JP6223921B2 - Rfid読取装置およびプログラム - Google Patents

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本発明の実施形態は、RFID読取装置およびプログラムに関する。
近年、衣料品店等の店舗において、店舗の運営者は、RFID(Radio Frequency Identification)リーダを用いて、商品に付されたIC(Integrated Circuit)タグに記憶された商品情報等を読み取り、店舗における商品の在庫状況等を管理している。
例えば、店舗の運営者は、ハンディタイプのRFIDリーダを棚に陳列されている商品に向けて、情報読取用の電波を放射する。電波を受信したICタグは、応答電波や商品情報をRFIDリーダに送信する。RFIDリーダは、ICタグからの応答電波や商品情報を受信する。
このようなRFIDリーダは、電波を放射している間に熱を発生することが知られている。発生した熱は、RFIDリーダ内に籠ると回路等に影響を与える。例えば、RFIDリーダは、送受信部に、SAW(Surface Acoustic Wave)フィルタを備えている。SAWフィルタは、RFIDリーダが発生させた放射電波から、所定の周波数以外の周波数の放射電波を吸収するフィルタである。そして、このSAWフィルタは、熱の影響でその特性を損なわれやすい。すなわち、このようなRFIDリーダは、長時間使用すると、発生した熱によって性能を低下させることがある。
そのため、従来は、RFIDリーダが発熱した場合、店舗の運営者は、当該RFIDリーダによるICタグの読取りを休止させて、RFIDリーダが放熱するのを待っていた。その間は、店舗の運営者は、RFIDリーダを使用して在庫状況等を把握することができなかった。
本発明が解決しようとする課題は、長時間使用しても温度上昇を低減することができるRFID読取装置およびプログラムを提供することである。
実施形態のRFID読取装置は、電波を放射する放射時間と電波の放射を休止する休止時間とを所定の割合として、ICタグに対して、前記電波の放射と放射休止を実行する電波放射手段と、前記電波放射手段に係る温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記休止時間を長くすることで前記休止時間の割合を増加させる割合制御手段と、前記電波放射手段が前記ICタグに対して電波を放射する放射周波数を決定するキャリアセンス制御手段と、を備え、前記休止時間は、前記キャリアセンス制御手段が前記放射周波数を決定するために要するキャリアセンス時間を含み、前記割合制御手段は、前記温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記キャリアセンス時間を長くすることで前記休止時間の割合を増加させる。
実施形態のRFID読取装置は、電波を放射する放射時間と電波の放射を休止する休止時間とを所定の割合として、ICタグに対して、前記電波の放射と放射休止を実行する電波放射手段と、前記電波放射手段に係る温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記休止時間の割合を増加させる割合制御手段と、を備え、前記電波放射手段は、前記放射時間の間に、電波の放射と当該放射に対する前記ICタグからの電波の受信を1スロットとして所定スロット数繰り返し実行し、前記割合制御手段は、前記温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記所定スロット数を減少させることで前記休止時間の割合を増加させる。
図1は、第1実施形態に係るRFID読取装置を側面から見た側面図である。 図2は、RFID読取装置を斜め正面から見た正面斜視図である。 図3は、RFID読取装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、ICタグのハードウェア構成を示すブロック図である。 図5は、RFID読取装置のメモリ部のメモリ構成の一部を示すメモリマップである。 図6は、RFID読取装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 図7は、RFID読取装置の制御処理の流れを示すフローチャートである。 図8−1は、RFID読取装置の電波放射と放射休止との時間的関係を示すタイミングチャートである。 図8−2は、RFID読取装置の電波放射と放射休止との時間的関係を示すタイミングチャートである。 図8−3は、RFID読取装置の電波放射と放射休止との時間的関係を示すタイミングチャートである。 図9は、第2実施形態に係るRFID読取装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 図10は、RFID読取装置の制御処理の流れを示すフローチャートである。 図11−1は、RFID読取装置の電波放射と放射休止との時間的関係を示すタイミングチャートである。 図11−2は、RFID読取装置の電波放射と放射休止との時間的関係を示すタイミングチャートである。
以下、図1〜図11を参照して、実施形態のRFID読取装置およびプログラムを詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、RFID読取装置としてハンディ型のRFIDリーダライタを用いて説明するが、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1実施形態)
まず、図1〜図8を用いて本発明の第1実施形態について説明する。図1および図2は、第1実施形態にかかるハンディ型RFIDリーダライタ(以下「RFIDリーダライタ」という)の外観を示す図である。
図1は、第1実施形態に係るRFIDリーダライタ1を側面から見た側面図である。図1において、RFIDリーダライタ1は、本体部2と、アンテナ部3と、グリップ部4とトリガースイッチ5とを備えている。アンテナ部3は、本体部2に対し前側に配置され、操作者が操作時に握るグリップ部4はアンテナ部3に対し後ろ側に配置される。アンテナ部3は、最前部に平面部36を有する。また、アンテナ部3は、内部にアンテナ33を内蔵する。アンテナ33は、平面部36と略並行に設けられている。
トリガースイッチ5はグリップ部4に組み込まれている。トリガースイッチ5は、アンテナ部3から電波の放射をオン/オフするためのスイッチである。操作者が、グリップ部4を握りながらトリガースイッチ5を操作すると、RFIDリーダライタ1は、アンテナ部3から電波を放射(オン)する。操作者がトリガースイッチ5の操作を解除すると、RFIDリーダライタ1は、アンテナ部3からの電波の放射を停止(オフ)する。
図2に示すように、本体部2の上面には、表示部21と操作部22がある。表示部21は、液晶パネルやLEDインジケータ等で構成され、RFIDリーダライタ1の動作状態や各種メニューや設定された内容等を表示する表示手段である。出力状態表示部21aは、表示部21の一部であり、アンテナ部3から放射される電波のパワーの大きさ等を操作者が視認できるようにするものである。また、操作部22は、入力用ボタンまたはタッチパネル等で構成され、RFIDリーダライタ1に対し各種入力を行うための入力手段となっている。アンテナ部3は、略四角形の平面形状に形成された平面パッチアンテナ33を内蔵している。アンテナ33は、アンテナ部3に設けられた平面部36に並行に設けられている。
次に、RFIDリーダライタ1の回路構成について説明する。本体部2に主制御用の制御部30が搭載される。制御部30は、図示しない制御主体となるCPU(Central Processing Unit)、同じく図示しない主にプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、同じく図示しないデータ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等によって構成される。
制御部30は、CPUがROMやメモリ31に記憶されRAMに展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。この制御部30に、上記表示部21および操作部22、さらにHDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性のメモリ31、無線部32が接続されている。また、制御部30には、トリガースイッチ5の出力(アナログ値)をA/D変換するA/Dコンバータ34も接続されている。制御部30は、トリガースイッチ5からオンの信号が入力されると、アンテナ33に、ICタグが応答し、ICタグに記憶された情報を収集するための電波を放射させる。なお、図示しないが、RFIDリーダライタ1は、各回路を駆動するための電池を内蔵している。
メモリ31は、制御プログラムおよび入力データの記憶用である。無線部32は、D/Aコンバータ32a、放射回路32b、受信回路32c、A/Dコンバータ32d、送受信切替器32e、温度センサ32fを備えている。D/Aコンバータ32aは、制御部30からの放射用データおよび制御用データをそれぞれ別系統でD/A変換し放射回路32bに供給する。
放射回路32bは、入力された放射用信号に対し所定の変調および出力パワーの調整を行い、変調された信号を、放射と受信を切り替える送受信切替器32eを介してアンテナ33に出力する。一方、アンテナ33で受信されたRFIDタグからの応答信号(応答電波)は、送受信切替器32eを介して受信回路32cに供給される。そして、受信回路32cは応答信号を復号し、復号された応答信号はA/Dコンバータ32dがA/D変換して制御部30に渡す。
温度センサ32fは、無線部32内の温度を検出する。温度センサ32fは、特にSAW(Surface Acoustic Wave)フィルタを備えた放射回路32bの温度と、受信回路32cの温度を中心に検出する。温度センサ32fは、検出した温度を制御部30に入力する。SAWフィルタとは、RFIDリーダが発生させた放射電波から、所定の周波数以外の周波数の放射電波を吸収して、放射させないためのフィルタである。
次に、図4を用いて、ICタグ40について説明する。ICタグ40は、アンテナ41、送受信部42、制御部43、起電力部44、メモリ45を備えている。アンテナ41は、RFIDリーダライタ1のアンテナ33から放射された電波を受信する。送受信部42は、アンテナ41での電波の送受信を制御する。起電力部44は、アンテナ41がRFIDリーダライタ1から受信した電波に基づいて、ICタグ40を起動して情報をRFIDリーダライタ1に送信する等の制御をするための電力を発生する。メモリ45は、ICタグ40が付された商品の商品情報や、当該ICタグ40を特定する情報等を記憶する。
次に、図5を用いて、メモリ31について説明する。メモリ31は、標準休止時間部311、休止時間部312、最短休止時間部313を備えている。標準休止時間部311は、RFIDリーダライタ1を通常の温度下にある状態で使用した場合に、RFIDリーダライタ1が休止する標準的な休止時間を記憶している。休止時間部312は、RFIDリーダライタ1が現在休止する時間を記憶している。最短休止時間部313は、RFIDリーダライタ1が休止することが可能な最も短い休止時間を記憶している。
続いて、図6〜図8を用いて、RFIDリーダライタ1の制御処理について説明する。図6は、RFIDリーダライタ1の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部30が、ROMやメモリ31に記憶された制御プログラムを含む各種プログラムに従うことで、電波放射手段301、温度検出手段302、割合制御手段303、キャリアセンス制御手段304として機能する。
電波放射手段301は、電波を放射する放射時間と電波の放射を休止する休止時間とを所定の割合として、ICタグに対して、電波の放射と放射休止を実行する機能を有する。
温度検出手段302は、電波放射手段301の温度を検出する機能を有する。
割合制御手段303は、温度検出手段302が所定温度以上を検出した場合、休止時間の割合を増加させる機能を有する。
キャリアセンス制御手段304は、電波放射手段301がICタグに対して電波を放射する放射周波数を決定する機能を有する。
図7は、RFIDリーダライタ1の制御処理の流れを示すフローチャートである。図7において、制御部30は、トリガースイッチ5が操作者によって操作されたか否かを判断する(ステップS11)。操作されるまで待機し(ステップS11のNo)、操作されたと判断した場合(ステップS11のYes)、制御部30は、キャリアセンスを実行する(ステップS12)。
キャリアセンスとは、RFIDリーダライタ1が放射しようとしている電波の周波数を決定する機能である。RFIDリーダライタ1は、近くにある他のRFIDリーダライタ1との混信を防ぐために、他のRFIDリーダライタ1とは異なる周波数を使用して電波を放射することが必要である。そのため、制御部30は、周りの他のRFIDリーダライタ1が使用している周波数を所定のキャリアセンス時間(例えば5ms〜10ms)かけて調査し、他のRFIDリーダライタ1が使用していない周波数を決定する。
キャリアセンスを実行後、制御部30は、決定した周波数によって、設定された放射時間だけ電波を放射する(ステップS13)。そして制御部30は、電波の放射に対して応答した1個のICタグ40からの情報を受信する(ステップS14)。
RFIDリーダライタ1は、一度の放射に対して1個のICタグからの応答しか受信できない特性がある。そのため、制御部30は、上記放射時間の間に複数回、電波の放射と、放射に対するICタグからの電波の受信を繰り返す。この1回の処理をスロットという。実施形態では、制御部30は、放射時間の間に32スロットを連続して実行する。すなわち、制御部30は、放射時間(例えば4秒)の間に32回電波を放射し、最大32個のICタグから情報を受信する。
次に制御部30は、温度センサ32fが検出した温度情報を入力する(ステップS15)。そして制御部30は、入力された温度情報が示す温度が所定温度A(例えば80度C)以上であるか否かを判断する(ステップS16)。所定温度A以上ではないと判断した場合は(ステップS16のNo)、制御部30は、所定温度Aより低い所定温度B(例えば30度)以上であるか否かを判断する(ステップS17)。
所定温度B以上であると判断した場合は(ステップS17のYes)、制御部30は、RFIDリーダライタ1の温度が高くもなく低くもない通常の温度であると判断し、標準休止時間部311に記憶されている標準休止時間を休止時間部312にセットする(ステップS18)。そして制御部30は、休止時間部312から休止時間(この場合標準休止時間)を読み出して、制御部30は読み出した休止時間の間電波の放射を休止する(ステップS19)。すなわち制御部30は、放射時間に対して休止時間の割合を増加させる。そして制御部30は、ステップS11に戻る。
図8−1は、制御部30が、ステップS11〜ステップS19を実行したときの、電波の放射と休止の状態を示すタイムチャートである。図8−1において、制御部30は、放射時間Aだけ電波を放射する。その間に制御部30は、32回のスロットを繰り返す。放射時間Aが経過すると、制御部30は、休止時間Bだけ電波の放射を休止する。この休止時間Bの間制御部30は、ICタグからの受信も受けずに休止する。その後制御部30は、時間Cだけキャリアセンスを実行する。キャリアセンス時間C(例えば5ms)の間、制御部30は、受信することは可能である。制御部30は、この処理を繰り返す。
一方、温度センサ32fが検出した温度が所定温度A以上であると判断した場合は(ステップS16のYes)、RFIDリーダライタ1の温度が高くなっているとして、制御部30は、休止時間部312に記憶されている休止時間を読み出して、読み出した休止時間に+α(例えば+0.5秒)した新たな休止時間を休止時間部312に記憶する(ステップS21)。すなわち制御部30は、休止時間をαだけ長くする。そして制御部30は、ステップS21で記憶した休止時間に基づいてステップS19を実行する。そして制御部30は、ステップS11に戻る。すなわち制御部30は、放射時間Aに対して休止時間を休止時間Bから休止時間Dに増加させており、制御部30は、放射時間に対して休止時間の割合を増加させる。
図8−2は、ステップS21において休止時間を+αした場合に、制御部30が実行する電波の放射と休止の状態を示すタイムチャートである。図8−2において、制御部30は、休止時間Bより長い休止時間D(=休止時間B+α)だけ電波の放射を休止する。その他は図8−1の制御と同じである。
また、ステップS17において、温度センサ32fが検出した温度が、所定温度B以上ではないと判断した場合は(ステップS17のNo)、制御部30は、休止時間部312に記憶されている休止時間が、最短休止時間部313に記憶されている最短休止時間に達しているか否かを判断する(ステップS22)。最短休止時間に達していないと判断した場合は(ステップS22のNo)、制御部30は、RFIDリーダライタ1はまだ低い温度であることから、休止時間部312に記憶されている休止時間を読み出して、読み出した休止時間を−α(例えば−0.5秒)した新たな休止時間を休止時間部312に記憶する(ステップS23)。すなわち、制御部30は、休止時間をαだけ短くする。そして制御部30は、ステップS23で記憶した休止時間に基づいてステップS19を実行する。そして制御部30は、ステップS11に戻る。また、ステップS22において、休止時間が最短休止時間であると判断した場合は(ステップS22のYes)、制御部30はこれ以上休止時間を短くすることはできないため、制御部30は、ステップS23を実行することなくステップS19を実行する。
このような第1実施形態によれば、温度センサが検出したRFIDリーダライタ1内の温度が所定温度A以上である場合、制御部30は、電波放射を休止する休止時間をαだけ長くして休止時間Dとした。つまり、制御部30は、休止時間DだけRFIDリーダライタ1からの電波の放射を休止するようにし、放射時間に対して休止時間の割合を増加させた。そのため、休止時間がαだけ長くなった分、RFIDリーダライタ1からの放熱時間を確保できる。よって、長時間使用しても温度上昇を低減することができるRFIDリーダライタ1を提供できる。
なお、キャリアセンス時間は、固定されたキャリアセンス時間Cの他にランダムに設定できるキャリアセンス時間Eが存在するため、休止時間の代わりにキャリアセンス時間Eを設けることで休止時間を長くすることもできる。この場合、キャリアセンス時間Eを休止時間に含む。
図8−3は、キャリアセンス時間Eを設けた場合に、制御部30が実行する電波の放射と休止の状態を示すタイムチャートである。図8−3において、制御部30は、固定的なキャリアセンス時間Cに加えて、時間調整が可能なランダムなキャリアセンス時間Eを設けている。すなわち制御部30は、休止時間B+キャリアセンス時間C+キャリアセンス時間Eの合計時間(休止時間)分、RFIDリーダライタ1からの電波の放射を休止させている。このようにして、制御部30は、放射時間に対して休止時間の割合を増加させてもよい。なお、休止時間Bを休止時間Dに変更し、休止時間D+キャリアセンス時間C+キャリアセンス時間Eの合計時間(=休止時間)分、RFIDリーダライタ1からの電波の放射を休止するようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、図9〜図11を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する。第2実施形態のRFIDリーダライタ1も、図1〜図4の構成を備えている。図9において、メモリ31は、標準スロット数部315、スロット数部316、最小スロット数部317、最大スロット数部318を備えている。標準スロット数部315は、RFIDリーダライタ1を通常の温度下にある状態で使用した場合に、放射時間Aの間に、RFIDリーダライタ1が電波の放射と受信を繰り返す標準的な回数である標準スロット数を記憶する。スロット数部316は、RFIDリーダライタ1が現在設定されているスロット数を記憶している。最小スロット数部317は、RFIDリーダライタ1が動作可能な最小のスロット数を記憶する。最大スロット数部318は、RFIDリーダライタ1が動作可能な最大のスロット数を記憶する。
図10は、RFIDリーダライタ1の制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、図10の説明において、図7と同一の制御については説明を省略する。図10において、ステップS41とステップS42は図7のステップS11とステップS12と同一である。キャリアセンスを実行後、制御部30は、ステップS43〜ステップS45を実行する。このステップS43〜ステップS45は、図7のステップS15〜ステップS17と同一である。
ステップS45において、所定温度B以上であると判断した場合は(ステップS45のYes)、制御部30は、RFIDリーダライタ1の温度が高くもなく低くもない通常の温度であると判断し、標準スロット数部315に記憶されている標準的なスロット数をスロット数部316に記憶する(ステップS46)。そして制御部30は、スロット数部316に記憶されているスロット数を読み出してRFIDリーダライタ1に設定し放射時間の間に読み出したスロット数電波を放射する(ステップS47)。そして制御部30は、ICタグからの応答を受信する(ステップS48)。放射時間電波を放射した後、制御部30は、所定の休止時間だけ電波の放射を休止する(ステップS49)。
図11−1は、制御部30が、ステップS41〜ステップS49を実行したときの、電波の放射と休止の状態を示すタイムチャートである。図11−1において、制御部30は、放射時間Aだけ電波を放射する。その間に制御部30は、標準的なスロット数である32回のスロットを繰り返す。放射時間Aが経過すると、制御部30は、休止時間Bだけ電波の放射を休止する。この休止時間Bの間制御部30は、ICタグからの受信も受けずに休止する。その後制御部30は、時間Cだけキャリアセンスを実行する。キャリアセンス時間Cの間、制御部30は、受信することは可能である。制御部30は、この処理を繰り返す。
一方、温度センサ32fが検出した温度が所定温度A以上であると判断した場合は(ステップS44のYes)、スロット数部316に記憶されているスロット数が、最小スロット数部317に記憶されている最小スロット数であるか否かを判断する(ステップS51)。記憶されているスロット数が、最小スロット数ではないと判断した場合(ステップS51のNo)、RFIDリーダライタ1の温度が高くなっているとして、制御部30は、スロット数部316に記憶されているスロット数を読み出して、読み出したスロット数をα(例えば5回)だけ減少させた新たなスロット数をスロット数部316に記憶する(ステップS52)。そして制御部30は、ステップS52で記憶したスロット数に基づいてステップS47〜ステップS49を実行する。そして制御部30は、ステップS41に戻る。
図11−2は、制御部30が放射時間内に実行するスロット数をα(5回)減少させた27回とした場合のタイムチャートである。図11−2において、制御部30は、スロット数を32回から27回に減少させた。そのため、放射時間はスロット数が32回の放射時間Aより短い放射時間Fとなる。このようにして、制御部30は、スロット数を減少させることで放射時間を短くし、放射時間に対して休止時間の割合を増加させた。放射時間が短くなった分、RFIDリーダライタ1からの発熱量が減少する。そのため、長時間使用しても温度上昇を低減することができるRFIDリーダライタ1を提供できる。
また、ステップS51において、スロット数が最小スロット数であると判断した場合は(ステップS51のYes)、制御部30は、これ以上スロット数を減少させることができないので、RFIDリーダライタ1からの電波の放射を停止する(ステップS53)。そして制御部30は、ステップS41に戻る。
また、ステップS45において、温度センサ32fが検出した温度が、所定温度B以上ではないと判断した場合は(ステップS45のNo)、RFIDリーダライタ1はまだ低い温度であることから、制御部30は、スロット数部316に記憶されているスロット数が、最大スロット数部318に記憶されている最大スロット数に達しているか否かを判断する(ステップS61)。最大スロット数に達していないと判断した場合は(ステップS61のNo)、制御部30は、スロット数部316に記憶されているスロット数を読み出して、スロット数を+α(例えば+5回)した新たなスロット数をスロット数部316に記憶する(ステップS62)。すなわち、制御部30は、スロット数をαだけ多くする。そして制御部30は、ステップS62で記憶したスロット数に基づいてステップS47〜ステップS49を実行する。そして制御部30は、ステップS41に戻る。また、ステップS61において、スロット数が、最大スロット数に達していると判断した場合は(ステップS61のYes)、制御部30はステップS62を実行することなくステップS47〜ステップS49を実行する。
このような第2実施形態によれば、温度センサ32fが検出したRFIDリーダライタ1内の温度が所定温度A以上である場合、制御部30は、電波放射を繰り返すスロット数をα減少させた。その分電波を放射する時間が短くなった。つまり、制御部30は、放射時間に対して休止時間の割合を増加させた。そのため、放射時間がαだけ減少した分、RFIDリーダライタ1からの発熱を抑えることができる。よって、長時間使用しても温度上昇を低減することができるRFIDリーダライタ1を提供できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態では、RFID読取装置を、ICタグ40に対して読み込みと書き込みができるRFIDリーダライタ1としたが、RFID読取装置は、少なくともICタグ40からの情報の読み込みができればよい。
なお、実施形態のRFIDリーダライタ1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、実施形態のRFIDリーダライタ1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態のRFIDリーダライタ1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、実施形態のRFIDリーダライタ1で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 RFIDリーダライタ
30 制御部
31 メモリ
301 電波放射手段
302 温度検出手段
303 割合制御手段
304 キャリアセンス制御手段
特開2011−008616号公報

Claims (6)

  1. 電波を放射する放射時間と電波の放射を休止する休止時間とを所定の割合として、ICタグに対して、前記電波の放射と放射休止を実行する電波放射手段と、
    前記電波放射手段に係る温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記休止時間を長くすることで前記休止時間の割合を増加させる割合制御手段と、
    前記電波放射手段が前記ICタグに対して電波を放射する放射周波数を決定するキャリアセンス制御手段と、
    を備え
    前記休止時間は、前記キャリアセンス制御手段が前記放射周波数を決定するために要するキャリアセンス時間を含み、
    前記割合制御手段は、前記温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記キャリアセンス時間を長くすることで前記休止時間の割合を増加させる、
    RFID読取装置。
  2. 前記キャリアセンス時間は、時間が固定的なキャリアセンス時間と時間調整が可能なキャリアセンス時間とを有する、
    請求項1に記載のRFID読取装置。
  3. 電波を放射する放射時間と電波の放射を休止する休止時間とを所定の割合として、ICタグに対して、前記電波の放射と放射休止を実行する電波放射手段と、
    前記電波放射手段に係る温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記休止時間の割合を増加させる割合制御手段と、
    を備え、
    前記電波放射手段は、前記放射時間の間に、電波の放射と当該放射に対する前記ICタグからの電波の受信を1スロットとして所定スロット数繰り返し実行し、
    前記割合制御手段は、前記温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記所定スロット数を減少させることで前記休止時間の割合を増加させる、
    FID読取装置。
  4. 前記所定スロット数が予め定められた最小数である場合、前記割合制御手段は、前記所定スロット数を減少させない、
    請求項に記載のRFID読取装置。
  5. RFID読取装置としてのコンピュータを、
    電波を放射する放射時間と電波の放射を休止する休止時間とを所定の割合として、ICタグに対して、前記電波の放射と放射休止を実行する電波放射手段と、
    前記電波放射手段に係る温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記休止時間を長くすることで前記休止時間の割合を増加させる割合制御手段と、
    前記電波放射手段が前記ICタグに対して電波を放射する放射周波数を決定するキャリアセンス制御手段と、
    して機能させ
    前記休止時間は、前記キャリアセンス制御手段が前記放射周波数を決定するために要するキャリアセンス時間を含み、
    前記割合制御手段は、前記温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記キャリアセンス時間を長くすることで前記休止時間の割合を増加させる、
    ためのプログラム。
  6. RFID読取装置としてのコンピュータを、
    電波を放射する放射時間と電波の放射を休止する休止時間とを所定の割合として、ICタグに対して、前記電波の放射と放射休止を実行する電波放射手段と、
    前記電波放射手段に係る温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記休止時間の割合を増加させる割合制御手段と、
    して機能させ、
    前記電波放射手段は、前記放射時間の間に、電波の放射と当該放射に対する前記ICタグからの電波の受信を1スロットとして所定スロット数繰り返し実行し、
    前記割合制御手段は、前記温度検出手段が所定温度以上を検出した場合、前記所定スロット数を減少させることで前記休止時間の割合を増加させる、
    ためのプログラム。
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