JP6224774B1 - 計測用マイクロホンモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 MEMS素子を音圧検出部に使用した小型の計測用マイクロホンモジュールを得る。【解決手段】 この計測用マイクロホンモジュールは、略円柱形状の収容部材1と、収容部材1に収容される静電容量式MEMS素子41と、収容部材1に固定される略円柱形状の収容部材2と、静電容量式MEMS素子41に電気的に接続され、収容部材2に設置される外部端子3とを備える。そして、収容部材1は、収容部材1の一方の端部における集音口11と、収容部材1の他方の端部における矩形形状の矩形凹部12とを備える。その矩形凹部12は、集音口11に繋がっており、静電容量式MEMS素子41は、矩形凹部内12に収容される。また、収容部材2は、収容部材2の2つの端部のうちの収容部材1側の端部に後室部31を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、計測用マイクロホンモジュールに関するものである。
静電容量式のマイクロホンが、計測用を含め、広く使用されている。ある静電容量式マイクロホンでは、背面電極板が振動膜に対向して配置され、その背面電極板と回路基板との間に、弾性を有する導電部材が配置され、導電部材によって、背面電極板と回路基板とが電気的に接続されている(例えば特許文献1参照)。
別の平板形状のマイクロホンでは、静電容量式のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子が基板上に配置されている(例えば特許文献2参照)。一般的に、半導体ウェハにおいて多数のMEMS素子の構造が形成され、その後、その半導体ウェハがダイシングされ、多数のMEMS素子が作成される。
特開2006−115008号公報 特開2012−039406号公報
特許文献1に記載のマイクロホンの構造をMEMS素子に適用した場合、電気的導通を目的とした導電部材による接触力がMEMS素子の背極に加わるため、接触力の変化によりMEMS素子が変形し、その静電容量が変化するおそれがある。MEMS素子において、静電容量が変化しないように接触力を一定にすることは困難である。また、一般的に、小型の計測用マイクロホンモジュールは、その内部に音圧を検出する機構を有し、その形状やサイズは、IEC規格などで規定されている。そのような計測用マイクロホンモジュールの音圧検出部にMEMS素子を採用しようとした場合、上述のMEMS素子は回路基板に配置することを前提としているため、小型の計測用マイクロホンモジュール内部にそのような回路基板を配置して音圧検出部として使用することは困難である。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、MEMS素子を音圧検出部に使用した小型の計測用マイクロホンモジュールを得ることを目的とする。
本発明に係る計測用マイクロホンモジュールは、略円柱形状の第1収容部材と、第1収容部材に収容される静電容量式MEMS素子と、第1収容部材に固定される略円柱形状の第2収容部材と、静電容量式MEMS素子に電気的に接続され、第2収容部材に設置される外部端子とを備える。そして、第1収容部材は、第1収容部材の一方の端部における集音口と、第1収容部材の他方の端部における矩形形状の矩形凹部とを備える。その矩形凹部は、集音口に繋がっており、静電容量式MEMS素子は、第2収容部材に対し隙間を有して、矩形凹部内に収容される。また、第2収容部材は、第2収容部材の2つの端部のうちの第1収容部材側の端部に後室部を備える。そして、静電容量式MEMS素子は、縦および横の寸法が略同一な略正方形の形状を有する。第1収容部材は、第1収容部材の端面上にランド部をさらに備え、ランド部は、静電容量式MEMS素子にワイヤボンディングされている。静電容量式MEMS素子は、振動膜部材と、背面電極部材と、絶縁層部材とを備える。絶縁層部材は、振動膜部材と背面電極部材とを所定の間隙を持って絶縁状態で互いに固定する。そして、矩形凹部の深さは静電容量式MEMS素子の高さを上回り、背面電極部材の背面と第1収容部材の端面とが、ランド部と背面電極部材とのワイヤボンディング条件が等しくなるように略同一の高さとなっている。また、矩形凹部の縦および横の寸法は、静電容量式MEMS素子が矩形凹部に隙間を有して収容可能なように、静電容量式MEMS素子の縦および横の寸法と略同一とされる。さらに、振動膜部材は、枠部と、枠部より薄い振動膜部とを備え、振動膜部は、枠部の内側に位置しており、枠部と振動膜部との間に傾斜面部が設けられており、背面電極部材は、4本の支持部と、主電極部とを備え、主電極部は、振動膜部と同平面サイズを有し、4本の支持部は、主電極部の4辺から垂直に延びており、4本の支持部には、絶縁層部材が固定されている。また、第2収容部材は、第1収容部材側の端部が開口した形状を有し、後室部は、前記矩形凹部に繋がっており、所望の周波数特性を得られる容積を有する略円柱状の中空部である。
本発明によれば、MEMS素子を音圧検出部に使用した小型の計測用マイクロホンモジュールが得られる。
図1は、本発明の実施の形態に係る計測用マイクロホンモジュールを示す斜視図である。 図2は、図1における収容部材1を示す斜視図である。 図3は、図1における収容部材2を示す斜視図である。 図4は、図1における収容部材2を示す断面図である。 図5は、図1に示す計測用マイクロホンモジュールに使用される静電容量式MEMS素子の一例を示す斜視図である。 図6は、図5に示す静電容量式MEMS素子41における振動膜部材と背面電極部材とを示す斜視図である。 図7は、図5に示す静電容量式MEMS素子41を配置した状態の、図2に示す収容部材1を示す斜視図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る計測用マイクロホンモジュールを示す斜視図である。
図1に示す計測用マイクロホンモジュールは、略円柱形状の収容部材1、略円柱形状の収容部材2、外部端子3、および静電容量式MEMS素子41を備える。
収容部材1,2は、例えばセラミックといった絶縁性部材で形成される。なお、寸法精度を満たすことが可能であれば、絶縁性の樹脂で収容部材1,2を形成してもよい。収容部材2は、収容部材1に固定される。収容部材1,2は、略同一の外径を有し、同一の軸方向に沿って配列され、接着剤などで互いに固定される。
後述するように、静電容量式MEMS素子41は、収容部材1に収容されている。
また、外部端子3は、収容部材2に設置されており、ワイヤボンディング、配線パターンなどを介して、収容部材1に収容されている静電容量式MEMS素子41に電気的に接続されている。
図2は、図1における収容部材1を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、収容部材1は、収容部材1の一方の端部における集音口11と、収容部材1の他方の端部における矩形形状の矩形凹部12とを備える。
矩形凹部12は、集音口11に繋がっており、集音口11および矩形凹部12によって、収容部材1は、筒状になっている。この実施の形態では、集音口11は円形に形成されているが、他の形状(四角形など)でもよい。
矩形凹部12内には、静電容量式MEMS素子41が収容される。したがって、矩形凹部12の深さ(軸に平行な方向の寸法)は、静電容量式MEMS素子41の高さを上回るように設定され、矩形凹部12の縦および横の寸法(軸に垂直な方向の寸法)は、静電容量式MEMS素子41が矩形凹部12に隙間を有して収容可能なように、静電容量式MEMS素子41の縦および横の寸法と略同一に設定される。また、集音口11の内径は、矩形凹部12の平面方向の幅より小さく設定されている。
さらに、例えば図2に示すように、収容部材1の一方の端面上には、導電性のランド部21,22および導電性の接続部23,24が形成されており、導電性のランド部21と導電性の接続部23とは、配線パターンで電気的に接続されており、導電性のランド部22と導電性の接続部24とは、配線パターンで電気的に接続されている。なお、導電性のランド部21および導電性の接続部23と、導電性のランド部22および導電性の接続部24とは、電気的に絶縁されている。
例えば、収容部材1がセラミックで形成される場合、焼結前に、ランド部21,22、接続部23,24および上述の配線パターンが銀ペーストなどで形成され、セラミック部材としての収容部材1とともに焼結される。
ランド部21,22は、矩形凹部12に収容された静電容量式MEMS素子41にワイヤボンディングされる。
図3は、図1における収容部材2を示す斜視図である。図4は、図1における収容部材2を示す断面図である。
収容部材2は、収容部材1側の端部のみが開口した形状を有し、これにより、収容部材1側の端部に後室部31を備える。
さらに、収容部材2は、ランド部21,22に対応する位置における切欠部32をさらに備える。切欠部32は、ランド部21,22と静電容量式MEMS素子41とのワイヤボンディングにおけるワイヤやボールなどが収容部材2に干渉しないようにする形状およびサイズで形成されている。
また、この実施の形態では、収容部材2は、スルーホール33,34をさらに備える。
図4に示すように、スルーホール33,34は、それぞれ、収容部材2の2つの端面の一方から他方まで延びており、また、外部端子3は、収容部材2の2つの端部のうちの、収容部材1側の端部とは反対側の端部に配置されており、スルーホール33,34は、配線パターン35,36で外部端子3のピン3a,3bにそれぞれ電気的に接続されている。
この実施の形態では、スルーホール33,34は、接続部23,24に対応する位置にそれぞれ形成されており、スルーホール33,34の端部は、収容部材1,2を互いに固定する際に接続部23,24にそれぞれ対向し電気的に接続される接続部として機能する。例えば、スルーホール33,34の端部は、導電性接着剤などで接続部23,24にそれぞれ電気的に接続され固定される。
なお、スルーホール33,34を別の位置に設け、収容部材2の端面上において、接続部23,24に対応する位置に、接続部23,24と同様の接続部を形成し、その接続部とスルーホール33,34とを配線パターンなどで電気的に接続するようにしてもよい。
例えば、収容部材2がセラミックで形成される場合、焼結前に、スルーホール33,34が収容部材2内に予め配置され、外部端子3が収容部材2に固定され、さらに、配線パターン35,36が銀ペーストなどで形成され、収容部材2とともに焼結される。
図5は、図1に示す計測用マイクロホンモジュールに使用される静電容量式MEMS素子41の一例を示す斜視図である。図6は、図5に示す静電容量式MEMS素子41における振動膜部材42と背面電極部材43とを示す斜視図である。
図5および図6に示すように、静電容量式MEMS素子41は、矩形形状の振動膜部材42と、背面電極部材43と、絶縁層部材44とを備える。図5に示すように、振動膜部材42および絶縁層部材44、並びに絶縁層部材44および背面電極部材43は、例えば接着剤で互いに固定されている。なお、絶縁層部材44は十分な絶縁性を有していれば接着性を有する樹脂であってもよい。
絶縁層部材44は、振動膜部材42と背面電極部材43とを所定の間隙を持って絶縁状態で互いに固定する。
振動膜部材42は、矩形(ここでは略正方形)の平板形状を有する半導体部材であって、枠部42aと、枠部42aより薄い振動膜部42bとを備える。振動膜部42bは、矩形(ここでは略正方形)の形状を有し、枠部42aの内側に位置しており、枠部42aと振動膜部42bとの間に傾斜面部が設けられている。
例えば、振動膜部材42は、シリコンウェハにおける所定厚さで所定サイズ矩形のシリコンチップの中央部分をエッチングなどで掘り下げ、そのシリコンウェハをダイシングして個々のチップに分離することで作成される。これにより、振動膜部材42(つまり、枠部42aおよび振動膜部42b)が1部材として一体的に形成される。
背面電極部材43は、半導体部材であって、支持部43aと、主電極部43bとを備える。
4本の支持部43aは、振動膜部42bと同平面サイズで矩形形状の主電極部43bの4辺から垂直に延びている。支持部43aには、絶縁層部材44が固定される。なお、主電極部43bには、必要に応じて、振動膜部42bの振動時に振動膜部42bと主電極部43bとの間の空気が自由に動けるようにするために図示せぬ孔が形成される。
例えば、背面電極部材43は、シリコンウェハにおける所定厚さで所定サイズ矩形のシリコンチップにおいて、背面電極部材43の形状以外の不要部分をエッチングなどで除去し、シリコンウェハをダイシングして個々のチップに分離することで作成される。これにより、背面電極部材43(つまり、支持部43aおよび主電極部43b)が1部材として一体的に形成される。
図7は、図5に示す静電容量式MEMS素子41を配置した状態の、図2に示す収容部材1を示す斜視図である。
図5に示す静電容量式MEMS素子41は、図7に示すように、収容部材1の矩形凹部12に収容され、接着剤(例えば硬化後に弾性のある接着剤)などで矩形凹部12に固定される。
このように、静電容量式MEMS素子41が矩形凹部12に固定された後、ランド部21,22の一方と振動膜部材42とがワイヤボンディングされ、ランド部21,22の他方と背面電極部材43とがワイヤボンディングされる。
なお、静電容量式MEMS素子41が収容部材1の矩形凹部12に収容された状態では、静電容量式MEMS素子41の背面(つまり、背面電極部材43の背面)と収容部材1の端面とが略同一の高さとなっており、ワイヤボンディングが容易に行える。すなわち、ランド部21,22の一方と振動膜部材42とのワイヤボンディングおよびランド部21,22の他方と背面電極部材43とのワイヤボンディングの条件を等しくすることができるため、最終的な計測用マイクロホンモジュールのコストを抑えながら高い信頼性を得ることができる。
その後、収容部材1の接続部23,24と収容部材2のスルーホール33,34とをそれぞれ電気的に接続させつつ、収容部材1と収容部材2とが互いに固定される。なお、その際、接続部23と接続部24とは絶縁状態とされる(つまり、スルーホール33とスルーホール34とは絶縁状態とされる)。
例えば、収容部材1,2の互いに対向する端面において、収容部材1の接続部23,24と収容部材2のスルーホール33,34との間のみをそれぞれ導電性の接着剤で固定し、他の部分については、外側から充填剤(接着剤)を、収容部材1,2の間の隙間に充填するようにして、両者を互いに固定する。なお、その際、後室部31と外気との気圧差が生じないようにするために、後室部31に外気へと通じるように微小な貫通孔を設けるようにしてもよい。
このように収容部材1,2および静電容量式MEMS素子41が配置されることで、音響的な同軸構造となるように、静電容量式MEMS素子41が配置される。
なお、収容部材1,2を互いに固定する際に、収容部材1の矩形凹部12に収容された静電容量式MEMS素子41の背面が収容部材2の端面に当接しないように、収容部材1の矩形凹部12の深さを静電容量式MEMS素子41の高さより大きくして、静電容量式MEMS素子41の背面と収容部材2の端面の間に隙間を有してもよい。これにより、静電容量式MEMS素子41の縦および横の寸法に拘わらず、収容部材2が静電容量式MEMS素子41の背面へ接触してその静電容量を変化させることを防ぐことができる。また、一般的に静電容量式MEMS素子41の感度は静電容量式MEMS素子41の可変静電容量、言い換えれば振動膜部42bの面積に比例する。したがって、静電容量式MEMS素子41の感度を高めるには面積の大きなMEMS素子を使用する必要がある。上述のように収容部材1の矩形凹部12の深さを静電容量式MEMS素子41の高さより大きくすることで、収容部材2に接触することなく、収容部材1の外径に対して成形可能な最大の矩形凹部12に収容可能な最大の縦および横の寸法を有する静電容量式MEMS素子41を使用することで計測用マイクロホンモジュールの感度を高くすることができる。
例えば、上述の収容部材1,2の外径は約6mm、収容部材1,2を互いに固定したときの高さは約3.5mmとされ、静電容量式MEMS素子41の縦および横の寸法はいずれも約3.80mm(対角約5.37mm)、静電容量式MEMS素子41の高さは約0.6mmとされる。その場合、例えば、振動膜部材42(つまり、枠部42a)の高さおよび背面電極部材43の高さは互いに同一で約0.3mmとされ、振動膜部材42の振動膜部42bの高さ(厚さ)は約2μmとされる。このとき、収容部材1の矩形凹部12の深さは約6.50mm、矩形凹部12の縦および横の寸法は約3.85mm(対角約5.44mm)とされる。
次に、上記計測用マイクロホンモジュールの動作について説明する。
この実施の形態に係る計測用マイクロホンモジュールでは、静電容量式MEMS素子41の振動膜部42bが、集音口11から入ってくる音圧に応じて振動し、この振動によって、振動膜部42bと背面電極部材43との間の距離が変動し、これにより、静電容量式MEMS素子41の静電容量(つまり、振動膜部材42と背面電極部材43との間の静電容量)が変化する。このとき、静電容量式MEMS素子41の背面側に形成されている後室部31の形状や容積を調整することで所望の周波数特性を得られるようにすることができる。
静電容量式MEMS素子41の振動膜部材42は、ランド21、接続部23、スルーホール33、配線パターン35などを介して外部端子3のピン3aに接続されており、静電容量式MEMS素子41の背面電極部材43は、ランド22、接続部24、スルーホール34、配線パターン36などを介して外部端子3のピン3bに接続されている。したがって、ピン3aとピン3bとの間の静電容量が、静電容量式MEMS素子41で検出される音圧に応じて変化する。
以上のように、上記実施の形態に係る計測用マイクロホンモジュールは、略円柱形状の収容部材1と、収容部材1に収容される静電容量式MEMS素子41と、収容部材1に固定される略円柱形状の収容部材2と、静電容量式MEMS素子41に電気的に接続され、収容部材2に設置される外部端子3とを備える。そして、収容部材1は、収容部材1の一方の端部における集音口11と、収容部材1の他方の端部における矩形形状の矩形凹部12とを備える。その矩形凹部12は、集音口11に繋がっており、静電容量式MEMS素子41は、矩形凹部内12に収容される。また、収容部材2は、収容部材2の2つの端部のうちの収容部材1側の端部に後室部31を備える。
これにより、MEMS素子を音圧検出部に使用した小型の計測用マイクロホンモジュールが得られる。
また、矩形凹部12に、略矩形形状の静電容量式MEMS素子41が収容されるため、収容部材1に対する静電容量式MEMS素子41の位置決めおよび固定を容易に行うことができる。
矩形凹部12は静電容量式MEMS素子41の位置決めおよび固定に供すれば良いので、矩形凹部12の対角寸法と収容部材1の外径寸法を略同一にして静電容量式MEMS素子41の振動膜部42bをより大きくすることができる。これにより小型の計測用マイクロホンモジュールの感度(単位音圧あたりの電気出力)を高めることができる。
なお、上述の実施の形態に対する様々な変更および修正については、当業者には明らかである。そのような変更および修正は、その主題の趣旨および範囲から離れることなく、かつ、意図された利点を弱めることなく行われてもよい。つまり、そのような変更および修正が請求の範囲に含まれることを意図している。
例えば、上記実施の形態では、スルーホール33,34は、収容部材2の側壁内に配置されているが、その代わりに、スルーホール33,34を、収容部材2の底板部(つまり、収容部材1側とは反対側の端部)に配置し、底板部の一方の端面と他方の端面との間を貫通するようにしてもよい。その場合、収容部材2の側壁の端面に上述の接続部(収容部材1の接続部23,24にそれぞれ電気的に接続される接続部)が設けられ、その接続部とスルーホール33,34とが配線パターンなどで電気的に接続される。
また、上記実施の形態において、スルーホール33,34の代わりに、外部端子3のピン3a,3bを収容部材2の底板部に貫通させるようにしてもよい。その場合、収容部材2の側壁の端面に上述の接続部(収容部材1の接続部23,24にそれぞれ電気的に接続される接続部)が設けられ、その接続部と外部端子3のピン3a,3bとが、収容部材1側の端面に沿って配線パターンなどで電気的に接続される。
また、上記実施の形態において、スルーホール33,34の代わりに、中実な棒状の導電性貫通部材(例えば金属の棒状部材)を使用してもよい。
本発明は、例えば騒音計などに使用する計測用マイクロホンモジュールに適用可能である。
1 収容部材(第1収容部材の一例)
2 収容部材(第2収容部材の一例)
3 外部端子
11 集音口
12 矩形凹部
21,22 ランド部
23,24 接続部(第1接続部の例)
31 後室部
32 切欠部
33,34 スルーホール(導電性貫通部材の例)
41 静電容量式MEMS素子
42 振動膜部材
42a 枠部
42b 振動膜部
43 背面電極部材

Claims (4)

  1. 略円柱形状の第1収容部材と、
    前記第1収容部材に収容される静電容量式MEMS素子と、
    前記第1収容部材に固定される略円柱形状の第2収容部材と、
    前記静電容量式MEMS素子に電気的に接続され、前記第2収容部材に設置される外部端子とを備え、
    前記第1収容部材は、前記第1収容部材の一方の端部における集音口と、前記第1収容部材の他方の端部における矩形形状の矩形凹部とを備え、
    前記矩形凹部は、前記集音口に繋がっており、
    前記静電容量式MEMS素子は、縦および横の寸法が略同一な略正方形の形状を有し、
    前記静電容量式MEMS素子は、前記矩形凹部内に収容され、
    前記第2収容部材は、前記第2収容部材の2つの端部のうちの前記第1収容部材側の端部に後室部を備え、
    前記第1収容部材は、前記第1収容部材の端面上にランド部をさらに備え、
    前記ランド部は、前記静電容量式MEMS素子にワイヤボンディングされており、
    前記静電容量式MEMS素子は、振動膜部材と、背面電極部材と、絶縁層部材とを備え、
    前記絶縁層部材は、前記振動膜部材と前記背面電極部材とを所定の間隙を持って絶縁状態で互いに固定し、
    前記矩形凹部の深さは前記静電容量式MEMS素子の高さを上回り、前記背面電極部材の背面と前記第1収容部材の端面とが、前記ランド部と前記背面電極部材とのワイヤボンディング条件が等しくなるように略同一の高さとなっており、
    前記矩形凹部の縦および横の寸法は、前記静電容量式MEMS素子が矩形凹部に隙間を有して収容可能なように、前記静電容量式MEMS素子の縦および横の寸法と略同一とされ、
    前記振動膜部材は、枠部と、前記枠部より薄い振動膜部とを備え、
    前記振動膜部は、前記枠部の内側に位置しており、前記枠部と前記振動膜部との間に傾斜面部が設けられており、
    前記背面電極部材は、4本の支持部と、主電極部とを備え、
    前記主電極部は、前記振動膜部と同平面サイズを有し、
    前記4本の支持部は、前記主電極部の4辺から垂直に延びており、
    前記4本の支持部には、前記絶縁層部材が固定されており、
    前記第2収容部材は、前記第1収容部材側の端部が開口した形状を有し、
    前記後室部は、前記矩形凹部に繋がっており、所望の周波数特性を得られる容積を有する略円柱状の中空部であること、
    を特徴とする計測用マイクロホンモジュール。
  2. 前記第2収容部材は、前記ランド部に対応する位置における切欠部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の計測用マイクロホンモジュール。
  3. 前記第1収容部材は、前記第1収容部材の端面に第1接続部をさらに備え、
    前記第1接続部は、前記ランド部に配線パターンで電気的に接続されており、
    前記第2収容部材は、前記第2収容部材の端面に第2接続部をさらに備え、
    前記第2接続部は、前記第1収容部材に前記第2収容部材を固定する際に前記第1接続部に対向する位置に設けられており、
    前記第2接続部は、前記外部端子に電気的に接続されていること、
    を特徴とする請求項2記載の計測用マイクロホンモジュール。
  4. 前記第2収容部材は、前記第2収容部材の2つの端面の一方から他方まで延びる導電性貫通部材をさらに備え、
    前記外部端子は、前記第2収容部材の2つの端部のうちの、前記第1収容部材側の端部とは反対側の端部に配置されており、
    前記第2接続部は、前記導電性貫通部材を介して前記外部端子に電気的に接続されていること、
    を特徴とする請求項3記載の計測用マイクロホンモジュール。
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