JP6230973B2 - 光学素子と光学素子を備えた拡張光学素子およびランプハウス - Google Patents

光学素子と光学素子を備えた拡張光学素子およびランプハウス Download PDF

Info

Publication number
JP6230973B2
JP6230973B2 JP2014165346A JP2014165346A JP6230973B2 JP 6230973 B2 JP6230973 B2 JP 6230973B2 JP 2014165346 A JP2014165346 A JP 2014165346A JP 2014165346 A JP2014165346 A JP 2014165346A JP 6230973 B2 JP6230973 B2 JP 6230973B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical element
wall surface
wall
optical
wall surfaces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014165346A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015194670A5 (ja
JP2015194670A (ja
Inventor
納谷 昌之
昌之 納谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2014165346A priority Critical patent/JP6230973B2/ja
Priority to PCT/JP2015/001695 priority patent/WO2015146167A1/ja
Priority to CN201580016020.0A priority patent/CN106133559B/zh
Publication of JP2015194670A publication Critical patent/JP2015194670A/ja
Publication of JP2015194670A5 publication Critical patent/JP2015194670A5/ja
Priority to US15/273,172 priority patent/US10295809B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6230973B2 publication Critical patent/JP6230973B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/04Prisms
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/004Systems comprising a plurality of reflections between two or more surfaces, e.g. cells, resonators
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B19/00Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics
    • G02B19/0004Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the optical means employed
    • G02B19/0009Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the optical means employed having refractive surfaces only
    • G02B19/0014Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the optical means employed having refractive surfaces only at least one surface having optical power
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B19/00Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics
    • G02B19/0033Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use
    • G02B19/0047Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use for use with a light source
    • G02B19/0061Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use for use with a light source the light source comprising a LED
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/006Systems in which light light is reflected on a plurality of parallel surfaces, e.g. louvre mirrors, total internal reflection [TIR] lenses

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、物体を透明に見せる技術に関するものであり、特には、物体を透明に見せるために使用可能な光学素子に関するものである。また、その光学素子を備えた拡張光学素子およびランプハウスに関するものである。
物体の表面に画像を投影することにより、拡張現実感(AR、Augmented Reality)又は複合現実感(MR、Mixed Reality)を提供する技術がある。また、これらの技術には、物体の後方の画像(以下、「背景画像」という。)を物体の表面に提示することにより、物体の存在を認識されにくくすることができるものがある。具体的には、これらの技術では、物体の周囲における環境(外部環境)に対して違和感が少ない背景画像を物体の表面に提示(投影など)する。これにより、物体を外部環境に埋没させることができる。その結果、物体の存在感を希薄にする(認知的に透明化する)ことができる。
特許文献1では、複数の背景画像を物体の表面に投影することによって、認知的に物体を透明化する技術が開示されている。
他方、非特許文献1には、三角柱プリズムを8つ組合せた構造による全反射型の光学迷彩技術が公開されている。
特開2013−109196号公報
Skulls in the Stars, "Physics demonstrations :cloaking device?" Posted on April 25, 2013 by skullsinthestars [2014年3月17日検索]、インターネット <URL:http://skullsinthestars.com/2013/04/25/physics-demonstrations-cloaking-device/>
図23、図24は、非特許文献1に公開されている光学迷彩構造物100を示す平面図および斜視図である。ここでは8つの三角柱プリズム101a〜101hを組合せ、中央に正方形の開口を有する柱状空間を設けた構成であり、プリズム101h、101gの一面から入射した光Linが、プリズム内で全反射を繰返し、プリズム101c、101dの一面から出力される構成となっている。光出射面側から構造100を見たとき、構造物100の中心の空間内に挿入されている物体(図中においては花115)の空間内に存在する部分(花115の茎)は透明化され、構造物100の光入射面側に置かれている鉛筆116が出射面から見える。
しかしながら、非特許文献1に公開されている光学迷彩構造物100は、8つの三角柱プリズムを組合せて構成されているものであるため、取り扱い性が非常に悪い。プリズム101hと101g、およびプリズム101cと101dとはそれぞれ角を突き合わせて配置させており、組み合わせた状態で保持したり、設置場所を移動したりするなどが困難である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、保持、設置が容易な取り扱い性の高い、物質を透明化することができる光学素子を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記光学素子を備えたランプハウスを提供することを目的とする。
本発明の第1の光学素子は、平面視において正方形状開口を有する角柱状の空間を取り囲む4つの内壁面と、それら内壁面とそれぞれ平行な4つの外壁面と、正方形状開口の1つの対角線に垂直な、互いに対向する2つの外壁面とを有する多角柱状の透明体であって、対角線よりも互いに対向する2つの外壁面間の距離が大きい透明体からなり、互いに対向する2つの外壁面のうちの一方の外壁面に対して垂直に入射した光が、内壁面および外壁面において全反射を繰返し、最終的には互いに対向する2つの外壁面のうちの他方の外壁面から入射した光の光軸とほぼ同じ軸上に出射するものである。
なお、ここで、透明体とは、光の透過率が90%以上である透明のみならず、透過率が20%程度の半透明も含み、他方の外壁面から素子を見たときに、一方の外壁面側の景色を目視できる程度の光透過率を有するものであればよい。特定波長に対して吸収や反射を有していたとしても、可視域トータルの光透過率が20%となっていれば良い。
本発明の第1の光学素子は、一体構造であってもよいし、分離可能な複数の部材から構成されていてもよい。
本発明の第2の光学素子は、45°と135°の内角を有する平行四辺形状底面を有する2つの角柱体が、それぞれの前記平行四辺形状底面の45°の内角同士および135°の内角同士が隣接するように、2つの角柱体のそれぞれの一側面を接続面として接続されてなる本体部と、本体部の接続面に対向する面から外側に突出し、対向する面に平行な面を有する突出部を少なくとも1つ有するものである。なお、本明細書において、45°、135°の内角には±5°の誤差を有していてもよい。下記第3の光学素子についても同様である。
本発明の第2の光学素子において、2つの角柱体が同一形状であることが好ましい。
本発明の第1の光学素子は、突出部が直方体である本発明の第2の光学素子を2つ、その突出部同士を隣接させ、対称に配置組み合わせることによっても構成することができる。
本発明の第3の光学素子は、45°と135°の内角を有する平行四辺形状底面を有する2つの角柱体が、平面視において2つの角柱体のそれぞれの45°の内角を構成する2つの辺のうちの一辺同士が90°の角をなすように接触させて配置され、2つの角柱体の一側面同士を面一として、平行平板の一面に接続されてなるものである。
本発明の第3の光学素子において、2つの角柱体が同一形状であることが好ましい。
本発明の第1の光学素子は、本発明の第3の光学素子を2つ、角柱体の一側面に対向する他側面同士が向い合うように、対称配置されて構成してもよい。
本発明の第1〜第3の光学素子は、屈折率1.41以上であることが好ましい。
透明体の材質は、アクリル、ポリカーボネート、シクロオレフィン系樹脂およびガラスのいずれか1つ、もしくはこれらの材質のうちの2つ以上の混合物であることが好ましい。
本発明の光学素子は、互いに対向する2つの外壁面以外の側面を覆う遮蔽物を備えていてもよい。
本発明の拡張光学素子は、本発明の第1の光学素子に、2つの角柱体が同一形状である上記第2の光学素子を1つ以上組み合わせて、互いに対向する2つの外壁面のうちの一方の外壁面および他方の外壁面が拡張されてなる。
本発明ランプハウスは、本発明の光学素子と、光学素子の4つの内壁に囲まれた角柱状の空間に配置されたランプとを備えている。
本発明のランプハウスにおいては、光学素子の角柱状の空間に、ランプからの光を反射する、断面弧状の反射板が備えられていてもよい。
また、光学素子の4つの外壁面の少なくとも一部を覆う反射板および/または拡散板が備えられていてもよい。
また、光学素子の上面を覆う反射板が備えられていてもよい。
本発明の第1の光学素子は、平面視において正方形状開口を有する角柱状の空間を取り囲む4つの内壁面と、それらの内壁面とそれぞれ平行な4つの外壁面と、正方形状開口の1つの対角線に垂直な、互いに対向する2つの外壁面とを有する多角柱状の透明体であって、対角線よりも互いに対向する2つの外壁面間の距離が大きい透明体からなり、互いに対向する2つの外壁面間の距離が正方形状開口の対角線よりも長くなっているので、従来の三角柱プリズム8つを組合せ構成されて光の入出射面の両方にそれぞれプリズム同士の角を突き合わせて接触した部分を備えた光学迷彩構造物と比較して格段に取り扱い性が良い。
なお、透明体が1つの部材から構成されていれば、組立不要であり、さらに取り扱い性は向上する。複数の部材からなる場合であっても、互いに対向する2つの外壁面間の距離が正方形状開口の対角線よりも長くなっているので、部材間は必ず一部は面で接触させて組み立てる構成となるため、構造安定性に優れる。
本発明の光学素子は、互いに対向する2つの外壁面のうちの一方の外壁面に対して垂直に入射した光が、内壁面および外壁面において全反射を繰返し、最終的には互いに対向する2つの外壁面のうちの他方の外壁面から入射した光の光軸とほぼ同じ軸上に出射するものであるので、他方の外壁面から一方の外壁面側の風景、すなわち素子後方の背景画像を見ることができる。
本発明の光学素子の第1の実施形態の斜視図である。 図1に示す光学素子の平面図である。 第1の実施形態の設計変更例1の光学素子の平面図である。 第1の実施形態の設計変更例2の光学素子の平面図である。 第1の実施形態の設計変更例3の光学素子の平面図である。 第1の実施形態の設計変更例4の光学素子の平面図である。 第1の実施形態の設計変更例5の光学素子の平面図である。 2つのパーツからなる光学素子を説明するための平面図である。 本発明の光学素子の第2の実施形態の斜視図である。 図9Aに示す光学素子の平面図である。 第2の実施形態の設計変更例1の光学素子の平面図である。 第2の実施形態の設計変更例2の光学素子の平面図である。 第2の実施形態の設計変更例3の光学素子の平面図である。 第3の実施形態の光学素子を示す斜視図である。 第3の実施形態の光学素子の使用方法の一例を示す平面図である。 第3の実施形態の光学素子の使用方法の他の例を示す平面図である。 第3の実施形態の光学素子の設計変更例1を示す平面図である。 第3の実施形態の光学素子の設計変更例2を示す平面図である。 第3の実施形態の光学素子を2つ組み合わせて構成された光学素子の平面図である。 図14に示す光学素子の使用形態を説明するための平面図である。 本発明の光学素子の第4の実施形態の平面図である。 本発明の光学素子の第5の実施形態の平面図である。 本発明のランプハウスの第1の実施形態を示す平面図である。 本発明のランプハウスの第2の実施形態を示す平面図および正面図である。 本発明のランプハウスの第3の実施形態を示す平面図である。 図20に示すランプハウスの斜視図である。 本発明のランプハウスの第4の実施形態を示す平面図である。 従来技術の光学迷彩構造を模式的に示す平面図である。 従来技術の光学迷彩構造を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の光学素子1の斜視図であり、図2は図1に示す光学素子1の平面図である。
図1、2に示すように、光学素子1は、平面視において正方形状開口を有する角柱状の空間11を取り囲む4つの内壁面12a〜12dと、内壁面12a〜12dとそれぞれ平行な4つの外壁面13a〜13dと、正方形状開口の1つの対角線に垂直な、互いに対向する2つの外壁面13e、13fとを有する多角柱状の透明体であって、正方形状開口の1つの対角線の長さAよりも互いに対向する2つの外壁面13e、13f間の距離Bが大きい透明体からなる。
互いに対向する2つの外壁面13e、13fのうちの一方の外壁面13eに対して垂直に入射した光Linが、内壁面12a〜12dおよび外壁面13a〜13dにおいて全反射を繰返し、最終的には他方の外壁面13fから出射される。より詳細には、外壁面13eから入射した光は、この外壁面13eに対して45°傾いて形成されている内壁面12a、12dにより全反射されて、光路が90°変更される。その後、光は、内壁面12a、12dに平行な外壁面13a、13dに45°の角度で入射し、外壁面13a、13dにて全反射されて光路が90°変更される。光は、さらに外壁面13b、13cに対して45°の角度で入射し、外壁面13b、13cで全反射され、さらに光路が90°変更される。その後、光は外壁面13b、13cと平行な内壁面12b、12cに45°の角度で入射して全反射され、光路が90°変更されて、外壁面13fから出射される。このとき、出射光Loutは、一方の外壁面13eに入射した光Linの光軸とほぼ同じ軸上で出力される。
上記のように外壁面13eから入射した光が外壁面13fから出射される構成であることから、この光学素子1の外壁面13f側から光学素子1を直視すると、角柱状空間11内に配置された物体は、外壁面13f側から見えず(透明化し)、この光学素子1の外壁面13d側の風景(背景)が外壁面13fから見える。したがって、本光学素子1は光学迷彩素子として用いることができる。
ここでは、互いに対向する2つの外壁面13e、13fのうちの一方の外壁面13eを光の入射面、他方の外壁面13fを出射面とし、外壁面13f側から光学素子1を見た場合について述べたが、一方の外壁面13e側から光学素子1を見た場合には、同様の原理により他方の外壁面13f側の風景が見える。
なお、入射光が全反射する内壁面12a〜12dおよび外壁面13a〜13dの面精度は入射光波長λ以下であることが好ましい。ここで、入射光としては可視光を想定しており、面精度は概ね0.4μm以下であることが好ましい。面精度が入射光波長よりも大きくなると、光が入射した際に散乱光等が生じ反射率が低下し、素子としての透過性が低下する。
本実施形態の光学素子1は、1つの透明体で一体的に構成されたものであり、例えば、押出成形、射出成型などにより作製することができる。透明、半透明体となる材料で空気の屈折率よりも大きい屈折率を有するものであればよいが、特には、屈折率1.41以上であることが好ましい。例えば、アクリル、ポリカーボネート、シクロオレフィン系樹脂およびガラスのいずれか、もしくはこれらの2つ以上の材料の混合物により構成されていることが好ましい。樹脂材料であれば安価であり、形成も容易である。
本実施形態の光学素子1は、従来の三角柱プリズムを8つ組み合わせて構成される光学迷彩構造物と比較して、取り扱い性が非常に良い。8つの三角柱プリズムを組み合わせた構成では、取扱い性が悪く、設置の自由度が低かった。また、一部にプリズムの角同士を突き当てて接続された(線で接続された)部分があるために安定性に問題があった。これに対し、本実施形態の光学素子1は、一体的に構成されているものであるため、そのような問題が生じない。また、図2の平面図において、透明光学素子の斜線で示した部分15は、正方形状開口の対角線よりも外壁面13e、13f間の距離を大きくしていることにより存在する部分であり光の全反射による進路変更に寄与するものではないが、このような外壁面13eを含む直方体部分、あるいは外壁面13fを含む直方体部分を備えたことにより、取り扱い時の持ち手部として利用することができ、素子を保持、取り扱いを容易なものとすることがきる。
図3〜図7に設計変更例1〜5の光学素子の平面図を示す。各図において、上記実施形態の光学素子1と同等の要素については同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
図3に示す設計変更例1の光学素子2は、図1の光学素子1と比べて対向する外壁面13e、13f間の距離が短くなっており、外壁面13f側は、内壁面12b、12cが平面視において点接触して(実際には線接触して)いる形状である。
この光学素子2においても、外壁面13eから入射した光Linは、内部で全反射を繰返して外壁面13fから出射する。本例の素子2で出射光Loutが出射される外壁面13f側には光学素子1における直方体部分15が存在していない。しかし、一つの部材(パーツ)により構成されており、また、一方の外壁面13d側には直方体部分が備えられており、持ち手部として利用することもできるので、取り扱い性は、光学素子1と同様である。
図4に示す設計変更例2の光学素子3のように、内壁面12a〜12dと外壁面13a〜13dの厚みを厚くして、入出射面となる外壁面13e、13fの横幅を広く形成してもよい。また、内部での全反射とは無関係な部分15の厚みは構造を維持できる程度の厚みがあればよく、また、実施形態の光学素子1では直方体形状であったが、ここでは、台形柱状である。直方体形状であれば、使用者が側面を持つのに持ちやすくより好ましい。
本光学素子3のように、内部の角柱状空間11の対角線よりも、入出射面となる外壁面13e、13fの横幅が広い場合、外壁面13eからの入射光は、その直進進路上に内壁面が存在しない場合は、そのまま光学素子3中を透過して他方の外壁面13fから出射され、内壁面が存在する場合には、内壁面および内壁面に平行な外壁面で全反射を繰返し、最終的には、入射光と同軸上で外壁面13fから出射される。
図5に示す設計変更例3の光学素子4は、中央に設けられている角柱状空間11に比して内壁面12a〜12dと外壁面13a〜13dとの間の厚みが薄く形成されている。第1の実施形態の光学素子1においては、対向する2つの外壁面13e、13fのうちの一方の外壁面13eから入射した光は、各内壁面、外壁面において、1回ずつ全反射を行い他方の外壁面13fから出射する構成となっていたが、本光学素子4では、入射光が各内壁面および外壁面で複数回の反射を繰り返して出射する構成となっている。このように、複数回の反射を繰り返しても、入射光と出射光の光軸はほぼ同軸となっている。
図6に示す設計変更例4の光学素子5は、中央に設けられている角柱状空間11の2つの正方形状開口の対角線のそれぞれに垂直に交わる互いに対向する外壁面13eと13f、16aと16bを備えている。
入出射面となる外壁面13e、13fの横幅が狭い場合、内壁面12a、12dで反射した光は外壁面13a、13bに入射するが、この光の入射範囲に光の進行方向に対して45°で傾いた外壁面13a、13bが存在していればよく、内壁面に平行な外壁面における入射光の反射に不要な部分の形状は特に制限はないが、本例では、もう一つの互いに対向する2つの外壁面16aと16bを備えた構造を有している。
本光学素子5は、平面視における素子5の中心点に位置する中心軸に対して4回転対称の形状を有しており、互いに対向する外壁面16a、16bの関係は、外壁面13e、13fの関係と同一であり、一方から入射した光が素子内部で前半差を繰返し他方から出射する。
図7に示す設計変更例5の光学素子6は、中央に設けられている角柱状空間11の開口形状が正方形ではなく、正方形の1対の対向する2つの角が欠けた六角形となっている。外壁面13eから入射した光を反射する部分に、外壁面13eに対して45°傾いた内壁面12a、12dを備えて、この内壁面にて、入射光の頃を90°変化させているが、光が入射する外壁面13eの幅に内壁面12a、12dが存在していればよく、外壁面13eの幅より外側となる部分の形状は光の光路を妨げない形状となっていればよく、本例では、外壁面13eに対して垂直な面17a、17bが形成されている。従って、本発明において、光学素子は、平面視において正方形状開口を有する角柱状の空間を取り囲む4つの内壁面を有するが、本願のように開口の形状が反射に無関係な部分で正方形を一部切欠いた形状となっている場合を含むものである。
上記の第1の実施形態の光学素子1およびその設計変更例1〜5の光学素子2〜6は、透明な1つパーツ(部材)から構成されているものとしたが、上記光学素子1〜6は、透明な2つのパーツから構成されていてもよい。さらには、光学素子は、3つもしくは4つなど2つより多い複数の部材から構成されていてもよい。ただし、数が多くなるほど取扱い性が低下するため2つ以下の部材から構成されていることが特に好ましい。
図8は、第1の実施形態の光学素子1と同一形状の光学素子7〜10の平面図であるが、ここでは、光学素子7〜10はそれぞれ2つのパーツから構成されている。
光学素子7は、L字状の平面形状を有する柱状体の端部に平行平板が組み合わされた第1のパーツ21と、L字状の平面形状を有する柱状体である第2のパーツ22により構成されている。
光学素子8は、3つの内壁面およびそれらに平行な外壁面を含む第1のパーツ23と、1つの内壁面およびそれに平行な外壁面を含む第2のパーツ24とから構成されている。
光学素子9は、2つの同一形状のパーツ30が対称に配置され、同様に、光学素子10は、2つの同一形状のパーツ40が対称に配置されて構成されている。
いずれの光学素子7〜10も、2つのパーツ(部材)から構成されており、いずれもパーツ同士は必ず面同士が接触されて配置される。光学素子7は第1のパーツ21と第2のパーツ22が面7a、7bで接続され、光学素子8は第1のパーツ23と第2のパーツ24が面8a、8bで接続されている。同様に、光学素子9は同型の2つのパーツ30が面9a、9bで接続され、光学素子10は同型の2つのパーツ40が面10a、10bで接続されている。いずれも2つのパーツを、面で接触して組合せているので、安定的に構造を形成することができ、また、パーツ数が2つであれば、1つの場合と比較しても取り扱い性に劣るものではない。また、角柱状空間11に視線から遮蔽したい物体を挿入する際に、2つのパーツにより物体を挟むようにして設置することができるので、設置の自由度が向上し実用性が増す。例えば、柱などの固定構造物であっても、2つのパーツから構成された光学素子であれば、角柱状空間に柱を挟むようにして配置することができ、柱の透明化を図ることができる。光学素子が複数の分離可能な部材から構成されている場合には、図8の光学素子8〜10のように、各パーツが持ち手となる直方体部分15(図1参照)を一部に含むものであれば、取扱い性が高く好ましい。
なお、第1の実施形態の設計変更例1〜5のような形状の透明体についても、一体構造ではなく、2つあるいは3つ以上のパーツから構成してもよい。
2つあるいは3つ以上のパーツから1つの光学素子を構成する場合には、すべてのパーツが同一材料からなるものであれば光マッチング性が高く好ましい。また、図7の素子9、10のように、同一の形状のパーツを組み合わせて構成するものであれば、1つの形状のパーツのみを作製すればよく、作製に用いられる押出し成型あるいは射出成形の型も1つのパーツ用のみで足りることから、生産性が高い。
次に、第2の実施形態の光学素子について、図9Aおよび図9Bを参照して説明する。
図9Aは第2の実施形態の光学素子30の斜視図であり、図9Bは図9Aに示す光学素子30の平面図である。この光学素子30は、図8で示した光学素子9を構成するための1つのパーツでもある。
図9A、図9Bに示す光学素子30は、45°と135°の内角を有する平行四辺形状底面を有する同一形状の2つの角柱体31、32が、45°の内角同士、135°の内角同士が隣接するように、2つの角柱体31、32のそれぞれの一側面を接続面33として接続されてなる本体部と、本体部の接続面33に対向する面34a、34bから外側に突出し、その対向する面34a、34bに平行な面35a、35bを有する突出部35を有するものである。
なお、2つの角柱体31、32の45°、135°の内角には±5°の誤差を有していてもよい、すなわち、2つの角柱体31、32は45°±5°と135°±5°の内角を有する平行四辺形状の底面を有するものであればよい。
この光学素子30は、図9Bに示すように、外壁面35aから入射した光が、2つの角柱体31、32が接続されてなる本体部内において、全反射を繰り返し、外壁面35bから出射される構成である。これにより、第1の実施形態の場合と同様の原理で、外壁面35bから素子30を直視すると、外壁面35aの風景を見ることになる。したがって、外壁面35bから素子30を見たとき、L字状の壁面内側に配置されている物体29は、透明化されて見えない。したがって、光学迷彩素子として用いることができる。なお、角柱体31、32の内角が45°、135°からずれると、一方の外壁面から見える他方の該壁面側の像が歪むこととなるが、±5°程度のずれであれば、支障なく用いることができる。
本実施形態の光学素子30は、単体でも用いることができるが、既述の通り、2つ組み合わせ、突出部35同士を隣接させ、対称に配置することにより、図8の光学素子9を構成することができる。
また、図10に第2の実施形態の設計変更例1の光学素子36として示すように、遮蔽板37と組み合わせて光学素子30のL字の内側に遮蔽したい物体29を配置可能な構成としてもよい。なお、遮蔽板37の代わりに、建物、建造物等の壁面を利用してもよい。
さらに、図11に第2の実施形態の設計変更例2の光学素子38として示すように、設計変更例1にさらにL字の外側を覆う遮蔽板39を配置した構成としてもよい。
図10、11の光学素子36、38において模式的に示すように、ここでも一方の壁面35aの外部にある物体を、他方の壁面35b側から見ることでき、L字状壁面の内側に配置されている物体29を実質的に透明化することができる。
図12は、第2の実施形態の設計変更例3の光学素子130を示す平面図である。図9〜図11に示した光学素子30は、同一形状の2つの角柱体が接続された本体部を備えるものであるが、図12の光学素子130は、角柱体131、132の形状が同一でない例である。ここでは、2つの角柱体131、132の接続面133となるそれぞれの一側面同士は同一形状である。光学素子130は、この2つの角柱体131、132からなる本体部と本体部の接続面133に対向する一方の面134aから外側に突出し、その対向する面134aに平行な面135aを有する突出部135を備えている。
この光学素子130においても、図12に示すように、外壁面135aから入射した光が、2つの角柱体131、132が接続されてなる本体部内において、全反射を繰り返し、外壁面134bから出射される構成である。本例では、角柱体131、132が同一形状でない、すなわち対称でないことから、壁面135aの像と他方の壁面135bから見える像が異なっている、図12に示すように、壁面135a側では、丸(○)、バツ(×)三角(△)の順に並んでいた像が、壁面135b側では×、△、○の順に見えることとなる。
しかしこのような構成であっても、L字状壁面の内側に配置されている物体29を実質的に透明化することができ、光学迷彩素子として用いることができる。
次に、第3の実施形態の光学素子について、図13A〜Eおよび図14を参照して説明する。
図13Aは、第3の実施形態の光学素子48の斜視図であり、図13Bおよび図13Cは図13Aに示す光学素子の使用例を説明するための平面図である。なお、この光学素子40は、図8で示した光学素子10を構成するための1つのパーツでもある。
光学部材40は、45°と135°の内角を有する平行四辺形状底面を有する同一形状の2つの角柱体41、42が、平面視においてそれぞれの45°の内角同士を90°の角度で接触させて、すなわち、45°の内角を構成する2つの辺の一辺同士が90°の角をなすように接触させて配置され、それぞれの一側面43a、43bを面一として、平行平板45の一面に接続されてなる透明部材である。
なお、2つの角柱体41、42の45°、135°の内角には±5°の誤差を有していてもよい、すなわち、2つの角柱体41、42は45°±5°と135°±5°の内角を有する平行四辺形状の底面を有するものであればよい。
図13Bは、光学素子40の角柱体41、42の一側面43a、43bに対向する他側面47a、47bを壁27にくっ付けるようにして配置した状態を示している。壁27と光学素子40のL字を構成する壁面との間に物体29を配置すれば、図13B中矢印Hから平行平板45の他面46を見たとき、側面47a、47bが接している壁27の模様が見え、物体29は矢印Hからは見えず、透明化されている。壁27の模様が横縞(図中左右に延びるストライプ)など、光学素子40の側面47a、47bが接している面の模様が連続していれば矢印Hから見た場合に違和感が生じない。したがって光学迷彩素子として用いることができる。
なお、角柱体41、42の内角が45°、135°からずれると、一方の外壁面から見える他方の該壁面側の像が歪むこととなるが、±5°程度のずれであれば支障なく用いることができる。
図13Cは、光学部材40を矢印Hから、すなわち側面47a、47bを見た場合について模式的に示している。光学部材40の面46側に配置された2つの花44が、矢印Hから見るとブロック内での全反射の結果、その像44aが47a、47bの面に見える。したがって、この形態においても光学迷彩として用いることが可能となる。
図13D、第3の実施形態の設計変更例1の光学素子140を示す平面図であり、図13Eは、第3の実施形態の設計変更例2の光学素子240を示す平面図である。
図13Aに示した光学素子40は、同一形状の2つの角柱体が、線対称に配置された形状の本体部を備えるものであるが、図13Dの光学素子140は、角柱体141、142の形状が同一でない例である。ここでは2つの角柱体141、142の側面143a、143bが面一となり平行平板145の一面に接続された形状を有している。角柱体141、142の底面の平行四辺形の一組の辺(平行平板と接続する辺と異なる辺)の長さが異なり、角柱体141の側面147aが、角柱体142の側面147bよりも平行平板145の他面146から離れた位置となっている。このように2つの角柱体の形状が異なる本光学素子140の場合にも、平行平板145の他面146から、角柱体の側面147a、147b側の像を観察することができ、光学部材のL字状を構成する壁面の内側に物体が配置された場合に透明化することができる。したがって、図13Aに示す光学素子40と同様に光学迷彩素子として用いることが可能である。
同様に、図13Eの光学素子240は、角柱体241、242の形状が同一でない例である。ここでは2つの角柱体241、242の側面243a、243bが面一となり平行平板245の一面に接続された形状を有している。角柱体241、242の底面の平行四辺形の一組の辺の長さ(平行平板245の一面と接続する辺の長さ)が異なる。このように2つの角柱体の形状が異なる本光学素子240の場合にも、平行平板245の他面246から、角柱体の側面247a、247b側の像を観察することができ、光学部材のL字状を構成する壁面の内側に物体が配置された場合に透明化することができる。したがって、図13Aに示す光学素子40と同様に光学迷彩素子として用いることが可能である。
図14は、図13Aに示す光学素子40が2つ組み合わせて構成される光学素子48の平面図である。
光学素子48は、光学素子40をパーツとして、角柱体の一側面43a、43bに対向する他側面47a、47b同士が向かい合うように2つ対称配置することにより構成されている。
なお、本パーツ40を2つ、他側面47a、47a同士、47b、47b同士を接触接続した構成が、図8の光学素子10である。
本光学素子48は、他側面47a同士の間、もう一つの他側面47b同士の間に隙間が設けられている。このように2つのパーツ40、40間に隙間が存在していても両者の対向する面47a、47a、あるいは面47b、47bが光路に対して垂直に配置されていれば、光学迷彩の効果に影響を及ぼさない。
本光学素子48のパーツ40、40同士の隙間には、シャッターを設置したり、半透明体を挿入したりすることができる。シャッターを設けることにより、視界のON/OFFが可能となる。
また、図15に上記光学素子40の設計変更例の光学素子50を示すようにパーツ40、40間の1つの隙間、面47a、47a間に、半透明体52を挿入することにより、透過画像に半透明体42の透過像を重ねることが可能となる。例えば、透明体52として、蝶55の模様(絵)が一部に入っているガラス板を挿入した場合、一方のパーツ40の面49a外部に置かれている花54と、ガラス板の蝶55が重なった像54a、55aを他方のパーツ40の面49b側から見ることができる。
図16は、本発明の第4の実施形態の光学素子60を示す平面図である。
本光学素子60は、第1の実施形態の光学素子1(以下において、第1の素子1とする。)と第2の実施形態の光学素子30(以下において、第2の素子30とする。)との組み合わせにより構成されている。中心に第1の素子1を配置し、その両脇に第2の素子30を複数組み合わせていくことにより、もともとの入出射面の幅F1を所望の幅F2まで拡大することができる。本素子60は、拡張光学素子の実施形態である。ここで、第1の素子1とその入出射面の拡大方向に配置される第2の素子30、および第2の素子30同士を、1〜2μm程度のわずかな隙間を空けて配置すれば、隙間部分が縞状に観察されるが入射面62の広い範囲を出射面64から見ることができる。この場合、入射面62側から各素子に入射した光は、いずれも各素子内部で全反射を繰り返し、各素子から出射される。
第1の素子1と第2の素子30が同一材料から構成されている場合、第1の素子1と第2の素子30との間、第2の素子30同士の間に隙間を設けず、面接触させて配置してもよい。この場合、入射面62側から入射した光は、第1の素子1の内壁面により反射される部分を除き、直進して出射面64から出射される。
図17は、本発明の第5の実施形態の光学素子62の平面図である。
本光学素子62は、第1の実施形態の光学素子1の外壁面13a、13bを覆う遮蔽板63、外壁面13c、13dを覆う遮蔽板64を備えている。この遮蔽板63、64を備えて、光学素子1の端部を遮蔽することにより、外壁面13eから光学素子1を見た際の内部に配置された物体29を透明化する視覚効果をより高めることができる。
以下、本発明のランプハウスの実施形態について説明する。本発明のランプハウスは、上述の光学素子を備えたものである。
図18に第1の実施形態のランプハウスの平面図を示す。ランプハウス70は、光学素子1と、その中心の角柱状空間11に配置されたランプ72とから構成される。光学素子1の内部に配置されたランプ72からの光は図18中に示すように、光学素子1の左右方向に出力される。光学素子1の外壁面13f側からは、外壁面13e側の景色が見え、内部に配置されているランプ72は見えない。
ランプ72としては、蛍光灯、白熱灯、LEDなどを用いることができ、特に制限はない。
ランプハウス70は、外壁面13fを建築物の壁などに接触させて固定して、間接照明として利用してもよい。
図19は、本発明の第2の実施形態のランプハウス75の平面図および正面図である。本実施形態のランプハウス75は、光学素子1と、その中心の角柱状空間11に配置されたランプ72に加え、ランプ72の光の発散方向となる光学素子1の両脇に拡散板76が配置され、さらに、光学素子1の上面を覆うように反射板78が備えられている。
拡散板76、および反射板78を備えることにより、光学素子1から出力される光の指向性を高めることができる。
図20は、本発明の第3の実施形態のランプハウス80の平面図であり、図21は、ランプハウス80の斜視図である。本実施形態のランプハウス80は、光学素子1と、その中心の角柱状空間11に配置されたランプ72とに加え、ランプ72の光発散方向となる光学素子1の一方の側面側を拡散板76で覆い、他方の側面側を反射板82で覆った構成を構造を有している。このように光学素子1の内部に配置されたランプ72からの光の発散方向を反射板82および拡散板76を備えることにより制御したものであり、拡散板76側にのみ光が発散するように構成されている。
図22は、本発明の第4の実施形態のランプハウス85の平面図である。本実施形態のランプハウス85は、光学素子1と、その中心の角柱状空間11にランプ72と、ランプからの光を反射する断面弧状の反射板86とを備えている。角柱状空間11に反射板86を挿入することにより、光学素子1から生じる発散光の指向性を高めることができる。この場合も光学素子1の外壁面13fからは、外壁面13e側の景色が見え、内部に配置されているランプ72および反射板86は透明化されて見えない。
上記各ランプハウスについては、1つの部材により一体的に構成されている光学素子1を備えた例を挙げたが、ランプハウスにおいても、図8に示したような2つのパーツから構成された光学素子を備えてもよい。また、光学素子の形状も光学素子1の形状に限らない。例えば、図12、図13に示した第2の実施形態の光学素子の設計変更例において、透明化したい物体29の代わりに、ランプを配置することにより、ランプハウスとして用いることもできる。
1〜10、30、36、38、48、50、60、62 光学素子
11 角柱状空間
12a〜12d 内壁
13a〜13d 外壁
15 部分
30 光学迷彩素子
40 光学迷彩素子(パーツ)
70、75、80、85 ランプハウス
72 ランプ

Claims (13)

  1. 平面視において正方形状開口を有する角柱状の空間を取り囲む4つの内壁面と、該内壁面とそれぞれ平行な4つの外壁面と、前記正方形状開口の1つの対角線に垂直な、互いに対向する2つの外壁面と、該2つの外壁面のうちの少なくとも1つと垂直に接続し、かつ前記4つの外壁面のうちの1つと接続する2つの側壁面とを有する多角柱状の透明体であって、前記対角線よりも前記互いに対向する2つの外壁面間の距離が大きい透明体からなり、前記互いに対向する2つの外壁面のうちの一方の外壁面に対して垂直に入射した光が、前記内壁面および前記外壁面において全反射を繰返し、最終的には前記互いに対向する2つの外壁面のうちの他方の外壁面から前記入射した光の光軸とほぼ同じ軸上に出射される光学素子。
  2. 45°と135°の内角を有する平行四辺形状底面を有する2つの角柱体が、それぞれの前記平行四辺形状底面の45°の内角同士および135°の内角同士が隣接するように、該2つの角柱体のそれぞれの一側面を接続面として接続されて一体化されてなる本体部と、
    該本体部の前記接続面に対向する面から外側に突出し、該対向する面に平行な面を有する直方体形状の突出部を少なくとも1つ有する光学素子。
  3. 前記2つの角柱体が同一形状である請求項2記載の光学素子。
  4. 求項3記載の光学素子を2つ、前記突出部同士を隣接させ、対称に配置組み合わせて構成された請求項1記載の光学素子。
  5. 45°と135°の内角を有する平行四辺形状底面を有する2つの角柱体が、平面視において該2つの角柱体のそれぞれの45°の内角を構成する2つの辺のうちの一辺同士が90°の角をなすように接触させて配置され、前記2つの角柱体の一側面同士を面一として、平行平板の一面に接続されて一体化されてなり、
    前記2つの角柱体が同一形状である光学素子を2つ、
    前記角柱体の前記一側面に対向する他側面同士が向い合うように、対称配置されて構成された請求項1記載の光学素子。
  6. 屈折率1.41以上である請求項1からいずれか1項記載の光学素子。
  7. アクリル、ポリカーボネート、シクロオレフィン系樹脂およびガラスのいずれか1つ、もしくは2つ以上の混合物からなるものである請求項1からいずれか1項記載の光学素子。
  8. 前記互いに対向する2つの外壁面以外の側面を覆う遮蔽物を備えてなる請求項1、4およびいずれか1項記載の光学素子。
  9. 請求項1、4およびいずれか1項記載の光学素子に、1つ以上の請求項3記載の光学素子を組み合わせて、前記互いに対向する2つの外壁面のうちの一方の外壁面および他方の外壁面が拡張されてなる拡張光学素子。
  10. 請求項1、4およびいずれか1項記載の光学素子と、
    該光学素子の前記4つの内壁に囲まれた前記角柱状の空間に配置されたランプとを備えたランプハウス。
  11. 前記光学素子の前記角柱状の空間に、前記ランプからの光を反射する、断面弧状の反射板が備えられている請求項10記載のランプハウス。
  12. 前記光学素子の前記4つの外壁面の少なくとも一部を覆う反射板および/または拡散板が備えられている請求項10または11記載のランプハウス。
  13. 前記光学素子の上面を覆う反射板が備えられている請求項10から12いずれか1項記載のランプハウス。
JP2014165346A 2014-03-27 2014-08-15 光学素子と光学素子を備えた拡張光学素子およびランプハウス Active JP6230973B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014165346A JP6230973B2 (ja) 2014-03-27 2014-08-15 光学素子と光学素子を備えた拡張光学素子およびランプハウス
PCT/JP2015/001695 WO2015146167A1 (ja) 2014-03-27 2015-03-25 光学素子と光学素子を備えた拡張光学素子およびランプハウス
CN201580016020.0A CN106133559B (zh) 2014-03-27 2015-03-25 光学元件、具备光学元件的扩展光学元件及灯罩
US15/273,172 US10295809B2 (en) 2014-03-27 2016-09-22 Optical element, extended optical element comprising optical element, and lamp housing

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014065857 2014-03-27
JP2014065857 2014-03-27
JP2014165346A JP6230973B2 (ja) 2014-03-27 2014-08-15 光学素子と光学素子を備えた拡張光学素子およびランプハウス

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015194670A JP2015194670A (ja) 2015-11-05
JP2015194670A5 JP2015194670A5 (ja) 2016-04-28
JP6230973B2 true JP6230973B2 (ja) 2017-11-15

Family

ID=54194711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014165346A Active JP6230973B2 (ja) 2014-03-27 2014-08-15 光学素子と光学素子を備えた拡張光学素子およびランプハウス

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10295809B2 (ja)
JP (1) JP6230973B2 (ja)
CN (1) CN106133559B (ja)
WO (1) WO2015146167A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016152322A1 (ja) * 2015-03-24 2018-01-18 ソニー株式会社 構造体、配線モジュールおよび電子機器
US9971162B2 (en) * 2016-02-05 2018-05-15 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Apparatuses and methods for making an object appear transparent
US10737623B2 (en) * 2016-11-30 2020-08-11 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Cloaking devices
US10286957B2 (en) * 2017-03-25 2019-05-14 Yizong He Invisible frame for automobile windshield and side windows
CN206552113U (zh) 2017-03-25 2017-10-13 何亦宗 一种隐形四棱柱
US10602033B2 (en) * 2017-05-02 2020-03-24 Varjo Technologies Oy Display apparatus and method using image renderers and optical combiners
US10444480B2 (en) * 2017-08-03 2019-10-15 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Cloaking devices constructed from prisms and vehicles comprising the same
US10737621B2 (en) * 2017-09-14 2020-08-11 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Cloaking devices with lenses and plane mirrors and vehicles comprising the same
US10688930B2 (en) * 2018-01-30 2020-06-23 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Cloaking devices constructed from reflection boundaries and color filters and vehicles comprising the same
JP2020148959A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 トヨタ自動車株式会社 光学デバイス
WO2021235202A1 (ja) * 2020-05-22 2021-11-25 富士フイルム株式会社 反射構造体及び視認性制御方法
US20240085593A1 (en) 2021-03-30 2024-03-14 Nec Corporation Concealment method and concealment system
CN114200550B (zh) * 2021-09-22 2023-06-06 上海新力动力设备研究所 一种三维物体隐形装置及其设计方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH056523U (ja) * 1991-07-02 1993-01-29 株式会社モチロ企画 蛍光灯用照明カバー
US7050171B1 (en) * 2002-11-04 2006-05-23 The United States Of America As Represneted By The Secretary Of The Army Single-exposure interferometer with no moving parts
JP2005316087A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Konica Minolta Opto Inc 変調光学系および映像投影装置
US7352512B2 (en) * 2005-07-11 2008-04-01 The Boeing Company Compact self-compensating beam splitter apparatus and method of using
KR101255282B1 (ko) * 2008-06-04 2013-04-15 엘지디스플레이 주식회사 프리즘 시트 및 이를 이용한 백 라이트 유닛 및액정표시장치
CN102519356B (zh) * 2011-12-15 2013-10-16 上海理工大学 一种基于全反射的光路互换装置
JP6121097B2 (ja) 2012-02-22 2017-04-26 稲見 昌彦 情報提示装置
US9405118B1 (en) * 2012-05-14 2016-08-02 Weimin Lu Optical cloaking system
JP6269482B2 (ja) * 2012-06-01 2018-01-31 凸版印刷株式会社 異方性反射表示体、並びに異方性反射表示体を用いた情報記録体
CN102866448B (zh) * 2012-09-11 2015-07-29 清华大学深圳研究生院 双棱镜四分之一波片

Also Published As

Publication number Publication date
CN106133559A (zh) 2016-11-16
JP2015194670A (ja) 2015-11-05
WO2015146167A4 (ja) 2015-11-26
CN106133559B (zh) 2019-03-08
US20170010451A1 (en) 2017-01-12
WO2015146167A1 (ja) 2015-10-01
US10295809B2 (en) 2019-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6230973B2 (ja) 光学素子と光学素子を備えた拡張光学素子およびランプハウス
US11531152B2 (en) Time-multiplexed backlight and multiview display using same
ES2704675T3 (es) Luz de fondo multi-direccional a base de cuadrícula
JP6851369B2 (ja) ヘッドトラッキングを備えたマルチビーム回折格子型ディスプレイ
KR102214346B1 (ko) 회절성 멀티빔 소자 기반의 백라이팅
ES2952073T3 (es) Retroiluminación multivista que tiene un patrón de emisión a la medida del color
JP2022028698A (ja) マルチビーム要素型バックライトおよびこれを用いたディスプレイ
ES2856011T3 (es) Retroiluminación de colores basada en redes de difracción multihaz
JP2020512665A (ja) モード切替可能なバックライト、プライバシーディスプレイ、および方法
ES2950890T3 (es) Pantallas de vista múltiple con estructura de soporte reflectante
WO2018043673A1 (ja) 表示装置及び空中像の表示方法
JP2021507320A (ja) マルチビーム素子ベースのニアアイディスプレイ、システム、および方法
JP6971324B2 (ja) バックライト、マルチビューディスプレイ、およびテーパ付きコリメータを使用する方法
US20100073955A1 (en) Lamp and use thereof
KR102370247B1 (ko) 멀티뷰 백라이트, 멀티뷰 디스플레이 및 오프셋 멀티빔 소자들을 이용하는 방법
JP2020516928A (ja) 多層マルチビューディスプレイおよび方法
JP2012118445A (ja) 2面コーナーリフレクタアレイ光学素子を用いた表示装置
JP2008310259A (ja) 光路偏向板、面光源装置及び透過型画像表示装置
WO2015186789A1 (ja) 画像表示装置及び画像表示方法
KR20200040923A (ko) 멀티컬러 정적 멀티뷰 디스플레이 및 방법
KR20210107896A (ko) 광 제어 필름을 갖는 수평 시차 멀티뷰 디스플레이 및 방법
JP2022519861A (ja) 照明デバイス
US20160124154A1 (en) Field Inversion Waveguide Using Micro-Prism Array
JP6084797B2 (ja) 面光源装置および表示装置
JP7174920B2 (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160309

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170428

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170908

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6230973

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250