JP6217301B2 - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
従来において、従業員の少ない小規模オフィスでは、タイムレコーダ(専用装置)を導入せずに勤怠管理したいというニーズがある。これに応えるために、ICカードから社員IDを読み取ることができる複合機(MFP:Multifunction Peripheral)にタイムレコーダ機能を搭載して勤怠管理するシステムが知られている(例えば特許文献1)。
勤怠管理のためには、タイムレコーダ機能が読み取った時間が出社か退社かどちらであるかを識別できる必要があるところ、例えば特許文献1に開示されたシステムでは、認証されたユーザに対して、出勤・退勤を入力する出勤・退勤入力画面が提示され、認証されたユーザは、出勤・退勤入力画面に対して、出勤または退勤を入力する。
しかし、MFPによる勤怠管理機能では、他の利用者がMFPの操作部を利用してコピーやプリントをしている場合には、出退勤記録を行う利用者は、MFPの操作部を利用して出勤・退勤の選択操作を行うことができず、コピーやプリントが終了するまで待たなければならない。
また、MFPによる勤怠管理機能では、MFPで出退勤記録を行うためのICカードの読み取りによる認証処理と出勤・退勤の選択操作は一人ずつしか実行できない。そこで、複数の利用者が同時に出社しても、出退勤記録の操作は順番となり、後になった利用者は先に操作している利用者の操作が終わるまで待たなければならない。出社時であれば、この待ち時間によって始業時刻を経過してしまい、遅刻と判断されてしまうこともあるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、出勤時刻または退勤時刻の記録を正確に行うことが可能な情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ユーザの操作を受け付ける操作部と、前記操作部で受け付けた操作に応じた動作を行う本体と、前記ユーザの出勤および退勤に関する情報を保持するサーバ装置とを含む情報処理システムであって、ユーザを識別する識別情報を取得する取得部と、予め登録された1以上の前記識別情報を保持する保持部と、前記保持部に保持された1以上の前記識別情報の中に、前記取得部により取得された前記識別情報が存在する場合は、前記取得部により取得された前記識別情報で識別される前記ユーザを認証する認証部と、前記認証部により前記ユーザが認証されたときに、前記本体が、他の前記ユーザの操作に応じた動作を行っている場合は、認証された前記ユーザの前記識別情報と、認証された時刻を示す時間情報とを関連付けた第1情報を、前記サーバ装置へ送信する制御を行う制御部と、を備える情報処理システムである。
本発明によれば、出勤時刻または退勤時刻の記録を正確に行うことができる。
図1は、実施形態の情報処理システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態のMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態のMFPのソフトウェア構成例を示す模式図である。 図4は、実施形態のMFPの機能構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態の勤怠管理サーバが管理する勤怠データ一覧の一例を示す図である。 図6は、実施形態の情報処理システムの動作手順の一例を示すシーケンス図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム100は、MFP1と、勤怠管理サーバ2とを含む。MFP1および勤怠管理サーバ2は、インターネット等のネットワーク30を介して相互に接続される。
MFP1は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を有する装置(請求項の「情報処理装置」の一例)である。また、MFP1には、ICカードリーダー3が接続されている。例えばユーザが、当該ユーザを識別する識別情報が記録されたICカードを、ICカードリーダー3に近接させると(かざすと)、ICカードリーダー3は、当該ICカードに記録された識別情報を読み取る機能を有する。なお、ICカードリーダー3は、非接触型であってもよいし接触型であってもよく、公知の様々な構成を利用可能である。また、勤怠管理サーバ2は、ユーザの出勤および退勤に関する情報を保持する装置であり、請求項の「サーバ装置」に対応している。
次に、図2を用いて、MFP1のハードウェア構成について説明する。図2に示すように、MFP1は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種の機能を実現可能な本体10と、ユーザの操作を受け付ける操作部20とを備える。なお、ユーザの操作を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報(画面の座標値を示す信号等を含む)を受け付けることを含む概念である。本体10と操作部20は、専用の通信路300を介して相互に通信可能に接続されている。通信路300は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
なお、本体10は、操作部20で受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体10は、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
まず、本体10のハードウェア構成について説明する。図2に示すように、本体10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、HDD(ハードディスクドライブ)14と、通信I/F(インタフェース)15と、接続I/F16と、エンジン部17とを備え、これらがシステムバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、本体10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12またはHDD14等に格納されたプログラムを実行することで、本体10全体の動作を制御し、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。
通信I/F15は、ネットワーク30と接続するためのインタフェースである。接続I/F16は、通信路300を介して操作部20と通信するためのインタフェースである。
エンジン部17は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、および、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(画像読取部)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファクス通信を行うファクス部などを備えている。更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
次に、操作部20のハードウェア構成について説明する。図2に示すように、操作部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、通信I/F25と、接続I/F26と、操作パネル27と、外部接続I/F28とを備え、これらがシステムバス29を介して相互に接続されている。
CPU21は、操作部20の動作を統括的に制御する。CPU21は、RAM23をワークエリア(作業領域)としてROM22またはフラッシュメモリ24等に格納されたプログラムを実行することで、操作部20全体の動作を制御し、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)の表示などの後述する各種機能を実現する。
通信I/F25は、ネットワーク30と接続するためのインタフェースである。接続I/F26は、通信路300を介して本体10と通信するためのインタフェースである。
操作パネル27は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けるとともに、各種の情報(例えば受け付けた操作に応じた情報、MFP1の動作状況を示す情報、設定状態などを示す情報など)を表示する。この例では、操作パネル27は、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD)で構成されるが、これに限られるものではない。例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL表示装置で構成されてもよい。さらに、これに加えて又はこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部やランプ等の表示部を設けることもできる。
外部接続I/F28は、上述のICカードリーダー3と接続するためのインタフェースである。
次に、MFP1のソフトウェア構成について説明する。図3は、MFP1のソフトウェア構成の一例を示す模式図である。図3に示すように、本体10は、アプリ層101と、サービス層102と、OS層103とを有する。アプリ層101、サービス層102、および、OS層103の実体は、ROM12やHDD14等に格納されている各種ソフトウェアである。CPU11が、これらのソフトウェアを実行することにより、各種の機能が提供される。
アプリ層101のソフトウェアは、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのアプリケーションソフトウェア(以下の説明では、単に「アプリ」と称する場合がある)である。例えばアプリとしては、コピー機能を提供するためのコピーアプリ、スキャナ機能を提供するためのスキャナアプリ、ファクス機能を提供するためのファクスアプリ、プリンタ機能を提供するためのプリンタアプリなどが挙げられる。
サービス層102のソフトウェアは、アプリ層101とOS層103との間に介在し、アプリに対し、本体10が備えるハードウェア資源を利用するためのインタフェースを提供するためのソフトウェアである。より具体的には、ハードウェア資源に対する動作要求の受付、動作要求の調停を行う機能を提供するためのソフトウェアである。サービス層102が受け付ける動作要求としては、スキャナによる読み取りやプロッタによる印刷等の要求が考えられる。
なお、サービス層102によるインタフェースの機能は、本体10のアプリ層101だけではなく、操作部20のアプリ層201に対しても提供される。すなわち、操作部20のアプリ層201(アプリ)も、サービス層102のインタフェース機能を介して、本体10のハードウェア資源(例えばエンジン部17)を利用した機能を実現することができる。
OS層103のソフトウェアは、本体10が備えるハードウェアを制御する基本機能を提供するための基本ソフトウェア(オペレーティングシステム)である。サービス層102のソフトウェアは、各種アプリからのハードウェア資源の利用要求を、OS層103が解釈可能なコマンドに変換してOS層103に渡す。そして、OS層103のソフトウェアによりコマンドが実行されることで、ハードウェア資源は、アプリの要求に従った動作を行う。
同様に、操作部20は、アプリ層201と、サービス層202と、OS層203とを有する。操作部20が備えるアプリ層201、サービス層202及びOS層203も、階層構造については本体10側と同様である。ただし、アプリ層201のアプリにより提供される機能や、サービス層202が受け付け可能な動作要求の種類は、本体10側とは異なる。アプリ層201のアプリは、操作部20が備えるハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのソフトウェアであってもよいが、主として本体10が備える機能(コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能)に関する操作や表示を行うためのUI(ユーザインタフェース)の機能を提供するためのソフトウェアである。
なお、本実施形態では、機能の独立性を保つために、本体10側のOS層103のソフトウェアと操作部20側のOS層203のソフトウェアが互いに異なる。つまり、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。例えば、本体10側のOS層103のソフトウェアとしてLinux(登録商標)を用い、操作部20側のOS層203のソフトウェアとしてAndroid(登録商標)を用いることも可能である。
以上のように、本実施形態のMFP1において、本体10と操作部20は別々のオペレーティングシステムで動作するため、本体10と操作部20との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。操作部20が受け付けた情報(ユーザからの指示内容)を本体10へ伝達する動作(コマンド通信)や、本体10が操作部20へイベントを通知する動作などがこれに該当する。ここでは、操作部20が本体10へコマンド通信を行うことにより、本体10の機能を使用することができる。また、本体10から操作部20に通知するイベントには、本体10における動作の実行状況、本体10側で設定された内容などが挙げられる。
また、本実施形態では、操作部20に対する電力供給は、本体10から通信路300を経由して行われているので、操作部20の電源制御を、本体10の電源制御とは別に(独立して)行うことができる。
次に、MFP1の機能構成について説明する。図4は、MFP1の機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、MFP1は、取得部110と、保持部120と、認証部130と、制御部140とを有する。説明の便宜上、図4では、本発明に係る機能を主に例示しているが、MFP1が有する機能は、これらに限られるものではない。
取得部110は、ICカードリーダー3から、ユーザを識別する識別情報を取得する機能を有する。保持部120は、予め登録された1以上の識別情報を保持する。例えば、システム管理者は、MFP1の使用権限を有するユーザごとに、当該ユーザを識別する識別情報を予め保持部120に登録しておく形態であってもよい。
認証部130は、保持部120に保持された1以上の識別情報の中に、取得部110により取得された識別情報と一致する識別情報が存在するか否かを判断して認証処理を行う機能を有する。認証部130は、保持部120に保持された1以上の識別情報の中に、取得部110により取得された識別情報が存在する場合は、取得部110により取得された識別情報で識別されるユーザを認証する。
制御部140は、認証部130によりユーザが認証されたときに、本体10(見方を変えればMFP1と捉えることもできる)が、他のユーザの操作に応じた動作(例えばコピー機能やファクス機能の実行等)を行っている場合は、認証されたユーザの識別情報と、認証された時刻を示す時間情報とを関連付けた第1情報を、勤怠管理サーバ2へ送信する制御を行う。具体的な内容については、後述のシーケンス図を用いて説明する。
また、制御部140は、認証部130によりユーザが認証されたときに、本体10が、他のユーザの操作に応じた動作を行っていない場合は、出勤または退勤の選択を促す画面を示す出退勤画面を操作パネル27(見方を変えれば操作部20と捉えることもできる)に表示する制御を行う。操作パネル27に表示された出退勤画面を見たユーザ(ICカードをかざしたユーザ)は、出勤または退勤を選択する操作(例えば画面上に表示された出勤ボタンまたは退勤ボタンをタッチする操作など)を行う。これにより、出勤または退勤を示す選択情報が入力される。この選択情報を受け付けた場合、制御部140は、認証されたユーザの識別情報と、認証された時刻を示す時間情報と、その受け付けた選択情報とを関連付けた第2情報を、勤怠管理サーバ2へ送信する制御を行う。
以上に説明したMFP1の各部の機能(取得部110、認証部130、制御部140)は、CPU(11または21)が、記憶装置(例えばROM12、HDD14、ROM22、フラッシュメモリ24等)に格納されたプログラムを実行することにより実現されるが、これに限らず、例えば上記MFP1の各部の機能のうちの少なくとも一部が専用のハードウェア回路(例えば半導体集積回路等)で実現されてもよい。また、上記保持部120は、例えば本体10側のHDD14等によって実現されてもよいし、操作部20側のフラッシュメモリ24等によって実現されてもよい。
ここで、勤怠管理サーバ2は、制御部140から上述の第1情報を受信した場合、その受信した第1情報に対して、出勤または退勤が選択されるのを待ち、その受信した第1情報に対して出勤または退勤が選択された場合、その受信した第1情報と、出勤または退勤を示す選択情報とを関連付けた第2情報を保持する。また、勤怠管理サーバ2は、制御部140から第2情報を受信した場合、その受信した第2情報をそのまま保持する。以上の具体的な内容については、後述のシーケンス図を用いて説明する。
図5は、勤怠管理サーバ2が保持する勤怠データの一覧(以下、「勤怠データ一覧」と称する場合がある)を示す図である。この例では、勤怠データは、上述の識別情報、選択情報、および、時間情報の3つの設定項目を有するデータ構造になっているが、これに限られるものではない。例えば第1行目の勤怠データ(「No.1」に対応する勤怠データ)は、「Ricoh Taro」を示す識別情報と、「出勤」を示す選択情報と、「午前7時00分」を示す時間情報とが関連付けられた第2情報を示しており、「Ricoh Taro」という識別情報で識別されるユーザが、「午前7時00分」に「出勤」を選択したことを表すと考えることができる。
また、例えば第2行目の勤怠データ(「No.2」に対応する勤怠データ)は、「Ricoh Jiro」を示す識別情報と、出退勤が選択されていないことを示す選択情報と、「午前7時15分」を示す時間情報とが関連付けられた情報である。この勤怠データは、「Ricoh Jiro」を示す識別情報と、「午前7時15分」を示す時間情報とが関連付けられた第1情報を示していると考えることができ、出勤または退勤の選択待ちの状態であると考えることができる。
同様に、例えば第3行目の勤怠データ(「No.3」に対応する勤怠データ)は、「Ricoh Taro」を示す識別情報と、出退勤が選択されていないことを示す選択情報と、「午後18時00分」を示す時間情報とが関連付けられた情報である。この勤怠データは、「Ricoh Taro」を示す識別情報と、「午後18時00分」を示す時間情報とが関連付けられた第1情報であると考えることができ、出勤または退勤の選択待ちの状態であると考えることができる。
同様に、例えば第4行目の勤怠データ(「No.4」に対応する勤怠データ)は、「Ricoh Jiro」を示す識別情報と、「退勤」を示す選択情報と、「午後18時10分」を示す時間情報とが関連付けられた第2情報を示しており、「Ricoh Jiro」という識別情報で識別されるユーザが、「午後18時10分」に「退勤」を選択したことを表すと考えることができる。
図6は、ユーザがMFP1を利用して勤怠管理する際の手順の一例を示すシーケンス図である。図6の例では、ユーザAがコピー機能を利用している際に、別のユーザBが勤怠管理する状況を想定している。ユーザAは、コピー機能を利用している(ステップS1)、見方を変えれば、MFP1(本体10)は、操作部20で受け付けたユーザAの操作に応じてコピー機能を実行していると考えることもできる。この状況で、ユーザBは、自身が所持しているICカードを、ICカードリーダー3にかざす(ステップS2)。ICカードリーダー3は、かざされたICカードに記録された識別情報(ユーザBを識別する識別情報)を読み取り(ステップS3)、取得部110は、ICカードリーダー3によって読み取られた識別情報を取得する。そして、取得部110は、取得した識別情報を、認証部130へ渡す(ステップS4)。
次に、認証部130は、保持部120に保持された1以上の識別情報の中に、取得部110から渡された識別情報が存在するか否かを判断して認証処理を行う(ステップS5)。認証部130は、保持部120に保持された1以上の識別情報の中に、取得部110から渡された識別情報が存在する場合は、取得部110から渡された識別情報で識別されるユーザBを認証し、ICカードリーダー3に対して、ユーザBの認証に成功したことを通知する(ステップS6)。
ユーザBの認証に成功したことを通知されたICカードリーダー3は、制御部140に対して、上述の勤怠データを設定することを要求する(ステップS7)。この要求を受けた制御部140は、識別情報の項目に対してユーザBの識別情報を設定し、選択情報の項目に対して出退勤が選択されていないことを示す選択情報を設定し、時間情報の項目に対してユーザBが認証された時刻を設定した勤怠データを生成する(ステップS8)。見方を変えれば、制御部140は、認証されたユーザBの識別情報と、ユーザBが認証された時刻を示す時間情報とを関連付けた第1情報を生成していると捉えることもできる。
次に、制御部140は、操作パネル27(操作部20)に対して、出退勤画面の表示を要求するが(ステップS9)、コピー機能を実行中のため、操作パネル27は、出退勤画面の表示を拒否する(ステップS10)。出退勤画面の表示を拒否する通知を受けた制御部140は、ステップS8で生成した勤怠データを、勤怠管理サーバ2へ送信する(ステップS11)。つまり、制御部140は、認証部130によりユーザBが認証されたときに、本体10(MFP1)が、他のユーザAの操作に応じた動作(この例ではコピー機能の実行)を行っている場合は、認証されたユーザBの識別情報と、ユーザBが認証された時刻を示す時間情報とを関連付けた第1情報を、勤怠管理サーバ2へ送信する制御を行うと考えることができる。
勤怠管理サーバ2は、制御部140から受信した勤怠データを勤怠データ一覧に追加して保持する(ステップS12)。
その後、ユーザBは、勤怠管理サーバ2に対して、勤怠データ一覧の表示を要求する(ステップS13)。この要求を受けた勤怠管理サーバ2は、例えば勤怠管理サーバ2が有する表示部、または、ユーザが使用する端末が有する表示部に、勤怠データ一覧を表示する(ステップS14)。ユーザBは、表示された勤怠データ一覧を見て、ユーザBを識別する識別情報と、時間情報とが関連付けられた勤怠データ(出勤または退勤の選択待ちになっている勤怠データ)に対して、出勤または退勤を選択する(ステップS15)。この例では、ユーザBは「出勤」を選択するものとする。勤怠管理サーバ2は、ユーザBを識別する識別情報と、時間情報とが関連付けられた勤怠データに対して、ステップS15で選択された「出勤」を示す選択情報を設定する(ステップS16)。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザBの出勤時に、他のユーザAがコピー機能を利用しているために出退勤画面を操作パネル27に表示することができず、操作パネル27に対して出勤を選択する操作ができない場合であっても、ユーザBの出勤時刻を正確に記録することが可能になる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
例えば、上述の取得部110、保持部120、認証部130、および、制御部140は、MFP1および勤怠管理サーバ2の各々に分散されて搭載される形態であってもよい。要するに、本発明が適用される情報処理システムは、ユーザの操作を受け付ける操作部と、操作部で受け付けた操作に応じた動作を行う本体と、ユーザの出勤および退勤に関する情報を保持するサーバ装置とを含む情報処理システムであって、取得部と保持部と認証部と制御部とを少なくとも備える形態であればよい。取得部は、ユーザを識別する識別情報を取得する。保持部は、予め登録された1以上の識別情報を保持する。認証部は、保持部に保持された1以上の識別情報の中に、取得部により取得された識別情報が存在する場合は、取得部により取得された識別情報で識別されるユーザを認証する。制御部は、認証部によりユーザが認証されたときに、本体が、他のユーザの操作に応じた動作を行っている場合は、認証されたユーザの識別情報と、認証された時刻を示す時間情報とを関連付けた第1情報を、サーバ装置へ送信する制御を行う。
また、上述の取得部110、保持部120、認証部130、および、制御部140は、本体10および操作部20の各々に分散されて搭載される形態であってもよい。要するに、本発明が適用される情報処理装置は、取得部と保持部と認証部と制御部とを少なくとも備える形態であればよい。
また、上述の実施形態では、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作しているが、これに限らず、例えば本体10と操作部20が同じオペレーティングシステムで動作する形態であってもよい。
また、上述した実施形態のMFP1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、ROM等の不揮発性の記録媒体に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 MFP
2 勤怠管理サーバ
3 ICカードリーダー
10 本体
20 操作部
100 情報処理システム
110 取得部
120 保持部
130 認証部
140 制御部
特開2004−133631号公報

Claims (10)

  1. ユーザの操作を受け付ける操作部と、前記操作部で受け付けた操作に応じた動作を行う本体と、前記ユーザの出勤および退勤に関する情報を保持するサーバ装置とを含む情報処理システムであって、
    ユーザを識別する識別情報を取得する取得部と、
    予め登録された1以上の前記識別情報を保持する保持部と、
    前記保持部に保持された1以上の前記識別情報の中に、前記取得部により取得された前記識別情報が存在する場合は、前記取得部により取得された前記識別情報で識別される前記ユーザを認証する認証部と、
    前記認証部により前記ユーザが認証されたときに、前記本体が、他の前記ユーザの操作に応じた動作を行っている場合は、認証された前記ユーザの前記識別情報と、認証された時刻を示す時間情報とを関連付けた第1情報を、前記サーバ装置へ送信する制御を行う制御部と、を備える、
    情報処理システム。
  2. 前記サーバ装置は、
    前記制御部から受信した前記第1情報に対して、出勤または退勤が選択されるのを待ち、その受信した前記第1情報に対して出勤または退勤が選択された場合、その受信した前記第1情報と、出勤または退勤を示す選択情報とを関連付けた第2情報を保持する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記制御部は、前記認証部により前記ユーザが認証されたときに、前記本体が、他の前記ユーザの操作に応じた動作を行っていない場合は、出勤または退勤の選択を促す画面を示す出退勤画面を前記操作部に表示する制御を行う、
    請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記制御部は、前記出退勤画面に対するユーザの操作に応じて入力された、出勤または退勤を示す選択情報を受け付けた場合、認証された前記ユーザの前記識別情報と、前記時間情報と、その受け付けた前記選択情報とを関連付けた第2情報を前記サーバ装置へ送信する制御を行う、
    請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記サーバ装置は、
    前記制御部から受信した前記第2情報を保持する、
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 画像形成動作を行うため少なくとも画像読取部または画像形成部を有する前記本体と、
    前記本体での画像形成を指示する操作を行う前記操作部と、を備える複合機を有し、
    前記本体と前記操作部は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作し、
    前記本体での画像形成動作中に、
    前記操作部に接続されたICカードリーダから、前記識別情報を取得しユーザを認証するとともに、
    前記識別情報と、前記複合機で認証された時刻を示す時間情報とを関連付けた前記第1情報を生成する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  7. 前記本体が前記画像形成動作を行っている場合は、
    前記操作部は、出退勤画面を表示しない、
    請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 情報処理装置であって、
    ユーザを識別する識別情報を取得する取得部と、
    予め登録された1以上の前記識別情報を保持する保持部と、
    前記保持部に保持された1以上の前記識別情報の中に、前記取得部により取得された前記識別情報が存在する場合は、前記取得部により取得された前記識別情報で識別される前記ユーザを認証する認証部と、
    前記認証部により前記ユーザが認証されたときに、前記情報処理装置が、他の前記ユーザの操作に応じた動作を行っている場合は、認証された前記ユーザの前記識別情報と、認証された時刻を示す時間情報とを関連付けた第1情報を、前記ユーザの出勤および退勤に関する情報を保持するサーバ装置へ送信する制御を行う制御部と、を備える、
    情報処理装置。
  9. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ユーザを識別する識別情報を取得する取得ステップと、
    予め登録された前記識別情報を保持する保持部に保持された1以上の前記識別情報の中に、前記取得部により取得された前記識別情報が存在する場合は、前記取得ステップにより取得された前記識別情報で識別される前記ユーザを認証する認証ステップと、
    前記認証ステップにより前記ユーザが認証されたときに、前記情報処理装置が、他の前記ユーザの操作に応じた動作を行っている場合は、認証された前記ユーザの前記識別情報と、認証された時刻を示す時間情報とを関連付けた第1情報を、前記ユーザの出勤および退勤に関する情報を保持するサーバ装置へ送信する制御を行う制御ステップと、を含む、
    情報処理方法。
  10. 情報処理装置を、
    ユーザを識別する識別情報を取得する取得手段と、
    予め登録された前記識別情報を保持する保持部に保持された1以上の前記識別情報の中に、前記取得手段により取得された前記識別情報が存在する場合は、前記取得部により取得された前記識別情報で識別される前記ユーザを認証する認証手段と、
    前記認証手段により前記ユーザが認証されたときに、前記情報処理装置が、他の前記ユーザの操作に応じた動作を行っている場合は、認証された前記ユーザの前記識別情報と、認証された時刻を示す時間情報とを関連付けた第1情報を、前記ユーザの出勤および退勤に関する情報を保持するサーバ装置へ送信する制御を行う制御手段として機能させる、
    プログラム。
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