JP6223165B2 - 撮像装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、その制御方法およびプログラムに関する。
デジタルカメラなどの撮像装置とスマートフォンなどの携帯端末とを無線通信によって連携させる技術が知られている。そのような技術の中に、デジタルカメラのライブ画像を取得して無線通信を介してスマートフォンで閲覧しながら、スマートフォンからのズーム操作や撮影操作を行うリモート撮影の機能がある。リモート撮影の機能は、撮影者が被写体の一人として撮影対象に含まれる場合に、フレーム内に被写体が収まるかを確認しながら撮影することができ、例えば集合写真を撮影する際に有用である。
また、特許文献1にはズーム操作に関する技術として、撮像装置の電源をOFFしたときにズーム位置を記憶し、電源をONしたときの状況に応じて記憶したズーム位置に設定する技術が開示されている。
特開2009−267482号公報
リモート撮影を行う場合、無線通信と撮影処理を同時に行う必要があるため、デジタルカメラの消費電力が大きくなる。特に鏡筒を繰り出したり沈胴させたりすることができるデジタルカメラでは、鏡筒を駆動させるときの消費電力は大きく、鏡筒を駆動させる処理と無線通信の接続処理とが同時に行われると、消費電力のピーク値が大きくなってしまう。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、携帯端末との間で遠隔撮影する場合に撮像装置の消費電力のピーク値を低減させることを目的とする。
本発明は、携帯端末からの無線通信を介した撮影指示に応じて撮影する撮像装置であって、前記携帯端末との無線通信が開始される前に鏡筒が繰り出されたときのズーム位置を記憶する記憶手段と、前記繰り出された鏡筒を沈胴させた状態で前記携帯端末との無線通信を開始する無線通信手段と、前記無線通信手段により前記携帯端末との無線通信が開始された後に、前記鏡筒を繰り出して前記記憶手段により記憶されたズーム位置に制御する鏡筒制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、携帯端末との間で遠隔撮影する場合に鏡筒を駆動させる処理と無線通信の接続処理とを同時に行わないことにより撮像装置の消費電力のピーク値を低減させることができる。
本実施形態の撮影システムの構成を説明するための図である。 本実施形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 本実施形態のスマートフォンの構成を示すブロック図である。 本実施形態のデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 本実施形態のデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 本実施形態のスマートフォンの表示画面の一例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付の図面を用いて詳細に説明する。
<機器構成/ユースケース>
図1は、本実施形態の撮影システムの機器構成およびユースケースを示す図である。
図1(a)は通常の撮影を行う場合のユースケースを示す図である。通常の撮影を行う場合には、撮像装置としてのデジタルカメラ200のみを用いる。通常の撮影では撮影者101と被写体102とはそれぞれ別人物であり、撮影者101はデジタルカメラ200を操作して被写体102を撮影する。
図1(b)はリモート撮影を行う場合のユースケースを示す図である。リモート撮影を行う場合には、撮影装置としてのデジタルカメラ200とリモコン装置として機能する携帯端末としてのスマートフォン300を用いる。リモート撮影では被写体102は被写体であると同時に撮影者でもあり、被写体102自身がスマートフォン300を操作することで撮影する。
被写体102はデジタルカメラ200とスマートフォン300とを無線接続し、スマートフォン300から無線通信を介してデジタルカメラ200を遠隔操作する。被写体102はスマートフォン300の表示画面を見て、自身がフレーム内に収まっていることを確認した後、スマートフォン300からデジタルカメラ200へ撮影指示する。
<デジタルカメラの構成>
図2は、本実施形態のデジタルカメラ200の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは撮像装置の一例としてデジタルカメラについて述べるが、これに限られない。例えば撮像装置は携帯型のメディアプレーヤ、いわゆるタブレットデバイス、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置であってもよい。
デジタルカメラ200は、制御部201、撮像部202、不揮発性メモリ203、作業用メモリ204、操作部205、表示部206、記録媒体210、接続部211を有している。ここで、制御部201は鏡筒制御手段の一例であり、作業用メモリ204は記憶手段の一例であり、接続部211は無線通信手段の一例である。
制御部201は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってデジタルカメラ200の各部を制御する。なお、制御部201が装置全体を制御する代わりに複数のハードウェアが処理を分担することで装置全体を制御してもよい。
撮像部202は、撮像部202に含まれるレンズで結像された被写体光を電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行ったデジタルデータを画像データとして出力する。撮影された画像データはバッファメモリに蓄えられた後、制御部201にて所定の演算を行い、記録媒体210に記録される。また、撮像部202は鏡筒を有し、鏡筒が繰り出されることでズーム位置が調整される。
不揮発性メモリ203は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ203には、制御部201で実行される後述のプログラムなどが格納される。
作業用メモリ204は、撮像部202で撮影された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部206の画像表示用メモリ、制御部201の作業領域などとして使用される。
操作部205は、操作者からデジタルカメラ200に対する指示を受け付ける。操作部205は、例えば、操作者がデジタルカメラ200の電源のON/OFFを指示するための電源ボタン、撮影指示するためのレリーズスイッチ、ズーム操作を指示するためのズームレバーなどの操作部材が含まれる。また、操作部205は、画像データの再生を指示するための再生ボタン、後述する表示部206に形成されるタッチパネルも含まれる。
なお、レリーズスイッチは、SW1およびSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることによりSW1がONとなる。レリーズスイッチのSW1がONになると、制御部201はAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理などの撮影準備を行う。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることによりSW2がONとなる。レリーズスイッチのSW2がONになると、制御部201は撮影処理を行う。
表示部206は、撮影の際のビューファインダー画像の表示、撮影した画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、デジタルカメラ200は必ずしも表示部206を内蔵する必要はない。すなわち、デジタルカメラ200は内部または外部の表示部206と接続することができ、少なくとも表示部206の表示を制御できる機能を有していればよい。
記録媒体210は、撮像部202から出力された画像データを記録する媒体である。記録媒体210は、デジタルカメラ200に着脱可能あるいはデジタルカメラ200に内蔵されていてもよい。すなわち、デジタルカメラ200は少なくとも記録媒体210にアクセスできればよい。
接続部211は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態のデジタルカメラ200は、接続部211を介して外部装置との間でデータを送受信することができる。なお、本実施形態では、接続部211は外部装置と無線LANで通信するためのインターフェースを含む。制御部201は接続部211を介して外部装置との無線通信を実現する。なお、通信方式は無線LANに限定されるものではない。
<スマートフォンの構成>
図3は、本実施形態のスマートフォン300の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは携帯端末の一例としてスマートフォンについて述べるが、これに限られない。例えば携帯端末は無線機能付きのデジタルカメラ、携帯型のメディアプレーヤ、いわゆるタブレットデバイス、パーソナルコンピュータ、携帯電話などの情報処理装置であってもよい。
スマートフォン300は、制御部301、撮像部302、不揮発性メモリ303、作業用メモリ304、操作部305、表示部306、記録媒体310、接続部311、公衆網接続部312、マイク313、スピーカ314を有している。
制御部301は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってスマートフォン300の各部を制御する。なお、制御部301が装置全体を制御する代わりに複数のハードウェアが処理を分担することで装置全体を制御してもよい。
撮像部302は、撮像部302に含まれるレンズで結像された被写体光を電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行ったデジタルデータを画像データとして出力する。撮影された画像データはバッファメモリに蓄えられた後、制御部301にて所定の演算を行い、記録媒体310に記録される。
不揮発性メモリ303は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ303には、制御部301で実行される各種プログラムなどが格納される。また、不揮発性メモリ303には、デジタルカメラ200と通信するためのプログラムがカメラ通信アプリケーションとして格納され、インストールされているものとする。なお、本実施形態におけるスマートフォン300の処理は、カメラ通信アプリケーションにより提供されるプログラムを読み込むことにより実現される。なお、カメラ通信アプリケーションはスマートフォン300にインストールされたOSの基本的な機能を利用するためのプログラムを有しているものとする。なお、スマートフォン300のOSが本実施形態における処理を実現するためのプログラムを有していてもよい。
作業用メモリ304は、撮像部302で生成された画像データを一時的に保存するバッファメモリや、表示部306の画像表示用メモリや、制御部301の作業領域などとして使用される。
操作部305は、操作者からスマートフォン300に対する指示を受け付ける。操作部305は例えば、操作者がスマートフォン300の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、表示部306に形成されるタッチパネルなどの操作部材が含まれる。
表示部306は、画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、スマートフォン300は必ずしも表示部306を内蔵する必要はない。すなわち、スマートフォン300は表示部306と接続することができ、少なくとも表示部306の表示を制御できる機能を有していればよい。
記録媒体310は、撮像部302から出力された画像データを記録する媒体である。記録媒体310は、スマートフォン300に着脱可能あるいはスマートフォン300に内蔵されていてもよい。すなわち、スマートフォン300は少なくとも記録媒体310にアクセスできればよい。
接続部311は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態のスマートフォン300は、接続部311を介して外部装置との間でデータを送受信することができる。なお、本実施形態では、接続部311は外部装置と無線LANで通信するためのインターフェースを含む。制御部301は接続部311を介して外部装置との無線通信を実現する。
公衆網接続部312は、公衆無線通信を行う際に用いられるインターフェースである。スマートフォン300は操作者が公衆網接続部312を介して他の装置の操作者と通話をしたり、他の装置との間でデータ通信をしたりすることができる。通話の際には、制御部301はマイク313およびスピーカ314を介して音声信号の入力と出力を行う。本実施形態では、公衆網接続部312は3Gを用いた通信を行うためのインターフェースを含むものとする。なお、3Gに限らず、LTEやWiMAX、ADSL、FTTH、いわゆる4Gといった他の通信方式を用いてもよい。また、接続部311および公衆網接続部312は必ずしも独立したハードウェアで構成する必要はなく、例えば一つのアンテナで兼用することも可能である。
<通常撮影処理>
まず、デジタルカメラ200が通常撮影処理を行う場合の処理について説明する。
図4は、通常の撮影処理を行う場合のデジタルカメラ200の処理を示すフローチャートである。なお、図4に示すフローチャートの処理は、デジタルカメラ200の制御部201が入力信号やプログラムにしたがいデジタルカメラ200の各部を制御することにより実現される。また、図4に示すフローチャートは、デジタルカメラ200の制御部201が電源ボタンのONを受け付けることにより開始される。
ステップS401では、制御部201はモードを通常撮影モードに設定して起動する。ここで、通常撮影モードとは、デジタルカメラ200の操作部205を介した操作に応じて撮像部202を撮影制御するモードである。また、制御部201は、通常撮影モードに設定するときに、撮像部202の鏡筒をカメラ本体に沈胴された状態から繰り出して伸張させる。
ステップS402では、制御部201は操作者による操作部205を介したズーム操作が行われたか否かを判定する。ズーム操作が行われたと判定された場合にはステップS403に進み、ズーム操作が行われなかったと判定された場合にはステップS404に進む。
ステップS403では、制御部201はズーム操作に応じて鏡筒を駆動させて、鏡筒の繰り出し量(鏡筒がカメラ本体から延伸している長さ)を変化させることでズーム位置を変更し、変更した現在のズーム位置を記憶する。具体的には、制御部201は撮像部202からズーム位置の情報を取得し、作業用メモリ204に記憶する。なお、制御部201は、鏡筒の繰り出し量が最大に到るまで(光学ズームの望遠端に到るまで)はズーム位置として光学ズーム位置を記憶することができる。また、制御部201は、鏡筒の繰り出し量が最大に到り(光学ズームの望遠端に到り)デジタルズーム処理をしている場合にはズーム位置としてデジタルズーム位置を記憶することができる。記憶したズーム位置の情報は、後述するリモート撮影処理において用いられる。
制御部201はズーム位置を記憶した後に再びステップ402に戻る。したがって、制御部201は、ズーム操作によりズーム位置が変更される毎に、変更した現在のズーム位置を記憶する。なお、ズーム位置は、作業用メモリ204に記憶されるためにデジタルカメラ200の電源がOFFになるまで記憶される。
一方、ステップS404に進んだ場合、制御部201は操作者による操作部205を介して撮影指示が行われたか否かを判定する。撮影指示が行われたと判定された場合にはステップS405に進み、撮影指示が行われなかったと判定された場合にはステップS406に進む。
ステップS405では、制御部201は撮影処理を行う。具体的に、制御部201は撮像部202を制御して被写体の撮影を行い、撮影した画像データを作業用メモリ204へ展開する。その後、制御部201は作業用メモリ204へ展開された画像データに対して画像処理を行い、生成した静止画データを記録媒体210に記録する。その後、ステップS402に戻る。
一方、ステップS406に進んだ場合、制御部201は操作者による操作部205を介した再生モードへの移行指示が行われたか否かを判定する。再生モードへの移行指示が行われたと判定された場合には制御部201はモードを再生モードに設定する。再生モードへの移行指示が行われなかったと判定された場合にはステップS402に戻る。
<リモート撮影処理>
次に、デジタルカメラ200がリモート撮影処理を行う場合について説明する。
デジタルカメラ200がスマートフォン300と無線通信を行う場合、鏡筒を沈胴させた状態で無線通信を開始することで、鏡筒を駆動させる処理と無線通信の接続処理とが同時に行われず、デジタルカメラ200の消費電力のピーク値を低減させることができる。したがって、無線通信が開始された後、実際にリモート撮影を行うには沈胴させた状態の鏡筒を再び繰り出す必要がある。
ここで、リモート撮影処理により集合写真を撮影するときに想定される撮影手順について簡単に説明する。まず、操作者はデジタルカメラ200を三脚等にセットすると共に、操作部205を介したズーム操作によりズーム位置を調整してフレーミングを行う。次に、リモート撮影を行うために無線通信を開始した後、リモート撮影を開始する。
しかしながら、上述したように消費電力のピーク値を低減させる方法を採用すると、操作者が一度ズーム位置を調整してフレーミングを行ったとしても、無線通信を開始するときに鏡筒を沈胴させる必要がある。したがって、鏡筒を沈胴させることで一度調整したズーム位置がリセットされてしまい、無線通信を開始した後に、再びフレーム内に収まるようなズーム位置を再現しなければならず操作性が損なわれてしまう。そこで、本実施形態では、デジタルカメラ200の消費電力のピーク値を低減させると共に操作性を向上させるために以下のような処理を行う。
図5は、リモート撮影処理を行う場合のデジタルカメラ200の処理を示すフローチャートである。なお、図5に示すフローチャートの処理は、デジタルカメラ200の制御部201およびスマートフォン300の制御部301が入力信号やプログラムにしたがい、デジタルカメラ200およびスマートフォン300の各部を制御することにより実現される。なお、図5に示すフローチャートは、デジタルカメラ200の制御部201がモードを再生モードに設定することで開始される。
ステップS501では、制御部201は操作者による操作部205を介した操作によってスマートフォン接続が選択されたか否かを判定する。スマートフォン接続が選択されたと判定された場合にはステップS502に進め、スマートフォン接続が選択されなかったと判定された場合にはステップS501に戻る。
ステップS502では、制御部201は撮像部202を制御して鏡筒を沈胴させる。この処理は、無線通信を行う準備のためであって、鏡筒を駆動させる処理と無線通信の接続処理とが同時に行われることをシーケンス的に排他し、消費電力のピーク値を低減させるためである。
ステップS503では、制御部201はステップS501で選択されたスマートフォン300との間で無線通信の接続処理を行う。制御部201は、スマートフォン300との接続が確立されることで遠隔モードに移行して無線通信を開始する。遠隔モードとは、スマートフォン300からの無線通信を介した指示に応じてデジタルカメラ200が制御されるモードである。無線通信の接続処理は、制御部201が接続部211を制御することで実現され、無線ネットワークの接続を確立する無線LAN接続処理と、相手機器との通信セッションを確立する機器接続処理からなる。このとき、制御部201は、鏡筒を沈胴させた状態のままであるため、鏡筒を駆動させる処理と無線通信の接続処理とが同時に行われることを回避でき、デジタルカメラ200の消費電力のピーク値を低減することができる。
なお、スマートフォン300との接続処理は例えば次のような処理を実行することで実現される。デジタルカメラ200の制御部201は、まず周辺の無線ネットワークの検索を行い、接続する無線ネットワークが存在するか確認する。その後、制御部201は所望の無線ネットワークへの無線LAN接続処理を行い、IPアドレスの設定処理を実行する。なお、デジタルカメラ200自身が無線ネットワークを生成し、スマートフォン300をデジタルカメラ200が生成した無線ネットワークに参加させることで無線LAN接続を確立することも可能である。その後、接続した無線ネットワーク上で接続相手のスマートフォン300の検索を行う。機器の検索はUPnP(Univarsal Plug and Play)やmDNS(Multicast DNS)などの機器検索プロトコルにより実現される。機器検索処理により接続相手のスマートフォン300を発見すると、スマートフォン300との間で通信セッションを確立するための機器接続処理を行う。
図6(a)は、デジタルカメラ200との接続処理が完了したときのスマートフォン300の画面の一例を示す図である。図6(a)には、閲覧選択ボタン601およびリモート撮影選択ボタン602が表示される。各ボタンは、操作者によるスマートフォン300の操作部305を介した操作によって選択される。
閲覧選択ボタン601は、デジタルカメラ200に記憶された画像を閲覧したい場合に選択するボタンである。閲覧選択ボタン601が選択されることで、スマートフォン300の制御部301は接続部311を介して、デジタルカメラ200のモードを画像閲覧モードに移行させるためにデジタルカメラ200に画像閲覧要求を送信する。ここで、画像閲覧モードとは、スマートフォン300からの画像閲覧指示に応じてデジタルカメラ200に記憶された画像をスマートフォン300に転送するモードである。
リモート撮影選択ボタン602は、デジタルカメラ200をリモート撮影したい場合に選択するボタンである。リモート撮影選択ボタン602が選択されることで、スマートフォン300の制御部301は接続部311を介して、デジタルカメラ200のモードをリモート撮影モード(遠隔撮影モード)に移行させるためにデジタルカメラ200にリモート撮影要求を送信する。ここで、リモート撮影モードとは、スマートフォン300からの撮影指示に応じてデジタルカメラ200の撮像部202が撮影制御されるモードである。
ステップS504では、制御部201はスマートフォン300からリモート撮影要求を受信したか否かを判定する。リモート撮影要求を受信したと判定された場合にはステップS505に進み、リモート撮影要求を受信していないと判定された場合にはステップS509に進む。
ステップS505では、制御部201はズーム位置が作業用メモリ204に記憶されているか否かを判定する。作業用メモリ204に記憶されているズーム位置とは、図4のステップS403において記憶された情報である。ズーム位置が記憶されていると判定した場合にはステップS506に進み、ズーム位置が記憶されていないと判定された場合にはステップS507に進む。
ステップS506では、制御部201は作業用メモリ204から記憶されているズーム位置を読み出し、撮像部202を介して、読み出したズーム位置まで鏡筒を繰り出す。したがって、デジタルカメラ200では図4のステップS403で記憶したズーム位置を復元することができ、スマートフォン300と無線通信する前に適切に被写体がフレーム内に収まるように調整したズーム位置からリモート撮影を開始することができる。
なお、作業用メモリ204に記憶しているズーム位置が光学ズーム位置ではなくデジタルズーム位置であった場合、制御部201は光学ズームの望遠端まで鏡筒を移動させるように制御し、デジタルズーム処理を行わないようにしてもよい。デジタルズーム処理はデジタルカメラ200側またはスマートフォン300側で画像の切り出し処理が必要になり、ライブ画像の1フレーム毎に切り出し処理を行うとフレームレートが低下する可能性がある。したがって、制御部201がデジタルズーム処理を行わないことでフレームレートの低下を回避することができる。
また、作業用メモリ204に記憶しているズーム位置が光学ズーム位置ではなくデジタルズーム位置であった場合、上述したステップS403において、制御部201は光学ズームの望遠端のズーム位置を記憶してもよい。制御部201が光学ズームの望遠端のズーム位置を記憶することでステップS506ではデジタルズーム処理を行わないようにすることができる。
ステップS507では、制御部201は作業用メモリ204にズーム位置が記憶されていないため、撮像部202を制御して鏡筒をデフォルトのズーム位置まで移動させる。
ステップS508では、制御部201はリモート撮影接続処理を行う。制御部201は撮影パラメータ、バッテリ残量、撮影可能枚数などの各種パラメータを生成するために作業用メモリ204から設定を読み出す。その後、制御部201は読み出した撮影パラメータを撮像部202に設定しライブ画像の生成を開始する。また、制御部201は接続部211を介して、スマートフォン300へ撮影パラメータ、バッテリ残量、撮影可能枚数などの各種パラメータを送信し、モードをリモート撮影モードに移行する。
このような処理により、デジタルカメラ200はスマートフォン300との間でリモート撮影が可能となる。すなわち、デジタルカメラ200の制御部201はスマートフォン300からのライブ画像取得指示、撮影指示、撮影パラメータ変更指示に応じた処理をすることによりリモート撮影を実行する。
図6(b)は、リモート撮影時のスマートフォン300の画面の一例を示す図である。
図6(b)に示すように、操作者は被写体603がフレームに収まっているかをスマートフォン300の表示部306上に表示されるライブ画像604を見て確認することができる。また、操作者はスマートフォン300の操作部305上にあるシャッターボタン605を押下することにより、デジタルカメラ200に撮影指示することができる。なお、撮影パラメータを変更する場合は、操作者は操作部305上の設定ボタン606を選択することにより撮影パラメータを変更することができる。
一方、ステップS504においてリモート撮影要求を受信していないと判定し、ステップS509に進んだ場合、制御部201はスマートフォン300からリモート撮影要求とは異なる要求を受信したか否かを判定する。ここでは、リモート撮影要求と異なる要求とは画像閲覧要求であるものとする。画像閲覧要求を受信したと判定された場合にはステップS510に進み、画像閲覧要求を受信していないと判定された場合にはステップS504に戻る。なお、リモート撮影要求と異なる要求は、例えばデジタルカメラ200に記憶された情報を閲覧する閲覧要求などであってもよい。
ステップS510では、制御部201は画像転送接続処理を行う。制御部201は接続部211を介して記録媒体210に記憶されている画像情報の一覧をスマートフォン300へ送信し、モードを画像閲覧モードに移行する。なお、制御部201は、画像閲覧には不要であるために鏡筒を沈胴させた状態で維持している。
このような処理により、デジタルカメラ200はスマートフォン300との間で画像閲覧処理が可能となる。デジタルカメラ200の制御部201は、スマートフォン300からの画像閲覧指示に応じて処理をすることにより、画像閲覧を実行する。
また、予めステップS502において鏡筒を沈胴させておくことで、画像閲覧要求を受信した後に鏡筒を沈胴させる必要がない。したがって、鏡筒を駆動させる処理と、画像転送の処理などとが同時に行われることがなく、デジタルカメラ200の消費電力のピーク値を低減することができる。特にリモート撮影要求に比べて画像閲覧要求の頻度の方が一般的に多いために、ステップS502において予め鏡筒を沈胴させておくことは有効である。
上述したように本実施形態によれば、デジタルカメラ200は、繰り出された鏡筒を沈胴させた状態のままでスマートフォン300との無線通信を開始する。したがって、鏡筒を駆動させる処理と無線通信の接続処理とが同時に行われることがなくデジタルカメラ200の消費電力のピーク値を低減することができる。また、スマートフォン300との無線通信が開始された後に、スマートフォン300との無線通信が開始される前に記憶したズーム位置に復元する。したがって、予めフレーミングしたズーム位置をリモート撮影時も引き継ぐことができ、操作性を向上させることができる。
以上、本発明を上述した実施形態により説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更などが可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは各種記録媒体を介して携帯端末または撮像装置に供給し、携帯端末または撮像装置のコンピュータ(制御部)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (9)

  1. 携帯端末からの無線通信を介した撮影指示に応じて撮影する撮像装置であって、
    前記携帯端末との無線通信が開始される前に鏡筒が繰り出されたときのズーム位置を記憶する記憶手段と、
    前記繰り出された鏡筒を沈胴させた状態で前記携帯端末との無線通信を開始する無線通信手段と、
    前記無線通信手段により前記携帯端末との無線通信が開始された後に、前記鏡筒を繰り出して前記記憶手段により記憶されたズーム位置に制御する鏡筒制御手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記鏡筒制御手段は、
    前記携帯端末から、前記携帯端末による撮影指示に応じて撮影制御される遠隔撮影モードに移行する要求を受信した場合には、前記鏡筒を繰り出して前記記憶手段により記憶されたズーム位置に制御し、
    前記携帯端末から、前記遠隔撮影モードに移行する要求とは異なる要求を受信した場合には、前記鏡筒を沈胴させた状態を維持することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記遠隔撮影モードに移行する要求と異なる要求とは、該撮像装置に記憶された画像を閲覧するための画像閲覧モードに移行する要求であることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記記憶手段は、該撮像装置の操作手段を介した操作に応じて撮影制御する通常撮影モードが設定されている場合において、前記鏡筒が繰り出されたときのズーム位置を記憶することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記記憶手段は、ズーム位置が変更される毎に該ズーム位置を記憶することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記記憶手段は、ズーム位置を該撮像装置の電源がOFFになるまで記憶することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記記憶手段により記憶されたズーム位置が、画像の切り出し処理が必要なデジタルズーム位置であった場合、
    前記鏡筒制御手段は、前記無線通信手段により前記携帯端末との無線通信が開始された後に、前記鏡筒を繰り出して光学ズームの望遠端のズーム位置に制御することを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の撮像装置。
  8. 携帯端末からの無線通信を介した撮影指示に応じて撮影する撮像装置の制御方法であって、
    前記携帯端末との無線通信が開始される前に鏡筒が繰り出されたときのズーム位置を記憶する記憶ステップと、
    前記繰り出された鏡筒を沈胴させた状態で前記携帯端末との無線通信を開始する無線通信ステップと、
    前記無線通信ステップにより前記携帯端末との無線通信が開始された後に、前記鏡筒を繰り出して前記記憶ステップにより記憶されたズーム位置に制御する鏡筒制御ステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 携帯端末からの無線通信を介した撮影指示に応じて撮影する撮像装置を制御するためのプログラムであって、
    前記携帯端末との無線通信が開始される前に鏡筒が繰り出されたときのズーム位置を記憶する記憶ステップと、
    前記繰り出された鏡筒を沈胴させた状態で前記携帯端末との無線通信を開始する無線通信ステップと、
    前記無線通信ステップにより前記携帯端末との無線通信が開始された後に、前記鏡筒を繰り出して前記記憶ステップにより記憶されたズーム位置に制御する鏡筒制御ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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