JP6230871B2 - 浸炭焼入れ設備 - Google Patents

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本発明は、被処理体の浸炭焼入れ処理を行う浸炭焼入れ設備に関する。
低合金鋼等(以下、「被処理体」という)の耐摩耗性を向上させるためには、被処理体の表面層に炭素を侵入固溶させる浸炭処理を行うことが一般的となっている。通常、浸炭処理を行う際には予熱処理や焼入れ処理等も行われる。本明細書においては、このような予熱処理や焼入れ処理等を含め、被処理体の浸炭処理を行う際に一般的に行われる一連の処理のことを「浸炭焼入れ処理」という。
近年、浸炭焼入れ処理を被処理体の機械加工工程の一工程として組み入れ、被処理体の機械加工と浸炭焼入れ処理をオンラインで行うことが求められている。このようなオンライン機械加工製造システムの構築を可能にする浸炭焼入れ設備としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものがある。
特許文献1及び特許文献2に記載された浸炭焼入れ設備では、浸炭処理や焼入れ処理等の熱処理をそれぞれ独立した処理室で行ういわゆるバッチ式の処理方法を採用している。これらの浸炭焼入れ設備では、浸炭焼入れ処理の工程の中で最も長い処理時間を要する浸炭処理を複数の浸炭室で分担して行うことにより、機械加工工程のラインスピードに合わせた浸炭焼入れ処理を行うことが可能となる。
特開平10−53809号公報 特開2002−294429号公報
生産性向上のためには、オンライン機械加工製造システムに組み込まれる浸炭焼入れ処理時間を更に短縮することが必要となるが、従来の浸炭焼入れ設備では、各処理室への被処理体の搬送の連携性については考慮されていなかった。このため、浸炭焼入れ処理時間を短縮することが困難な状況となっていた。
例えば、特許文献1や特許文献2に記載された浸炭焼入れ設備においては、浸炭処理後の被処理体を浸炭室から搬出する際、及び、これから浸炭処理を行う次の被処理体を浸炭室に搬入する際に、浸炭室に設けられた被処理体が通過する開口の開閉を行う搬送口扉を開けることとしている。このような場合、被処理体の搬送にかかる時間分、浸炭焼入れ処理時間が長くなるのはもちろんのこと、搬送口扉を開ける都度、浸炭室の温度が低下することになる。
このとき、浸炭室内の温度が適切な浸炭温度(850℃〜1100℃程度)を下回るような場合には、被処理体への浸炭効率が落ちることとなり、被処理体の十分な浸炭処理を行うためには浸炭処理時間をある程度確保しておかなければならない。特に、浸炭室の容積が小さい場合には搬送口扉を開けた際の、浸炭室の温度低下も大きくなるため、より長く浸炭処理時間を確保しておかなければならない。
更に、浸炭室からの被処理体の搬出後から次の被処理体の搬入までの間隔が短い場合には、次の被処理体を搬入するまでの間に浸炭室の温度が上がりきらないまま、次の被処理体が浸炭室に搬入されることになる。即ち、次の被処理体の搬入のための搬送口扉の開扉により、浸炭室の温度が再度低下することになり、その結果、浸炭効率が更に低下してしまう。このため、浸炭処理時間をより長く確保しておくことが必要となってしまう。
また、浸炭焼入れ処理にかかる時間を短縮するためには、従来よりも多くの浸炭室を設けることも考えられるが、浸炭室の設置コストや設置スペースの問題から浸炭室の増設が困難な場合もある。
また、以上の説明では、浸炭室における被処理体の搬入出時の問題点について説明したが、他の処理室(昇温室、焼入れ室、焼き戻し室等)における搬入出時にも同様の問題が起きる。即ち、従来の浸炭焼入れ設備においては、各処理室における処理時間をある程度確保しておく必要があるため、浸炭焼入れ処理全体にかかる時間を短縮させることは困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被処理体の浸炭焼入れ処理にかかる時間を短縮することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、被処理体に浸炭焼入れ処理に係る少なくとも1つの処理を施す処理室と、被処理体を搬送する搬送装置と、前記処理室内に設けられ、前記処理室内に搬送された被処理体が載置される載置台とを備えた、被処理体の浸炭焼入れ処理を行う浸炭焼入れ設備であって、前記搬送装置は、既に処理が施された被処理体を前記処理室から搬出する第1の搬送アームと、次に処理が施される被処理体を前記処理室に搬入する第2の搬送アームと、前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームとを互いに独立して可動させる可動機構とを備え、前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームとが鉛直方向に沿って並んで配置され、前記処理室に、前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームが通過可能な搬送口が設けられ、前記搬送口の開閉を行う搬送口扉が設けられ、前記搬送口扉の開放時に、前記処理室に前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームが挿入されるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、処理室からの被処理体の搬出と処理室への次の被処理体の搬入を搬送口扉の開放時に同時に行うことができる。
前記載置台を昇降させる昇降装置を備えていても良い。前記可動機構は、前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームとをそれぞれ前後方向にのみ可動させる構成であっても良い。前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームとが同一形状であり、前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームとが一直線上に配置されていても良い。
前記第1の搬送アーム及び前記第2の搬送アームの少なくともいずれかには、前記被処理体を支持する少なくとも3つの搬送用支持ピンが設けられていても良い。また、前記載置台には、前記被処理体を支持する少なくとも3つの載置台支持ピンが設けられていても良い。
被処理体は、上面部と側面部から成る形状であって、前記搬送アームで前記被処理体を支持した際に前記被処理体の側面部の内側に接して又は近接して前記被処理体の位置規制を行うように前記搬送用支持ピンが設けられていても良い。また、前記載置台で前記被処理体を支持した際に前記被処理体の側面部の内側に接して又は近接して前記被処理体の位置規制を行うように前記載置台支持ピンが設けられていても良い。
本発明によれば、処理室からの被処理体の搬出と処理室への次の被処理体の搬入を搬送口扉の開扉時に同時に行うことができる。これにより、被処理体の搬入出にかかる時間を短縮することができる。また、搬送口扉の開閉頻度を少なくすることができるため、処理室内の温度低下を抑制することができる。これにより、処理室内が適正温度に達するまでの時間を短縮することができるため、結果として処理室における処理時間を短縮することができる。
本発明の実施形態に係る浸炭焼入れ設備における各処理室等の概略配置図である。 第1浸炭室の内部を示す概略図である。 図1中のA−A断面図である。 搬送アームの補助ピンについての説明図である。 本発明の実施形態に係る浸炭処理工程における被処理体の搬送動作を示す図である。 円形状の上面部と円筒状の側面部から成る被処理体の支持態様を示す図である。 図6中のB−O−B縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について、平面視において円形状の被処理体Wを浸炭焼入れ処理する浸炭焼入れ設備1に基づいて説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1に示すように、浸炭焼入れ設備1は、昇温室2、浸炭室3(第1浸炭室3a、第2浸炭室3b、第3浸炭室3c)及び焼入れ室4(以下、「各処理室」という場合もある)を備えており、各処理室は一列に並んで順に配置されている。また、浸炭焼入れ設備1は、各処理室への被処理体Wの搬入及び各処理室からの被処理体Wの搬出を行う搬送装置5を備えている。搬送装置5は、被処理体を支持して移動させる第1の搬送アーム40a及び第2の搬送アーム40bを備えた搬送部6と、各処理室の配置列に並行して設けられた単一の搬送路7から構成されている。第1の搬送アーム40aと第2の搬送アーム40bは、鉛直方向に沿って並んで配置された上下二段構成となっており、第1の搬送アーム40aは、第2の搬送アーム40bの下方に設けられている。搬送部6は、各搬送アーム40a,40bを互いに独立して各処理室に向かって水平方向に伸縮させる機構を有している。また、搬送装置5は、搬送部6を搬送路7に沿って移動させる構成を有している。即ち、本実施形態においては、2つの搬送アーム40a、40bを有する搬送部6が1つの搬送路7を移動するため、複数の搬送装置5を設ける必要がなく、設置スペースの拡大を抑えることができる。
浸炭焼入れ設備1においては、1つの処理室内(例えば昇温室2)において所定の処理が施された被処理体Wを当該処理室の下流にある処理室(例えば第1浸炭室3a)に順々に搬送し、各処理室でそれぞれ所定の処理が施されることにより被処理体Wの浸炭焼入れ処理が終了する。なお、本実施形態における浸炭処理は、第1〜第3浸炭室3a〜3cにおいて順に浸炭処理されることにより、一連の浸炭処理が完了する。
以下、第1浸炭室3aの構成に基づいて浸炭焼入れ設備1の説明を行う。図2は、第1浸炭室3aの内部を示す概略図である。なお、図2における第1の搬送アーム40aは、後述する載置台30との間で被処理体Wの受け渡しを行うことが可能な所定の位置まで伸びている状態にある。
図2に示すように、第1浸炭室3aは、搬送アーム40で搬送された被処理体Wの受け渡しを行う受渡部20と、仕切扉27により受渡部20と区画される熱処理部21とから成る2室構成となっている。仕切扉27は、観音開きタイプの扉であり、後述する載置台30の上昇時においても仕切扉27を閉じることが可能なように、各扉本体27a,27bの先端部には、それぞれ昇降装置23の昇降ロッド24の径と略同一な径の半円状の孔(不図示)が設けられている。
熱処理部21には、被処理体Wを加熱する例えば誘導加熱コイル22が設けられている。誘導加熱コイル22の下方には、被処理体Wを載置する載置台30が設けられ、載置台30は、第1浸炭室3aの外部に設けられた昇降装置23の昇降ロッド24に接続されている。即ち、載置台30は、昇降装置23により昇降可能に構成されている。昇降ロッド24は、第1浸炭室3aの下面を貫通するように設けられており、昇降ロッド24と第1浸炭室3aとの貫通部分における隙間は密閉されている。なお、昇降ロッド24の形状は特に限定されず、横断面が方形状のものであっても良い。即ち、載置台30に接続可能な部材(昇降部材)であれば良い。
第1浸炭室3aの搬送装置側の側壁には、第1の搬送アーム40a及び第2の搬送アーム40bが通過可能な搬送口25が設けられている。また、第1浸炭室3aの搬送装置側の側壁外部には、搬送口25の開閉を行う搬送口扉26が設けられている。搬送口扉26は扉開閉機構(不図示)により昇降移動することができるよう設けられている。
図3は、図2中のA−A断面図(A−A断面における平面視)である。なお、図3においては、被処理体Wの外形を破線で示している。
図3に示すように、載置台30は、平面視において中央の円板31と、円板31から放射状に突出した3つの突出部(以下、「支持羽根32」という)が一体になって形成されている。これらの各支持羽根同士のなす角度は互いに等しくなっており(本実施形態では120°)、各支持羽根32の先端には、被処理体Wを支持する載置台支持ピン33が設けられている。即ち、被処理体Wは載置台支持ピン33により3点支持される。なお、各支持羽根32及び載置台支持ピン33の材質は、耐熱用ステンレス等が適用される。
また、第1の搬送アーム40aの先端部41は、平面視において三叉形状を有しており、その三叉形状部は、載置台30の円板31の中心に向かうようにして第1の搬送アーム本体45から突出している(突出部44)。また、第1の搬送アーム本体45の両側部から突出する側部突出部46の先端同士の間には隙間が形成されている。即ち、第1の搬送アーム40aの先端部41には、開口47が設けられている。開口47のサイズは、第1の搬送アーム40aの伸縮移動時において側部突出部46が載置台30に接続する昇降ロッド24に接触しないサイズ、例えば側部突出部46の先端同士の距離が昇降ロッド24の外径より大きくなるようなサイズである。
第1の搬送アーム40aの各突出部44は、平面視において載置台30の各支持羽根間で被処理体Wを支持できるように設けられ、各突出部同士のなす角度は互いに等しくなっている(本実施形態では120°)。各突出部44の先端付近には、被処理体Wの搬送時に被処理体Wを支持する搬送用支持ピン50が設けられており、被処理体Wは搬送用支持ピン50により3点支持される。
また、図2〜図4に示すように、搬送用支持ピン50で支持された被処理体Wの側面と対向する位置には、被処理体Wが搬送用支持ピン50の適正位置に載置されるように誘導する補助ピン70が設けられている。適正位置とは、例えば被処理体Wの中心と載置台30(円板31)の中心が一致する位置である。また、各補助ピン70は、被処理体Wの落下を防止する役割も有している。また、各補助ピン70の被処理体Wの側面に対向する側の一部は、ピン上端に向かって細くなっていくようなテーパー状に形成されている(テーパー部70a)。
図4に示すように、例えば、被処理体Wを搬送用支持ピン50に載置する際に被処理体Wが適正な載置位置からずれていた場合には、被処理体Wが各補助ピン70のテーパー部70aに沿って移動することにより正しい位置に誘導される。これにより、載置台30と各搬送アーム40a,40bとの間で被処理体Wの受け渡しを行う際に、搬送用支持ピン50に対する被処理体Wの載置位置が被処理体ごとに異ならずに常に同一となる。さらに、搬送用支持ピン50に被処理体Wを載置した時点では、被処理体Wの側面に対向して(または接して)いる各補助ピン70により被処理体Wの位置ずれや落下が規制される。このため、被処理体Wの搬送中に搬送用支持ピン50に対する被処理体Wの載置位置のずれや落下が規制される。なお、搬送用支持ピン50及び補助ピン70の材質は、耐熱用ステンレス等が適用される。
また、各載置台支持ピン33と各搬送用支持ピン50は、被処理体Wを受け渡す際に、平面視において同一円周上に配置されるように設けられていることが好ましい。これにより、第1の搬送アーム40aと載置台30との間で被処理体Wを受け渡す際に被処理体Wの傾き等を軽減させることができ、被処理体Wが適正な載置位置からずれることを抑制することができる。
なお、ここでは、第1の搬送アーム40aの構成についてのみ説明したが、第2の搬送アーム40bの構成も第1の搬送アーム40aと同様の構成である。
浸炭焼入れ設備1は、以上のように構成されている。なお、図示はしていないが、浸炭焼入れ設備1は、排気機構や浸炭ガス導入機構等の一般的な真空浸炭処理を行う上で必要な構成を備えている。また、以上の説明では、図1に示す昇温室2、第2浸炭室3b、第3浸炭室3c、焼入れ室4の構成については説明していないが、各処理室の基本的構成は第1浸炭室3aと同様である。例えば、焼入れ室4においては、上記誘導加熱コイル22に代えて、冷却ガスを導入する機構を設けることによりガス焼入れを行っている。
次に、浸炭焼入れ設備1を用いて行う浸炭処理工程における被処理体W1,W2の搬送方法の一例について、図5(a)〜(e)を参照しながら説明する。なお、図5(a)〜(e)においては、被処理体Wの支持ピン等の一部の構成部品の図示を省略している。
まず、図5(a)に示すように、被処理体W1に対して第1浸炭室3aの熱処理部21で浸炭処理を行う。次に、図5(b)に示すように、仕切扉27及び搬送口扉26を開け、第1の搬送アーム40aを載置台30の下方まで前進させる。このとき、載置台30に接続する昇降ロッド24が第1の搬送アーム40aの開口47を通り抜けるようにして第1の搬送アーム40aが移動するため、第1の搬送アーム40aの各突出部44と昇降ロッド24は接触しない。
そして、図5(c)に示すように、載置台30を第1の搬送アーム40aの下方まで下降させる。このとき、被処理体W1は、載置台30から第1の搬送アーム40aに受け渡される。続いて、図5(d)に示すように、第2の搬送アーム40bに支持された被処理体W2が載置台30の上方に位置するまで第2の搬送アーム40bを前進させる。これと同時に、第1の搬送アーム40aを後退させ、浸炭処理を終えた被処理体W1を第1浸炭室3aから搬出する。この工程では、第1の搬送アーム40aと第2の搬送アーム40bとが第1浸炭室3a内に同時に存在する時間がある。また、第1の搬送アーム40aと第2の搬送アーム40bが鉛直方向に沿って並んで配置されているため、第1の搬送アーム40aと第2の搬送アーム40bとの間には、鉛直方向における空間が形成されている。これにより、第1の搬送アーム40aに支持された被処理体W1及び第2の搬送アーム40bに支持された被処理体W2が受ける互いの輻射熱の影響を低減することができる。なお、被処理体W2は、第1浸炭室3aの上流にある昇温室2において浸炭処理に適した温度まで昇温した状態にある。
次に、図5(e)に示すように、載置台30を熱処理部21まで上昇させる。このとき、被処理体W2は、第2の搬送アーム40bから載置台30に受け渡される。続いて、第2の搬送アーム40bを後退させる。このとき、載置台30に接続する昇降ロッド24が第2の搬送アーム40bの開口47を通り抜けるようにして第2の搬送アーム40bが移動するため、第2の搬送アーム40bの各突出部44と昇降ロッド24は接触しない。その後、仕切扉27及び搬送口扉26を閉じて真空排気を行った後に被処理体W2に対して浸炭処理が行われる。
以上、本実施形態によれば、第1浸炭室3aからの被処理体W1の搬出及び第1浸炭室3aへの被処理体W2の搬入を搬送口扉26の開扉時に同時に行うことができる。これにより、被処理体W1の搬出と被処理体W2の搬入を別々のタイミングで行っていた従来の浸炭方法よりも搬送口扉26の開閉頻度を少なくすることができる。その結果、被処理体W1,W2の搬入出にかかる時間を短縮することができ、第1浸炭室3aにおける処理時間を短縮することが可能となる。
また、第1浸炭室3aに対する被処理体の搬入出を同じタイミングで行うことができるため、熱処理部21から受渡部20への被処理体W1の搬出と、受渡部20から熱処理部21への被処理体W2の搬入も仕切扉27の1度の開扉で行うことができる。即ち、仕切扉27の開閉頻度も少なくすることができる。これにより、熱処理部21は、熱処理部21よりも温度が低い受渡部20の雰囲気の影響を受ける頻度が少なくなり、熱処理部21内の温度低下を抑制することができる。このため、熱処理部21内が浸炭に適した温度に達するまでの時間を短縮することができ、結果として、第1浸炭室3aにおける処理時間を短縮することができる。
また、本実施形態のように、第1の搬送アーム40aと同一形状の第2の搬送アーム40bは、第1の搬送アーム40aをそのまま鉛直方向にずらしたような位置に配置することが好ましい。このように同一形状の各搬送アーム40a、40bを鉛直方向に沿って一直線上に配置することで、搬送部6の幅や各処理室の搬送口25の幅等を変更することなく、第1の搬送アーム40a及び第2の搬送アーム40bを設けることができる。即ち、従来設備の設置スペース(面積)を大幅に変更することなく上記作用効果を享受することができる。さらに、この場合には、第1の搬送アーム40aと第2の搬送アーム40bを横方向(平面視においてアーム伸縮方向に直交する方向)に可動させる機構を設ける必要もないことから、搬送装置に複雑な可動機構を設ける必要もない。また、載置台30を横方向に移動させる機構も必要としない。また、同一形状の搬送アームを用いることで量産効果によりコスト抑えることもできる。
また、被処理体W1の搬出及び被処理体W2の搬入は、第1浸炭室3aのみならず、図1に示す昇温室2、第2浸炭室3b、第3浸炭室3c、焼入れ室4においても同様に行われる。このため、各処理室における処理時間もそれぞれ短縮することができるため、浸炭焼入れ処理全体にかかる時間を大幅に短縮することが可能となる。
さらに、本実施形態のように、被処理体Wを1個ずつ処理する浸炭焼入れ設備1においては、被処理体Wの搬入出を行う頻度が多くなるため、被処理体Wの搬入出を同じタイミングで行うことによる処理時間短縮の効果が特に大きくなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、被処理体Wを第1〜第3浸炭室3a〜3cで順に浸炭処理することにより、一連の浸炭処理が完了することとしたが、第1浸炭室3a、第2浸炭室3b、第3浸炭室3cのそれぞれの浸炭室3a〜3cにおいて1つの被処理体Wに対する浸炭処理を完了させても良い。この場合、昇温室2から搬出された被処理体W2は、第1〜第3浸炭室3a〜3cのうち、被処理体W1が搬入されていない浸炭室3a〜3cに搬入される。
また、各処理室の配置や数は、上記実施形態で説明したものに限定されることはない。例えば、浸炭室3を1つとする構成にした場合、あるいは上記実施形態で説明していない処理室(例えば焼き戻し室)に上記実施形態で説明した被処理体Wの搬送方法を適用した場合であっても、被処理体Wの搬入出時間を短縮することができる。即ち、本発明は、処理室の用途に限定されることなく、被処理体に浸炭焼入れ処理に係る少なくとも1つの処理を施す処理室に適用することにより、上記実施形態で説明した作用効果を享受することができる。なお、浸炭焼入れ処理に係る処理とは、予熱、浸炭、拡散、冷却、焼入れ(ガス焼入れを含む)等の一般的な浸炭焼入れ処理において必要とされる処理である。また、上記実施形態においては、浸炭焼入れ設備1において真空浸炭処理を行うこととしたが、浸炭方法はこれに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、仕切扉27が観音開きタイプの扉であるとしたが、例えば引分けタイプのスライド扉であっても良い。また、仕切扉27が設けられる箇所も特に限定されず、受渡部20と熱処理部21の連通する雰囲気が遮断されるように仕切扉27が設けられていれば良い。また、被処理体Wの処理を行う処理室は、上記実施形態のように受渡部20と熱処理部21から成る2室構成でなくても良い。例えば、被処理体Wの受け渡しと熱処理を1室で行う構成としても良い。この場合であっても、搬送口扉の1度の開扉で被処理体の搬入出を行うことができるため、被処理体の搬入出にかかる時間を短縮することができる。また、搬送口扉の開閉頻度が少ないために、処理室内よりも温度が低い処理室の外部雰囲気に接触する頻度も少なくなり、処理室内の温度低下を防ぐことができる。
また、上記実施形態では、載置台30を昇降させることにより、載置台30と各搬送アーム40a,40bとの間で被処理体Wを受け渡すこととしたが、例えば、載置台30に昇降機構を設けずに各搬送アーム40a,40bに昇降機構を設け、各搬送アーム40a,40bを昇降させることにより、載置台30と各搬送アーム40a,40bとの間で被処理体Wを受け渡しても良い。当然のことながら、載置台30と各搬送アーム40a,40bの双方に昇降機構を設けても良い。
即ち、載置台30と各搬送アーム40a,40bとの間において被処理体Wを受け渡す方法は、各処理室の形状や被処理体Wの加熱手段等に応じて適宜変更されるものであり、各搬送アーム40a,40bで搬送される被処理体Wを載置台30に載置するために、鉛直方向に沿って載置台30と各搬送アーム40a,40bとを相対的に移動させる相対移動機構が設けられていれば被処理体Wを受け渡すことは可能である。なお、被処理体Wの搬送手順についても上記実施形態で説明したものに限定されない。
また、上記実施形態では、各搬送アーム40a,40bを前後方向にのみ伸縮させることとしたが、各搬送アーム40a、40bを横方向(平面視においてアーム伸縮方向に直交する方向)に移動させるようにしても良い。また、載置台30を横方向に移動させるようにしても良い。ただし、上記実施形態のように、各搬送アーム40a,40bを前後方向にのみ可動させる構成とすれば、横方向に可動させる機構を設ける必要がなく、搬送装置を簡素化することができる。
また、載置台30の支持羽根32の数や各支持羽根同士のなす角度、及び、各搬送アーム40a,40bの突出部44の数や各突出部同士のなす角度は、上記実施形態で説明したものに限定されることはない。さらに、載置台30の形状や各搬送アーム40a,40bの形状も上記実施形態で説明したものに限定されることはない。
また、載置台支持ピン33、搬送用支持ピン50の数や配置は、被処理体Wの形状やサイズに応じて適宜変更されるものである。即ち、各支持ピンに被処理体Wを載置した際に、被処理体Wが傾かない状態で支持できる数(少なくとも3つ)及び配置であれば良い。また、上記実施形態では、補助ピン70の被処理体Wの側面に対向する側の一部をテーパー状に形成することとしたが、全部をテーパー状に形成しても良い。
また、各支持ピンを設けなくても、上記実施形態で説明した被処理体の搬送動作を行うことは可能である。ただし、各支持ピンで被処理体を支持することで被処理体との接触面積を小さくすることができるため、被処理体の加熱時や冷却時における被処理体内部の温度変化を均一にすることができる。これにより、被処理体の熱処理歪の発生を抑制することができる。また、各支持ピンと被処理体との接触面積が小さいことにより、被処理体の下面における浸炭と被処理体の他の部分における浸炭を均一に進行させることができる。これにより、被処理体の浸炭処理品質を向上させることができる。
また、上記実施形態においては、被処理体Wを1個ずつ処理することとしたが、各搬送アーム40a,40bや載置台30で支持することが可能な治具を用い、その治具で2個以上の被処理体Wを固定することで2個以上の被処理体を同時に処理しても良い。なお、被処理体Wを1個ずつ処理する浸炭焼入れ設備においては、被処理体Wの搬入出を行う頻度が多くなるため、上記実施形態で説明した処理時間短縮の効果が特に大きくなる。
また、上記実施形態で説明した「円形状の被処理体」には、円柱形状や円環形状をなす被処理体に加えて、例えば、図6,図7に示すような円形状の上面部Wtと円筒状の側面部Wsから成る被処理体も含まれる。円形状の被処理体の具体例は機械部品のギア等である。
図6,図7に示すように、被処理体Wが円形状の上面部Wtと円筒状の側面部 Wsから成る形状のもの、即ち円形状のお盆を伏せたような下向き凹形状の被処理体Wの場合、各搬送アーム40a,40bの3つの搬送用支持ピン50を下向き凹部の内側において上面部Wt及び側面部Wsに接する(または非常に近い状態とする)ように各搬送アーム40a,40bに配置することで、被処理体Wを3点支持する。このように被処理体Wの側面部Wsの内径と略同一直径の円周上に搬送用支持ピン50を配置しておけば、搬送用支持ピン50が被処理体Wの側面部Wsに接するような状態で被処理体Wを支持することができるため、被処理体Wの位置規制を行うことができる。
また、被処理体Wが円形状の上面部Wtと円筒状の側面部Wsから成る形状を有している場合、載置台支持ピン33の配置も搬送用支持ピン50と同様に配置することが好ましい。即ち、被処理体Wの下向き凹部の内側において上面部Wt及び側面部Wsに接する(または非常に近い状態とする)ように少なくとも3つの載置台支持ピン33を配置すれば良い。これにより、被処理体Wの載置台30上に支持すると共に被処理体Wの位置規制を行うこともできる。
また、被処理体Wの形状は、円形に限定されるものでもない。その他の形状であっても、被処理体Wを支持する第1の搬送アーム40aと第2の搬送アーム40bを備え、支持された被処理体Wを載置台30に受け渡すことが可能な構成となっていれば、上記実施形態で説明した効果を享受することができる。例えば、図8,図9に示すような「円形状の上面部Wt」と「円筒状の側面部Ws」ではなく、「上面部」と「側面部」から成る、縦断面形状が下向き凹形状となる被処理体Wであっても良い。
この場合、被処理体を各搬送アーム40a、40bで支持した際に被処理体の側面部の内壁に接して又は近接して前記被処理体の位置規制を行うように搬送用支持ピン50が配置されていれば、搬送用支持ピン50により被処理体Wの位置規制を行うことができる。例えば、横断面が四角形の角筒状の被処理体であれば、搬送用支持ピン50を4本設け、「側面部」の1つの内側面に対して1本の搬送用支持ピン50が接するようにしておけば、被処理体の位置規制を行うことができる。また、被処理体を載置台30で支持した際に被処理体の側面部の内壁に接して又は近接して前記被処理体の位置規制を行うように載置台支持ピン33が配置されていれば、載置台支持ピン33により被処理体Wの位置規制を行うことができる。
本発明は、被処理体の浸炭焼入れ処理に適用することができる。
1 浸炭焼入れ設備
2 昇温室
3 浸炭室
3a 第1浸炭室
3b 第2浸炭室
3c 第3浸炭室
4 焼入れ室
5 搬送装置
6 搬送部
7 搬送路
20 受渡部
21 熱処理部
22 誘導加熱コイル
23 昇降装置
24 昇降ロッド
25 搬送口
26 搬送口扉
27 仕切扉
27a 扉本体
27b 扉本体
30 載置台
31 円板
32 支持羽根
33 載置台支持ピン
40a 第1の搬送アーム
40b 第2の搬送アーム
41 搬送アーム先端部
44 突出部
45 搬送アーム本体
46 側部突出部
47 開口
50 搬送用支持ピン
70 補助ピン
70a テーパー部
W(W1,W2) 被処理体
t 上面部
s 側面部

Claims (8)

  1. 被処理体に浸炭焼入れ処理に係る少なくとも1つの処理を施す処理室と、被処理体を搬送する搬送装置と、前記処理室内に設けられ、前記処理室内に搬送された被処理体が載置される載置台とを備えた、被処理体の浸炭焼入れ処理を行う浸炭焼入れ設備であって、
    前記搬送装置は、
    既に処理が施された被処理体を前記処理室から搬出する第1の搬送アームと、
    次に処理が施される被処理体を前記処理室に搬入する第2の搬送アームと、
    前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームとを互いに独立して可動させる可動機構とを備え、
    前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームとが鉛直方向に沿って並んで配置され
    前記処理室に、前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームが通過可能な搬送口が設けられ、
    前記搬送口の開閉を行う搬送口扉が設けられ、
    前記搬送口扉の開放時に、前記処理室に前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームが挿入されるように構成されている、浸炭焼入れ設備。
  2. 前記載置台を昇降させる昇降装置を備える、請求項1に記載の浸炭焼入れ設備。
  3. 前記可動機構は、前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームとをそれぞれ前後方向にのみ可動させる構成である、請求項2に記載の浸炭焼入れ設備。
  4. 前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームとが同一形状であり、前記第1の搬送アームと前記第2の搬送アームとが一直線上に配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の浸炭焼入れ設備。
  5. 前記第1の搬送アーム及び前記第2の搬送アームの少なくともいずれかには、被処理体を支持する少なくとも3つの搬送用支持ピンが設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の浸炭焼入れ設備。
  6. 被処理体は、上面部と側面部から成る形状であって、前記被処理体を支持した際に前記被処理体の側面部の内側に接して又は近接して前記被処理体の位置規制を行うように前記搬送用支持ピンが設けられている、請求項5に記載の浸炭焼入れ設備。
  7. 前記載置台には、前記被処理体を支持する少なくとも3つの載置台支持ピンが設けられている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の浸炭焼入れ設備。
  8. 被処理体は、上面部と側面部から成る形状であって、前記載置台で前記被処理体を支持した際に前記被処理体の側面部の内側に接して又は近接して前記被処理体の位置規制を行うように前記載置台支持ピンが設けられている、請求項7に記載の浸炭焼入れ設備。
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