JP6228776B2 - 中継コネクタ用のホルダーアセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、エンジン、ミッションあるいはモータ等の筺体に装着されて内部の電線と外部の電線とを接続する中継コネクタ用のホルダーアセンブリに関する。
中継コネクタには、非導電性の取付板の表面側に端子を保持し、これらを合成樹脂製のハウジングにインサート二次成形により組み込んで形成されるものがあり、インサート二次成形前の端子の外力によるホルダーからの脱落や変形を抑制し、電気的接続の信頼性を向上させることができる中継コネクタとして、例えば、特許文献1記載の発明がある。
特許文献1記載の発明は、インサート二次成形前の端子の外力によるホルダーからの脱落や変形を抑制するために、端子をホルダーに保持した状態のホルダーアッセンブリをインサート二次成形する際に、ホルダーで端子を保持した状態でこのホルダーにカバーを取り付けることにより端子が挟持されるようにしている。
また、インサート二次成形して形成する機器用コネクタのコストダウンや生産性の向上を可能にするものとして、特許文献2記載の発明がある。
特許文献2記載の発明は、コネクタハウジングに下孔が形成された一次成形体を成形する一次成形工程と、下孔に中継端子を圧入して中間製品を形成する端子圧入工程と、中間製品を二次成形金型内にセットして、機器用コネクタを成形するインサート成形工程とからなり、一次成形体は、二次成形時にゲートからの樹脂を一次成形体上を貫通させて樹脂を流すことのできる樹脂流入開口部と、二次成形金型に内接する支持突部とを有するようにしている。
これにより、二次成形時の樹脂流れをよくし、中間製品の位置ずれを防ぐことで不良品の発生率を抑え、コストダウンや生産性の向上を可能にしている。
特開2012−164520号公報 特開2010−272354号公報
しかしながら、いずれの発明においても、中間製品をインサート成形により二次成形する場合、中間製品の出来栄えにバラツキが生じ、したがって二次成形時の生産性が低下する可能性がある。また、端子アライメント寸法の出来栄えにも改良の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、中継端子を備えた中間製品をインサート二次成形して形成する場合、そのコストダウンや生産性の向上を可能にすることを目的とし、特に、中間製品をインサート成形により二次成形する場合、中間製品の出来栄えにより二次成形時の生産性が低下したり、端子アライメント寸法の出来栄えが悪くなるのを改善することを目的としている。
前述した目的を達成するために、本発明に係るホルダーアセンブリ(1)〜()は次のことを特徴としている。
(1)長尺状の端子と、長尺状の下端子と、前記端子を組み付ける長溝を上面に備えると共に前記下端子を組み付ける長溝を下面に備えたホルダーと、から成るホルダーアセンブリであって、
前記長溝は幅方向の両側に立設する側壁の間に位置し、
前記側壁は、前記長溝の長さ方向に複数箇所で、係止用ロックアームを備え、
前記係止用ロックアームに係止爪が形成され
前記上面側の長溝と前記下面側の長溝とは、前記長さ方向に沿って互いに平行に延びており、
前記上面側の係止用ロックアームと前記下面側の係止用ロックアームとは、前記長さ方向において異なる位置に設けられていること。
(2)上記(1)記載のホルダーアセンブリにおいて、前記端子は、長さ方向の途中に横幅の広い膨出部を備え、前記端子を前記ホルダーの前記長溝に組み付けたとき前記端子の前記膨出部の位置する部位の前記側壁が切り欠かれたこと。
(3)上記(1)又は(2)記載のホルダーアセンブリにおいて、前記係止用ロックアームは、前記側壁の一部を残してその前後の側壁が切り欠きされたときの当該側壁の一部であること。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つに記載のホルダーアセンブリにおいて、前記上面側の長溝と前記下面側の長溝とは、前記幅方向において同じ位置に設けられ、前記ホルダーには、前記長溝における前記係止用ロックアームが設けられた位置にて、前記ホルダーの厚さ方向に貫通する貫通孔が形成され、前記貫通孔を介して、前記上面側及び前記下面側のうち一方側の前記係止用ロックアームと、前記上面側及び前記下面側のうち他方側の前記側壁と、が連続していること。
上記(1)及び上記(4)の構成のホルダーアセンブリによれば、係止用ロックアームに係止爪があるので、端子が溝に組み込まれた後、端子が上方に飛び出すことが確実に阻止される。
上記(2)の構成のホルダーアセンブリによれば、端子が前方および後方に抜けようとしても、膨出部が側壁に当接してそれ以上の移動が阻止されるため、前方および後方への端子抜けが阻止される。
上記(3)の構成のホルダーアセンブリによれば、ホルダーが一次成形後の収縮によって変形していたとしても、二次成形時に金型にセットするとき、ホルダーアセンブリの切り欠きにより可撓性があるので、金型の形状に追従出来るためセット性が損なわれることはなく、スムーズにセットできるため、基板組み付け側のアライメント寸法が確保され、安定したアライメント寸法を確保することができる
本発明によれば、端子が溝に組み込まれた後、端子が上方に飛び出すことが確実に阻止される。
また、端子が前方および後方に抜けようとしても、ある程度以上の移動が阻止されるため、前方および後方への端子抜けが阻止される。
さらに、二次成形時において、ホルダーが一次成形後の収縮によって変形していたとしても、二次成形時に金型にセットするとき、ホルダーアセンブリが金型の形状に追従出来るためセット性が損なわれることはなく、スムーズにセットできる。したがって、基板組み付け側のアライメント寸法が確保され、安定したアライメント寸法を確保することができる。
上記の結果、中継コネクタを金型で二次成形する際に、本発明のホルダーアセンブリを採用すると、二次成形時にホルダーアセンブリが金型の形状に追従出来るためセット性が損なわれることはなく、基板組み付け側のアライメント寸法が確保された中継コネクタを得ることができる。
図1(A)は本発明に係るホルダーアセンブリの分解斜視図、図1(B)は図1(A)の端子を挟み込んだホルダーアセンブリの斜視図である。 図2(A)は本発明に係るホルダーの平面図、図2(B)は図2(A)のB1−B1、B2−B2、B3−B3のそれぞれの矢視断面図である。 図3(A)は本発明に係るホルダーアセンブリの正面図、図3(B)は図3(A)のブロック3Bの部位の係止用ロックアームの係止動作を説明する図である。 図4(A)は本発明に係る端子の平面図、図4(B)は図4(A)のブロック4Bの拡大図である。 図5(A)は本発明に係るホルダーの正面図、図5(B)はこのホルダーを用いたホルダーアセンブリの可撓性を説明する正面図である。 図6は本発明に係るホルダーアセンブリの二次成形を説明する図で、図6(1)はホルダーアセンブリを金型に入れる前、図6(2)はホルダーアセンブリを金型に入れた状態、図6(3A)は二次成形されてできた完成品である中継コネクタの平面図、図6(3B)は図6(3A)の3B−3B矢視断面図である。 図7(A)は図6(3A)の中継コネクタの斜視図、図7(B)は正面図である。
以下、本発明に係るホルダーアセンブリについて、図面に基づいて詳細に説明する。
図1(A)は本発明に係るホルダーアセンブリの分解斜視図、図1(B)は図1(A)の端子をホルダーに組み付けて成るホルダーアセンブリの斜視図である。
ホルダーアセンブリ30は、導電性金属からなる端子10の2組と、非導電性の合成樹脂製のホルダー20とから成り、ホルダー20の表と裏にそれぞれ形成された複数本の長溝20Mに、端子10をそれぞれ表側と裏側から挟み込むことで一体的に組み込まれている。
〈端子10〉
ホルダー20の表側に挟み込まれる端子10と裏側に挟み込まれる端子10とは図1(A)に示すように、同一形状をしていて、いずれも導電性金属からなる直線状の端子である。直線状の端子の中央部10Mはホルダー20に挟まれる部位で、やや幅太く形成されている。直線状の端子の両端10Eは相手側メス端子に挿入されるオス端子で、中央部10Mよりも幅細く形成されている。幅広の中央部10Mの中で特に1箇所だけさらに幅広の平面視で矩形状をした膨出部10Rが形成されていて、ホルダー20内で端子10が長さ方向に移動することを阻止するストッパの役割をしている。
〈ホルダー20〉
ホルダー20は、表側(図で上側)と裏側(図で下側)は同じような機能を有しているので、以下では、一方(表側)の形状について説明し、他方(裏側)の形状の説明は割愛する。図2(A)は本発明に係るホルダーの平面図である。図2(A)において、ホルダー20は樹脂成形されており、図の上下方向(長さ方向)に延設する7個の側壁20Sが表側と裏側の同じ位置にそれぞれ立設されている。側壁20Sと隣りの側壁20Sとの間は端子10が挟み込まれる長溝20Mとなっている。各側壁20Sは、長さ方向の3箇所(図で切断線B1、B2、B3の描かれている部位)に、係止用ロックアーム20A(20A1、20A2、20A3)を残して、その各係止用ロックアームの前後が抉(えぐ)り取られて、切り欠きとなっている。
図2(B)は図2(A)の切断線B1−B1、B2−B2、B3−B3のそれぞれの矢視断面図である。図2(B)において、各係止用ロックアーム20Aは側壁20Sの上半分の側壁の幅を半分に抉ることで、樹脂自身の弾性により弾力性を生じさせている。そして、その先端に一方向に延びる係止爪20Nを形成している。
図2(B1)の具体例で説明すると、係止用ロックアーム20A1は側壁20S1(図2(A))の上左の半分の側壁が抉られて右側壁だけが残り、その残った右側壁が係止用ロックアームとなっている。係止用ロックアーム20A1は側壁の幅が半分になったことで、樹脂材料自身の弾性により弾力性を備えている。そして、係止用ロックアーム20A1の頂部右側に係止爪20N1が形成されている。
切断線B1−B1上にある他の係止用ロックアーム20A1も同じ形状をしている。
また、図2(B2)では、係止用ロックアーム20A2は側壁20S1(図2(A))の上右の半分の側壁が抉られて左側壁だけが残り、その残った左側壁が係止用ロックアームとなっている。係止用ロックアーム20A2も同じく弾力性を備えるようになっている。そして係止用ロックアーム20A2の頂部左側に係止爪20N2が形成されている。
切断線B2−B2上にある他の係止用ロックアーム20A2も同じ形状をしている。
さらに、図2(B3)の係止用ロックアーム20A3は係止用ロックアーム20A1と同一形状であるので同じく弾力性を備えて、係止用ロックアーム20A3の頂部右側に係止爪20N3が形成されている。
以上のように、本発明の実施形態1によれば、係止用ロックアーム20A1と20A3の係止爪20N1と20N3は右側にあり、係止用ロックアーム20A2の係止爪20N2は左側にあるので、これにより、次のようにして係止用ロックアームによる端子の飛び出しの阻止が行われる。
〈実施形態1:係止用ロックアームによる端子の飛び出しの阻止〉
次に、本発明の実施形態1による係止用ロックアームによる端子の飛び出しの阻止動作について図3を用いて説明する。
係止用ロックアームは上述したように、図3(A)のホルダー20の表側の各側壁に3箇所で係止用ロックアーム20A1、20A2、20A3が形成されている。各係止用ロックアーム20A1、20A2、20A3の頂部には、一側面に係止爪20N1、20N2、20N3が形成されている。そのうち、係止用ロックアーム20A1、20A3の係止爪20N1、20N3は頂部の同じ側面に、そして係止用ロックアーム20A2の係止爪20N2は頂部の反対側面に形成されている。
そこで、側壁20S1(図2(B1))の係止用ロックアーム20A1と、この側壁20S1の右隣の側壁20S2(図2(B1))の係止用ロックアーム20A2との間の長溝20M1に、端子10の中央部10M(図1(A))が挟み込まれると、中央部10Mは図3(B−1)のように係止用ロックアーム20A1の係止爪20N1と係止用ロックアーム20A2の係止爪20N2に接近し、そして係止爪20N1と係止用ロックアーム20A2にそれぞれ形成された傾斜面に突き当たり、これを押し拡げて、図3(B−2)のように係止用ロックアーム20A1の係止爪20N1と係止用ロックアーム20A2の係止爪20N2との間を通過し、最終的に図3(B−3)のようにホルダー底部20Bに当接して静止する。このとき、係止用ロックアーム20A1と係止用ロックアーム20A2は樹脂材料自身の弾性により原状復帰して、中央部10Mの逆戻りを係止爪20N1と係止爪20N2とで阻止している。
以上の説明では、係止用ロックアーム20A3について説明しなかったが、係止用ロックアーム20A1と同じ動作をする。
なお、中央部10Mと係止爪20N1(係止爪20N2)との間にはクリアランスC1を設けてあり、端子10の上方への若干の自由な移動が許容されている。
〈実施形態2:端子の前後方向への抜けの阻止〉
次に、本発明の実施形態2による端子の前後方向への抜けの阻止構造について図4を用いて説明する。
図4(A)において、端子10には上述したように、中央部10Mの中に1箇所だけさらに幅広の矩形状をした膨出部10Rが形成されている。そして、ホルダー20には、この膨出部10Rを収容する収容空間20Rが図4(B)のように形成されている。
《膨出部10Rの収容空間20R》
端子10の矩形状をした膨出部10Rが収容されるべき部位に存するホルダー20の側壁20S1と側壁20S2を膨出部10Rの前後に亘って垂直に抉り取ることで収容空間20Rが形成されている。収容空間20Rの前側には垂直壁20H1が形成され、収容空間20Rの後側には垂直壁20H2がそれぞれ形成されている。
そこで、端子10が前方に抜けようとすると、膨出部10Rの前端が垂直壁20H1に当接してそれ以上の移動が阻止され、前方への端子抜けが阻止される。
同様にして、端子10が後方に抜けようとすると、膨出部10Rの後端が垂直壁20H2に当接してそれ以上の移動が阻止され、後方への端子抜けも阻止される。
このようにして、実施形態2により端子10の前後方向への抜けが阻止されている。
〈端子の前後方向のクリアランス〉
また、垂直壁20H1と垂直壁20H2との間の距離をL1とし、矩形状の膨出部10Rの長さ方向の一辺の長さをL2とすると、クリアランスC2=L1−L2となるように、各寸法が取ってあるので、前後方向にクリアランスC2の範囲で端子10は自由に動けるようになっている。
以上のように、端子10は、上下方向および前後方向に抜けないように阻止されているが、上下方向にクリアランスC1、前後方向にクリアランスC2だけ自由に動けるようになっている。
〈実施形態3:ホルダーアセンブリ30の可撓性(フレキシビリティ)〉
ホルダーアセンブリ30は、また、実施形態3により、長さ方向において上下に撓むことのできる可撓性(フレキシビリティ)が次のように付与されている。
図5(A)は本発明に係るホルダーの正面図、図5(B)は端子が図5(A)のホルダーに組み込まれたホルダーアセンブリの可撓性を説明する正面図である。
図5(A)において、ホルダー20には、側壁20Sの長さ方向に所定間隔で表側と裏側に交互に係止用ロックアーム20Aが形成されると共に、係止用ロックアーム20Aの周りの壁面を抉って切り欠き20Kを形成している。このように切り欠き20Kが表側と裏側の複数箇所に形成されたホルダー20に端子10を挟み込んでできたホルダーアセンブリ30は、表側と裏側に形成されている切り欠き20Kによって図5(B)の可撓方向F1、F2に撓むことができるため、次に説明する二次成形で金型にホルダーアセンブリ30をセットした際に、ホルダーアセンブリ30は金型の形状に追従することができ、安定したアライメント寸法を確保することができる。
〈ホルダーアセンブリ30の二次成形〉
次に、可撓性のあるこのホルダーアセンブリを金型に入れて二次成形して、中継コネクタを得る手順について説明する。
図6は本発明に係るホルダーアセンブリの二次成形(インサート成形)を説明する図で、図6(1)はホルダーアセンブリを金型に入れる前、図6(2)はホルダーアセンブリを金型に入れた状態、図6(3A)は二次成形されてできた完成品である中継コネクタの平面図、図6(3B)は図6(3A)の3B−3B矢視断面図である。
図6(A)において、下型92のホルダーアセンブリ収容部92C内にホルダーアセンブリ30(図5(B))を収容して、下型92に上型91を被せて、図6(2)のように金型90を作り、この金型90に合成樹脂を充填して二次成形品の中継コネクタ40を得る。
このとき、ホルダー20(図5(A))の一次成形後の収縮によってホルダー20が変形していたとしても、図5(B)のホルダーアセンブリ30は切り欠き20Kにより可撓性があるので、ホルダーセット時に金型の形状に追従出来るためセット性が損なわれることはなく、スムーズにセットできることにより、基板組み付け側のアライメント寸法が確保され、安定したアライメント寸法を確保することができる。
このようにして、安定して確実な二次成形ができ、図6(3A)の中継コネクタ40が得られる。中継コネクタ40は本発明に係るホルダーアセンブリ30および別系のコネクタ32とを内包する非導電性合成樹脂からできており、取付用のフランジ40Fとカラー40Cを備えている。
上述したように、二次成形前にホルダーがF1またはF2方向(図5(B))に変形していたとしてもホルダーアセンブリ30の可撓性によって、二次成形後の中継コネクタ40内のホルダーアセンブリ30は、図6(3B)のように金型どおりの成形品となっている。
〈中継コネクタ〉
図7(A)は、本発明に係るホルダーアセンブリの二次成形によって得られた中継コネクタの斜視図、図7(B)は正面図である。中継コネクタ40は、例えば、エンジン、ミッションあるいはモータ等の筺体の取付孔に取り付けられて、筐体内の内部ケーブルと筐体外の外部ケーブルとを電気的に接続させるコネクタである。中継コネクタ40は本発明に係るホルダーアセンブリ30および別系のコネクタ32とを内包すると他に、フランジ40Fを備えている。フランジ40Fは中継コネクタ40を筺体の取付孔に取り付ける際にボルト締結される部位であり、周縁にカラー40Cを複数個備えている。カラー40Cは固い金属等から形成されており、フランジ40Fと筺体とをする際に強い締結力がフランジ40Fに及ぶのを抑制してフランジ40Fを保護するためのものである。
〈まとめ〉
上記構成のホルダーアセンブリによれば、係止用ロックアームに係止爪があるので、端子が溝に組み込まれた後、端子が上方に飛び出すことが確実に阻止される。
また、端子が前方および後方に抜けようとしても、膨出部が側壁に当接してそれ以上の移動が阻止されるため、前方および後方への端子抜けが阻止される。
さらに、ホルダーが一次成形後の収縮によって変形していたとしても、二次成形時に金型にセットするとき、ホルダーアセンブリの切り欠きにより可撓性があるので、金型の形状に追従出来るためセット性が損なわれることはなく、スムーズにセットできるため、基板組み付け側のアライメント寸法が確保され、安定したアライメント寸法を確保することができる。
以上のことから、ホルダーアセンブリを金型で二次成形して中継コネクタを作る際に、本発明に係るホルダーアセンブリを採用すると、本発明に係るホルダーアセンブリは二次成形時に金型の形状に追従出来るためセット性が損なわれることはなく、基板組み付け側のアライメント寸法が確保された中継コネクタを得ることができる。
10 端子
10E 両端
10M 中央部
10R 膨出部
20 ホルダー
20A、20A1、20A2、20A3 係止用ロックアーム
20B ホルダー底部
20H1、20H2 垂直壁
20K 切り欠き
20M、20M1 長溝
20N、20N1、20N2、20N3 係止爪
20R 収容空間
20S、20S1、20S2、20S3 側壁
30 ホルダーアセンブリ
32 別系のコネクタ
40 中継コネクタ
40C カラー
40F フランジ
90 金型
91 上型
92 下型
92C ホルダーアセンブリ収容部
C1、C2 クリアランス

Claims (4)

  1. 長尺状の端子と、長尺状の下端子と、前記端子を組み付ける長溝を上面に備えると共に前記下端子を組み付ける長溝を下面に備えたホルダーと、から成るホルダーアセンブリであって、
    前記長溝は幅方向の両側に立設する側壁の間に位置し、
    前記側壁は、前記長溝の長さ方向に複数箇所で、係止用ロックアームを備え、
    前記係止用ロックアームに係止爪が形成され
    前記上面側の長溝と前記下面側の長溝とは、前記長さ方向に沿って互いに平行に延びており、
    前記上面側の係止用ロックアームと前記下面側の係止用ロックアームとは、前記長さ方向において異なる位置に設けられていることを特徴とするホルダーアセンブリ。
  2. 前記端子は、長さ方向の途中に横幅の広い膨出部を備え、
    前記端子を前記ホルダーの前記長溝に組み付けたとき前記端子の前記膨出部の位置する部位の前記側壁が切り欠かれたことを特徴とする請求項1記載のホルダーアセンブリ。
  3. 前記係止用ロックアームは、前記側壁の一部を残してその前後の側壁が切り欠きされたときの当該側壁の一部であることを特徴とする請求項1又は2記載のホルダーアセンブリ。
  4. 前記上面側の長溝と前記下面側の長溝とは、前記幅方向において同じ位置に設けられ、
    前記ホルダーには、前記長溝における前記係止用ロックアームが設けられた位置にて、前記ホルダーの厚さ方向に貫通する貫通孔が形成され、
    前記貫通孔を介して、前記上面側及び前記下面側のうち一方側の前記係止用ロックアームと、前記上面側及び前記下面側のうち他方側の前記側壁と、が連続していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のホルダーアセンブリ。
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