JP6218783B2 - 住宅ローン事前審査システム、方法およびプログラム - Google Patents

住宅ローン事前審査システム、方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、住宅ローン事前審査システム、方法およびプログラムに関する。より詳細に言えば、本発明は、住宅ローン利用希望者からローン利用可能性についての事前審査依頼を受信したことに応答して、個人信用情報を照会した上で事前審査を行う住宅ローン事前審査システム、方法およびプログラムに関する。
住宅を購入する際、住宅展示場やモデルルームに足を運ぶ人が多い。住宅展示場やモデルルームで気に入った物件があると、住宅購入希望者は、住宅展示場やモデルルームにいる不動産業者と物件そのものの話や購入資金について相談することが一般的である。住宅購入資金に関して、多くの住宅購入希望者は、住宅金融支援機構や様々な金融機関が提供する住宅ローンのサービスを比較検討し、興味のある住宅ローンの利用可能性について相談することができる。
住宅ローンを申し込む際には住宅ローンを受けることが可能かどうかを実際の申込前に問い合わせることができ(いわゆる、事前審査)、その際には、物件情報(例えば、一戸建て/マンションの区別、占有面積、購入必要資金、耐震性など)、住宅ローン申込者の情報(例えば、申込人数、自己資金の額、生年月日、家族の有無、勤務先情報、雇用形態など)、および住宅ローンの借入希望額/期間などの情報が必要となる。金融機関の担当者は、事前審査の申込者が住宅ローンを受けることが可能かどうかを判断し、その後、判断結果は、住宅購入希望者に伝えられる。住宅購入希望者は、判断結果を見て、実際に住宅ローンを申し込むかどうかを決定することができる。
このような流れで住宅ローンの事前審査が行われるが、金融機関では住宅ローンの事前審査を効率的に行うために、ネットワークに接続された不動産業者端末から物件情報や購入者情報などを受信し、事前審査依頼に応答して事前審査を行い、事前審査結果を購入者端末に送信する住宅ローン事前審査申込システムが知られていた(特許文献1)。
特開2009−9515号公報(特許第5053730号公報)
しかしながら、住宅ローンの事前審査については、上記のようなシステムを導入したとしても、住宅購入希望者が事前審査を申し込んでから実際に審査結果を受け取るまで数日かかることが通常であった。
また、上記のようなシステムでは、住宅購入希望者の信用情報が考慮された審査が行われておらず、事前審査の判断結果を基に実際に住宅ローン申し込みを行ったにも関わらず、住宅購入希望者の信用情報を考慮すると住宅ローンを受けることができないという判断がなされることも起こりえた。
本願発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、住宅購入希望者の事前審査依頼に応答して、住宅購入希望者の信用情報を考慮した事前審査を短時間で迅速に行う住宅ローン事前審査システム、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る住宅ローン事前審査システムは、住宅ローンの事前審査についての審査依頼情報を受信し、前記住宅ローンの事前審査についての判定結果を格納する第1のレコードを生成する審査依頼情報制御手段と、前記第1のレコードが生成されたことに応答して、住宅購入希望者の信用情報を少なくとも2つの信用情報ソースに対して問い合わせる信用情報照会手段と、前記住宅購入希望者の信用情報のそれぞれが第1の情報であるか、あるいは第2の情報であるかを判定する回答結果判定手段と、前記住宅購入希望者の信用情報のそれぞれが第1の情報である場合、前記住宅購入希望者が住宅ローンを受けられるかどうかを判定し、判定結果を生成する事前審査実行手段であって、前記判定結果は、少なくとも前記住宅購入希望者の信用情報に基づく、事前審査実行手段と、前記判定結果が生成された後、前記住宅購入希望者に対して前記判定結果を送信する審査結果通知手段であって、前記判定結果は、前記住宅購入希望者が住宅ローンを受けることができるかどうかに関する第1の表示または第2の表示を含む、審査結果通知手段を備える。
また、本発明の一態様に係る住宅ローン事前審査システムによって実行される方法は、住宅ローンの事前審査についての審査依頼情報を受信し、前記住宅ローンの事前審査についての判定結果を格納する第1のレコードを生成することと、前記第1のレコードが生成されたことに応答して、住宅購入希望者の信用情報を少なくとも2つの信用情報ソースに対して問い合わせることと、前記住宅購入希望者の信用情報のそれぞれが第1の情報であるか、あるいは第2の情報であるかを判定することと、前記住宅購入希望者の信用情報のそれぞれが第1の情報である場合、前記住宅購入希望者が住宅ローンを受けられるかどうかを判定し、判定結果を生成することであって、前記判定結果は、少なくとも前記住宅購入希望者の信用情報に基づく、ことと、前記判定結果が生成された後、前記住宅購入希望者に対して前記判定結果を送信することであって、前記判定結果は、前記住宅購入希望者が住宅ローンを受けることができるかどうかに関する第1の表示または第2の表示を含む、ことを備える。
本発明によれば、住宅購入希望者が事前審査を申し込んでから短時間で、住宅購入希望者の信用情報を考慮した事前審査の判定結果を住宅購入希望者に送信することができるようになる。また、本発明によれば、住宅購入希望者の信用情報は、少なくとも2つの信用情報機関に問い合わせられるので、より精度の高い信用情報調査を行うことが可能となる。
本明細書において開示される実施形態の詳細な理解は、添付図面に関連して例示される以下の説明から得ることができる。
本発明に係る住宅ローン事前審査システムを含むシステム全体の概要図である。 本発明に係る住宅ローン事前審査システムのシステム構成図である。 物件マスタの一例を説明する図である。 購入希望者DBの一例を説明する図である。 審査結果DBの一例を説明する図である。 本発明に係る住宅ローン事前審査システムの機能ブロック図である。 中継サーバの機能ブロック図である。 本発明に係る住宅ローン事前審査システムにおける処理フロー図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係る住宅ローン事前審査システム100を含むシステム全体の概要図である。
図1では、住宅ローン事前審査システム100は、中継サーバ110と通信可能なように接続されており、かつ第2のネットワーク160を通じて第1の信用情報照会システム120および第2の信用情報照会システム130と通信可能なように接続されている。中継サーバ110は、第1のネットワーク150を通じて1または複数の申込者端末140と通信可能なように接続されている。図1では、説明のため、申込者端末140は1つしか示されていないが、複数の申込者端末140が利用されることが可能である。
中継サーバ110は、申込者端末140に対して住宅ローン事前審査申込アプリケーションを提供し、住宅購入希望者によって入力された物件情報、住宅ローン申込者の情報および住宅ローンの借入希望額/期間などの情報を申込者端末140から受信して、それらの情報を住宅ローン事前審査システム100に送信することができる。中継サーバ110は、金融機関またはサードパーティーによって提供されるASP(Application Service Provider)サーバとすることができる。
住宅ローン事前審査システム100は、中継サーバ110から送信された、物件情報、住宅ローン申込者の情報および住宅ローンの借入希望額/期間などの情報に対して後述するような処理を行って、住宅購入希望者が住宅ローンを受けることが可能かどうかについての判定結果を中継サーバ110に送信することができる。
第1の信用情報照会システム120は、住宅ローン事前審査システム100を提供する金融機関によって管理・運営される信用情報照会システムである。第1の信用情報照会システム120は、当該金融機関と取引のある個人についての信用情報を保持することができる。第2の信用情報照会システム130は、当該金融機関を含む複数の金融機関などから提供された情報を保持する信用情報照会システムである。信用情報には、個人の信用力を表す情報、すなわち、クレジットや各種ローンを利用した際の契約内容や返済・支払状況(期日通りに返済・支払したかなどの利用実績)、利用残高などに関する情報が含まれている。
申込者端末140は、住宅展示場やモデルルームなどに設置されていることが多い不動産会社の端末若しくは金融機関の端末、または住宅購入希望者の端末などであってよく、例えば、有線環境および/または無線環境において動作可能なパーソナルコンピュータ(PC)、タブレット型端末、ラップトップ、携帯情報端末、ユーザ機器(UE)、スマートフォンなどの任意のタイプのデバイスとすることができる。
第1のネットワーク150は、中継サーバ110と申込者端末140との間の通信に携わる通信ネットワークであり、Ethernet(登録商標)やインターネット(登録商標)などの有線ネットワークやIEEE802ベースの無線ネットワークなどとすることができ、相互通信可能であれば、特に限定されることはない。
第2のネットワーク160は、専用線、インターネットなどを含む、相互通信可能な周知の有線ネットワークおよび/または無線ネットワークであればよく、特に限定されることはない。
図1に示されるようなシステムでは、住宅購入希望者が申込者端末140を介して事前審査を行うための情報を入力し、入力された事前審査依頼情報が中継サーバ110を経由して住宅ローン事前審査システム100に送信される。住宅ローン事前審査システム100は、事前審査の申込者(住宅購入希望者)について住宅ローンを受けることが可能かどうかを判定し、判定結果に関連付けられる第1の表示または第2の表示のいずれかを住宅購入希望者に対してメール送信することができる。第1の表示は、住宅ローンを受けることが可能である旨の表示であり、第2の表示は、改めて担当者から連絡がいく旨の表示である。判定結果は、中継サーバ110に対しても送信され、中継サーバ110によって保持される。
住宅ローンを受けることが可能かどうかの判定に関して具体的に言えば、住宅ローン事前審査システム100は、複数の信用情報ソース(例えば、第1の信用情報照会システム120、第2の信用情報照会システム130)に問い合わせ(照会処理)を行い、信用情報のそれぞれの照会結果が第1の情報および第2の情報のいずれに相当するのかを予め定められた基準に基づいて判定することができる。第1の情報は、事前審査の申込者の信用情報であって、住宅ローン事前審査システム100を提供する金融機関の審査基準を満たしている情報、すなわち、事前審査の申込者の信用情報が、住宅ローンを受けることが可能との判断を導き出しうる情報に相当する。一方、第2の情報は、事前審査の申込者の信用情報であって、第1の情報とは異なる情報に相当する。この照会処理は、住宅購入希望者によって入力された情報のうち1または複数を使用して実行され、信用情報の照会結果が複数の信用情報ソースから住宅ローン事前審査システム100に送信される。
申込者の信用情報が第1の情報である場合には、住宅ローン事前審査システム100は、後述するような審査処理を行い、審査処理の結果、住宅ローンを受けることができるとの判定がなされた場合には第1の表示を住宅購入希望者に対してメール送信するとともに事前審査の判定結果を中継サーバ110に送信する。中継サーバ110は、その判定結果を申込者端末140と通信することにより提供することができる。一方、事前審査の申込者の信用情報が第2の情報である場合には、住宅ローン事前審査システム100は、第2の表示を事前審査の申込者(住宅購入希望者)に対してメール送信する。かかる場合、従来と同様に、金融機関の担当者は、申込者に電話または書面で連絡を行うこととなる。本発明に係る住宅ローン事前審査システム100は、従来では数日かかっていた事前審査を、住宅ローンを受けることが可能かどうかについて、事前審査依頼情報を受信後、例えば約15分程度で住宅購入希望者に対してメール送信することができるようになる。
なお、複数の信用情報ソースのいずれかがシステムダウンなどの理由により照会結果を送信することができない場合には、予め定められた時間(例えば、約15分)の経過後、住宅ローン事前審査システム100は、当該事前審査を保留扱いとし、判定結果を後日連絡する旨を申込者にメール送信するようにしてもよい。保留扱いされた事前審査については、金融機関の担当者によって、その後処理されうる。
図2は、本発明に係る住宅ローン事前審査システム100のシステム構成図である。図2に示すように、住宅ローン事前審査システム100は、一般的なコンピュータと同様に、バス210などによって相互に接続された制御部201、主記憶部202、補助記憶部203、インターフェース(IF)部204および出力部205を備えることができる。住宅ローン事前審査システム100はまた、ファイル/データベースとして、物件マスタ206、購入希望者DB207および審査結果DB208を備えることができる。
制御部201は、中央処理装置(CPU)とも呼ばれ、住宅ローン事前審査システム100内の各構成要素の制御やデータの演算を行い、また、補助記憶部203に格納されている各種プログラムを主記憶部202に読み出して実行することができる。主記憶部202は、メインメモリとも呼ばれ、受信した各種データ、コンピュータ実行可能な命令および当該命令による演算処理後のデータなどを記憶することができる。補助記憶部203は、ハードディスク(HDD)などに代表される記憶装置であり、データやプログラムを長期的に保存する際に使用される。
図2の実施形態では、制御部201、主記憶部202および補助記憶部203を同一のサーバコンピュータ内に設ける実施形態について説明したが、他の実施形態として、住宅ローン事前審査システム100は、制御部201、主記憶部202および補助記憶部203を複数個使用することにより、複数のサーバコンピュータによる並列分散処理を実現するように構成されることもできる。また、他の実施形態として、住宅ローン事前審査システム100用の複数のサーバを設置し、複数サーバが一つの補助記憶部203を共有する実施形態にすることも可能である。
IF部204は、他のシステムや装置との間でデータを送受信する際のインターフェースの役割を果たし、また、システムオペレータから各種コマンドや入力データ(各種マスタ、テーブルなど)を受け付けるインターフェースを提供することができる。出力部205は、処理されたデータを表示する表示画面や当該データを印刷するための印刷手段などを提供することができる。
物件マスタ206は、住宅ローン事前審査システム100と中継サーバ110との間で予め定められた周期ごとにデータの同期が取られているマスタファイルであり、不動産業者が取り扱う戸建ておよび/またはマンションの物件情報を格納するマスタファイルである。本発明の一実施形態では、物件マスタ206は、住宅ローン事前審査システム100を運営・管理する金融機関によってメンテナンスされてもよく、または中継サーバ110にアクセスする不動産業者によってメンテナンスされてもよく、あるいは両者が共同してメンテナンスしてもよい。
図3は、物件マスタ206の一例を説明する図である。物件マスタ206は、データ項目として、物件ID301、物件名302、物件種類303、住所304、棟番号/部屋番号305、占有面積306、耐震性等級307、および不動産業者ID308を含むことができる。なお、本発明に係る物件マスタ206は、これら以外のデータ項目を含むことも可能である。
物件ID301は、不動産業者が取り扱う物件を識別する識別子である。物件名302は、当該物件の名称であって、仮の名称であっても構わない。物件種類303は、新築または中古の別、および土地付建物またはマンションの別を示すことができる。住所304は、当該物件の所在地を示し、棟番号/部屋番号305は、複数の土地付建物が販売される場合に各建物に付けられる棟番号であり、マンションが販売される場合には各部屋に付けられる部屋番号を示す。占有面積306は、当該物件の占有面積を示し、耐震性等級307は、所定の基準で定められた耐震性等級を示す。不動産業者ID308は、当該物件を扱うことが可能な1または複数の不動産業者を示す。
図2に戻って説明すると、購入希望者DB207は、住宅購入希望者の情報およびローンの事前審査を行うために必要な情報を格納するデータベースであり、中継サーバ110と住宅ローン事前審査システム100との間で予め定められたタイミングでデータの同期処理が行われるデータベースである。本発明の一実施形態では、購入希望者DB207に格納されるデータは、中継サーバ110によって申込者端末140に提供されたアプリケーションを通じて取得されることができる。かかる場合、中継サーバ110は、購入希望者DB207のデータ内容を住宅ローン事前審査システム100に送信することによって同期処理を行うことができる。
図4は、購入希望者DB207の一例を説明する図である。購入希望者DB207は、データ項目として、購入希望者ID401、購入希望者基本情報402、申込人数403、2人目の続柄404、利用目的405、物件購入希望年月406、購入・建築資金407、諸費用408、自己資金409、借入希望金額410、借入希望期間411、他の借入予定412、勤務先情報413、雇用形態414、入社年月415、収入情報416、およびメールアドレス417を含むことができる。なお、本発明に係る購入希望者DB207は、これら以外のデータ項目を含むことも可能である。
購入希望者ID401は、住宅ローンの事前審査を申し込んだ住宅購入希望者を識別する識別子である。購入希望者ID401は、中継サーバ110によって採番される。購入希望者基本情報402は、住宅購入希望者の氏名、カナ氏名、性別、生年月日、年齢、配偶者有無、同居人数、子供人数、自宅住所などの基本的な情報を示す。申込人数403は、住宅ローンを組む予定人数を示す。2人目の続柄404は、申込人数403が2人を示す場合に、2人目の申込者の続柄を示す。利用目的405は、ローンの利用目的を示し、例えば、新築物件の購入・建築のため、住み替え(買い替え)のため、および住み替え(建て替え)などといった目的が示される。物件購入希望年月406は、物件購入希望の年月を示す。
購入・建築資金407は、物件の購入・建築資金を示し、諸費用408は、不動産購入にあたっての税金などを始めとする諸費用の金額を示す。自己資金409は、不動産購入にあたって住宅購入希望者が用意している自己資金の額を示す。借入希望金額410は、金融機関からの借入希望額を示し、借入希望期間411は、借入希望金額410を借り入れる期間(年月)を示す。他の借入予定412は、他の金融機関あるいは勤務先から融資を受ける場合の額を示す。
勤務先情報413は、住宅購入希望者の勤務先の会社名、勤務先の業種(例えば、製造業、小売業、地方公共団体など)、企業区分(例えば、一部上場、官公庁など)を示す。雇用形態414は、住宅購入希望者の雇用形態(例えば、会社員、公務員、会社役員、など)を示し、入社年月415は、その勤務先に住宅購入希望者が入社した年月を示す。収入情報416は、給与収入、事業所得、その他所得などを示す。メールアドレス417は、住宅購入希望者が申込者端末140を介して入力した連絡用のメールアドレスを示す。
再び、図2に戻って説明すると、審査結果DB208は、住宅ローンの事前審査結果を格納するデータベースである。図5は、審査結果DB208の一例を説明する図である。審査結果DB208は、データ項目として、事前審査ID501、物件ID301、購入希望者ID401、第1の信用情報照会結果502、第2の信用情報照会結果503、および審査結果504を含むことができる。なお、本発明に係る審査結果DB208は、これら以外のデータ項目を含むことも可能である。本発明の一実施形態では、審査結果DB208に格納されるデータは、住宅ローン事前審査システム100によって生成されることができる。かかる場合、住宅ローン事前審査システム100は、審査結果DB208のデータ内容を中継サーバ110に対して送信することによって同期処理を行うことができる。
事前審査ID501は、住宅購入希望者が依頼した事前審査を識別する識別子である。物件ID301および購入希望者ID401は、図3および図4を参照しながら説明した物件ID301および購入希望者ID401と同じデータ項目である。
第1の信用情報照会結果502は、住宅ローン事前審査システム100を管理・運営している金融機関が保持している個人信用情報データベースに対する照会結果である第1の情報または第2の情報を示すことができる。第2の信用情報照会結果503は、外部の独立した信用情報機関が保持している個人信用情報データベースに対する照会結果である第1の情報または第2の情報を示すことができる。
審査結果504は、後述する事前審査を行った結果を示すことができ、例えば、ランク1、2、3などにより、住宅購入希望者が住宅ローンを受けられるかどうかを示すことができる。本明細書では、ランク1は、住宅購入希望者が住宅ローンを受けられる可能性が一番高いものとして設定され、ランクの数値が高くなるほど住宅ローンを受けられる可能性が低くなっていくものとして説明する。例えば、ランク2よりもランク3の方が、住宅購入希望者が住宅ローンを受けられる可能性は低くなる。本発明の一実施形態では、審査結果504は、予め定められた事前審査項目(例えば、後述の(a)〜(d)など)ごとの判定結果と、それぞれの事前審査項目を考慮した全体としての判定結果とのうちのいずれか一方、または両方を含むことができる。
なお、中継サーバ110も、住宅ローン事前審査システム100と同様に、バスなどによって相互に接続された制御部、主記憶部、補助記憶部、インターフェース(IF)部および出力部を備えることができ、中継サーバ110内のこれらの構成要素は、図2を参照しながら説明した制御部201、主記憶部202、補助記憶部203、インターフェース(IF)部204および出力部205と同様の機能を果たすことができる。
図6は、本発明に係る住宅ローン事前審査システム100の機能ブロック図である。住宅ローン事前審査システム100は、審査依頼情報制御部601、第1の信用情報照会部602、第2の信用情報照会部603、回答結果判定部604、事前審査依頼部605、事前審査実行部606、および審査結果通知部607を備えることができる。住宅ローン事前審査システム100はまた、物件マスタ206、購入希望者DB207、および審査結果DB208を備えることもできる。
審査依頼情報制御部601は、中継サーバ110から事前審査についての審査依頼情報を受信し、審査依頼情報に含まれている物件ID301および購入希望者ID401を抽出することができる。審査依頼情報は、中継サーバ110において住宅購入希望者がデータを登録するたびに送信されることが可能である。審査依頼情報制御部601は、事前審査ID501を新規に生成し、事前審査ID501、物件ID301および購入希望者ID401を含む新規レコードを審査結果DB208に追加することができる。
第1の信用情報照会部602は、審査依頼情報制御部601によって審査結果DB208に新規レコードが追加されたことに応答して、当該新規レコードに含まれている購入希望者ID401に基づいて購入希望者DB207に問い合わせを行い、住宅購入希望者に関連付けられる1または複数の情報を抽出することができる。抽出される情報は、第1の信用情報照会システム120に対する問い合わせを行うために使用されることが可能である。
第1の信用情報照会部602は、抽出した1または複数の情報に基づいて第1の信用情報照会システム120に対して問い合わせを行い、当該1または複数の情報に一致する人の信用情報が存在する場合には、その信用情報を第1の信用情報照会システム120から受信することができる。その後、第1の信用情報照会部602は、当該新規レコードの第1の信用情報照会結果502を受信した信用情報(すなわち、第1の情報または第2の情報)に基づいて更新することができる。上述したように、第1の信用情報照会システム120は、本発明に係る住宅ローン事前審査システム100を管理・運営している金融機関が保持している個人信用情報データベースを保持しているので、住宅購入希望者が当該金融機関と取引がある場合には第2の信用情報照会システム130よりも詳細な情報を有することができる。
上記実施形態では、第1の信用情報照会部602は、審査依頼情報制御部601によって審査結果DB208に新規レコードが追加されたことに応答して、その都度、第1の信用情報照会システム120に対する問い合わせを行うように構成されているが、本発明の他の実施形態では、第1の信用情報照会部602は、予め定められた周期(例えば、数分)ごとに、第1の信用情報照会システム120に対する問い合わせをまとめて行うように構成されてもよい。かかる実施形態によれば、1または複数の新規レコードに関連する信用情報の問い合わせが第1の信用情報照会システム120に対してなされることになる。
第2の信用情報照会部603は、審査依頼情報制御部601によって審査結果DB208に新規レコードが追加されたことに応答して、当該新規レコードに含まれている購入希望者ID401に基づいて購入希望者DB207に問い合わせを行い、住宅購入希望者に関連付けられる1または複数の情報を抽出することができる。抽出される情報は、第2の信用情報照会システム130に対する問い合わせを行うために使用されることが可能である。
第2の信用情報照会部603は、抽出した1または複数の情報に基づいて第2の信用情報照会システム130に対して問い合わせを行い、当該1または複数の情報に一致する人の信用情報が存在する場合には、その信用情報を第2の信用情報照会システム130から受信することができる。その後、第2の信用情報照会部603は、当該新規レコードの第2の信用情報照会結果503を受信した信用情報(すなわち、第1の情報または第2の情報)に基づいて更新することができる。上述したように、第2の信用情報照会システム130は、複数の金融機関での取引内容の情報を保持しているので、第1の信用情報照会システム120よりも多量のデータを保持することができる。
上記実施形態では、第2の信用情報照会部603は、審査依頼情報制御部601によって審査結果DB208に新規レコードが追加されたことに応答して、その都度、第2の信用情報照会システム130に対する問い合わせを行うように構成されているが、本発明の他の実施形態では、第2の信用情報照会部603は、予め定められた周期(例えば、数分)ごとに、第2の信用情報照会システム130に対する問い合わせをまとめて行うように構成されてもよい。かかる実施形態によれば、1または複数の新規レコードに関連する信用情報の問い合わせが第2の信用情報照会システム130に対してなされることになる。
回答結果判定部604は、審査結果DB208から1件ずつレコードを読み出し、第1の信用情報照会結果502および第2の信用情報照会結果503によって示される情報を読み出すことにより、第1の信用情報照会システム120および第2の信用情報照会システム130からのそれぞれの回答結果が第1の情報であるか、あるいは第2の情報であるかを判定することができる。読み出した情報のうちのいずれか1つが第2の情報である場合には、回答結果判定部604は、審査結果DB208の審査結果504に住宅ローンを受けることができるかどうかに関して第2の表示を格納することができ、かつ第2の表示を格納したことを審査結果通知部607に通知することができる。この通知には、どの事前審査が対象となるのかを示すために事前審査ID501を含めることができる。
また、読み出した情報のうちのいずれか1つが第2の情報である場合には、回答結果判定部604は、本発明に係る住宅ローン事前審査システム100を管理・運営している金融機関の予め定められたオペレータに対し、どのレコードに第2の情報に相当する信用情報が含まれているかを通知することにより、どの事前審査について金融機関内の担当者のチェックが必要になるのかを示すことができる。通知を受けたオペレータは、金融機関内の担当者に通知し、当該担当者は、従来と同様に電話または書面で申込者に事前審査に関する連絡をすることができる。
事前審査依頼部605は、回答結果判定部604よって第1の情報のみが読み出されたことに応答して、第1の情報に関連付けられた事前審査ID501および購入希望者ID401を抽出し、抽出された事前審査ID501および購入希望者ID401を事前審査実行部606に送信することができる。
事前審査実行部606は、以下の項目(a)〜(d)のそれぞれに関して事前審査を行い、予め定められた基準に基づいて事前審査の判定結果を、例えば、ランク1、2、3などとして生成することにより、住宅購入希望者が住宅ローンを受けられるかどうかを判定することができる。なお、項目(a)〜(d)に関連する情報の入力画面は、中継サーバ110によって申込者端末140に対して提供されることが可能である。本発明の一実施形態では、項目(a)〜(d)以外にも任意の項目を設定することが可能である。
(a)勤務先
(b)職業
(c)信用情報センターの照会結果
(d)返済比率
事前審査実行部606は、受信した事前審査ID501に基づいて審査結果DB208に問い合わせを行い、第1の信用情報照会結果502および第2の信用情報照会結果503を抽出することができる。第1の信用情報照会結果502は、本発明に係る住宅ローン事前審査システム100を管理・運営している金融機関に関連付けられる第1の信用情報照会システム120から取得した情報である。一方、第2の信用情報照会結果503は、本発明に係る住宅ローン事前審査システム100を管理・運営している金融機関の外部にある第2の信用情報照会システム130から取得した情報である。事前審査実行部606は、抽出した第1の信用情報照会結果502および第2の信用情報照会結果503に基づいて項目(c)についての判定結果を生成することができる。
また、事前審査実行部606は、受信した購入希望者ID401に基づいて購入希望者DB207に問い合わせを行い、借入希望金額410、借入希望期間411、他の借入予定412、勤務先情報413、雇用形態414、入社年月415などのデータ項目を抽出することができる。
勤務先情報413は、項目(a)「勤務先」を判定するための情報である。雇用形態414および入社年月415は、項目(b)「職業」を判定するための情報である。借入希望金額410、借入希望期間411、および他の借入予定412は、項目(d)「返済比率」を判定するための情報である。事前審査実行部606は、項目(a)(b)(d)のそれぞれについての判定結果を生成することができる。
事前審査実行部606は、項目(a)〜(d)のそれぞれの判定結果に基づいて全体としての判定結果を予め定められた基準にしたがって決定し、審査結果504を更新することができる。審査結果504は、各項目に対するランク1、2、3などのデータや全体としての判定結果を示すデータ(同様に、ランクを使って表してもよい)以外にも、住宅ローンを受けることができるかどうかに関して第1の表示または第2の表示を示すこともできる。事前審査実行部606は、この更新の処理が完了したら、審査結果通知部607に事前審査が完了した旨を示すシグナルを送信することができる。
審査結果通知部607は、事前審査が完了した旨を示すシグナルを受信したことに応答して、当該事前審査ID501のレコードに含まれる購入希望者ID401に基づいて購入希望者DB207を検索し、メールアドレス417を抽出することができる。審査結果通知部607は、抽出したメールアドレス417を使用して、住宅購入希望者に対して事前審査の判定結果を送信することができる。メールによって送信されるのは、住宅ローンを受けることができるかどうかに関する第1の表示または第2の表示であってよい。なお、第2の表示が送信される場合には、従来と同様に金融機関の担当者から住宅購入希望者に対する連絡が後日なされることになる。また、審査結果通知部607は、予め定められた周期で審査結果DB208の内容を中継サーバ110に送信することにより同期処理を行うことができる。
また、審査結果通知部607は、回答結果判定部604から第2の表示を格納したことを示す通知を受信したことに応答して、当該通知に含まれる事前審査ID501のレコードに含まれる購入希望者ID401に基づいて購入希望者DB207を検索し、メールアドレス417を抽出することができる。審査結果通知部607は、抽出したメールアドレス417を使用して、住宅購入希望者に対して事前審査の判定結果である第2の表示を送信することができる。
上記では、第1の信用情報照会部602および第2の信用情報照会部603を別々の構成要素として説明したが、本発明の他の実施形態では、両者を一つにまとめた構成要素(例えば、「信用情報照会部」)とし、当該構成要素が、第1の信用情報照会部602および第2の信用情報照会部603のそれぞれが行う機能を実行するように構成されてもよい。すなわち、当該構成要素は、少なくとも2つの信用情報ソース(例えば、第1の信用情報照会システム120、第2の信用情報照会システム130)に住宅購入希望者の信用情報を問い合わせることができる。
また、上記では、審査依頼情報を受信後、最初に信用情報の照会を行い、照会結果を受信した後に事前審査を行う実施形態を説明したが、他の実施形態として、審査依頼情報を受信後、信用情報の照会処理と、信用情報以外の事前審査項目の事前審査処理とを並行して実行するようにしてもよい。
図7は、中継サーバ110の機能ブロック図である。中継サーバ110は、顧客インターフェース(IF)部701、物件マスタ206、購入希望者DB207、および審査結果DB208を備えることができる。上述したように、物件マスタ206、購入希望者DB207、および審査結果DB208は、住宅ローン事前審査システム100と中継サーバ110との間でデータの同期が行われることが可能である。
顧客IF部701は、住宅購入希望者が操作するアプリケーションを申込者端末140に表示することができる。住宅購入希望者は、申込者端末140を使用して、関心のある物件を選択し、住宅ローンを受けられるかどうかの事前審査の申込を行うことができる。申込時に入力された情報は、購入希望者DB207に格納されうる。
図8は、本発明に係る住宅ローン事前審査システム100における処理フロー図である。図8を参照しながら、住宅ローン事前審査システム100が審査依頼情報を受信後、第1の信用情報照会システム120および第2の信用情報照会システム130に問い合わせを行い、事前審査を行った後、中継サーバ110に判定結果を送信する処理のフローについて詳細に説明する。
S801にて、審査依頼情報制御部601は、中継サーバ110から事前審査についての審査依頼情報を受信し、審査依頼情報に含まれている物件ID301および購入希望者ID401を抽出することができる。審査依頼情報制御部601は、事前審査ID501を新規に生成し、事前審査ID501、物件ID301および購入希望者ID401を含む新規レコードを審査結果DB208に追加することができる。
S802にて、第1の信用情報照会部602は、審査依頼情報制御部601によって審査結果DB208に新規レコードが追加されたことに応答して、当該新規レコードに含まれている購入希望者ID401に基づいて購入希望者DB207に問い合わせを行い、住宅購入希望者に関連付けられる1または複数の情報を抽出することができる。抽出される情報は、第1の信用情報照会システム120に対する問い合わせを行うために使用されることが可能である。第1の信用情報照会部602は、抽出した1または複数の情報に基づいて第1の信用情報照会システム120に対して問い合わせを行い、当該1または複数の情報に一致する人の信用情報が存在する場合には、その信用情報を第1の信用情報照会システム120から受信することができる。その後、第1の信用情報照会部602は、当該新規レコードの第1の信用情報照会結果502を受信した信用情報(すなわち、第1の情報または第2の情報)に基づいて更新することができる。
また、S802にて、第2の信用情報照会部603は、審査依頼情報制御部601によって審査結果DB208に新規レコードが追加されたことに応答して、当該新規レコードに含まれている購入希望者ID401に基づいて購入希望者DB207に問い合わせを行い、住宅購入希望者に関連付けられる1または複数の情報を抽出することができる。第2の信用情報照会部603は、抽出した1または複数の情報に基づいて第2の信用情報照会システム130に対して問い合わせを行い、当該1または複数の情報に一致する人の信用情報が存在する場合には、その信用情報を第2の信用情報照会システム130から受信することができる。その後、第2の信用情報照会部603は、当該新規レコードの第2の信用情報照会結果503を受信した信用情報(すなわち、第1の情報または第2の情報)に基づいて更新することができる。
上記では、第1の信用情報照会部602および第2の信用情報照会部603は、審査依頼情報制御部601によって審査結果DB208に新規レコードが追加されたことに応答して、その都度、第1の信用情報照会システム120および第2の信用情報照会システム130に対する問い合わせをそれぞれ行うように構成されることを説明したが、本発明の他の実施形態では、第1の信用情報照会部602および第2の信用情報照会部603は、予め定められた周期(例えば、数分)ごとに、第1の信用情報照会システム120および第2の信用情報照会システム130に対するそれぞれの問い合わせをまとめて行うように構成されてもよい。かかる実施形態によれば、1または複数の新規レコードに関連する信用情報の問い合わせが、第1の信用情報照会システム120および第2の信用情報照会システム130のそれぞれに対してなされることになる。
S803にて、回答結果判定部604は、審査結果DB208から1件ずつレコードを読み出し、第1の信用情報照会結果502および第2の信用情報照会結果503によって示される情報を読み出すことにより、第1の信用情報照会システム120および第2の信用情報照会システム130からのそれぞれの回答結果が第1の情報であるか、あるいは第2の情報であるかを判定することができる。
読み出した情報が第1の情報のみである場合、このフローの処理はS804に進む。
一方、読み出した情報のうちのいずれか1つが第2の情報である場合には、回答結果判定部604は、審査結果DB208の審査結果504に住宅ローンを受けることができるかどうかに関して第2の表示を格納することができ、かつ第2の表示を格納したことを審査結果通知部607に通知することができる。この通知には、どの事前審査が対象となるのかを示すために事前審査ID501を含めることができる。また、読み出した情報のうちのいずれか1つが第2の情報である場合には、回答結果判定部604は、本発明に係る住宅ローン事前審査システム100を管理・運営している金融機関の予め定められたオペレータに対し、どのレコードに第2の情報に相当する信用情報が含まれているかを通知することにより、どの事前審査について金融機関内の担当者のチェックが必要になるのかを示すことができる。その後、このフローの処理はS805に進む。
S804にて、事前審査依頼部605は、回答結果判定部604よって第1の情報のみが読み出されたことに応答して、第1の情報に関連付けられた事前審査ID501および購入希望者ID401を抽出し、抽出された事前審査ID501および購入希望者ID401を事前審査実行部606に送信することができる。事前審査実行部606は、上述した項目(a)〜(d)のそれぞれに関して事前審査を行い、それぞれの項目(a)〜(d)についての判定結果および全体としての判定結果のいずれか、または両方を予め定められた基準にしたがって決定し、審査結果504を更新することができる。審査結果504は、ランク1、2、3などのデータ以外にも、住宅ローンを受けることができるかどうかに関する第1の表示または第2の表示を示すこともできる。事前審査実行部606は、この更新処理が完了したら、審査結果通知部607に事前審査が完了した旨を示すシグナルを送信することができる。
S805にて、審査結果通知部607は、回答結果判定部604から第2の表示を格納したことを示す通知を受信したことに応答して、当該通知に含まれる事前審査ID501のレコードに含まれる購入希望者ID401に基づいて購入希望者DB207を検索し、メールアドレス417を抽出することができる。審査結果通知部607は、抽出したメールアドレス417を使用して、住宅購入希望者に対して事前審査の判定結果である第2の表示を送信することができる。
S806にて、審査結果通知部607は、事前審査が完了した旨を示すシグナルを受信したことに応答して、当該事前審査ID501のレコードに含まれる購入希望者ID401に基づいて購入希望者DB207を検索し、メールアドレス417を抽出することができる。審査結果通知部607は、抽出したメールアドレス417を使用して、住宅購入希望者に対して事前審査の判定結果を送信することができる。メールによって送信されるのは、住宅ローンを受けることができるかどうかに関する第1の表示または第2の表示であってよい。なお、第2の表示が送信される場合には、金融機関の担当者は、従来と同様に、住宅購入希望者に対する連絡を行うこととなる。
S807にて、審査結果通知部607は、予め定められた周期で審査結果DB208の内容を中継サーバ110に送信することにより同期処理を行うことができる。これにより、住宅購入希望者は、申込者端末140を介して事前審査の結果を参照することができるようになる。なお、本発明の一実施形態では、第2の情報に関しては住宅購入希望者の参照を制限するように構成されることが可能である。
以上、例示的な実施形態を参照しながら本発明の原理を説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく、構成および細部において訂正する様々な実施形態を実現可能であることを当業者は理解するだろう。すなわち、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様を採用することが可能である。
100 住宅ローン事前審査システム
110 中継サーバ
120 第1の信用情報照会システム
130 第2の信用情報照会システム
140 申込者端末
150 第1のネットワーク
160 第2のネットワーク
201 制御部
202 主記憶部
203 補助記憶部
204 インターフェース(IF)部
205 出力部
206 物件マスタ
207 購入希望者DB
208 審査結果DB
601 審査依頼情報制御部
602 第1の信用情報照会部
603 第2の信用情報照会部
604 回答結果判定部
605 事前審査依頼部
606 事前審査実行部
607 審査結果通知部
701 顧客IF部

Claims (7)

  1. 住宅購入希望者によって第1のデバイスを介して電子的に入力された、住宅ローンの事前審査についての審査依頼情報を受信し、前記住宅ローンの事前審査についての判定結果を格納する第1のレコードを生成する審査依頼情報制御手段と、
    前記第1のレコードが生成されたことに応答して、住宅購入希望者の信用情報を少なくとも2つの信用情報ソースに対して問い合わせる信用情報照会手段と、
    前記住宅購入希望者の信用情報を得たことに応答して、前記住宅購入希望者の信用情報のそれぞれが第1の情報であるか、あるいは第2の情報であるかを判定する回答結果判定手段であって、前記第1の情報は、前記住宅購入希望者の信用情報であって、住宅ローンを受けることが可能との判断を導き出しうる情報に相当し、前記第2の情報は、前記住宅購入希望者の信用情報であって、前記第1の情報とは異なる情報に相当する、回答結果判定手段と、
    前記住宅購入希望者の信用情報を得られない場合、前記住宅購入希望者に関連付けられる第2のデバイスに対して、事前審査が保留扱いとなっていることを通知する手段と、
    前記住宅購入希望者の信用情報のそれぞれが第1の情報である場合、前記住宅購入希望者が住宅ローンを受けられるかどうかを判定し、判定結果を生成する事前審査実行手段であって、前記判定結果は、前記住宅購入希望者の信用情報である前記第1の情報および予め定められた審査項目のそれぞれに対する第1の判定結果、並びに前記第1の判定結果のそれぞれに基づく全体としての判定結果である第2の判定結果を含む、事前審査実行手段と、
    前記判定結果が生成された後、前記住宅購入希望者に関連付けられる前記第2のデバイスに対して前記判定結果を送信する審査結果通知手段であって、前記判定結果は、前記住宅購入希望者が住宅ローンを受けることができるかどうかに関する第1の表示または第2の表示を含み、前記第2の表示を含む前記判定結果は、前記住宅購入希望者が住宅ローンを受けることが可能であるかどうかを明示的に示さない情報である、審査結果通知手段と
    を備えた住宅ローン事前審査システム。
  2. 前記住宅購入希望者の信用情報のいずれかが第2の情報である場合、前記審査結果通知手段は、住宅購入希望者に対して、前記住宅購入希望者が住宅ローンを受けることができるかどうかに関する第2の表示を前記第2のデバイスに送信する、請求項1の住宅ローン事前審査システム。
  3. 前記第1の判定結果は、前記住宅購入希望者の勤務先および職業に関する情報、並びに前記住宅購入希望者が受けようとする住宅ローンの返済比率に関する情報のうちの1または複数にさらに基づく、請求項1の住宅ローン事前審査システム。
  4. 前記信用情報ソースの少なくとも1つの信用情報ソースは、前記住宅ローン事前審査システムを制御する金融機関に関連付けられる、請求項1の住宅ローン事前審査システム。
  5. 前記回答結果判定手段は、前記住宅購入希望者の信用情報の少なくとも1つが前記第2の情報である場合、前記第2の情報に関連付けられた前記住宅購入希望者の信用情報が含まれる前記第1のレコードをオペレータに通知する、請求項1の住宅ローン事前審査システム。
  6. 住宅ローン事前審査システムによって実行される方法であって、
    住宅購入希望者によって第1のデバイスを介して電子的に入力された、住宅ローンの事前審査についての審査依頼情報を受信し、前記住宅ローンの事前審査についての判定結果を格納する第1のレコードを生成することと、
    前記第1のレコードが生成されたことに応答して、住宅購入希望者の信用情報を少なくとも2つの信用情報ソースに対して問い合わせることと、
    前記住宅購入希望者の信用情報を得たことに応答して、前記住宅購入希望者の信用情報のそれぞれが第1の情報であるか、あるいは第2の情報であるかを判定することであって、前記第1の情報は、前記住宅購入希望者の信用情報であって、住宅ローンを受けることが可能との判断を導き出しうる情報に相当し、前記第2の情報は、前記住宅購入希望者の信用情報であって、前記第1の情報とは異なる情報に相当する、ことと、
    前記住宅購入希望者の信用情報を得られない場合、前記住宅購入希望者に関連付けられる第2のデバイスに対して、事前審査が保留扱いとなっていることを通知することと、
    前記住宅購入希望者の信用情報のそれぞれが第1の情報である場合、前記住宅購入希望者が住宅ローンを受けられるかどうかを判定し、判定結果を生成することであって、前記判定結果は、前記住宅購入希望者の信用情報である前記第1の情報および予め定められた審査項目のそれぞれに対する第1の判定結果、並びに前記第1の判定結果のそれぞれに基づく全体としての判定結果である第2の判定結果を含む、ことと、
    前記判定結果が生成された後、前記住宅購入希望者に関連付けられる前記第2のデバイスに対して前記判定結果を送信することであって、前記判定結果は、前記住宅購入希望者が住宅ローンを受けることができるかどうかに関する第1の表示または第2の表示を含み、前記第2の表示を含む前記判定結果は、前記住宅購入希望者が住宅ローンを受けることが可能であるかどうかを明示的に示さない情報である、ことと
    を備える方法。
  7. 請求項6に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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