JP6224498B2 - ロッドクランプ - Google Patents

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本発明は、魚釣用リールとの間で釣竿を挟持固定するためのロッドクランプに関する。
例えば大物の魚などを対象にする釣りにおいては、魚釣用リールを釣竿に対して強固に取り付け固定するために、魚釣用リールのリール本体の底部に設けられる竿取り付け脚との間で釣竿を挟持固定するためのロッドクランプが必要に応じて用いられる。
このようなロッドクランプは、一般に、魚釣用リールの竿取り付け脚の左右両側に螺合固定される2本のボルトと、竿取り付け脚との間で釣竿を挟持するためのクランプ部材と、該クランプ部材を前記ボルトに対して取着するために前記ボルトに螺合される頭部付き円筒ナットとを備えており、前記ボルトをそれぞれ前記クランプ部材の対応する貫通穴に通して、魚釣用リールの竿取り付け脚とクランプ部材との間で釣竿を挟持した状態で、前記貫通穴から突出するボルトにそれぞれ前記頭部付き円筒ナットを螺合して締め付けることにより、釣竿が魚釣用リールに対して強固に挟持固定されるようになっている。
特許第4366127号 特許第4773047号 実開昭55−155472号
ところで、従来のロッドクランプは、一般に、大物の魚釣りで通常使用される太径の釣竿に合わせて、前記ボルトおよび前記頭部付き円筒ナットの長さなど、各構成要素の寸法が設定されている。そのため、近年の技術進歩に伴う釣竿の細径化の実現により、そのような細径の釣竿に対して従来のロッドクランプを使用しようとすると、1つの問題が生じる。
すなわち、従来のロッドクランプの頭部付き円筒ナットは、魚釣用リールの竿取り付け脚から延びるボルトと螺合する雌ネジが内周面に形成された所定長の円筒部と、該円筒部の端部にフランジ状に形成されるとともにマイナスドライバーが係合し得るマイナス形状のすり割り加工が施された(マイナス形状の凹状スリットが上面に施された)頭部とを有するが、細径の釣竿を挟持するために前記円筒部をボルトに所定量以上螺合すると、太径の釣竿に合わせて長い寸法に設定されているボルトが円筒ナットの頭部から突出してしまい、この突出するボルトが邪魔となってマイナスドライバーを円筒ナットの頭部に係合させることができなくなってしまう、あるいは、太径の釣竿に合わせて長い寸法に設定されている頭部付き円筒ナットの円筒部が魚釣用リールの竿取り付け脚に当て付いてしまい、竿取り付け脚とクランプ部材との間をそれ以上近づけることができなくなり、したがって、これらの間で釣竿を挟持できなくなってしまう。
一方、そのような事態を回避するために、ボルト(及び/又は、頭部付き円筒ナット)の長さを短くすると、今度は、太径の釣竿に対応できなくなる。そのため、細径の釣竿および太径の釣竿の両方に対応するためには、ボルト(及び/又は、頭部付き円筒ナット)が長いロッドクランプおよびボルト(及び/又は、頭部付き円筒ナット)が短いロッドクランプの2種類のロッドクランプを用意しなければならない。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、細径の釣竿および太径の釣竿の両方に兼用できるロッドクランプを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、魚釣用リールの竿取り付け脚との間で釣竿を挟持固定するためのロッドクランプであって、前記竿取り付け脚から延びるボルトが貫通する通孔を有し、前記竿取り付け脚との間で釣竿を挟持するためのクランプ部材と、前記クランプ部材を前記ボルトに対して取着するために前記ボルトに螺合される頭部付き円筒ナットとを備え、前記頭部付き円筒ナットは、前記クランプ部材の前記通孔に挿通可能で且つ前記ボルトが螺合する雌ネジが内周面に形成された所定長の円筒部と、該円筒部の一端部に設けられる頭部とを有し、前記頭部の一方側には、前記クランプ部材の前記通孔に前記円筒部が挿通された状態で前記クランプ部材に当接して螺合締め付け座面を規定する第1の当接部が設けられ、前記頭部の他方側には、前記クランプ部材の前記通孔に前記円筒部を挿通させない状態で前記クランプ部材に当接して螺合締め付け座面を規定する第2の当接部が設けられることを特徴とする。
このように、本発明のロッドクランプでは、クランプ部材の通孔に円筒部が挿通された状態でクランプ部材に当接して螺合締め付け座面を規定する第1の当接部が頭部付き円筒ナットの頭部の一方側に設けられるとともに、クランプ部材の通孔に円筒部が挿通されない状態でクランプ部材に当接して螺合締め付け座面を規定する第2の当接部が頭部付き円筒ナットの頭部の他方側に設けられるため、クランプ部材の通孔に頭部付き円筒ナットの円筒部を挿通させて円筒ナットの頭部の第1の当接部をクランプ部材に当接させるように円筒ナットを円筒部側からボルトに螺合させれば、クランプ部材の通孔から魚釣用リールの竿取り付け脚側へ突出する円筒部の長さによって魚釣用リールの竿取り付け脚とクランプ部材との間の距離を長く確保することが可能となり、太径の釣竿を魚釣用リールの竿取り付け脚とクランプ部材との間で挟持固定することができ、一方、クランプ部材の通孔に円筒ナットの円筒部を挿通させることなく円筒ナットの頭部の第2の当接部をクランプ部材に当接させるように円筒ナットを頭部側からボルトに螺合させれば、魚釣用リールの竿取り付け脚とクランプ部材との間に円筒部が介在しない分だけ魚釣用リールの竿取り付け脚とクランプ部材との間の距離を短くでき、したがって、細径の釣竿を魚釣用リールの竿取り付け脚とクランプ部材との間で挟持固定することができるとともに(円筒ナットの円筒部が魚釣用リールの竿取り付け脚に当て付いてしまい、竿取り付け脚とクランプ部材との間をそれ以上近づけることができなくなるといった事態も回避できる)、魚釣用リールの竿取り付け脚とクランプ部材との間の距離を短くした分だけ頭部を越えて延びるボルトの長さを円筒部内で受けることができるため、円筒部からのボルトの突出を防止でき、したがって、円筒ナットから突出するボルトが邪魔となって円筒ナットを締め付けるための工具を円筒ナットに係合させることができなくなるといった事態も回避できる。すなわち、本発明のロッドクランプによれば、細径の釣竿および太径の釣竿の両方に兼用できる(ボルトの共通の長さで、細径の釣竿および太径の釣竿の両方に対応できる)。
なお、上記構成において、「螺合締め付け座面」とは、ボルトに頭部付き円筒ナットを螺合して締め付けた際にその締め付け荷重を受ける面のことである。
本発明によれば、細径の釣竿および太径の釣竿の両方に兼用できるロッドクランプを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るロッドクランプにより魚釣用リールの竿取り付け脚との間で太径の釣竿を挟持固定した状態を示す一部断面を伴う正面図である。 図1の要部拡大断面図である。 ロッドクランプの分解断面図である。 図3のB−B線に沿う断面図である。 図1に示されるロッドクランプを構成する頭部付き円筒ナットの斜視図である。 図1のA方向矢視図である。 図1に示されるロッドクランプにより魚釣用リールの竿取り付け脚との間で細径の釣竿を挟持固定した状態を示す要部拡大断面図である。 図7のC方向矢視図である。 図1のロッドクランプを構成する頭部付き円筒ナットの変形例を示す断面図である。 図9のD方向矢視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明のロッドクランプの一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るロッドクランプ1により魚釣用リール50の竿取り付け脚51Cとの間で太径の釣竿100を挟持固定した状態を示す一部断面を伴う正面図である。
図1に示されるように、本実施形態のロッドクランプ1が適用される魚釣用リール50は、両軸受型リールであり、左右のフレーム52a,52bを左右カバー53a,53bで覆った左右側板51A,51Bを備えたリール本体51を有している。リール本体51には、左右側板51A,51B間に位置し、釣竿100に装着される竿取り付け脚51Cが一体形成されている。なお、竿取り付け脚51Cは、円形断面の釣竿100を受ける湾曲状の受け面59を有する。
また、左右のフレーム52a,52b間には、スプール軸55が軸受を介して回転可能に支持されており、スプール軸55には、釣糸が巻回されるスプール55Aが一体的に固定されている。右側板51B側には、スプール55Aを回転駆動するハンドル58が設置されており、右フレーム52bと右カバー53bとの間の空間には、ハンドル58の回転駆動力をスプール軸55に伝達する公知の動力伝達機構60が配設されている。
魚釣用リール50の竿取り付け脚51Cとの間で釣竿100を挟持固定する本実施形態のロッドクランプ1は、図1〜図3に示されるように、竿取り付け脚51Cとの間で釣竿100を挟持するためのクランプ部材2を有する。このクランプ部材2は、図2および図3に明確に示されるように、魚釣用リール50の竿取り付け脚51Cの左右両側に螺合固定されて竿取り付け脚51Cから延びる2本のボルト30,30が貫通する通孔2aを有する。具体的には、クランプ部材2には、2本のボルト30,30に対応する左右両側の位置に座繰り穴2Aが貫通して形成される。この座繰り穴2Aは、竿取り付け脚51Cと対向する内側に位置される前記通孔としての小径貫通孔2aと、外側に位置されて小径貫通孔2aと連通するとともに小径孔2aよりも大きい内径を有する大径貫通孔2bとから成り、小径貫通孔2aと大径貫通孔2bとの間に段差2dが形成される。なお、クランプ部材2は、円形断面の釣竿100を受ける湾曲状の受け面2cを内側に有する。
また、本実施形態のロッドクランプ1は、クランプ部材2をボルト30,30に対して取着するためにボルト30,30に螺合される一対の頭部付き円筒ナット6,6を有する。各頭部付き円筒ナット6は、特に図5に明確に示されるように、クランプ部材2の通孔2aに嵌合状態で挿通可能な所定長の円筒部6Aと、円筒部6Aの一端部にフランジ状に設けられる環状の頭部6Bとを有する。なお、頭部付き円筒ナット6の内周面には、円筒部6Aから頭部6Bに至る全長にわたってボルト30が螺合する雌ネジ25が形成される。
また、本実施形態において、円筒部6Aに面する頭部6Aの一方側の面は、図1および図2に示されるように円筒部6Aがクランプ部材2の小径貫通孔2aに挿通された状態でクランプ部材2の座繰り穴2Aの段差2dに当接して段差2dと共に螺合締め付け座面を規定する第1の当接部17として形成されている(図5も参照)。特に、本実施形態では、第1の当接部17が環状平面として形成される。
また、本実施形態において、円筒部6Aから離れて面する頭部6Aの他方側の面(前記一方側の面と反対側の面)は、図7に示されるように円筒部6Aがクランプ部材2の小径貫通孔2aに挿通されない状態でクランプ部材2の座繰り穴2Aの段差2dに当接して段差2dと共に螺合締め付け座面を規定する第2の当接部15として形成されている(図5も参照)。特に、本実施形態では、第2の当接部15も環状平面として形成される。
また、本実施形態において、円筒部6Aから離れて面する頭部6Aの他方側の面には、クランプ部材2の通孔2aに挿通嵌合可能な突部23が設けられる。この場合、突部23は、頭部6Bの外径よりも小さい外径の筒状を成して頭部6Bから軸方向に突出しており、その内面には頭部6Bから連続する雌ネジ25が形成される。また、突部23は、周方向に180°離間して対向する切り欠き12,12(係合溝)を有する。言い換えると、突部23には、頭部付き円筒ナット6を締め付ける工具としてのマイナスドライバーが係合し得るマイナス形状のすり割り加工が施されている(マイナス形状の凹状スリットが形成されている)。したがって、突部23は、円弧状の2つの壁部が対向して位置されることにより形成されていると言うこともできる。
また、図4および図5に明確に示されるように、円筒部6Aは、その少なくとも他端部(頭部6Bと反対側の端部)に、特に本実施形態ではその全長にわたって、頭部付き円筒ナット6を締め付ける工具、例えばスパナやレンチ等が嵌め合い係合できる係合部19を有する。特に、本実施形態において、この係合部19は、円筒部6Aの非円形(例えば、多角形、具体的には略四角形や略八角形など)の外形状から成る。
次に、上記構成のロッドクランプ1により魚釣用リール50の竿取り付け脚51Cとの間で太径の釣竿100を挟持固定する場合について説明する。
ロッドクランプ1により太径の釣竿100を挟持固定する場合には、まず最初に、図1および図2に示されるように、竿取り付け脚51の受け面59とクランプ部材2の受け面2cとの間で釣竿100を挟持しつつ、クランプ部材2の座繰り穴2Aにその小径貫通孔2a側からボルト30を挿通する。そして、その状態で、今度は、クランプ部材2の小径貫通孔2aに頭部付き円筒ナット6の円筒部6Aを挿通させて円筒ナット6の頭部6Bの第1の当接部17をクランプ部材2の座繰り穴2Aの段差2dに当接させるように円筒ナット6を円筒部6A側からボルト30に螺合させる。この場合、図6に示されるように座繰り穴2Aの大径貫通孔2bから露出する円筒ナット6の頭部6Bの切り欠き12にマイナスドライバを係合させて円筒ナット6を締め付けることが好ましい。そのようにして完全に締め付けることにより、太径の釣竿100が魚釣用リール50に対して強固に挟持固定されるようになる。
以上から分かるように、この螺合形態では、クランプ部材2の小径貫通孔2aから魚釣用リール50の竿取り付け脚51C側へ突出する円筒部6Aの長さによって竿取り付け脚51Cとクランプ部材2との間の距離を長く確保することができるため、太径の釣竿100を魚釣用リール50の竿取り付け脚51Cとクランプ部材2との間で無理なく確実に挟持固定することができる。また、この場合、頭部6Bの外径よりも小さい外径の筒状を成す突部23は、大径貫通孔2bから実質的に突出することなく大径貫通孔2b内に収まるようになる。
一方、ロッドクランプ1により細径の釣竿200を挟持固定する場合にも、図7に示されるように、竿取り付け脚51の受け面59とクランプ部材2の受け面2cとの間で釣竿200を挟持しつつ、クランプ部材2の座繰り穴2Aにその小径貫通孔2a側からボルト30を挿通する。そして、その状態で、今度は、クランプ部材2の小径貫通孔2aに円筒ナット6の円筒部6Aを挿通させずに円筒ナット6の頭部6Bの第2の当接部15をクランプ部材2の座繰り穴2Aの段差2dに当接させるように(すなわち、先に説明した太径釣竿の場合とは逆に円筒ナット6を上下ひっくり返して)円筒ナット6を頭部6B側からボルト30に螺合させる。この場合、頭部6Bの突部23がクランプ部材2の小径貫通孔2aに挿通嵌合されるため、円筒ナット6はガタ付きなく安定して保持される。また、この場合、図8に示されるように座繰り穴2Aの大径貫通孔2bから突出する円筒ナット6の円筒部6Aの端部外周(係合部19)にレンチやスパナ等を嵌合(係合)させて円筒ナット6を締め付けることが好ましい。そのようにして完全に締め付けることにより、細径の釣竿200が魚釣用リール50に対して強固に挟持固定されるようになる。
以上から分かるように、この螺合形態では、魚釣用リール50の竿取り付け脚51Cとクランプ部材2との間に円筒部6Aが介在しない分だけ竿取り付け脚51Cとクランプ部材2との間の距離を短くでき、したがって、細径の釣竿200を竿取り付け脚51Cとクランプ部材2との間で問題なく確実に挟持固定することができる。また、この場合、竿取り付け脚51Cとクランプ部材2との間の距離を短くした分だけ頭部6Bを越えて延びるボルト30の長さを円筒部6A内で受けることができ、円筒部6Aからボルト30が突出しない。
以上説明したように、本実施形態のロッドクランプ1では、クランプ部材2の小径貫通孔2aに円筒部6Aが挿通された状態でクランプ部材2に当接して螺合締め付け座面を規定する第1の当接部17が頭部付き円筒ナット6の頭部6Bの一方側に設けられるとともに、クランプ部材2の小径貫通孔2aに円筒部6Aが挿通されない状態でクランプ部材2に当接して螺合締め付け座面を規定する第2の当接部15が頭部付き円筒ナット6の頭部6Bの他方側に設けられるため、クランプ部材2の小径貫通孔2aに頭部付き円筒ナット6の円筒部6Aを挿通させて円筒ナット6の頭部6Bの第1の当接部17をクランプ部材2に当接させるように円筒ナット6を円筒部6A側からボルト20に螺合させれば、クランプ部材2の小径貫通孔2aから魚釣用リール50の竿取り付け脚51C側へ突出する円筒部6Aの長さによって竿取り付け脚51Cとクランプ部材2との間の距離を長く確保することが可能となり、太径の釣竿100を竿取り付け脚51Cとクランプ部材2との間で挟持固定することができ、一方、クランプ部材2の小径貫通孔2aに円筒ナット6の円筒部6Aを挿通させることなく円筒ナット6の頭部6Bの第2の当接部15をクランプ部材2に当接させるように円筒ナット6を頭部6B側からボルト30に螺合させれば、竿取り付け脚51Cとクランプ部材2との間に円筒部6Aが介在しない分だけ竿取り付け脚51Cとクランプ部材2との間の距離を短くでき、したがって、細径の釣竿200を竿取り付け脚51Cとクランプ部材2との間で挟持固定することができるとともに(円筒ナット6の円筒部6Aが竿取り付け脚51Cに当て付いてしまい、竿取り付け脚51Cとクランプ部材2との間をそれ以上近づけることができなくなるといった事態も回避できる)、竿取り付け脚51Cとクランプ部材2との間の距離を短くした分だけ頭部6Bを越えて延びるボルト30の長さを円筒部6A内で受けることができるため、円筒部6Aからのボルト30の突出を防止でき、したがって、円筒ナット6から突出するボルト30が邪魔となって円筒ナット6を締め付けるための工具を円筒ナット6に係合させることができなくなるといった事態も回避できる。すなわち、本実施形態のロッドクランプ1によれば、細径の釣竿200および太径の釣竿100の両方に兼用できる(ボルト30の共通の長さで、細径の釣竿200および太径の釣竿100の両方に対応できる)。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されず、種々変形して実施することが可能である。例えば、前述した実施形態では、円筒ナット6の円筒部6Aの係合部19が非円形の外面として形成されているが、それに加えて、図9および図10に示されるように、円筒部6Aの他端部に更なる係合部として、工具が係合可能な係合溝12、すなわち、頭部6Bの突部23に設けられる切り欠き12と同様の係合溝12が設けられてもよい。このようにすれば、状況に合わせてマイナスドライバーまたはスパナやナットを選択的に使用して円筒部6Aを締め付けることができる。また、前述した実施形態では、本発明のロッドクランプ1が両軸受型リールに適用されているが、ロッドクランプ1と共に使用されるリールの種類は任意である。また、前述した実施形態において、円筒ナット6の頭部6Bに設けられる当接部15,17は平面として形成されているが、平面でなくてもよく、表面に凹凸を有してもよい。また、円筒ナット6に設けられる係合部19の形状、切り欠き12の形状も任意であり、使用される締め付け工具の種類も任意である。また、ロッドクランプ1に使用される円筒ナット6は、ロッドクランプに限らず、例えばロッドキーパなどにも適用して使用できる。また、前述した実施形態では、ボルト30および円筒ナット6が挿通される穴が座繰り穴であったが、そのような穴である必要はない。また、大径貫通孔がなくても構わない。
1 ロッドクランプ
2 クランプ部材
2a 通孔
6 頭部付き円筒ナット
6A 円筒部
6B 頭部
12 切り欠き(係合溝)
15 第2の当接部
17 第1の当接部
19 係合部
23 突部
25 雌ネジ
30 ボルト
50 魚釣用リール
51C 竿取り付け脚
100,200 釣竿

Claims (5)

  1. 魚釣用リールの竿取り付け脚との間で釣竿を挟持固定するためのロッドクランプであって、
    前記竿取り付け脚から延びるボルトが貫通する通孔を有し、前記竿取り付け脚との間で釣竿を挟持するためのクランプ部材と、
    前記クランプ部材を前記ボルトに対して取着するために前記ボルトに螺合される頭部付き円筒ナットとを備え、
    前記頭部付き円筒ナットは、前記クランプ部材の前記通孔に挿通可能で且つ前記ボルトが螺合する雌ネジが内周面に形成された所定長の円筒部と、該円筒部の一端部に設けられる頭部とを有し、
    前記頭部の一方側には、前記クランプ部材の前記通孔に前記円筒部が挿通された状態で前記クランプ部材に当接して螺合締め付け座面を規定する第1の当接部が設けられ、前記頭部の他方側には、前記クランプ部材の前記通孔に前記円筒部が挿通されない状態で前記クランプ部材に当接して螺合締め付け座面を規定する第2の当接部が設けられることを特徴とするロッドクランプ。
  2. 前記頭部の前記他方側には、前記頭部付き円筒ナットを締め付けるための工具が係合可能な係合溝が設けられ、前記円筒部の少なくとも他端部は、前記頭部付き円筒ナットを締め付けるための工具が係合できる係合部を有することを特徴とする請求項1に記載のロッドクランプ。
  3. 前記係合部は、前記工具を嵌め合い係合できる前記円筒部の非円形の外形状、及び/又は、前記円筒部の他端部に設けられて前記工具が係合可能な係合溝から成ることを特徴とする請求項2に記載のロッドクランプ。
  4. 前記頭部の前記他方側には、前記クランプ部材の前記通孔に挿通嵌合可能な突部が設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のロッドクランプ。
  5. 前記頭部の前記他方側には、前記クランプ部材の前記通孔に挿通嵌合可能な突部が設けられ、前記係合溝が前記突部に設けられることを特徴とする請求項2に記載のロッドクランプ
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