3.37(s,3H);3.40(d,J=9.5Hz,1H);3.45(s,3H);3.51(m,1H);3.59〜3.63(m,2H);3.65〜3.71(m,2H);3.78(m,1H);3.80(s,3H);3.85(dd,J=4.7および6.5Hz,1H);4.07(広幅なs,1H);4.36(d,J=6.5Hz,1H);4.38(d,J=8.9Hz,1H);4.43(d,J=7.9Hz,1H);4.52〜4.61(m,2H);4.83(d,J=7.1Hz,1H);4.99(広幅なd,J=2.9Hz,1H);5.11(広幅なd,J=4.7Hz,1H);6.32(広幅なs,1H);7.77〜8.05(m,5H)。
製造5:
Figure 0006231107
セクアナマイシン(A)400mg、(R)−5−((4−((アミノオキシ)メチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−3−(3−フルオロフェニル)オキサゾリジン−2−オン180mg(Journal of Carbohydrate Chemistry、2006年、25巻、407〜425頁に記載されているプロセスに従って製造された)およびMeOH 10mlを添加した。得られた溶液を5時間の間室温で撹拌した。DCM 20mlを添加した。混合物を1MのHCl 20mlおよび次いで水20mlで洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、焼結漏斗に通して濾過し、次いで蒸発乾固させた。生成物を、95/5のDCM/MeOH混合物で溶出するシリカ(Merck、15〜40μm、20g)のカラムでのクロマトグラフィーによって精製した。予想化合物205mgを回収した。
MS:方法b
ES−:[M−H+HCO2H]−:m/z 1296。
1H NMRスペクトル(400MHz,ppm単位,DMSO−d):0.81(d,J=6.8Hz,3H);0.96(d,J=6.4Hz,9H);1.00(m,6H);1.07(d,J=7.3Hz,3H);1.08〜1.13(m,9H);1.17(m,6H);1.24(s,3H);1.46(m,1H);1.69〜1.75(m,2H);1.79〜1.91(m,2H);1.95〜2.20(m,7H);2.73(m,1H);2.81(m,1H);2.89〜2.97(m,2H);3.03(m,1H);3.19(広幅なq,J=6.8Hz,1H);3.27〜3.38(部分的にマスクされたm,2H);3.37(s,3H);3.45(s,3H);3.52(m,1H);3.60(広幅なs,1H);3.62〜3.68(m,2H);3.72(m,1H);3.76〜3.85(m,2H);3.86〜3.94(m,2H);4.26(t,J=9.3Hz,1H);4.38〜4.46(m,3H);4.50(s,1H);4.72(d,J=8.3Hz,1H);4.78(d,J=8.6Hz,1H);4.82(m,3H);4.89(広幅なd,J=3.8Hz,1H);5.10(s,2H);5.12〜5.20(m,2H);6.97(dt,J=2.2および8.4Hz,1H);7.27(広幅なd,J=8.4Hz,1H);7.37〜7.51(m,2H);8.22(s,1H)。
〔実施例1〕
化合物1
化合物1−a:(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−ヒドロキシ−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
化合物1−b:(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−ヒドロキシ−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
Figure 0006231107
製造1の化合物3gを、MeOH 68mlに入れた。反応媒体を氷浴中で+4℃の温度に冷却し、続いて、水68ml中の過ヨウ素酸ナトリウム3.23gの溶液を滴下により添加した。混合物を6時間の間室温で撹拌した。
媒体をNaClで飽和し、濾過し、濾液をDCM(3×200ml)で抽出した。有機相を合わせ、飽和NaCl水溶液で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、最終的に減圧下で濃縮した。得られた油性残留物を、アルゴン下でMeOH 680ml中に溶解させた。pHを酢酸の添加によって7に調整し、続いて、THF 12.1mlに溶解された2Mのメチルアミンを添加した。pHを、酢酸を用いて7で維持した。30分間室温で撹拌した後、NaBHCN 0.95gを単一分量で添加し、混合物をさらに16時間の間室温で撹拌した。反応媒体を濾過し、MeOHで濯いだ。濾液を減圧下で濃縮し、次いでDCM 600ml中に溶かした。結果として得られた混合物を、飽和NaCl水溶液(3×60ml)で洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。生成物3.5gを、100/0から90/10のDCM/MeOH溶出勾配でMerckカートリッジ(15〜40μmのシリカ150g)でのクロマトグラフィーによって精製した。ジアステレオ異性体1−a 530mg、ジアステレオ異性体1−b 380mgおよび該2つの異性体の混合物661mgが得られた。
化合物1−a:
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.26;[M+H]+:m/z 989;[M−H+HCOH]−:m/z 1033(ベースピーク)。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.79(d,J=6.8Hz,3H);0.89〜1.01(m,15H);1.03(d,J=6.8Hz,3H);1.05〜1.10(m,9H);1.11(d,J=6.1Hz,3H);1.13(d,J=6.1Hz,3H);1.24(s,3H);1.48(dd,J=11.4および14.7Hz,1H);1.70〜2.08(m,8H);2.10〜2.22(m,3H);2.18(広幅なs,3H);2.36(m,1H);2.57(m,1H);2.70(d,J=13.6Hz,1H);2.75(m,1H);2.83(dd,J=2.9および16.6Hz,1H);2.92(dd,J=2.7および8.0Hz,1H);3.03(m,1H);3.12(q,J=6.8Hz,1H);3.30(部分的にマスクされたm,1H);3.38(s,3H);3.45(s,3H);3.52(m,1H);3.58〜3.72(m,4H);3.80(s,3H);3.89(m,2H);4.26(m,1H);4.31(s,1H);4.45(d,J=8.0Hz,1H);4.65(広幅なd,J=9.8Hz,1H);4.70(d,J=4.6Hz,1H);4.74(d,J=9.6Hz,1H);4.86(d,J=7.1Hz,1H);4.93(dd,J=3.1および9.5Hz,1H);5.33(d,J=4.6Hz,1H)。
化合物1−b:
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.26;[M−H+HCOH]:m/z 1033(ベースピーク)。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.82(d,J=6.8Hz,3H);0.91〜1.32(m,36H);1.44〜1.51(m,1H);1.80〜1.87(m,1H);1.96〜2.37(m,10H);2.76〜2.80(m,2H);2.77(s,3H);2.85(dd,J=3.1および16.8Hz,1H);2.93(dd,J=2.7および8.0Hz,1H);3.00〜3.07(m,2H);3.12〜3.18(m,1H);3.28(d,J=13.7Hz,1H);3.31〜3.36(m,1H);3.40(s,3H);3.48(s,3H);3.51〜3.58(m,2H);3.64〜3.70(m,2H);3.82(s,3H);3.86〜3.90(m,1H);3.94〜4.02(m,2H);4.31〜4.37(m,1H);4.47(d,J=7.9Hz,1H);4.66〜4.77(m,3H);5.12(dd,J=5.8および8.9Hz,1H)。
〔実施例2〕
化合物2
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−7−({[2−(ピリジン−4−イル)エチル]カルバモイル}オキシ)−12−{[(2S,5S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
Figure 0006231107
工程2.1:
Figure 0006231107
実施例1で製造されたジアステレオ異性体の混合物660mgを、ピリジン14.7mlに入れた。無水酢酸631μlを添加した。24時間の間室温で撹拌した後、無水酢酸189μlを添加し、撹拌を室温で24時間の間続けた。溶液を真空下で濃縮し、残留物をDCM 200ml中に溶かした。結果として得られた混合物を、1NのHCl溶液(3×5ml)および次いで飽和重炭酸ナトリウム溶液(2×5ml)および最終的に飽和NaCl水溶液(3×5ml)で洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。粗生成物756mgが得られ、この生成物を、100/0から95/5のDCM/MeOH溶出勾配でMerckカートリッジ(15〜40μmのシリカ)でのクロマトグラフィーによって精製した。ジアステレオ異性体2.1.a 287mgおよびジアステレオ異性体2.1.b 266mgが得られた。
化合物2.1.a:
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.46;[M+H]:1073
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.79(s,3H);0.91(m,6H);0.97(m,9H);1.02(d,J=6.6Hz,3H);1.07(m,12H);1.19(d,J=6.1Hz,3H);1.24(s,3H);1.49(dd,J=11.7および14.5Hz,1H);1.82(m,4H);1.98(m,4H);2.05(s,3H);2.08(s,3H);2.16(m,3H);2.20(s,3H);2.44(dd,J=9.9および14.4Hz,1H);2.64(m,1H);2.74(m,2H);3.03(m,2H);3.12(q,J=6.7Hz,1H);3.35(dd,J=4.9および10.1Hz,1H);3.39(s,3H);3.41(s,3H);3.55(d,J=8.0Hz,1H);3.67(m,2H);3.79(m,2H);3.78(s,3H);3.86(t,J=2.7Hz,1H);4.14(m,1H);4.31(s,1H);4.37(dd,J=2.5および9.9Hz,1H);4.52(d,J=8.0Hz,1H);4.65(d,J=9.8Hz,1H);4.76(d,J=9.5Hz,1H);4.79(d,J=6.8Hz,1H);4.88(dd,J=3.4および8.6Hz,1H);5.01(d,J=6.8Hz,1H)。
化合物2.1.b:
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.46;[M+H]:1073
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d+TFA+AcOD単位):0.82(d,J=6.8Hz,3H);0.95(m,15H);1.06(m,9H);1.20(m,6H);1.25(s,3H);1.30(d,J=6.9Hz,3H);1.48(m,1H);1.84(m,1H);1.94〜2.36(m,10H);2.08(s,6H);2.75(m,1H);2.76(s,3H);3.06(m,3H);3.15(q,J=6.5Hz,1H);3.20(d,J=13.7Hz,1H);3.37(dd,J=4.7および9.7Hz,1H);3.40(s,3H);3.43(s,3H);3.54(m,1H);3.60(m,1H);3.68〜3.77(m,2H);3.81(m,1H);3.79(s,3H);3.87(t,J=2.4Hz,1H);3.91(m,1H);4.26(m,1H);4.38(dd,J=2.4および9.9Hz,1H);4.54(d,J=8.0Hz,1H);4.67(d,J=9.5Hz,1H);4.72(m,2H);5.04(d,J=6.6Hz,1H);5.09(dd,J=5.1および8.9Hz,1H)。
工程2.2:
Figure 0006231107
前の工程のジアステレオ異性体2.1.b 50mgを、アルゴン下でDCM 2mlおよびピリジン65μlに入れた。該無色溶液を−10℃に冷却した。トリクロロメチルクロロホルメート10μlを次いで添加し、撹拌を−10℃で3時間の間続け、4−ジメチルアミノピリジン5.7mg(46.67μmol)を次いで添加した。混合物を室温に加温させておき、撹拌を次いで20時間の間続けた。結果として得られた混合物を真空下で濃縮し、残留物をEtOAc 5ml中に溶かし、不溶物を濾別し、EtOAc 2mlで濯いだ。濾液を真空下で濃縮した。得られた化合物55mgを、DMF 2ml中に溶解させた。4−(2−アミノエチル)ピリジン53.4mgを次いで添加し、混合物を48時間の間室温で撹拌した。媒体を氷/水混合物上に注いだ。結果として得られた混合物を吸引によって濾過し、形成された沈殿物を次いで真空下で乾燥させた。予想生成物34mgが得られた。
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.16 ES+:[M+2H]2+ m/z 611(ベースピーク);ES−:[M−H+HCOH]−:m/z 1265(ベースピーク)
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.79(d,J=6.9Hz,3H);0.89〜1.11(m,30H);1.17(m,3H);1.64〜2.18(m,12H);1.67(s,3H);2.07(s,3H);2.08(s,3H);2.27(s,3H);2.44(d,J=13.2Hz,1H);2.55(マスクされたm,1H);2.70(m,3H);2.85(m,1H);3.02(m,5H);3.35(マスクされたm,1H);3.38(s,3H);3.41(s,3H);3.67(m,3H);3.80(m,2H);3.78(s,3H);3.86(s,1H);4.14(m,1H);4.37(dd,J=2.2および9.9Hz,1H);4.52(d,J=8.0Hz,1H);4.57(d,J=9.6Hz,1H);4.64(d,J=9.3Hz,1H);4.75(d,J=6.6Hz,1H);4.96(m,1H);5.01(d,J=6.6Hz,1H);6.89(広幅なt,J=5.4Hz,1H);7.18〜7.23(m,2H);8.43(d,J=5.5Hz,2H)
工程2.3:
Figure 0006231107
前の工程で製造された生成物32.5mgを、KCO 11mgとともにMeOH
2mlに入れた。1時間30分の間室温で撹拌した後、EtOAc 20mlを反応媒体に添加した。結果として得られた混合物を、飽和NaCl水溶液20mlで洗浄した。沈降による相の分離後、有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。予想化合物24mgが得られた。
MS:方法b
保持時間Tr(分)=0.97;[M+H]2+:569(ベースピーク);[M−H+HCOH]−:m/z 1181。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.78(d,J=6.9Hz,3H);0.96〜1.15(m,33H);1.64〜1.87(m,6H);1.92〜2.19(m,9H);2.25(s,3H);2.42(d,J=13.4Hz,1H);2.55(マスクされたm,1H);2.70(m,3H);2.85(m,2H);2.92(dd,J=2.3および8.1Hz,1H);3.01(m,2H);3.12(m,2H);3.30(マスクされたm,1H);3.37(s,3H);3.45(s,3H);3.52(m,1H);3.61(m,2H);3.68(広幅なs,1H);3.80(m,4H);3.97(m,2H);4.28(m,1H);4.44(d,J=8.0Hz,1H);4.53〜4.65(m,2H);4.69(d,J=4.7Hz,1H);4.86(d,J=7.1Hz,1H);4.99(m,1H);5.38(d,J=4.7Hz,1H);6.89(m,1H);7.23(d,J=5.2Hz,2H);8.43(d,J=5.5Hz,2H)。
〔実施例3〕
化合物3
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ジメチルカルバモイル)オキシ]−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
Figure 0006231107
工程3.1:
Figure 0006231107
実施例2の工程2.1で得られた化合物2.1.a 150mgを、アルゴン下で、30mlの丸底フラスコ中のDCM 9mlおよびピリジン210μlに入れた。該無色溶液を−10℃に冷却した。トリクロロメチルクロロホルメート30μlを次いで添加し、撹拌を3時間の間−10℃で続け、続いて、DCM 2ml中に溶解させた4−ジメチルアミノピリジン17mgを添加した。混合物を室温に加温させておき、撹拌を20時間の間続けた。結果として得られた混合物を真空下で濃縮し、残留物をDMF 4ml中に溶かし、DMF(2ml)およびTEA(0.3ml)中に溶解させた塩酸ジメチルアミン(173mg)を次いで添加した。反応媒体を3時間の間室温で撹拌した。結果として得られた混合物を氷/水混合物中に注ぎ、形成された沈殿物を吸引によって濾別した。生成物146mgを回収し、この生成物を、95/5のDCM/MeOH混合物で溶出するMerckカートリッジ(15〜40μmのシリカ5g)でのクロマトグラフィーによって精製した。予想化合物93mgが得られた。
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.33;[M+H]:1144
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.79(d,J=6.9Hz,3H);0.92(m,6H);0.96(d,J=6.6Hz,6H);1.05(m,18H);1.17〜1.19(m,3H);1.69〜2.03(m,9H);1.71(s,3H);2.05(s,3H);2.08(s,3H);2.13(m,3H);2.21(s,3H);2.44〜2.49(マスクされたm,1H);2.72(m,6H);2.84(広幅なs,3H);3.03(m,3H);3.33(マスクされた,1H);3.39(s,3H);3.42(s,3H);3.65(m,3H);3.77(s,3H);3.80(m,1H);3.86(t.J=2.6Hz,1H);3.89(d,J=4.3Hz,1H);4.10(m,1H);4.37(dd,J=2.5および9.9Hz,1H);4.52(d,J=8.0Hz,1H);4.59(d,J=10.1Hz,1H);4.69(d,J=9.6Hz,1H);4.73(d,J=7.3Hz,1H);4.83(dd,J=3.8および7.9Hz,1H);5.00(d,J=7.3Hz,1H)。
工程3.2:
Figure 0006231107
前の工程で得られた生成物90mgを、MeOH 5.5mlおよびKCO 32.6mgに入れた。1時間30分の間室温で撹拌した後、EtOAc 50mlを反応媒体に添加した。結果として得られた混合物を、飽和NaCl水溶液20mlで洗浄した。沈降による相の分離後、有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。予想化合物50mgが得られた。
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.12;[M+H]:1060。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.78(d,J=6.9Hz,3H);0.92(m,6H);0.96(d,J=6.6Hz,6H);1.01〜1.14(m,21H);1.70〜2.06(m,9H);1.71(s,3H);2.09〜2.17(m,3H);2.19(s,3H);2.38(dd,J=9.4および14.0Hz,1H);2.59(m,1H);2.79(m,9H);2.92(dd,J=2.6および8.0Hz,1H);3.02(m,2H);3.30(マスクされたm,1H);3.38(s,3H);3.46(s,3H);3.51(m,1H);3.63(dd,J=4.4および9.6Hz,1H);3.67(広幅なs,1H);3.71(d,J=6.9Hz,1H);3.77(d,J=5.4Hz,1H);3.83(m,4H);3.89(t,J=4.9Hz,1H);4.21(m,1H);4.45(d,J=7.9Hz,1H);4.62(m,3H);4.88(m,2H);5.24(d,J=4.6Hz,1H)。
〔実施例4〕
化合物4
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−{[(2−メチル−1−{[(5−ニトロ−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
Figure 0006231107
製造3で得られた生成物102mgを、MeOH 2mlに入れた。溶液を0℃に冷却し、水(2ml)中のメタ過ヨウ素酸ナトリウム86mgの溶液を添加した。反応混合物を磁気的に室温で5時間の間撹拌した。DCM 15mlを添加し、混合物を水10mlおよび次いで飽和NaCl水溶液10mlで洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた生成物86mgを、MeOH(10ml)中に溶解させ、溶液を0℃に冷却し、メチルアミン(THF中の2M溶液84μl)および次いで酢酸(9.7μl)を添加した。10分間0℃で撹拌した後、NaBHCN 13.34mgを添加した。反応媒体を1時間の間0℃で撹拌し、次いで室温に加温させておき、撹拌を20時間の間続けた。DCM 20mlを添加し、混合物を飽和NaHCO水溶液15mlおよび次いで飽和NaCl水溶液15mlで洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた生成物0.12gを、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の15/85から95/5の勾配で溶出する製造用LC/MSによって精製した。質量1278から1281の画分を回収した。回収した相を、飽和NaHCO水溶液でpH8にし、次いでEtOAc 50mlで抽出した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。予想生成物38mgが得られた。
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.06;[M+Na]:1278
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):ジアステレオ異性体の70/30混合物,0.78(d,J=6.8Hz,3H);0.91(d,J=6.8Hz,3H);0.95(m,9H);1.02〜1.16(m,27H);1.68(広幅なs,3H);1.71〜1.90(m,4H);1.93〜2.21(m,8H);2.36(広幅なs,2.1H);2.46(広幅なs,0.9H);2.61(m,1H);2.69〜3.06(m,9H);3.30(マスクされたm,1H);3.38(s,3H);3.46(s,3H);3.49〜3.64(m,2.3H);3.67(t,J=2.6Hz,1H);3.72(m,1H);3.78〜3.91(m,2.7H);3.80(s,3H);4.30(m,1H);4.45(d,J=7.9Hz,1H);4.57〜4.67(m,3H);4.83(d,J=6.8Hz,1H);4.96(dd,J=3.0および9.2Hz,0.7H);5.04(dd,J=4.8および8.6Hz,0.3H);5.26(広幅なs,0.7H);5.36(広幅なs,0.3H);6.32(広幅なs,1H);6.70 m,1H);7.89〜7.93(m,1H)。
〔実施例5〕
化合物5
化合物5−a:(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−{[(2−メチル−1−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
化合物5−b:(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−{[(2−メチル−1−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
Figure 0006231107
MeOH 2ml中における、製造4で得られた生成物99mgの溶液を、0℃に冷却した。水2ml中のNaIO 83mgの溶液を次いで、滴下により添加した。0℃で15分後、混合物を室温に加温させておき、撹拌を3時間の間続けた。反応媒体をDCM 20ml中に注いだ。結果として得られた混合物を水10mlで洗浄し、相を沈降によって分離し、次いで飽和NaCl水溶液10mlで再び洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで蒸発乾固させた。THF中のメチルアミンの2M溶液110μl、AcOH 13.9μlおよび最終的にNaBHCN 16.67mgを、この順序で、MeOH 8ml中におけるこうして得られた化合物95mgの溶液に添加した。混合物を20時間の間室温で撹拌した。DCM 20mlを添加し、結果として得られた混合物を、飽和NaHCO水溶液および次いでNaCl水溶液で洗浄した。水性相をDCMで抽出した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで蒸発乾固させた。得られた生成物85mgを、上に記載されている条件下にて前の反応で製造された68mgの別のバッチと合わせた。この混合物を、94.5/5.5のDCM/MeOH溶出溶媒でシリカ(15〜40μmのシリカ10g)でのクロマトグラフィーによって精製した。ジアステレオ異性体5−a 49mgおよび異性体5−b 30mgが得られた。
化合物5−a:
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.16;[M+H]:1288
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.78(d,J=6.8Hz,3H);0.90(d,J=6.8Hz,3H);0.92〜0.97(m,9H);1.00〜1.17(m,27H);1.62〜1.70(m,4H);1.71〜1.85(m,4H);1.89〜2.08(m,4H);2.13(s,3H);2.19(s,3H);2.39(dd,J=9.7および14.2Hz,1H);2.59(m,1H);2.74(m,2H);2.83〜3.11(m,6H);3.28(マスクされたm,1H);3.38(s,3H);3.46(s,3H);3.52(五重線,J=6.2Hz,1H);3.62(dd,J=4.4および9.8Hz,1H);3.68(m,2H);3.76(d,J=4.5Hz,1H);3.82(m,5H);4.26(五重線,J=7.2Hz,1H);4.45(d,J=7.9Hz,1H);4.59(d,J=9.9Hz,1H);4.68(m,2H);4.83(d,J=7.1Hz,1H);4.91(dd,J=2.8および9.2Hz,1H);5.23(d,J=4.4Hz,1H);6.28(s,1H);7.91(m,5H)。
化合物5−b:
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.16;[M+H]:1288
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.78(d,J=6.8Hz,3H);0.90(d,J=7.0Hz,3H);0.95(d,J=6.7Hz,9H);1.00(d,J=6.7Hz,3H);1.05(m,9H);1.09(d,J=6.2Hz,3H);1.13(m,9H);1.24(s,3H);1.66(s,3H);1.78(m,4H);1.99(m,4H);2.13(m,4H);2.25(s,3H);2.42(d,J=13.0Hz,1H);2.53(m,1H);2.74(五重線,J=7.3Hz,1H);2.87(m,4H);2.98(q,J=6.4Hz,1H);3.07(m,2H);3.32(マスクされたm,1H);3.37(s,3H);3.46(s,3H);3.52(m,1H);3.62(m,2H);3.67(t,J=2.5Hz,1H);3.80(m,4H);3.88(m,2H);4.29(五重線,J=7.8Hz,1H);4.44(d,J=7.9Hz,1H);4.58(d,J=9.3Hz,1H);4.63(d,J=9.4Hz,1H);4.72(d,J=4.5Hz,1H);4.83(d,J=7.2Hz,1H);5.00(dd,J=4.5および9.1Hz,1H);5.35(d,J=4.5Hz,1H);6.27(広幅なs,1H);7.74〜8.05(m,5H)。
〔実施例6〕
化合物6
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−4−(2−フルオロエチル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
Figure 0006231107
製造2で得られた化合物0.5gを、MeOH 10mlに入れた。
得られた溶液を0℃に冷却した。水10ml中のメタ過ヨウ素酸ナトリウム0.475mgの溶液を次いで、滴下により迅速に添加した。0℃で15分後、混合物を室温に加温させておき、撹拌を5時間の間続けた。媒体をNaCl(約3g)で飽和し、DCM(40ml)中に溶かした。沈殿物を濾別し、飽和NaCl水溶液で洗浄した。水性相をDCMで抽出した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。予想生成物443mgが得られた。
この化合物100mgをMeOH 2.2ml中に溶解させ、続いて、以下の順序で、TEA 25μl、2−フルオロエチルアミン塩酸塩22mg、酢酸12.7μlおよび最終的にNaBHCN 16.8mgを添加した。媒体を20時間の間室温で撹拌した。DCM 20mlを添加し、結果として得られた混合物を、飽和重炭酸ナトリウム溶液および次いでNaCl水溶液で洗浄した。水性相をDCMで抽出した。有機相を合わせ、NaSO上で乾燥させ、濾過し、次いで蒸発乾固させた。得られた生成物92gを、97/3のDCM/MeOH溶出液混合物でシリカ(15〜40μmのシリカ5g)でのクロマトグラフィーによって精製した。予想生成物がジアステレオ異性体の混合物の形態で得られた。
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.28;[M−H+HCOH]−:m/z 1198。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):ジアステレオ異性体の70/30混合物 0.78(d,J=6.8Hz,3H);0.91(d,J=6.9Hz,3H);0.94(d,J=7.3Hz,3H);0.98(dd,J=1.6および6.6Hz,6H);1.01〜1.16(m,21H);1.60〜2.22(m,15H);2.52(マスクされたm,1H);2.59(d,J=5.0Hz,1H);2.68〜3.08(m,9H);3.28(マスクされたm,1H);3.38(s,3H);3.46(s,3H);3.52(m,1H);3.64(m,2H);3.72〜3.93(m,7H);4.10(d,J=6.0Hz,2H);4.24(m,1H);4.41(m,3H);4.56〜4.72(m,3H);4.83(d,J=7.1Hz,1H);4.88(m,0.7H);4.99(dd,J=4.0および9.1Hz,0.3H);5.13(d,J=4.6Hz,0.7H);5.31(d,J=4.6Hz,0.3H);7.28(m,5H)。
〔実施例7〕
化合物7
化合物7−a:(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
化合物7−b:(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
Figure 0006231107
製造2で得られた化合物0.68gを、THF(7ml)に入れた。得られた溶液を0℃に冷却した。水7ml中のメタ過ヨウ素酸ナトリウムの溶液を次いで迅速に添加した。0℃で15分後、混合物を室温に加温させておき、撹拌を6時間の間続けた。形成された沈殿物を濾別し、THF 7mlで濯いだ。THF 1.21ml中のメチルアミン2N溶液および次いで酢酸139.04μlを添加した。5分間室温で撹拌した後、NaBHCN 199.63mgを添加した。得られた懸濁液を室温で20時間の間撹拌した。形成された沈殿物を濾別し、DCM 50mlで濯いだ。濾液を飽和NaHCO水溶液30mlおよび次いで飽和NaCl水溶液30mlで洗浄した。水性相をDCM 50mlで抽出した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。得られた生成物を、94/6のCHCl/MeOH混合物で溶出するMerckカートリッジ(15〜40μmのシリカ50g)でのクロマトグラフィーによって精製した。予想化合物7−a 320mg、他のジアステレオ異性体7−b 77mgおよびジアステレオ異性体の混合物147mgが得られた。
化合物7−a:
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.31;[M−H+HCOH]:m/z 1166(ベースピーク)。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d+CDCOOD):0.81(d,J=6.9Hz,3H);0.93(d,J=6.8Hz,3H);0.95〜1.02(m,9H);1.05〜1.17(m,15H);1.24(d,J=6.0Hz,3H);1.30(d,J=6.6Hz,3H);1.74(m,7H);2.04(m,3H);2.18(m,5H);2.78(s,3H);2.79(m,1H);2.89(d,J=14.8Hz,1H);2.93(dd,J=2.5および8.0Hz,1H);3.03(m,2H);3.13(m,1H);3.35(m,2H);3.40(s,3H);3.45(m,1H);3.48(s,3H);3.51(m,2H);3.68(m,2H);3.82(s,3H);3.87(m,2H);3.94(d,J=4.9Hz,1H);4.13(d,J=5.7Hz,2H);4.45(m,2H);4.62(m,3H);5.12(dd,J=4.5および8.4Hz,1H);7.28(m,6H)。
化合物7−b:
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.32;[M−H+HCOH]:m/z 1166(ベースピーク)。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d+CDCOOD):0.82(d,J=6.9Hz,3H);0.94(d,J=6.8Hz,3H);1.02(m,9H);1.08(m,6H);1.14(m,9H);1.22(d,J=6.1Hz,3H);1.34(d,J=6.8Hz,3H);1.75(s,3H);1.82(m,3H);1.90〜1.95(マスクされたm,1H);1.99(m,2H);2.09(m,1H);2.19(m,3H);2.35(m,2H);2.69(m,1H);2.79(s,3H);2.96(m,2H);3.04(m,2H);3.15(dd,J=9.6および13.6Hz,1H);3.23(d,J=13.6Hz,1H);3.32(dd,J=4.8および9.7Hz,1H);3.40(s,3H);3.48(s,3H);3.53(m,2H);3.66(m,2H);3.70(t,J=1.0Hz,1H);3.80(m,4H);3.94(d,J=5.2Hz,1H);4.06(広幅なs,1H);4.14(m,2H);4.38(m,1H);4.47(d,J=7.9Hz,1H);4.56(m,3H);5.15(m,1H);7.21〜7.33(m,6H)。
化合物7−a製造のための代替法
Figure 0006231107
CHCl 0.2ml、実施例8の化合物8−a 12mg、0.1Mギ酸108μlおよびホルムアルデヒド3μlを、撹拌しながらアルゴン下で一緒に添加し、混合物を30分間50℃で加熱した。反応媒体を飽和重炭酸ナトリウム溶液で中和し、DCMで抽出した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。得られた残留物を、95/5から90/10のCHCl/MeOH溶出勾配でシリカ(15〜40μmのSiOH 2.5g)でのクロマトグラフィーによって精製した。予想生成物6.2mgが得られた。
化合物7−a製造のための他の代替法
Figure 0006231107
工程1
Figure 0006231107
実施例1の化合物1−a 1.35gおよびN,N’−カルボニルジイミダゾール1.11gを、シクロヘキサン8mlに入れた。混合物を100℃で35分間マイクロ波によって加熱した。不均質の媒体をDCM 60ml中に溶かし、水40mlおよび次いで飽和NaCl溶液40mlで洗浄した。水性相をDCM 60mlで再抽出した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。予想化合物1.7gが得られた。
MS:方法e
保持時間Tr(分)=3.67;[M+H]:1271
工程2
Figure 0006231107
工程1で製造された化合物1.7gを、THF 17mlに入れた。1MのHCl 6.84mlを添加した。混合物を3時間の間室温で撹拌した。DCM 50mlを添加し、結果として得られた混合物を、飽和NaHCO溶液(20ml)および次いで飽和NaCl溶液(20ml)で洗浄した。水性相をDCM 50mlで再抽出した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。予想生成物1.48gを回収した。
MS:方法e
保持時間Tr(分)=3.41;[M+H]:1083
工程3
Figure 0006231107
上記で製造された生成物1gを、DMF(10ml)に入れた。ベンジルアミン(305.54μl)および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(168.87μl)を添加した。混合物を室温で24時間の間撹拌した。結果として得られた混合物を、EtOAc 60mlで抽出し、水30mlおよび次いで飽和NaCl溶液30mlで洗浄した。水性相をEtOAc 60mlで再抽出した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。黄色の油1.1gが得られた。生成物を、98/2のEtOAc/TEA混合物で溶出するMerckカートリッジ(15〜40μmのSiOH 50g)でのクロマトグラフィーによって精製した。予想化合物400mgが得られた。
〔実施例8〕
化合物8
化合物8−a:(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,5R,7R)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
化合物8−b:(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,5S,7R)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
Figure 0006231107
工程8.1:
Figure 0006231107
トルエン1ml、製造1で得られた生成物0.2gおよびN,N’−カルボニルジイミダゾール196mgを、アルゴン下に置いた。反応媒体を3時間の間80℃で加熱し、次いで真空下で濃縮した。DCMを添加し、次いで結果として得られた混合物を、飽和NaCl水溶液で洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。残留物を、98/2から95/5のDCM/MeOH溶出勾配でクロマトグラフィー(15〜40μmのシリカ10g)によって精製した。予想化合物112mgが得られた。
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.63;[M+H]:1300
工程8.2:
Figure 0006231107
THF 3ml、工程8.1で製造されたマクロライド240mgおよび1MのHCl 369μlを、アルゴン下で一緒に撹拌した。淡黄色の均質の媒体を一晩室温で撹拌した。1MのHClをさらに369μl添加し、撹拌を24時間の間続けた。反応媒体を飽和重炭酸ナトリウム溶液で中和した。結果として得られた混合物を、EtOAcで抽出した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。得られた残留物181mgを、50/50から70/30のEtOAc/ヘプタン溶出勾配でクロマトグラフィー(15〜40μmのシリカ10g)によって精製した。予想化合物87mgが得られた。
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.56;[M−H+HCOH]:m/z 1156(基準ピーク)。
工程8.3:
Figure 0006231107
DMF 10ml、工程8.2で得られた化合物1g、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン188μlおよびベンジルアミン138μlを、アルゴン下で一緒に撹拌した。均質の媒体を一晩室温で撹拌した。氷20gを反応媒体に添加し、次いで結果として得られた混合物を、EtOAc 3×20mlで抽出した。有機相を合わせ、飽和NaCl水溶液20mlで洗浄し、有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。残留物975mgを、7/3のEtOAc/ヘプタン混合物で溶出するクロマトグラフィー(15〜40μmのシリカ50g)によって精製した。予想化合物490mgが得られた。
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.68;[M−H+HCOH]:m/z 1195(ベースピーク)。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.79(d,J=6.9Hz,3H);0.88〜1.01(m,12H);1.05(m,6H);1.11(m,6H);1.14(d,J=6.0Hz,3H);1.30(d,J=5.5Hz,3H);1.52(s,3H);1.67〜1.86(m,4H);1.71(s,3H);1.94〜2.10(m,4H);2.15(m,4H);2.36(dd,J=5.1および13.6Hz,1H);2.77(m,2H);2.92(dd,J=2.5および8.0Hz,1H);3.01(m,2H);3.27〜3.32(マスクされたm,1H);3.37(s,3H);3.45(s,3H);3.52(m,2H);3.61〜3.68(m,2H);3.80(s,3H);3.84(d,J=6.9Hz,1H);3.95(m,2H);4.13(m,3H);4.45(d,J=8.0Hz,1H);4.55(d,J=9.9Hz,1H);4.65(m,2H);4.87(d,J=7.1Hz,1H);4.99(dd,J=5.4および8.4Hz,1H);5.43(m,1H);7.26(m,5H);7.38(広幅なt,J=6.0Hz,1H)。
工程8.4:
Figure 0006231107
MeOH 55ml、前の工程で製造されたマクロライド300mgおよびKCO 108mgを、アルゴン下で一緒に撹拌した。反応媒体を24時間の間室温で撹拌し、続いて、KCOをさらに72mg添加した。反応媒体をさらに24時間撹拌し、飽和NaCl水溶液30mlを次いで添加した。結果として得られた混合物を、EtOAc(3×100ml)で抽出した。相の沈降後に有機相が分離し、これをMgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで蒸発乾固させた。得られた残留物300mgを、7/3のEtOAc/ヘプタン混合物で溶出するクロマトグラフィー(15〜40μmのシリカ30g)によって精製した。予想生成物265mgが得られた。
工程8.5:
Figure 0006231107
THF 3.5mlおよび前の工程で得られた化合物340mgを、アルゴン下で一緒に撹拌した。得られた溶液を0℃に冷却し、続いて、水3.5ml中のメタ過ヨウ素酸ナトリウム325mgの水溶液を滴下により添加した。撹拌を0℃で10分間続け、次いで混合物を、室温に加温させておいた。5時間30分間撹拌した後、形成された沈殿物を濾別し、THF 4mlで濯いだ。NHCl 64.8mgを、得られた濾液に添加し、続けて、5分間室温で撹拌した後に、NaBHCN 95mgを添加した。反応媒体を室温で20時間の間撹拌した。形成された沈殿物を濾別し、DCMで濯いだ。濾液を飽和重炭酸ナトリウム溶液および次いでNaCl水溶液で洗浄した。水性相をDCMで抽出した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。残留物278mgを、98/2から95/5のCHCl/MeOH溶出勾配でシリカ(15〜40μのSiOH 20g)でのクロマトグラフィーによって精製した。ジアステレオ異性体8−a 120mgおよびジアステレオ異性体8−b 14mgが得られた。
化合物8−a:
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.3;[M−H+HCOH]:m/z 1152(ベースピーク)。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.78(d,J=6.6Hz,3H);0.91(d,J=6.9Hz,3H);0.95(d,J=7.1Hz,3H);0.99(d,J=6.6Hz,6H);1.03〜1.12(m,21H);1.75(m,8H);1.99(m,4H);2.15(m,3H);2.50(マスクされたm,1H);2.68〜2.94(m,5H);3.01(m,2H);3.29(マスクされたm,1H);3.38(s,3H);3.45(s,3H);3.52(m,1H);3.61〜3.90(m,6H);3.80(s,3H);4.10(m,3H);4.45(d,J=7.7Hz,1H);4.62(m,3H);4.86(d,J=7.1Hz,1H);4.95(m,1H);5.26(d,J=4.4Hz,2H);7.20〜7.32(m,5H);7.36(t,J=6.0Hz,1H)。
化合物8−b:
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.12;[M−H+HCOH]:m/z 1152(ベースピーク)。
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.78(d,J=6.9Hz,3H);0.91(d,J=6.6Hz,3H);0.98(m,9H);1.03〜1.16(m,21H);1.69〜2.20(m,12H);1.72(s,3H);2.71(m,3H);2.92(m,2H);3.01(m,3H);3.10(m,1H);3.34(マスクされたm,1H);3.38(s,3H);3.45(s,3H);3.52(m,1H);3.63(dd,J=4.5および9.7Hz,1H);3.67(広幅なs,1H);3.71〜3.81(m,3H);3.79(s,3H);3.87(t,J=4.7Hz,1H);4.09(m,3H);4.45(d,J=8.0Hz,1H);4.60(m,3H);4.83(d,J=6.9Hz,1H);5.01(m,1H);5.14(d,J=3.6Hz,1H);7.20〜7.35(m,6H)。
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
〔実施例9〕
化合物70
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−((S)−1−(((2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)プロパン−2−イル)−10−(((2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−(((2−メチル−1−((フェニルスルホンアミド)プロパン−2−イル)カルバモイル)オキシ)−6,14−ジオキソ−12−(((2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル)オキシ)オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
Figure 0006231107
工程9.1
Figure 0006231107
実施例1で得られた化合物1−a 3gを、ピリジン(30ml)に入れた。無水酢酸(2.88ml)を添加した。混合物を室温で40時間の間撹拌した。結果として得られた混合物を、真空下で濃縮し、DCM 3×60mlで抽出し、1MのHCl 40ml、次いで飽和NaHCO水溶液および最終的に飽和NaCl溶液で洗浄した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで蒸発乾固させた。予想生成物3.5gが白色の粉末の形態で得られた。
MS:方法e
保持時間Tr(分)=4.01;[M+H]:1073
工程9.2
Figure 0006231107
工程9.2.a:
工程9.1で製造された化合物4.2gを、DCM(150ml)に入れた。ピリジン(5.43ml)を添加し、混合物を0℃に冷却した。トリクロロメチルクロロホルメート(ジホスゲン)(842.40μl)を添加し、撹拌を3時間の間0℃で続けた。4−ジメチルアミノピリジン(507.03mg)を添加し、次いで混合物を、室温に加温させておき、撹拌を一晩続けた。結果として得られた混合物を、真空下で蒸発乾固させた。粗反応生成物を以下の段階のために得られたままで使用した。
工程9.2.b:アミンの縮合
DMF(70ml)を、上記の工程で得られた粗製の反応媒体に添加した。暗茶色の懸濁液が得られた。TEA(4.91ml)を単一分量で添加し、続いて、N−(2−アミノ−2−メチルプロピル)ベンゼンスルホンアミド塩酸塩(2.80g)を単一分量で添加した。反応混合物を磁気的に室温で24時間の間撹拌した。EtOAc 400mlを添加した。混合物を水200mlおよび次いで飽和NaCl水溶液200mlで洗浄した。水性相をEtOAc 400mlで再抽出した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させ、焼結漏斗に通して濾過し、減圧下で濃縮した。茶色の油8gを回収した。
工程9.2.c:アルコールの脱保護
MeOH(40ml)を、上記で得られた茶色の油8gに添加した。オレンジ溶液が得られた。炭酸カリウム(1.30g)を単一分量で添加した。反応混合物を磁気的に室温で2時間30分の間撹拌した。DCM 150mlを添加した。混合物を水75mlおよび次いで飽和NaCl水溶液75mlで洗浄した。水性相をDCM 150mlで再抽出した。有機相を合わせ、次いでMgSO上で乾燥させ、最終的に焼結漏斗に通して濾過した。濾液を蒸発乾固させ、オレンジの泡3.5gを回収した。生成物を以下の条件下で分取HPLCよって精製した:
・器具:Waters 4000
・静止相:Kromasil C18、10μm、300×50mm
・移動相:B:70/30 v/vのアセトニトリル/HO+酢酸アンモニウム10mM
・流量:120ml/min
・UV検出:210nm・細胞長さ:2.5mm
蒸発および凍結乾燥後、以下が得られた:
予想生成物に対応する黄色の粉末の形態で800mg。
MS:方法b
保持時間Tr(分)=1.15;[M+H]:1243
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.77(d,J=6.6Hz,3H);0.88〜0.97(m,12H);1.00〜1.15(m,27H);1.62〜1.82(m,4H);1.67(s,3H);1.90〜2.05(m,4H);2.09〜2.20(m,4H);2.19(s,3H);2.39(dd,J=9.7および13.9Hz,1H);2.59(m,1H);2.68〜2.79(m,3H);2.83〜2.93(m,3H);2.98(広幅なq,J=6.6Hz,1H);3.03(m,1H);3.30(m,1H);3.37(s,3H);3.45(s,3H);3.52(m,1H);3.59〜3.69(m,3H);3.76(広幅なd,J=4.1Hz,1H);3.80(s,3H);3.83(m,1H);3.88(t,J=4.8Hz,1H);4.28(m,1H);4.45(d,J=8.0Hz,1H);4.59(d,J=9.9Hz,1H);4.68(m,2H);4.87(d,J=7.1Hz,1H);4.91(dd,J=2.6および9.2Hz,1H);5.27(d,J=4.8Hz,1H);6.22(s,1H);7.51(広幅なt,J=6.6Hz,1H);7.58(t,J=7.5Hz,2H);7.63(t,J=7.5Hz,1H);7.78(d,J=7.5Hz,2H)。
〔実施例10〕
化合物72
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−10−{[(2S,3R,6R)−4−{[(1−{[(5R)−3−(3−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル]メチル}−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メトキシ]イミノ}−3−ヒドロキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−7−ヒドロキシ−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
Figure 0006231107
製造5で得られた化合物200mgを、THF 2mlに入れ、溶液を0℃に冷却し、水2ml中に溶解させたメタ過ヨウ素酸ナトリウム172.51mgを次いで添加した。混合物を室温に加温させておき、撹拌を4時間の間続けた。沈殿物を濾別し、THF 0.5mlで濯いだ。
THF中のメチルアミンの2M溶液400μl、次いで酢酸46μlおよび最終的にNaBHCN 63.5mgを、濾液に添加した。得られた懸濁液を室温で18時間の間撹拌した。懸濁液をDCM 40ml中に溶かした。混合物を飽和NaHCO水溶液20mlおよび次いで飽和NaCl水溶液20mlで洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、最終的に減圧下で濃縮した。粗製混合物を、92/8のCHCl/MeOH混合物で溶出するMerckカートリッジ(15〜40μmのシリカ10g)でのクロマトグラフィーによって精製した。
予想生成物41mgおよび他のジアステレオ異性体5mgを回収した。
MS:方法b
ES:[M−H+HCOH]:m/z 1293
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.79(d,J=6.8Hz,3H);0.93(d,J=6.8Hz,6H);0.95〜1.00(m,9H);1.02(d,J=6.6Hz,3H);1.05〜1.14(m,15H);1.24(s,3H);1.48(m,1H);1.69〜1.80(m,2H);1.83〜2.07(m,6H);2.11〜2.21(m,3H);2.17(s,3H);2.35(dd,J=9.4および14.1Hz,1H);2.56(m,1H);2.69(d,J=12.6Hz,1H);2.75(m,1H);2.83(dd,J=3.0および16.5H,1H);2.92(dd,J=2.6および7.9Hz,1H);3.03(m,1H);3.12(広幅なq,J=6.8Hz,1H);3.30(部分的にマスクされたm,1H);3.38(s,3H);3.45(s,3H);3.52(m,1H);3.59〜3.73(m,4H);3.82〜3.94(m,3H);4.22〜4.28(m,2H);4.31(s,1H);4.45(d,J=7.9Hz,1H);4.66(d,J=9.7Hz,1H);4.68(d,J=4.7Hz,1H);4.74(d,J=9.4Hz,1H);4.82(d,J=5.3Hz,2H);4.86(d,J=7.2Hz,1H);4.91(dd,J=3.1および9.4Hz,1H);5.11(s,2H);5.15(m,1H);5.30(d,J=4.7Hz,1H);6.97(dt,J=2.3および8.4Hz,1H);7.27(dd,J=1.5および8.4Hz,1H);7.40〜7.47(m,2H);8.21(s,1H)。
〔実施例11〕
化合物88
(2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−((S)−1−(((2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)プロパン−2−イル)−10−(((2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)−7−((メトキシカルボニル)オキシ)−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−(((2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7イル)オキシ)オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート。
Figure 0006231107
工程11.1
Figure 0006231107
実施例1で得られたジアステレオ異性体の混合物556mgおよびN,N’−カルボニルジイミダゾール456mgを、シクロヘキサン(3.3ml)に入れた。混合物を100℃で35分間マイクロ波によって加熱した。不均質の媒体をDCM 30ml中に溶かし、水20mlおよび次いで飽和NaCl溶液20mlで洗浄した。水性相をDCM 30mlで再抽出した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。予想生成物710mgが得られた。
MS:方法a
保持時間Tr(分)=1.19;[M+H]:1271
1H NMR(ppm単位,DMSO−d)−Brueker分光計:0.79(d,J=6.9Hz,3H);0.85(d,J=7.1Hz,3H);0.90〜0.95(m,12H);1.01(d,J=6.9Hz,3H);1.06〜1.14(m,9H);1.17(d,J=6.3Hz,3H);1.25(d,J=6.3Hz,3H);1.75〜1.87(m,3H);1.92(s,3H);1.94〜2.18(m,9H);2.20(s,3H);2.47(m,1H);2.65〜2.81(m,3H);3.07〜3.19(m,3H);3.37(m,1H);3.41(s,3H);3.44(s,3H);3.63〜3.78(m,3H);3.72(s,3H);3.93〜4.00(m,2H);4.10〜4.17(m,2H);4.56〜4.64(m,3H);4.69(d,J=9.6Hz,1H);4.84(m,1H);5.00(d,J=7.4Hz,1H);5.24(d,J=7.4Hz,1H);7.10(dd,J=0.8および1.6Hz,1H);7.12(dd,J=0.8および1.6Hz,1H);7.15(広幅なs,1H);7.46〜7.47(t,J=1.6Hz,1H);7.62(t,J=1.6Hz,1H);7.64(t,J=1.6Hz,1H);8.12(広幅なs,1H);8.28(広幅なs,1H);8.30(広幅なs,1H)。
工程11.2
Figure 0006231107
工程11.1で単離された化合物500mgを、THF(5ml)に入れた。1M塩酸(1.97ml)を添加した。混合物を3時間の間室温で撹拌した。DCM 50mlを添加し、結果として得られた混合物を、飽和NaHCO溶液(20ml)および次いで飽和NaCl溶液(20ml)で洗浄した。水性相をDCM 50mlで再抽出した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。予想生成物420mgを回収した。
MS:方法a
保持時間Tr(分)=1.02;[M+H]:1083
工程11.3
Figure 0006231107
工程11.2で製造された化合物50mgを、MeOH(1ml)に入れた。炭酸カリウム(32.22mg)を添加し、混合物を室温で4時間の間撹拌した。DCM 15mlを添加し、混合物を水および次いで飽和NaCl溶液で洗浄した。水性相をDCM 15mlで抽出した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させ、濾過し、次いで真空下で蒸発乾固させた。ラッカー57mgが得られ、この生成物を、97/3のEtOAc/TEA混合物で溶出するMerckカートリッジ(15〜40μmのSiOH 2.5g)でのクロマトグラフィーによって精製した。Rf 0.35/0.45の画分(コア画分)、すなわち予想化合物14mgを回収した。
MS:方法a
保持時間Tr(分)=1.07;[M+H]:1047
1H NMRスペクトル(500MHz,ppm単位,DMSO−d):0.76〜0.81(m,3H);0.89〜0.94(m,6H);0.96(d,J=6.6Hz,6H);0.99〜1.17(m,21H);1.73〜1.82(m,6H);1.85(m,1H);1.91〜2.06(m,5H);2.11〜2.21(m,6H);2.38(dd,J=14.0,9.6Hz,1H);2.53〜2.66(m,1H);2.66〜2.77(m,2H);2.81〜2.89(m,1H);2.92(dd,J=7.8,2.6Hz,1H);2.98〜3.06(m,2H);3.27〜3.31(マスクされたm,1H);3.38(s,3H);3.45(s,3H);3.48〜3.56(m,1H);3.58〜3.71(m,6H);3.74〜3.78(m,1H);3.80(s,3H);3.82〜3.92(m,2H);4.26(d,J=6.3Hz,1H);4.45(d,J=8.0Hz,1H);4.59(d,J=10.2Hz,1H);4.63〜4.75(m,2H);4.81〜4.94(m,2H);5.29〜5.34(m,1H)。
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
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Figure 0006231107
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Figure 0006231107
Figure 0006231107
Figure 0006231107
[使用]
本発明の対象である一般式(I)に対応する化合物に微生物学的試験を行って、治療上の活性物質としてのそれらの価値を示した。詳細には、それらは、マイコバクテリアに、殊に、第一選択抗生物質に特に感受性および耐性を有するマイコバクテリアまたはコリネバクテリウムの菌株に、静菌作用および/または殺菌作用を有する。
本発明の対象である一般式(I)に対応する化合物は、その上、グラム陽性微生物に、特にブドウ球菌および連鎖球菌に、静菌作用および/または殺菌作用を有する。
より正確には、本発明の対象である一般式(I)に対応する化合物は、マイコバクテリアおよびグラム陽性微生物によって引き起こされる細菌感染の予防および/または処置のために使用される。
ストレプトコッカス・ニューモニエ(Streptococcus pneumoniae)に対する本発明による化合物の阻害活性(IC80)の測定
材料および方法
使用された試験は生物発光試験であり、この狙いは、アデノシン三リン酸(ATP)の量の定量化によって、ストレプトコッカス・ニューモニエの細菌の成長の阻害を測定することである。詳細には、ATPは、生培地を特徴付ける細胞代謝の非常に多くの反応の主要且つ必須のエネルギー中間体である。
ATP定量化を、酵素、ATPおよび特定の基質ルシフェリンの存在下で定量化可能な光を生成するルシフェラーゼを使用することによって試験の最後に実施した。
したがって、非飽和濃度でのルシフェリンおよびルシフェラーゼの存在下で相対光単位(RLU)で得られた値から、補正により、ATPの量を概算すること、したがってインキュベーション期間終了時の生細菌数を推定することが可能である。
したがって、試験終了時に得られたRLU値がゼロに向かう傾向があればあるほど、より大きく生成物が細菌の全成長を阻害する。
結果(表3)をIC80で表す。IC80は、基準抗生物質として、0.14μMのIC80を有するバンコマイシンを用いるS.ニューモニエの細菌の成長の80%阻害に対応する。
実施された実験は、本発明による化合物がS.ニューモニエの成長に対して阻害活性を有することを実証した。IC80値は、典型的に0.1μMmから10μMmの間であるか、または0.1μMmから1μMmの間もの値であった。
結核菌に対する本発明による化合物の阻害活性の測定
使用されたインビトロ試験は、結核菌H37の菌株に抗菌活性を有する分子を同定するのを可能にした。これは、バイオハザードカテゴリ3の細菌である。
材料および方法
使用された試験はアラマーブルー(MABA)であった。これは、抗細菌剤のMIC(最小阻害濃度)を決定するのを可能にする比色試験である。アラマーブルーは、細菌の成長の場合に青色からピンクに変化する酸化還元指示薬である。レサズリン(青色および非蛍光性)は、生細菌によってレゾルフィン(ピンクおよび蛍光性)に還元される。プレートは、したがって、視覚的にまたは蛍光測定によって読み取られる。蛍光強度は、生細菌数に比例する。
したがって、蛍光定量的MIC値がゼロに向かう傾向があればあるほど、細菌の全成長を阻害するのに必要な生成物の量がより少なくなる。
実施された実験は、本発明による化合物が結核菌の成長に対して阻害活性を有することを実証した。MIC値は、典型的に0.1μMから10μMの間であるか、または0.1μMから1μMの間もの値であった。本特許出願において例として提示されている化合物は、一般に、1μM未満のMIC値を有する。
Figure 0006231107
本発明による化合物、すなわち式(I)に対応する化合物は、さらに、良好な微生物学的特性を有し、結核を処置および/または予防するための医薬、特に狭スペクトル抗生物質製造における使用に特に適当である。
特に、これらの抗生物質は、結核の処置および/または予防のための、結核菌に対する抗菌作用を有する。
したがって、それの態様の別のものによると、本発明の対象は、式(I)の化合物、または式(I)の化合物の薬学的に許容される酸もしくは塩基とのその付加塩を含む医薬である。
これらの医薬は、治療法において、殊に結核の処置および/または予防においてそれらの使用を見い出す。
それの態様の別のものによると、本発明は、活性成分として本発明による化合物を含む医薬組成物に関する。これらの医薬組成物は、有効量の本発明による少なくとも1つの化合物、または前記化合物の薬学的に許容される塩、およびその上少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤を含有する。
前記賦形剤は、医薬形態および所望の投与様式に従って、当業者に知られている通常の賦形剤から選択される。
経口、舌下、皮下、筋肉内、静脈内、局所的、局所性、気管内、鼻腔内、経皮または直腸の投与のための本発明の医薬組成物において、上記の式(I)の有効成分またはその塩は、上記の障害または疾患の予防または処置のために人間および動物に、標準的医薬賦形剤との混合物として、単位投与形態で投与することができる。
適切な単位投与形態としては、経口形態、例えば錠剤、軟または硬ゲルカプセル剤、粉末剤、顆粒剤および経口溶液または懸濁液、舌下、バッカル、気管内、眼内および鼻腔内の投与形態、吸入による投与形態、局所的、経皮、皮下、筋肉内または静脈内の投与形態、直腸投与形態、ならびにインプラントが挙げられる。局所適用のため、本発明による化合物は、クリーム剤、ゲル剤、軟膏剤またはローション剤中に使用することができる。
例として、錠剤形態における本発明による化合物の単位投与形態は、以下の成分を含むことができる:
本発明による化合物50.0mg
マンニトール223.75mg
クロスカルメロースナトリウム6.0mg
コーンスターチ15.0mg
ヒドロキシプロピルメチルセルロース2.25mg
ステアリン酸マグネシウム3.0mg
より高い投与量またはより低い投与量が適切である特別な場合があり;こうした投与量は本発明の状況から逸脱していない。慣行に従って、各患者に適切な投与量は、投与方法ならびに前記患者の体重および応答に従って医師によって決定される。
それの態様の別のものによると、本発明は、グラム陽性微生物およびマイコバクテリアによって引き起こされる細菌感染の予防および/または処置のための、式(I)の化合物の使用に関する。
それの態様の別のものによると、本発明はその上、結核菌、M.スメグマチス(M.smegmatis)、M.フレイ(M.phlei)などのマイコバクテリア、または例えばノカルジア・ブラストミセス(Nocardia brasiliensis)、ノカルジア・アブセサス(Nocardia absessus)もしくはコリネバクテリウム・ジフテリア(Corynebacterium diphtheria)などの他の微生物によって引き起こされる細菌感染の処置および/または予防のための、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用に関する。
したがって、本発明の態様の1つは、結核、ハンセン病、ノカルジア症、ジフテリア、肺マイコバクテリア感染、皮膚マイコバクテリア感染、非定型マイコバクテリア感染およびマイコバクテリア症などの感染性疾患の処置および/または予防のための、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用に関する。
「結核」という用語には、全て人間に病原性である結核菌群(結核菌、M.ボビス(M.bovis)およびM.アフリカヌム(M.africanum))の桿菌によって引き起こされる感染症が含まれる。肺結核は、はるかに最も頻繁に発生し、最も蔓延しており;これは、肺、喉頭、気管および気管支の結核、胸腔内リンパ節結核、胸膜呼吸器結核、一次呼吸器結核ならびに任意の他の呼吸器結核である。頻繁ではないが、リンパ節結核および肺外結核、神経系の結核、例えば結核性髄膜炎、結核性軟膜炎、脳結核腫ならびに神経系の任意の他の結核、または骨結核もしくは関節結核、泌尿生殖器系の結核、リンパ節腫末梢結核、腸結核、腹膜結核および/もしくは腸間膜腺の結核、皮膚結核および皮下組織の結核、眼、耳もしくは副腎の結核ならびに散在性結核も存在する。
「ハンセン病」(ハンセン疾患)という用語には、らい菌によって引き起こされる感染:未確定のハンセン病、類結核型ハンセン病、境界群ハンセン病、境界群類結核型ハンセン病、らい腫型ハンセン病、およびその上ハンセン病の他の形態が含まれる。
「ジフテリア」という用語には、咽頭ジフテリア、鼻咽頭ジフテリア、皮膚ジフテリア、およびその上ジフテリアの他の形態が含まれる。
「ノカルジア症」という用語には、肺ノカルジア症、皮膚ノカルジア症、およびノカルジア症の他の形態が含まれる。
それの態様の別のものによると、本発明は、その上、患者に式(I)の化合物の有効量を投与することを含む、上記に示されている病態を処置するための方法に関する。

Claims (17)

  1. 式(I)の化合物:
    Figure 0006231107
    (式中:
    −Yは、水素原子、−(C=O)−NR基または−(C=O)−O−R18基を表し;
    −Zは、以下を表し:
    ・水素原子、
    ・非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のR基で置換されている−C1〜6−アルキル基、
    ・非置換であるかまたは−NH−(C=O)−R19基もしくは−NH−SO−R20基で置換されている−C3〜7−シクロアルキル基、
    ・−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基、
    ・−NH−(C=O)−R基;
    −Rは、水素原子、−C2〜6−アルケニル基、−C2〜6−アルキニル基または−C1〜6−アルキル基を表し、前記−C1〜6−アルキル基は非置換であるかまたは−C1〜4−フルオロアルキル基もしくはヘテロアリール基で置換されており、前記ヘテロア
    リール基は非置換であるかまたは3−(3−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イルメチル基で置換されており;
    −Rは、水素原子または−C1〜6−アルキル基を表し;
    −Rは、以下を表し:
    ・非置換であるか、または−NH−SO−R21基で置換されている−C1〜3−アルキル基で置換されている−C3〜7−シクロアルキル基、
    ・ヘテロアリール基、
    ・非置換であるかまたは以下から選択される基で置換されている、直鎖状または分岐状の−C1〜6−アルキル基:
    ・−NH−R基、
    ・−NH−SO−R基、
    ・−NH−(C=O)−R基、
    ・非置換であるかまたは−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基で置換されている−C3〜7−シクロアルキル基、
    ・−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基、
    ・非置換であるか、またはハロゲン原子および−C1〜4−フルオロアルキル基から独立して選択される1つもしくはそれ以上の基で置換されているアリール基、
    ・非置換であるか、または−C1〜3−アルキル基、−C1〜4−アルコキシ基、−C1〜4−フルオロアルキル基もしくは−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基で置換されているヘテロアリール基、
    ・または1つもしくはそれ以上の−C1〜4−アルコキシ基;
    −またはR およびRは、それらが結合する窒素原子と一緒に:アジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリンまたはピペラジンから選択される−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基を構成し;前記ヘテロシクロアルキル基は非置換であるかまたはヘテロアリール基で置換されており、前記ヘテロアリール基は非置換であるかまたは−C1〜4−フルオロアルキル基で置換されており;
    −Rは、独立して、以下から選択される基を表し:
    ・ヒドロキシル基、
    ・重水素、
    ・ハロゲン原子、
    ・−C3〜7−シクロアルキル基、
    ・非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上の−R基で置換されているアリール基、
    ・ヘテロアリール基、
    ・−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基、
    ・−C1〜4−アルコキシ基、
    ・−(C=O)−NH−R10基、
    ・−NH−R11基、
    ・−NH−(C=O)−R12基、
    ・または−NH(SO )−R13基;
    −Rは、ヘテロアリール基を表し;
    −Rは、非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のハロゲン原子で置換されているヘテロアリール基を表し;
    −Rは、−C1〜4−フルオロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を表し、前記アリール基およびヘテロアリール基は非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のR1’基で置換されており;
    −Rは、非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のR2’基で置換されているヘテロアリール基を表し;
    −Rは、ハロゲン原子、−C1〜4−アルコキシ基、ホルミル基(CHO)、または非置換であるかまたはヒドロキシル基で置換されている−C1〜4−アルキル基を表し;
    −R10は、非置換であるかまたは−C1〜3−アルキル基で置換されているヘテロアリール基を表し;
    −R11は、以下を表し:
    ・非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のオキシド基で置換されている−C3〜10−ヘテロシクロアルキル基、
    ・ヘテロアリール基またはアリール−C1〜4−アルキル基、前記ヘテロアリール基またはアリール基は非置換であるか、またはハロゲン原子、ヒドロキシル基、ニトロ基および−C1〜3−アルキル基から独立して選択された1つもしくはそれ以上の基で置換されており;
    −R12は、以下を表し:
    ・−C1〜4−アルコキシ基、
    ・非置換であるかまたは−NR1415基もしくはヘテロアリール基で置換されている−C1〜4−アルキル基、前記ヘテロアリール基は非置換であるかまたは−C1〜3−アルキル基で置換されており、
    ・非置換であるかまたは、ヒドロキシル基および−C1〜3−アルキル基から選択される1つもしくはそれ以上の基で置換されているヘテロアリール基;
    −R13は、以下を表し:
    ・−C1〜4−アルキル基、
    ・−C1〜4−フルオロアルキル基、
    ・非置換であるかまたはニトロ基で置換されているアリール基、
    ・または非置換であるかもしくは−NR1617基で置換されているヘテロアリール基;
    −R14、R15、R16およびR17は、各々独立して、以下を表し:
    ・水素原子、
    ・または−C1〜4−アルキル基;
    −R18は、−C1〜4−アルキル基またはベンジル基を表し;
    −R19は、アリール基またはヘテロアリール基を表し;
    −R20は、−C1〜4−アルキル基またはアリール基を表し;
    −R21は、アリール基を表し;
    −R1’は、以下を表し:
    ・ハロゲン原子、
    ・−C1〜4−アルコキシ基、
    ・−C1〜4−フルオロアルキル基、
    ・−OCF基、
    ・ニトロ基、
    ・−NH基、
    ・−NHCH基;
    −R2’は、以下を表す:
    ・ヒドロキシル基、
    ・−C1〜6−アルキル基)。
  2. 式(IA)の、請求項1に記載の化合物:
    Figure 0006231107
    (式中:
    −R、R、RおよびZは、請求項1に定義した通りである)。
  3. 式(IB)の、請求項1に記載の化合物:
    Figure 0006231107
    (式中:
    −RおよびZは、請求項1に定義した通りである)。
  4. 式(Ii)の、請求項1に記載の化合物:
    Figure 0006231107
    (式中:
    −R、R18およびZは、請求項1に定義した通りである)。
  5. 請求項1に記載の式(I)の化合物であって:
    −Yは、水素原子、−(C=O)−NR基または−(C=O)−OMe基を表し;
    −Zは、以下を表し:
    ・水素原子、
    ・非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のR基で置換されている−C1〜6−アルキル基、
    ・シクロプロピル基、シクロブチル基、3−(ベンゾイルアミノ)シクロブチル基、3−[(ピラジン−2−イルカルボニル)アミノ]シクロブチル基、3−[(メチルスルホニル)アミノ]シクロブチル基、3−[(フェニルスルホニル)アミノ]シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、
    ・テトラヒドロ−2H−ピラニル基、
    ・−NH−(C=O)−R基;
    −Rは、水素原子、エチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、または非置換であるかもしくは3−(3−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イルメチル基で置換されている1,2,3−トリアゾール基で置換されているメチル基を表し;
    −Rは、水素原子またはメチル基を表し;
    −Rは、以下を表し:
    ・シクロヘキシル基、1−{[(フェニルスルホニル)アミノ]メチル}シクロヘキシル基または1−{[(フェニルスルホニル)アミノ]メチル}シクロペンチル基、
    ・5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−イル基、
    ・または非置換であるか、もしくは以下から選択される基で置換されている直鎖状もしくは分岐状のC1〜4−アルキル基:
    ・−NH−R
    ・−NH−SO−R
    ・−NH−(C=O)−R
    ・1−モルホリン−4−イルシクロペンチル基、
    ・テトラヒドロ−2H−ピラニル基、テトラヒドロフラニル基またはモルホリン−4−イル基、
    ・非置換であるか、または塩素原子および−CF基から独立して選択される1つ
    もしくはそれ以上の基で置換されているフェニル基、
    ・1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル基、4−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキナゾリン−2−イル基、6−メトキシ−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル基、非置換であるかまたは−CF基もしくはモルホリン−4−イル基で置換されているピリジニル基、
    ・または1もしくはそれ以上のメトキシ基;
    −またはR およびRは、それらが結合する窒素原子と一緒に:アゼチジン、モルホリン、4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペラジンから選択される−C3〜6−ヘテロシクロアルキル基を構成し;
    −Rは、独立して、以下から選択される基を表し:
    ・ヒドロキシル基、
    ・重水素、
    ・フッ素原子、
    ・シクロプロピル基、
    ・非置換であるか、またはフッ素原子、メトキシ基、−CHOH基および−CHO基から独立して選択される1つもしくはそれ以上の基で置換されているフェニル基、
    ・ピリジル基、
    ・モルホリニル基、テトラヒドロ−2H−ピラニル基、
    ・メトキシ基、
    ・−(C=O)−NH−R10基、
    ・−NH−R11基、
    ・−NH−(C=O)−R12基、
    ・または−NH(SO)−R13基;
    −Rは、ピリジル基を表し;
    −Rは、キノリル基を表し、前記キノリル基は非置換であるかまたは塩素原子で置換されており;
    −Rは、−CF基、フェニル基、ピリジル基、ピラゾリル基、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジル基またはインドリル基を表し、前記フェニル基、ピリジル基、ピラゾリル基、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジル基またはインドリル基は、非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のR1’基で置換されており;
    −Rは、ピラジニル基を表し、前記ピラジニル基は非置換であるかまたは1つもしくはそれ以上のR2’基で置換されており;
    −R10は、メチル基で置換されている1,8−ナフチリジニル基を表し;
    −R11は、テトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド基、キノリル基、ピリジル基またはベンジル基を表し、前記キノリル基、ピリジル基またはベンジル基は、非置換であるかまたは塩素原子、ヒドロキシル基、ニトロ基もしくはメチル基で置換されており;
    −R12は、以下を表し:
    ・tert−ブトキシ基、
    ・非置換であるかまたは−NR1415基、ピリジルもしくはピラゾリルから選択される基で置換されている−C1〜4−アルキル基、前記ピリジル基またはピラゾリル基は非置換であるかまたはメチル基で置換されており、
    ・非置換であるか、またはヒドロキシル基およびメチル基から選択される1つもしくはそれ以上の基で置換されている、ピラジニルまたはピリジル;
    −R13は、以下を表し:
    ・−CF基、
    ・非置換であるかもしくはニトロ基で置換されているフェニル基、
    ・または非置換であるかもしくは−NR1617基で置換されているピリジル基;
    −R14、R15、R16およびR17は、各々独立して、以下を表し:
    ・水素原子、
    ・メチル基またはイソプロピル基;
    −R1’は、以下を表し:
    ・フッ素原子、塩素原子、
    ・メトキシ基、
    ・−CF基、
    ・−OCF基、
    ・ニトロ基、
    ・−NH基、
    ・−NHCH基;
    −R2’は、以下を表す:
    ・ヒドロキシル基、
    ・メチル基
    ことを特徴とする前記化合物。
  6. 請求項1に記載の式(I)の化合物であって:
    −Yは、水素原子または−(C=O)−NR基を表し;
    −Zは、以下を表し:
    ・水素原子、
    ・メチル基、イソプロピル基、2,2−ジメチルプロピル基、
    ・CD基、
    ・2−フルオロエチル基、
    ・シクロプロピルメチル基、
    ・2−フェニルエチル基、
    ・[(7−メチル−1,8−ナフチリジン−2−イル)アミノ]−4−オキソブチル基、
    ・2−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル基、
    ・シクロプロピル基、
    ・テトラヒドロ−2H−ピラニル基;
    −Rは、水素原子、エチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基またはメチル基を表し;
    −Rは、水素原子またはメチル基を表し;
    −Rは、以下を表す:
    ・メチル基、
    ・2−{[(2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル]アミノ}−1,1−ジメチルエチル基、
    ・1,1−ジメチル−2−({[4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)エチル基、
    ・2−{[(2−フルオロフェニル)スルホニル]アミノ}−1,1−ジメチルエチル基、
    ・1,1−ジメチル−2−({[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}アミノ)エチル基、
    ・1,1−ジメチル−2−({[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}アミノ)エチル基、
    ・2−メチル−1−[(フェニルスルホニル)アミノ]プロパン−2−イル基、
    ・2−メチル−1−{[(5−ニトロ−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル基、
    ・2−メチル−1−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル基、
    ・2−メチル−1−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル基、
    ・1−{[(5−ヒドロキシピラジン−2−イル)カルボニル]アミノ}−2−メチ
    ルプロパン−2−イル基、
    ・1,1−ジメチル−2−モルホリン−4−イルエチル基、
    ・ベンジル基、
    ・2−(4−ピリジル)エチル基
    ことを特徴とする前記化合物。
  7. 以下の化合物:
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−2−(1{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−{[(2S,7R)−4−シクロプロピル−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−7−{[(1−{[(5−ヒドロキシピラジン−2−イル)カルボニル]アミノ}−2−メチルプロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,5R,7R)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−7−({[2−(ピリジン−4−イル)エチル]カルバモイル}オキシ)−12−{[(2S,5S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[
    (ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−4−シクロプロピル−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−2,5−ジメチル−4−()メチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ジメチルカルバモイル)オキシ]−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−2,5−ジメチル−4−(2−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−4−(2−フルオロエチル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[(ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−2,5−ジメチル−4−{4−[(7−メチル−1,8−ナフチリジン−2−イル)アミノ]−4−オキソブチル}−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[
    (ベンジルカルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−4−(2,2−ジメチルプロピル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−{[(2S,7R)−2,5−ジメチル−4−(2−フェニルエチル)−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−7−{[(1−{[(5−ヒドロキシピラジン−2−イル)カルボニル]アミノ}−2−メチルプロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−{[(2−メチル−1−{[(5−ニトロ−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−ヒドロキシ−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−{[(2−メチル−1−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−{[(2S,7R)−2,5−ジメチル−4−(2−フェニルエチル)−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−7−ヒドロキシ−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−
    イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−{[(2−メチル−1−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−{[(2−メチル−1−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}プロパン−2−イル)カルバモイル]オキシ}−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−[({2−メチル−1−[(フェニルスルホニル)アミノ]プロパン−2−イル}カルバモイル)オキシ]−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−2−(1−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}プロパン−2−イル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−7−[({2−メチル−1−[(フェニルスルホニル)アミノ]プロパン−2−イル}カルバモイル)オキシ]−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−12−{[(2S,7R)−4−イソプロピル−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−{[(2S,5R,7R)−4−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニル
    スルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−{[(2S,7R)−4−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−2,5−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−12−{[(2S,5S,7R)−4−(シクロプロピルメチル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,5R,7R)−4−(2,2−ジメチルプロピル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−12−{[(2S,7R)−4−(2,2−ジメチルプロピル)−2,5−ジメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキ
    ソオキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−{[(1,1−ジメチル−2−モルホリン−4−イルエチル)カルバモイル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−{[(2−{[(2,6−ジフルオロフェニル)スルホニル]アミノ}−1,1−ジメチルエチル)カルバモイル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−({[1,1−ジメチル−2−({[4−(トリフルオロメチル)フェニル]スルホニル}アミノ)エチル]カルバモイル}オキシ)−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−{[(2−{[(2−フルオロフェニル)スルホニル]アミノ}−1,1−ジメチルエチル)カルバモイル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−({[1,1−ジメチル−2−({[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}アミノ)エチル]カルバモイル}オキシ)−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−({[1,1−ジメチル−2−({[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}アミノ)エチル]カルバモイル}オキシ)−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラ
    ン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−{[(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシイミノ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−10−({(2S,3R,6R)−3−ヒドロキシ−6−メチル−4−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)イミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}オキシ)−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート;
    (2R,3S,4R,5R,7S,9S,10S,11R,12S,13R)−7−[({1,1−ジメチル−2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル}カルバモイル)オキシ]−10−{[(2S,3R,6R)−4−(エトキシイミノ)−3−ヒドロキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−2−(2−{[(2R,3R,4R,5R,6R)−5−ヒドロキシ−3,4−ジメトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル)−3,5,7,9,11,13−ヘキサメチル−6,14−ジオキソ−12−{[(2S,5R,7R)−2,4,5−トリメチル−1,4−オキサゼパン−7−イル]オキシ}オキサシクロテトラデカン−4−イル3−メチルブタノエート
    に対応することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の式(I)の化合物。
  8. およびZが請求項1に記載の式(I)の化合物について定義した通りである式(IB):
    Figure 0006231107
    の化合物を、カルボニル誘導体および塩基の存在下で、RおよびRが請求項1に記載の式(I)の化合物について定義した通りである式(II)HNRの化合物と反応させる:
    ことを特徴とする、Yが−(C=O)−NR基を表す請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法。
  9. b−1)R、RおよびRが請求項1に記載の式(I)の化合物について定義した通りである式(V)の化合物:
    Figure 0006231107
    を、酸化剤と反応させることで、式(VI):
    Figure 0006231107
    の化合物を得、
    b−2)こうして得られた式(VI)の化合物を、Zが請求項1に記載の化合物(I)について定義した通りである式(VII):
    ZNH (VII)
    の化合物と、還元剤の存在下で反応させる
    ことを特徴とする、Yが−(C=O)−NR基を表す請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法。
  10. c−1)Rが請求項1に記載の化合物(I)について定義した通りである式(VIII):
    Figure 0006231107
    の化合物を酸化剤と反応させることで、式(IX):
    Figure 0006231107
    の化合物を得、
    c−2)こうして得られた式(IX)の化合物を、Zが請求項1に記載の化合物(I)について定義した通りである式(VII):
    ZNH (VII)
    の化合物と、還元剤の存在下で反応させる
    ことを特徴とする、Yが水素原子を表す請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法。
  11. ZおよびRが請求項1に記載の式(I)の化合物について定義した通りである式(XXI):
    Figure 0006231107
    の化合物を、R18が請求項1に記載の式(I)の化合物について定義した通りである式HO−R18(XXII)のアルコールと、塩基の存在下で反応させること:
    を特徴とする、Yが(C=O)−O−R18基を表す請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法。
  12. 式(V)の化合物:
    Figure 0006231107
    (式中:
    −R、RおよびRは、請求項1に記載の式(I)の化合物について定義した通りである)。
  13. 式(VIII)の化合物:
    Figure 0006231107
    (式中:
    −Rは、請求項1に記載の式(I)の化合物について定義した通りである)。
  14. 塩基または酸付加塩の形態における請求項1〜7のいずれか1項に記載の式(I)の化合物を含むことを特徴とする医薬。
  15. 塩基または酸付加塩の形態における請求項1〜7のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、およびその上少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤を含むことを特徴とする医薬組成物。
  16. グラム陽性微生物およびマイコバクテリアによって引き起こされる細菌感染の予防および/または処置に使用するための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
  17. 結核、ハンセン病、ノカルジア症、ジフテリア、肺マイコバクテリア感染、皮膚マイコバクテリア感染、非定型マイコバクテリア感染およびマイコバクテリア症から選択される感染性疾患の予防および/または処置に使用するための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
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