JP6216276B2 - 排気ガス浄化システム - Google Patents

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Description

本発明は、ディーゼルエンジンの排気ガスを浄化する排気ガス浄化システムに関する。
特許文献1に示すように、ディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置(DPFユニット)として、酸化触媒とフィルタとを備える構成が知られている。酸化触媒は、排気ガスに含まれる未燃燃料、一酸化炭素、一酸化窒素等を酸化する。フィルタは、酸化触媒の排気下流側に配置されており、排気ガスに含まれるPM(粒子状物質)を捕集する。フィルタに堆積したPMは、O2又はNO2によって燃焼させることにより除去できる。
また、特許文献2は、排気ガス浄化装置に関する技術であって、特に排気ガス浄化装置内の温度制御について記載されている。特許文献2の排気ガス浄化装置は、複数のフィルタを備え、フィルタとフィルタの間には、排気ガス温度センサと、他のフィルタを通ることなく直接排気管へ接続されるバイパス流路と、が設けられている。排気ガス温度センサが検出した排気ガスの温度が所定以上の場合、排気ガスがバイパス流路を経由して排気管に流れるように、バイパス流路に配置されたバルブの開度を調整する。これにより、高温の排気ガスによってフィルタが溶損することを防止できる。
特開2013−122182号公報 特開2006−226121号公報
ところで、排気ガス浄化装置の温度は、エンジンの異常判定に用いられる。排気ガス浄化装置の温度は様々な要因で上下するので、所定の判定温度が所定の判定時間以上継続したときに異常と判定される(図10を参照)。
しかし、この従来の判定方法では、実際には異常でないのに異常と判定される可能性があった。例えばポスト噴射量が一時的に増加することで、排気ガス浄化装置の温度が一時的に上昇するが、これにより異常と判定されてしまう可能性がある。
この誤判定への対策としては、判定温度を上昇させる方法又は判定時間を長くする方法が考えられる。しかし、判定温度を上昇させた場合、異常が発生しても検出できない可能性がある。一方、判定時間を長くする場合、異常が発生しても素早く検出することができず破損状況が悪化する可能性がある。このように、従来の方法では、異常を的確かつ素早く検出することができなかった。
なお、特許文献2は、エンジンの異常の検出ではなくフィルタの溶損防止を目的とする。また、特許文献2では、温度を用いて判定を行うが、その温度がどれくらい継続するかは考慮していない。従って、本発明と特許文献2とでは、目的及び構成が全く異なる。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、エンジンの異常を的確かつ素早く検出可能な排気ガス浄化システムを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の排気ガス浄化システムが提供される。即ち、この排気ガス浄化システムは、排気ガス浄化装置と、浄化装置温度センサと、制御部と、を備える。前記排気ガス浄化装置は、燃料噴射装置を備えたエンジンの排気経路に配置される。前記浄化装置温度センサは、前記排気ガス浄化装置の内部の温度である浄化装置温度を検出する。前記制御部は、前記浄化装置温度センサが検出した前記浄化装置温度に基づいて制御を行う。第1温度が第2温度より高い値とし、第1時間が第2時間より短い値としたときに、前記制御部は、前記浄化装置温度が第1時間の間継続して第1温度以上となる第1条件を満たすと判断した場合は、前記エンジン回転速度を低下させ、所定のエンジン回転速度以上にならないように制御を行うフェイルセーフモードを実行し、前記浄化装置温度が第2時間の間継続して第2温度以上となる第2条件を満たすと判断した場合は、前記フェイルセーフモードとは異なる制御であって前記浄化装置温度を低下させる制御である温度低下制御を行う。
これにより、異なる温度で過昇温の有無を判定するので、より正確な判定ができる。また、判定温度が高いほど判定時間を短くしているので、緊急度が高い場合に一層素早く温度低下処理を実行できる。また、段階的に過昇温の判定を行うことで、故障箇所をある程度特定することができる
前記の排気ガス浄化システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記温度低下制御では、1又は複数の温度低下処理が行われる。前記温度低下処理には、ポスト噴射の噴射量を低減する処理、アフター噴射の噴射量を低減する処理、及び、吸気絞り装置の開度を制限する処理の少なくとも何れかの処理項目が含まれる。
これにより、検出した浄化装置温度や絞り装置の有無に基づいて1又は複数の適切な温度低下処理を選択することで、浄化装置温度を適切に低下させることができる。
前記の排気ガス浄化システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記温度低下制御では、複数の過昇温レベルが設定されており、それぞれの過昇温レベルの判定において、前記浄化装置温度が当該過昇温レベルに応じた判定温度以上の状態が、当該過昇温レベルに応じた判定時間の間継続している場合は当該過昇温レベルの条件を満たすと判定される。過昇温レベルが高くになるに連れて、判定温度が高くなるとともに判定時間が短くなり、更に前記温度低下処理の処理項目の数が多くなる。
これにより、第1条件を満たすときは浄化装置温度が高温なので、温度低下処理の数(制御対象の数)を多くすることで、浄化装置温度を素早く低下させることができる。
前記のエンジンにおいては、前記制御部は、エンジン回転速度及び燃料噴射量の少なくとも何れかが大きくなるに連れて前記温度低下制御における、ポスト噴射の噴射量の低減量、アフター噴射の噴射量の低減量、及び吸気スロットルの開度の制限量の少なくとも1つを大きくすることが好ましい。
これにより、エンジンの状況に応じて必要な分だけ、燃料の噴射量を低減したり、吸気絞り装置の開度を制限したりすることができる。
エンジンの概略平面図。 気体の流れ及び各種センサを模式的に示す説明図。 燃料噴射の名称とタイミングを模式的に示す説明図。 再生制御の種類と特性を説明する表。 ステーショナリ再生制御からリカバリ再生制御を行う際の処理を示すフローチャート。 過昇温レベル毎の判定条件及び温度低下制御を示す表。 過昇温レベルを判定する処理を示すフローチャート。 燃料噴射量及びエンジン回転速度に基づいて調整量を決定する調整量決定マップ。 正常時及びそれぞれの過昇温と判定されたときの温度変化を示すグラフ。 従来例における過昇温の判定処理を示すグラフ。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。エンジン100は、ディーゼルエンジンであり、作業機及び船舶等に搭載される。
図1に示すように、エンジン100は、吸気系の部材として、吸入管20と、過給機21と、過給管24と、吸気スロットル(吸気絞り装置)25と、吸気マニホールド26と、ブリーザーホース27と、を備える。
吸入管20は、外部から気体を吸入する。吸入管20は、気体中の塵等を取り除くフィルタを備える。
過給機21は、タービンハウジング22と、コンプレッサーハウジング23と、を備える。タービンハウジング22内の図略のタービンホイールは、排気ガスを利用して回転するように構成されている。コンプレッサーハウジング23内の図略のコンプレッサホイールは、タービンホイールと同じシャフト21a(図2)に接続されており、タービンホイールの回転に伴って回転する。過給機21は、コンプレッサホイールが回転することにより、空気を圧縮して強制的に吸気を行うことができる。
過給管24は、過給機21によって吸入された気体が流れる。過給管24の一側は過給機21に接続されており、過給管24の他側は吸気スロットル25に接続されている。
吸気スロットル25は、吸気バルブを備えている。吸気スロットル25は、吸気バルブの開度を調整することで、シリンダに供給される気体の量を変化させることができる。吸気スロットル25を通過した気体は、吸気マニホールド26へ送られる。吸気バルブの開度は、図2に示すECU(エンジン制御部、制御部)50によって制御される。
吸気マニホールド26は、吸気スロットル25から供給された気体をシリンダ数に応じた数(本実施形態では4つ)に分けてシリンダヘッド10へ供給する。シリンダヘッド10には、シリンダヘッドカバー11及びインジェクタ(燃料噴射装置)12が配置されている。
インジェクタ12は、所定のタイミングで燃焼室に燃料を噴射する。具体的には、インジェクタ12は、図3に示すように上死点(TDC)の近傍でメイン噴射を行うように構成されている。また、インジェクタ12は、このメイン噴射の直前に騒音低減のためのプレ噴射を行ったり、プレ噴射の更に前のタイミングでNOx低減及び騒音低減のためのパイロット噴射を行ったりすることができる。また、インジェクタ12は、メイン噴射の直後にPMの低減及び排気ガスの浄化促進及び温度上昇を目的としたアフター噴射を行ったり、アフター噴射の更に後のタイミングで温度上昇等を目的としたポスト噴射を行ったりすることができる。
このように燃料を噴射してピストンを駆動させることで、動力を発生させることができる。燃焼室では、ブローバイガス及び排気ガス等が発生する。
ブリーザーホース27は、燃焼室で発生したブローバイガスを吸入管20に供給する。これにより、未燃焼ガスが外部に排出されることを防止できる。
また、吸気マニホールド26には、図2に示すように、吸気圧力センサ51と、吸気温度センサ52と、が取り付けられている。
吸気圧力センサ51は、吸気マニホールド26内の気体の圧力を検出してECU50へ出力する。ECU50は、入力された圧力を吸気圧と認識する。吸気温度センサ52は、吸気マニホールド26内の気体の温度を検出してECU50へ出力する。なお、吸気圧力センサ51及び吸気温度センサ52は、吸気マニホールド26ではなく、それより上流の管等に配置されていても良い。
エンジン100は、排気系の部材として、排気マニホールド30と、排気管31と、排気ガス浄化装置32と、を備える。このように、排気ガス浄化装置32を備えたエンジン100を特に排気ガス浄化システムと称する。なお、排気ガス浄化装置32は、エンジン100と少し離れた位置に配置されていても良い。
排気マニホールド30は、複数の燃焼室で発生した排気ガスをまとめて過給機21のタービンハウジング22へ供給する。また、排気マニホールド30には、排気圧力センサ53と、排気温度センサ54と、が取り付けられている。
排気圧力センサ53は、排気マニホールド30内の気体の圧力を検出してECU50へ出力する。ECU50は、入力された圧力を排気圧と認識する。排気温度センサ54は、排気マニホールド30内の気体の温度を検出してECU50へ出力する。
排気マニホールド30を通過した気体は、一部がEGR管41を介してEGR装置40へ供給されるとともに、残りが排気管31を介して排気ガス浄化装置32へ供給される。
また、エンジン100は、吸気系及び排気系の部材としてEGR装置40を備える。
EGR装置40は、EGRクーラ42と、EGRバルブ43と、を備えている。EGRクーラ42は、排気ガスを冷却する。EGR装置40は、EGRバルブ43の開度を調整することで、吸気マニホールド26に供給される排気ガスの量を変化させることができる。EGRバルブ43の開度は、ECU50によって制御される。ECU50は、例えば吸気圧と排気圧の差圧に基づいてEGRバルブ43の開度を調整する。
排気ガス浄化装置32は、排気ガスを浄化して排出する。排気ガス浄化装置32は、酸化触媒33と、フィルタ34と、を備える。酸化触媒33は、白金等で構成されており、排気ガスに含まれる未燃燃料、一酸化炭素、一酸化窒素等を酸化(燃焼)するための触媒である。フィルタ34は、例えばウォールフロー型のフィルタとして構成されており、酸化触媒33で処理された排気ガスに含まれるPM(粒子状物質)を捕集する。
また、排気ガス浄化装置32には、酸化触媒温度センサ55と、フィルタ温度センサ56と、差圧センサ57と、が取り付けられている。酸化触媒温度センサ55は、排気ガス浄化装置32の入口近傍(酸化触媒33の排気上流側)の温度を検出する。フィルタ温度センサ56は、酸化触媒33及びフィルタ34の間(フィルタ34の排気上流側)の温度を検出する。なお、酸化触媒温度センサ55及びフィルタ温度センサ56が検出した温度を総称して浄化装置温度と称する。
差圧センサ57は、フィルタ34の上流側(酸化触媒33の排気下流側)と、フィルタ34の下流側の圧力差を検出してECU50へ出力する。ECU50は、差圧センサ57の検出結果に基づいてフィルタ34に堆積したPM堆積量を算出する。なお、PM堆積量の算出方法としては、差圧を用いる以外にも、エンジン100の動作履歴等に基づいて排気ガス浄化装置32で起こる酸化反応を算出し、それに基づいてPM堆積量を求めることもできる。
また、エンジン100は、大気圧センサ58(図2)を備えている。大気圧センサ58は、大気圧を検出してECU50へ出力する。
次に、排気ガス浄化装置32のフィルタ34に堆積したPMを除去する制御(以下、再生制御)について図4を参照して説明する。本実施形態では、アシスト再生制御、リセット再生制御、ステーショナリ再生制御、及びリカバリ再生制御の少なくとも4種類の再生制御を行うことができる。
アシスト再生制御は、PM堆積量が所定以上となったタイミングで行われる。アシスト再生制御は、排気ガス浄化装置32内が比較的低温(300度から400度程度)となるように行われる。この温度の場合、酸化触媒33でNO2が発生し、このNO2によってPMが酸化除去される。アシスト再生制御では、吸気スロットル25を利用するとともに、アフター噴射も行うが、ポスト噴射は行わない。なお、アシスト再生制御は、エンジンを使った作業中に行われる。
リセット再生制御は、所定時間(例えば数十時間から百数時間)毎に行われる。また、リセット再生制御は、アシスト再生制御を一定時間行ってもPM堆積量が所定以上残っている場合にも行われる。リセット再生制御は、排気ガス浄化装置32内が比較的高温(500度から700度程度)となるように行われる。この温度の場合、酸化触媒33でNO2は発生せず、O2によってPMが酸化除去される。リセット再生制御では、吸気スロットル25を利用するとともに、アフター噴射及びポスト噴射を行う。ポスト噴射を行うことにより温度を上昇させることができる。なお、リセット再生制御は、エンジンを使った作業中に行われる。
ステーショナリ再生制御は、リセット再生制御を一定時間行ってもPM堆積量が所定以上残っている場合に行われる。ステーショナリ再生制御は、リセット再生制御と同様に比較的高温(500度から700度程度)で行われる。また、ステーショナリ再生制御でも、吸気スロットル25を利用するとともに、アフター噴射及びポスト噴射を行う。リセット再生制御とステーショナリ再生制御との違いは、リセット再生制御がエンジンを使った作業中に行われるのに対し、ステーショナリ再生制御は非作業中に行われることである。更に、ステーショナリ再生制御では、エンジン回転数を所定の高速回転速度に維持する。これにより、ステーショナリ再生制御では、リセット再生制御よりも好条件でPMを除去することができる。
リカバリ再生制御は、ステーショナリ再生制御を一定時間行ってもPM堆積量が所定以上残っている場合に行われる。図4に示すように、リカバリ再生制御は、再生種別、制御対象及び作業可否の項目において、ステーショナリ再生制御と同一である。リカバリ再生制御は、第1リカバリ再生制御と第2リカバリ再生制御の2段階で構成される。
以下、リカバリ再生制御の移行時から終了までについて図5のフローチャートを参照して説明する。ステーショナリ再生制御では、ポスト噴射量を多くすることで高温の環境で再生制御を行う(S11)。ECU50は、ステーショナリ再生制御の開始から所定時間(例えば数十分程度)経過後に、PM堆積量がM1以上か否か判断する(S12)。
ECU50は、PM堆積量がM1以上であった場合、ステーショナリ再生制御によってPMが十分に除去されていないと判断し、リカバリ再生制御を行う。初めに、ECU50は、リカバリ第1再生制御を行う(S13)。リカバリ第1再生制御は、ポスト噴射量を抑えることでステーショナリ再生制御よりも排気ガス浄化装置32内の温度(より詳細には酸化触媒33とフィルタ34の間の温度)が低温で行われ、ステーショナリ再生制御よりも長時間(数時間程度)行われる。このように比較的低温で長時間掛ける処理がリカバリ再生制御の特徴であり、これにより、暴走燃焼のおそれがなくなった状態で、第2リカバリ再生制御を行うことができる。ECU50は、リカバリ第1再生制御の開始後所定時間(即ち数時間程度)経過後に、PM堆積量がM2以上か否か判断する(S14)。
ECU50は、PM堆積量がM2以上であった場合、第1リカバリ再生制御によってPMが十分に除去されていないと判断し、第2リカバリ再生制御を行う(S15)。第2リカバリ再生制御は、ステーショナリ再生制御と同等の処理である。そのため、ECU50は、ポスト噴射量を増加させて排気ガス浄化装置32内の温度を上昇させる。この処理を数十分程度継続することで第2リカバリ再生制御が終了し、PMが除去される。
次に、上記で説明した再生制御中の浄化装置温度に基づいてエンジンの異常を判定する処理について説明する。本実施形態では、浄化装置温度としてフィルタ温度センサ56が検出した温度を用いるが酸化触媒温度センサ55が検出した温度又は両方を用いても良い。なお、以下で説明する処理は、上記で説明したどの再生制御中に行っても良い。従来では、単一の判定温度及び判定時間でエンジンの異常を判定していたが、本実施形態のエンジン100は、4通りの判定温度と判定時間でエンジンの異常を判定して、過昇温レベル1から4の何れに該当するか、又は、何れにも該当しない(即ち異常がない)かを判定する。
図6は、過昇温レベル1から4までの内容を示す表である。過昇温レベル1は、判定温度Ta以上がA秒以上継続して観測された場合に該当する。表の下方の大小関係に示すように、過昇温レベル1は、判定温度が最も低いが、判定時間は最も長い。過昇温レベル1に該当した場合にECU50が行う温度低下制御は、ポスト噴射の噴射量の低減である。
過昇温レベル2は、判定温度Tb以上がB秒以上継続して観測された場合に該当する。表の下方の大小関係に示すように、過昇温レベル2は、判定温度が2番目に低く、判定時間は2番目に長い。過昇温レベル2に該当した場合にECU50が行う温度低下制御は、ポスト噴射の噴射量の低減、及び、アフター噴射の噴射量の低減である。
過昇温レベル3は、判定温度Tc以上がC秒以上継続して観測された場合に該当する。表の下方の大小関係に示すように、過昇温レベル3は、判定温度が2番目に高く、判定時間は2番目に短い。過昇温レベル3に該当した場合にECU50が行う温度低下制御は、ポスト噴射の噴射量の低減、アフター噴射の噴射量の低減、及び吸気スロットルの開度の調整である。
過昇温レベル4は、判定温度Td以上がD秒以上継続して観測された場合に該当する。表の下方の大小関係に示すように、過昇温レベル4は、判定温度が最も高く、判定時間は最も短い。過昇温レベル4に該当した場合、ECU50は、フェイルセーフモードに移行させる処理を行う。フェイルセーフモードとは、エンジン回転速度を低下させ、所定の回転速度以上にならないように制御を行うモードである。
このように、判定温度と判定時間の大小が逆になるように定められている。これにより、浄化装置温度が高温の場合(即ち、緊急の場合)に早期に検出できるとともに、低温の場合の誤検出を防止できる。
なお、過昇温レベルの何れかに該当すると判定された場合は、警告音又は警告表示等によりユーザに報知する。ここで、過昇温レベルに応じて警告音等の態様を変更しても良い。特に、フェイルセーフモードに移行する過昇温レベル4は、その後に温度が低下してもフェイルセーフモードが解消しない等、他の過昇温レベルと状況が大きく異なるので、警告音等の態様を変更することが好ましい。
次に、過昇温レベルの判定を行う処理を具体的に説明する。図7は、過昇温レベルの判定を行うフローチャートである。
初めに、ECU50は、浄化装置温度がTa以上か否かを判定する(S21)。ECU50は、浄化装置温度がTaより小さい場合、エンジン100に異常はないと判定して所定時間後に再びS21の処理を行う。
ECU50は、浄化装置温度がTa以上である場合、浄化装置温度がTb以上か否かを判定する(S22)。ECU50は、浄化装置温度がTbより小さい場合、浄化装置温度がTa以上を持続した時間がA以上か否かを判断する(S23)。ECU50は、この持続時間がAより短い場合は、エンジン100に異常はないと判定して所定時間後に再びS21の処理を行う。ECU50は、この持続時間がA以上である場合、過昇温レベル1に該当すると判定し、該当する温度低下制御を実施する(S24)。
ECU50は、浄化装置温度がTb以上である場合(S22でYesの場合)、浄化装置温度がTc以上か否かを判定する(S25)。ECU50は、浄化装置温度がTcより小さい場合、浄化装置温度がTb以上を持続した時間がB以上か否かを判断する(S26)。ECU50は、この持続時間がBより短い場合は、上記のS23に移行する。ECU50は、この持続時間がB以上である場合、過昇温レベル2に該当すると判定し、該当する温度低下制御を実施する(S27)。
ECU50は、浄化装置温度がTc以上である場合(S25でYesの場合)、浄化装置温度がTd以上か否かを判定する(S28)。ECU50は、浄化装置温度がTdより小さい場合、浄化装置温度がTc以上を持続した時間がC以上か否かを判断する(S29)。ECU50は、この持続時間がCより短い場合は、上記のS26に移行する。ECU50は、この持続時間がC以上である場合、過昇温レベル3に該当すると判定し、該当する温度低下制御を実施する(S30)。
ECU50は、浄化装置温度がTd以上である場合(S28でYesの場合)、浄化装置温度がTd以上を持続した時間がD以上か否かを判断する(S31)。ECU50は、この持続時間がDより短い場合は、上記のS29に移行する。ECU50は、この持続時間がD以上である場合、過昇温レベル4に該当すると判定し、フェイルセーフモードへ移行させる(S32)。
このように、初めに判定温度の判定を行い、後に、判定温度の持続時間を判定することで、複数の過昇温レベルに同時に該当する場合であっても、高い方の過昇温レベルに該当するよう判定処理を行うことができる。従って、異常の度合いを的確に判定することができる。
なお、過昇温レベル1から3までに該当すると判定した場合であっても、過昇温レベルの判定処理を随時行い、過昇温レベルが低下した場合はそれに応じた温度低下制御に切り替える。例えば、初めに過昇温レベル2と判定され、温度低下制御を行って温度が低下することで過昇温レベル1と判定された場合、アフター噴射の制限を解除する。ただし、過昇温レベル4に該当すると判定した場合は、以後に温度が下がった場合であっても、安全性の観点から、フェイルセーフモードを継続する。
また、本実施形態では、エンジン回転速度及び燃料噴射量に応じて、ポスト噴射の噴射量の低減量、アフター噴射の噴射量の低減量、及び吸気スロットル25の開度の制限量を調整している。具体的には、ECU50は、過昇温レベルの判定を行う前後にエンジン回転速度及び燃料噴射量を取得し、図8に示す調整量決定マップの何れの領域に該当するか判定する。
調整量決定マップでは、エンジン回転速度及び燃料噴射量の少なくとも一方が大きくなるに連れて、調整量(燃料噴射量の低減量等の割合)が大きくなるように領域が設定されている。これにより、エンジン100の運転条件に応じて適切な調整量を決定することができる。
次に、図9を参照して、本実施形態の制御を行ったときの浄化装置温度の変化について説明する。
図9に示す細線は、過昇温と判定されない正常な場合の浄化装置温度を示している。その上側の2点鎖線は、過昇温レベル1と判定され、その後温度上昇が抑制された場合の浄化装置温度を示している。その上側の1点鎖線は、過昇温レベル2と判定され、その後温度上昇が抑制された場合の浄化装置温度を示している。その上側の破線は、過昇温レベル3と判定され、その後温度上昇が抑制された場合の浄化装置温度を示している。その上側の実線は、過昇温レベル4と判定され、フェイルセーフモードに移行して温度が急激に低下した場合の浄化装置温度を示している。
このように、本実施形態の制御を行うことで、過昇温レベルに応じた(即ち緊急度に応じた)温度低下処理を行うことができる。更に、フェイルセーフモードに移行するか否かの2択ではなく、間に温度低下制御を行うという選択肢を追加することで、部品に異常が発生していない場合は温度を下げることができるとともに、部品に異常が発生していれば過昇温レベル4に達した時点でその旨を検出することができる。従って、誤判定によりフェイルセーフモードに移行する可能性を低減できる。
以上に説明したように、本実施形態の排気ガス浄化システムは、排気ガス浄化装置32と、酸化触媒温度センサ55又はフィルタ温度センサ56と、ECU50と、を備える。排気ガス浄化装置32は、インジェクタ12を備えたエンジン100の排気経路に配置される。酸化触媒温度センサ55又はフィルタ温度センサ56は、排気ガス浄化装置の内部の温度である浄化装置温度を検出する。ECU50は、酸化触媒温度センサ55又はフィルタ温度センサ56が検出した浄化装置温度に基づいて制御を行う。ECU50は、判定温度が高いほど判定時間が短くなる判断条件に基づいて、過昇温を判定する制御を行う。ECU50は、過昇温と判定した場合に、浄化装置温度を低下させる温度低下制御を行う。
これにより、異なる温度で過昇温の有無を判定するので、より正確な判定ができる。また、判定温度が高いほど判定時間を短くしているので、緊急度が高い場合に一層素早く温度低下処理を実行できる。また、段階的に過昇温の判定を行うことで、故障箇所をある程度特定することができる。
また、本実施形態の排気ガス浄化システムにおいて、温度低下制御では、1又は複数の温度低下処理が行われる。温度低下処理には、ポスト噴射の噴射量を低減する処理、アフター噴射の噴射量を低減する処理、及び、吸気スロットル25の開度を制限する処理の少なくとも何れかが含まれる。
これにより、検出した浄化装置温度や吸気スロットル25の有無に基づいて1又は複数の適切な温度低下処理を選択することで、浄化装置温度を適切に低下させることができる。
また、本実施形態の排気ガス浄化システムにおいて、判定温度が高いときに行う温度低下制御の方が、温度低下処理の数が多い。
これにより、第2条件を満たすときは浄化装置温度が高温なので、温度低下処理の数(制御対象の数)を多くすることで、浄化装置温度を素早く低下させることができる。
また、本実施形態の排気ガス浄化システムにおいて、ECU50は、エンジン回転速度及び燃料噴射量に応じて、温度低下処理の低減量又は制限量を変化させる。
これにより、エンジン100の動作状況に応じて必要な分だけ、燃料の噴射量を低減したり、吸気スロットル25の開度を制限したりすることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
調整量決定マップは一例であり、領域の設定の仕方等を適宜変更することができる。また、通常時(過昇温と判定されていない時)であっても燃料噴射量とエンジン回転速度に応じてマップ等でポスト噴射の噴射量等が定められている場合、そのマップ等に更に調整割合を積算する構成でも良い。
本実施形態では、過昇温レベルのレベル数は4であるが、2、3、又は5以上であっても良い。
温度低下制御で行う処理は、上記で説明した処理に限られない。例えば、排気スロットルの開度を調整する処理を行っても良い。また、ポスト噴射又はアフター噴射の燃料噴射量を低減する処理に代えて、ポスト噴射又はアフター噴射を省略しても良い。
また、エンジン100の構成及びECU50が行う処理は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。例えば、自然吸気式のエンジンにも本発明を適用することができる。
12 インジェクタ(燃料噴射装置)
21 過給機
25 吸気スロットル(吸気絞り装置)
26 吸気マニホールド
30 排気マニホールド
32 排気ガス浄化装置
33 酸化触媒
34 フィルタ
50 ECU(制御部)
55 酸化触媒温度センサ(浄化装置温度センサ)
56 フィルタ温度センサ(浄化装置温度センサ)
100 エンジン

Claims (4)

  1. 燃料噴射装置を備えたエンジンの排気経路に配置された排気ガス浄化装置と、
    前記排気ガス浄化装置の内部の温度である浄化装置温度を検出する浄化装置温度センサと、
    前記浄化装置温度センサが検出した前記浄化装置温度に基づいて制御を行う制御部と、
    を備え、
    第1温度が第2温度より高い値とし、第1時間が第2時間より短い値としたときに、
    前記制御部は、
    前記浄化装置温度が第1時間の間継続して第1温度以上となる第1条件を満たすと判断した場合は、前記エンジン回転速度を低下させ、所定のエンジン回転速度以上にならないように制御を行うフェイルセーフモードを実行し、
    前記浄化装置温度が第2時間の間継続して第2温度以上となる第2条件を満たすと判断した場合は、前記フェイルセーフモードとは異なる制御であって前記浄化装置温度を低下させる制御である温度低下制御を行うことを特徴とする排気ガス浄化システム。
  2. 請求項1に記載の排気ガス浄化システムであって、
    前記温度低下制御では、1又は複数の温度低下処理が行われ、
    前記温度低下処理には、ポスト噴射の噴射量を低減する処理、アフター噴射の噴射量を低減する処理、及び、吸気絞り装置の開度を制限する処理の少なくとも何れかの処理項目が含まれることを特徴とする排気ガス浄化システム。
  3. 請求項に記載の排気ガス浄化システムであって、
    前記温度低下制御では、複数の過昇温レベルが設定されており、それぞれの過昇温レベルの判定において、前記浄化装置温度が当該過昇温レベルに応じた判定温度以上の状態が、当該過昇温レベルに応じた判定時間の間継続している場合は当該過昇温レベルの条件を満たすと判定され、
    過昇温レベルが高くになるに連れて、判定温度が高くなるとともに判定時間が短くなり、更に前記温度低下処理の処理項目の数が多くなることを特徴とする排気ガス浄化システム。
  4. 請求項又はに記載の排気ガス浄化システムであって、
    前記制御部は、エンジン回転速度及び燃料噴射量の少なくとも何れかが大きくなるに連れて、前記温度低下制御における、ポスト噴射の噴射量の低減量、アフター噴射の噴射量の低減量、及び吸気スロットルの開度の制限量の少なくとも1つを大きくすることを特徴とする排気ガス浄化システム。
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