JP6225961B2 - 移動体 - Google Patents

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Description

本発明は、リニアモータを利用して、N極とS極とからなる一対の磁極が複数配列された移動経路に沿って移動する移動体に関する。
N極とS極とからなる一対の磁極が複数配列された磁極経路と、リニアモータを有する移動体とを備える移動体システムが知られている。この種の移動体システムでは、磁極経路の磁束との磁気相互作用によりリニアモータが駆動されることによって、磁極経路に沿って移動体が移動する。特許文献1には、この種の移動体システムが開示されている。
ところで、この種の移動体システムでは、磁極経路中に、磁極が欠損している磁極欠損区間が存在することがある。
この点に関し、特許文献1に記載の移動体システムでは、移動体は、2つのリニアモータと、2つのリニアモータにそれぞれ対応する2つの磁石無検出センサ(例えば、フォトセンサ)と、2つのリニアモータにそれぞれ対応する2つの位置検出センサ(例えば、ホール素子)とを備える。この移動体は、一方の磁石無検出センサによって一方のリニアモータが磁極欠損区間に位置していることを検出した場合には、他方のリニアモータに切り替えることによって連続駆動を可能にする。また、この移動体は、一方の位置検出センサが磁極欠損区間に位置していることを検出した場合には、他方の位置検出センサに切り替えることによって移動体の位置検出を継続することを可能にする。
特開2014−217077号公報
ところで、この種の移動体では、磁石無検出センサとリニアモータとが磁極経路の経路方向にオフセットされているので、磁石無検出センサによって、リニアモータが磁極欠損区間に位置する状態を全て検出することが困難である。特に、リニアモータが磁極欠損区間に位置している状態で移動体が起動する場合、リニアモータが磁極欠損区間に位置していることを検出することができず、その結果、リニアモータの推力が低下したり、逆方向の推力が発生したりしてしまう。
そこで、本発明は、リニアモータが磁極経路における磁極欠損区間に位置していることを判定することが可能な移動体を提供することを目的とする。
本発明の移動体は、N極とS極とからなる一対の磁極が複数配列された磁極区間と、磁極が欠損した磁極欠損区間とを有する磁極経路に沿って移動する移動体であって、磁極経路の磁束との磁気相互作用により駆動する第1のリニアモータを含む複数のリニアモータと、目標位置に向けて現在駆動している第1のリニアモータの駆動情報をリアルタイムに取得する駆動情報取得部と、駆動情報取得部が都度取得した駆動情報に基づいて、第1のリニアモータ側へ、目標位置へ向けて移動体を移動させるための指令情報を繰り返し指令する駆動指令部と、指令情報又は駆動情報を監視する監視部と、監視部が監視する指令情報又は駆動情報に基づいて、第1のリニアモータが磁極欠損区間に位置しているか否かを判定する判定部とを備える。
ここで、リニアモータが磁極経路における磁極欠損区間に位置している場合、移動体の実速度は指令速度よりも遅くなったりマイナスの速度となったりし、その結果、指令速度を増加させる制御が行われ、指令速度と実速度との差分が増加する。その結果、指令電流を増加させ、実電流を増加させる制御が行われる。
この移動体によれば、増加する信号に基づいて、リニアモータが磁極経路における磁極欠損区間に位置しているか否かを判定することができる。
上記した駆動情報取得部は、第1のリニアモータの実速度をリアルタイムに取得し、上記した駆動指令部は、駆動情報取得部が取得した実速度に基づいて、第1のリニアモータ側へ、目標位置へ向けて移動体を移動させるための指令電流を繰り返し指令し、上記した監視部は、指令電流を監視する形態であってもよい。
また、上記した判定部は、監視部が監視する指令電流が第1の閾値を超える場合に、第1のリニアモータが磁極欠損区間に位置していると判定する形態であってもよい。
また、上記した移動体は、移動体が停止している停止状態から起動状態に移行する指示を行う起動信号を受け付ける受付部を更に備え、受付部が起動信号を受け付けたときに、第1のリニアモータが磁極欠損区間に位置しているか否かを判定部が判定する形態であってもよい。
また、上記した移動体は、通常時に移動するときの速度より低速である低速モードで移動可能であり、低速モードで移動体が一定距離を移動しながら、第1のリニアモータが磁極欠損区間に位置しているか否かを判定部が判定する形態であってもよい。
また、上記した移動体は、磁極欠損区間を検出する磁極レス検出センサを更に含む形態であってもよい。
これによれば、判定部で判定しながら、磁極レスセンサで検出も行うため、より正確に磁極欠損区間を検出できる。
また、上記した判定部は、磁極レス検出センサが磁極欠損区間を検出しなかった場合に、第1のリニアモータが磁極欠損区間に位置しているか否かの判定を開始する形態であってもよい。
また、磁極経路は、鉛直方向の高低差がある傾斜経路を含み、磁極欠損区間は、磁極経路における傾斜経路以外の経路に設けられており、駆動指令部は、移動体の停止状態のときに、駆動情報取得部が取得する実電流値のフィードバックにより、第1のリニアモータの自己位置を保持するように、第1のリニアモータ側へ指令情報を指令し、判定部は、監視部が監視した指令電流値に基づいて、第1のリニアモータが磁極欠損区間に位置していないと判定する形態であってもよい。
これによれば、スロープには磁極欠損区間を設けない磁極レール環境においては、停止中に発動するモータロック機能に伴う電流値から、スロープに位置しているか否かを判定することを通じて、磁極欠損区間の存否を判定できる。
また、上記した移動体は、第1のリニアモータに対して磁極経路の経路方向の一方側に配置され、磁極経路の磁束に応じた第1の位相角を検出する第1の検出部と、第1のリニアモータに対して磁極経路の経路方向の他方側に配置され、磁極経路の磁束に応じた第2の位相角を検出する第2の検出部と、第1の検出部によって検出される第1の位相角と第2の検出部によって検出される第2の位相角との位相差であって、第1のリニアモータが磁極区間に位置しているときの位相差を、基準位相差として予め記憶する記憶部と、第1の検出部によって検出された第1の位相角と第2の検出部によって検出された第2の位相角との位相差の、基準位相差に対するずれ量に基づいて、第1のリニアモータが磁極欠損区間に位置しているか否かを推定する推定部とを更に備える。
本発明によれば、リニアモータが磁極経路における磁極欠損区間に位置していることを判定することができる。
一実施形態に係る移動体システム及び本発明の一実施形態に係る移動体を示す図である。 図1に示す移動体システムにおける移動体を示す図である。 第1のリニアモータが磁極欠損区間に位置しているときの移動体の主要部を示す図である。 本実施形態の移動体の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、一実施形態に係る移動体システム及び本発明の一実施形態に係る移動体を示す図である。図1に示す移動体システム1は、移動体100と、磁極経路200とを備える。
磁極経路200には、N極の磁石211とS極の磁石212とが交互に所定のピッチ(例えば、33mm)で一列に配置されている。換言すれば、磁極経路200には、N極とS極とからなる一対の磁極213が複数配列されている。移動体100は、リニアモータを利用することによって、磁極経路200に沿って移動する。
移動体システム1の一例としては、天井に設置された軌道(磁極経路)200に沿って搬送台車(移動体)100が走行する天井走行車のシステムがある。この種の移動体システム1では、軌道200が数Kmであり、搬送台車100が300台〜400台であることがある。なお、移動体は、地上を走行する搬送台車でも良く、或いは、搬送台車でなくても良い。例えば、移動体は、搬送台車以外の他の台車や、ロボットアーム等であってもよい。
この種の移動体システムでは、磁極経路の長さは、例えば工場のレイアウトによって様々に変化し、上記した所定のピッチ(例えば、33mm)の整数倍とは限らない。また、磁極経路における直線経路とカーブ経路との連結部では、上記した所定のピッチ(例えば、33mm)で磁石を配列することが困難である。このような理由により、図3に示すように、磁極経路200は、一対の磁極213が所定のピッチ(例えば、66mm)で複数配列された磁極区間210と、磁極が欠損した磁極欠損区間220とを有する。
図2は、図1に示す移動体システムにおける移動体を示す図である。図1及び図2に示す移動体100は、第1及び第2のリニアモータ11,12と、第1,第2及び第3の磁極センサ21,22,23と、センサインターフェース30と、コントローラ40と、第1及び第2のサーボアンプ50,60とを備える。本実施形態では、移動体100の移動方向Xの上流側から順に、第1の磁極センサ21、第1のリニアモータ11、第2の磁極センサ22、第2のリニアモータ12、及び、第3の磁極センサ23が配置されている。本実施形態では、第1のリニアモータ11に対して、第1及び第2の磁極センサ21,22がそれぞれ特許請求の範囲の第1及び第2の検出部に相当し、第2のリニアモータ12に対して、第3及び第2の磁極センサ23,22がそれぞれ特許請求の範囲の第1及び第2の検出部に相当する。なお、第1及び第2の検出部は各リニアモータを挟みこむセンサであればよく、例えば、第1のリニアモータ11に対して、第1及び第3の磁極センサ21,23が第1及び第2の検出部であってもよく、同様に、第2のリニアモータ12に対して、第1及び第3の磁極センサ21,23が第1及び第2の検出部であってもよい。
第1及び第2のリニアモータ11,12は、例えば3相リニアモータであり、磁極経路200の磁束との磁気相互作用により駆動する。第1のリニアモータ11の磁界は、第1のサーボアンプ50からの交流の駆動電流によって制御され、第2のリニアモータ12の磁界は、第2のサーボアンプ60からの交流の駆動電流によって制御される。第1のリニアモータ11と第2のリニアモータ12とは、移動体100の移動方向(磁極経路200の経路方向)Xにおいて異なる位置に配置されている。
第1の磁極センサ21は、磁極経路200の磁極を検出する磁極センサ(MagneticPole Sensor:MPS)であり、例えばホール素子を含む。このような構成により、第1の磁極センサ21は、N極とS極とからなる一対の磁極213を1周期とする磁極経路200の磁束に応じた位相角(第1の位相角)を検出する。なお、後述するように、この磁極センサが検出する位相角は第1のリニアモータ11の電気角のために用いられるため、この磁極センサを第1の電気角検出センサと称する。
同様に、第3の磁極センサ23は、磁極経路200の磁極を検出する磁極センサ(MagneticPole Sensor:MPS)であり、例えばホール素子を含む。このような構成により、第3の磁極センサ23は、N極とS極とからなる一対の磁極213を1周期とする磁極経路200の磁束に応じた位相角(第1の位相角)を検出する。なお、後述するように、この磁極センサが検出する位相角は第2のリニアモータ12の電気角のために用いられるため、この磁極センサを第2の電気角検出センサと称する。
また、第2の磁極センサ22は、磁極経路200の磁極を検出する磁極センサ(MagneticPole Sensor:MPS)であり、例えばホール素子を含む。このような構成により、第2の磁極センサ22は、N極とS極とからなる一対の磁極213を1周期とする磁極経路200の磁束に応じた位相角(第2の位相角)を検出する。なお、後述するように、この磁極センサが検出する位相角は移動体100の位置検出のために用いられるため、この磁極センサを位置検出センサと称する。
第1,第2及び第3の磁極センサ21,22,23は、検出する磁極経路200の磁束に基づいて、磁極欠損区間220に位置しているか否かの判定を行う機能を有している。第1,第2及び第3の磁極センサ21,22,23は、磁極欠損区間220に位置していないときには、出力が有効状態であることを示す信号(Validation)を出力し、磁極欠損区間に位置しているときには、出力が無効状態であることを示す信号(Validation)を出力する。
第1の磁極センサ21と、第2の磁極センサ22と、第3の磁極センサ23とは、移動体100の移動方向(磁極経路200の経路方向)Xにおいて異なる位置に配置されている。具体的には、第1の磁極センサ21は、第1のリニアモータ11に対して移動体100の移動方向(磁極経路200の経路方向)Xの一方側に配置されており、第2の磁極センサ22は、第1のリニアモータ11に対して移動体100の移動方向(磁極経路200の経路方向)Xの他方側に配置されている。すなわち、第1の磁極センサ21と第2の磁極センサ22とは、移動体100の移動方向(磁極経路200の経路方向)Xにおいて第1のリニアモータ11を挟み込むように配置されている。また、第2の磁極センサ22は、第2のリニアモータ12に対して移動体100の移動方向(磁極経路200の経路方向)Xの一方側に配置されており、第3の磁極センサ23は、第2のリニアモータ12に対して移動体100の移動方向(磁極経路200の経路方向)Xの他方側に配置されている。すなわち、第2の磁極センサ22と第3の磁極センサ23とは、移動体100の移動方向(磁極経路200の経路方向)Xにおいて第2のリニアモータ12を挟み込むように配置されている。
センサインターフェース30は、磁極コンバータ(Magnetic Pole Converter)31と、位置コンバータ(Position Converter)32と、推定部34と、記憶部35とを有する。
磁極コンバータ31は、第1の磁極センサ21が出力する位相角に基づいて、磁気相互作用により推力を得るための第1のリニアモータ11の磁界の電気角(Magnetic Pole)、すなわち、第1のリニアモータ11の駆動電流の電気角を導出する。具体的には、磁極コンバータ31は、第1の磁極センサ21が出力する位相角に、第1のリニアモータ11と第1の磁極センサ21との距離に応じたオフセット角を加算して、第1のリニアモータ11の電気角とする。磁極コンバータ31は、導出した第1のリニアモータ11の電気角(Magnetic Pole)を第1のサーボアンプ50へ供給する。
同様に、磁極コンバータ31は、第3の磁極センサ23が出力する位相角に基づいて、磁気相互作用により推力を得るための第2のリニアモータ12の磁界の電気角(Magnetic Pole)、すなわち、第2のリニアモータ12の駆動電流の電気角を導出する。具体的には、磁極コンバータ31は、第3の磁極センサ23が出力する位相角に、第2のリニアモータ12と第3の磁極センサ23との距離に応じたオフセット角を加算して、第2のリニアモータ12の電気角とする。磁極コンバータ31は、導出した第2のリニアモータ12の電気角(Magnetic Pole)を第2のサーボアンプ60へ供給する。
位置コンバータ32は、第2の磁極センサ22が出力する位相角と、一対の磁極213の所定のピッチ長(例えば66mm)とに基づいて、移動体100の位置(Position)を導出する。位置コンバータ32は、導出した移動体100の位置(Position)をコントローラ40、第1及び第2のサーボアンプ50,60へ供給する。また、位置コンバータ32は、第1,第2及び第3の磁極センサ21,22,23からの有効状態/無効状態を示す信号(Validation)をコントローラ40へ供給する。
推定部34は、記憶部35と協働して、第1及び第2のリニアモータ11,12が磁極欠損区間220に位置しているか否かの推定を行い、位置している場合には、第1及び第2のリニアモータ11,12が磁極欠損区間220に位置している磁極欠損状態を示す信号(Magnet Less Status)をコントローラ40へ供給する。推定部34及び記憶部35の詳細は後述する。
コントローラ40は、ビークルコントローラ(Vehicle Controller)41と、モーションコントローラ(Motion Controller)43と、判定部45とを有する。なお、ビークルコントローラ(Vehicle Controller)41が特許請求の範囲に記載の受付部として機能する。
ビークルコントローラ41は、目標位置(Target Position)、目標速度(Target Velocity)、目標停止距離(Target Stop-distance)等の、移動体の駆動制御情報を、上位コントローラ(図示せず)から取得し、予め記憶している。ビークルコントローラ41は、これらの情報をモーションコントローラ43へ供給する。
また、ビークルコントローラ41は、受付部として機能し、上位コントローラ(図示せず)から移動体100を起動させるための起動信号、換言すれば、移動体が停止している停止状態から起動状態に移行する指示を行う起動信号を受け付け、この起動信号に基づいて移動体100内の各部の起動を制御する。
判定部45は、第1及び第2のリニアモータ11,12が磁極欠損区間220に位置しているか否かの判定を行い、位置している場合には、第1及び第2のリニアモータ11,12が磁極欠損区間220に位置している磁極欠損状態信号(Magnet Less Status)をコントローラ40へ供給する。判定部45の詳細は後述する。
モーションコントローラ43は、位置コンバータ32から第1の磁極センサ21の有効状態信号(Validation)を受け、かつ、推定部34及び判定部45から第1のリニアモータ11の磁極欠損状態(Magnet Less Status)信号を受けていない場合に、位置コンバータ32からの現在位置情報(Position)に基づいて、指令位置に到達するための位置指令(CommandPosition)を第1のサーボアンプ50へ供給する。一方、位置コンバータ32から第1の磁極センサ21の無効状態信号(Validation)を受けるか、又は、推定部34又は判定部45から第1のリニアモータ11の磁極欠損状態(Magnet Less Status)信号を受けると、モーションコントローラ43は、位置指令(Command Position)を第1のサーボアンプ50へ供給することを停止する。
同様にモーションコントローラ43は、位置コンバータ32から第3の磁極センサ23の有効状態信号(Validation)を受け、かつ、推定部34及び判定部45から第2のリニアモータ12の磁極欠損状態(Magnet Less Status)信号を受けていない場合に、位置コンバータ32からの現在位置情報(Position)に基づいて、指令位置に到達するための位置指令(CommandPosition)を第2のサーボアンプ60へ供給する。一方、位置コンバータ32から第3の磁極センサ23の無効状態信号(Validation)を受けるか、又は、推定部34又は判定部45から第2のリニアモータ12の磁極欠損状態(Magnet Less Status)信号を受けると、モーションコントローラ43は、位置指令(Command Position)を第2のサーボアンプ60へ供給することを停止する。
第1のサーボアンプ50は、位置コントローラ(Position Controller)51と、速度コントローラ(Velocity Controller)52と、電流コントローラ(CurrentController)53と、減算器54A,54B,54C、微分器55と、インバータ(Inverter)56と、電流センサ57と、監視部58とを有する。
位置コントローラ51には、減算器54Aによって、モーションコントローラ43からの位置指令が示す目標位置と位置コンバータ32からの位置情報が示す現在位置との差分を求めたデータ(差分位置データ)が入力される。位置コントローラ51は、この差分位置データに応じた速度データを出力する。
速度コントローラ52には、微分器55によって位置コンバータ32からの位置情報を微分し、減算器54Bによって、この微分データと位置コントローラ51からの速度データとの差分を求めたデータ(差分速度データ)が入力される。速度コントローラ52は、この差分速度データに応じた電流値データを出力する。
電流コントローラ53には、電流センサ57によって第1のリニアモータ11の現在の電流値を検出し、減算器54Cによって、速度コントローラ52からの電流値データと電流センサ57からの現在の電流値(実電流値)に応じたフィードバックデータとの差分を求めたデータ(差分電流値データ)が入力される。電流コントローラ53は、この差分電流値データに応じた直流の駆動電流を出力する。
インバータ56は、磁極コンバータ31からの第1のリニアモータの電気角に基づいて、電流コントローラ53からの直流の駆動電流を交流の駆動電流に変換し、第1のリニアモータを駆動するための駆動電流を生成する。インバータ56の一例は、IPM(Intelligent Power Module)を使用する3相インバータである。監視部58の詳細は後述する。
同様に、第2のサーボアンプ60は、位置コントローラ(Position Controller)61と、速度コントローラ(Velocity Controller)62と、電流コントローラ(CurrentController)63と、減算器64A,64B,64C、微分器65と、インバータ(Inverter)66と、電流センサ67と、監視部68とを有する。
位置コントローラ61には、減算器64Aによって、モーションコントローラ43からの位置指令が示す目標位置と位置コンバータ32からの位置情報が示す現在位置との差分を求めたデータ(差分位置データ)が入力される。位置コントローラ61は、この差分位置データに応じた速度データを出力する。
速度コントローラ62には、微分器65によって位置コンバータ32からの位置情報を微分し、減算器64Bによって、この微分データと位置コントローラ61からの速度データとの差分を求めたデータ(差分速度データ)が入力される。速度コントローラ62は、この差分速度データに応じた電流値データを出力する。
電流コントローラ63には、電流センサ67によって第2のリニアモータ12の現在の電流値を検出し、減算器64Cによって、速度コントローラ62からの電流値データと電流センサ67からの現在の電流値(実電流値)に応じたフィードバックデータとの差分を求めたデータ(差分電流値データ)が入力される。電流コントローラ63は、この差分電流値データに応じた直流の駆動電流を出力する。
インバータ66は、磁極コンバータ31からの第2のリニアモータの電気角に基づいて、電流コントローラ63からの直流の駆動電流を交流の駆動電流に変換し、第2のリニアモータを駆動するための駆動電流を生成する。インバータ66の一例は、IPM(Intelligent Power Module)を使用する3相インバータである。監視部68の詳細は後述する。
次に、推定部34及び記憶部35による、第1及び第2のリニアモータ11,12が磁極欠損区間220に位置しているか否かの推定、及び、判定部45、監視部58、駆動情報取得部及び駆動指示部による、第1及び第2のリニアモータ11,12が磁極欠損区間220に位置しているか否かの判定について詳細に説明する。なお、センサインターフェース30における位置コンバータ32と、第1のサーボアンプ50における微分器55及び電流センサ57と、第2のサーボアンプ60における微分器65及び電流センサ67とが駆動情報取得部に相当し、第1のサーボアンプ50における位置コントローラ51及び速度コントローラ52と、第2のサーボアンプ60における位置コントローラ61及び速度コントローラ62とが特許請求の範囲に記載の駆動指示部に相当する。
ここで、リニアモータ上に磁極欠損区間が存在することによってリニアモータが本来の推力を得られない場合、磁極欠損区間の距離に相当する位相角(換言すれば、磁極欠損区間の距離に起因する電気角の誤差)をθとすると、リニアモータの推力Fは略F×cosθと表すことができる。これより、0<θ<90°,270°<θ<360°では推力Fが低下し、θ=90°,270°で推力Fがなくなり、90°<θ<270°では逆の推力Fが発生することがわかる。なお、磁極欠損区間の長さが、一対の磁極のピッチ長と同一である場合は大きな問題にはならない。
そこで、推定部34及び記憶部35によって、第1及び第2のリニアモータ11,12が磁極欠損区間220に位置しているか否かの推定を行うと共に、判定部45、監視部58、駆動情報取得部及び駆動指示部によって、第1及び第2のリニアモータ11,12が磁極欠損区間220に位置しているか否かの判定を行う。例えば、まず、推定部34及び記憶部35による推定では、逆の推力が発生する磁極欠損区間220、具体的一例を示すと、一対の磁極213の距離1ピッチに対して距離1/4ピッチを超える磁極欠損区間220に第1及び第2のリニアモータ11,12が位置するか否かの推定を行う。そして、例えば、判定部45、監視部58、駆動情報取得部及び駆動指示部による判定では、推力が低下する磁極欠損区間220、具体的一例を示すと、距離1/4ピッチ以下の磁極欠損区間220に第1及び第2のリニアモータ11,12が位置するか否かの判定を行う。
なお、具体的一例として、推定部34及び記憶部35が、距離1/4ピッチを超える磁極欠損区間220に第1及び第2のリニアモータ11,12が位置するか否かの推定を行う一例を示したが、推定部34及び記憶部35が推定する磁極欠損区間220の距離はこれに限定されない。同様に、判定部45、監視部58、駆動情報取得部及び駆動指示部が、距離1/4ピッチ以下の磁極欠損区間220に第1及び第2のリニアモータ11,12が位置するか否かの判定を行う一例を示したが、判定部45、監視部58、駆動情報取得部及び駆動指示部が判定する磁極欠損区間220の距離はこれに限定されない。また、推定部34及び記憶部35が、逆の推力が発生する磁極欠損区間220に第1及び第2のリニアモータ11,12が位置するか否かの推定を行う一例を示したが、推定部34及び記憶部35が推定する磁極欠損区間220はこれに限定されない。同様に、判定部45、監視部58、駆動情報取得部及び駆動指示部が、推力が低下する磁極欠損区間220に第1及び第2のリニアモータ11,12が位置するか否かの判定を行う一例を示したが、判定部45、監視部58、駆動情報取得部及び駆動指示部が判定する磁極欠損区間220はこれに限定されない。
(推定部34及び記憶部35による推定)
推定部34は、第1のリニアモータ11が磁極区間210に位置しているときに、第1の磁極センサ21によって検出される第1の位相角Fと第2の磁極センサ22によって検出される第2の位相角Mとの位相差F−Mを予め計測する。計測された位相差F−Mは基準位相差として記憶部35に予め記憶される。
また、推定部34は、所定距離(例えば、距離1/4ピッチ)の磁極欠損区間220に第1のリニアモータ11が位置しているときに、第1の磁極センサ21によって検出される第1の位相角と第2の磁極センサ22によって検出される第2の位相角との位相差を予め計測し、計測した位相差の上記基準位相差に対するずれ量を求める。求めたずれ量は閾値として記憶部35に予め記憶される。
そして、推定部34は、現在位置における、第1の磁極センサ21によって検出される第1の位相角F’と第2の磁極センサ22によって検出される第2の位相角M’との位相差F’−M’を上記基準位相差F−Mと比較することによって、第1のリニアモータ11が磁極欠損区間220に位置しているか否かを推定する。推定部34は、現在位置における第1の位相角F’と第2の位相角M’との位相差F’−M’が基準位相差F−Mに対してずれている場合に、第1のリニアモータ11が磁極欠損区間220に位置していると推定する。
また、例えば、推定部34は、現在位置における第1の位相角F’と第2の位相角M’との位相差F’−M’の基準位相差F−Mに対するずれ量(絶対値)|(F’−M’)−(F−M)|と上記閾値とを比較することによって、磁極欠損区間220の距離が1/4ピッチであるか否かを推定する。磁極欠損区間220の距離が1/4ピッチ以上である場合、推定部34は、第1のリニアモータ11が磁極欠損区間220に位置し、逆の推力が発生する状態である磁石欠損状態を示す信号(Magnet Less Status)をコントローラ40へ供給する。
同様に、推定部34は、第2のリニアモータ12が磁極区間210に位置しているときに、第3の磁極センサ23によって検出される第1の位相角Fと第2の磁極センサ22によって検出される第2の位相角Mとの位相差F−Mを予め計測する。計測された位相差F−Mは基準位相差として記憶部35に予め記憶される。
また、推定部34は、所定距離(例えば、距離1/4ピッチ)の磁極欠損区間220に第2のリニアモータ12が位置しているときに、第3の磁極センサ23によって検出される第1の位相角と第2の磁極センサ22によって検出される第2の位相角との位相差を予め計測し、計測した位相差の上記基準位相差に対するずれ量を求める。求めたずれ量は閾値として記憶部35に予め記憶される。
そして、推定部34は、現在位置における、第3の磁極センサ23によって検出される第1の位相角F’と第2の磁極センサ22によって検出される第2の位相角M’との位相差F’−M’を上記基準位相差F−Mと比較することによって、第2のリニアモータ12が磁極欠損区間220に位置しているか否かを推定する。推定部34は、現在位置における第1の位相角F’と第2の位相角M’との位相差F’−M’が基準位相差F−Mに対してずれている場合に、第2のリニアモータ12が磁極欠損区間220に位置していると推定する。
また、例えば、推定部34は、現在位置における第1の位相角F’と第2の位相角M’との位相差F’−M’の基準位相差F−Mに対するずれ量(絶対値)|(F’−M’)−(F−M)|と上記閾値とを比較することによって、磁極欠損区間220の距離が1/4ピッチであるか否かを推定する。磁極欠損区間220の距離が1/4ピッチ以上である場合、推定部34は、第2のリニアモータ12が磁極欠損区間220に位置し、逆の推力が発生する状態である磁石欠損状態を示す信号(Magnet Less Status)をコントローラ40へ供給する。
推定部34は、移動体100の起動時に、例えば、後述するコントローラ40におけるビークルコントローラ(受付部)41が上位コントローラ(図示せず)から起動信号受け付けて移動体100が起動するときに、上記推定を行う。なお、推定部34は、移動体100の起動後、移動体100が停止する停止状態のときに、上記した推定を行ってもよい。
(判定部45、監視部58、駆動情報取得部及び駆動指示部による判定)
駆動情報取得部は、目標位置に向けて現在駆動している第1のリニアモータ11の駆動情報(実速度、位置情報、又は、実電流)をリアルタイムに取得する。本実施形態では、駆動情報取得部(位置コンバータ32及び微分器55)は、第1のリニアモータ11の実速度をリアルタイムに取得する。なお、駆動情報取得部(位置コンバータ32)は、第1のリニアモータ11の位置情報をリアルタイムに取得してもよく、或いは、駆動情報取得部(電流センサ57)は、第1のリニアモータ11の実電流をリアルタイムに取得してもよい。
駆動指示部は、駆動情報取得部が都度取得した駆動情報(実速度、位置情報、又は、実電流)に基づいて、目標位置へ向けて移動体を移動させるための指令情報(指令速度、又は、指令電流)を第1のリニアモータ11側へ繰り返し指令する。本実施形態では、駆動指令部(速度コントローラ52)は、駆動情報取得部からの実速度に基づいて、目標位置へ向けて移動体を移動させるための指令電流を繰り返し指令する。なお、駆動指令部(位置コントローラ51)は、駆動情報取得部からの位置情報に基づいて、目標位置へ向けて移動体を移動させるための指令速度を繰り返し指令してもよい。
監視部58は、指令情報(指令速度、又は、指令電流)又は駆動情報(実速度、又は、実電流)を監視する。本実施形態では、監視部58は、指令電流を監視するが、実電流、指令速度、又は、実速度及び指令速度を監視してもよい。
判定部45は、監視部58が監視する指令情報又は駆動情報(指令電流、実電流、指令速度、又は、指令速度と実速度との差分)に基づいて、第1のリニアモータ11が磁極欠損区間220に位置しているか否かを判定する。本実施形態では、監視部58が監視する指令電流に基づいて、第1のリニアモータ11が磁極欠損区間220に位置しているか否かを判定するが、実電流、指令速度、又は、指令速度と実速度との差分に基づいて判定を行ってもよい。
ここで、リニアモータが磁極欠損区間に位置する場合、推力が低下したり、逆の推力が発生したりするので、移動体の実速度は指令速度よりも遅くなったりマイナスの速度となったりし、その結果、指令速度を増加させる制御が行われ、指令速度と実速度との差分が増加する。その結果、指令電流を増加させ、実電流を増加させる制御が行われる。これより、例えば、判定部45は、監視部58が監視する指令電流が所定の閾値を超える場合に、第1のリニアモータ11が磁極欠損区間220に位置していると判定する。
この判定では、実際に第1のリニアモータ11を駆動しながらの判定であるが、通常時に移動するときの速度よりも低速である低速モードで第1のリニアモータ11を駆動しながら、移動体100が所定の探索距離だけ進むまで、判定を繰り返し行う。
同様に、駆動情報取得部は、目標位置に向けて現在駆動している第2のリニアモータ12の駆動情報(実速度、位置情報、又は、実電流)をリアルタイムに取得する。本実施形態では、駆動情報取得部(位置コンバータ32及び微分器65)は、第2のリニアモータ12の実速度をリアルタイムに取得する。なお、駆動情報取得部(位置コンバータ32)は、第2のリニアモータ12の位置情報をリアルタイムに取得してもよく、或いは、駆動情報取得部(電流センサ67)は、第2のリニアモータ12の実電流をリアルタイムに取得してもよい。
駆動指示部は、駆動情報取得部が都度取得した駆動情報(実速度、位置情報、又は、実電流)に基づいて、目標位置へ向けて移動体を移動させるための指令情報(指令速度、又は、指令電流)を第2のリニアモータ12側へ繰り返し指令する。本実施形態では、駆動指令部(速度コントローラ62)は、駆動情報取得部からの実速度に基づいて、目標位置へ向けて移動体を移動させるための指令電流を繰り返し指令する。なお、駆動指令部(位置コントローラ61)は、駆動情報取得部からの位置情報に基づいて、目標位置へ向けて移動体を移動させるための指令速度を繰り返し指令してもよい。
監視部68は、指令情報(指令速度、又は、指令電流)又は駆動情報(実速度、又は、実電流)を監視する。本実施形態では、監視部68は、指令電流を監視するが、実電流、指令速度、又は、実速度及び指令速度を監視してもよい。
判定部45は、監視部68が監視する指令情報又は駆動情報(指令電流、実電流、指令速度、又は、指令速度と実速度との差分)に基づいて、第2のリニアモータ12が磁極欠損区間220に位置しているか否かを判定する。本実施形態では、監視部68が監視する指令電流に基づいて、第2のリニアモータ12が磁極欠損区間220に位置しているか否かを判定するが、実電流、指令速度、又は、指令速度と実速度との差分に基づいて判定を行ってもよい。
例えば、判定部45は、監視部58が監視する指令電流が所定の閾値を超える場合に、第2のリニアモータ12が磁極欠損区間220に位置していると判定する。
この判定でも、実際に第2のリニアモータ12を駆動しながらの判定であるが、通常時に移動するときの速度よりも低速である低速モードで第2のリニアモータ12を駆動しながら、移動体100が所定の探索距離だけ進むまで、判定を繰り返し行う。
判定部45は、移動体100の起動時に、例えば、コントローラ40におけるビークルコントローラ(受付部)41が上位コントローラ(図示せず)から起動信号を受け付けて移動体100が起動するときに、上記判定を行う。なお、判定部45は、移動体100の起動後、移動体100が停止する停止状態のときに、上記した判定を行ってもよい。
次に、本実施形態の移動体100の動作について説明する。図4は、本実施形態の移動体の動作を示すフローチャートである。
まず、第1,第2及び第3の磁極センサ21,22,23からの有効状態/無効状態を示す信号(Validation)に基づいて、第1の磁極センサ(前磁極センサ)21、第2の磁極センサ(中磁極センサ)22、及び、第3の磁極センサ(後磁極センサ)23がそれぞれ磁極欠損区間220に位置しているか否か(Valid OFFか否か)の判定を行う(ステップS01,S03)。第1の磁極センサ(前磁極センサ)21から無効状態信号(Validation)を受ける場合、すなわち、第1の磁極センサ(前磁極センサ)21が磁極欠損区間220に位置している場合(Valid OFF)、コントローラ40及び第2のサーボアンプ60によって第2のリニアモータ12によって駆動を行う(後軸駆動)(ステップS02)。一方、第2の磁極センサ(中磁極センサ)22又は第3の磁極センサ(後磁極センサ)23から無効状態信号(Validation)を受ける場合、すなわち、第2の磁極センサ(中磁極センサ)22又は第3の磁極センサ(後磁極センサ)23が磁極欠損区間220に位置している場合(Valid OFF)、コントローラ40及び第1のサーボアンプ50によって第1のリニアモータ11によって駆動を行う(前軸駆動)(ステップS04)。このように、既に何れかの磁極センサが磁極欠損区間220に位置して無効状態(Valid OFF)である場合には、その状態に応じて駆動軸を選択し、判定を終了する。
一方、第1の磁極センサ21、第2の磁極センサ22、及び、第3の磁極センサ23が磁極欠損区間に位置しておらず有効状態である場合(Valid OFFでない場合)、上記した推定部34及び記憶部35により、第1のリニアモータ(前モータ)11が磁極欠損区間220に位置しているか否かの推定を行う(ステップS05)。
第1のリニアモータ11が磁極欠損区間220に位置していない場合、第1のリニアモータ11に駆動電流を与えることによって移動体を停止させる前軸サーボロックを実施し(ステップS06)、従動車輪のブレーキを解除する(ステップS07)。そして、前軸サーボロックのための駆動電流に基づいて、移動体がスロープに位置するか否かの判定を行う(ステップS08)。
本実施形態では、スロープにおいて片軸駆動を行う場合に推力不足となることを回避するために、或いは、スロープにおいて片軸駆動を行う場合に駆動電流が大きくなりリニアモータ熱設計がオーバースペックとなることを回避するために、スロープ区間には磁極欠損区間を配置しない。これより、移動体がスロープに位置し、前軸サーボロックのための駆動電流が所定の閾値を超える場合には、第1のリニアモータ11が磁極欠損区間220に位置することがないので、両軸駆動を行う(ステップS09)。
一方、移動体がスロープに位置しない場合、第1のリニアモータ11によって低速モードで駆動を行い(前軸駆動)(ステップS10)、上記した判定部45、監視部58、駆動情報取得部及び駆動指示部により、第1のリニアモータ(前モータ)11が磁極欠損区間220に位置しているか否かの判定を開始する。移動体が所定の探索距離内を移動しているとき(ステップS11)、指令電流が所定の閾値を超えているか否かの判定を行い(ステップS13)、指令電流が所定の閾値を超えて増大している場合には、第1のリニアモータ11が磁極欠損区間220に位置していると判定し、第2のリニアモータ12による駆動(後軸駆動)に切り替える(ステップS14)。
一方、指令電流が所定の閾値を超えず増大していない場合には、ステップS01及びS02と同様に、再び、第1,第2及び第3の磁極センサ21,22,23からの有効状態/無効状態を示す信号(Validation)に基づいて、第1の磁極センサ(前磁極センサ)21、第2の磁極センサ(中磁極センサ)22、及び、第3の磁極センサ(後磁極センサ)23がそれぞれ磁極欠損区間220に位置しているか否か(Valid OFFか否か)の判定を行う(ステップS15,S17,S19)。第3の磁極センサ(後磁極センサ)23から無効状態信号(Validation)を受ける場合、すなわち、第3の磁極センサ(後磁極センサ)23が磁極欠損区間220に位置している場合(Valid OFF)、コントローラ40及び第1のサーボアンプ50によって第1のリニアモータ11によって駆動を行う(前軸駆動)(ステップS16)。一方、第2の磁極センサ(中磁極センサ)22から無効状態信号(Validation)を受ける場合、すなわち、第2の磁極センサ(中磁極センサ)22が磁極欠損区間220に位置している場合(Valid OFF)、コントローラ40及び第1のサーボアンプ50によって第1のリニアモータ11によって駆動を行う(前軸駆動)(ステップS18)。一方、第1の磁極センサ(前磁極センサ)21から無効状態信号(Validation)を受ける場合、すなわち、第1の磁極センサ(前磁極センサ)21が磁極欠損区間220に位置している場合(Valid OFF)、コントローラ40及び第2のサーボアンプ60によって第2のリニアモータ12によって駆動を行う(後軸駆動)(ステップS20)。このように、探索走行中に、何れかの磁極センサが磁極欠損区間220に位置して無効状態(Valid OFF)になる場合には、その状態に応じて駆動軸を選択し、判定を終了する。
一方、第1の磁極センサ21、第2の磁極センサ22、及び、第3の磁極センサ23が磁極欠損区間に位置しておらず有効状態である場合(Valid OFFでない場合)、ステップS11に戻り、移動体が所定の探索距離を移動完了するまでステップS11,S13,S15,S17,S19の処理を繰り返す。指令電流が所定の閾値を超えず増大せずに移動体が所定の探索距離を移動完了する場合(ステップS11)、第1のリニアモータ11が磁極欠損区間220に位置していないと判定し、コントローラ40及び第1及び第2のサーボアンプ50,60によって第1及び第2のリニアモータによって駆動(両軸駆動)が行われる。このように、探索走行中に、指令電流が増大せず、かつ、何れの磁極センサも磁極欠損区間220に位置しておらず無効状態(Valid OFF)とならずに充分な移動距離を移動した場合、移動体上に磁極欠損区間220が存在しないと判定し、終了する。
一方、ステップS05において、第1のリニアモータ11が磁極欠損区間220に位置している場合、第2のリニアモータ12によって低速モードで駆動を行い(後軸駆動)(ステップS21)、上記した判定部45、監視部68、駆動情報取得部及び駆動指示部により、第2のリニアモータ(後モータ)12が磁極欠損区間220に位置しているか否かの判定を開始する。移動体が所定の探索距離内を移動しているとき(ステップS22)、指令電流が所定の閾値を超えているか否かの判定を行い(ステップS24)、指令電流が所定の閾値を超えて増大している場合には、第2のリニアモータ12が磁極欠損区間220に位置していると判定し、第1のリニアモータ11による駆動(前軸駆動)に切り替える(ステップS25)。
一方、指令電流が所定の閾値を超えず増大していない場合には、ステップS01及びS02と同様に、再び、第2の磁極センサ22からの有効状態/無効状態を示す信号(Validation)に基づいて、第2の磁極センサ(中磁極センサ)22が磁極欠損区間220に位置しているか否か(Valid OFFか否か)の判定を行う(ステップS26)。第2の磁極センサ(中磁極センサ)22から無効状態信号(Validation)を受ける場合、すなわち、第2の磁極センサ(中磁極センサ)22が磁極欠損区間220に位置している場合(Valid OFF)、コントローラ40及び第1のサーボアンプ50によって第1のリニアモータ11によって駆動を行う(前軸駆動)(ステップS27)。
一方、第2の磁極センサ22が磁極欠損区間に位置しておらず有効状態である場合(ValidOFFでない場合)、ステップS22に戻り、移動体が所定の探索距離を移動完了するまでステップS22,S24,S15,S26の処理を繰り返す。指令電流が所定の閾値を超えず増大せずに移動体が所定の探索距離を移動完了する場合(ステップS22)、第2のリニアモータ12が磁極欠損区間220に位置していないと判定し、コントローラ40及び第1及び第2のサーボアンプ50,60によって第1及び第2のリニアモータによって駆動(両軸駆動)が行われる。
以上説明したように、本実施形態の移動体100によれば、推定部34によって、磁極欠損区間にリニアモータが位置するか否かを推定することができる。また、判定部45によって、磁極欠損区間にリニアモータが位置するか否かの判定を行うことができる。更に、磁極センサによって磁極欠損区間の存在を認識することができる。このように、複数種類の検出機能を有することにより、リニアモータが磁極経路における磁極欠損区間に位置していることを精度よく検出することが可能となる。
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では、推定部34及び記憶部35によって、リニアモータが1/4ピッチを超える磁極欠損区間、すなわち逆の推力が発生する磁極欠損区間に位置しているか否かの推定を行ったが、逆走異常によって駆動停止することを是とするシステムにおいては、この推定を行わなくてもよい。
また、本実施形態では、サーボロックのための駆動電流に基づいて、移動体がスロープに位置するか否かの判定を行ったが、スロープに磁極欠損区間を配置するシステムでは、この判定を行わなくてもよい。
また、本実施形態では、2つのリニアモータを有する移動体を例示したが、移動体は3つ以上のリニアモータを備えてもよい。
1…移動体システム、11…第1のリニアモータ、12…第2のリニアモータ、21…第1の磁極センサ(第1の検出部)、22…第2の磁極センサ(第2の検出部)、23…第3の磁極センサ(第3の検出部)、30…センサインターフェース、31…磁極コンバータ、32…位置コンバータ(駆動情報取得部)、34…推定部、35…記憶部、40…コントローラ、41…ビークルコントローラ(受付部)、43…モーションコントローラ、45…判定部、50…第1のサーボアンプ、51…位置コントローラ(駆動指令部)、52…速度コントローラ(駆動指令部)、53…電流コントローラ、54A,54B,54C…減算器、55…微分器(駆動情報取得部)、56…インバータ、57…電流センサ(駆動情報取得部)、58…監視部、60…第2のサーボアンプ、61…位置コントローラ(駆動指令部)、62…速度コントローラ(駆動指令部)、63…電流コントローラ、64A,64B,64C…減算器、65…微分器(駆動情報取得部)、66…インバータ、67…電流センサ(駆動情報取得部)、68…監視部、100…移動体、200…磁極経路、210…磁極区間、211…N極の磁石、212…S極の磁石、213…一対の磁極、220…磁極欠損区間。

Claims (9)

  1. N極とS極とからなる一対の磁極が複数配列された磁極区間と、磁極が欠損した磁極欠損区間とを有する磁極経路に沿って移動する移動体であって、
    前記磁極経路の磁束との磁気相互作用により駆動する第1のリニアモータを含む複数のリニアモータと、
    目標位置に向けて現在駆動している前記第1のリニアモータの駆動情報をリアルタイムに取得する駆動情報取得部と、
    前記駆動情報取得部が都度取得した駆動情報に基づいて、前記第1のリニアモータ側へ、前記目標位置へ向けて前記移動体を移動させるための指令情報を繰り返し指令する駆動指令部と、
    前記指令情報及び前記駆動情報を監視する監視部と、
    前記監視部が監視する前記指令情報及び前記駆動情報に基づいて、前記第1のリニアモータが前記磁極欠損区間に位置しているか否かを判定する判定部と、
    を備える、移動体。
  2. 前記駆動情報取得部は、前記第1のリニアモータの実速度をリアルタイムに取得し、
    前記駆動指令部は、前記駆動情報取得部が取得した実速度に基づいて、前記第1のリニアモータ側へ、前記目標位置へ向けて前記移動体を移動させるための指令電流を繰り返し指令し、
    前記監視部は、前記指令電流を監視する、
    請求項1に記載の移動体。
  3. 前記判定部は、前記監視部が監視する前記指令電流が第1の閾値を超える場合に、前記第1のリニアモータが前記磁極欠損区間に位置していると判定する、
    請求項2に記載の移動体。
  4. 前記移動体が停止している停止状態から起動状態に移行する指示を行う起動信号を受け付ける受付部を更に備え、
    前記受付部が前記起動信号を受け付けたときに、前記第1のリニアモータが前記磁極欠損区間に位置しているか否かを前記判定部が判定する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の移動体。
  5. 前記移動体は、通常時に移動するときの速度より低速である低速モードで移動可能であり、
    前記低速モードで前記移動体が一定距離を移動しながら、前記第1のリニアモータが前記磁極欠損区間に位置しているか否かを前記判定部が判定する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の移動体。
  6. 前記磁極欠損区間を検出する磁極レス検出センサを更に含む、
    請求項5に記載の移動体。
  7. 前記判定部は、前記磁極レス検出センサが前記磁極欠損区間を検出しなかった場合に、前記第1のリニアモータが前記磁極欠損区間に位置しているか否かの判定を開始する、
    請求項6に記載の移動体。
  8. 前記磁極経路は、鉛直方向の高低差がある傾斜経路を含み、
    前記磁極欠損区間は、前記磁極経路における前記傾斜経路以外の経路に設けられており、
    前記駆動指令部は、前記移動体の停止状態のときに、前記駆動情報取得部が取得する実電流値のフィードバックにより、前記第1のリニアモータの自己位置を保持するように、前記第1のリニアモータ側へ前記指令情報を指令し、
    前記判定部は、前記監視部が監視した指令電流値に基づいて、前記第1のリニアモータが前記磁極欠損区間に位置していないと判定する、
    請求項2又は3に記載の移動体。
  9. 前記第1のリニアモータに対して前記磁極経路の経路方向の一方側に配置され、前記磁極経路の磁束に応じた第1の位相角を検出する第1の検出部と、
    前記第1のリニアモータに対して前記磁極経路の経路方向の他方側に配置され、前記磁極経路の磁束に応じた第2の位相角を検出する第2の検出部と、
    前記第1の検出部によって検出される第1の位相角と前記第2の検出部によって検出される第2の位相角との位相差であって、前記第1のリニアモータが前記磁極区間に位置しているときの前記位相差を、基準位相差として予め記憶する記憶部と、
    前記第1の検出部によって検出された第1の位相角と前記第2の検出部によって検出された第2の位相角との位相差の、前記基準位相差に対するずれ量に基づいて、前記第1のリニアモータが前記磁極欠損区間に位置しているか否かを推定する推定部と、
    を更に備える、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の移動体。
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