JP6218594B2 - 面状ヒーター - Google Patents

面状ヒーター Download PDF

Info

Publication number
JP6218594B2
JP6218594B2 JP2013265696A JP2013265696A JP6218594B2 JP 6218594 B2 JP6218594 B2 JP 6218594B2 JP 2013265696 A JP2013265696 A JP 2013265696A JP 2013265696 A JP2013265696 A JP 2013265696A JP 6218594 B2 JP6218594 B2 JP 6218594B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
fluororubber
resin composition
adhesive
conductive resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013265696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015122212A (ja
Inventor
央隆 佐藤
央隆 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Valqua Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Valqua Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Valqua Industries Ltd filed Critical Nippon Valqua Industries Ltd
Priority to JP2013265696A priority Critical patent/JP6218594B2/ja
Publication of JP2015122212A publication Critical patent/JP2015122212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6218594B2 publication Critical patent/JP6218594B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)

Description

本発明は、面状ヒーターに関し、より詳しくは、フッ素ゴム層で発熱層を被覆した面状ヒーターに関する。
面接触によって被加熱物を加熱する装置して、シリコーンゴム層で発熱体を被覆した面状ヒーターが公知である(特許文献1)。しかしシリコーンゴムは、加熱によりシロキサンガスを生じるため、この面状ヒーターを例えば電気電子回路の製造装置や半導体製造装置に適用すると、得られる電気電子回路や半導体デバイスの物性にシロキサンガスによる悪影響が生じて、製品歩留まりが低下するという問題があった。
特許文献2及び3では、シリコーンゴムの代わりにフッ素ゴムを用いた面状ヒーターが提案されている。
特開2011−086444号公報 特開平11−219776号公報 特開2007−224208号公報
フッ素ゴムを用いた従来の面状ヒーターは、被加熱物との接触性(密着性)が十分でなく、すなわち接触熱抵抗が比較的高いために、面状ヒーターから被加熱物への熱伝導効率に改善の余地があった。
本発明は、フッ素ゴム層で発熱層を被覆した面状ヒーターであって、熱伝導効率の改善された面状ヒーター及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、次の面状ヒーター及びその製造方法を提供する。
[1] 発熱層と、その両面に配置される第1フッ素ゴム層とを含み、
前記第1フッ素ゴム層は、JIS K 6253に従うデュロメータ タイプA硬度が65以下である、面状ヒーター。
[2] 前記第1フッ素ゴム層は、フッ素樹脂を含み、かつキュラストメーターにより測定される加硫曲線において最大トルクMHと最小トルクMLとの比MH/MLが5以下である第1熱伝導性樹脂組成物の架橋物からなる、[1]に記載の面状ヒーター。
[3] 前記第1フッ素ゴム層は、接着剤層を介して前記発熱層の両面に配置される、[1]又は[2]に記載の面状ヒーター。
[4] 前記接着剤層は、架橋性接着剤の架橋物からなる、[3]に記載の面状ヒーター。
[5] 前記接着剤層と前記第1フッ素ゴム層との間に、ガラスクロスを含有する第2フッ素ゴム層をさらに有する、[3]又は[4]に記載の面状ヒーター。
[6] 前記発熱層は、ステンレス箔である、[1]〜[5]のいずれかに記載の面状ヒーター。
[7] [1]に記載の面状ヒーターの製造方法であって、
前記第1熱伝導性樹脂組成物からなる層を前記発熱層の両面に形成する工程Aと、
前記第1熱伝導性樹脂組成物からなる層を架橋させて前記第1フッ素ゴム層を形成する工程Bと、
を含む、製造方法。
[8] 前記工程Aの前に、前記発熱層の両面に、架橋性接着剤を塗工して接着剤塗工層を形成する工程Cをさらに含み、
前記工程Aにおいて、前記接着剤塗工層の表面に前記第1熱伝導性樹脂組成物からなる層が形成される、[7]に記載の製造方法。
[9] 前記工程Cと前記工程Aとの間に、前記接着剤塗工層を乾燥させる工程Dをさらに含む、[8]に記載の製造方法。
[10] 前記工程Cの前に、前記発熱層の両面の算術平均粗さを0.1以上に調整する工程Eをさらに含む、[8]又は[9]に記載の製造方法。
[11] 前記工程Cと前記工程Aとの間に、溶剤を含む第2熱伝導性樹脂組成物をガラスクロスに含浸させた層を前記接着剤塗工層上に配置する工程Fをさらに含み、
前記工程Bにおいて、前記第1フッ素ゴム層を形成するとともに、前記第2熱伝導性樹脂組成物を架橋させてガラスクロスを含有する第2フッ素ゴム層を形成する、[8]〜[10]のいずれかに記載の製造方法。
本発明によれば、フッ素ゴム層により発熱層を被覆した面状ヒーターにおいて、熱伝導効率の改善された面状ヒーターを提供することができる。
本発明に係る面状ヒーターの一例を示す模式的断面図である。 発熱層の形状の一例を示す上面図である。 加硫曲線における最大トルクMH及び最小トルクMLを説明する図である。 本発明に係る面状ヒーターの他の一例を示す模式的断面図である。 本発明に係る面状ヒーターの製造方法の好ましい一例を示すフローチャートである。
<面状ヒーター>
(1)第1実施形態
図1は、本実施形態に係る面状ヒーターの一例を示す模式的断面図である。図1に示される面状ヒーター1は、発熱層10と、その両面に配置される一対の第1フッ素ゴム層15とを含む。第1フッ素ゴム層15は、フッ素樹脂を含む第1熱伝導性樹脂組成物の架橋物からなるものであり、JIS K 6253に従うデュロメータ タイプA硬度が65以下である。面状ヒーター1の全体の厚みは特に制限されず、例えば2mm程度又はそれ以下であることができる。
なお、図1の断面図において発熱層10が断続的に形成されているのは、図2(上面図)のような形状(パターン)を有する発熱層を用いた例を示しているためである。断続的に形成された発熱層の間(隙間)には第1フッ素ゴム層15の一部が入り込んでいてもよい。
65以下の硬度を示す第1フッ素ゴム層15を最表面に有する本実施形態に係る面状ヒーター1によれば、次のような効果が得られ得る。
a)面状ヒーター1と被加熱物との接触性(密着性)を向上させることができるため、熱抵抗値が同等であるフッ素ゴム層を有する面状ヒーターと比較して、面状ヒーターから被加熱物への熱伝導効率を高めることができる、
b)フッ素ゴムを用いているため、耐熱性及び耐薬品性が高い、
c)フッ素ゴムを用いているため、加熱によりシロキサンガスを生じるおそれがない。従って、電気電子回路の製造装置や半導体製造装置に面状ヒーター1を適用することができる、
d)フッ素ゴムを用いているため、電気電子回路の製造装置や半導体製造装置に面状ヒーターを適用した場合に汚染物質となり得るパーティクルの発生が極めて少ない。
〔発熱層〕
発熱層10は通電により発熱する層であり、例えば金属や合金からなる箔であることができる。中でも発熱層10は、ステンレス(SUS)からなることが好ましく、耐熱性や強度の観点から、耐高温酸化用フェライト系ステンレス鋼を用いることがより好ましい。発熱層10の厚みは特に制限されず、例えば10〜100μm程度であることができる。
発熱層10の形状(上から見たときのパターン形状)は、面状ヒーター1の定格(使用電圧V及び電力W)並びに被加熱物に与える熱の面均一性を考慮して適宜の形状とされる。図2に示されるようなサーペンタイン形状(波形)は好適な例である。図2に示される発熱層10は、サーペンタイン形状の発熱層本体11と、その末端に配置される電極部12とからなる。電極部12には、通電のための耐熱絶縁被膜付きのリード線(図示せず)がハンダ等を用いて接続される。リード線の代わりに、スタッドボルトを溶接により接続してもよい。
〔第1フッ素ゴム層〕
上述のように第1フッ素ゴム層15は、JIS K 6253に従うデュロメータ タイプA硬度が65以下であり、熱伝導効率を高める観点から、好ましくは60以下、より好ましくは55以下である。第1フッ素ゴム層15の厚みは特に制限されず、例えば100μm〜1mm程度であることができる。
第1フッ素ゴム層15は、フッ素樹脂を少なくとも含み、かつキュラストメーターにより測定される加硫曲線において最大トルクMHと最小トルクMLとの比MH/MLが5以下、好ましくは4以下である第1熱伝導性樹脂組成物を架橋させることによって形成することができる。これにより硬度65以下の第1フッ素ゴム層15を得ることが可能となる。
図3に示されるように、キュラストメーター(レオメーター、加硫/硬化特性試験機)により、横軸を時間、縦軸をトルク値とする架橋(加硫)性樹脂組成物の加硫曲線を得ることができる。その加硫曲線が示す最大のトルク値をMH、最小のトルク値をMLとする。加硫曲線の測定温度(加硫温度)は、例えば170℃とされる。
第1熱伝導性樹脂組成物に含有されるフッ素樹脂は、公知のフッ素樹脂であってよいが、好ましくはフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体である。フッ素樹脂は1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。用いるフッ素樹脂の種類、フッ素樹脂を構成するモノマーの組成比、フッ素樹脂の調製方法等を調整することにより、トルク比MH/MLを制御することが可能である。
第1フッ素ゴム層15に熱伝導性を付与するために、第1熱伝導性樹脂組成物は通常、熱伝導性フィラーを含む。熱伝導性フィラーとしては、特に制限されず、例えば、酸化アルミニウム(Al23)、結晶性酸化ケイ素(SiO2)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化ベリリウム(BeO)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化ケイ素(Si34)、窒化ホウ素(六方晶BNや立方晶BN)、窒化アルミニウム(AlN)、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)、炭化ケイ素(SiC)、カーボンブラック(ファーネスブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、チャンネルブラック、ケッチェンブラック等)、炭素繊維、ダイヤモンド、黒鉛等を用いることができる。熱伝導性フィラーとして、1種の熱伝導性フィラーを単独で用いてもよいし、2種以上の熱伝導性フィラーを混合して用いてもよい。
熱伝導性フィラーの形状は、粒状、鱗片状、針状等であり得るが、より高密度充填できることから粒状であることが好ましい。粒状である熱伝導性フィラーの平均粒子径は、例えば0.1〜100μmであり、好ましくは0.5〜50μmである。平均粒子径は、レーザー回折・散乱法(マイクロトラック法)により得られる粒径分布におけるd50である。
第1熱伝導性樹脂組成物において熱伝導性フィラーの含有量は、フッ素樹脂(第1熱伝導性樹脂組成物が架橋剤や架橋促進剤を含む場合には、フッ素樹脂、加硫剤及び加硫促進剤の合計量)100重量部に対して、通常2〜50重量部であり、好ましくは5〜40重量部であり、より好ましくは10〜30重量部である。熱伝導性フィラーの含有量がこの範囲内であれば、第1フッ素ゴム層15の良好な熱伝導性と良好な硬度を両立することが可能である。
第1熱伝導性樹脂組成物が、例えばカーボンブラック、炭素繊維、黒鉛のような電気伝導性の比較的高い熱伝導性フィラーを含有する場合、面状フィラー1の良好な絶縁性を確保する観点から、かかる電気伝導性の比較的高い熱伝導性フィラーの含有量は、フッ素樹脂(第1熱伝導性樹脂組成物が架橋剤や架橋促進剤を含む場合には、フッ素樹脂、加硫剤及び加硫促進剤の合計量)100重量部に対して、40重量部以下とすることが好ましく、30重量部以下とすることがより好ましい。ただし、第1フッ素ゴム層15の機械強度を確保する観点から、カーボンブラックを20重量部以上含有させることは好ましい態様の1つである。
なお、本発明に係る面状ヒーターは、好ましくは、電気用品安全法(別表第八 附表第三 絶縁性能試験)に記載の絶縁抵抗試験及び絶縁耐力試験を満足するものである。
第1熱伝導性樹脂組成物は、フッ素樹脂を架橋させるための架橋剤や架橋促進剤をさらに含むことができる。用いる架橋剤や架橋促進剤の種類及びその配合量は、一般的に採用されるものや配合量であることができる。第1熱伝導性樹脂組成物は、必要に応じて、老化防止剤、酸化防止剤、難燃剤、分散剤、溶剤等を含むこともできる。
〔接着剤層〕
面状ヒーター1において第1フッ素ゴム層15は、発熱層10との接合強度を高めるため、接着剤層を介して発熱層10の両面に配置されることが好ましい。接着剤層を形成する接着剤は、第1熱伝導性樹脂組成物の架橋時に同時に架橋させ、良好な接着力を付与できることから、架橋性の接着剤を用いることが好ましい。第1熱伝導性樹脂組成物の架橋による第1フッ素ゴム層15の形成及び接着剤の架橋は、第1熱伝導性樹脂組成物からなる層/接着剤/発熱層10/接着剤/第1熱伝導性樹脂組成物からなる層の層構成からなる複層体に対して、例えば熱間真空プレスを施すことにより実施できる。
中でも、発熱層10(とりわけSUSからなる発熱層10)と第1フッ素ゴム層15との接着性に優れることから、有機シリコン類を含む架橋性接着剤や加硫剤としてポリヒドロキシ化合物又はポリアミン化合物を含む架橋性接着剤が好ましく用いられる。ポリヒドロキシ化合物の具体例は、例えばビスフェノールAF、ビスフェノールA、ヒドロキノン等の芳香族ポリヒドロキシ化合物を含む。ポリアミン化合物の具体例は、例えばヘキサメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンジカルバメート、ジシンナミリデンヘキサメチレンジアミン等を含む。
(2)第2実施形態
図4は、本実施形態に係る面状ヒーターの一例を示す模式的断面図である。図4に示される面状ヒーター2は、発熱層10と第1フッ素ゴム層15との間に、ガラスクロスを含有する第2フッ素ゴム層20を介在させたこと以外は上記第1実施形態に係る面状ヒーター1と同様の層構成を有している。ガラスクロスを含有する第2フッ素ゴム層20を介在させることにより、面状ヒーターの機械強度(引張強度等)及び絶縁抵抗性能を高めることができるので、機械強度及び絶縁抵抗性能を確保しつつ、面状ヒーターの全体の厚みを小さくすることができる。面状ヒーター2の全体の厚みは、例えば1mm程度又はそれ以下であることができる。
第2フッ素ゴム層20は、第2熱伝導性樹脂組成物をガラスクロスに含浸させ、これを架橋することにより得ることができる。第2熱伝導性樹脂組成物の架橋により得られるフッ素ゴム層の厚みは通常、ガラスクロスの厚みより大きく、従って、このフッ素ゴム層は、第1フッ素ゴム層15に接して接合されている。本実施形態において接着剤層を設ける場合、接着剤層は、発熱層10と第2フッ素ゴム層20との間に形成され、従って、第2フッ素ゴム層20のフッ素ゴム層は、接着剤層に接して接合されている。第2フッ素ゴム層20の厚みは、例えば50μm〜1mm程度であることができる。
第2熱伝導性樹脂組成物をガラスクロスに含浸させる際には、含浸液として、第2熱伝導性樹脂組成物を溶剤で希釈してフッ素樹脂を溶解させたものを用いることが、第2熱伝導性樹脂組成物のガラスクロスへの含浸を良好に行うことができ、ガラスクロス内に均一にフッ素ゴムが入り込んだフッ素ゴム層を形成できる点で有利である。含浸方法は特に制限されず、含浸液の刷毛塗りや、含浸液へのガラスクロスの浸漬、及びプレスによる圧入含浸等を挙げることができる。
第2熱伝導性樹脂組成物は、フッ素樹脂を少なくとも含み、通常は熱伝導性フィラーをさらに含むものであることができ、溶剤としては、フッ素樹脂を溶解し得るもの、例えばアセトン、MEK、MIBK等を用いることができる。第2熱伝導性樹脂組成物は、第1熱伝導性樹脂組成物と同様、フッ素樹脂を架橋させるための架橋剤や架橋促進剤、老化防止剤、酸化防止剤、難燃剤、分散剤等を含むことができる。
第2フッ素ゴム層20を形成する第2熱伝導性樹脂組成物と、上述の第1熱伝導性樹脂組成物とは同じ組成物であってもよいし、異なる組成物であってもよいが、同じ組成物であることが好ましい。例えば、第2熱伝導性樹脂組成物は、溶剤を含むこと以外は第1熱伝導性樹脂組成物と同じ組成物であることができる。
<面状ヒーターの製造方法>
本発明の面状ヒーターは、図5に示される方法によって好適に製造することができる。図5に示される面状ヒーターの製造方法は、下記工程:
(1)発熱層の両面の算術平均粗さRaを0.1以上に調整する工程E、
(2)発熱層の両面に、架橋性接着剤を塗工して接着剤塗工層を形成する工程C、
(3)接着剤塗工層を乾燥させる工程D、
(4)溶剤を含む第2熱伝導性樹脂組成物をガラスクロスに含浸させた層を接着剤塗工層上に配置する工程F、
(5)第1熱伝導性樹脂組成物からなる層を発熱層の両面に形成する工程A、
(6)第1熱伝導性樹脂組成物からなる層を架橋させて第1フッ素ゴム層を形成するとともに、第2熱伝導性樹脂組成物を架橋させてガラスクロスを含有する第2フッ素ゴム層を形成する工程B、
をこの順で含む。
図5に示される製造方法は、上記第2実施形態に係る面状ヒーター2の製造方法であり、上記第1実施形態に係る面状ヒーター1を製造する場合には工程Fが省略される。また、工程E、C及びDも任意の工程である。
(1)工程E
発熱層10の両面の、JIS B 0601に準拠した算術平均粗さRaを0.1以上に調整することは、接着剤を用いた発熱層10と第1フッ素ゴム層15又は第2フッ素ゴム層20との接着性を高めるうえで有効である。算術平均粗さRaが0.1未満であると、接着剤を介して貼合しても接着性が悪い傾向がある。また、発熱層10の両面の算術平均粗さRaは0.2未満であることが好ましく、これにより、接着性をとりわけ高くすることができる。算術平均粗さRaの0.1以上0.2未満への調整は、例えばナイロンブラシ研磨によって行うことができる。
(2)工程C
本工程は任意の工程であるが、架橋性接着剤を介して発熱層10上に第1フッ素ゴム層15又は第2フッ素ゴム層20を形成することは、発熱層10と第1フッ素ゴム層15又は第2フッ素ゴム層20との接着性、ひいては面状ヒーター1,2の耐久性(機械強度)を高めるうえで有効である。架橋性接着剤については上述のとおりである。架橋性接着剤の塗工方法は特に制限されず、刷毛塗り、スプレー塗装、接着剤の液中への浸漬のような一般的な方法を用いることができる。
(3)工程D
接着剤からなる塗工層を乾燥させる(熱処理する)ことは、発熱層10と第1フッ素ゴム層15又は第2フッ素ゴム層20との接着性を高めるうえで有効である。乾燥(熱処理)には、例えば乾燥炉(熱処理炉)、温風ブロアー等を用いることができる。乾燥温度は、接着剤の架橋温度未満とされ、使用する接着剤の種類等にもよるが、例えば100〜150℃、好ましくは110〜140℃(例えば110〜120℃)とすることができる。
(4)工程F
第2フッ素ゴム層20を設ける場合には、本工程にて、溶剤を含む第2熱伝導性樹脂組成物をガラスクロスに含浸させた層を接着剤塗工層上(接着剤塗工層を有しない場合は発熱層10上)に配置する。
(5)工程A
本工程では、第1熱伝導性樹脂組成物からなる層を発熱層10(又は接着剤塗工層、工程Fを有する場合は第2熱伝導性樹脂組成物をガラスクロスに含浸させた層)上に形成する。
(6)工程B
最後に、第1熱伝導性樹脂組成物からなる層を架橋させて面状ヒーターを得る。架橋性接着剤からなる塗工層を介在させた場合には、本工程により同時に接着剤塗工層も架橋され(接着剤の架橋物となり)、工程Fを設けて第2熱伝導性樹脂組成物をガラスクロスに含浸させた層を介在させた場合には、本工程により同時に第2熱伝導性樹脂組成物も架橋され、ガラスクロスを含有する第2フッ素ゴム層となる。このように本発明の方法によれば、1回の架橋処理(加硫処理)で、第1熱伝導性樹脂組成物からなる層、接着剤塗工層及び第2熱伝導性樹脂組成物の架橋を行うことができる。架橋処理(加硫処理)は、例えば熱間真空プレス等により行うことができる。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
(1)発熱層の作製
図2に示される形状を有し、耐高温酸化用フェライト系ステンレス鋼(日新製鋼社製NCA−1)からなるSUS箔を用意した(縦30cm、横30cm、厚み0.05mm)。このSUS箔の両面をナイロンブラシを用いて研磨して、JIS B 0601に準拠する算術平均粗さRaを0.10〜0.18の範囲内に調整し、発熱層10を得た。
(2)接着剤塗工層の形成及び乾燥
研磨した発熱層10両面の電極部12及びその周囲をポリテトラフルオロエチレンからなるマスクで被覆した後、発熱層10両面におけるマスク領域以外の全面に、刷毛塗りにより架橋性接着剤を塗工した。架橋性接着剤には、有機シリコン類、シリカ及びメタノールを含有する株式会社東洋化学研究所製「メタロック シリーズ」を用いた。次いで、乾燥炉に入れて、115℃で30分乾燥(熱処理)を行った。
(3)第2熱伝導性樹脂組成物含浸ガラスクロスの作製
第2熱伝導性樹脂組成物として、スリーエム社製「LJ−213014」(フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体又はフッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、加硫剤(ビスフェノールAF)、及び加硫促進剤からなる)100重量部に対して、酸化マグネシウム(協和化学工業社製「キョーワマグ30」)3重量部、水酸化カルシウム(近江化学工業社製「CALDIC 2000」)3重量部、カーボンブラック(キャンキャブ社製「サーマックスN990」)20重量部を混練したコンパウンドを調製した。オリエンテック社製のキュラストメーターを用いて、加硫温度170℃にて加硫曲線を測定したところ、最大トルクMHは16.74kgf・cm、最小トルクMLは4.57kgf・cmであり、トルク比MH/MLは3.66と求められた。また、加硫温度160℃における加硫曲線は、最大トルクMHは14.72kgf・cm、最小トルクMLは3.69kgf・cmであり、トルク比MH/MLは3.99と求められた。
上記コンパウンド100重量部に対して200重量部のアセトンを用いてコンパウンドを希釈した。得られた希釈コンパウンドを複数回の刷毛塗りによって縦横30cmのガラスクロスに含浸させた。なお、この希釈コンパウンドが含浸されたガラスクロスは、発熱層10のマスク領域に対応する部分を切り欠いた形状を有している。
(4)面状ヒーターの作製
発熱層10両面の接着剤塗工層のそれぞれの上に、上で作製した希釈コンパウンドが含浸されたガラスクロスを配置した。さらにこれらのガラスクロスを含む層の全面に、第1熱伝導性樹脂組成物からなる層を形成した。第1熱伝導性樹脂組成物には第2熱伝導性樹脂組成物と同じものを用い、これをカレンダーロールにて塗工して第1熱伝導性樹脂組成物からなる層を形成した。得られた複層体に対して160℃にて熱間真空プレスを1回行い、第1及び第2熱伝導性樹脂組成物並びに接着剤塗工層を架橋させた。第1熱伝導性樹脂組成物からなる層の架橋物である第1フッ素ゴム層15の厚みは400μmであり、ガラスクロスを含有する第2フッ素ゴム層20の厚みは200μmであった。
次に、電極部12上のマスクを剥離した後、電極部12に耐熱絶縁被膜付きのリード線をハンダ接続した。その後、電極部12を、上で用いた第2熱伝導性樹脂組成物と同じ樹脂組成物で被覆した後、これを加硫させて電極部12の封止処理を行った。以上のようにして、図4に示される層構成の面状ヒーターを得た。得られた面状ヒーターは、電気用品安全法(別表第八 附表第三 絶縁性能試験)に記載の絶縁抵抗試験及び絶縁耐力試験を満足するものであった。
<実施例2>
第1及び第2熱伝導性樹脂組成物における水酸化カルシウムの配合量を6重量部としたこと以外は実施例1と同様にして、面状ヒーターを作製した。得られた面状ヒーターは、電気用品安全法(別表第八 附表第三 絶縁性能試験)に記載の絶縁抵抗試験及び絶縁耐力試験を満足するものであった。
用いたコンパウンドについて、オリエンテック社製のキュラストメーターを用いて、加硫温度170℃にて加硫曲線を測定したところ、トルク比MH/MLは4.83と求められた。
また、得られた面状ヒーターの第1及び第2フッ素ゴム層15,20の端部を手でつまんで引き剥がす簡易的な剥離試験を行ったところ、第2フッ素ゴム層20と発熱層10との接着力は極めて強固であり、強引に剥離したとき、第2フッ素ゴム層20が発熱層10上に一部残った状態で剥離された。
<実施例3>
ガラスクロスを含有する第2フッ素ゴム層20を設けなかったこと以外は実施例1と同様にして、図1に示される層構成の面状ヒーターを作製した。得られた面状ヒーターは、電気用品安全法(別表第八 附表第三 絶縁性能試験)に記載の絶縁抵抗試験及び絶縁耐力試験を満足するものであった。なお、第1フッ素ゴム層15の厚みは1mmとした。
また、得られた面状ヒーターの第1フッ素ゴム層15の端部を手でつまんで引き剥がす簡易的な剥離試験を行ったところ、第1フッ素ゴム層15と発熱層10との接着力は極めて強固であり、強引に剥離したとき、第1フッ素ゴム層15が発熱層10上に一部残った状態で剥離された。
<実施例4>
SUS箔の両面をサンドペーパーを用いて研磨して、算術平均粗さRaを0.20〜0.30の範囲内に調整したこと以外は実施例3と同様にして、面状ヒーターを作製した。得られた面状ヒーターの第1フッ素ゴム層15の端部を手でつまんで引き剥がす簡易的な剥離試験を行ったところ、第1フッ素ゴム層15と発熱層10との接着力は実施例3と比べて弱く、第1フッ素ゴム層15は、接着面で破断することなく発熱層10から剥離された。
<実施例5>
SUS箔の両面の表面研磨処理を行わなかったこと以外は実施例3と同様にして、面状ヒーターを作製した。SUS箔の両面の算術平均粗さRaは、0.04〜0.10の範囲内であった。得られた面状ヒーターの第1フッ素ゴム層15の端部を手でつまんで引き剥がす簡易的な剥離試験を行ったところ、第1フッ素ゴム層15と発熱層10との接着力は実施例4よりも弱く、第1フッ素ゴム層15は、実施例4と比べて比較的容易に発熱層10から剥離された。
<比較例1>
第1及び第2熱伝導性樹脂組成物として、ダイキン工業社製「G−723F」100重量部に対して、酸化マグネシウム(協和化学工業社製「キョーワマグ150」)3重量部、水酸化カルシウム(近江化学工業社製「CALDIC 2000」)6重量部、カーボンブラック(キャンキャブ社製「サーマックスN990」)20重量部を混練したコンパウンドを用いたこと以外は実施例1と同様にして、図4に示される層構成の面状ヒーターを作製した。得られた面状ヒーターは、電気用品安全法(別表第八 附表第三 絶縁性能試験)に記載の絶縁抵抗試験及び絶縁耐力試験を満足するものであった。
用いた上記コンパウンドについて、オリエンテック社製のキュラストメーターを用いて、加硫温度170℃にて加硫曲線を測定したところ、最大トルクMHは36.08kgf・cm、最小トルクMLは5.19kgf・cmであり、トルク比MH/MLは6.95と求められた。
実施例1、2、比較例1で用いた第1熱伝導性樹脂組成物を面状ヒーター作製時と同じ条件で加硫成形してなるフッ素ゴム層、並びに実施例1、2、比較例1の面状ヒーターについて、次の試験を行った。結果を表1に示す。
〔ア〕 フッ素ゴム層の硬度測定
2mmの厚さに加硫成形したフッ素ゴム層について、JIS K 6253に従い、タイプAデュロメータ硬さ試験機にて硬度を測定した。測定温度は25℃とした。
〔イ〕 フッ素ゴム層の引張強さ測定
JIS K 6250に従い、2mmの厚さに加硫成形したフッ素ゴム層から、JIS K 6251に従い、ダンベル状3号型試験片を型抜きした。この試験片を、500mm/分で引張り、引張強さを測定した。測定温度は25℃とした。
〔ウ〕 フッ素ゴム層の熱抵抗
発熱基板(発熱量:45W)上に、縦10mm、横10mm、厚さ1.0mmの形状に加硫成形したフッ素ゴム層を貼り付けた。フッ素ゴム層の上に、上記発熱基板と同じ材質からなる冷却機構付き基板を配置し、98kPaの一定荷重で圧接した。両基板には温度センサーが取り付けられており、両基板の温度をモニタリングしながら、発熱基板に通電した。通電開始から5分経過後の発熱基板の温度T1(℃)及び冷却機構付き基板T2(℃)を測定し、下記式:
熱抵抗(℃/W)=(T1−T2)/Q 〔Qは発熱基板の発熱量(W)〕
に基づき熱抵抗を算出した。
〔エ〕 面状ヒーターの温度制御性の評価
面状ヒーターにおける一方の第1フッ素ゴム層15上に、縦横30cm、厚み1cmのアルミニウム板を載置した。アルミニウム板の外面における対角線上に5個の熱電対を均等配置し(これらのうち最も外側の熱電対はアルミニウム板の角部にある)、また、面状ヒーターの電極部の直上の位置にも熱電対を配置した。温度制御装置を介して発熱層10に通電を行い、面状ヒーターによるアルミニウム板の加熱を開始した。温度制御装置は、アルミニウム板の中央の位置にある熱電対の温度が150℃となるようにセットした。6個の熱電対をモニターし、6個の熱電対のすべてが設定温度150℃の±2.0℃の範囲内となるのに要する時間を求めた。
実施例1及び2の面状ヒーターにおいて、上記時間は約18分であり、この時間以後も、各熱電対が示す温度は一定していた。これに対して比較例1の面状ヒーターでは、6個の熱電対のすべてが設定温度150℃の±2.0℃の範囲内となるのに約25分を要した。
Figure 0006218594
1,2 面状ヒーター、10 発熱層、11 発熱層本体、12 電極部、15 第1フッ素ゴム層、20 第2フッ素ゴム層。

Claims (11)

  1. 発熱層と、その両面に配置される第1フッ素ゴム層とを含み、
    前記第1フッ素ゴム層は、第1熱伝導性樹脂組成物の架橋物からなり、
    前記第1フッ素ゴム層は、接着剤層を介して前記発熱層の両面に配置され、
    前記第1フッ素ゴム層は、JIS K 6253に従うデュロメータ タイプA硬度が65以下である、面状ヒーター。
  2. 前記第1熱伝導性樹脂組成物は、フッ素樹脂を含み、かつキュラストメーターにより測定される加硫曲線において最大トルクMHと最小トルクMLとの比MH/MLが5以下である、請求項1に記載の面状ヒーター。
  3. 前記接着剤層は、架橋性接着剤の架橋物からなる、請求項1又は2に記載の面状ヒーター。
  4. 前記接着剤層と前記第1フッ素ゴム層との間に、ガラスクロスを含有する第2フッ素ゴム層をさらに有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の面状ヒーター。
  5. 前記発熱層は、ステンレス箔である、請求項1〜のいずれか1項に記載の面状ヒーター。
  6. 請求項1に記載の面状ヒーターの製造方法であって、
    前記第1熱伝導性樹脂組成物からなる層を前記発熱層の両面に形成する工程Aと、
    前記第1熱伝導性樹脂組成物からなる層を架橋させて前記第1フッ素ゴム層を形成する工程Bと、
    前記工程Aの前に、前記発熱層の両面に、接着剤を塗工して接着剤塗工層を形成する工程Cと、
    を含む、製造方法。
  7. 前記工程Aにおいて、前記接着剤塗工層の表面に前記第1熱伝導性樹脂組成物からなる層が形成される、請求項6に記載の製造方法。
  8. 前記工程Cと前記工程Aとの間に、溶剤を含む第2熱伝導性樹脂組成物をガラスクロスに含浸させた層を前記接着剤塗工層上に配置する工程Fをさらに含み、
    前記工程Bにおいて、前記第1フッ素ゴム層を形成するとともに、前記第2熱伝導性樹脂組成物を架橋させてガラスクロスを含有する第2フッ素ゴム層を形成する、請求項に記載の製造方法。
  9. 前記接着剤は、架橋性接着剤である、請求項6〜8のいずれか1項に記載の製造方法。
  10. 前記工程Cと前記工程Aとの間に、前記接着剤塗工層を乾燥させる工程Dをさらに含む、請求項6〜9のいずれか1項に記載の製造方法。
  11. 前記工程Cの前に、前記発熱層の両面の算術平均粗さを0.1以上に調整する工程Eをさらに含む、請求項6〜10のいずれか1項に記載の製造方法。
JP2013265696A 2013-12-24 2013-12-24 面状ヒーター Active JP6218594B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013265696A JP6218594B2 (ja) 2013-12-24 2013-12-24 面状ヒーター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013265696A JP6218594B2 (ja) 2013-12-24 2013-12-24 面状ヒーター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015122212A JP2015122212A (ja) 2015-07-02
JP6218594B2 true JP6218594B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=53533672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013265696A Active JP6218594B2 (ja) 2013-12-24 2013-12-24 面状ヒーター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6218594B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016111358A1 (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 株式会社朝日Fr研究所 複合発熱材及びその製造方法
WO2023188956A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 株式会社巴川製紙所 シート状ヒータおよびそれに用いるフッ素系接着剤
WO2023188955A1 (ja) 2022-03-30 2023-10-05 株式会社巴川製紙所 シート状ヒータ
KR102482260B1 (ko) * 2022-06-28 2022-12-29 염한균 반도체 정전척 히터용 면상발열체 조성물

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55180292U (ja) * 1979-06-12 1980-12-24
JPS6369178A (ja) * 1986-09-10 1988-03-29 株式会社日立ホームテック 除霜用発熱体
JPH0654707B2 (ja) * 1988-05-23 1994-07-20 松下電器産業株式会社 面状採暖具の接着方法
JPH07106056A (ja) * 1993-10-08 1995-04-21 East Japan Railway Co 複合ゴムヒーター製品
JP4187860B2 (ja) * 1999-02-22 2008-11-26 横浜ゴム株式会社 積層体の製造方法
JP2001142327A (ja) * 1999-11-12 2001-05-25 Canon Inc 加熱装置、像加熱装置及び画像形成装置
JP2007224208A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Alpha Oikos:Kk フッ素ゴムシート及びフッ素ゴムシートを用いた面状ヒーター及びその製造方法
JP2008021545A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Sankei Giken:Kk 面状発熱体
JP2009123462A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Toray Ind Inc 面状発熱体及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015122212A (ja) 2015-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6218594B2 (ja) 面状ヒーター
US8273209B2 (en) Thermal diffusion sheet and method for mounting the same
JP6302034B2 (ja) 熱伝導シート、熱伝導シートの製造方法、放熱部材及び半導体装置
TWI770063B (zh) 具有高耐負荷性及高熱傳導性之散熱片
US20180093455A1 (en) Substrates, laminates, and assemblies for flexible heaters, flexible heaters, and methods of manufacture
JP6214094B2 (ja) 熱伝導性シート
JP2010010599A (ja) 熱拡散シート
WO2014010520A1 (ja) 熱伝導性シート
JP2010155443A (ja) 架橋フッ素樹脂複合材料の製造方法
JP5421451B2 (ja) 熱拡散シート
JP5303769B2 (ja) 架橋フッ素樹脂複合材料
JP2000188206A (ja) 重合体ptc組成物及びptc装置
WO2013015233A1 (ja) 熱伝導性組成物及びこれを加工した熱伝導性シート
TW201116410A (en) Composite cushioning structure
WO2017117873A1 (zh) 一种双面高导热能力的厚膜发热元件
JP7022706B2 (ja) 層間熱接合部材、層間熱接合方法、層間熱接合部材の製造方法
JP2017222884A (ja) 熱伝導性シート
JP5089417B2 (ja) 熱伝導性シートおよび放熱装置
KR102025608B1 (ko) 발수성과 절연성이 향상된 히터용 면상발열체
TWI604037B (zh) Fluororesin sheet and manufacturing method thereof
JP6155060B2 (ja) 放熱基板の製造方法
WO2014061266A1 (ja) 放熱部材及び放熱部材の製造方法
WO2021060320A1 (ja) 放熱シート
TWM578920U (zh) 具有溫度自限及自調節特色的可撓性導電發熱元件
JP3957580B2 (ja) 自己温度制御型面状ヒータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6218594

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250