JP6219255B2 - カットフリードア及びそれを用いたドアの取付施工方法 - Google Patents

カットフリードア及びそれを用いたドアの取付施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、カットフリードア及びそれを用いたドアの取付施工方法に関する。
住宅のリフォームにおいて、カットフリードアを既存のドア枠の大きさに合わせて切断し、それを新しいドアとして取付施工することが一般に行われている。
特許文献1には、カットフリー開き戸を幅方向に分割した複数のパーツで構成し、各パーツを既存の開き戸枠に合うよう現場でカットすると共に、それらを組付けて接合一体化させて開き戸を完成させることが開示されている。
特許文献2には、カットフリー開き戸を、左右一対の竪框、上下一対の横框、及びこれら框材が框組みされた框枠内に嵌込み可能である鏡板で構成することが開示されている。
特許文献3には、カットフリー開き戸を用いた開き戸の取付施工において、開き戸枠のラッチ受けの跡を隠すように新しいラッチ受けを設けることが開示されている。
特開2004−36375号公報 特開2004−132072号公報 特開2004−68466号公報
ところで、従来のカットフリー開き戸を用いた開き戸の取付施工方法では、長さ調整した開き戸に設けられた係合手段のラッチに合わせて、開き戸枠に新しい被係合手段のラッチ受けが設けられる。このとき、意匠性の観点から、従来のラッチ受けの跡は埋め木により隠されたり、或いは、特許文献3に開示されているように新しいラッチ受けにより隠される。
本発明の課題は、カットフリードアを用いたドアの取付施工において、ドア枠に設けられている既存の被係合手段を有効活用することである。
本発明は、各々、切断により縦方向の長さ調整が図られるパネル状の扉本体、及び前記扉本体の戸先側に設けられる戸先部材を備え、既存のドア枠の大きさに合わせて縦方向の長さ調整を図るように前記扉本体及び前記戸先部材を切断して用いるカットフリードアであって、前記戸先部材は、戸先側の縦方向の中間部にドア枠の既存の被係合手段に係合する係合手段が設けられていると共に、縦方向の両側の所定長が中実の長さ調整部に構成され、且つ縦方向の長さが前記扉本体よりも長く、前記戸先部材の縦方向の長さ調整を行う際、前記扉本体の切断とは独立して、前記係合手段の縦方向の位置がドア枠の既存の被係合手段の位置に対応するように前記長さ調整部を切断することにより、ドア枠に設けられた既存の被係合手段を有効活用することができるように構成している
請求項1に係る発明によれば、戸先部材が、戸先側の縦方向の中間部に係合手段が設けられていると共に、縦方向の両側の所定長が中実の長さ調整部に構成され、且つ縦方向の長さが扉本体よりも長いので、カットフリードアを用いたドアの取付施工において、戸先部材の縦方向の長さ調整を行う際、係合手段の縦方向の位置がドア枠の既存の被係合手段の位置に対応するように縦方向の両側又は片側の長さ調整部を切断すれば、既存の被係合手段の再利用又は既存の被係合手段の取付部を利用した新しい被係合手段への交換が可能となり、いずれにしてもドア枠に設けられている既存の被係合手段を有効活用することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたカットフリードアにおいて、前記扉本体の縦方向上部又は下部のみの切断により前記扉本体の縦方向の長さ調整が図られるように構成されている。
請求項2に係る発明によれば、扉本体の縦方向上部又は下部が切断されることが予め決まっているので、それを前提として意匠を表現することができ、切断後も違和感のない意匠を実現することができる。また、切断部には芯材が必要となるが、切断により除去される部分には芯材を入れる必要がなく、必要最小限の部分のみに芯材を設ければよい。
請求項3に係る発明は、各々、切断により縦方向の長さ調整が図られるパネル状の扉本体、及び前記扉本体の戸先側に設けられる戸先部材を備えたカットフリードアであって、前記戸先部材は、戸先側の縦方向の中間部にドア枠の被係合手段に係合する係合手段が設けられていると共に、縦方向の両側の所定長が中実の長さ調整部に構成され、且つ縦方向の長さが前記扉本体よりも長く、前記扉本体のみの切断により全体の幅方向の長さ調整が図られるように構成されている。
請求項3に係る発明によれば、扉本体のみの切断により全体の幅方向の長さ調整が図られるので、複数の部材を切断する必要がなく、そのための部材の切断を最小限に留めることができる。
請求項4に係る発明は、各々、切断により縦方向の長さ調整が図られるパネル状の扉本体、及び前記扉本体の戸先側に設けられる戸先部材を備え、前記戸先部材が、戸先側の縦方向の中間部にドア枠の被係合手段に係合する係合手段が設けられていると共に、縦方向の両側の所定長が中実の長さ調整部に構成され、且つ縦方向の長さが前記扉本体よりも長いカットフリードアの前記扉本体及び前記戸先部材の縦方向の長さ調整を行ってドアを構成し、前記ドアを既存の被係合手段が設けられているドア枠に取付施工する方法であって、前記戸先部材の縦方向の長さ調整を、前記係合手段の縦方向の位置が前記ドア枠の前記既存の被係合手段の位置に対応するように、縦方向の両側又は片側の前記長さ調整部を切断する。
請求項に係る発明によれば、ドア枠に設けられている既存の被係合手段を有効活用することができる。
本発明によれば、戸先部材が、戸先側の縦方向の中間部に係合手段が設けられていると共に、縦方向の両側の所定長が中実の長さ調整部に構成され、且つ縦方向の長さが扉本体よりも長いので、カットフリードアを用いたドアの取付施工において、ドア枠に設けられている既存の被係合手段を有効活用することができる。
実施形態に係るカットフリー開き戸の正面図である。 実施形態に係るカットフリー開き戸の平面図である。 図2におけるIII-III断面図である。 図1におけるIV-IV断面図である。 開き戸枠の斜視図である。 開き戸の組立図である。 扉本体への戸先部材の固定構造を示す図である。 開き戸の正面図である。 図8におけるIX-IX断面図である。 リフォーム後の開き戸の取付構造の斜視図である。
以下、実施形態について詳細に説明する。
図1〜4は、実施形態に係るカットフリー開き戸(カットフリードア)10を示す。
実施形態に係るカットフリー開き戸10は、扉本体11、扉本体11の戸先側の端辺に沿って設けられる戸先部材12、及び扉本体11の戸尻側の端辺に沿って設けられる戸尻部材13を備える。
扉本体11は、縦長矩形パネル状に形成されており、例えば、縦方向の長さが2000〜2300mm、幅方向の長さが300〜600mm、及び厚さが20〜50mmである。扉本体11は、合板、集成材、MDFやパーティクルボード等により構成されており、切断により縦方向及び幅方向に長さ調整が図られる。扉本体11は、全体が中実に形成されていてもよく、また、軽量化のために中空部を有していてもよい。但し、後者の場合であっても、切断により縦方向及び幅方向の長さ調整を図るための長さ調整部11a(図の網掛け部分)、具体的には、縦方向上部及び幅方向の戸先側部分は、切断面に中空部が露出しないように中実に形成されていることが必要である。長さ調整部11aの縦方向の長さは例えば100〜500mmであり、長さ調整部11aの幅方向の長さは例えば50〜500mmである。
戸先部材12は、縦長軸材状に形成されており、例えば、縦方向の長さが2000〜2400mm、幅方向の長さが150〜300mm、及び厚さが20〜50mmである。戸先部材12は、合板、集成材、MDFやパーティクルボード等により構成されており、切断により縦方向に長さ調整が図られる。
戸先部材12は、間隔をおいて並行に設けられた外側芯材121及び内側芯材122を有し、両面のそれぞれにおいて、外側芯材121の全面及び内側芯材122の幅方向の外側の一部分を覆うように化粧板123が設けられており、また、外側芯材121の外側の端面を覆うようにも化粧板123が設けられている。内側芯材122の内側の端面には、扉本体11の厚さに概ね等しい幅を有するコの字状の嵌合溝122aが内向きに開口して形成されている。内側芯材122の化粧板123に覆われずに突出した部分の両面のそれぞれには、縦方向に延びる浅底のコの字溝122bが形成されている。それらのコの字溝122bの溝底には、縦方向に間隔をおいて設けられた複数のリード孔122cが嵌合溝122aまで貫通するように穿孔されている。また、戸先部材12は、両面における内側芯材122の化粧板123から突出した部分及びそれに連続する内側の端面を覆うための断面L字状の一対のカバー材124を有する。カバー材124の内側には、コの字溝122bに係合固定するための係合部124aが設けられている。
戸先部材12は、縦方向の中間部における外側芯材121と内側部材との間に設けられた中間材125を有し、外側芯材121及び中間材125とにケース錠126が埋設され、それによって戸先側の端面の縦方向の中間部に、開き戸枠に設けられているラッチ受け(被係合手段)に係合するラッチ126a(係合手段)が突出するように設けられていると共に、両面のそれぞれにハンドル126bが取り付けられた構成となっている。ラッチ126aの設置位置は、後述のように戸先部材12の縦方向の長さ調整により開き戸枠の既存のラッチ受けの位置に対応させる。
戸先部材12は、縦方向の両側の所定長に外側芯材121と内側芯材122との間を埋めるように設けられた中実材127を有し、それらの部分が切断により縦方向の長さ調整を図るための中実の長さ調整部12a(図の網掛け部分)が上下端部に構成されている。上側及び下側の長さ調整部12aの長さは例えば50〜250mmである。戸先部材12は、このように縦方向の両側の所定長に長さ調整部12aを有することから、扉本体11や後述の戸尻部材13の長さよりも長く形成されている。また、戸先部材12は、外側芯材121と内側芯材122との間の空間における中間材125と上側の中実材127との間及び中間材125と下側の中実材127との間のそれぞれに間隔をおいて設けられた複数の補強材128を有する。
戸尻部材13は、縦方向に長さ調整される縦長軸材状に形成されており、例えば、縦方向の長さが扉本体11と同様に2000〜2300mm、幅方向の長さが300〜600mm、及び厚さが20〜50mmである。戸先部材12は、合板、集成材、MDFやパーティクルボード等により構成されており、切断により縦方向に長さ調整が図られる。
戸尻部材13は、間隔をおいて並行に設けられた外側芯材131及び内側芯材132を有し、両面のそれぞれにおいて、外側芯材131の全面及び内側芯材132の幅方向の外側の一部分を覆うように化粧板133が設けられており、また、外側芯材131の外側の端面を覆うようにも化粧板133が設けられている。内側芯材132の内側の端面には、扉本体11の厚さに概ね等しい幅を有するコの字状の嵌合溝132aが内向きに開口して形成されている。内側芯材132の化粧板133に覆われずに突出した部分の両面のそれぞれには、縦方向に延びる浅底のコの字溝132bが形成されている。それらのコの字溝132bの溝底には、縦方向に間隔をおいて設けられた複数のリード孔132cが嵌合溝132aまで貫通するように穿孔されている。また、戸尻部材13は、両面における内側芯材132の化粧板133から突出した部分及びそれに連続する内側の端面を覆うための断面L字状の一対のカバー材134を有する。カバー材124の内側には、コの字溝132bに係合固定するための係合部134aが設けられている。
戸尻部材13は、縦方向の上側の所定長に外側芯材131と内側芯材132との間を埋めるように設けられた中実材137を有し、その部分が切断により縦方向の長さ調整を図るための中実の長さ調整部13a(図の網掛け部分)に構成されている。長さ調整部13aの長さは、扉本体11と同様、例えば50〜500mmである。また、戸尻部材13は、下端側の開口を封じるように化粧材133に内嵌め状に設けられた下面封止材135を有する。更に、戸尻部材13は、外側芯材131と内側芯材132との間の空間における上側の中実材137と下面封止材135との間に間隔をおいて設けられた複数の補強材138を有する。
なお、扉本体11、戸先部材12、及び戸尻部材13については、意匠性や補強効果の向上を目的として、それらの一部又は全部を、アルミニウム、ステンレス等の金属部材で構成してもよい。また、アクリル樹脂、メタクリルスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂などの透明性樹脂、半透明性樹脂、非透明性樹脂、ガラス等を用いた透光部を設けて採光可能に構成してもよい。この場合、各部材間を接合する接合材には、ビス、ナット、接着剤、両面テープ等から単体で又は複合して適宜選択して用いればよい。
次に、住宅のリフォームにおける実施形態に係るカットフリー開き戸10を用いた開き戸の取付施工方法について説明する。
まず、リフォーム前の開き戸の取付構造において、古い開き戸を取り外し、図5に示すように、ラッチ受け21が設けられている開き戸枠20だけを残す。このとき、蝶番22を再利用する場合には、蝶番22を開き戸枠20に取り付けた状態で、開き戸を蝶番から外してもよく、また、蝶番を開き戸に取り付けた状態で、開き戸を蝶番と共に開き戸枠20から外してもよい。
次いで、実施形態に係るカットフリー開き戸10について、図6に示すように、戸先部材12の縦方向の長さ調整を、ラッチ126aの縦方向の位置が開き戸枠20の既存のラッチ受け21の位置に対応するように、縦方向の上側及び下側の両側又はそれらのうちの片側の長さ調整部12aを切断して行う。
このように、実施形態に係るカットフリー開き戸10によれば、戸先部材12が、戸先側の端面の縦方向の中間部にラッチ126aが設けられていると共に、縦方向の両側の所定長が中実の長さ調整部12aに構成され、且つ縦方向の長さが扉本体11よりも長いので、開き戸の取付施工において、戸先部材12の縦方向の長さ調整を行う際、ラッチ126aの縦方向の位置が開き戸枠20の既存のラッチ受け21の位置に対応するように縦方向の両側又は片側の長さ調整部を切断すれば、既存のラッチ受け21の再利用又は既存のラッチ受けの取付部を利用した新しいラッチ受けへの交換が可能となり、いずれにしても開き戸枠20に設けられている既存のラッチ受け21を有効活用することができる。従って、開き戸枠20に設けられている既存のラッチ受け21の跡を隠す必要はなく、意匠的な修復はほとんど不要である。加えて、戸先部材12のみの切断によりラッチ126aの縦方向の位置を開き戸枠20の既存のラッチ受け21の位置に対応させるので、扉本体11や戸尻部材13を切断する必要がなく、そのための部材の切断を最小限に留めることができる。
また、図6に示すように、扉本体11及び戸尻部材13の縦方向の長さ調整を、縦方向上部の長さ調整部11a,13aを切断し、扉本体11、戸先部材12、及び戸尻部材13の縦方向の長さが同一となるように長さ調整する。
このとき、扉本体11は、本実施形態では縦方向上部のみに長さ調整部11aが設けられているが、このように縦方向上部及び下部のうちいずれか一方のみに長さ調整部11aが設けられており、縦方向上部又は下部の長さ調整部11aのみの切断により扉本体11の縦方向の長さ調整が図られるように構成されていることが好ましい。扉本体11の縦方向上部及び下部のうちいずれか一方のみに長さ調整部11aが設けられていれば、縦方向上部又は下部が切断されることが予め決まっているので、それを前提として意匠を表現することができ、切断後も違和感のない意匠を実現することができる。また、長さ調整部11aには芯材が必要となるが、長さ調整部11aの切断により除去される部分には芯材を入れる必要がなく、必要最小限の部分のみに芯材を設ければよい。
戸尻部材13も、本実施形態では縦方向上部のみに長さ調整部13aが設けられているが、このように縦方向上部及び下部のうちいずれか一方のみに長さ調整部13aが設けられており、縦方向上部又は下部の長さ調整部13aのみの切断により戸尻部材13の縦方向の長さ調整が図られるように構成されていることが好ましい。戸尻部材13の縦方向上部及び下部のうちいずれか一方のみに長さ調整部13aが設けられていれば、ケース錠126を予め組み込んだ戸先部材12と丁番を予め組み込んだ戸尻部材13との位置調整を、それぞれ別々に長さ調整した上で組み立てることにより行うことができるので、戸先部材13にケース錠126を予め組み込んでいるにも関わらず位置出しを容易に行うことができる。
なお、開き戸ではなく、吊戸や引戸の場合には、吊り金具或いは戸車を扉本体及び/又は戸尻部材に予め組み込んでおき、組み込んでいない反対側を長さ調整部として、扉本体及び/又は戸尻部材の縦方向上部又は下部の長さ調整部のみの切断により扉本体及び/又は戸尻部材の長さ調整を図ることができれば、施工性を大幅に向上させることができる。これらの場合、カットフリードアを施工は、組み込まれる吊車に対応する吊レール或いは戸車に対応する敷居レールを予め既存の戸枠に組み込んだ後に行う。
更に、図6に示すように、扉本体11の幅方向の長さ調整を、幅方向の戸先側部分の長さ調整部11aを切断して行う。
このとき、扉本体11は、本実施形態では戸先側部分のみに長さ調整部11aが設けられているが、このように戸先側部分及び戸尻側部分のうちいずれか一方のみに長さ調整部11aが設けられており、戸先側部分又は戸尻側部分の長さ調整部11aのみの切断により扉本体11の幅方向の長さ調整が図られるように構成されていることが好ましい。扉本体11の戸先側部分及び戸尻側部分のうちいずれか一方のみに長さ調整部11aが設けられていれば、戸先側部分又は戸尻側部分が切断されることが予め決まっているので、それを前提として意匠を表現することができ、切断後も違和感のない意匠を実現することができる。また、長さ調整部11aには芯材が必要となるが、長さ調整部11aの切断により除去される部分には芯材を入れる必要がなく、必要最小限の部分のみに芯材を設ければよい。本実施形態では、幅方向の長さ調整のための長さ調整部11aが扉本体11のみに設けられているが、このように扉本体11の長さ調整部11aのみの切断により全体の幅方向の長さ調整が図られるように構成されていることが好ましい。扉本体11のみの切断により全体の幅方向の長さ調整が図られれば、戸先部材12や戸尻部材13を切断する必要がなく、そのための部材の切断を最小限に留めることができる。加えて、戸先側及び戸尻側の端面に切断面が露出するのを防止することもできる。
続いて、上下端を揃えるように、扉本体11の戸先側の端辺部を戸先部材12の嵌合溝122aに嵌め入れると共に、扉本体11の戸尻側の端辺部を戸尻部材13の嵌合溝132aに嵌め入れる。また、戸先部材12のリード孔122cからビスや組ネジ等の固定具14を、図7に示すように、扉本体11を貫通させるように打ち付けて扉本体11と戸先部材12とを物理的に固定し、同様に、戸尻部材13のリード孔132cからビスや組ネジ等の固定具14を、扉本体11を貫通させるように打ち付けて扉本体11と戸尻部材13とを物理的に固定し、それらの部分をカバー材124,134で覆い、係合部124a,134aをコの字溝122a,132aに係合させ、必要に応じて接着剤を併用してカバー材124,134を固定することにより、図8及び9に示すように、取り替え用の開き戸Dを構成する。このとき、扉本体11と戸先部材12及び戸尻部材13とを物理的に固定することから、開き戸Dの組み立て直後から高い接合強度を得ることができるので、開き戸Dの組み立て後の養生時間が不要となり、リフォームにおける開き戸Dの取り替え時間の短縮を図ることができる。なお、扉本体11と戸先部材12及び戸尻部材13とを固定する際には、固定具14と共に接着剤を併用してもよい。また、取り替え用の開き戸Dは、扉本体11、戸先部材12、及び戸尻部材13の上面及び下面のそれぞれを覆うように設けられると共に、ビスや組ネジ等の固定具14が打ち付けられて一体化した補強部材15により補強されていてもよい。
そして、図10に示すように、取り替え用の開き戸Dを、開き戸枠20に取り付ける。このとき、蝶番22を再利用する場合には、開き戸枠20に取り付けられた蝶番22を開き戸Dの戸尻部材13に取り付ければよい。開き戸枠20から蝶番を取り外した場合には、開き戸Dの戸尻部材13に新しい蝶番22を取り付けると共に、蝶番22を開き戸枠20に取り付ければよい。また、開き戸枠20に設けられているラッチ受け21は、そのまま再利用してもよいが、必要に応じて交換してもよい。
なお、上記実施形態では、カットフリー開き戸10としたが、特にこれに限定されるものではなく、係合手段としてカマ錠が設けられたカットフリー吊戸やカットフリー引戸等であってもよい。
また、上記実施形態では、扉本体11、戸先部材12、及び戸尻部材13によりカットフリー開き戸10を構成したが、特にこれに限定されるものではなく、扉本体が戸尻部材を含む単一部材で構成されていてもよい。この場合、扉本体の縦方向上部又は下部の長さ調整部のみの切断により扉本体の縦方向の長さ調整が図られるように構成されていることが好ましく、戸先側部分の長さ調整部のみの切断により扉本体及び全体の幅方向の長さ調整が図られるように構成されていることが好ましい。
本発明は、カットフリードア及びそれを用いたドアの取付施工方法について有用である。
D 開き戸
10 カットフリー開き戸(カットフリードア)
11 扉本体
11a,12a,13a 長さ調整部
12 戸先部材
121,131 外側芯材
122,132 内側芯材
122a,132a 嵌合溝
122b,132b コの字溝
122c,132c リード孔
123,133 化粧板
124,134 カバー材
124a,134a 係合部
125 中間材
126 ケース錠
126a ラッチ(係合手段)
126b ハンドル
127,137 中実材
128,138 補強材
13 戸尻部材
135 下面封止材
14 固定具
15 補強部材
20 開き戸枠(ドア枠)
21 ラッチ受け(被係合手段)
22 蝶番

Claims (4)

  1. 各々、切断により縦方向の長さ調整が図られるパネル状の扉本体、及び前記扉本体の戸先側に設けられる戸先部材を備え、既存のドア枠の大きさに合わせて縦方向の長さ調整を図るように前記扉本体及び前記戸先部材を切断して用いるカットフリードアであって、
    前記戸先部材は、戸先側の縦方向の中間部にドア枠の既存の被係合手段に係合する係合手段が設けられていると共に、縦方向の両側の所定長が中実の長さ調整部に構成され、且つ縦方向の長さが前記扉本体よりも長く、
    前記戸先部材の縦方向の長さ調整を行う際、前記扉本体の切断とは独立して、前記係合手段の縦方向の位置がドア枠の既存の被係合手段の位置に対応するように前記長さ調整部を切断することにより、ドア枠に設けられた既存の被係合手段を有効活用することができるように構成したカットフリードア。
  2. 請求項1に記載されたカットフリードアにおいて、
    前記扉本体の縦方向上部又は下部のみの切断により前記扉本体の縦方向の長さ調整が図られるように構成されているカットフリードア。
  3. 各々、切断により縦方向の長さ調整が図られるパネル状の扉本体、及び前記扉本体の戸先側に設けられる戸先部材を備えたカットフリードアであって、
    前記戸先部材は、戸先側の縦方向の中間部にドア枠の被係合手段に係合する係合手段が設けられていると共に、縦方向の両側の所定長が中実の長さ調整部に構成され、且つ縦方向の長さが前記扉本体よりも長く、
    前記扉本体のみの切断により全体の幅方向の長さ調整が図られるように構成されているカットフリードア。
  4. 各々、切断により縦方向の長さ調整が図られるパネル状の扉本体、及び前記扉本体の戸先側に設けられる戸先部材を備え、前記戸先部材が、戸先側の縦方向の中間部にドア枠の被係合手段に係合する係合手段が設けられていると共に、縦方向の両側の所定長が中実の長さ調整部に構成され、且つ縦方向の長さが前記扉本体よりも長いカットフリードアの前記扉本体及び前記戸先部材の縦方向の長さ調整を行ってドアを構成し、前記ドアを既存の被係合手段が設けられているドア枠に取付施工する方法であって、
    前記戸先部材の縦方向の長さ調整を、前記係合手段の縦方向の位置が前記ドア枠の前記既存の被係合手段の位置に対応するように、縦方向の両側又は片側の前記長さ調整部を切断するドアの取付施工方法。
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