JP6225004B2 - バルブ開閉用のソケット嵌合部、バルブ、バルブ開閉器、バルブ情報読取装置 - Google Patents

バルブ開閉用のソケット嵌合部、バルブ、バルブ開閉器、バルブ情報読取装置 Download PDF

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Description

本発明は、バルブ開閉用のソケット嵌合部、バルブ、バルブ開閉器およびバルブ情報読取装置に関する。
特許文献1に開示されるように、埋設された水道管等に接続されるバルブの情報を得るために、バルブのキャップ内にICタグを埋め込み、このICタグの情報を情報処理装置により取得する技術が知られている。
特開2003−139864号公報
しかしながら、バルブの操作に際しては、より効率的に、かつ、より確実にバルブの情報を取得することが望まれる。
そこで、本発明は、より効率的に、かつ、より確実にバルブの情報を取得することができる、バルブ開閉用のソケット嵌合部、バルブ、バルブ開閉器およびバルブ情報読取装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、バルブの開閉操作を行うバルブ開閉器のソケットに挿入されることでソケットと嵌合可能であり、バルブの弁の開閉機構に連結するソケット嵌合部において、ソケット嵌合部の中心軸から外れた位置の頂面に、ソケットに挿入される方向に開口部を向けた凹部が形成され、凹部には、ソケット嵌合部の頂面から突出しないようにICタグが収納され、ICタグは、同一平面上に巻き回されるコイルアンテナを有し、コイルアンテナが巻き回される平面である巻回面は、ソケット嵌合部のソケットへの挿入方向に直交する面に対して交差するとともにソケットへの挿入方向に直交する方向と交差するように配置されていることとする。
本発明のバルブ開閉用のソケット嵌合部においては、コイルアンテナは、バルブ嵌合部の挿入方向に沿う中心軸を中心とする円周上に配置されていることとする。
本発明のバルブ開閉用のソケット嵌合部においては、凹部は、コイルアンテナから放出される磁力線の放出方向に、磁力線を通すことができる形状であることとする。
本発明のバルブ開閉用のソケット嵌合部においては、凹部は、コイルアンテナから放出される磁力線の放出方向の長さに比べて、放出方向に直交する方向の幅が短いこととする。
本発明のバルブ開閉用のソケット嵌合部においては、ICタグが収納された凹部は、樹脂により封止されていることとする。
本発明のバルブ開閉用のソケット嵌合部においては、ソケットが嵌合されたときに、頂面とソケットの内部の天井面とが接触しないように、ソケットに対してソケットの挿入方向で当接し、ソケットのソケット嵌合部への挿入量を規制する当接部を有することとする。
上述の目的を達成するため、本発明は、バルブのバルブ開閉用のソケット嵌合部を上述のソケット嵌合部の構成とすることとする。
上述の目的を達成するため、本発明は、バルブの弁の開閉機構に連結するソケット嵌合部が挿入されることでソケット嵌合部と嵌合可能なソケットを有するバルブ開閉器において、ソケット嵌合部にICタグが備えられている場合に、ICタグとの間で電磁波を送受信することができる第1アンテナと、ICタグに対して通信を行う情報送受信機との間で電磁波を送受信することができる第2アンテナと、第1アンテナと第2アンテナとを接続する接続線とを有し、第1アンテナは、ソケット内に配置され、第2アンテナは、バルブ開閉器のソケットが設けられる一端側に対して他端側に配置されることとする。
本発明のバルブ開閉器においては、第1アンテナは、ソケット嵌合部にソケットを嵌合させたときに、ソケット嵌合部の中心軸にループの中心軸が配置されるループアンテナであることとする。
本発明のバルブ開閉器においては、ソケットとソケット嵌合部とが規定の嵌合状態になるように、ソケットにソケット嵌合部が規定の位置まで挿入された状態で、第1アンテナは、ソケット嵌合部の頂面からソケットの天井面側に離間する位置に配置されることとする。
本発明のバルブ開閉器においては、ソケット嵌合部が嵌合されたときに、ソケット嵌合部の頂面とソケットの内部の天井面との間に、第1アンテナを頂面および天井面から離間した状態で配置できる間隔の隙間が形成されるように、ソケット嵌合部に対して挿入方向で当接し、ソケットのソケット嵌合部への挿入量を規制する当接部を有することとする。
また、ICタグとの間で通信する電磁波の周波数は、920MHzであることができる。
上述の目的を達成するため、本発明は、バルブ情報読取装置は上述の構成のバルブと、バルブ開閉器とを備えることとする。
本発明によれば、より効率的に、かつ、より確実にバルブの情報を取得することができる、バルブ開閉用のソケット嵌合部、バルブ、バルブ開閉器およびバルブ情報読取装置を提供することができる。
地中に埋設されたバルブを、点検坑に差し入れたバルブ開閉器により開閉操作を行う際の様子を示す図である。 バルブのソケット嵌合部を拡大して示す斜視図である。 図2における切断線A−Aにおける断面の斜視図である。 図2における切断線A−Aにおける断面図である。 ソケットをソケット嵌合部に嵌合させたときの中心軸に沿う面の断面の構造を示す図である。 モノポールアンテナのバルブ開閉器への取付部の拡大図である。 ICタグとループアンテナとの配置関係を斜め後方から見た図である。 他の実施の形態として、バルブ情報読取装置に延長軸を備えた構成を示す図である。 他の実施の形態として、凹部を細長にした構成を示す図である。 他の実施の形態として、ソケット嵌合部とソケットに挿入量を規制する当接部を設けた構成を示す図である。 他の実施の形態として、ループアンテナにクッション性のある樹脂内に封止した構成を示す図である。 他の実施の形態として、アンテナの配置例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る、バルブ開閉用のソケット嵌合部(以下、単に、「ソケット嵌合部」と記載する)1、バルブ2、バルブ開閉器3およびバルブ情報読取装置4について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、バルブ情報読取装置4は、ソケット嵌合部1を有するバルブ2と、ソケット嵌合部1に嵌合するソケット5を有するバルブ開閉器3と、情報送受信機6とを有する。なお、図1は、点検坑101に差し入れたバルブ開閉器3により、地中Gに埋設されたバルブ2の開閉操作を行う際の様子を示している。
以下の説明において、ソケット嵌合部1にソケット5を嵌合する際に、ソケット5にソケット嵌合部1を挿入する方向を前後方向とし、ソケット5からソケット嵌合部1に向かう方向を前方(前側)、その反対方向を後方(後側)として説明を行う。各図において、矢印Fで示す方向が前方であり、矢印Rで示す方向が後方となる。
バルブ2は、配管100Aと配管100Bとを接続する。バルブ2の内部には、図示を省略する弁と、この弁を開閉する開閉機構(図示省略)とが備えられている。開閉機構は弁棒12(図2参照)を有し、この弁棒12が軸回転させられることにより、その回転方向に対応する方向に弁が開閉動作され、配管100Aと配管100Bとの連通および遮断が行われる構成になっている。弁棒12の後端は、バルブ2の外部に突出している。バルブ2の外部に突出した弁棒12の後端にはソケット嵌合部1が同軸に連結されている。したがって、ソケット嵌合部1が軸回転させられると、弁棒12も軸回転し、バルブ2の開閉操作が行われる。
後述するように、ソケット嵌合部1には、バルブ2の情報(たとえば、固体識別番号、開閉方向、設置場所、設置年等)が記憶されたICタグ7(図2等参照)が備えられている。また、バルブ開閉器3のソケット5内には、ICタグ7と通信を行うための第1アンテナとしてのループアンテナ8(図5等参照)が備えられている。ループアンテナ8は、接続ケーブル9を介して、バルブ開閉器3の操作ハンドル10側に配置される第2アンテナとしてのモノポールアンテナ(以下、単に「アンテナ」と記載する)11に接続されている。モノポールアンテナは、簡単な構造で放射電磁波を放射できる点で好ましい。接続ケーブル9は、たとえば、同軸ケーブルを用いることができる。
したがって、バルブ2の開閉操作を行うに際して、ソケット5にソケット嵌合部1を挿入し、ソケット5とソケット嵌合部1とを嵌合させた状態とすると、ループアンテナ8、接続ケーブル9およびアンテナ11を介して、ICタグ7と情報送受信機6とが通信可能となる。つまり、情報送受信機6によりICタグ7に記録された情報(バルブ2の情報)を非接触にて読み取ることができる。したがって、バルブ2を操作する操作者は、情報送受信機6で得られたバルブ2の情報に基づいて、バルブ2の開閉操作等の諸作業を行うことができる。また、ICタグ7は、情報送受信機6にて情報の書き込み・更新を行うことができることとしてもよい。さらに、情報送受信機6は、ネットワークを介してネットワーク上のコンピュータと通信可能な構成としてもよい。
(ソケット嵌合部1の構成)
図2から図4を参照して、ソケット嵌合部1の構成について説明する。図2は、バルブ2のソケット嵌合部1を拡大して示す斜視図である。図3は、図2における切断線A−Aにおける断面の斜視図である。図4は、図2における切断線A−Aにおける断面図である。
ソケット嵌合部1は、鋳鉄等の金属で構成され、四角錘台を呈する。四角錘台の互いに平行な端面のうち、面積が広い側に当たる面を、ソケット嵌合部1の底面13とし、面積の狭い側に当たる面を、ソケット嵌合部1の頂面14として説明する。なお、実施の形態のソケット嵌合部1は、底面13および頂面14は正方形である。すなわち、ソケット嵌合部1の四角錘台は横断面正方形の四角錘台である。
ソケット嵌合部1は、自身の前後方向に沿う中心軸を、弁棒12の中心軸(回転軸)に一致させた状態で弁棒12に対して固定さている。つまり、ソケット嵌合部1と弁棒12とは中心軸X1に対して一体に軸回転することができる。四角錘台を呈するソケット嵌合部1は、中心軸X1に対して軸対称の形状である。
ソケット嵌合部1には、頂面14に開口部15Aを有する凹部15が形成されている。凹部15は、後方、すなわち、ソケット嵌合部1がソケット5に挿入される方向に開口される開口部15Aを有する凹部である。凹部15は、中心軸X1から外れた位置に配置されている。凹部15内には、ICタグ7が収納されている。ICタグ7は、ICタグ7全体が開口部15Aよりも前側に配置されるように凹部15内に収納されている。つまり、ICタグ7は、頂面14よりも後側に突出している部分が無いように、凹部15内に収納されている。
ICタグ7が収納された凹部15内は、樹脂16により封止され、ICタグ7はソケット嵌合部1から容易に脱落しないようにソケット嵌合部1と一体化されている。ICタグ7と、凹部15の側面および底面との間には樹脂16が存在し、また、凹部15の頂面14に形成される開口部15Aも樹脂16で封口されている。
ICタグ7が収納された凹部15内の樹脂16による封止は、たとえば、ICタグ7を凹部15内に収納した状態で、凹部15内に樹脂16を充填することで行うことができる。あるいは、樹脂16を、ICタグ7が内部に配置されたインサート成形品として作成し、このインサート成形品である樹脂16を凹部15内に挿入してもよい。ICタグ7と樹脂16とをインサート成形にて一体に構成する場合は、凹部15にインサート成形品を挿入した際に、凹部15と樹脂16との間に隙間が形成されないように、樹脂16の外形は、凹部15の側面および底面に沿うことができる形状とする。
図3,4に示すように、ICタグ7は、基板17と、ICチップ18と、コイルアンテナ19とを有している。基板17は、平板状を呈し、基板17の幅広面17A(図4参照)の上にICチップ18と、コイルアンテナ19が配置されている。コイルアンテナ19は、平面である幅広面17A上に沿って巻き回されている。すなわち、コイルアンテナ19が巻き回される面である巻回面は、同一平面上に配置されている。
なお、本実施の形態では、ICチップ18およびコイルアンテナ19が取り付けられた基板17を直接樹脂16内に収めている。しかしながら、ICタグ7は、基板17にICチップ18およびコイルアンテナ19が設けられた状態で全体を樹脂により封止された構成としてもよい。この場合には、樹脂により封止された構成のICタグ7が、樹脂16内に収められる。
ICタグ7は、コイルアンテナ19の巻回面を、中心軸X1に直交する面に対して交差させるように配置されている。本実施の形態では、コイルアンテナ19の巻回面と、中心軸X1に直交する面とを直交させた例が示されている。さらに、ICタグ7は、コイルアンテナ19の巻回面を、中心軸X1に直交する方向と交差させるように配置されている。本実施の形態では、コイルアンテナ19の巻回面と、中心軸X1に直交する方向とを直交させた例が示されている。なお、中心軸X1に沿う方向は、バルブ開閉器3のソケット5をソケット嵌合部1に嵌合させる際に、ソケット5にソケット嵌合部1を挿入する方向でもある。また、ICタグ7は、中心軸X1を中心とする円周上に配置されている。すなわち、ICタグ7は、中心軸X1と交差しない位置に配置され、巻回面が幅広面17Aに沿って配置されるコイルアンテナ19も中心軸X1と交差しない位置に配置される。
後述するように、コイルアンテナ19に二次電流IB(図4参照)が流れると、コイルアンテナ19から磁力線Φ(図3,7参照)が放出される。磁力線Φは、コイルアンテナ19の巻回面に直交する方向に放出される。したがって、凹部15は、コイルアンテナ19から放出される磁力線Φを、凹部15の開口部15Aから頂面14の後方に放出できる形状とされている。たとえば、凹部15の磁力線Φの放出方向に配置される側面の間隔、磁力線Φの放出方向における開口部15Aの長さ、凹部15の深さ等を、開口部15Aから頂面14の後方に磁力線Φを放出できる形状とする。本実施の形態では凹部15は前後方向に扁平した直方体とされている。したがって、凹部15の深さと、凹部15内の対向する側面間の間隔等が、磁力線Φを開口部15Aから頂面14の後方に放出できるように設定されている。
(バルブ開閉器3およびソケット5の構成)
次に、図1,5および図6を参照して、ソケット5の構成について説明する。図5は、ソケット5をソケット嵌合部1に嵌合させたときの中心軸X1に沿う面における断面の構造を示す図である。図6は、アンテナ11のバルブ開閉器3への取付部の拡大図である。
図1に示すように、バルブ開閉器3は、ソケット5と、操作ハンドル10と、ソケット5と操作ハンドル10とを一体に連結するシャフト20とを有する。ソケット5は、シャフト20の前端に備えられ、操作ハンドル10は、シャフト20の後端側に備えられている。バルブ開閉器3は、少なくともソケット5の部分は鋳鉄等の高周波の磁気を通さない材質にて構成されている。また、バルブ開閉器3は、ループアンテナ8(図5参照)、接続ケーブル9(図5参照)およびアンテナ11を有する。なお、バルブ開閉器3は、操作ハンドル10をシャフト20に対して着脱可能な構成であってもよい。
バルブ開閉器3の中心軸X2は、バルブ2の開閉操作に当たり、ソケット5にソケット嵌合部1を挿入し、ソケット5とソケット嵌合部1とを嵌合させたとき、ソケット嵌合部1の中心軸X1と一致する。したがって、バルブ開閉器3の操作ハンドル10を中心軸X2の回りに回転させることで、ソケット嵌合部1を中心軸X1の回りに回転させることができる。
図5に示すように、ソケット5には、前方に開口部21を有する凹部22が形成されている。ソケット嵌合部1を凹部22内に挿入したときに、ソケット5とソケット嵌合部1とが、ソケット嵌合部1の中心軸X1の周方向で係合できるように、凹部22はソケット嵌合部1と同様に四角錘台を呈している。
凹部22の底面(ソケット5の内部の天井面)23には、前方に開口部24Aを有する凹部24が形成されている。この凹部24内には、ループアンテナ8が収納されている。シャフト20は、中空部25を有するパイプである。凹部24の底面24Bには、中空部25に連通する孔部26が形成されている。
ソケット嵌合部1と凹部22とは、ソケット嵌合部1の頂面14が凹部22の底面23に当接するまで凹部22にソケット嵌合部1を挿入でき、かつ、頂面14と底面23とが当接した状態で、ソケット嵌合部1の側面と凹部22の内側の側面との間に隙間が開くように、互いの大きさ・形状等が設定されている。ソケット嵌合部1と凹部22とを嵌合したときに、ソケット嵌合部1の側面と凹部22の内側の側面とが密着すると、バルブ開閉器3をソケット嵌合部1から抜き取る際に抜き取り難くなることがある。しかしながら、ソケット嵌合部1の側面と凹部22の内側の側面との間に隙間が開くことで、バルブ開閉器3をソケット嵌合部1から抜き取る際に抜き取り難くなることを防止できる。
図6に示すように、操作ハンドル10の後側には、シャフト20の延長部20Aが突出する。延長部20Aの側面には、中空部25に連通する孔部27が形成されている。アンテナ11は、接続ケーブル9の後端とコネクタ11Aにより接続されている。コネクタ11Aが孔部27内に固定されることで、アンテナ11のバルブ開閉器3への固定が行われる。コネクタ11Aの孔部27への固定は、ねじ着あるいは圧入等により行うことができる。なお、接続ケーブル9が同軸ケーブルである場合、同軸ケーブルの芯線だけを所定の長さ(たとえば、波長の4分の1の長さ)だけ延長し、この延長された部分が、シャフト20の外側に配置される構成としてもよい。この構成の場合には、延長された部分がアンテナ11として機能するため、コネクタ11Aを用いずに、バルブ開閉器3にアンテナ11を備えることができる。
中空部25には、接続ケーブル9が挿通されている。接続ケーブル9の先端は、コネクタ9A(図7参照)を介してループアンテナ8に接続されている。本実施の形態では、コネクタ9Aが孔部26内に挿通されている。コネクタ9Aは、ゴムパッキン等を介して孔部26の内周面に固定されることが好ましい。
コネクタ9Aを孔部26に固定することで、たとえば、バルブ開閉器3を持ち運びする際に、接続ケーブル9が前後左右に移動した場合であっても、ループアンテナ8とコネクタ9Aとの間に発生する応力を小さくでき、ループアンテナ8とコネクタ9Aとの切断を防止できる。また、ループアンテナ8が移動してしまうことを防止でき、ICタグ7との通信状態を安定させることができる。
接続ケーブル9は、シャフト20の中空部25内に挿通されることで、バルブ開閉器3の持ち運び等を行う際に接続ケーブル9が何かに引っ掛り切断されてしてしまう事故を防止できる。なお、シャフト20の外側面に溝を形成し、この溝内に接続ケーブル9を収納する構成としてもよい。このように溝内に接続ケーブル9を収納した場合にも、バルブ開閉器3の持ち運び等の際に接続ケーブル9が何かに引っ掛り切断されてしてしまう事故を防止できる。
図5に示すように、ループアンテナ8は、ループの中心を中心軸X2に一致するように配置されている。バルブ開閉器3の中心軸X2とソケット嵌合部1の中心軸X1とは、ソケット5をソケット嵌合部1に嵌合したとき、互いに一致する。したがって、ソケット5をソケット嵌合部1に嵌合した状態で、ループアンテナ8のループの中心は中心軸X1に一致する。つまり、ソケット5をソケット嵌合部1に嵌合した状態で、ループアンテナ8のループ面は、中心軸X1と直交する方向に配置される。
ループアンテナ8は、ループアンテナ8全体が開口部24Aよりも後側に配置されるように凹部22内に収納されている。つまり、ループアンテナ8は、底面23よりも前側に突出している部分が無いように、凹部24内に収納されている。
ループアンテナ8が収納された凹部24内は、樹脂28により封止されている。ループアンテナ8と、凹部24の側面および底面24Bとの間には樹脂28が存在し、また、凹部24の開口部24Aも樹脂28で封口されている。このように、ループアンテナ8と凹部24との間を樹脂28により封止することで、ループアンテナ8とソケット5との間を絶縁することができ、加えて、水や泥等からループアンテナ8を保護することができる。
なお、樹脂28は、電磁波を損失や減衰が少ない状態で通過させることができる材料が使用されている。また、磁路の流れを良くするために、例えば、誘電体或いは磁性体の粉末、または誘電体と磁性体の粉末の混合体などの電波媒質を混ぜ合わせた材質により形成することが好ましい。磁性体および誘電体は、ループアンテナ8から放射される電磁波が頂面14にできるだけ強い強度で到達できるように電磁波の損失や減衰が少ない特性であることが好ましい。
(バルブ情報読取装置4の動作)
上述の構成を有するバルブ情報読取装置4の動作について説明する。バルブ2の開閉操作に当たって、ソケット嵌合部1にソケット5を嵌合させる。ソケット嵌合部1にソケット5を嵌合させる際には、ソケット5の底面23がソケット嵌合部1の頂面14に当接するまで、ソケット5にソケット嵌合部1を挿入する。ループアンテナ8は、凹部24内に収納され、底面23よりも後方に配置されている。したがって、ソケット5の底面23がソケット嵌合部1の頂面14に当接しても、ループアンテナ8が底面23と頂面14との間に挟まれ損傷してしまうことはない。
ソケット5が、底面23を頂面14に当接させるようにソケット嵌合部1と嵌合されると、図3,7に示すように、ICタグ7とループアンテナ8とは互いに前後に配置される。また、ICタグ7は、中心軸X1と交差しない位置に配置されている。したがって、巻回面が幅広面17A(図4参照)に沿って配置されるコイルアンテナ19も、ループの中心が中心軸X1から外れた位置(ループの中心と中心軸X1と重ならない位置)に配置される。
このようにコイルアンテナ19とループアンテナ8とが配置された状態で、情報送受信機6からアンテナ11に対して電磁波を放射すると、接続ケーブル9を介してループアンテナ8から頂面14に対して電磁波が放射される。これにより、図3,4に示すように頂面14には、凹部15の表面に沿って高周波電流IAが流れる。
ところで、ソケット嵌合部1の頂面14には凹部15が設けられ、頂面14は、凹部15の部分において不連続となっている。凹部15を設けることにより、ループアンテナ8から頂面14に電磁波が放射された場合に、ICタグ7の周囲に渦電流が発生し難くなる。つまり、頂面14を通る渦電流の流路が、凹部15の部分で遮断されるため、ICタグ7の周囲に渦電流が発生し難い。したがって、頂面14の後方から電磁波を当てた場合であっても、上述したように、ICタグ7が収納された凹部15内には渦電流が発生し難く、頂面14には、凹部15の表面に沿って高周波電流IAが流れる。
図3,4に示すように、高周波電流IAは、たとえば、金属表面である頂面14 → 凹部15の側面 → 凹部15の底面 → 凹部15の側面 → 頂面14の経路で流れる(進行波)。一方、この高周波電流IAは、ソケット嵌合部1の側端部などの不連続部分で反射して、上述の経路と逆の経路を辿りながら流れる(反射波)。このとき、進行波と反射波の2つの電流が干渉した電流の定在波を形成する。電磁気学などで広く知られるように、定在波は電流経路においていくつも発生し、定在波には複数の節目CFが生じる。この定在波のCF−CF間の距離は高周波電流IAの経路長で波長の半分に相当する。逆に言えば、電磁波で誘起した高周波電流IAの波長からCF−CF間の距離が決定できる。
この定在波は、情報送受信機6から放射される電磁波の波長λに対し、λ/2の距離で向きが入れ替わるようになる。また、定在波の最大波高は、1つの定在波の中央部となる。
上述のように、凹部15の表面に沿って頂面14に高周波電流IAが流れると、コイルアンテナ19には、高周波電流IAを変圧器の一次電流と見立てた場合と同様に、高周波電流IAに誘導された二次電流IB(図4)が流れる。コイルアンテナ19に二次電流IBが流れると、図3,7に示すように、二次電流IBによって誘導される高周波の磁力線Φが、ICチップ18に記憶されたデータの搬送波として頂面14側に発生する。
磁力線Φは、図3,7に示すように、閉じたループを形成し、コイルアンテナ19の中心部を始点として出発した時、凹部15の開口部15Aから頂面14の後方に伸び、再び開口部15Aからコイルアンテナ19の中心部を終点として閉ループを形成する。磁力線のループは、電磁気学によれば、必ず閉じるように形成される。また、磁力線のループの経路は、真空、空気、絶縁物などの損失のない媒質(誘電体または磁性体)の内部を通過し、電流の流れる金属などの導体内部は通過しない。つまり、磁力線Φのループ経路に妨害となる金属が存在しないようにすることで、磁力線Φを閉ループとすることができる。
上述したように、凹部15の形状は、磁力線Φのループ経路に妨害となる金属が存在しないように、ICタグ7から放出された磁力線Φを開口部15Aから後方に通すことができる形状とされている。したがって、頂面14の後方に磁力線Φの閉ループが形成される。
この磁力線Φがループアンテナ8に高周波電流を誘起させアンテナ11から電磁波が放射される。情報送受信機6は、この電磁波を受信しバルブ2の情報を得ることができる。
なお、アンテナ11は、操作ハンドル10の後方に配置することが好ましい。アンテナ11を操作ハンドル10の後方に配置することで、アンテナ11から放射された電磁波が後方に反射され易い。これにより、情報送受信機6を操作ハンドル10の後方に配置したときに、アンテナ11との間の電磁波の送受信の感度が向上する。
また、アンテナ11は、エレメントの長さ方向(以下、エレメント方向と記載する)を操作ハンドル10に対して平行に配置することが最も好ましい。アンテナ11のエレメント方向を操作ハンドル10に対して平行に配置したとき、アンテナ11から放射された電磁波の操作ハンドル10による反射率が最も高い。アンテナ11のエレメント方向を操作ハンドル10に対する角度を平行から45度の傾斜角の範囲内とすることで、アンテナ11から放射された電磁波が操作ハンドル10で好適に反射される。
また、UHF帯の電磁波を用いる場合には、操作ハンドル10とアンテナ11との間隔を1cm以上10cm以下とすることが好ましい。操作ハンドル10とアンテナ11との間隔を1cm以上10cm以下とした場合には、該間隔を1cm未満とした場合に比べて、アンテナ11から放射された電磁波の操作ハンドル10による反射量が多くなる。
(実施の形態の主な効果)
ソケット嵌合部1は、バルブ2の開閉機構の弁(図示省略)に連結している。このソケット嵌合部1は、弁の開閉操作を行うバルブ開閉器3のソケット5に挿入されることでソケット5と嵌合可能である。ソケット嵌合部1には、ソケット5に挿入される方向、すなわち後方に開口部を向けた凹部が形成されている。そして、この凹部15には、ソケット嵌合部1の頂面14から突出しないようにICタグ7が収納されている。ICタグは、同一平面上に巻き回されるコイルアンテナ19を有し、このコイルアンテナ19が巻き回される平面である巻回面が、ソケット嵌合部1のソケット5への挿入方向に直交する面に対して交差している、中心軸X1は、ソケット嵌合部1とソケット5とを嵌合する際に、ソケット嵌合部1がソケット5に挿入される方向である。
上述のように、コイルアンテナ19の巻回面が中心軸X1に直交する面に対して交差するように配置されていることで、コイルアンテナ19から放出される磁力線Φが凹部15から後方に放出され易い。仮に、コイルアンテナ19の巻回面を中心軸X1に直交する面に沿わせて配置した場合、具体的には、たとえば、巻回面を凹部15の底面に平行に配置した場合には、コイルアンテナ19の中心部からは前後方向に磁力線が放出される。しかしながら、前方(凹部15の底面側)には、ソケット嵌合部1の金属が在る。磁力線は、金属部分を通過できない。そのため、磁力線の閉ループが形成され難い。
これに対し、コイルアンテナ19の巻回面がソケット嵌合部1の中心軸X1に直交する面に対して交差するように配置されることで、コイルアンテナ19から放出される磁力線Φが凹部15から後方に放出され易くなり、磁力線Φの閉ループが形成され易くなる。磁力線Φの閉ループを形成し易くすることで、バルブ2の情報を効率的に、かつ、確実に取得することができる。
コイルアンテナ19の巻回面と、ソケット嵌合部1の中心軸X1に直交する面と交差する角度は、90度(互いに直交)が最も好ましい。しかしながら、90度に対して±45度以内であれば、凹部15から後方に磁力線Φを閉ループとして放出することができる。90度±10度以内であれば、凹部15から後方に磁力線Φを閉ループとして好適に放出することができる。
また、ICタグ7を凹部15内に収納することで、ICタグ7に外部からのノイズが作用し難くすることができる。たとえば、落雷や電気機器からの放電等でソケット嵌合部1の近くに低周波や直流の強い電場や磁場が発生した場合であっても、ICタグ7に与える影響を少なくすることができる。
なお、コイルアンテナ19は、エレメント(導線)を複数回環状に巻き回した構成のものが示されているが、コイルアンテナには、導線を一回巻いた構成のものも含まれる。なお、コイルアンテナ19に同調回路を接続することで感度を向上させることができる。この場合、同調回路と接続しコイルアンテナ19とは一体化することが好ましい。
また、ソケット嵌合部1は、コイルアンテナ19の巻回面が中心軸X1に直交する方向と交差した配置となるように構成されている。
このようにコイルアンテナ19の巻回面が配置されることで、頂面14の後方にループ面を中心軸X1に交差させるようにループアンテナ8が配置されたとき、このループアンテナ8に対して磁力線Φを交差させ易い。つまり、ループアンテナ8に誘起電流を発生させ易い。
コイルアンテナ19の巻回面と、ソケット嵌合部1の中心軸X1に直交する方向との交差する角度は、90度(互いに直交)が最も好ましい。しかしながら、90度に対して±45度以内であれば、磁力線Φをループアンテナ8に交差させ易い。90度±10度以内であれば、磁力線Φをループアンテナ8に好適に交差させることができる。
また、ICタグ7は、中心軸X1と交差しない位置、すなわち中心軸X1を中心とする円周上に配置されている。したがって、コイルアンテナ19も中心軸X1を中心とする円周上に配置されている。ソケット5をソケット嵌合部1に嵌合させたとき、ループアンテナ8の中心は、中心軸X1上に配置される。そのため、コイルアンテナ19が中心軸X1と交差する位置に配置されてしまうと、コイルアンテナ19から放出された磁力線Φをループアンテナ8に交差させ難くなる。これに対し、コイルアンテナ19を中心軸X1を中心とする円周上に配置することで、ICタグ7を中心軸X1と交差する位置に配置した場合に比べて、コイルアンテナ19から放出された磁力線Φをループアンテナ8に交差させ易くなる。
また、ソケット嵌合部1の凹部15の形状は、コイルアンテナ19から放出される磁力線Φの放出方向に、磁力線Φを通すことができる形状とされている。つまり、前後方向に扁平した直方体を呈する凹部15は、凹部15の深さと、凹部15内の対向する側面間の間隔等が、磁力線Φを開口部15Aから頂面14の後方に放出できるように設定されている。
凹部15を上述のように形成することで、磁力線Φがソケット嵌合部1を形成する金属部分で遮られることなく、凹部15の開口部15Aから後方に放出される。これにより、ループアンテナ8に交差する磁力線Φの量を多くでき、誘起電流の誘起量の増加を図ることができる。
凹部15に収納されたICタグ7と凹部15との間は樹脂16により封止されている。
このように、ICタグ7と凹部15との間を樹脂16により封止することで、コイルアンテナ19とソケット嵌合部1との間を絶縁することができ、加えて、水や泥等からICタグ7を保護することができる。また、ICタグ7は、ICタグ7全体が開口部15Aよりも前側に配置されるように凹部15内に収納されている。そのため、ソケット嵌合部1をソケット5に嵌合させたときにソケット嵌合部1の頂面14にソケット5の底面23が当接する場合や、作業者が工具等を頂面14に落下させてしまった場合のように、頂面14に物が当たったときの衝撃でICタグ7を損傷してしまったり、その衝撃でICタグ7が凹部15から脱落してしまうことを防止できる。
樹脂16の後端面は、頂面14と同一の面内に配置されるか、ループアンテナ8に干渉しない程度に突出していることが好ましい。仮に、樹脂16の後端面が頂面14よりも窪んだ位置にあると、その窪みに泥等が溜まり易く、ループアンテナ8との通信の感度が低下する虞がある。樹脂16の後端面を、頂面14と同一の面内に配置するか、若干突出させることで、樹脂16の後端面に泥等が溜まることを防止できる。
樹脂16は、電磁波を遮断しないように、また電磁波を損失や減衰が少ない状態で通過させることができる材料が使用されている。また、磁路の流れを良くするために、例えば、誘電体或いは磁性体の粉末、または誘電体と磁性体の粉末の混合体などの電波媒質を混ぜ合わせた材質により形成することが好ましい。
バルブ開閉器3は、ソケット嵌合部1を挿入させることでソケット嵌合部1と嵌合可能なソケット5を有する。また、バルブ開閉器3は、ソケット嵌合部1に備えられているICタグ7との間で電磁波を送受信することができる第1アンテナとしてのループアンテナ8を有する。さらに、バルブ開閉器3は、ICタグ7に対して通信を行う情報送受信機6との間で電磁波を送受信することができる第2アンテナとしてのアンテナ11と、このアンテナ11とループアンテナ8とを接続する接続ケーブル9を有する。ループアンテナ8は、ソケット5内に配置されている。また、アンテナ11は、バルブ開閉器3のソケット5が設けられる一端側に対して他端側である後端側に配置されている。
バルブ開閉器3に、ループアンテナ8、接続ケーブル9およびアンテナ11を備えることで、バルブ開閉器の他に、ループアンテナ8、接続ケーブル9およびアンテナ11に相当する構成を備えた検査棒の類を準備する必要がない。
また、ループアンテナ8は、ソケット5内に配置されている。ソケット5は、鋳鉄等の高周波の磁気を通さない材質にて構成されている。そのため、ソケット5をソケット嵌合部1に嵌合させた状態では、ループアンテナ8から放出された電磁波がソケット5の外部に放出され難くい。したがって、たとえば、複数のバルブが近接して配置されている場合、その中の特定のバルブの情報を取得する際に、該特定のバルブ以外のバルブに対して情報の読み取りや書き込みを行ってしまう虞を軽減できる。
また、ループアンテナ8は、バルブ開閉器3の前端に配置され、アンテナ11は、バルブ開閉器3の後端に配置されている。そのため、ループアンテナ8が収納されているソケット5を点検坑101内に差し込んだ状態でも、アンテナ11を点検坑101の外側に配置することができる。これにより、アンテナ11と情報送受信機6との通信を確実なものとすることができる。
なお、ソケット5は、磁気を通す材質で構成されていてもよい。しかしながら、磁気を通さない材質で構成することで、上述のように、該特定のバルブ以外のバルブに対して情報の読み取りや書き込みを行ってしまう虞を軽減できる。また、バルブ開閉器3は、上述した構成のソケット嵌合部1に限らず、ICタグを備えるソケット嵌合部に用いてもICタグに対して通信を行うことができる。しかしながら、上述した構成のソケット嵌合部1に用いることで、ICタグ7との間の通信の精度を向上させることができる。
バルブ開閉器3のソケット5に収納されるループアンテナ8は、ソケット嵌合部1にソケット5を嵌合させたときに、ソケット嵌合部1の中心軸X1にループの中心軸が配置される。ループアンテナ8は、ループの中心がバルブ開閉器3の中心軸X2に配置されている。中心軸X2は、ソケット5の中心軸でもある。したがって、ソケット嵌合部1にソケット5を嵌合させたときに、ソケット嵌合部1の中心軸X1と、バルブ開閉器3(ソケット5)の中心軸X2とは一致する。したがって、ソケット嵌合部1にソケット5を嵌合させたとき、ループアンテナ8の中心は中心軸X1に配置される。
ソケット嵌合部1にソケット5を嵌合させたとき、ループアンテナ8の中心が中心軸X1に配置されるように、ループアンテナ8をソケット5に備えることで、中心軸X1を中心とする円周上に配置されたICタグ7から放出される磁力線Φと、ループアンテナ8とを交差させ易い。
ソケット5内に配置される第1アンテナは、ループアンテナ以外のアンテナ、たとえば、ダイポールアンテナであってもよい。しかしながら、第1アンテナをループアンテナ8とすることで、ソケット5を中心軸X1の周方向のどの位置でソケット嵌合部1に嵌合させても、ICタグ7との位置関係を一定にできる。
ソケット5にソケット嵌合部1を挿入し、ソケット嵌合部1の頂面14がソケット5の底面23に当接した状態が、ソケット5にソケット嵌合部1が規定の位置まで挿入された状態となる。この規定の位置までソケット5にソケット嵌合部1が挿入された状態は、ソケット嵌合部1とソケット5とが正常に嵌合した状態である。ループアンテナ8は、ループアンテナ8全体が開口部24Aよりも後側に配置されるように凹部22内に収納されている。つまり、ループアンテナ8は、底面23よりも前側に突出している部分が無いように、凹部24内に収納されている。したがって、ソケット嵌合部1の頂面14がソケット5の底面23に当接し、ソケット嵌合部1がソケット5に規定の位置まで挿入された状態で、ループアンテナ8は、頂面14に対して後方に離間した位置に配置される。
ループアンテナ8が、頂面14から離間しているため、ループアンテナ8とソケット嵌合部1とが絶縁される。また、ソケット5の底面23がソケット嵌合部1の頂面14に当接しても、ループアンテナ8が底面23と頂面14との間に挟まれ損傷してしまうことはない。
なお、ソケット嵌合部1の表面には、ソケット嵌合部1を腐食等から防止するため、樹脂が被覆されていてもよい。この場合には、頂面14を被覆する樹脂の表面と、ソケット5の底面23とが当接するまでソケット5にソケット嵌合部1が挿入された状態が、ソケット嵌合部1とソケット5との正常な嵌合状態である。
(他の実施の形態)
図8に示すように、バルブ情報読取装置4は、延長軸29を有していてもよい。延長軸29は、シャフト30と、ソケット嵌合部1に嵌合可能なソケット31と、本発明のソケット嵌合部としてのソケット嵌合部32とを有する。ソケット嵌合部32は、ソケット嵌合部1と同一の構成であり、ソケット5に嵌合可能である。
バルブ2が深い位置に埋設され、点検坑101の長さが長くなり、ソケット嵌合部1にソケット5を嵌合させ難くなることがある。この場合、予め、ソケット嵌合部1に延長軸29を取り付けておけば、バルブ開閉器3のソケット5をソケット嵌合部32に嵌合させることで、バルブ2の開閉操作を行うことができる。
ソケット嵌合部32は、ソケット嵌合部1と同様の構成である。つまり、ソケット嵌合部32内には、バルブ2の情報が記憶されたICタグ7が収められている。したがって、バルブ開閉器3のソケット5をソケット嵌合部32に嵌合させた状態とすれば、情報送受信機6にバルブ2の情報を得ることができる。
なお、ICタグ7を備えないバルブのソケット嵌合部に、延長軸29を取り付けることで、該バルブは本発明のバルブ2として構成される。また、ICタグ7を備えるバルブのソケット嵌合部に、延長軸29を取り付けた場合であっても、該バルブは本発明のバルブ2として構成される。
図9に示すように、凹部15は、ICタグ7(コイルアンテナ19)から放出される磁力線Φの放出方向の長さLに比べて、放出方向に直交する方向の幅Mが短い構成とすることが好ましい。幅Mを長さLに比べて短くすることで、凹部15をソケット嵌合部1に配置するスペースを小さくすることができる。
頂面14には、バルブ2の種類等を識別するための文字33が表示されることがある。この場合、この文字33を避けた位置に凹部15を形成することが好ましい。幅Mを長さLに比べて短くし、凹部15をソケット嵌合部1に配置するスペースを小さくすることで、凹部15を形成する位置の自由度が高くなる。これにより、文字33を避けた位置に凹部15を形成し易くなる。
たとえば、図9に示すように、バルブ2がソフト弁タイプのものである場合には、頂面14に文字33として「S」字が表示される。この場合には、「S」の文字線の端部と文字線との間に凹部15を形成でき、文字線を欠損させることがない。なお、文字線部分を凹部とすると泥等が溜まり易く、文字を認識し難くなる。そのため、文字線部分を後方に突出させ(肉盛りし)、文字線部分に泥等が溜まり難い構成となっている。
また、磁力線Φの放出方向に直交する方向の幅Mの広狭は、磁力線Φの放出に与える影響が少ない。そのため、幅Mを長さLに比べて短くすることで、磁力線Φの放出に与える影響を少なくしながら凹部15の開口部15Aの大きさを小さくすることができる。樹脂16に物が衝突すると、その衝撃で樹脂16がICタグ7と共に凹部15から脱落してしまう虞がある。開口部15Aの大きさを小さくすることで、頂面14に物が衝突した場合にも、凹部15を封止する樹脂16に衝突する可能性は低くなり、樹脂16が凹部15から脱落してしまう虞を小さくできる。
図10に示すように、ソケット嵌合部1の前端に、ソケット嵌合部1の外側に向けて突出する当接部としての段部34を設ける構成としてもよい。段部34は、ソケット5にソケット嵌合部1を挿入したときに、ソケット5の前端縁5Aに当接し、ソケット5とソケット嵌合部1の挿入量を規制する。前端縁5Aは、段部34に当接するソケット5側の当接部である。
段部34と前端縁5Aとが当接した状態は、ソケット嵌合部1をソケット5に規定の位置まで挿入した状態であり、ソケット嵌合部1とソケット5とが正常に嵌合した状態である。段部34と前端縁5Aとが当接するまでソケット嵌合部1がソケット5に挿入されたとき、頂面14と底面23との間には隙間35が形成される。この隙間35の前後方向の間隔D1は、ループアンテナ8が、頂面14および底面23から離間した状態で配置できる間隔である。ソケット嵌合部1に形成される段部34の前後方向位置と、ソケット5の凹部22の深さ(前端縁5Aと底面23との距離D2)は、隙間35に前後方向の間隔D1が形成できるように設定される。
段部34と前端縁5Aとを当接させ、ソケット5へのソケット嵌合部1の挿入量を規制し、頂面14と底面23との間に間隔D1の隙間35を形成することで、ループアンテナ8が頂面14と底面23との間に挟まれ損傷してしまうことを防止できる。
なお、ソケット嵌合部1の表面には、ソケット嵌合部1を腐食等から防止するため、樹脂が被覆されていてもよい。この場合には、隙間35、頂面14を被覆する樹脂の表面と、ソケット5の底面23との間の隙間となる。
なお、段部34は、たとえば、ソケット嵌合部1の前方部分を外側に突出させたフランジ部にて形成したり、あるいは、ボス状に突出させた突出部にて形成することができる。
また、ループアンテナ8は、樹脂36内に封止されていてもよい。ループアンテナ8と、凹部22の側面および底面23との間には樹脂36が存在し、ループアンテナ8の前方の樹脂36により覆われている。ループアンテナ8を樹脂36内に封止することで、ループアンテナ8とソケット5との間を絶縁することができ、加えて、水や泥等からループアンテナ8を保護することができる。
ループアンテナ8を樹脂36内に封止する構成とした場合には、前端縁5Aと段部34とが当接した状態で、樹脂36により封止された部分の前面36Aと頂面14とが当接しないことが好ましい。頂面14と前面36Aとが当接すると、ソケット5にソケット嵌合部1が挿入されたときに、頂面14が前面36Aに衝突し、その衝撃がICタグ7に伝わり易くICタグ7を損傷する虞がある。頂面14が前面36Aに当接しないようにすることで、ICタグ7の損傷を防止できる。
図11に示すように、ループアンテナ8は、ウレタンスポンジ等のクッション性のある樹脂37内に封止されていてもよい。ループアンテナ8を樹脂37内に封止する場合には、前端縁5Aと段部34とが当接するまでソケット嵌合部1がソケット5に挿入されたとき、樹脂37により封止された部分の前面37Aと頂面14とが当接し、樹脂37を前後方向に圧縮させるようにしてもよい。これにより、前面37Aと頂面14とが密着する。前面37Aと頂面14とが密着することでループアンテナ8とICタグ7のコイルアンテナ19との電磁誘導の距離が短くなる。これにより、より一層高い電磁結合がなされ、情報送受信機6とICタグ7との通信感度を高めることができる。つまり、アンテナ11と情報送受信機6との距離を大きくすることが可能になる。
なお、ソケット嵌合部1の表面に樹脂が被覆されていている場合には、頂面14を被覆する樹脂の表面と、前面37Aとが密着する。
図11(A)は、ソケット嵌合部1とソケット5とを嵌合させる前の状態を示す。図11(B)は、ソケット嵌合部1とソケット5とを嵌合させた状態を示し、樹脂37は、頂面14と底面23との間で前後方向に圧縮されている。
図12の左欄(A)に示すように、アンテナ11は、エレメント方向をシャフト20と操作ハンドル10とに直交する方向に配置してもよい。図12(A)は、バルブ開閉器3を後方から見た図である。また、図12の右欄(B)に示すように、アンテナ11は、エレメント方向を中心軸X2に沿わせ、操作ハンドル10に対して直角に配置してもよい。第2のアンテナとしては、モノポールアンテナであるアンテナ11に代えて、ダイポールアンテナ、グランドプレーンアンテナ等、電磁波をより遠くまで放射できるアンテナを用いることもできる。
なお、ソケット嵌合部1に備えられるICタグ7の読み取りは、バルブ開閉器3を介さず、ソケット嵌合部1に情報送受信機6を直接走査することによっても行うことができる。たとえば、バルブ2が棚等に置かれている場合に、情報送受信機6をソケット嵌合部1の部分に走査させることで、ICタグ7の情報を読み取ることができる。これにより、複数のバルブ2の中から、所望のバルブ2を情報送受信機6を用いて探すことができる。コイルアンテナ19の巻回面が、ソケット嵌合部1の中心軸X1と直交する面に対して交差させるように配置されている。そのため、コイルアンテナ19から放出される磁力線Φが凹部15から後方に放出され易いため、情報送受信機6とICタグ7との間の通信が容易に行われる。
上述のバルブ情報読取装置4は、具体例として、たとえば、次の構成とすることができる。ICタグ7は、縦横寸法各2.5mm、厚み0.5mmである。頂面14は、33mm四方であり、文字「S」の文字線部の肉盛り厚は、約2mmである。凹部15は、縦3mm、横20mm、深さ4mmであり、ICタグ7を文字「S」の字書き順の終点あたりに配置し、樹脂16としてエポキシ樹脂で埋設する。ソケット5をソケット嵌合部1に嵌合させたとき、ループアンテナ8は、文字「S」に接するように近接される。ループアンテナ8の直径は22mmである。ループアンテナ8に接続される接続ケーブル9は、特性インピーダンス50Ωの形式1.5D2Vの同軸ケーブルである。アンテナ11(モノポールアンテナ)は、長さ75mmであり、ループアンテナ8から長さ600mm離れた後端に接続される。係る構成のバルブ開閉器3を用い、ソケット5にバルブ嵌合部1を挿入し、情報送受信機6にて30dBm(1W)の電磁波出力でICタグ7の情報を読み取る場合、情報送受信機6とアンテナ11との通信距離は30mmから50mmを得ることができた。一方、バルブが倉庫などに単独で陳列されている状態でバルブ開閉器3を介さずずに直接情報送受信機6にて30dBmでICタグ7の情報を読み取る場合、情報送受信機6とバルブ2のバルブ嵌合部1との通信距離は30mmを得ることができた。
1,32 … ソケット嵌合部
2 … バルブ
3 … バルブ開閉器
4 … バルブ情報読取装置
5 … ソケット
5A … 前端縁(当接部)
6 … 情報送受信機
7 … ICタグ
8 … ループアンテナ(第1アンテナ)
9 … 接続ケーブル(接続線)
11 … モノポールアンテナ(第2アンテナ)
14 … 頂面
15 … 凹部
16 … 樹脂
17A … 幅広面(平面)
19 … コイルアンテナ
23 … 底面(天井面)
34 … 段部(当接部)
35 … 隙間
X1 … 中心軸(挿入方向)
Φ … 磁力線
D1 … 間隔

Claims (13)

  1. バルブの開閉操作を行うバルブ開閉器のソケットに挿入されることで前記ソケットと嵌合可能であり、前記バルブの弁の開閉機構に連結するソケット嵌合部において、
    前記ソケット嵌合部の中心軸から外れた位置の頂面に、前記ソケットに挿入される方向に開口部を向けた凹部が形成され、
    前記凹部には、前記ソケット嵌合部の頂面から突出しないようにICタグが収納され、
    前記ICタグは、同一平面上に巻き回されるコイルアンテナを有し、
    前記コイルアンテナが巻き回される前記平面である巻回面は、前記ソケット嵌合部の前記ソケットへの挿入方向に直交する面に対して交差するとともに前記ソケットへの挿入方向に直交する方向と交差するように配置されている
    ことを特徴とするバルブ開閉用のソケット嵌合部。
  2. 請求項1に記載のバルブ開閉用のソケット嵌合部において、
    前記コイルアンテナは、前記バルブ嵌合部の前記ソケットへの挿入方向に沿う中心軸を中心とする円周上に配置されている、
    ことを特徴とするバルブ開閉用のソケット嵌合部。
  3. 請求項1または2に記載のバルブ開閉用のソケット嵌合部において、
    前記凹部は、前記コイルアンテナから放出される磁力線の放出方向に、前記磁力線を通すことができる形状である、
    ことを特徴とするバルブ開閉用のソケット嵌合部。
  4. 請求項に記載のバルブ開閉用のソケット嵌合部において、
    前記凹部は、前記コイルアンテナから放出される磁力線の放出方向の長さに比べて、前記放出方向に直交する方向の幅が短い、
    ことを特徴とするバルブ開閉用のソケット嵌合部。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載のバルブ開閉用のソケット嵌合部において、
    前記ICタグが収納された前記凹部は樹脂により封止されている、
    ことを特徴とするバルブ開閉用のソケット嵌合部。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載のバルブ開閉用のソケット嵌合部において、
    前記ソケットが嵌合されたときに、前記頂面と前記ソケットの内部の天井面とが接触しないように、前記ソケットに対して前記ソケットの挿入方向で当接し、前記ソケットの前記ソケット嵌合部への挿入量を規制する当接部を有する、
    ことを特徴とするバルブ開閉用のソケット嵌合部。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のバルブ開閉用のソケット嵌合部を有することを特徴とするバルブ。
  8. バルブの弁の開閉機構に連結するソケット嵌合部が挿入されることで前記ソケット嵌合部と嵌合可能なソケットを有するバルブ開閉器において、
    前記ソケット嵌合部にICタグが備えられている場合に、前記ICタグとの間で電磁波を送受信することができる第1アンテナと、
    前記ICタグに対して通信を行う情報送受信機との間で電磁波を送受信することができる第2アンテナと、
    前記第1アンテナと前記第2アンテナとを接続する接続線と、
    を有し、
    前記第1アンテナは、前記ソケット内に配置され、
    前記第2アンテナは、前記バルブ開閉器の前記ソケットが設けられる一端側に対して他端側に配置される、
    ことを特徴とするバルブ開閉器。
  9. 請求項に記載のバルブ開閉器において、
    前記第1アンテナは、前記ソケット嵌合部に前記ソケットを嵌合させたときに、前記ソケット嵌合部の中心軸にループの中心軸が配置されるループアンテナである、
    ことを特徴とするバルブ開閉器。
  10. 請求項またはに記載のバルブ開閉器において、
    前記ソケットと前記ソケット嵌合部とが規定の嵌合状態になるように、前記ソケットに前記ソケット嵌合部が規定の位置まで挿入された状態で、前記第1アンテナは、前記ソケット嵌合部の頂面から前記ソケットの天井面側に離間する位置に配置される、
    ことを特徴とするバルブ開閉器。
  11. 請求項から10のいずれか1項に記載のバルブ開閉器において、
    前記ソケット嵌合部が嵌合されたときに、前記ソケット嵌合部の頂面と前記ソケットの内部の天井面との間に、前記第1アンテナを前記頂面および前記天井面から離間した状態で配置できる間隔の隙間が形成されるように、前記ソケット嵌合部に対して前記挿入方向で当接し、前記ソケットの前記ソケット嵌合部への挿入量を規制する当接部を有する、
    ことを特徴とするバルブ開閉器。
  12. 請求項8から11のいずれか1項に記載のバブル開閉器において、
    前記ICタグとの間で通信する電磁波の周波数波、920MHzである、
    ことを特徴とするバルブ開閉器。
  13. 請求項に記載のバルブと、請求項から12のいずれか1項に記載のバルブ開閉器とを備える、ことを特徴とするバルブ情報読取装置。
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