JP6229633B2 - 梁部材用形鋼および貫通孔の形成方法 - Google Patents
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Description
まず、本発明の実施の形態1について説明する。
図1に示すように、本実施の形態1の梁部材用形鋼100は、上フランジ12および下フランジ14と、これら上下フランジ12、14を連結するウェブ16とを備える梁部材用のH形鋼(鉄骨梁)である。ウェブ16には、設備用配管を挿通するための貫通孔18が開けられている。
まず、図2(a)に示す第一工程において、貫通孔18の先孔として、パンチングで円形の開口22をウェブ16に設ける。ここで、円形の開口22の開口径は最終的に得たい貫通孔18の開口径の1/2.5より大きな径とする。次いで、図2(b)に示す第二工程において、フランジ20を突出させる側に円柱状の凹部24を有する凹型の金型26を配置し、その反対側から先端部分が先細りの曲面形状で胴部分が円柱状の凸型の金型28を回転させながら開口22に押し付けて凹型の金型26の凹部24に挿し入れ、開口22の周囲を円筒状に塑性変形させるバーリング加工(塑性加工)を行う。ここで、凹型の金型26と凸型の金型28は、ウェブ16の板厚に応じた必要なクリアランスをとっている。最後に、図2(c)に示すように、フランジ20の立ち上がり加工を行う。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図3(b)に示すように、本実施の形態2の梁部材用形鋼200は、上フランジ12および下フランジ14と、これら上下フランジ12、14を連結するウェブ16とを備える梁部材用のH形鋼(鉄骨梁)である。ウェブ16には、設備用配管を挿通するための貫通孔18が開けられている。
まず、図3(a)に示す第一工程において、図示しない一対の円形のプレス金型をウェブ16の両面に配置し、プレス加工(塑性加工)によってウェブ16に有蓋円筒状の突出部30を形成する。ここで、突出部30の先端に形成する蓋部分32は、貫通孔18に相当する大きさでウェブ16と平行な平面状に形成する。次に、図3(b)に示す第二工程において、突出部30の先端の蓋部分32を円形に打ち抜き貫通孔18を形成する。この第二工程については第一工程と同時に行ってもよい。すなわち、第一工程のプレス加工の際に有蓋円筒状の突出部30を形成すると同時に蓋部分32を打ち抜いてもよい。
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
図4に示すように、本実施の形態3の梁部材用形鋼300は、上記の実施の形態1または2において、貫通孔18の内径寸法と略同じ外径寸法の円筒部材36を貫通孔18に挿通配置したものである。貫通孔18に形成した円筒状のフランジ38(上記の実施の形態1のフランジ20、実施の形態2のフランジ34に相当)と円筒部材36は、フランジ38に設けた固定用貫通穴40に挿通した固定治具42で固定してある。
次に、本発明の実施の形態4について説明する。
図5に示すように、本実施の形態4の梁部材用形鋼400は、上記の実施の形態1または2において、貫通孔18の内径寸法と略同じ外径寸法の円筒部材44を貫通孔18に挿通配置し、貫通孔18に形成したフランジ46(上記の実施の形態1のフランジ20、実施の形態2のフランジ34に相当)と円筒部材44とを、フランジ46の内周面および円筒部材44の外周面にそれぞれ形成したねじ溝46A、44A(溝)同士を螺合して固定したものである。
次に、本発明の実施の形態5について説明する。
図6に示すように、本実施の形態5の梁部材用形鋼500は、上記の実施の形態1または2において、貫通孔18の内径寸法と略同じ外径寸法の円筒部材48を貫通孔18に挿通配置し、円筒部材48の先端(端部)の全周を径方向外側に折り返して形成したキャップ部48A(爪状部)を、貫通孔18に形成したフランジ50(上記の実施の形態1のフランジ20、実施の形態2のフランジ34に相当)の先端50Aに嵌合したものである。
まず、本発明の実施例1について説明する。本実施例1は上記の実施の形態1に対応したものである。
まず、図2(a)に示す第一工程において、貫通孔18の先孔として、パンチングで直径62.5mmの円形の開口22をウェブ16に設ける。次いで、図2(b)に示す第二工程において、フランジ20を突出させる側に凹型の金型26を配置し、その反対側から凸型の金型28を回転させながら開口22に押し付けて凹型の金型26の凹部24に挿し入れ、開口22の周囲を円筒状に塑性変形させるバーリング加工(塑性加工)を行う。ここで、凹型の金型26と凸型の金型28は、ウェブ16の板厚に応じた必要なクリアランスをとっている。最後に、図2(c)に示すように、フランジ20の立ち上がり加工を行う。
次に、本発明の実施例2について説明する。本実施例2は上記の実施の形態2に対応したものである。
まず、図3(a)に示す第一工程において、図示しない一対の円形のプレス金型をウェブ16の両面に配置し、プレス加工(塑性加工)によってウェブ16に有蓋円筒状の突出部30を形成する。ここで、突出部30の先端に形成する蓋部分32は、貫通孔18に相当する大きさでウェブ16と平行な平面状に形成する。次に、図3(b)に示す第二工程において、突出部30の先端の蓋部分32を円形に打ち抜き貫通孔18を形成する。この第二工程については第一工程と同時に行ってもよい。
次に、本発明の実施例3について説明する。本実施例3は上記の実施の形態3に対応したものである。
12 上フランジ
14 下フランジ
16 ウェブ
18 貫通孔
20,34,38,46,50 フランジ
22 開口
24 凹部
26,28 金型
30 突出部
32 蓋部分
36,44,48 円筒部材
40 固定用貫通穴
42 固定治具
44A,46A ねじ溝(溝)
48A キャップ部(爪状部)
50A 先端
Claims (7)
- 上下フランジと、この上下フランジを連結し、設備配管用の貫通孔が開けられたウェブとを備える梁部材用の形鋼であって、
前記ウェブのランクフォード値平均≧1.2、穴拡げ率≧80%とし、前記貫通孔は、前記ウェブに設けた開口の周囲を円筒状に塑性変形させる塑性加工により、前記開口の内径を2.5倍以下の寸法に拡径するとともに、前記ウェブと直交する一方向にフランジを突出するように形成されることを特徴とする梁部材用形鋼。 - 上下フランジと、この上下フランジを連結し、貫通孔が開けられたウェブとを備える梁部材用の形鋼であって、
前記貫通孔は、前記ウェブの一部を有蓋円筒状に塑性変形させる塑性加工によって形成した突出部の蓋部分を打ち抜くことで、前記ウェブと直交する一方向にフランジを突出するように形成されることを特徴とする梁部材用形鋼。 - 前記貫通孔の内径寸法と略同じ外径寸法の円筒部材を前記貫通孔に挿通配置し、前記貫通孔に形成した前記フランジと前記円筒部材とを、前記フランジに設けた固定用貫通穴に挿通した固定治具で固定したことを特徴とする請求項1または2に記載の梁部材用形鋼。
- 前記貫通孔の内径寸法と略同じ外径寸法の円筒部材を前記貫通孔に挿通配置し、前記貫通孔に形成した前記フランジと前記円筒部材とを、前記フランジの内面および前記円筒部材の外面にそれぞれ形成した溝同士を係合して固定したことを特徴とする請求項1または2に記載の梁部材用形鋼。
- 前記貫通孔の内径寸法と略同じ外径寸法の円筒部材を前記貫通孔に挿通配置し、前記円筒部材の外面または端部に設けた爪状部を、前記貫通孔に形成した前記フランジの先端に嵌合したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の梁部材用形鋼。
- 上下フランジと、この上下フランジを連結するウェブとを備える梁部材用の形鋼の前記ウェブに対して設備配管用の貫通孔を形成する方法であって、
前記ウェブのランクフォード値平均≧1.2、穴拡げ率≧80%とし、前記ウェブに設けた開口の周囲を円筒状に塑性変形させる塑性加工により、前記開口の内径を2.5倍以下の寸法に拡径するとともに、前記ウェブと直交する一方向にフランジを突出するように形成して、前記貫通孔を形成することを特徴とする貫通孔の形成方法。 - 上下フランジと、この上下フランジを連結するウェブとを備える梁部材用の形鋼の前記ウェブに対して貫通孔を形成する方法であって、
前記ウェブの一部を有蓋円筒状に塑性変形させる塑性加工によって形成した突出部の蓋部分を打ち抜くことで、前記ウェブと直交する一方向にフランジを突出するように形成して、前記貫通孔を形成することを特徴とする貫通孔の形成方法。
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