JP6221479B2 - 情報提供システム、情報提供サーバ、情報提供端末、及び、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報提供システムに関し、更に詳しくは、Bluetooth(登録商標) Low Energyの通信方式を利用した情報提供システム等に関する。
従来、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下、BLEとする)の無線通信方式を利用した装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1は、BLE無線通信を備えた携帯電話やリモコン等を使用してパーソナルコンピュータ等のアプリケーションの実行を制御する装置について開示している。
特許文献1の装置は、BLEの無線通信方式を利用し、複数のスレーブの無線通信機と、一つのマスターの無線通信部を有するコンピュータ間の通信を確立し、マスター側は、複数のスレーブ側の無線通信機を検出した場合には、複数のスレーブ側の無線通信機から1つが選択されるように促し、選択された1つの無線通信機のユーザに対応するアプリケーションを実行する。
特開2012−98825号公報
しかしながら、特許文献1の装置は、マスター側が複数のスレーブ側の無線通信機を検出した場合、通信を確立して、いずれかのスレーブ側の無線通信機が選択されるようにしなければならないという問題がある。
すなわち、店舗への複数の客にアプリケーションを提供するような場合に、1人の客にしかアプリケーションを提供できないという問題がある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数のユーザ端末に対して情報やサービスを提供可能なBLE無線通信を使用した情報提供システム等を提供することである。
前述した目的を達成するために、第1の発明は、店舗端末及び複数のユーザ端末、ネットワークを介してサーバと接続された情報提供システムであって、前記店舗端末は、前記サーバから送信されるアドバタイジング情報を、前記ユーザ端末との間で通信の接続を確立することなく、前記ユーザ端末に所定間隔で配信する無線通信手段、を備え、前記ユーザ端末は、前記店舗端末から配信されるアドバタイジング情報を、前記店舗端末との間で通信の接続を確立することなく、受信する無線通信手段と、前記サーバに、ユーザ識別子と前記アドバタイジング情報とを送信する送信手段と、を備え、前記サーバは、アドバタイジング情報を生成するアドバタイジング情報生成手段と、生成した前記アドバタイジング情報を、前記店舗端末へ送信する送信手段と、生成した前記アドバタイジング情報とその生成日時と店舗識別子とを紐付けて記憶する店舗記憶手段と、前記ユーザ端末から、ユーザ識別子とアドバタイジング情報とを受信する受信手段と、受信した前記アドバタイジング情報に紐付けられた前記店舗識別子がある場合、当該店舗識別子に紐付けられた店舗の配信情報を前記ユーザ端末に送信する情報提供手段と、を備え、前記情報提供手段は、受信した前記アドバタイジング情報の前記生成日時が所定の日時以降のものである場合にのみ、前記配信情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする情報提供システムである。
第1の発明により、店舗端末から、アドバタイジング情報を無線通信により受信したユーザ端末が、店舗識別子に係る店舗に来店したことが分かるため、当該店舗識別子を用いて、ユーザ端末に係るユーザに情報やサービスの提供等をすることができる。また、サーバは、ユーザ端末に係るユーザの来店を確認することができる。また、アドバタイジング情報の有効期間を設定でき、不正利用を防止することができる。
前記無線通信手段は、Bluetooth(登録商標) Low Energyのアドバタイズ機能により、アドバタイズ・パケットに前記アドバタイジング情報を含めて通信を行うことが望ましい。
これにより、店舗端末は、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)のアドバタイズ機能のみを使用することにより、接続を確立することなく、バックグラウンド処理で、アドバタイジング情報を配信し続けることが可能である。BLEの場合、3チャネルのアドバタイジング・チャネルにより短い周期でアドバタイジング情報を配信でき、多数のユーザ端末が存在する場合にも、短い時間で多くのユーザ端末にアドバタイジング情報を配信することが可能になる。
前記アドバタイジング情報は、店舗識別情報と改ざん防止情報とからなるデバイス名を含み、前記アドバタイジング情報生成手段は、定間隔で改ざん防止情報を変更することが望ましい。
これにより、一定の間隔で、アドバタイジング情報の変更でき、改ざんを防止することができる。
前記アドバタイジング情報は、さらに、サービス識別子を含み、前記ユーザ端末の前記無線通信手段は、前記サービス識別子によって、アドバタイジング情報のフィルタリングを行うことが望ましい。
これにより、ユーザ端末は、必要なサービス識別子に係るサービスのみを受けることができる。
前記サーバは、さらに、受信した前記アドバタイジング情報に紐付けられた前記店舗識別子がある場合に、前記ユーザ識別子と当該店舗識別子と紐付けて、来店履歴として記憶する来店履歴記憶手段を備えることが望ましい。
これにより、ユーザ端末に係るユーザの来店履歴を取得することができる。
前記サーバは、さらに、受信した前記アドバタイジング情報に紐付けられた前記店舗識別子がある場合に、前記ユーザ識別子に係るユーザに、当該店舗識別子に係る店舗のポイントを加算するポイント付与手段を備えることが望ましい。
これにより、ユーザ端末に来店ポイントを付与することができる。
第2の発明は 店舗端末及び複数のユーザ端末、ネットワークを介してサーバと接続された情報提供システムであって、前記店舗端末は、前記サーバから送信されるアドバタイジング情報を、前記ユーザ端末との間で通信の接続を確立することなく、前記ユーザ端末に所定間隔で配信する無線通信手段、を備え、前記ユーザ端末は、前記店舗端末から配信されるアドバタイジング情報を、前記店舗端末との間で通信の接続を確立することなく、受信する無線通信手段と、前記無線通信手段により受信した前記アドバタイジング情報の受信電波強度の強さから前記店舗端末との距離の遠近を判断し、前記距離が近いと判断された前記店舗端末からの前記アドバタイジング情報を選択する選択手段と、前記サーバに、ユーザ識別子と前記選択手段により選択された前記アドバタイジング情報とを送信する送信手段と、を備え、前記サーバは、アドバタイジング情報を生成するアドバタイジング情報生成手段と、
生成した前記アドバタイジング情報を、前記店舗端末へ送信する送信手段と、生成した前記アドバタイジング情報とその生成日時と店舗識別子とを紐付けて記憶する店舗記憶手段と、前記ユーザ端末から、ユーザ識別子とアドバタイジング情報とを受信する受信手段と、受信した前記アドバタイジング情報に紐付けられた前記店舗識別子がある場合、当該店舗識別子に紐付けられた店舗の配信情報を前記ユーザ端末に送信する情報提供手段と、を備え、前記情報提供手段は、受信した前記アドバタイジング情報の前記生成日時が所定の日時以降のものである場合にのみ、前記配信情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする情報提供システムである。
第2の発明により、店舗端末から、アドバタイジング情報を無線通信により受信したユーザ端末が、店舗識別子に係る店舗に来店したことが分かるため、当該店舗識別子を用いて、ユーザ端末に係るユーザに情報やサービスの提供等をすることができる。また、サーバは、ユーザ端末に係るユーザの来店を確認することができる。さらに、ユーザ端末の付近に複数の店舗端末がある場合でも、近くの店舗端末のアドバタイジング情報を選択できるので、来店していない店舗に来店した等の誤判断を防止することができる。また、アドバタイジング情報の有効期間を設定でき、不正利用を防止することができる。
第3の発明は、複数のユーザ端末に対して情報を提供可能な情報提供サーバであって、前記情報提供サーバから送信されるアドバタイジング情報を、前記ユーザ端末との間で通信の接続を確立することなく、前記ユーザ端末に所定間隔で無線通信により配信する店舗端末、及び、前記店舗端末から配信されるアドバタイジング情報を、前記店舗端末との間で通信の接続を確立することなく、無線通信により受信し、前記情報提供サーバにユーザ識別子と前記アドバタイジング情報とを送信する前記ユーザ端末、ネットワークを介して接続される前記情報提供サーバにおいてアドバタイジング情報を生成するアドバタイジング情報生成手段と、生成した前記アドバタイジング情報を、前記店舗端末へ送信する送信手段と、生成した前記アドバタイジング情報とその生成日時と店舗識別子とを紐付けて記憶する店舗記憶手段と、前記ユーザ端末から、ユーザ識別子とアドバタイジング情報とを受信する受信手段と、受信した前記アドバタイジング情報に紐付けられた前記店舗識別子がある場合、当該店舗識別子に紐付けられた店舗の配信情報を前記ユーザ端末に送信する情報提供手段と、を備え、前記情報提供手段は、受信した前記アドバタイジング情報の前記生成日時が所定の日時以降のものである場合にのみ、前記配信情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする情報提供サーバである。
第3の発明により、情報提供サーバは、店舗端末から、アドバタイジング情報を無線通信により受信したユーザ端末が、店舗識別子に係る店舗に来店したことが分かるため、当該店舗識別子を用いて、ユーザ端末に係るユーザに情報やサービスの提供等をすることができる。また、情報提供サーバは、ユーザ端末に係るユーザの来店を確認することができる。また、アドバタイジング情報の有効期間を設定でき、不正利用を防止することができる。
第4の発明は、コンピュータを、複数のユーザ端末に対して情報を提供可能な情報提供サーバであって、前記情報提供サーバから送信されるアドバタイジング情報を、前記ユーザ端末との間で通信の接続を確立することなく、前記ユーザ端末に所定間隔で無線通信により配信する店舗端末、及び、前記店舗端末から配信されるアドバタイジング情報を、前記店舗端末との間で通信の接続を確立することなく、無線通信により受信し、前記情報提供サーバにユーザ識別子と前記アドバタイジング情報とを送信する前記ユーザ端末、ネットワークを介して接続される前記情報提供サーバとして機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、アドバタイジング情報を生成するアドバタイジング情報生成手段、生成した前記アドバタイジング情報を、前記店舗端末へ送信する送信手段、生成した前記アドバタイジング情報とその生成日時と店舗識別子とを紐付けて記憶する店舗記憶手段、前記ユーザ端末から、ユーザ識別子とアドバタイジング情報とを受信する受信手段、受信した前記アドバタイジング情報に紐付けられた前記店舗識別子がある場合、当該店舗識別子に紐付けられた店舗の配信情報を前記ユーザ端末に送信する情報提供手段、として機能させ、前記情報提供手段は、受信した前記アドバタイジング情報の前記生成日時が所定の日時以降のものである場合にのみ、前記配信情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とするプログラムである。
本発明により、複数のユーザ端末に対して情報やサービスを提供可能なBLE無線通信を使用した情報提供システム等を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る情報提供システム1の構成例を示す図 店舗端末10、ユーザ端末20、サーバ30、端末19の構成例を示すブロック図 店舗端末10の別の構成例を示すブロック図 BLE無線通信によるアドバタイズ機能を説明する図 BLE無線通信によるアドバタイズ・パケットを説明する図 アドバタイジング情報43の構成例を示す図 本発明の実施の形態に係る情報提供システム1の処理の流れを示すフローチャート データベース39の構成例を示す図
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報提供システム1の構成例を示す図である。
情報提供システム1は、例えば、店舗端末10、ユーザ端末20、サーバ30で構成される。店舗端末10及びユーザ端末20は、インターネット等のネットワークを介してサーバ30と接続可能である。
また、店舗端末10とユーザ端末20は、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)の無線通信モジュールを具備する。
図1に示すように、店舗端末10は、サーバ30に店舗を一意に識別可能な店舗IDまたは端末IDをサーバ30に送り((1)問合せ)、サーバ30は、BLE無線通信のアドバタイジング情報を作成し、店舗端末10に回答する((2)回答)。アドバタイジング情報には、店舗識別情報が含まれる。また、サーバ30は作成したアドバタイジング情報をデータベースに格納しておく。
店舗端末10は、サーバ30からの回答((2)回答)を元にアドバタイジング情報を構成し、BLEのアドバタイズ機能によりアドバタイジング情報を配信する((3)アドバタイジング)。
店舗端末10が配信するBLE無線通信を受信可能な範囲にあるユーザ端末20がバックグラウンド処理としてBLEの無線通信を受信可能な状態にしていると、ユーザ端末20はアドバタイジング情報を受信し、店舗識別情報に紐づくアプリケーションがユーザ端末20に登録してあれば起動して、サーバ30への問合せを可能にする。
ユーザ端末20のアプリケーションによりサーバ30へアクセスすると((4)問合せ)、アドバタイジング情報とユーザを識別する情報がサーバ30へ送られ、サーバ30は、データベースに格納されているアドバタイジング情報と一致した場合には、店舗識別情報に紐づく情報をユーザ端末20に送る((5)情報提供)。
店舗識別情報に紐づく情報は、例えば、おすすめ情報等の広告や、店舗の位置情報、転送先のURL、クーポン等のお得情報等である。
また、サーバ30は、情報提供((5)情報提供)の他に、例えば、サーバ30が管理している当該店舗の来店ポイントを加算するサービスや、顧客の会員認証を行うサービスを実行するようにしてもよい。
図2は、店舗端末10のハードウエア構成例を示すブロック図である。図2のハードウエア構成は一例であり、異なる構成を採ることが可能である。
店舗端末10は、例えば、Bluetooth(登録商標) Low Energyの無線通信機能を備えた携帯端末やパーソナルコンピュータ等であり、制御部31、記憶部32、メディア入出力部33、通信制御部34、入力部35、表示部36、周辺機器I/F部37等が、バス38を介して接続される。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
CPUは、記憶部12、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス38を介して接続された各装置を駆動制御し、店舗端末10の処理を実行する。ROMは、不揮発性メモリであり、店舗端末10のブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。RAMは、揮発性メモリであり、記憶部32、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部31が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶部32は、HDD(ハードディスクドライブ)やフラッシュメモリ等であり、制御部31が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムは、例えば、アドバタイジング情報を構築してBLE無線通信のアドバタイジング機能により配信するプログラムなどである。これらの各プログラムコードは、制御部31により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
メディア入出力部33(ドライブ装置)は、データの入出力を行い、例えば、CDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)等のメディア入出力装置を有する。
通信制御部34は、通信制御装置、通信ポート等を有する。店舗端末10の通信制御部34は、BLE無線通信機能を備えるとともに、インターネット等のネットワークを介してサーバ30と通信可能に構築する。ネットワークは、有線、無線を問わない。
入力部35は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。
表示部36は、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置である。
周辺機器I/F(インタフェース)部37は、周辺機器を接続させるためのポートであり、USB、IEEE1394、RS−232C等で構成される。
バス38は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
図3は、店舗端末10の別の構成例を示す図である。
店舗端末10は、図1のような構成の他、例えば、図2に示すように、BLE無線通信装置11がパーソナルコンピュータの端末19外に外付けされた構成でもよい。BLE無線通信装置11は、小型に構成することが可能であり、例えば、店舗の入口等に容易に設置することが可能になる。
BLE無線通信装置11は、BLEモジュール13と処理部15、電源部17等で構成されるBLE無線通信に特化した構成である。
BLEモジュール13は、BLE無線通信用LSI等で構成されるBLE送受信部である。
処理部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)とメモリを備え、アドバタイジング情報等の構築を行う。
電源部17は、BLEモジュール13及び処理部15に電力を供給する。通常、電源部17にはコイン電池を用いることが可能であり、低消費電力で長時間動作させることができる。
BLE無線通信装置11を外付けする端末19は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯端末等であり、図3では、BLE無線通信装置11との通信を制御する通信制御部34のみを図示し、他の部分は省略してあるが、図2に示す構成である。端末19の構成は、図2に示す通りであり、説明は省略する。
図3に示すようなBLE無線通信装置11が外付けされた構成の店舗端末10の場合には、図1に示した店舗端末10とサーバ30間の通信(図1の(1)問合せ及び(2)回答)は、インターネット等のネットワークを介して接続された端末19とサーバ30間で行う。
端末19は、店舗端末10を一意に識別可能な情報を、通信制御部34を介してサーバ30に送り((1)問合せ)、サーバ30は、店舗識別情報を含むアドバタイジング情報を作成して端末19に回答する((2)回答)。
端末19は、サーバ30からの送られたアドバタイジング情報を例えばBLE無線通信装置11に送り、BLE無線通信装置11は、処理部15により配信するアドバタイジング情報を構築して配信する。
ユーザ端末20は、例えば、携帯電話等の携帯端末であり、その構成は、図2に示す通りであり、詳細な説明は省略する。
ユーザ端末20の通信制御部34も、店舗端末10と同様に、BLE無線通信機能を備えるとともに、インターネット等のネットワークを介してサーバ30と通信可能に構築する。ネットワークは、有線、無線を問わない。
サーバ30は、例えば、複数の店舗の管理センター等に設置される汎用コンピュータである。サーバ30の構成は、図2に示す通りであり、詳細な説明は省略する。
サーバ30の通信制御部34は、インターネット等のネットワークによる通信を制御する通信制御装置、通信ポート等であり、BLE無線通信機能を備える必要はない。
図4、図5は、BLE無線通信によるアドバタイズ機能を説明する図である。
図5(a)に示すように、BLE無線通信(Bluetooth(登録商標) Ver.4.0)は、通信相手を探すアドバタイジング・チャネルが3チャネルと少なく、短いスキャン時間で通信相手を探すことができるという長所がある。
一般に、BLE無線通信では、スレーブ側である店舗端末10又はBLE無線通信装置11がアドバタイジング情報43を含むアドバタイジングパケット41(図5(b)参照)を3チャネルの周波数で送信する(ステップ1、(1)アドバタイジング)。
バックグラウンド処理でBLE無線通信のスキャン機能を起動しているユーザ端末20が、スレーブ側が送信したBLE無線の通信範囲内にあると、ユーザ端末20は(1)アドバタイジングを検知する(ステップ2)。
BLE無線通信の電波到達距離は、Bluetooth(登録商標)のクラスにより異なり、クラス1は100m、クラス2は10m、クラス3は1mであるが、送信電波強度によりBLE無線の通信範囲を制御することが可能である。
(1)アドバタイジングで送信されるアドバタイジングパケット41は、図5(b)に示すように、1バイトのプリアンブル、4バイトのアクセスアドレス、2〜39バイトのPDU(Protocol Data Unit)、3バイトのCRC(Cyclic Redundancy Check)で構成される。
PDUは、2バイトのヘッダーと0〜37バイトのペイロードで構成され、ペイロードは6バイトのアドバタイザ・アドレスと、最大31バイトのアドバタイジング情報43で構成される。
マスター側のユーザ端末20が(1)アドバタイジングを検知すると(ステップ2)、ユーザ端末20はアドバタイジング情報43を受信するが、アドバタイジング情報43のサイズが31バイト以上である場合には(2)スキャン・リクエストをスレーブ側10、11に送信することが可能である(追加情報要求、ステップ3)。
(2)スキャン・リクエストは、(1)アドバタイジングのアドバタイズ・パケット41においてヘッダーに設定する4ビットのPDUタイプをスキャン可能(ADV_SCAN_IND)に設定することにより、マスター側から送信可能になる。
スレーブ側10、11は、(2)スキャン・リクエストを受信して(要求受信、ステップ4)、残りのアドバタイジング情報をアドバタイズ・パケット41に入れて(3)スキャン・レスポンスとして送信する(追加情報送信、ステップ5)。
マスター側のユーザ端末20は、(3)スキャン・レスポンスのアドバタイズ・パケットを受信する(追加情報受信、ステップ6)ことにより、完全なアドバタイジング情報を受け取る。
通常のBLE無線通信では、以上の(1)アドバタイジング、(2)スキャン・リクエスト、(3)スキャン・レスポンスの後に接続を確立するためのコネクト・リクエストとコネクト・レスポンスのパケットをマスター、スレーブ間で送受信することにより接続を確立し、その後、データ・パケットの送受信が行なわれる。
しかし、本実施の形態による情報提供システム1では、コネクト・リクエスト以降の接続確立処理は実行しないようにする。例えば、マスター側のユーザ端末20から送られるコネクト・リクエストをスレーブ側10、11で拒否するように予め設定しておけばよい。
これにより、スレーブ側10、11は、バックグラウンドで(1)アドバタイジングを継続して送り続けることが可能であり、店舗端末10の近辺や店舗の前を通過する他の複数のユーザ端末20にアドバタイズ・パケットを配信し続けることが可能になる。
図6は、アドバタイジング情報43の構成を示す図である。
図6(a)に示すように、アドバタイジング情報43は、例えば、サービスID45とデバイス名47で構成される。
サービスID45は、予め設定されたサービスを一意に識別するための識別情報であり、2バイト又は16バイトで設定されるが、2バイトは基本的なサービスが設定されているので、本実施の形態では、16バイトで設定される。
デバイス名47は30バイトであり、図6(b)に示すように、例えば、店舗識別コード55と、乱数もしくはハッシュ値の一部57で構成される。
店舗識別コード55は、例えば、事業者コード51と端末番号53で構成される。
また、乱数もしくはハッシュ値の一部57は、本実施の形態の情報提供システム1において、アドバタイジング情報43の改ざん等の不正を検出するために付加される。
アドバタイジング情報43は、図1において説明したように、サーバ30において作成される。
サーバ30に装備された乱数生成ソフトウエア又はハッシュ生成ソフトウエアを使用して、サーバ30の制御部31が発生した乱数もしくはハッシュ値の一部57と、店舗端末10から送信される店舗端末を一意に識別する情報を元にした事業者コード51と端末番号53からなる店舗識別コード55を合体してデバイス名47を構成する。
サーバ30は、乱数もしくはハッシュ値の一部57を所定の間隔ごとに変更してデバイス名47を構成する。所定の間隔は例えば1時間である。
1時間ごとに乱数もしくはハッシュ値の一部57が変更されることにより、ユーザ端末20からの問合せ(図1の(4))時にユーザ端末20から送られるアドバタイジング情報43の作成時刻を1時間単位で特定することが可能である。
これにより、例えば、ユーザ端末20から送られるアドバタイジング情報43が、何時間も前にサーバ30により作成されたものであった場合には、サーバ30からの情報提供(図1の(5))を行わないようにすることができる。
図7は、本実施の形態の情報提供システム1による情報提供サービスの処理の流れを示すフローチャートである。
店舗端末10の制御部31は、アドバタイジングを開始するためのアプリケーションを起動する(ステップ101)。
そして、店舗端末10の制御部31は、端末ID(又は店舗ID)をサーバ30に送り、アドバタイジング情報43の作成を依頼する問合せを行う(ステップ102)。
サーバ30の制御部31は、店舗端末10からの問合せを受信し、アドバタイジング情報43を構成するためのサービスID45及びデバイス名47を発行する(ステップ111)。
すなわち、端末ID又は店舗IDから事業者コード51と端末番号53から成る店舗識別コード55を作成し、更に、乱数又はハッシュ発生ソフトウエアを起動して乱数又はハッシュ値の一部57を求め、店舗識別コード55と合体させてデバイス名47を作成する(図6(b))。
このとき、乱数又はハッシュ発生ソフトウエアは、例えば1時間等の所定の時間ごとに発生させるようにすればよい。
サービスID45は、当該店舗が提供するサービスを特定するための識別情報であり、例えば、情報提供、ポイント付与、会員認証のサービスを識別可能な情報である。
次に、サーバ30の制御部31は、発行したサービスID45とデバイス名47を記憶部32等に構成されたデータベース39に格納する(ステップ112)。
図8は、データベース39の構成例を示す図である。
データベース39には、サービスID45、デバイス名47とともに、日時61及び店舗ID63が格納される。
デバイス名47の乱数又はハッシュ値の一部57は、例えば1時間等の所定の時間ごとに変更されるので、サービスID45が同じであっても、時刻によって、デバイス名47は変わることになる。
次に、サーバ30の制御部31は、作成したサービスID45及びデバイス名47を店舗端末10へ回答する(ステップ113)。
店舗端末10の制御部31は、サーバ30からの回答を受信し、サービスID45及びデバイス名47を取得する(ステップ103)。
店舗端末10が取得するデバイス名47は、所定の時間間隔ごと(例えば1時間ごと)に変わる。
店舗端末10の制御部31は、取得したサービスID45及びデバイス名47を元にアドバタイズ・パケット41を生成し(ステップ104)、通信制御部34を介してBLE無線通信のアドバタイズ機能によりアドバタイズ・パケット41を配信する(ステップ105)。
一方、ユーザ端末20は、予め、バックグラウンド・サービスを起動し(ステップ121)、BLE無線通信のスキャンを開始させておく(ステップ122)。
BLE無線通信のスキャンをバックグラウンドで稼働させているユーザ端末20が、店舗端末10から配信されているBLE無線通信の電波到達範囲内に入ると、ユーザ端末20の制御部31は、店舗端末10から配信されるアドバタイズ・パケット41を検知する(ステップ123)
ユーザ端末20の制御部31は、アドバタイズ・パケット41から、アドバタイジング情報43を取得する(ステップ124)。アドバタイジング情報43は、サービスID45、デバイス名47であり、このほか、ユーザ端末20の制御部31は、BLE無線通信の受信電波強度を取得するようにしてもよい。
バックグラウンドでBLE無線通信をスキャンすると、ユーザ端末20は、多くの場所でアドバタイズ・パケット41を検知する可能性がある。
しかしながら、BLE無線通信ではマスター側(ユーザ端末20)とスレーブ側(店舗端末10)が同じサービス・プロファイルを実装している必要があるので、ユーザ端末20の制御部31は、取得したアドバタイジング情報43のサービスID45がユーザ端末20に実装されていない場合には、当該アドバタイズ・パケット41を無視するフィルタリングをすることが可能である。
当該アドバタイズ・パケット41を無視した場合には、ユーザ端末20の制御部31は、ステップ122に戻り、更にBLEのスキャンを継続する。
ユーザ端末20(マスター側)に当該サービスIDが実装されている場合には、ユーザ端末20の制御部31は、デバイス名47の店舗識別コード55または事業者コード51を抽出し、ユーザ端末20の記憶部32に当該店舗識別コード55または事業者コード51が格納されているか否かを判定し、格納されている場合には、当該受信履歴を記憶部32に保存し、サーバ30へアクセスするためのアプリケーションの選択画面を表示する(ステップ125)。これにより、サーバ30へアクセスするか否かをユーザが選択可能にする。
ユーザがアプリケーションの起動を選択すると、ユーザ端末20の制御部31は、アドバタイジング情報43と当該アプリケーションのユーザIDをサーバ30に送信し、問い合わせる(ステップ126)。このほか、アドバタイズ・パケット41の受信(検知)日時をサーバ30に送るようにしてもよい。
サーバ30の制御部31は、ユーザ端末20から送信されたアドバタイジング情報43を、データベース39に格納されている情報と照合し、店舗ID63を特定する(ステップ114)。
このとき、ユーザ端末20から送信されたアドバタイジング情報43を構成するデバイス名47と一致するデバイス名47がデータベース39にない場合には、故意にデバイス名47が改ざんされたか、あるいは、何らかの原因でデバイス名47が変化したものと判断して処理を終了する。
また、ユーザ端末20から送信されたアドバタイジング情報43を構成するデバイス名47と一致するデバイス名47がデータベース39に存在した場合であっても、その日時61が所定の日時よりも前の古いものである場合には、情報又はサービスの提供をせずに処理を終了する。
サーバ30の制御部31は、ユーザ端末20から送信されたアドバタイジング情報43を構成するデバイス名47と一致するデバイス名47がデータベース39に存在し、その日時が所定の日時以降の新しいものである場合には、データベース39に格納されている当該店舗IDに紐づいた広告等の情報をユーザ端末20に送信する(ステップ115)。
このとき、送信する情報は、店舗IDと紐付けて、予めデータベース39に格納しておく。
ユーザ端末20の制御部31は、サーバ30から送信された情報を受信し、表示部36に表示する(ステップ127)。
店舗IDに紐づく情報は、例えば、店舗広告等のコンテンツであり、タイトル、内容、店舗の位置情報、転送先のURL、クーポン情報等で構成される。
以上の処理により、BLE無線通信によるアドバタイジングを行う店舗端末10を店舗内あるいは店舗の出入口付近に設備し、店舗から所定の距離内(例えば、5〜10m)を電力到達範囲としてアドバタイジングを行うことにより、店舗から所定の距離内に進入したユーザ端末30にアドバタイジング情報が送信され、ユーザが所望する場合には、店舗IDに紐づく広告等の情報をサーバ30からユーザ端末20に提供することが可能になる。
電波強度の調整は、ソフトウエア又はアンテナ、店舗端末10やBLE無線通信装置11の筺体により行うことが可能である。
これにより、店舗の前を通過する顧客のユーザ端末20に、広告等の当該店舗の情報を提供することが可能になる。
複数の店舗端末10が存在する場合、ユーザ端末20は、図7のステップ124により、アドバタイジング情報43を一気に複数検知してしまうことがあり得る。
このような場合を想定し、ユーザ端末20は、アドバタイジング情報43の検知時に同時に取得できる受信電波強度の値によって、店舗端末10とユーザ端末20間の距離の遠近を判断し、近い距離にある店舗端末10に関するアドバタイジング情報43にのみ処理を行い、サーバ30への問い合わせ処理(ステップ126)を実行するようにしてもよい。
図7のフローチャートでは、店舗IDに紐づく情報を提供する処理について説明したが、本実施の形態の情報提供システム1は、店舗に入店した顧客に来店ポイントを自動的に付与するサービスや、来店履歴を自動的に登録するサービス、顧客の会員認証を行うサービスを提供することも可能である。
来店ポイント付与サービス、あるいは、来店履歴を登録するサービスについて、説明する。
この場合、まず、店舗への入店を認識可能になるように、店舗端末10またはBLE無線通信装置11から送信される電波強度を調整する。電波強度の調整は、例えば、ソフトウエアまたはアンテナ、筺体によって行うことが可能である。
そして、店舗端末10によるアドバタイズ・パケットの配信処理を図7のステップ101〜105、ステップ111〜113と同様に行い、ユーザ端末20がステップ121〜ステップ124によってアドバタイジング情報43を取得したら、ユーザ端末20は、サーバ30にアクセスするアプリケーションを起動し、サーバ30にユーザIDおよびアドバタイジング情報43、アドバタイズ・パケット41の検知(受信)日時を送る。サーバ30は、アドバタイジング情報43をデータベース39の情報と照合し(ステップ114)、予めサーバ30に設置されている店舗ID63に紐づく来店ポイント付与アプリケーション、あるいは、来店履歴登録アプリケーションを起動し、ユーザIDに紐づく来店ポイント情報のポイント加算、あるいは、ユーザIDに紐づく来店履歴情報にアドバタイズ・パケット41の検知日時を登録する。
以上の処理により、店舗端末10が設置されている店舗への顧客の来店に伴い、自動的に来店ポイントを付与したり、来店履歴を登録することが可能になる。
一方、顧客の会員認証を行うサービスを提供する場合には、レジ等に設置された店員が操作可能な携帯端末やパーソナルコンピュータを店舗端末10として、店舗端末10から送信される電波強度を、レジ近辺にユーザ端末20を所有する顧客が近づいたときのみユーザ端末20がアドバタイズ・パケット41を受信する近接認識を可能とするよう微弱に調整する。電波強度の調整は、例えば、ソフトウエアまたはアンテナ、筺体によって行うことが可能である。
そして、店舗端末10によるアドバタイズ・パケットの配信処理を図7のステップ101〜105、ステップ111〜113と同様に行い、ユーザ端末20がステップ121〜ステップ124によってアドバタイジング情報43を取得したら、ユーザ端末20の制御部31は、アドバタイジング情報43の店舗識別コード44を元に、会員認証アプリケーションを起動し、アドバタイジング情報43、ユーザIDとともに、例えばユーザ端末20に予め格納されているパスワードをサーバ30に送る。
サーバ30の制御部31は、ユーザ端末20から送られたアドバタイジング情報43をデータベース39に格納されているサービスID45及びデバイス名47と照合して適正なアドバタイジング情報であるか否かを判定し、適正な場合は、サーバ30の記憶部32に予め記憶されているユーザIDおよびパスワードと、ユーザ端末20から送られたユーザIDおよびパスワードが一致するか否かを判定し、一致する場合には会員認証成功と判断し、店舗端末10に対して、会員認証成功を通知する。
会員認証が成功すると、店舗端末10に、例えば、認証された会員の購入履歴を表示したり、当該会員への優待情報やお勧めの商品等を表示することが可能になる。
(その他の構成)
以上の説明のおいては、店舗端末10はサーバ30に問い合わせることにより、サーバ30が生成したサービスID45及びデバイス名47から成るアドバタイジング情報43を得ていたが(図7のステップ102、ステップ111〜ステップ113、ステップ103)、アドバタイジング情報43の生成を店舗端末10で行うようにしてもよい。これにより、店舗端末10は、アドバタイジング情報43をサーバ30に問い合わせることなく、アドバタイジング情報をBLE無線通信のアドバタイジング(図4の(1))により送信することが可能になる。
この場合、店舗端末10に、サーバ30と同一のアドバタイジング情報43生成手法を持たせるようにする。
すなわち、例えば1時間等の所定の時間ごとに乱数又はハッシュを発生させる乱数又はハッシュ発生ソフトウエアを店舗端末10にも持たせ、店舗端末10で、端末ID又は店舗IDから事業者コード51と端末番号53から成る店舗識別コード55を作成し、更に、乱数又はハッシュ発生ソフトウエアを起動して乱数又はハッシュ値の一部57を求め、店舗識別コード55と合体させてデバイス名47を作成する(図6(b))。
更に、当該店舗が提供するサービスを特定するための識別情報であるサービスID45を予め店舗端末10の記憶部32に格納しておき、サービスID45を記憶部32から読み出して、作成されたデバイス名47と合わせることによりアドバタイジング情報43を構成する。
これにより、店舗端末10は、サーバ30に問い合わせることなくアドバタイジング情報43を生成し、BLE無線通信のアドバタイジング(図4の(1))によりアドバタイジング情報43を送信することが可能になる。
この構成では、サーバ30も、店舗端末10と同一のアドバタイジング情報43生成手法により、例えば1時間等の所定の時間間隔でアドバタイジング情報43を生成し(図7のステップ111)、店舗ID63と、当該店舗が提供する予め設定されたサービスを特定するサービスID45とアドバタイジング情報43を紐付けてデータベース39に格納しておく。
この構成では、ユーザ端末20の機能、処理の流れは以前に説明した図7のステップ123〜126と同様である。また、サーバ30のそれ以降の処理の流れは図7のステップ114、115と同様である。
すなわち、店舗端末10から送信されたアドバタイジング情報43を含むアドバタイズ・パケット41をユーザ端末20が検知した場合(図7のステップ123)、ユーザ端末20の制御部31は、アドバタイズ・パケット41に含まれるアドバタイジング情報43を取得し(ステップ124)、デバイス名47の店舗識別コード55または事業者コード51を抽出し、ユーザ端末20の記憶部32に当該店舗識別コード55または事業者コード51が格納されているか否かを判定し、格納されている場合には、当該受信履歴を記憶部32に保存し、サーバ30へアクセスするためのアプリケーションの選択画面を表示する(ステップ125)。これにより、サーバ30へアクセスするか否かをユーザが選択可能にする。
ユーザがアプリケーションの起動を選択すると、ユーザ端末20の制御部31は、アドバタイジング情報43と当該アプリケーションのユーザIDをサーバ30に送信し、問い合わせる(ステップ126)。
サーバ30の制御部31は、ユーザ端末20から送信されたアドバタイジング情報43を、データベース39に格納されている情報と照合する。このとき、前述のように、データベース39に、サーバ30が店舗端末20と同一の所定の時間間隔、同一の方法で生成したアドバタイジング情報32と店舗ID63、サービスID45、生成日時61が格納されているので、図7のステップ114、115と同様の処理を実行し、店舗ID63に紐づいた広告等の情報をユーザ端末20に送信することが可能である。
このとき、送信する情報は、店舗IDと紐付けて、予めデータベース39に格納しておく。
以上、本実施の形態の情報提供システム1により、BLE無線通信のアドバタイジング機能を利用して、店舗端末10をスレーブ側、ユーザ端末20をマスター側としてアドバタイズ・パケットを短い周期(20m秒〜1.3秒)で配信し、店舗近辺にいる顧客や店舗に入店した顧客のユーザ端末20に検知させることにより、店舗の情報をユーザ端末20に提供したり、来店ポイント付与、来店履歴の登録、会員認証処理等のサービスを実行することが可能になる。
また、アドバタイジング情報43のデバイス名47に所定の間隔で変更される乱数またはハッシュ値の一部57を設定することにより、デバイス名47の改ざんや変化の有無を認識し、改ざんや変化があった場合、又は、古いアドバタイジング情報43である場合には情報やサービスの提供を行わないようにすることが可能である。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、かかる実施の形態に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………情報提供システム
10………店舗端末
11………BLE無線通信装置
20………ユーザ端末
30………サーバ
41………アドバタイズ・パケット
43………アドバタイジング情報
45………サービスID
47………デバイス名
51………事業者コード
53………端末番号
55………店舗識別コード
57………乱数もしくはハッシュ値の一部

Claims (9)

  1. 店舗端末及び複数のユーザ端末、ネットワークを介してサーバと接続された情報提供システムであって、
    前記店舗端末は、
    前記サーバから送信されるアドバタイジング情報を、前記ユーザ端末との間で通信の接続を確立することなく、前記ユーザ端末に所定間隔で配信する無線通信手段、を備え、
    前記ユーザ端末は、
    前記店舗端末から配信されるアドバタイジング情報を、前記店舗端末との間で通信の接続を確立することなく、受信する無線通信手段と、
    前記サーバに、ユーザ識別子と前記アドバタイジング情報とを送信する送信手段と、
    を備え、
    前記サーバは、
    アドバタイジング情報を生成するアドバタイジング情報生成手段と、
    生成した前記アドバタイジング情報を、前記店舗端末へ送信する送信手段と、
    生成した前記アドバタイジング情報とその生成日時と店舗識別子とを紐付けて記憶する店舗記憶手段と、
    前記ユーザ端末から、ユーザ識別子とアドバタイジング情報とを受信する受信手段と、
    受信した前記アドバタイジング情報に紐付けられた前記店舗識別子がある場合、当該店舗識別子に紐付けられた店舗の配信情報を前記ユーザ端末に送信する情報提供手段と、
    を備え
    前記情報提供手段は、受信した前記アドバタイジング情報の前記生成日時が所定の日時以降のものである場合にのみ、前記配信情報を前記ユーザ端末に送信する
    ことを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記無線通信手段は、Bluetooth(登録商標) Low Energyのアドバタイズ機能により、アドバタイズ・パケットに前記アドバタイジング情報を含めて通信を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記アドバタイジング情報は、店舗識別情報と改ざん防止情報とからなるデバイス名を含み、
    前記アドバタイジング情報生成手段は、定間隔で改ざん防止情報を変更する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 前記アドバタイジング情報は、さらに、サービス識別子を含み、
    前記ユーザ端末の前記無線通信手段は、前記サービス識別子によって、アドバタイジング情報のフィルタリングを行う
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の情報提供システム。
  5. 前記サーバは、さらに、
    受信した前記アドバタイジング情報に紐付けられた前記店舗識別子がある場合に、前記ユーザ識別子と当該店舗識別子と紐付けて、来店履歴として記憶する来店履歴記憶手段
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の情報提供システム。
  6. 前記サーバは、さらに、
    受信した前記アドバタイジング情報に紐付けられた前記店舗識別子がある場合に、前記ユーザ識別子に係るユーザに、当該店舗識別子に係る店舗のポイントを加算するポイント付与手段
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の情報提供システム。
  7. 店舗端末及び複数のユーザ端末、ネットワークを介してサーバと接続された情報提供システムであって、
    前記店舗端末は、
    前記サーバから送信されるアドバタイジング情報を、前記ユーザ端末との間で通信の接続を確立することなく、前記ユーザ端末に所定間隔で配信する無線通信手段、を備え、
    前記ユーザ端末は、
    前記店舗端末から配信されるアドバタイジング情報を、前記店舗端末との間で通信の接続を確立することなく、受信する無線通信手段と、
    前記無線通信手段により受信した前記アドバタイジング情報の受信電波強度の強さから前記店舗端末との距離の遠近を判断し、前記距離が近いと判断された前記店舗端末からの前記アドバタイジング情報を選択する選択手段と、
    前記サーバに、ユーザ識別子と前記選択手段により選択された前記アドバタイジング情報とを送信する送信手段と、を備え、
    前記サーバは、
    アドバタイジング情報を生成するアドバタイジング情報生成手段と、
    生成した前記アドバタイジング情報を、前記店舗端末へ送信する送信手段と、
    生成した前記アドバタイジング情報とその生成日時と店舗識別子とを紐付けて記憶する店舗記憶手段と、
    前記ユーザ端末から、ユーザ識別子とアドバタイジング情報とを受信する受信手段と、
    受信した前記アドバタイジング情報に紐付けられた前記店舗識別子がある場合、当該店舗識別子に紐付けられた店舗の配信情報を前記ユーザ端末に送信する情報提供手段と、を備え
    前記情報提供手段は、受信した前記アドバタイジング情報の前記生成日時が所定の日時以降のものである場合にのみ、前記配信情報を前記ユーザ端末に送信する
    ことを特徴とする情報提供システム。
  8. 複数のユーザ端末に対して情報を提供可能な情報提供サーバであって、
    前記情報提供サーバから送信されるアドバタイジング情報を、前記ユーザ端末との間で通信の接続を確立することなく、前記ユーザ端末に所定間隔で無線通信により配信する店舗端末、及び、前記店舗端末から配信されるアドバタイジング情報を、前記店舗端末との間で通信の接続を確立することなく、無線通信により受信し、前記情報提供サーバにユーザ識別子と前記アドバタイジング情報とを送信する前記ユーザ端末、ネットワークを介して接続される前記情報提供サーバにおいて
    アドバタイジング情報を生成するアドバタイジング情報生成手段と、
    生成した前記アドバタイジング情報を、前記店舗端末へ送信する送信手段と、
    生成した前記アドバタイジング情報とその生成日時と店舗識別子とを紐付けて記憶する店舗記憶手段と、
    前記ユーザ端末から、ユーザ識別子とアドバタイジング情報とを受信する受信手段と、
    受信した前記アドバタイジング情報に紐付けられた前記店舗識別子がある場合、当該店舗識別子に紐付けられた店舗の配信情報を前記ユーザ端末に送信する情報提供手段と、
    を備え
    前記情報提供手段は、受信した前記アドバタイジング情報の前記生成日時が所定の日時以降のものである場合にのみ、前記配信情報を前記ユーザ端末に送信する
    ことを特徴とする情報提供サーバ。
  9. コンピュータを、複数のユーザ端末に対して情報を提供可能な情報提供サーバであって、前記情報提供サーバから送信されるアドバタイジング情報を、前記ユーザ端末との間で通信の接続を確立することなく、前記ユーザ端末に所定間隔で無線通信により配信する店舗端末、及び、前記店舗端末から配信されるアドバタイジング情報を、前記店舗端末との間で通信の接続を確立することなく、無線通信により受信し、前記情報提供サーバにユーザ識別子と前記アドバタイジング情報とを送信する前記ユーザ端末、ネットワークを介して接続される前記情報提供サーバとして機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    アドバタイジング情報を生成するアドバタイジング情報生成手段、
    生成した前記アドバタイジング情報を、前記店舗端末へ送信する送信手段、
    生成した前記アドバタイジング情報とその生成日時と店舗識別子とを紐付けて記憶する店舗記憶手段、
    前記ユーザ端末から、ユーザ識別子とアドバタイジング情報とを受信する受信手段、
    受信した前記アドバタイジング情報に紐付けられた前記店舗識別子がある場合、当該店舗識別子に紐付けられた店舗の配信情報を前記ユーザ端末に送信する情報提供手段
    として機能させ
    前記情報提供手段は、受信した前記アドバタイジング情報の前記生成日時が所定の日時以降のものである場合にのみ、前記配信情報を前記ユーザ端末に送信する
    ことを特徴とするプログラム。
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