JP6224216B1 - 比翼ポケットを備える上半身用衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容物が落下し難く、かつ、ポケットの存在を感じさせ難い比翼ポケットを備えた上半身用衣類を提供する。【解決手段】上半身の正面側を覆う前身頃部12と、上半身の背面側を覆う後身頃部13とを備える上半身用衣類1であって、前身頃部12は、正面右側を覆う右側前身頃部22と、正面左側を覆う左側前身頃部23と、右側前身頃部22又は左側前身頃部23の端縁24a,24bが二重に仕立てられた比翼部26と、比翼部26において端縁24a,24bに沿って概略平行に形成された開口部27a、及び、端縁24a,24bに沿う方向Aと交差する方向Bに向かって開口部27aから収容空間Sが形成された比翼ポケット27とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、物品を収容可能なポケット、特に、比翼部に設けられた比翼ポケットを備える上半身用衣類に関する。
従来、上半身用衣類の前身頃部にポケット用布地を縫い合わせることにより、前身頃部とポケット用布地との間に収容空間が形成されたポケットを備える上半身用衣類が知られている。
このようなポケットには、収容空間に収容した収容物によってポケットの形が崩れるのを防止するため、ポケットの上端部を芯材で補強することにより、ボールペンなどのペン類をさしても型崩れをしないようにしたポケットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−139601号公報
しかしながら、上述した従来のポケットが取り付けられた上半身用衣類を例えば飲食店のユニフォームとして着用する場合、客の注文を書き留めるためのメモ帳やペン類等を収容空間に収容すると、ポケットの上端部が開口しているため、体を前に倒した時に収容物がポケットから落下するおそれがある。
また、収容空間に収容物を収容すると収容物の形に沿ってポケットが盛り上がってしまい見栄えを損なうおそれがある。このため、収容物が落下し難く、かつ、良好な見栄えを維持することができる構造のポケットが求められてきた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、収容物が落下し難く、ポケットの存在を感じさせ難い比翼ポケットを備えた上半身用衣類を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の比翼ポケットを備えた上半身用衣類は、上半身の正面側を覆う前身頃部と、上半身の背面側を覆う後身頃部とを備える上半身用衣類であって、前記前身頃部は、正面右側を覆う右側前身頃部と、正面左側を覆う左側前身頃部と、前記右側前身頃部又は前記左側前身頃部の端縁が二重に仕立てられた比翼部と、前記比翼部において前記端縁に沿って概略平行に形成された開口部、及び、前記端縁に沿う方向と交差する方向に向かって当該開口部から収容空間が形成された比翼ポケットとを備えることを特徴とする。
本発明に係る比翼ポケットを備えた上半身用衣類において、前記比翼ポケットは、前記開口部から底部にかけて前記収容空間が湾曲していることを特徴とする。
本発明に係る比翼ポケットを備えた上半身用衣類において、前記比翼ポケットは、着用者の胸部に相当する前記右側前身頃部又は前記左側前身頃部の端縁に前記開口部が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る比翼ポケットを備えた上半身用衣類において、前記比翼ポケットは、前記比翼部にのみ縫着されていることを特徴とする。
本発明によれば、収容物が落下し難く、かつ、ポケットの存在を感じさせ難い比翼ポケットを備えた上半身用衣類を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る上半身用衣類の全体構成を示す斜視図である。 図1に示す上半身用衣類の正面図である。 図1に示す上半身用衣類の背面図である。 図1に示す上半身用衣類の左側前身頃部を左側へ開いた状態を示す正面図である。 図4に示す比翼部に設けられた比翼ポケットの拡大図であり、図5(a)は、図4に示す見返し部側から見た比翼ポケットの拡大図であり、図5(b)は、図4に示す左側前身頃部側から見た比翼ポケットの表面側拡大図である。 図4に示す比翼ポケットの開口部を開いた状態で示す部分拡大斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
[上半身用衣類の全体構成]
はじめに、図1から図4を参照して、本発明の実施の形態に係る上半身用衣類1の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る上半身用衣類1の全体構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す上半身用衣類1の正面図である。図3は、図1に示す上半身用衣類1の背面図である。図4は、図1に示す上半身用衣類1の左側前身頃部23を左側へ開いた状態を示す正面図である。
図1乃至図4に示すように、上半身用衣類1は、例えば飲食店のユニフォームとして上半身に着用する所謂はっぴ型の衣類である。この上半身用衣類1は、着用者の上半身の正面側を覆う前身頃部12と、着用者の上半身の背面側を覆う後身頃部13と、着用者の右腕又は左腕を覆う一対の袖部14a,14bと、着用者の首周りに位置する襟部15とを備えている。
図2に示すように、前身頃部12は、着用者の前面右側を覆う右側前身頃部22と、着用者の前面左側を覆う左側前身頃部23とを備えている。
また、前身頃部12は、着用者の前面において、右側前身頃部22の端縁24aと左側前身頃部23の端縁24bとが重なり合う部分である打ち合わせ部25を有している。具体的には、打ち合わせ部25は、着用者の胸部から右側前身頃部22の下端22b及び左側前身頃部23の下端23bにかけて、右側前身頃部22の端縁24aの上に左側前身頃部23の端縁24bが重なり合う部分である。
図2及び図4に示すように、右側前身頃部22に縫い付けられたボタン16a,16bを、左側前身頃部23に形成されたボタンホール17a,17bにそれぞれ挿入して掛け止めることにより、端縁24aと端縁24bとの重なりがずれることなく維持される。
さらに、前身頃部12は、左側前身頃部23の端縁24bが二重に仕立てられた比翼部26と、その比翼部26に設けられた比翼ポケット27とを有している(後述する図6参照)。
比翼部26は、上前となる左側前身頃部23の端縁24bを二重にし、ボタン16b及びボタンホール17bの存在を外側から感じさせることがないように形成されている。具体的には、左側前身頃部23と、端縁24bの裏面側に設けられた見返し部18との間に2枚の比翼布19a,19bを挟みこんだ状態で左側前身頃部23及び見返し部18と一体に縫い付けることにより、外側にボタン16b及びボタンホール17bによる膨らみが目立たないように形成している(後述する図6参照)。
比翼ポケット27は、後述するように、比翼部26において端縁24bに沿って平行に形成された開口部27a(図1参照)と、開口部27aから端縁24bに沿う方向Aと交差する方向Bに向かって形成された収容空間Sとを有している。
図2及び図3に示すように、袖部14aは、右側前身頃部22の袖ぐり22e及び後身頃部13の袖ぐり13eに取り付けられ、袖部14bは、左側前身頃部23の袖ぐり23e及び後身頃部13の袖ぐり13fに取り付けられている。袖部14a,14bは、着用者の肩近傍に位置する袖山部41a,41bと、着用者の手首近傍に位置する袖口部42a,42bとをそれぞれ有している。
襟部15は、後身頃部13の上端13aから袖山部41aを通って右側前身頃部22の上端22aまで、及び、後身頃部13の上端13aから袖山部41bを通って左側前身頃部23の上端23aまで設けられている。
上述した上半身用衣類1は、図3及び図4に示すように、左側前身頃部23と後身頃部13との間に設けられた脇紐31aと右側前身頃部22の端縁24aに設けられた前紐32aとを有している。また、右側前身頃部22と後身頃部13との間に設けられた脇紐31bと左側前身頃部23の端縁24bに設けられた前紐32bとを有している。
そして、脇紐31aと前紐32a、脇紐31bと前紐32bとをそれぞれ結ぶことにより、右側前身頃部22と左側前身頃部23とがずれて着用者の襟元や胸元が開く等、肌蹴るのを防止する。
[比翼ポケットの構成]
次に、図4乃至図6を参照して、上述したように構成された上半身用衣類1の比翼ポケット27について説明する。図5は、図4に示す比翼部26の設けられた比翼ポケット27の拡大図であり、図5(a)は、図4に示す見返し部18側から見た比翼ポケット27の拡大図であり、図5(b)は、図4に示す左側前身頃部23側から見た比翼ポケット27の拡大図である。図6は、図4に示す比翼ポケット27の開口部27aを開いた状態で示す部分拡大斜視図である。
図4及び図6に示すように、比翼ポケット27は、左側前身頃部23の端縁24bに沿って平行に形成された開口部27aと、端縁24bに沿う方向Aと交差する方向Bに向かって開口部27aから形成された収容空間Sとを有している。
開口部27aは、着用者の胸部に相当する左側前身頃部23の端縁24bに形成されている。換言すると、右側前身頃部22の端縁24aと左側前身頃部23の端縁24bとの交点Cから所定の長さD(図2参照)だけ下方の位置に所定の開口幅Eを持つ開口部27aが形成されている。ここで、所定の長さDは、約7cm以上19cm以下であることが好ましく、例えば、上半身用衣類1がSSサイズの場合は約10cm、9Lサイズの場合は約16cmであることが好ましい。
また、図5(a)に示すように、開口部27a(図6参照)の左側前身頃部23の端縁24bに沿う長さである開口幅Eは、開口部27aから収容空間Sに収容された収容物を容易に取り出すことが可能な長さであり、成人の手の幅より長いことが好ましい。一方で、収容空間Sに大きい収容物が収容されないようにするため、長さEは、上半身用衣類1のサイズがSSサイズから9Lサイズまで共通して約10cm以上16cm以下であることが好ましく、特に、約14cmであることが好ましい。
図5(a)及び図5(b)に示すように、比翼ポケット27は、左側前身頃部23と、端縁24bの裏面側に設けられた見返し部18との間に設けられた2枚の比翼布19a,19bを挟みこんだ状態で左側前身頃部23及び見返し部18と一体に縫い付けることにより、収容物を収容する収容空間Sを形成している。具体的には、比翼布19a,19bが左側前身頃部23の端縁24bに沿う方向Aに交差する方向B(図4参照)に端縁24bから延びるように設けられることにより収容空間Sが形成されている。
また、比翼ポケット27は、湾曲した側部27b,27cを備えることにより、開口部27aから底部27dにかけて湾曲した収容空間Sを有している。具体的には、側部27bは、直線部分29aと曲線部分29bとを有し、側部27cは、曲直線部分29cと曲線部分29dと、側部27b,27cの間に位置する底部27dとを有している。
収容空間Sの湾曲形状は、着用者の手を開口部27aから挿入した際、手が概略水平から概略垂直に下降するように湾曲した形状であることが好ましく、より具体的には、開口部27aから着用者の胸骨近傍で下降し、底部27dが着用者の鳩尾近傍に位置するように湾曲している形状が好ましい。このため、側部27bの曲線部分29bの半径Fの大きさは、約8cm以上15cm以下であることが好ましく、例えば、上半身用衣類1がSSサイズの場合は約12cm、9Lサイズの場合は約12.5cmであることが好ましい。また、側部27cの曲線部分29dの半径Gの大きさは、約6cm以上12cm以下であることが好ましく、例えば、上半身用衣類1がSSサイズの場合は約9.2cm、9Lサイズの場合は約8.7cmであることが好ましい。特に半径Gの大きさは、上半身用衣類1のサイズが小さいほど半径Gの大きさを大きく、サイズが大きいほど半径Gの大きさを小さくすることが好ましい。すなわち、上半身用衣類1のサイズが異なると見返し部18の幅が異なるため、上半身用衣類1のサイズが小さいほど端縁24bの傾斜を急にし、サイズが大きいほど端縁24bの傾斜を緩やかにすることにより、着用者の体型によって曲線部分29dの位置が異ならないようにしている。
なお、側部27bと側部27cとが概略並行となる部分の幅Hは、上半身用衣類1のサイズがSSサイズから9Lサイズまで共通して約10cm以上16cm以下であることが好ましく、特に約13cmであることが好ましい。また、幅Hに直交する高さIの長さは、上半身用衣類1のサイズがSSサイズから9Lサイズまで共通して約22cm以上28cm以下であることが好ましく、約23.5cmであることが好ましい。
そして、比翼ポケット27は、比翼部26にのみ縫着されている。具体的には、図5(b)に示すように、2枚の比翼布19a,19bの全体は、左側前身頃部23には縫着されておらず、側部27bと見返し部18との縫着部20aと、側部27cと見返し部18との縫着部20bの2箇所で縫着されている。
また、図4に示すように、比翼ポケット27は、見返し部18の端縁24bに沿う最縁18axに対して、比翼布19aの開口部27aを形成する最縁19axが縫い付けられている。このため、外側から比翼ポケット27の開口部27aが認識し難く、比翼ポケット27を上半身用衣類1における隠しポケットとすることができる。
さらに、比翼ポケット27は、左側前身頃部23の端縁24bに沿う最縁24bxに対して、比翼布19bの開口部27aを形成する最縁19bxが縫い付けられている(図2参照)。このため、端縁24b及び見返し部18にボールペンなどのペン類を差し込むことが可能である。また、上述したように、開口部27aが左側前身頃部23の端縁24bに沿って平行に形成されているため、着用者が体を前に倒した時に差し込んだペン類が落下し難い。
そして、上述したように、比翼ポケット27は比翼部26に設けられているため、図6に示すように、ボタン16bをボタンホール17bに挿入して掛け止めた状態で収容空間Sに収容物を出し入れすることができる。
<作用効果>
以上のような上半身用衣類1は、上半身の正面側を覆う前身頃部12と、上半身の背面側を覆う後身頃部13とを備える上半身用衣類1であって、前身頃部12は、正面右側を覆う右側前身頃部22と、正面左側を覆う左側前身頃部23と、右側前身頃部22又は左側前身頃部23の端縁24a,24bが二重に仕立てられた比翼部26と、比翼部26において端縁24a,24bに沿って概略平行に形成された開口部27a、及び、端縁24a,24bに沿う方向Aと交差する方向Bに向かって開口部27aから収容空間Sが形成された比翼ポケット27とを備える。
従来のポケットは、上端が上方に開口しているため、着用者が体を前に倒した時にポケット内の収容物が落下するおそれがある。しかしながら、上述した比翼ポケット27は、開口部27aが端縁24bに沿って概略平行に形成されているため、収容空間S内の収容物を落下し難くすることができる。すなわち、比翼ポケット27の開口部27aは、上方に開口しておらず、概略水平方向に開口しているため、着用者が体を前に倒した時でも収容物が落下し難くすることができる。
また、開口部27aが二重に仕立てられた比翼部26の端縁24bに形成されており、端縁24bに沿う方向Aと交差する方向Bに向かって開口部27aから収容空間Sが形成されている。このため、上半身用衣類1にポケットが設けられていることが外側から分かり難くすることができる。従って、収容物が落下し難く、かつ、ポケットの存在を感じさせることのない比翼ポケット27を備える上半身用衣類1を提供することができる。
さらに、上半身用衣類1の比翼ポケット27は、開口部27aから底部27dにかけて収容空間Sが湾曲しているため、収容空間S内の収容物を落下し難くすることができる。また、収容空間Sは、開口部27aから着用者の胸骨近傍で下降し、底部27dが着用者の鳩尾近傍に位置するように湾曲した形状であるため、特に着用者が女性の場合、手が胸に触れることなく収容物を出し入れすることができる。さらに、底部27dが着用者の鳩尾近傍に位置することにより、収容空間Sの収容物による膨らみが外側から目立たなくすることができる。
また、上半身用衣類1の比翼ポケット27は、着用者の胸部に相当する右側前身頃部22又は左側前身頃部23の端縁24a,24bに開口部27aが形成されている。具体的には、右側前身頃部22の端縁24aと左側前身頃部23の端縁24bとの交点Cから所定の長さDだけ下方の位置に開口部27aが形成されている。このように、交点Cから所定の長さDだけ下方の位置に開口部27aを形成することにより、開口部27aの位置を着用者の手を挿入し易い位置にすることができる。
さらに、上半身用衣類1の比翼ポケット27は、比翼部26にのみ縫着されている。具体的には、2枚の比翼布19a,19bは、左側前身頃部23には縫着されていないため、縫い目が左側前身頃部23に現れない。このため、上半身用衣類1にポケットが設けられていることが外側から分かり難く、比翼ポケット27が上半身用衣類1における隠しポケットとすることができる。
また、比翼ポケット27は、縫着部20aと縫着部20bとの2箇所で見返し部18に縫着されているため、前身頃部に縫着されているポケットよりも収容空間Sを裏返し易くなり、比翼ポケット27の底部27dに溜まった塵埃や小物等を取り出し易くすることができる。
[他の実施の形態]
なお、上述した実施の形態においては、上半身用衣類1は、はっぴ型である場合について説明したが、上半身用衣類はシャツ型等の他の型であってもよい。
また、上述した実施の形態においては、左側前身頃部23の端縁24bが二重に仕立てている場合について説明したが、右側前身頃部22の端縁24aが二重に仕立てられていてもよい。
さらに、上述した実施の形態においては、比翼ポケット27は左側前身頃部23の端縁24bに設けられている場合について説明したが、右側前身頃部22の端縁24aに設けられていてもよい。
また、上述した実施の形態においては、開口部27aの左側前身頃部23の端縁24bに沿う長さEは、約10cm以上16cm以下である場合について説明したが、開口部27aの長さEは適宜変更が可能である。例えば、飲食店で使用する客のオーダを受け付ける機器が入る大きさに基づいて長さEを設定してもよい。
さらに、上述した実施の形態においては、収容空間Sの湾曲形状は、着用者の手を開口部27aから挿入した際、手が概略水平から概略垂直に下降するように湾曲した形状、より具体的には、開口部27aから着用者の胸骨近傍で下降し、底部27dが着用者の鳩尾近傍に位置するように湾曲している形状である場合について説明したが、湾曲形状は適宜変更が可能である。例えば、飲食店で使用する客のオーダを受け付ける機器が収容空間Sに収容可能な大きさに基づいて湾曲形状を設定してもよい。詳細には、縦長の機器が開口部27aへ概略水平に挿入され、さらに挿入されると概略垂直に下降し、収容空間S内に機器が縦に収容可能に湾曲形状を設定してもよい。
また、上述した実施の形態においては、側部27bの曲線部分29bの半径Fの大きさと、側部27cの曲線部分29dの半径Gの大きさが異なる場合について説明したが、同じ大きさであってもよい。
また、上述した実施の形態においては、比翼ポケット27は、見返し部18に縫着部20a,20bの2箇所で縫着されている場合について説明したが、縫着されている数は適宜変更が可能である。しかしながら、着用者の動きによって比翼ポケット27が前後及び左右に移動するのを抑制するため、比翼ポケット27は、1以上の箇所で見返し部18に縫着されていることが好ましい。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に係る上半身用衣類1に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果の少なくとも一部を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせてもよい。例えば、上記実施の形態における各構成要素の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的使用態様によって適宜変更され得る。
1 上半身用衣類
12 前身頃部
13 後身頃部
14a 袖部
14b 袖部
15 襟部
16a ボタン
16b ボタン
17a ボタンホール
17b ボタンホール
18 見返し部
19a 比翼布
19b 比翼布
20a 縫着部
20b 縫着部
22 右側前身頃部
23 左側前身頃部
24a 端縁
24b 端縁
26 比翼部
27 比翼ポケット
27a 開口部

Claims (4)

  1. 上半身の正面側を覆う前身頃部と、上半身の背面側を覆う後身頃部とを備えるはっぴ型の上半身用衣類であって、
    前記前身頃部は、
    正面右側を覆う右側前身頃部と、
    正面左側を覆う左側前身頃部と、
    前記右側前身頃部又は前記左側前身頃部のうち一方の前身頃部の端縁が二重に仕立てられた比翼部と、
    前記比翼部において前記端縁に沿って概略平行に形成された開口部、及び、前記端縁に沿う方向と交差する方向に向かって当該開口部から収容空間が形成された比翼ポケットと
    を備え
    前記前身頃部は、着用者の前面において、胸部から前記前身頃部の下端にかけて前記一方の前身頃部とは異なる他方の前身頃部の端縁の上に前記一方の前身頃部の端縁が重なり合う部分である打ち合わせ部と、前記一方の前身頃部の端縁と前記他方の前身頃部の端縁との交点近傍において、前記一方の前身頃部の端縁と前記他方の前身頃部の端縁との重なり状態を維持する第1のボタンと、前記比翼部において、前記一方の前身頃部の端縁と前記他方の前身頃部の端縁との重なり状態を維持する第2のボタンとを有し、
    前記比翼ポケットは、前記一方の前身頃部の端縁と、当該一方の前身頃部の端縁の裏面側に設けられた見返し部との間に2枚の比翼布を挟みこんだ状態で前記一方の前身頃部の端縁及び前記見返し部と一体に接続されており、
    前記比翼ポケットの開口部は、前記交点から7cm以上19cm以下だけ下方の位置で、前記一方の前身頃部の端縁に沿う最縁及び前記見返し部の端縁に沿う最縁に前記2枚の比翼布の最縁が接続されることにより形成されており、
    前記比翼ポケットの前記収容空間は、着用者の手を前記開口部から挿入した際、概略水平から着用者の胸骨近傍で概略垂直に下降するように湾曲し、底部が着用者の鳩尾近傍に位置する形状を有する
    ことを特徴とする比翼ポケットを備える上半身用衣類。
  2. 前記一方の前身頃部の端縁は、前記交点から前記他方の前身頃部側へ湾曲した後に下端へ概略垂直に下降する形状を有している
    ことを特徴とする請求項1記載の比翼ポケットを備える上半身用衣類。
  3. 前記比翼ポケットは、着用者の胸部に相当する前記右側前身頃部又は前記左側前身頃部の端縁に前記開口部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の比翼ポケットを備える上半身用衣類。
  4. 前記比翼ポケットは、前記比翼部にのみ縫着されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の比翼ポケットを備える上半身用衣類。
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