JP6223047B2 - シート処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートに後処理を行うシート処理装置に関する。
従来、画像等が形成されたシートに穴あけなどの後処理を行うシート処理装置が知られている。このようなシート処理装置では、シートへの穴あけを行う際、穴位置の精度を高めるために、シート搬送方向に直交するシート幅方向の位置ずれ(以下、「横位置ずれ」と記す)を検知し、横位置ずれを矯正する横位置ずれ補正を行う装置がある。
搬送されるシートの横位置ずれ量を検知する方法として、光学式センサをシート幅方向に移動させ、シートの横端部(側端)を検知したタイミングから横位置ずれ量を検出する方法が知られている。
しかし、シートが斜行していた場合には、検知した横端部での横位置ずれ量と、パンチ穴を開ける部分(例えばシート後端部)での横位置ずれ量との間に誤差が生じることがある。そのため、パンチの穴位置精度を高めるためには、横位置ずれ補正に際し、シートの斜行量を加味してシート後端部での横位置ずれ量を正確に知る必要がある。
ところで、シート搬送中に複数の光学センサからなるセンサユニットをシート幅方向に移動させてシート横端部を効率的に検知できるようにした装置も知られている(特許文献1)。
この種の装置では、例えば図13に示すように、横位置センサユニット1105にシート幅方向に沿って配列された複数のセンサ1104a〜1104cでシートの横端部を検出し、斜行量や横位置ずれを算出することができる。すなわち、シートの搬送中に横位置センサユニット1105をシートの幅方向に移動させ、1回目の横端部検知を横位置センサ1104aで行い、その後、さらに横位置センサユニット1105を移動させて2回目の横端部検知を横位置センサ1104bで行う。そして、2つの検知結果からシートの斜行量等を算出する。
特開2009−155030号公報
上記従来の装置のように、複数のセンサを用いてシートの斜行量を算出する場合、2つのシート横端部検知結果を用いた比例計算がなされる。従って、1回目の検知から2回目の検知までのシート搬送距離が演算に関与してくる。
しかし、2回目の検知タイミングが早すぎると、シート搬送方向における2回目の検知位置からシート後端までの距離は長くなり、1回目の検知から2回目の検知までのシート搬送距離は短くなる。すると、比例計算を用いた斜行量の算出において誤差が大きくなってしまう。
その一方、2回目の横端部検知が確実に実現されるようにするためには、2回目の検知を行うセンサは、シート後端がセンサ位置を通過する前にシート横端部に到達する必要がある。しかし、あらゆるシートサイズに対応するためには、想定されるシート長さが最も短いシートでも2回目の横端部検知がなされるように、センサ同士の間隔やセンサの移動速度を、余裕を持って設定する必要がある。そのような一律の設定によると、1回目の検知から2回目の検知までのシート搬送距離は短いものとならざるを得ない。
斜行量の算出精度が低下すると、斜行量を利用する処理、例えば横位置ずれ補正の精度低下、ひいてはシートの穴位置等の精度低下にも繋がることになる。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものである。その目的は、2つのセンサでシートの幅方向端部を検知する際の1回目の検知から2回目の検知までのシート搬送距離を、シート長さに応じて設定することができるシート処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、シートを搬送する搬送手段と、搬送されるシートの幅方向の端部を各々検知する複数のセンサが、シートの搬送方向に直交するシート幅方向に沿って配列されたセンサユニットと、前記センサユニットをシート幅方向に移動させる移動手段と、前記搬送手段によるシートの搬送中に第1の移動速度で前記センサユニットを移動させ、前記搬送されるシートの幅方向の端部が前記複数のセンサのうち第1のセンサにより検知された後、設定される第2の移動速度で前記センサユニットを移動させ、前記搬送されるシートの幅方向の端部が前記複数のセンサのうち第2のセンサにより検知されるよう前記移動手段を制御する制御手段と、前記搬送されるシートの前記搬送方向におけるシート長さを取得する取得手段と、前記搬送されるシートの幅方向の端部が前記第1のセンサにより検知された時に、前記取得手段により取得された前記シート長さと、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの配置間隔と、前記搬送手段による前記シートの搬送速度と、前記第1の移動速度と、前記第1のセンサにより検知された前記シートの幅方向の端部の位置とに基づいて前記第2の移動速度を設定する設定手段とを有し、前記制御手段は、前記搬送されるシートの幅方向の端部が前記第1のセンサにより検知された後、前記第2のセンサにより検知されるまでは、前記センサユニットが前記設定手段により設定された前記第2の移動速度で移動するように前記移動手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、2つのセンサでシートの幅方向端部を検知する際の1回目の検知から2回目の検知までのシート搬送距離を、シート長さに応じて設定することができる。
第1の実施の形態に係るシート処理装置を含んでなる画像形成システムの断面図である。 シート処理装置の断面図である。 パンチユニットを図2の矢印F1方向、シートの搬送方向上流側から見た図、パンチユニットのカム部材に沿った断面図である。 横位置シフトユニットおよびパンチユニットの模式図である。 横位置センサがOFFからONになるとき、ONからOFFになるときのシートと横位置センサとの各関係を示した図である。 画像形成システムの制御系のブロック図である。 センサユニットがシートの横端部を2回検知する様子を示す図である。 横位置検知制御のフローチャートである。 横位置検知制御時のタイミングチャートである。 センサユニットがシートの横端部を2回検知する様子を示す図である。 第2の実施の形態においてセンサユニットがシートの横端部を2回検知する様子を示す図である。 横位置検知制御のフローチャートである。 従来のシート横端部の検知の様子を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート処理装置を含んでなる画像形成システムの断面図である。図1に示すように、この画像形成システム1000は、画像形成装置300と、自動原稿給紙装置400と、シート処理装置500とを備えている。シート処理装置500は、画像形成装置300に接続されるが、画像形成装置300と一体であってもよい。
画像形成装置300内のカセット909a〜909dから給送される記録材であるシートには、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの感光ドラム914a〜914d等によって、4色のトナー像が転写される。その後、シートは、定着器904に搬送されてトナー像を定着され、シート処理装置500へ搬送される。
図2は、シート処理装置500の断面図である。
シート処理装置500は、画像形成装置300から搬出されたシートを取り込む。シート処理装置500は、後処理として、取り込んだ複数のシートを整合して束ねる処理、ソート処理、ノンソート処理を行える。シート処理装置500はさらに、後処理として、シート束の後端側をステイプルするステイプル処理(綴じ処理)、シートの後端側にパンチ穴を開ける(穿孔する)パンチ処理、シート束を二つ折りにして製本する製本処理等の処理を行える。従ってシート処理装置500は、穿孔装置としてパンチ(穴開け)処理を行うパンチユニット750、ステイプル処理を行うステイプル部760、製本処理を行う製本部800を備えている。
シート処理装置500は、シートの搬入口付近に、搬入されるシートを検知するための入口センサ531を備える。搬送ローラ対503とバッファローラ505との間には、横位置シフトユニット1001が設けられている。横位置シフトユニット1001は、シートをオフセットして排紙するシフトソートモードやシートにパンチ穴をあけるパンチモードの際に、シートを幅方向にシフトさせながら搬送する機能を有する。横位置シフトユニット1001は、搬送ローラ1101a、1102a、従動ローラ1101b、1102bを備える。
また、シート処理装置500は、正常に処理されたシートを積載するトレイ700と異常と判断されたシートを積載するプルーフトレイ701とを備える。
パンチユニット750について図3で説明する。
図3(a)は、パンチユニット750を図2の矢印F1方向から見た図である。図3(b)は、パンチユニット750をシートの搬送方向上流側から見た図である。図3(c)は、パンチユニット750のカム部材に沿った断面図である。図3(a)〜(c)の左側、右側がそれぞれ図2の手前側、奥側である。
図3(b)に示すように、パンチユニット750はカム部材72を備え、カム部材72の右端部(奥側の端部)にはラック91が形成されている。ラック91には、可動フレーム52に設けられたカム部材駆動モータ92によって回転するピニオン94が噛合している。カム部材駆動モータ92が動作することで、カム部材72が手前または奥方向に移動する。
図3(c)に示すように、カム部材72には、左側(手前側)から順に、カム73A、73B(73D)、73E、73Cが形成されている。また、3穴用のパンチ68A、68B、68Cと、2穴用のパンチ68D、68Eとが設けられる。
カム73Aは3穴用のカムであり、カム73Aには3穴用のパンチ68Aが係合している。カム73Aの右側の直線部は左側の直線部より長く形成されている。左から2番目のカム73Bおよびカム73Dは、3穴用カムおよび2穴用カムとして兼用される。3穴用カムとしてのカム73Bには、3穴用パンチの内、中央の3穴用のパンチ68Bが係合している。2穴用カムとしてのカム73Dには、2穴用パンチの内、左側の2穴用のパンチ68Dが係合している。このカム73B、73Dは、2本のパンチ68B,68Dに共用されているので、カムの数を減らすことができると共に、パンチ68B、68D同士の間隔を狭めることが可能となっている。
左から3番目の2穴用のカム73Eと4番目の3穴用のカム73Cは、直線部分が互いに連通して形成されている。カム73Eには、2穴用パンチの内、右側の2穴用のパンチ68Eが係合している。カム73Cには、3穴用パンチの内、右側の3穴用のパンチ68Cが係合している。カム73Eの左側の直線部73Ea、カム73Cの右側の直線部73Caは、互いに離れる左右方向に延びている。
カム73Aの右側の直線部の長さと、カム73B(73D)の左右の直線部の長さと、カム73Eの左側の直線部73Eaの長さと、カム73Cの右側の直線部73Caの長さとは、ほぼ同じ長さに設定されている。また、カム73A、73E、73Cは、各パンチ68の進退方向(図2のF1方向)における同じ位置に形成される。カム73B(73D)は、他の3つのカム73A、73E、73Cに対して各パンチ68の進退方向における異なる位置に形成されている。
このような設定によって、カム73Aの右側の直線部と、カム73B(73D)の左側の直線部とは、互いの一部同士が対向しオーバラップする。また、カム73B(73D)の右側の直線部73Baと、カム73Eの左側の直線部73Eaとは、ほぼ全体同士が対向しオーバラップする。これらにより、隣接するパンチ68A,68B,68C,68D,68E同士の間隔を所定規格内の間隔とすることができる。
また、各パンチ68の進退方向において、カム73B(73D)の配置位置が、カム73A,73C,73Eに対してずれていて、カム73B(73D)とカム73A,73C,73Eとは、カム溝同士が連続しないようになっている。従って、可動の必要の無いパンチ68までが作動するようなことがない。
カム部材駆動モータ92が動作することでカム部材72が図3の左右方向に移動し、各パンチ68が、対応するカム73のカム溝に沿って進退移動することで、シートにパンチ穴が開けられる。
ところで、3穴用のパンチ68A,68B,68C同士の間隔は等間隔であるが、3穴用のカム73A、カム73B(D)、カム73Cの隣接するカム部分同士の間隔は異なっている。同様に、2穴用のパンチ68D,68Eの間隔は、2穴用のカム73D,73Eのカム部分同士の間隔と異なっている。
これらにより、カム部材72の移動によって3穴穿孔をするときは、3本の3穴用のパンチ68A,68B,68Cが、それぞれ時間差をおいて作動し、2穴穿孔をするときは、2本の2穴用のパンチ68D,68Eが、それぞれ時間差をおいて作動する。その結果、カム部材駆動モータ92に過負荷が加わることなく、カム部材駆動モータ92は、円滑な穴開け動作が可能となる。
図4は、シート処理装置500の横位置シフトユニット1001およびパンチユニット750の模式図である。図4の左側、右側がそれぞれ図2の手前側、奥側である。図4の上側が、シートの搬送方向(下流側)である。
搬送モータM1103により、ギア1116およびタイミングベルト1115を介して搬送ローラ1101a,1102aに駆動力が与えられ、搬送ローラ1101a,1102aと従動ローラ1101b,1102bとが協働してシートの搬送を行う。
シートの搬送方向に直交するシート幅方向における位置ずれを、以下、「横ずれ」ないし「横位置ずれ」と称する。搬送されるシートの横位置ずれ及び斜行は、横位置センサユニット1105の複数の横位置センサ1104によるシートの側端(横端部)の検知結果に基づき求められる。
まず、横位置センサユニット(以下、「センサユニット」と略記することもある)1105には、シート幅方向に沿って3つのセンサである横位置センサ1104(1104a、1104b、1104c)が配列される。横位置センサ1104a、1104b、1104cは間隔A(約10mm)の等間隔で配置される。
各々の横位置センサ1104の構成は同様であり、発光素子と受光素子とで構成され、センサユニット1105に実装されている。センサユニット1105は横位置センサ移動モータM1106によって矢印44、43に示すように図4の左右に駆動され、横位置センサ1104はセンサユニット1105と一体となって移動する。
横位置センサ移動モータM1106はステッピングモータであり、その駆動パルスから、センサユニット1105の移動距離、ひいては各横位置センサ1104の移動距離を求めることができる。センサユニット1105のホームポジション(待機位置;HP位置)は、横位置HPセンサ1108により検出される。
図5(a)は、横位置センサ1104がOFFからONになるときのシート(P1で示す)と横位置センサ1104との関係を示した図である。図5(b)は、横位置センサ1104がONからOFFになるときのシートと横位置センサ1104との関係を示した図である。横位置センサ1104の受光回路にはヒステリシスを持たせているので、図示したようにOFFからONになるときとONからOFFになるときとで、横端部を検知する位置が異なる。
また、図4に示すように、シフトユニット1001を矢印45、46に示すように図4の左右方向に駆動してシフトさせるためのシフト手段としての横位置シフトモータM1107が、センサユニット1105とは別体に設けられる。シフトユニット1001のホームポジションは、シフトユニットHPセンサ1109により検出される。
後端検知センサ1112は、搬送されてきたシートを検知すると共に、シートの後端がシフトユニット1001内の搬送ローラ1101a、1101bを抜けたことを検知する。パンチユニット750は、シート後端部に穴開けを行う穿孔装置である。
図6は、画像形成システム1000の制御系のブロック図である。
画像形成装置300は、CPU回路部150を備えている。CPU回路部150は、CPU153、ROM151、RAM152を内蔵し、ROM151に格納されている制御プログラムにより画像形成装置300を総括的に制御する。RAM152は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
原稿給送装置制御部101は、自動原稿給紙装置400をCPU回路部150からの指示に基づき駆動制御する。イメージリーダ制御部201は、スキャナに対する駆動制御を行い、出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部202に転送する。画像信号制御部202は、アナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部301に出力する。プリンタ制御部301は、画像信号制御部202から入力されたビデオ信号に基づき露光制御部を駆動する。操作部401は、各種操作指示を受け付けてCPU回路部150にその操作指示を伝えると共に、CPU回路部150からの信号に基づく情報を表示部に表示する。
シート処理装置500にはまた、フィニッシャ制御部501が搭載される。フィニッシャ制御部501は、CPU回路部150と情報のやり取りを行うことによってシート処理装置500全体の駆動制御を行う。このフィニッシャ制御部501は画像形成装置300側に設けてもよい。
フィニッシャ制御部501は、CPU550、ROM551、RAM552等を備える。フィニッシャ制御部501は、不図示の通信ICを介して画像形成装置300側のCPU回路部150と通信してデータ交換を行う。そして、フィニッシャ制御部501は、CPU回路部150からの指示に基づき、ROM551に格納された各種プログラムを実行してシート処理装置500を駆動制御する。
また、フィニッシャ制御部501は、入口センサ531、後端検知センサ1112、シフトユニットHPセンサ1109、横位置センサ1104の検知結果に基づき、モータM1107、M1106、M1103、パンチユニット750を制御する。
図7〜図9を用いて斜行量算出制御について説明する。以下の説明において、用いられるシートのサイズは複数種類あり得る。シートを特にサイズに分けて呼称する場合、サイズが小さい方から順に、シートSs、Sm、SLと記す。
図7は、センサユニット1105がシートの横端部を2回検知する様子を示す図である。なお、図7は、3つのタイミングにおけるシートとセンサユニット1105の位置関係を、図の横方向に並べて表している。また、破線で示したセンサユニット1105の幅方向の位置は正確に表されているが、図を見やすくするために搬送方向の位置は実際の位置とは異なる。図9は、横位置検知制御時のタイミングチャートである。
フィニッシャ制御部501による制御に従って、横位置シフトユニット1001によるシートの搬送中にセンサユニット1105がシートの幅方向中心位置に近づく方向に移動する(往動工程)。そして、横端部検知のための1回の往動行程において2つの横位置センサ1104がシート横端部を検知する。ここで、本実施の形態では、1回目の検知を行う第1のセンサが横位置センサ1104a、2回目の検知を行う第2のセンサが横位置センサ1104bであるとする。なお、幅方向のシートのずれ量によっては、第1のセンサが横位置センサ1104b、第2のセンサが横位置センサ1104cとなることもある。
横端部検知において、シートは一定のシート搬送速度Vpで搬送される。入口センサ531がONした時点から時間T1の経過後、センサユニット1105がホームポジションから移動を開始する。なお、時間T1で搬送される距離は図4、図7に示すBであり、距離Bは入口センサ531から横位置センサ1104までの搬送方向の距離に等しい。センサユニット1105の往動行程において、シートがシート搬送方向に搬送されながら、1回目の検知を行うまでの間は、センサユニット1105は第1の移動速度Vs1で移動する。1回目の検知がされた後、2回目の検知がなされるまでの間は、センサユニット1105は第2の移動速度Vs2で移動する。第1の移動速度Vs1は一定値である。第2の移動速度Vs2は、1回目の検知がされた後に設定され、その詳細は後述する。センサユニット1105の移動速度の制御は、フィニッシャ制御部501が横位置センサ移動モータM1106を制御することでなされる。
横端部検知において、シートがシート搬送方向に搬送されながら、横位置センサ移動モータM1106により駆動されてセンサユニット1105がホームポジションから第1の移動速度Vs1で移動する。そして、横位置センサ1104aがシート横端部の1回目の検知を行う。その後、第2の移動速度Vs2でセンサユニット1105が移動し、横位置センサ1104bがシート横端部の2回目の検知を行う。
ここで、図7に図示するように、シート搬送方向におけるシートの先端が検知された位置、すなわち入口センサ531がONしてから、センサユニット1105によりシートの横端部が1回目に検知されるまでのシート搬送距離をY1とする。入口センサ531がONしてから、シートの横端部が2回目に検知されるまでのシート搬送距離をY2とする。センサユニット1105が、ホームポジションからシートの横端部が1回目に検知されるまでに移動した移動量を移動距離X1とする。シートの横端部が1回目に検知された位置からシートの横端部が2回目に検知されるまでにセンサユニット1105が移動した移動量を移動距離X2とする。従って、センサユニット1105は、移動距離X1を第1の移動速度Vs1で移動し、移動距離X2を第2の移動速度Vs2で移動する。
また、1回目と2回目との横端部検知位置のずれ値をXdとする。本実施の形態では、横位置センサ1104a、1104b間の間隔がAであるから、ずれ値Xd=X2−Aである。仮にシートの斜行がゼロであるなら、Xd=0となるから、X2=Aとなる。
また、図9に示すように、入口センサ531がONした時点を基準時(起点)とする時間tp1、tp2、ts1、ts2を考える。時間tp1は、基準時から、シート搬送方向におけるセンサユニット1105の横位置センサ1104の位置にシートの先端が到達するまでの所要時間である。tp1は下記数式1により求められる。
[数1]
tp1=B/Vp
時間tp2は、基準時から、シートの後端がシート搬送方向における横位置センサ1104の位置を抜けるまでの所要時間である。今回搬送されて横端部検知の対象となっているシートの搬送方向の長さをシート長さLsとする。時間tp2は下記数式2により求められる。
[数2]
tp2=(B+Ls)/Vp
時間ts1は、基準時から、シートの横端部の1回目の検知がなされるまでの所要時間である。時間ts1は下記数式3により求められる。
[数3]
ts1=T1+X1/Vs1
時間ts2は、基準時から、シートの横端部の2回目の検知がなされるまでの所要時間である。時間ts2は、ts2=ts1+X2/Vs2の式により求められる。ところが、1回目の横端部検知がなされた時点では、2回目の横端部検知がなされていないから、移動距離X2が未知である。そこで、シートの斜行がゼロ(X2=Aである)であると仮定して、時間ts2を下記数式4で推定する。
[数4]
ts2=ts1+A/Vs2
シートの斜行量αは、下記数式5により求められる。(Y2−Y1)は、シート横端部が第1のセンサにより検知されてから第2のセンサにより検知されるまでのシートの搬送量に相当する。
[数5]
α=Xd/(Y2−Y1)
なお、距離B、時間T1、シート搬送速度Vp、第1の移動速度Vs1については既知であり、フィニッシャ制御部501が予め把握している。シート長さLsは、画像形成装置300のCPU回路部150から送られてくるシートサイズ情報から、フィニッシャ制御部501が認識する。移動距離X1、X2は、横位置センサ移動モータM1106の駆動パルスからフィニッシャ制御部501が取得、把握する。
ここで、2回目の横端部検知が確実になされるようにするためには、シート搬送方向における横位置センサ1104の位置をシート後端が抜けてしまう前に第2のセンサである横位置センサ1104bがシートの横端部に到達する必要がある。
その一方、あまりに余裕を持ちすぎて、1回目の横端部検知の直ぐ後に2回目の横端部検知がなされるようにしたとすると、2つの検知タイミングの間におけるシート搬送距離が短くなる。すると、数式5におけるずれ値Xd及び(Y2−Y1)の値が小さくなるため、斜行量αの算出精度が低くなる。
そこで、横位置センサ1104の位置をシート後端が抜けるタイミングよりも横位置センサ1104bがシートの横端部を検知するタイミングが早くなるという条件を前提に、2つの検知タイミングの間におけるシート搬送距離を極力長くするのが好ましい。すなわち、シート搬送方向における、2回目の横端部の検知位置からシート後端近似位置(推定位置)までの距離fは、極力短い距離とするのが好ましい。
そのためには、ts2<tp2が成立するという制約の範囲で、距離fがなるべく小さくなるように、第2の移動速度Vs2を設定すればよい。しかし実際には、2回目の横端部検知の完了前においては、シートの斜行量αは未知であるので、正確なシート後端位置は不明である。しかも、搬送速度や移動速度のばらつきやその他の誤差等を考慮すると、2回目の検横端部知ができなくなってしまうことを回避するためには、多少の余裕をもって2回目の横端部検知がなされるようにすることが必要である。
そこで、斜行がゼロである場合をベースとして考え、さらに所定の余裕値Z(所定の時間)を用いて、第2の移動速度Vs2を算出し、設定する。
具体的には、下記数式6が成立するように第2の移動速度Vs2を決定する。余裕値Zは、想定され得る斜行量、搬送や移動のばらつき、各種誤差を考慮して、実験値から予め定めておく。
[数6]
ts2=tp2−余裕値Z
数式2、3、4、6を用い、数式3で求まるts1を数式4に代入し、これにより求まるts2と数式2で求まるtp2とを数式6に代入することで、第2の移動速度Vs2が求められる。この処理をフローチャートで説明する。
図8は、横位置検知制御のフローチャートである。
まず、シート処理装置500のフィニッシャ制御部501は、画像形成装置300のCPU回路部150と通信して、シート処理装置500に搬送されてくるシートサイズ情報を入手する(ステップS101)。そして、フィニッシャ制御部501は、入手したシートサイズ情報から、横端部検知の対象となっているシートの搬送方向における長さを認識し、それをシート長さLsとして確定させる(ステップS102)。シートサイズ情報は、例えば、A4サイズ、B4サイズ、A5サイズ、等の規格を示す情報であるが、シート長さLsを認識できる情報であれば形式は問わない。
なお、シートサイズ情報に基づくことなくフィニッシャ制御部501がシート長さLsを認識できる構成を設けてもよい。例えば、シートが横位置シフトユニット1001に導入される前または導入されるときにそのシートの搬送方向の長さを測定する機構を設け、その測定結果からフィニッシャ制御部501がシート長さLsを取得するようにしてもよい。
次に、フィニッシャ制御部501は、センサユニット1105をホームポジションへ移動させる(ステップS103)。そして、フィニッシャ制御部501は、入口センサ531がONするのを待ち(ステップS104)、入口センサ531がONしたら、その時点から時間T1に亘りシートが搬送されたか否かを判別する(ステップS105)。その判別の結果、入口センサ531がONした時点から時間T1に亘りシートが搬送されたら、フィニッシャ制御部501は、シートの幅方向中心位置へ向けてのセンサユニット1105の移動を開始させる(ステップS106)。
次に、フィニッシャ制御部501は、シートの横端部の1回目の検知がなされたか、すなわち第1のセンサである横位置センサ1104aがONしたか否かを判別する(ステップS107)。そして、横位置センサ1104aがONした場合は、フィニッシャ制御部501は、上述した手法により、数式2、3、4、6を用いてVs2値を算出する(ステップS108)。すなわち、フィニッシャ制御部501は、ts2<tp2が成立し且つ、ts2値がtp2値に極力近くなるようなVs2値を求め、それを第2の移動速度Vs2として設定する。
次に、フィニッシャ制御部501は、センサユニット1105を第2の移動速度Vs2で移動させるよう制御する(ステップS109)。従って、図9に示すように、シートの横端部の1回目の検知がなされた時点(基準時から時間ts1が経過した時点)を境として、目標とするセンサユニット1105の移動速度がVs1値からVs2値に切り替わる。
次に、フィニッシャ制御部501は、シートの横端部の2回目の検知がなされたか、すなわち第2のセンサ(ここでは横位置センサ1104b)がONしたか否かを判別する(ステップS110)。そして、横位置センサ1104bがONした場合は、フィニッシャ制御部501は、目標とするセンサユニット1105の移動速度を0に切り替え、センサユニット1105の移動を停止させるよう制御する(ステップS111)。その後、図8の処理が終了する。
図8の処理終了後は、フィニッシャ制御部501は、搬送モータM1103を一旦停止させ、さらに搬送モータM1103を逆転させて不図示のストッパにシートを突き当てるよう制御することで、シートの斜行を補正する。次にフィニッシャ制御部501は、ストッパにシートを突き当てた状態のままパンチユニット750に穿孔動作を行わせる。穿孔動作が終了したら、フィニッシャ制御部501は、搬送モータM1103を起動し、シートの搬送を再開する。
なお、横位置センサ1104bがONした時点で、搬送距離をY1、Y2及びずれ値Xdが既知となるから、フィニッシャ制御部501は、これらを数式5に適用して斜行量αを算出する。
また、フィニッシャ制御部501は、パンチユニット750に穿孔動作を行わせるに当たって、斜行量αを加味して横位置ずれ量を算出する。この横位置ずれ量Jは、シートの後端近傍(横端部の2回目の検知がなされる搬送方向の位置)における、規定の横位置(図7に示す基準位置703)に対するずれ量として算出される。図7に示すように、横位置ずれ量Jは、基準位置703から第2のセンサによる検知位置704までの距離である。シート幅方向におけるセンサユニット1105の待機位置から基準位置703までの距離をCとする。横位置ずれ量Jは、手前進み斜行時であれば、J=C−(X1+X2+α×f)により算出され、奥進み斜行時であれば、J=C−(X1+X2−α×f)により算出される。ここで、手前進み斜行とは、図7に例示するように、手前側が奥側よりも先行する方向にシートが傾いている状態をいう。奥進み斜行とは、奥側が手前側より先行する方向にシートが傾いている状態をいう。
そして、シート後端が搬送ローラ対503を抜けた後、フィニッシャ制御部501は、横位置ずれ量に基づき横位置ずれ補正を実行する。すなわちフィニッシャ制御部501は、横位置ずれ量が解消されるように、横位置シフトユニット1001をシート幅方向に移動させる。横位置ずれ量が解消された後に、パンチユニット750による穿孔処理が実行される。これにより、パンチユニット750による穿孔位置の高い精度が維持される。
なお、横位置ずれ量Jの算出結果に基づいてパンチ穴の位置を合わせるために、横位置ずれ補正において、シート(ないしシフトユニット1001)をシフトさせるが、この構成に限定されない。すなわち、シフトユニット1001およびパンチユニット750の少なくとも一方をシフトさせるように構成してもよい。
ここで、図10を用いて、シートサイズが異なる場合の比較をしておく。図10は、センサユニット1105がシートの横端部を2回検知する様子を示す図である。図10では、比較のために、2種類のシートサイズのシートを示してある。すなわち、シートSmは、シートサイズがシートSsより大きく、シート長さLsはシートSsより長い。
横端部検知の対象となるシートSmについて、図8のステップS102で確定されるシート長さLsは、シートSsのものより長い値となる。図8の処理を経ることにより、シート搬送方向における、2回目の横端部の検知位置からシートSmの後端近似位置までの距離は、図10に示す距離f2となる。仮に、確定されるシート長さLsを、シートSsの値のままとして図8の処理を進めた場合、上記距離は図10に示すf’となってしまい、非常に長くなる。しかし、本実施の形態では、搬送されるシートのサイズに応じて2回目の検知タイミングが変わることから、上記距離はf2となり、f’に対して大きく短縮されることになる。
本実施の形態によれば、第2の移動速度Vs2が、シート長さLsと、センサ配置間隔Aと、シート搬送速度Vpと、第1の移動速度Vs1と、移動距離X1とに基づいて算出・設定される。従って、2つのセンサでシートの幅方向端部を検知する際の1回目の検知から2回目の検知までのシート搬送距離を、シート長さLsに応じて設定することができる。具体的には、1回目の検知から2回目の検知までのシート搬送距離を極力長く設定するようにした。これにより、斜行量αを算出する数式5におけるずれ値Xd、及び(Y2−Y1)の値を極力大きくすることができるので、斜行量αの算出精度を高めることができる。ひいては横位置ずれ補正の精度、シートの穴位置精度の向上に繋がる。
なお、本実施の形態において、構成を簡単にする観点からは、第2の移動速度Vs2をシート長さLsのみに基づいて設定してもよい。用いられるシートのシートサイズは規格により想定されるため、シート長さLsの値もある程度の想定が可能である。そこで、横位置センサ1104の位置をシート後端が抜けてしまう前に横位置センサ1104bがシートの横端部に確実に到達できるような第2の移動速度Vs2の値を、予め複数のシート長さLsの値に対応させて記憶しておく。その際、記憶する値には、変動要素である移動距離X1や各種のばらつきを考慮して余裕をとっておく。そして、フィニッシャ制御部501は、認識したシート長さLsに対応するVs2値を第2の移動速度Vs2として設定する。
なお、第2の移動速度Vs2は、第1の移動速度Vs1より低い(Vs2<Vs1)ことが望ましい。そうすれば、2回目の横端部検知が確実になされると共に、センサユニット1105の移動開始から1回目の横端部検知までの時間を短くして生産性を高めることができる。
なお、第2のセンサは、第1のセンサよりもシートの幅方向中心位置から離れているセンサであればよい。従って、第1、第2のセンサの組み合わせとしては、横位置センサ1104a及び1104bの組のほか、横位置センサ1104a及び1104cの組、あるいは横位置センサ1104b及び1104cの組が採用可能である。本実施の形態では、用いるセンサは決められた2個であるので、3個以上有することは必須でない。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、シート長さLsに応じて第2の移動速度Vs2を設定する構成であった。これに対し、本発明の第2の実施の形態では、シート長さLsに応じて、2回目の横端部検知に用いるセンサを選択した上で、第1の実施の形態と同様にシート長さLsに応じて第2の移動速度Vs2を設定する。
図11は、第2の実施の形態においてセンサユニット1105がシートの横端部を2回検知する様子を示す図である。図12は、横位置検知制御のフローチャートである。
図12に沿って横位置検知制御を説明する。本実施の形態では、第1のセンサは横位置センサ1104aに予め決められているとする。
まず、フィニッシャ制御部501は、ステップS201で、図8のステップS101と同様の処理を実行する。そして、ステップS202では、フィニッシャ制御部501は、入手したシートサイズ情報から、横端部検知の対象となっているシートの搬送方向における長さを認識し、それをシート長さLsとして確定させる。それと共に、第1のセンサ以外のセンサ(横位置センサ1104b、1104c)の中から、シート長さLsに応じて、第2のセンサとして使用するセンサを選択し、確定させる。
ここで、シート長さLsに応じたセンサの選択は、例えば閾値を用いて行い、シート長さLsが閾値より短い場合に横位置センサ1104bを選択し、長い場合に横位置センサ1104cを選択するようにする。横位置センサ1104の数を4以上とした場合は、判定に用いる閾値の数もそれに応じて増やせばよい。
続くステップS203〜S211では、フィニッシャ制御部501は、図8のステップS103〜S111と同様の処理を実行する。ただし、第2のセンサが関わる処理については、第1の実施の形態では一律に横位置センサ1104bが適用されたのに対し、第2の実施の形態では第2のセンサとして選択されたものが適用される点は異なる。
例えば、ステップS210では、フィニッシャ制御部501は、シートの横端部の2回目の検知がなされたか、すなわち第2のセンサ(横位置センサ1104bまたは1104cのうち選択されているもの)がONしたか否かを判別することになる。
また、各横位置センサ1104がAの等間隔であるから、移動距離X2については、第2のセンサとして横位置センサ1104bが選択された場合は、第1の実施の形態と同様にずれ値Xd=X2−Aである(図7参照)。そして仮にシートの斜行がゼロであるなら、Xd=0となるから、X2=Aとなる。しかし、第2のセンサとして横位置センサ1104c選択された場合は、図11に示すように、ずれ値Xd=X2−2×Aである。仮にシートの斜行がゼロであるなら、Xd=0となるから、X2=2×Aとなる。
このように、移動距離X2に関しては、選択されるセンサにより値が段階的に変わることになる。しかし、第1のセンサと第2のセンサとの配置間隔(Aか、2×Aか)を演算に反映させることで、第1の実施の形態と同様に数式2、3、4、6を用いて第2の移動速度Vs2を設定することができる。
図11に示すように、シートサイズがシートSmより大きいシートSLが横端部検知の対象となった場合でも、図12の処理を経ることにより、シート搬送方向における、2回目の横端部の検知位置からシートSLの後端近似位置までの距離はf3となる。距離f3は十分に短い値となっている。
本実施の形態によれば、2つのセンサでシートの幅方向端部を検知する際の1回目の検知から2回目の検知までのシート搬送距離を、シート長さに応じて設定することに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に、最適な第2のセンサを選択した上で第2の移動速度Vs2を設定するので、一層広範囲のシートサイズにも難なく対応することができる。
なお、第2の実施の形態において、センサ選択だけを採用する構成としてもよい。その場合、構成を簡単にする観点からは、図12のステップS202で、第2のセンサとして使用する横位置センサ1104をシート長さLsに応じて選択する。その後、第2の移動速度Vs2の算出は行わず、センサユニット1105は第1の移動速度Vs1で定速移動する構成とする。このようにしても、従来のように一律のセンサで一律のセンサ移動速度を採用する構成に比べれば、1回目の検知から2回目の検知までのシート搬送距離を長く設定できる効果は得られる。
あるいは、第2のセンサとして使用する横位置センサ1104を、シート長さLsと、各横位置センサ1104の配置間隔と、シート搬送速度Vpと、第1の移動速度Vs1と、移動距離X1とに基づいて求めるようにしてもよい。この場合にも、第2の移動速度Vs2の算出は行わず、センサユニット1105は第1の移動速度Vs1で定速移動することとする。この構成とする場合、横位置センサ1104の数は最低限3つ以上必要であり、4つ以上が望ましい。この構成は例えば、数式2、3、7、8を用いて次のようにして実現できる。
まず、数式4に代えて下記数式7を用いる。
[数7]
ts2=ts1+n×A/Vs1
ここで、Vs2=Vs1であるとしたので、Vs2に代えてVs1が代入されている。「n」は、第1のセンサを0番目として第1のセンサから何番目のセンサであるかを示す値である。n=1は横位置センサ1104b、n=2は横位置センサ1104cが対応する。従って、n×Aは、第1のセンサと第2のセンサとの配置間隔となる。
また、数式6に代えて下記数式8を用いる。
[数8]
ts2≦tp2−余裕値Z
そして、数式2、3、7を用い、数式8が成立する範囲で最も大きな値となるnを求める。例えば、n=1となれば横位置センサ1104bが選択され、n=2となれば横位置センサ1104cが選択されることになる。これにより、ts2<tp2が成立するという制約の範囲内で、第1のセンサから最も離れた位置に配置されているセンサが第2のセンサとして選択される。
なお、上記各実施の形態において、隣接する横位置センサ1104の間隔はAという等間隔に限られない。第1のセンサに対する配置間隔(距離)が既知であればよい。その既知の値を、間隔A等に代えて上記各数式に当てはめればよい。
なお、第1のセンサは、必ずしも、シートの幅方向中心位置に最も近い側の横位置センサ1104である必要はない。第1のセンサに対して、シートの幅方向中心位置から離れた位置に、第2のセンサとなり得る横位置センサ1104が存在する構成であればよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
501 フィニッシャ制御部
1001 横位置シフトユニット
1104 横位置センサ
1105 センサユニット
M1106 横位置センサ移動モータ

Claims (10)

  1. シートを搬送する搬送手段と、
    搬送されるシートの幅方向の端部を各々検知する複数のセンサが、シートの搬送方向に直交するシート幅方向に沿って配列されたセンサユニットと、
    前記センサユニットをシート幅方向に移動させる移動手段と、
    前記搬送手段によるシートの搬送中に第1の移動速度で前記センサユニットを移動させ、前記搬送されるシートの幅方向の端部が前記複数のセンサのうち第1のセンサにより検知された後、設定される第2の移動速度で前記センサユニットを移動させ、前記搬送されるシートの幅方向の端部が前記複数のセンサのうち第2のセンサにより検知されるよう前記移動手段を制御する制御手段と、
    前記搬送されるシートの前記搬送方向におけるシート長さを取得する取得手段と、
    前記搬送されるシートの幅方向の端部が前記第1のセンサにより検知された時に、前記取得手段により取得された前記シート長さと、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの配置間隔と、前記搬送手段による前記シートの搬送速度と、前記第1の移動速度と、前記第1のセンサにより検知された前記シートの幅方向の端部の位置とに基づいて前記第2の移動速度を設定する設定手段とを有し、
    前記制御手段は、前記搬送されるシートの幅方向の端部が前記第1のセンサにより検知された後、前記第2のセンサにより検知されるまでは、前記センサユニットが前記設定手段により設定された前記第2の移動速度で移動するように前記移動手段を制御することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記設定手段は、前記搬送されるシートの後端が前記搬送方向における前記第2のセンサの位置を抜けるタイミングよりも、前記搬送されるシートの幅方向の端部が前記第2のセンサにより検知されるタイミングの方が所定の時間だけ早くなるように、前記第2の移動速度を設定することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記第2の移動速度は前記第1の移動速度よりも低い値に設定されることを特徴とする請求項1または2に記載のシート処理装置。
  4. シートを搬送する搬送手段と、
    搬送されるシートの幅方向の端部を各々検知する3つ以上の複数のセンサが、シートの搬送方向に直交するシート幅方向に沿って配列されたセンサユニットと、
    前記センサユニットをシート幅方向に移動させる移動手段と、
    前記搬送手段によるシートの搬送中に前記センサユニットを移動させ、前記搬送されるシートの幅方向の端部が、前記複数のセンサのうち第1のセンサにより検知されるのに続いて前記複数のセンサのうち選択される第2のセンサにより検知されるよう前記移動手段を制御する制御手段と、
    前記搬送されるシートの前記搬送方向におけるシート長さを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記シート長さと、前記第1のセンサに対する前記複数の各センサの配置間隔と、前記搬送手段による前記シートの搬送速度と、前記センサユニットの移動速度と、前記第1のセンサにより検知された前記シートの幅方向の端部の位置とに基づいて、前記複数のセンサのうち前記第1のセンサ以外のセンサのいずれかを前記第2のセンサとして選択する選択手段とを有することを特徴とするシート処理装置。
  5. 前記選択手段は、前記搬送されるシートの後端が前記搬送方向における前記第2のセンサの位置を抜けるタイミングよりも、前記搬送されるシートの幅方向の端部が前記第2のセンサにより検知されるタイミングの方が早くなる範囲内で、前記第1のセンサから最も離れた位置に配置されているセンサを前記第2のセンサとして選択することを特徴とする請求項4に記載のシート処理装置。
  6. 前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの配置間隔と、前記搬送されるシートの幅方向の端部が前記第1のセンサにより検知されてから前記第2のセンサにより検知されるまでの前記第2のセンサの移動量と、前記搬送されるシートの幅方向の端部が前記第1のセンサにより検知されてから前記第2のセンサにより検知されるまでの前記シートの搬送量とに基づいて、前記搬送されるシートの斜行量を算出する第1の算出手段を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  7. 前記第1の算出手段により算出された前記斜行量と前記第1のセンサの検知結果と前記第2のセンサの検知結果とに基づいて、規定の横位置に対するシートの横位置ずれ量を算出する第2の算出手段を有することを特徴とする請求項に記載のシート処理装置。
  8. 前記第2の算出手段により算出された前記横位置ずれ量に基づいて、前記搬送手段を前記シート幅方向にシフトさせるシフト手段を有することを特徴とする請求項に記載のシート処理装置。
  9. 前記シフト手段により前記横位置ずれ量に基づく前記搬送手段のシフトがなされた後に、前記シートにパンチ穴を開ける穿孔装置を有することを特徴とする請求項に記載のシート処理装置。
  10. 前記シートにパンチ穴を開ける穿孔装置を有し、
    前記穿孔装置により前記シートにパンチ穴が開けられる前に、前記第2の算出手段により算出された前記横位置ずれ量に基づいて、前記穿孔装置を前記シート幅方向にシフトさせるシフト手段を有することを特徴とする請求項に記載のシート処理装置。
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