JP3186099U - ポケット口の閉止構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣類のポケット口のポケット布に工夫を凝らすことで、ポケットに投入した収納物の落下を防止できるポケット口の閉止構造を提供する。
【解決手段】内外2枚のポケット布pi,poの端縁部をポケット内方に折り返し、2枚の折り返された部分16,19をポケット口1の幅方向の途中の右側と左側とで反対方向の上側に向けてねじる。外側に位置するポケット布poの上側に向けてねじり起された部分16を、内側に位置するポケット布piの折り返された部分19に重ね合わせ、その部分を縫合する。また、内側に位置するポケット布piの上側に向けてねじり起された部分19を、外側に位置するポケット布poの折り返された部分16に重ね合わせ、その部分を縫合する。折り返された部分16,19と上側に向けてねじって起された部分16,19とでポケット口1が閉止され、ポケットPに投入した収納物がポケット口1からの落下するのを防止することができる。
【選択図】図8

Description

本考案は、携帯電話やスマートフォンを含む各種の収納物を収納することができるポケットのポケット口閉止構造に関するものである。
近年、携帯電話やスマートフォンが広く普及し、外出する際には必ず持ち歩く習慣が身に付いている。この携帯電話やスマートフォンを含む各種の収納物を携行するに当って、通常、バッグを持っている場合にはその中に、また、上衣やシャツを着用している場合にはそのポケット内に収納している場合が多い。なお、これら以外の場合には、ズボンやスラックスを含む各種のボトムスのポケットに収納しているものと思われる。
上衣やシャツその他の衣類のポケットに前記収納物を収納した場合には、前かがみになるとポケット口から収納物が滑り落ちやすい。そこで、ポケット口にボタンやファスナーを取り付けてそれを防止するのが最も一般的である。
また、このような手法とは異なり、ポケット口の上部に袋状の布を左右両側に配置し、収納物を左右上部コーナー部分において押えるようにしたもの(例えば、特許文献1)や、衣類の表布の表面にポケット布を縫着し、そのポケット口内において前記ポケット布に略逆三角形状又は略四角形状の蓋布を縫合させたもの(例えば、特許文献2)などが提案されている。
実願昭56−122228号(実開昭58−027320号)のマイクロフィルム(特に、実用新案登録請求の範囲、第3図)
登録実用新案第3177327号公報(特に、請求項2、図2)
ここに例示した先行技術は、要するに、ポケット口付近に袋状の布や略逆三角形状又は略四角形状の蓋布を設け、ポケットに投入した収納物をポケット上部のコーナー部分において押えることにより、収納物がポケットから落下するのを防止するものである。
このような場合には、ポケット口付近において袋状の布や蓋布を縫合しなければならないので、それだけ手間を要するのみならず、材料費も多く掛かることになる。
本考案は、このような欠点を解消することを目的とするもので、ポケット口のポケット布に工夫を凝らすことによって、従来のような袋状の布や蓋布を必要とすることなく、ポケットに投入した収納物がポケットから落下するのを防止することができるようにしたものである。
本考案では、ポケット布端縁部をポケット内方に折り返すとともに、折り返された部分をポケット口の幅方向の途中でねじってある。
このようにした場合には、ポケット内方のねじられた部分が袋状になり、この袋状の部分でポケットに投入した収納物のコーナー部分を覆うことができるので、極めて簡単な構成で当該収納物がポケット口から落下するのを防止することができる。
ポケットが内外2枚のポケット布で形成されている場合において、内外2枚のポケット布端縁部をポケット内方に折り返すとともに、2枚の折り返された部分をポケット口の幅方向の途中の右側と左側とで反対方向にねじって、2枚の反対方向にねじられた部分でポケット口を閉止し得るようにするのが良い。
このようにした場合には、ポケット内方の2枚の反対方向にねじられた部分が左右とも袋状になり、左右2つの袋状の部分でポケットに投入した収納物の少なくとも一方のコーナー部分を覆うことができるので、ポケットに投入した収納物がポケット口から落下するのをより一層防止することができる。
ねじって起された部分において、ポケット口の外側を幅方向に一定幅縫合してポケット口を小さくしておくと良い。
このようにした場合には、ポケット口の外側を幅方向に一定幅縫合した分だけポケット口が小さくなり、袋状になっている部分でポケットに投入した収納物のコーナー部分を確実に覆うことができるので、当該収納物がポケット口から落下するのをさらに防止することができる。
ポケット布の下側を内側に折り返して袋状とし、その下縁から一定高さ隔てた折り返し端縁を、衣類の表布に横方向に縫着しておくと良い。
このようにした場合には、袋状になっているポケットの裾部分はふらし(縫合されていない状態)となっており、ポケットに投入した収納物の下部をふらしとなっている袋状部分に納めることができるので、当該収納物がポケット口から落下するのをより一層防止することができる。
ポケット口から投入した収納物を受け止める受底部を有し、この受底部に通じる取出口を衣類の表布との間に設けておくと良い。
このようにした場合には、ポケット口から投入した収納物を受底部で受け止めることができ、この受底部に通じる取出口から手指を差し込むことにより、受底部で受け止められている収納物を極めて簡単に取出口から取り出すことができる。
ポケット口が上向きではなく、横向きあるいは斜めを向いていても良い。ポケット口が上向きの場合において前かがみになると、ポケットに投入した収納物がポケット口から滑り落ちるという不安を抱く場合があるが、ポケット口が横向きあるいは斜めを向いている場合には、そのような不安が一切なく、安心してポケットに収納物を投入することができる。特に、ズボンやスラックスのようなボトムスのポケットに、あるいは、ジャケットやブルゾンのように斜めを向いているポケットにこの考案を適用すると、上記効果はより顕著である。
請求項1記載の考案によれば、ポケット内方のねじられた部分が袋状になり、この袋状の部分でポケットに投入した収納物のコーナー部分を覆うことができるので、極めて簡単な構成で当該収納物がポケット口から落下するのを防止することができる。
請求項2記載の考案によれば、ポケット内方の2枚の反対方向にねじられた部分が左右とも袋状になり、左右2つの袋状の部分でポケットに投入した収納物の少なくとも一方のコーナー部分を覆うことができるので、ポケットに投入した収納物がポケット口から落下するのをより一層防止することができる。
請求項3記載の考案によれば、ポケット口の外側を幅方向に一定幅縫合した分だけポケット口が小さくなり、袋状になっている部分でポケットに投入した収納物のコーナー部分を確実に覆うことができるので、当該収納物がポケット口から落下するのをさらに防止することができる。
請求項4記載の考案によれば、袋状になっているポケットの裾部分はふらし(縫合されていない状態)となっており、ポケットに投入した収納物の下部をふらしとなっている袋状部分に納めることができるので、当該収納物がポケット口から落下するのをより一層防止することができる。
請求項5記載の考案によれば、ポケット口から投入した収納物を受底部で受け止めることができ、この受底部に通じる取出口から手指を差し込むことにより、受底部で受け止められている収納物を極めて簡単に取出口から取り出すことができる。
請求項6記載の考案によれば、ポケット口が横向きあるいは斜めを向いているから、ポケットに投入した収納物がポケット口から滑り落ちるという不安が一切なく、安心してポケットに収納物を投入することができる。特に、ズボンやスラックスのようなボトムスのポケットに、あるいは、ジャケットやブルゾンのように斜めを向いているポケットにこの考案を適用すると、上記効果はより顕著である。
本考案によるポケット口の閉止構造を、ポケット口が上側にあるシャツに適用した一例を示す正面図で、合わせてその一部を拡大して示す。 図1のA−A線に沿う断面図で、(a)はポケットに収納物が入っていない場合を、(b)は収納物が入っている場合を示す。 図1に示すポケットと底が異なり、ポケット口に相当するポケット布の上端縁部を一定高さポケット内方に折り返した点では図1に示すポケットと共通するポケットのポケット布のみを示す背面図で、(a)はポケット布の下側を内側に折り返して袋状とした状態を、(b)はポケット布上端縁部をポケット内方に折り返した状態を、(c)は上側の折り返した部分をポケット口の幅方向の途中でねじった状態を示す。 図3に示すポケット布を用い、その下縁から一定高さ隔てた折り返し端縁を、シャツの表布に横方向に縫着した形式のポケットの断面図で、(a)はポケットに収納物が入っていない場合を、(b)は収納物が入っている場合を示す。 図2、図4に示すポケットとはさらに異なり、ポケット口から投入した収納物を受け止める受底部を有し、この受底部に通じる取出口を衣類の表布との間に設けた形式のポケットの断面図である。 図1に示すポケット口の閉止構造とは異なる別のポケット口の閉止構造の一例を示す正面図で、(a)は外側に位置するポケット布を、(b)は内側に位置するポケット布をそれぞれ示し、(a)、(b)に示す内外2枚のポケット布の上端縁部をポケット内方に折り返すとともに、2枚の折り返された部分をポケット口の幅方向の途中の右側と左側とで反対方向にねじった状態を示す。 図6に示すポケット口の閉止構造の断面図である。 図1、図6に示すポケット口の閉止構造とはさらに異なる別のポケット口の閉止構造の一例を示す正面図で、(a)は外側に位置するポケット布を、(b)は内側に位置するポケット布をそれぞれ示し、(a)、(b)に示す内外2枚のポケット布の上端縁部をポケット内方に折り返すとともに、2枚の折り返された部分をポケット口の幅方向の途中の右側と左側とで反対方向にねじった状態を示す。 図8に示すポケット口の閉止構造の断面図で、収納物が入っている場合を示す。 ポケット口が上向きではなく、横向きである場合のポケット口の閉止構造の一例を示す正面図である。
本考案によるポケット口の閉止構造をシャツに適用した場合を例に挙げて、本考案を詳細に説明する。図1には、本考案によるポケット口の閉止構造を有するシャツSと、その一部が拡大して示されている。図1に示すポケットPは、ポケット口1が上側にある最も一般的な形式のものである。
この形式のポケットPにおいては、ポケット布pの左右の端縁部がいずれも同じ幅だけ内側に折り返されるとともに、ポケット口1に相当するポケット布pの上端縁部を一定高さ内側に折り返す。この折り返しの高さはポケット布pの左右の端縁部が折り返された幅よりも大きくしてある。そして、一定高さ内側に折り返した部分3をポケット口1の幅方向の途中で上側に向けてねじるとともに、ねじられた左右の端縁部分と前記左右の端縁部を内側に折り返した部分とポケット布pの下端縁部分とを、図1において符号2で示すようにシャツSの表布sに縫合してある。なお、ねじられた点を、図1において符号aで示す。
このようにすると、上側に向けてねじって起された部分3でポケット口1を閉止することができるとともに、ポケット布pの上端縁部を内側に折り返した部分3で、ポケットPに投入した収納物Bの片方(図1の右側)のコーナー部分を覆うことができるので、極めて簡単な構成で当該収納物Bがポケット口1から落下するのを防止することができる。
そして、図1において符号4で示すように、上側に向けてねじって起こされた部分3を、ポケット口1の幅方向に一定幅だけシャツSの表布sに縫合する。
このようにした場合には、シャツSの表布sに縫合した分だけポケット口1が小さくなり、袋状になっている部分5でポケットPに投入した収納物Bのコーナー部分を確実に覆うことができるので、当該収納物Bがポケット口1から落下するのをさらに防止することができる。
一方、図3では、図1に示す場合とは異なってポケット布pの下側においても、図1においてその上端縁部を一定高さ内側に折り返したのと同様に一定高さ内側に折り返して袋状6としてある。この袋状6とした状態で、ポケット布pの左右両端縁を、図1において符号2で示す場合と同様に、表布sに縫合する。
そして、ポケット布pの下側を内側に折り返して袋状6し、その下縁から一定高さ隔てた折り返し端縁を、図4において符号7で示すように、シャツSの表布sに横方向に縫着してある。
この場合には、ポケット布pの下側を内側に折り返して袋状とした部分6は、表布sに縫合されていない。すなわち、袋状になっているポケットPの裾部分はふらし(縫合されていない状態)となっている。
このようにした場合には、袋状になっているポケットPの裾部分はふらし(縫合されていない状態)となっており、ポケットPに投入した収納物Bの下部をふらしとなっている袋状部分6に納めることができるので、当該収納物Bがポケット口1から落下するのをより一層防止することができる。
なお、図3に示すポケット布pは図1に示すポケットPの場合と底が異なっている。ただし、ポケット口1に相当するポケット布pの上端縁部を一定高さ内側に折り返した点では図1に示すポケットPと共通しており、上側に向けてねじって起された部分3は、図3(c)では右側に現れる。そして、このポケット布pを上側に向けてねじって起こされた部分3が図1の左側に現れるようにシャツSの表布sに縫合する。
図1に示す形式のポケットのように、ポケット口1を除いたポケット布pの他の3つの端縁部を衣類(シャツS)の表布sに縫合した最も一般的な形式のポケットに、本考案を適用できるほか、図3に示すように、ポケット布pの下側を内側に折り返して袋状とした部分6を有するポケットにも、本考案を適用できる。
また、図5に示すように、ポケット口1から投入した収納物Bを受け止める受底部8を有し、この受底部8に通じる取出口9を衣類(シャツS)の表布sとの間に設けたポケットにも本考案を適用できる。
この形式のポケットに本考案を適用した場合には、ポケット口1から投入した収納物Bを受底部8で受け止めることができ、この受底部8に通じる取出口9から手指を差し込むことにより、受底部8で受け止められている収納物Bを取出口9から極めて簡単に取り出すことができる。
図1には、1枚のポケット布pを用いたポケット口の閉止構造の一例を示すが、これとは異なる別のポケット口の閉止構造にも、本考案を適用できる。図6は、2枚のポケット布を用いたポケット口の閉止構造の一例を示す。同図(a)は外側に位置するポケット布poを、同図(b)は内側に位置するポケット布piをそれぞれ示す。この場合においては、図6(a)に示すように、外側に位置するポケット布poの上端縁部をポケット内方に折り返すとともに、折り返された部分10をポケット口1の幅方向の途中で上側に向けてねじる。なお、ねじった点を、図1の場合と同様に符号aで示す。
そして、図6(a)において符号11で示すように、ねじって起された部分10をポケット口1の幅方向に一定幅だけシャツSの表布sに縫合する。
このようにした場合には、シャツSの表布sに縫合した分だけポケット口1が小さくなり、袋状になっている部分12でポケットPに投入した収納物Bのコーナー部分を確実に覆うことができるので、当該収納物Bがポケット口1から落下するのをさらに防止することができる。
一方、図6(b)に示すように、外側に位置するポケット布poの内側で向かい合うとともに、シャツSの表布sに近い側に位置する内側のポケット布piの上端縁部を、外側に位置するポケット布po上端縁部の折り返された側に、すなわちポケット内方に折り返し、この折り返された部分13をポケット口1の幅方向の途中で上側に向けてねじる。
そして、図6(b)において符号14で示すように、上側に向けてねじって起された部分13をポケット口1の幅方向に一定幅だけシャツSの表布sに縫合する。
このようにした場合には、シャツSの表布sに縫合した分だけポケット口1が小さくなり、袋状になっている部分15でポケットPに投入した収納物Bのコーナー部分を確実に覆うことができるので、当該収納物Bがポケット口1から落下するのをさらに防止することができる。
特に、外側と内側の2枚のポケット布poとpiの上縁部の折り返された部分10,13において、その一方においては、上側に向けてねじって起された部分10が図6(a)の右側に現れるように、もう一方においては、上側に向けてねじって起された部分13が図6(b)の左側に現れるようにすれば、ポケット口1の左右両側において、外側と内側の2枚のポケット布poとpiの上縁部の折り返された部分10,13と、ポケット口1の幅方向の途中の左側と右側とで反対方向の上側に向けてねじって起された部分10,13とで、ポケット口1を閉止することができる。したがって、ポケットPに投入した収納物Bがポケット口1から落下するのをさらに防止することができる。
また、図8に、図1および図6に示すポケット口の閉止構造とはさらに異なる別のポケット口の閉止構造の一例を示す。同図(a)は外側に位置するポケット布を、同図(b)は内側に位置するポケット布をそれぞれ示す。この場合においても、外側に位置するポケット布poと内側に位置するポケット布piの2枚のポケット布の上端縁部を、ポケット内方にそれぞれ折り返すとともに、2枚の折り返された部分を同図(a)の左側と同図(b)の右側に示すように、ポケット口1の幅方向の途中の左側と右側とで反対方向の上側に向けてねじってある。
すなわち、外側と内側の2枚のポケット布poとpiの上端縁部の折り返された部分16,19において、その一方においては、上側に向けてねじって起された部分16が図8(a)の左側に現れるように、もう一方においては、上側に向けてねじって起された部分19が図8(b)の右側に現れるようにしてある。そして、図8(a)、(b)において符号17で示すように、外側に位置するポケット布poの上側に向けてねじって起された部分16を、内側に位置するポケット布piの折り返された部分19に重ね合わせ、その部分においてポケット口1の幅方向に一定幅だけ縫合する。また、図8(a)、(b)において符号20で示すように、内側に位置するポケット布piの上側に向けてねじって起された部分19を、外側に位置するポケット布poの折り返された部分16に重ね合わせ、その部分においてポケット口1の幅方向に一定幅だけ縫合する。
すると、ポケット口1の左右両側において、外側と内側の2枚のポケット布poとpiの上端縁部の折り返された部分16,19と、上側に向けてねじって起された部分16,19とでポケット口1を閉止することができる。したがって、ポケットPに投入した収納物Bがポケット口1から落下するのを防止することができる。
また、同図(a)、(b)における符号17,20による縫合分だけポケット口1が小さくなり、袋状になっている部分18,21でポケットPに投入した収納物Bのコーナー部分を確実に覆うことができるので、当該収納物Bがポケット口1から落下するのをさらに防止することができる。
なお、図8には表さないが、外側と内側の2枚のポケット布poとpiを用い、外側のポケット布poの下側を一定高さ裏側に〔衣類(シャツS)の表布s側に〕折り返すことにより図5に示す受底部8を形成し、この受底部8に通じる取出口9を衣類(シャツS)の表布sとの間に設けた場合にあっては、内側のポケット布piの下端縁近くにおいて外側のポケット布poと内側のポケット布piとを幅方向に一定幅縫着しておけば、外側のポケット布poの下側を一定高さ裏側に〔衣類(シャツS)の表布s側に〕折り返した部分が、内側のポケット布piの下端縁の内側に戻りやすいので、この部分で前記受底部8に通じる通路を確実に閉鎖することができるようになり、受底部8で受け止められた収納物Bが前記通路を経て取出口9から滑り落ちるのをより一層防止することができる。
図6、図8に示すように、ポケットPが内外2枚のポケット布pi,poで形成されている場合には、少なくとも外側に位置するポケット布poにシャツSの表布sと同じ生地を用いるのが好ましい。このようにした場合には、ポケットPおよびシャツS全体の体裁が良くなる。
また、図6、図8に示すように、ポケットPが内外2枚のポケット布pi,poで形成されている場合には、少なくとも外側に位置するポケット布poの方が内側に位置するポケット布piよりもポケットの底からの長さ(高さ)が大きくなるようにしておくことが好ましい。このようにした場合には、内側に位置するポケット布piの上端縁部がポケット口1から見えにくくなるので、体裁が良い。
一方、ここまでの説明では、本考案によるポケット口の閉止構造を、ポケット口1が上側にある場合について説明したが、この閉止構造をポケット口1が横向きの図10のポケットの場合にも適用できる。すなわち、図10に示すように、図1に示す場合と同様の1枚のポケット布p’を用いてポケット口1が横向きとなるようにポケット布p’をシャツSの表布sに縫合し、この横向きのポケット口1において、図1に示す場合と同様の閉止構造を有するものとする。なお、図10における各符号は、図1における符号をそのまま用いることとする。
また、図示はしないが、ジャケットやブルゾンのように斜めを向いている脇ポケットにも適用できる。
このようにした場合には、ポケット口1が横向きあるいは斜めを向いているから、ポケットPに投入した収納物Bがポケット口1から滑り落ちるという不安が一切なく、安心してポケットPに収納物Bを投入することができる。特に、ズボンやスラックスのようなボトムスのポケットに、あるいは、ジャケットやブルゾンのように斜めを向いている脇ポケットにこの考案を適用すると、上記効果はより顕著である。
また、図示はしないが、図6、図8に示すポケット口の閉止構造を、すなわち、2枚のポケット布poとpiを用いたポケット口の閉止構造を、ポケット口1が横向きの場合にも適用することができる。
以上説明したように、本考案の特徴とするところは、ポケット布端縁部をポケット内方に折り返すとともに、折り返された部分をポケット口の幅方向の途中でねじる点にあり、このようにねじることによってポケット口1から収納物Bを投入する場合はその部分が開いてねじられた部分から収納物Bがポケット内にスムーズに投入されるようにするとともに、収納物Bが通過するとポケット内方のねじられた部分に形成される袋状の部分で、ポケット内に投入された収納物Bを受け止めてポケット口から落下するのを防止することができるようにしたものである。
ここに示す例は本考案を実施するための形態の一例であって、本考案の実施に際して、各部の形状は図示した態様の場合のみに限定されるものではなく、本考案の要旨に沿って種々の設計変更が可能である。
本考案は通常のシャツのほか、上衣やブルゾン、ブラウスその他各種の衣類やズボン、スラックスのようなボトムスのポケットに、また、これらのものの様々な形態の内ポケットや外ポケットに広く適用することができる。
1…ポケット口、2…縫合、3…ポケット布の上端縁を内側に折り返した部分、3…ねじって起された部分、4…縫合、6…ポケット布の下側を内側に折り返して袋状とした部分、7…縫合、8…受底部、9…取出口、10…外側のポケット布の上端縁を内側に折り返した部分、10…ねじって起された部分、11…縫合、13…内側のポケット布の上端縁をポケット内方に折り返した部分、13…ねじって起された部分、14…縫合、16…外側のポケット布の上端縁を内側に折り返した部分、16…ねじって起された部分、17…縫合、19…内側のポケット布の上端縁をポケット内方に折り返した部分、19…ねじって起された部分、20…縫合、a…反転させてねじった点、S…シャツ、s…表布、P…ポケット、p,p’…ポケット布、po…外側に位置するポケット布、pi…内側に位置するポケット布、B…ポケットに投入した収納物。

Claims (6)

  1. ポケット布端縁部をポケット内方に折り返すとともに、折り返された部分をポケット口の幅方向の途中でねじったことを特徴とするポケット口の閉止構造。
  2. ポケットが内外2枚のポケット布で形成されている場合において、内外2枚のポケット布端縁部をポケット内方に折り返すとともに、2枚の折り返された部分をポケット口の幅方向の途中の右側と左側とで反対方向にねじって、2枚の反対方向にねじられた部分でポケット口を閉止し得るようにしたことを特徴とする請求項1記載のポケット口の閉止構造。
  3. ねじって起された部分において、ポケット口の外側を幅方向に一定幅縫合してポケット口を小さくしたことを特徴とする請求項1又は2記載のポケット口の閉止構造。
  4. ポケット布の下側を内側に折り返して袋状とし、その下縁から一定高さ隔てた折り返し端縁を、衣類の表布に横方向に縫着したことを特徴とする請求項1又は2記載のポケット口の閉止構造。
  5. ポケット口から投入した収納物を受け止める受底部を有し、この受底部に通じる取出口を衣類の表布との間に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポケット口の閉止構造。
  6. ポケット口が上向きではなく、横向きあるいは斜めを向いていることを特徴とする請求項1、2、3、5のいずれか1項に記載のポケット口の閉止構造。
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