JP6229910B1 - 電線巻取装置、電線巻取装置の制御方法、および巻取電線 - Google Patents
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Abstract
Description
また、保持機構は、回転体の外周面に着脱自在に設けられるので、例えば、この保持機構を回転体の中心軸方向の中央位置に設けておくことによって、この保持機構を避けるようにして電線を回転体に巻き取らせることができる。換言すれば、電線は、保持機構を設けた部位を避けて回転体に巻き取られるので、本発明の電線巻取装置にて巻き取られた巻取電線は、保持機構を取り外すことによって、電線を引き出すための開口部を設けることができる。そして、巻取電線は、この開口部を介して使用に際して電線を引き出すことができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電線巻取装置の上面図である。図2は、電線巻取装置の側面図である。なお、図1および図2では、鉛直上方向を+Z軸方向とし、このZ軸と直交する2軸をX,Y軸として説明する。以下の図面においても同様である。
また、電線巻取装置1は、回転駆動部3を載置する箱体61およびガイドユニット4を載置する箱体62を組み合わせて構成された筐体6を備えている。
回転体2は、図1〜図3に示すように、円柱軸状のシャフト21と、シャフト21の−X軸方向側に取り付けられた第1フランジ部22と、シャフト21の+X軸方向側に取り付けられた第2フランジ部23と、シャフト21の外周面に沿うようにして設けられた6枚の板状部材24と、6枚の板状部材24うち、1枚の板状部材24に設けられた円柱状の保持機構25とを備えている。
第1フランジ部22は、YZ平面上にシャフト21を中心として放射状に取り付けられた略矩形板状の6枚の第1羽根部材22Aを備えている。
第2フランジ部23は、第1羽根部材22Aと対応する位置に取り付けられるとともに、YZ平面上にシャフト21を中心として放射状に取り付けられた略矩形板状の6枚の第2羽根部材23Aを備えている。6枚の羽根部材23Aのうち、1枚の羽根部材23Aは、回転駆動部3の代わりに回転体2を回転させることができるハンドル23A1を備えている。
板状部材24は、シャフト21の外周面に沿うようにして設けられるとともに、第1羽根部材22Aおよび第2羽根部材23Aの間のそれぞれに設けられている。
この板状部材24は、図4に示すように、略矩形板状に形成されている。具体的には、板状部材24は、シャフト21側に位置するとともに、回転体2の幅方向(X軸方向)に長手方向を有する矩形平面状の底面部24Aと、底面部24Aと平行な上面部24Bとを有している。この上面部24Bは、回転体2の周方向の両側のそれぞれに形成された傾斜面24B1を有している。これによって、6枚の板状部材24の上面部24Bは、全体として円柱軸状の外周面のようになっている。
なお、本実施形態では、6枚の板状部材24を回転体2の外周面として機能させていたが、回転体2の外周面は一体的に形成されていてもよい。要するに、電線巻取装置は、中心軸回りに回転自在に設けられた円柱軸状の回転体の外周面に沿って電線を巻き取ることができればよい。
また、軸体251の穴部251Bおよび筒状体252の穴部252Bは、筒状体252を板状部材24の上面部24Bに向かってスライドさせたときに連通する位置に形成されている。
したがって、保持機構25は、筒状体252を押圧することによって、板状部材24の上面部24Bに向かってスライドさせて軸体251の穴部251Bおよび筒状体252の穴部252Bを連通させた後、この穴部251B,252Bに電線EWの端部を挿入し、筒状体252の押圧を除去することによって、図7の矢印に示すように、板状部材24の上面部24Bから離間させる方向にスライドさせて回転体2の板状部材24に仮固定することができるようになっている。
貫通穴24Cは、図8に示すように、軸体251の嵌合部251Dおよびストッパ253を重ね合わせた形状になっているので、軸体251の嵌合部251Dおよびストッパ253を板状部材24に形成された貫通穴24Cに挿入した後(図8(A)参照)、図8(B)の矢印に示すように、軸体251を中心軸回りに回転させることによって、板状部材24から軸体251を抜けないようにすることができる。この際、ストッパ253の各溝部253Aは、各ボールプランジャ254と嵌合し、軸体251を板状部材24にロックすることができるようになっている(図7参照)。
なお、本実施形態では、保持機構25は、回転体の外周面に着脱自在に設けられていれば、これ以外の機構を採用してもよい。
なお、第1羽根部材22Aは、回転体2の中心軸に沿って進退自在に構成されているので、第1羽根部材22Aおよび第2羽根部材23Aの間隔は調整可能となっている。
また、本実施形態では、保持機構25は、板状部材24に形成された貫通穴24Cに固定するように構成されていたが、回転体2の中心軸に沿って進退自在に構成されていてもよい。
板状部材24は、−X軸方向側の一端を中心として回動自在となるように第1フランジ部22にバネ部材221を介して取り付けられている。また、板状部材24は、+X軸方向側の他端を中心として回動自在となるように第2羽根部材23Aの基端部(基端よりも僅かに先端側に位置する部位)にヒンジ部23A2を介して取り付けられている。
第2羽根部材23Aは、基端を中心として回動自在となるように第2フランジ部23にヒンジ部231を介して取り付けられている。
回転体2は、図9に示すように、第2羽根部材23Aの先端をシャフト21側に寄せるようにして折り畳むことができる(図中矢印A参照)。
第2羽根部材23Aの先端をシャフト21側に寄せるようにして折り畳むことによって、外筒212および第2フランジ部23は、シャフト本体211に沿って−X軸方向側に移動する(図中矢印B参照)。また、板状部材24は、+X軸方向側の他端をシャフト21側に引き寄せられて−X軸方向側の一端を中心として回動する(図中矢印C参照)。
なお、図1および図2は、ガイドユニット4およびトラバーサ5を切断した断面を示している。
入口側トラバーサローラ52および出口側トラバーサローラ53は、Z軸回りに回転自在となるようにスライダ51に取り付けられている。また、入口側トラバーサローラ52は、Y軸方向の両側に一対となるように取り付けられている。出口側トラバーサローラ53は、Y軸方向の両側に二対(−Y軸方向側の一対および+Y軸方向側の一対)となるように取り付けられている。なお、一対の入口側トラバーサローラ52および二対の出口側トラバーサローラ53は、その間隔を調整できるよう構成されている。
圧力ローラ55は、X軸回りに回転自在となるようにスライダ51に取り付けられている。なお、圧力ローラ55は、Z軸方向に沿って昇降自在となるようにスライダ51に取り付けられている。したがって、計尺ベルト54および圧力ローラ55は、その間隔を調整できるように構成されている。
ここで、前述したように、一対の入口側トラバーサローラ52および二対の出口側トラバーサローラ53の間隔や、計尺ベルト54および圧力ローラ55の間隔は、調整できるよう構成されているので、トラバーサ5は、電線EWの太さに応じた間隔に調整することによって、電線EWを確実に案内することができる。
そして、トラバーサ5にて案内された電線EWは、その端部を保持機構25に保持させることによって、回転体2の板状部材24に仮固定される。
この際、トラバーサ5は、回転体2の軸方向に沿って移動するとともに、電線EWを案内することによって、回転体2に対する電線EWの巻き取り位置を規定している。
また、保持機構25は、巻き取りを開始する電線EWの端部を保持している。
電線巻取装置1は、前述したように、回転体2、およびトラバーサ5などを備えている他、図10に示すように、回転駆動部3を介して回転体2を制御するとともに、トラバーサ5を制御する制御手段7を備えている。この制御手段7は、前述した筐体6(図1,2参照)の内部に収納されている。
往復周期設定部71は、回転体2に対してトラバーサ5を移動させて往復させる往復周期を設定する。具体的には、往復周期設定部71は、回転体2の回転周期と、トラバーサ5の往復周期の半周期とを同期させないように、往復周期を設定する。
回転制御部72は、回転駆動部3にて回転体2を所定の回転周期にて回転させる。具体的には、回転制御部72は、操作パネル(図示略)を介して使用者に入力された所定の回転周期にて回転体2を回転させる。
往復制御部73は、モータ43にてボールねじ42を回転させてトラバーサ5をX軸方向に沿って移動させることによって、トラバーサ5を往復周期設定部71にて設定された往復周期にて往復させる。
なお、本実施形態では、回転体2の外周面は、6枚の板状部材24にて構成されているが、図12では、回転体2の外周面は、理想的な周面であるものとして表現する。
2回転目の回転では、電線EWは、回転体2の回転角θ=45度となったときにトラバーサ5の移動幅W=90mmの位置に至った後、折り返して回転体2の回転角θ=360度(720度)となったときに、トラバーサ5の移動幅W=20の位置に至る経路R2を通って巻き回される(図11中鎖線参照)。
4回転目の回転では、電線EWは、回転体2の回転角θ=135度となったときにトラバーサ5の移動幅W=90の位置に至った後、折り返して回転体2の回転角θ=360度(1440度)となったときに、トラバーサ5の移動幅W=40の位置に至る経路R4を通って巻き回される(図11中二点鎖線参照)。
これを繰り返すことによって、電線巻取装置1は、所定の長さの電線EWを回転体2の外周面に巻き取っている。
具体的には、X12は、1回転目に巻き取られた電線EWと、2回転目に巻き取られた電線EWとの交差位置であり、X13は、1回転目に巻き取られた電線EWと、3回転目に巻き取られた電線EWとの交差位置であり、X14は、1回転目に巻き取られた電線EWと、4回転目に巻き取られた電線EWとの交差位置である。また、X23は、2回転目に巻き取られた電線EWと、3回転目に巻き取られた電線EWとの交差位置であり、X24は、2回転目に巻き取られた電線EWと、4回転目に巻き取られた電線EWとの交差位置である。さらに、X34は、3回転目に巻き取られた電線EWと、4回転目に巻き取られた電線EWとの交差位置である。
電線巻取装置1にて回転体2の外周面に沿って電線EWを巻き取る場合には、制御手段7は、図13に示すように、ステップS1〜S6の電線巻取処理を実行する。
ここで、往復周期設定部71は、操作パネル(図示略)を介して使用者に入力された所定の回転周期に基づいて、往復周期を自動的に設定してもよく、操作パネル(図示略)を介して使用者に入力された情報に基づいて、往復周期を設定してもよい。要するに、往復周期設定部71は、回転体2の回転周期と、トラバーサ5の往復周期の半周期とを同期させないように、往復周期を設定すればよい。
例えば、往復周期設定部71は、前述したように、所定の回転周期を1sに設定し、トラバーサ5の往復周期の半周期を80/90sに設定することができる。
なお、巻取終了判定ステップS5にて電線EWの巻き取りを終了しないと判定した場合には、制御手段7は、巻取終了判定ステップS5を再び実行する。
その後、使用者は、板状部材24から保持機構25を取り外すことによって、保持機構25の存在していた開口部101を介して電線EWの端部を引き出すことができる。
巻取電線10は、図15に示すように、電線巻取装置1にて巻き取られたことによって、巻取電線10の周方向および幅方向に亘って複数の位置に電線EWの交差位置を有し、前述した開口部101に挿入されたソケット102と、巻取電線10を包装するシュリンクフィルム103とを備えている。
シュリンクフィルム103は、巻取電線10の外周面から両側面を介して内周面の一部を覆うようにして巻取電線10を包装している。このシュリンクフィルム103は、加熱することによって収縮し、巻取電線10を包装することができる。
なお、本実施形態では、シュリンクフィルム103は、巻取電線10の外周面から両側面を介して内周面の一部を覆うようにして巻取電線10を包装しているが、巻取電線10の全体を覆うようにして巻取電線10を包装してもよい。
(1)制御手段7は、回転体2を所定の回転周期にて回転させる回転制御部72と、トラバーサ5を往復周期設定部71にて設定された往復周期にて往復させる往復制御部73とを備えているので、交差位置を有するように電線EWを回転体2に巻き取ることができる。したがって、電線巻取装置1にて巻き取られた巻取電線10は、電線EWを捻じれにくくすることができるので、使用に際して電線EWを引き出しやすくなる。
(4)電線EWは、保持機構25を設けた部位を避けて回転体2に巻き取られるので、電線巻取装置1にて巻き取られた巻取電線10は、保持機構25を取り外すことによって、電線EWを引き出すための開口部101を設けることができる。そして、巻取電線10は、この開口部101を介して使用に際して電線EWを引き出すことができる。
(6)巻取電線10は、巻取電線10を包装するシュリンクフィルム103を備えているので、ケースなどに収納した場合と比較して小さくすることができ、巻取電線10を設置するスペースの無駄を省くことができる。また、シュリンクフィルム103を透明にすれば、電線EWの残量や色を容易に把握できるので、巻取電線10は、利便性を向上させることができる。
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
前記第1実施形態では、電線巻取装置1は、制御手段7を備え、この制御手段7は、往復周期設定部71と、回転制御部72と、往復制御部73とを備えていた。
これに対して、本実施形態では、電線巻取装置1Aは、図16に示すように、制御手段7Aを備え、この制御手段7Aは、往復移動幅設定部74と、回転制御部72と、往復制御部73Aとを備えている点で前記第1実施形態と異なる。
往復移動幅設定部74は、回転体2に対して1回転ごとに往路および復路を切り替えるようにトラバーサ5を移動させて往復させる往復移動幅を設定する。具体的には、往復移動幅設定部74は、トラバーサ5の往路の移動幅をトラバーサ5の最大移動幅よりも第1の移動幅だけ短くするとともに、トラバーサ5の復路の移動幅をトラバーサ5の往路の移動幅よりも第2の移動幅だけ短くするように、往復移動幅を設定する。ここで、第1の移動幅は、第2の移動幅の整数倍である。
往復制御部73Aは、モータ43にてボールねじ42を回転させてトラバーサ5をX軸方向に沿って移動させることによって、トラバーサ5を往復移動幅設定部74にて設定された往復移動幅にて往復させる。
なお、本実施形態では、回転体2の外周面は、6枚の板状部材24にて構成されているが、図18では、回転体2の外周面は、理想的な周面であるものとして表現する。
2回転目の回転では、電線EWは、折り返して回転体2の回転角θ=360度(720度)となったときに、トラバーサ5の移動幅W=20の位置に至る経路R2を通って巻き回される(図17中鎖線参照)。換言すれば、トラバーサ5は、復路の移動幅W2だけX軸方向に沿って移動する。
4回転目の回転では、電線EWは、折り返して回転体2の回転角θ=360度(1440度)となったときに、トラバーサ5の移動幅W=40の位置に至る経路R4を通って巻き回される(図17中二点鎖線参照)。換言すれば、トラバーサ5は、復路の移動幅W2だけX軸方向に沿って移動する。
5回転目の回転では、電線EWは、折り返して回転体2の回転角θ=360度(1800度)となったときに、トラバーサ5の移動幅W=240の位置に至る経路R5を通って巻き回される(図17中太線参照)。換言すれば、トラバーサ5は、往路の移動幅W1だけX軸方向に沿って移動し、最大移動幅WMに到達する。
そして、7回転目から9回転目の回転では、電線EWは、図19に示すように、経路R7から経路R9を通って巻き回される。
これを繰り返すことによって、電線巻取装置1Aは、所定の長さの電線EWを回転体2の外周面に巻き取っている。
電線巻取装置1Aにて回転体2の外周面に沿って電線EWを巻き取る場合には、制御手段7Aは、図20に示すように、ステップS1〜S6の電線巻取処理を実行する。
ここで、往復移動幅設定部74は、操作パネル(図示略)を介して使用者に入力された情報に基づいて、往復移動幅を設定してもよく、その他の情報に基づいて、往復移動幅を設定してもよい。要するに、往復移動幅設定部74は、トラバーサ5の往路の移動幅をトラバーサ5の最大移動幅よりも第1の移動幅だけ短くするとともに、トラバーサ5の復路の移動幅をトラバーサ5の往路の移動幅よりも第2の移動幅だけ短くするように、往復移動幅を設定すればよい。ここで、第1の移動幅は、第2の移動幅の整数倍である。
例えば、往復移動幅設定部74は、前述したように、トラバーサ5の最大移動幅WMを240mmとし、トラバーサ5の往路の移動幅W1を200mmとし、トラバーサ5の復路の移動幅W1を180mmとして設定することができる。
なお、巻取終了判定ステップS5にて電線EWの巻き取りを終了しないと判定した場合には、制御手段7Aは、巻取終了判定ステップS5を再び実行する。
(7)制御手段7Aは、回転体2を所定の回転周期にて回転させる回転制御部72と、トラバーサ5を往復移動幅設定部74にて設定された往復移動幅にて往復させる往復制御部73Aとを備えているので、交差位置を有するように電線を回転体2に巻き取ることができる。したがって、電線巻取装置1Aにて巻き取られた巻取電線は、電線EWを捻じれにくくすることができるので、使用に際して電線EWを引き出しやすくなる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、電線巻取装置1,1Aは、保持機構25を備え、この保持機構25は、回転体2の中心軸方向の中央位置に着脱自在に設けられていた。これに対して、保持機構25は、回転体2の中心軸方向の中央位置に設けられていなくてもよく、例えば、第1羽根部材22Aの近傍や、第2羽根部材23Aの近傍に設けられていてもよい。また、電線巻取装置1,1Aは、保持機構25を備えていなくてもよい。この場合には、例えば、第1羽根部材22Aまたは第2羽根部材23Aに開孔を形成し、この開孔に電線EWの端部を挿入することによって、電線EWを回転体2に仮固定することができる。
2 回転体
3 回転駆動部
4 ガイドユニット
5 トラバーサ
6 ケース
7,7A 制御手段
10 巻取電線
21 シャフト
22 第1フランジ部
23 第2フランジ部
24 板状部材
25 保持機構
251 軸体
252 筒状体
251B 穴部
252B 穴部
252C バネ(付勢部材)
71 往復周期設定部
72 回転制御部
73,73A 往復制御部
74 往復移動幅設定部
101 開口部
102 ソケット
103 シュリンクフィルム
EW 電線
Claims (6)
- 中心軸回りに回転自在に設けられた円柱軸状の回転体の外周面に沿って電線を巻き取る電線巻取装置であって、
前記回転体の軸方向に沿って移動するとともに、前記電線を案内することによって、前記回転体に対する前記電線の巻き取り位置を規定するトラバーサと、
前記回転体および前記トラバーサを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記回転体に対して前記トラバーサを一定の移動幅で移動させて往復させる往復周期を設定する往復周期設定部と、
前記回転体を一定の回転周期にて回転させる回転制御部と、
前記トラバーサを前記往復周期設定部にて設定された前記往復周期にて往復させる往復制御部とを備え、
前記往復周期設定部は、前記回転周期と、前記往復周期の半周期とを同期させないような前記往復周期を一定の周期に設定することを特徴とする電線巻取装置。 - 請求項1に記載された電線巻取装置において、
前記回転体の外周面に着脱自在に設けられるとともに、前記電線を保持する保持機構を備えることを特徴とする電線巻取装置。 - 請求項2に記載された電線巻取装置において、
前記保持機構は、
前記回転体の外周面に起立して設けられた軸体と、
前記軸体を内部に収容するとともに、前記軸体の軸方向に沿って所定の距離だけスライド自在に設けられた筒状体と、
前記筒状体の内部に設けられるとともに、前記回転体の外周面から離間させる方向に前記筒状体を付勢する付勢部材とを備え、
前記軸体および前記筒状体は、前記軸体の軸方向と交差する方向に沿って形成されるとともに、前記筒状体を前記回転体の外周面に向かってスライドさせたときに連通する穴部を有することを特徴とする電線巻取装置。 - 中心軸回りに回転自在に設けられた円柱軸状の回転体の外周面に沿って電線を巻き取る電線巻取装置の制御方法であって、
前記電線巻取装置は、
前記回転体の軸方向に沿って移動するとともに、前記電線を案内することによって、前記回転体に対する前記電線の巻き取り位置を規定するトラバーサと、
前記回転体および前記トラバーサを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記回転体に対して前記トラバーサを一定の移動幅で移動させて往復させる往復周期を設定する往復周期設定ステップと、
前記回転体を一定の回転周期にて回転させる回転制御ステップと、
前記トラバーサを前記往復周期設定ステップにて設定された前記往復周期にて往復させる往復制御ステップとを実行し、
前記往復周期設定ステップは、前記回転周期と、前記往復周期の半周期とを同期させないような前記往復周期を一定の周期に設定することを特徴とする電線巻取装置の制御方法。 - 円環状に巻き取られた巻取電線であって、
請求項1から請求項3のいずれかに記載された電線巻取装置にて巻き取られたことを特徴とする巻取電線。 - 請求項5に記載された巻取電線において、
前記巻取電線を包装するシュリンクフィルムを備えることを特徴とする巻取電線。
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