JP2000297498A - 形 鋼 - Google Patents

形 鋼

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JP2000297498A
JP2000297498A JP11140545A JP14054599A JP2000297498A JP 2000297498 A JP2000297498 A JP 2000297498A JP 11140545 A JP11140545 A JP 11140545A JP 14054599 A JP14054599 A JP 14054599A JP 2000297498 A JP2000297498 A JP 2000297498A
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JP
Japan
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flange
shaped steel
web
flanges
truss
Prior art date
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JP11140545A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Amegai
洋 雨貝
Kiyoshi Yamamoto
山本  清
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OYO KIKAKU KK
Oyo Kikaku KK
Mito Green Service Corp
Original Assignee
OYO KIKAKU KK
Oyo Kikaku KK
Mito Green Service Corp
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Publication date
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  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 H形鋼に代替できる形鋼を薄板で形成
する。 【構成】 薄鋼板からなる形鋼であって、断面形
状を略Z型に形成した、形鋼。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、形鋼に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のH形鋼は、鉄鋼メーカーの圧延工
程で形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圧延工程で形成される
ために、生産コストは極めて安いが、肉厚製品しか得ら
れないし、表面のめっき処理などの後処理もできなかっ
た。本発明は、H形鋼の有する強度上の特徴を活かし、
薄板で、めっき処理などの可能な形鋼を提供することを
課題としている。同時に、薄鋼板で形成されているC形
鋼の欠点をカバーして、バランスのとれた形鋼を提供す
ることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に、この発明では、肉厚1〜6ミリメートル程度の薄板
をロールフォーミング成形して、特殊断面を有する長尺
形鋼を提供せんとするものである。特に、溶融亜鉛めっ
きを施した薄板を素材とし、成形時に穿孔を施せるプレ
ノッチ・ロールフォーミングを用いて、H形と同様に上
下・左右の両方向にバランスのとれた形鋼を提供せんと
するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1に示すのは、厚さ2.3ミリ
メートルの亜鉛めっき鋼板を、ロールフォーミング成形
で形成したZ形鋼1の一例である。互いに平行で同じ巾
の二枚のフランジ2と、二枚のフランジの中点を結ぶ線
上に、ウェブ3があり、フランジの端部とウェブの端部
を直線で連結した形状である。ウェブ3の中心線上には
所定の間隔で貫通孔4を設ける。
【0006】
【実施例1】図2に示すのは、Z形鋼1の一例である。
素材としては厚さ3.2ミリメートルの亜鉛めっき鋼板
をメッキ鋼板を用いている。用途はさまざまであるが、
主として、建築土木における梁材などに用いる。
【0007】断面の外周形状の大きさは巾10センチメ
ートル、高さ20センチメートルである。形状を説明す
ると、上端を形成する巾10センチメートルのフランジ
2の左端には、下方に直角に屈折された長さ3センチメ
ートルのリップ5を付設する。リップと反対側のフラン
ジの右端には、下方に直角に屈折された巾2センチメー
トルのアングル6を付設する。アングルの下端に連続し
て、斜めに走るトラス7を付設する。トラス7は左右の
中央に形成される、長さ10センチメートルのウェブ3
の上端に繋がる。
【0008】このように形成し、ウェブの中点を対称点
とした点対称な形状のウェブ、リップ、フランジ、アン
グルを形成し、図に示すような、全体形状がZ型のZ形
鋼1を形成する。ウェブ3は10センチメートルと巾広
く形成し、前実施例1と同様な横長の貫通孔4を、5セ
ンチメートル間隔で長手方向に二条設ける。
【0009】リップとアングルを付設したことで、Z形
鋼の上下方向の断面係数を大きくすると共に、二条の貫
通孔を設けることで、他の物体との連結をより便利にし
てある。ウェブは左右方向の中央に形成されるので、Z
形鋼を並列した時に、ウェブとウェブの間隔は右方向も
左方向も同じ間隔になるので、連結する時などに好都合
である。
【0010】形成されたZ形鋼の全体の断面の大きさ
は、巾10センチメートル、高さ20センチメートルで
ある。上下のフランジ2は巾15センチメートルであ
る。中央には長さ10センチメートルのウェブ3が形成
されている。図3に示すように、このような断面形状を
持つZ形鋼1のウェブ3には、長手方向に二条の等間隔
の貫通孔4を設ける。間隔は5センチメートル、大きさ
は横15ミリメートル、縦10ミリメートルの横長とす
る。貫通孔は、Z形鋼本体の建て込み、Z形鋼同士の連
結、他部材の取付けなどに便利である。
【0011】
【実施例2】図4に示すのは、Z形鋼1の変形の一つで
ある。上記の実施例ではフランジ2を平らに形成した
が、フランジ面には例えば、図に示すような長手方向に
連続する凹条21を付設することもできる。フランジ面
に凹条を付けることで断面二次モーメントを大きくす
る、と共に、この凹条の底に貫通孔4を所定の間隔で設
け、ボルト・ナットで連結するような場合に、突出する
ボルトの頭をこの凹条21に隠したりするのに便利であ
る。
【0012】図5に示すように、ウェブ3やフランジ2
に形成した貫通孔4には、内面をバーリイング加工を施
して短い筒状体41を形成したり、上記筒状体の内面に
ネジ42切りするなどをしておくと、他の部品や他の物
体をボルトを用いて簡単に取付けることが可能となるの
で都合がよい。
【0013】
【実施例3】図6に示すのは、Z形鋼1の変形の他の一
例である。上記の実施例では、上下のフランジ2の巾は
同一であったが、本実施例は、上下のフランジ2の巾が
異なっている。上の狭い巾のフランジ2を下の巾の広い
フランジ2に投影した時に、中心線が揃うように形成す
る。リップ5は少し内側に屈折した形状でトラス7と対
称形に形成する。このようなZ形鋼は、全体として台形
なので安定がよい上、形状・強度とも左右のバランスも
よく、使用し易いメリットがある。
【0014】
【発明の効果】形鋼としてはC形鋼が形状が単純である
ために多用されているが、上下の強度は略同じであるも
のの、フランジ面がある側と、フランジ面がない側とで
は可なり異なるので、左右の強度が極端に異なるため、
バランスが悪く方向性が生ずるという欠点がある。又、
フランジ面を利用して連結しようとすると、片側ではフ
ランジが外側にあるが、片面では内側にしかない。この
ため、例えば、フランジ面に何かを取り付けようとして
も、外面は付け易いが反対の内面は極端に取付け難い、
という欠点がある。
【0015】本発明のZ形鋼は、通常はプレノッチロー
ルフォーミング成形で形成する。所定の箇所に断続的に
連結孔を設けることができるので、連結するのが極めて
簡単である。連結孔としてロール成形をする時に小さな
孔をあけておき、成形後、上記の小孔の周囲にバーリン
グ加工をしたり、更にねじ切りをしておくと、ボルトを
使って他物体を連結することが可能なので、都合がよ
い。
【0016】又、C形鋼では、横方向に並列する場合に
は、フランジ面を同じ側に向けないと、フランジ面の間
隔が違ってしまう、という不便がある。左右の形状が異
なるために、使用できない場合もある。
【0017】以上と比較して、この発明のZ形鋼は、形
状がウェブの中点が点対称の中心とした形状であり、図
6のように全体を台形に形成した特殊な場合以外は、左
右・上下のどちらに向けても強度が略同じである。又、
フランジが中心線上にあるので、横方向に並べた時に、
フランジ面間の距離が等しくなり、使用し易い。
【0018】使用材料の割に大きな強度がえられ、両端
のフランジを活かして使用すると、大きな断面二次モー
メントが得られる。又、上と下・左と右の強度が略同じ
であるので、強度設計がし易く都合がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Z形鋼の基本形状を示す正面図である。
【図2】 リップ付きZ形鋼の一例を示す正面図であ
る。
【図3】 リップ付きZ形鋼の一例を示す側面図であ
る。
【図4】 リップ付きZ形鋼の他の一例を示す正面図
である。
【図5】 貫通孔の一例を示す部分側断面図である。
【図6】 台形のリップ付きZ形鋼の一例を示す正面
図である。
【符号の説明】
1 Z形鋼 2 フランジ 3 ウェブ 4 貫通孔 5 リップ 6 アングル 7 トラス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の上下二辺のように、互いに平
    行で、同じ長さの二辺をそれぞれフランジとし、上記二
    本のフランジのそれぞれの中点同士を結ぶ直線上にあっ
    て、上記上下のフランジそれぞれから略等距離にある二
    点を結ぶ線分をウェブとし、上記の上下のフランジの左
    右の異なる側の隅点と、それぞれに近接する側のウェブ
    の端点とを結ぶ二斜線とをトラスとし、 フランジ、トラス、ウェブ、トラス、フランジの順で、
    各辺を連続してなる略Z字状の断面形状を、長手方向に
    連続して有する長尺材からなる、形鋼。
  2. 【請求項2】 フランジの端点と、それに連続するト
    ラスの端点との間には、フランジと略直交方向の、所定
    長の屁折片が付設された、請求項1に記載された、形
    鋼。
  3. 【請求項3】 連続辺のない側のフランジの端点に
    は、内側に略直角に屈折された所定幅の補強縁(リッ
    プ)が付設された、請求項1〜2のいずれか一項に記載
    された、形鋼。
  4. 【請求項4】 一方、ないし、両方のフランジの巾方
    向の略中央には、凹溝が形成された、請求項1〜3のい
    ずれか一項に記載された、形鋼。
  5. 【請求項5】 ウェブ、並びに/ないし、フランジに
    は、長手方向に所定間隔で形成された多数の小孔からな
    る連結孔条が、一条ないし互いに平行な複数条付設され
    た、請求項1〜4のいずれか一項に記載された、形鋼。
  6. 【請求項6】 連結孔の周囲には、通常バーリングと
    呼称される、内側に突出した筒状体を形成し、ないし、
    バーリング加工で形成された筒状体の内面にネジ切りを
    施した、請求項1〜5のいずれか一項に記載された、形
    鋼。
  7. 【請求項7】 上下二枚のフランジの巾が異なって、
    全体の断面形状が台形に形成された、請求項1〜6のい
    ずれか一項に記載された、形鋼。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007534868A (ja) * 2004-04-29 2007-11-29 マルティネス−セペダ,フェデリコ 溝付き補強形材
JP2016079752A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 Jfeスチール株式会社 梁部材用形鋼および貫通孔の形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007534868A (ja) * 2004-04-29 2007-11-29 マルティネス−セペダ,フェデリコ 溝付き補強形材
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