JP6216261B2 - 軸受、軸受組、軸受装置および情報記録装置 - Google Patents
軸受、軸受組、軸受装置および情報記録装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6216261B2 JP6216261B2 JP2014025805A JP2014025805A JP6216261B2 JP 6216261 B2 JP6216261 B2 JP 6216261B2 JP 2014025805 A JP2014025805 A JP 2014025805A JP 2014025805 A JP2014025805 A JP 2014025805A JP 6216261 B2 JP6216261 B2 JP 6216261B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- axial direction
- inner ring
- bearings
- outer ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Moving Of Heads (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
本発明の一態様は、半径方向に間隔を空けて同軸に配置され、軸方向の最大長さが等しい内輪および外輪と、これら内輪と外輪との間の円環状空間に周方向に間隔を空けて複数配置される転動体とを備え、前記内輪または前記外輪のいずれかが、軸方向の一端に軸方向に延びる凸部を有するとともに、軸方向の他端に、同一形状の他の軸受を軸方向に同一の向きで隣接させたときに、該他の軸受の前記凸部の少なくとも一部を軸方向に収容可能な凹部を有する軸受を提供する。
すなわち、薄い軸受を製造する際における清掃作業を効率的に行うことができ、スペーサを不要とした薄型の軸受装置を効率よく製造することができる。
このようにすることで、同一形状の2つの軸受を同一の向きで軸方向に隣接させる場合に、軸受の周方向の位置に関わりなく、凹部に凸部を対向させて、内輪(または外輪)間に隙間を形成することができる。また、2つの軸受を反対の向きで軸方向に隣接させる場合にも、軸受の周方向の位置に関わりなく、凹部どうしおよび凸部どうしを対向させて、内輪どうしおよび外輪どうしを軸方向に突き当てることができる。したがって、軸受の内輪の清掃作業および軸受装置の組立作業を容易にすることができる。
また、本発明の他の態様は、上記の軸受組と、該軸受組の前記凸部を前記凹部内に収容可能な向きで軸方向に隣接させた2つの前記軸受の各前記内輪の内面に嵌合されるシャフトとを備える軸受装置を提供する。
本実施形態に係る情報記録装置1は、図1に示されるように、略矩形箱状のベースハウジング(ベース部材)2と、ベースハウジング2に回転可能に支持され情報を記録する円板状の磁気記録媒体(記録媒体)4と、磁気ヘッド(ヘッド部)5を先端に取り付けたスイングアーム(アーム部)3と、スイングアーム3をベースハウジング2に対して揺動可能に支持する軸受装置6と、スイングアーム3を揺動させる駆動部(例えば、ボイルコイルモータ等。)7とを備えている。
2つの軸受8,9は、図2および図3に示されるように、それぞれ、半径方向に隣接させて同軸に配置され、軸方向の最大長さ寸法が等しい円環形状の内輪12,13および外輪14a,14bと、これら内輪12,13と外輪14a,14bとの間の円環状空間に周方向に間隔を空けて配置される複数個の転動体15とを備えている。
また、外輪14a,14bの外周面は、スイングアーム3の軸受嵌合孔(図示略)に嵌合され、例えば、接着剤により固定されるようになっている。
内輪12,13の他端18,19は、内周縁および外周縁に小さな面取りが施された平面状に形成されている。
本実施形態に係る軸受装置6は、一端20,21どうしを軸方向に対向させた2つの軸受8,9の各内輪12,13の内面に接着剤を塗布した状態で、図2に示されるように、一方の軸受9の内輪13の他端19がフランジ部27に突き当たる位置までシャフト11を嵌合させた後、図3に示されるように、外輪14a,14bの一端16a,16bどうしを軸方向に突き当てた状態で内輪12,13どうしを軸方向に近接させる方向に外力を加え、適正な予圧が付与される位置に保持して接着剤を硬化させることにより構成されている。
そして、外輪14a,14bどうしは軸方向に突き当たっているので、内輪12,13を軸方向に近接させることによって予圧が付与されていき、適正な予圧が付与される位置まで内輪12,13どうしを近接させても、内輪12,13の間には軸方向に隙間が維持されている。
本実施形態に係る軸受組10、軸受装置6および情報記録装置1によれば、軸受8,9の外輪14a,14bどうしを軸方向に直接突き当てた状態で内輪12,13どうしを近接させて予圧を付与するので、内輪12,13間の隙間を形成するためのスペーサが不要であり、軸方向寸法を短縮して薄型化を図ることができる。
すなわち、薄い軸受8,9を製造する際における清掃作業を効率的に行うことができ、スペーサを不要とした薄型の軸受装置6を効率よく製造することができるという利点がある。
例えば、図5に示されるように、同一の軸受8を同一の向きで複数配置してもよいし、図6に示されるように、同一の軸受8を軸方向に交互に反対の向きで配置してもよい。いずれの場合にも内輪12,13および外輪14a,14bを軸方向に同時に突き当てることができ、同様の効果がある。
本実施形態の説明において、上述した一実施形態に係る軸受組10の軸受8と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る軸受33は、図7に示されるように、内輪28が軸方向の一端29に凸部22を有するとともに、軸方向の他端30に凹部23を有する点において、一実施形態に係る軸受組10の軸受8,9と相違している。
また、図7に示されるように、軸受33に同一形状の他の軸受33を軸方向に同一の向きで隣接させたときに、一方の軸受33の一端29の凸部22と他の軸受33の他端30の凹部23とが軸方向に対向するようになっている。したがって、一方の軸受33の外輪14aの一端16aと他の軸受33の外輪14aの他端17aとが軸方向に突き当たる位置まで2つの軸受33を近接させても、内輪28の一端29と内輪28の他端30は接触しないようになっている。
本実施形態に係る軸受33によれば、図7に示されるように、同一形状の他の軸受33を軸方向に同一の向きで隣接させることにより、外輪14aどうしを軸方向に直接突き当てて、内輪28どうしを軸方向に近接させる方向に外力を加えることにより、予圧が付与される軸受装置31を構成することができる。
このようにすることで、塵埃等が環状空間内に混入して転動体15に付着したり、グリスおよび潤滑油が環状空間外に漏出したりすることを抑制することができる。
この場合、一方の軸受8の凸部22と他方の軸受9の凹部23との周方向の位相を一致させたりずらしたりするだけで、内輪12,13どうしを軸方向に突き当てたり、内輪12,13間に軸方向の隙間を空けたりすることができる。
また、凸部22と凹部23の縦断面形状が異なっていてもよい。
この場合には、軸受装置36は、図11に示されるように、2つの軸受37,38の各外輪34,35を嵌合させるスリーブ39を備え、内輪40a,40bの両端において内周縁および外周縁に小さな面取りが施された平面状に形成され、外輪34,35の一端41,42に凹部23と凸部22とが設けられていればよい。
また、本実施形態の軸受装置6は、軸受装置6として、軸受8,9の各外輪14a,14bを嵌合させるスリーブ(外装部材)を備えていてもよい。
2 ベースハウジング(ベース部材)
3 スイングアーム(アーム部)
5 磁気ヘッド(ヘッド部)
6,31,36 軸受装置
8,9,33,37,38 軸受
10 軸受組
11 シャフト
12,13,28,40a,40b 内輪
14a,14b,34,35 外輪
15 転動体
16a,16b,41,42 一端
17a,17b 他端
18,19,30 他端
20,21,29 一端
22 凸部
23 凹部
Claims (7)
- 半径方向に間隔を空けて同軸に配置され、軸方向の最大長さが等しい内輪および外輪と、
これら内輪と外輪との間の円環状空間に周方向に間隔を空けて複数配置される転動体とを備え、
前記内輪または前記外輪のいずれかが、軸方向の一端に軸方向に延びる凸部を有するとともに、軸方向の他端に、同一形状の他の軸受を軸方向に同一の向きで隣接させたときに、該他の軸受の前記凸部の少なくとも一部を軸方向に収容可能な凹部を有する軸受。 - 前記凸部および前記凹部が、全周にわたって形成されている請求項1に記載の軸受。
- 軸方向における前記凹部の深さ寸法および前記凸部の長さ寸法のいずれか小さい方が、適正な予圧を付与する前記内輪と前記外輪との軸方向の相対的な変位量の最大値よりも大きい請求項1または請求項2に記載の軸受。
- 半径方向に間隔を空けて同軸に配置され、軸方向の最大長さが等しい内輪および外輪と、これら内輪と外輪との間の円環状空間に周方向に間隔を空けて複数配置される転動体とを備える2つの軸受を備え、
一方の該軸受の前記内輪または前記外輪のいずれかが、軸方向の一端に軸方向に延びる凸部を有し、
他方の前記軸受の前記内輪または前記外輪のいずれかが、軸方向の一端に前記凸部の少なくとも一部を軸方向に収容可能な凹部を有する軸受組。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の2つの軸受と、
同一の向きで軸方向に隣接させた2つの前記軸受の各前記内輪の内面に嵌合されるシャフトとを備える軸受装置。 - 請求項4に記載の軸受組と、
該軸受組の前記凸部を前記凹部内に収容可能な向きで軸方向に隣接させた2つの前記軸受の各前記内輪の内面に嵌合されるシャフトとを備える軸受装置。 - 情報を記録する記録媒体と、
請求項5または請求項6に記載の軸受装置と、
前記記録媒体および前記軸受装置を支持するベース部と、
該ベース部に対して前記軸受装置により、前記シャフトの長手軸回りに揺動可能に支持されるアーム部と、
該アーム部に取り付けられ、前記記録媒体に情報を記録するヘッド部とを備える情報記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014025805A JP6216261B2 (ja) | 2014-02-13 | 2014-02-13 | 軸受、軸受組、軸受装置および情報記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014025805A JP6216261B2 (ja) | 2014-02-13 | 2014-02-13 | 軸受、軸受組、軸受装置および情報記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015152074A JP2015152074A (ja) | 2015-08-24 |
JP6216261B2 true JP6216261B2 (ja) | 2017-10-18 |
Family
ID=53894576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014025805A Active JP6216261B2 (ja) | 2014-02-13 | 2014-02-13 | 軸受、軸受組、軸受装置および情報記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6216261B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5650171Y2 (ja) * | 1975-12-25 | 1981-11-24 | ||
JPS5287845U (ja) * | 1975-12-25 | 1977-06-30 | ||
FR2798708B1 (fr) * | 1999-09-17 | 2001-11-16 | Snfa | Roulement a billes hybride a contact oblique, et butee axiale le comportant |
JP6040548B2 (ja) * | 2012-03-27 | 2016-12-07 | 日本精工株式会社 | 多列組合せアンギュラ玉軸受 |
-
2014
- 2014-02-13 JP JP2014025805A patent/JP6216261B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015152074A (ja) | 2015-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6256271B2 (ja) | 玉軸受の玉配列方法及び玉配列装置 | |
JP7491958B2 (ja) | 旋回軸受 | |
JP6723017B2 (ja) | 異物除去装置 | |
JP6216261B2 (ja) | 軸受、軸受組、軸受装置および情報記録装置 | |
JP2012189180A (ja) | 転がり軸受、転がり軸受装置とその製造方法およびハードディスク装置 | |
US8221003B2 (en) | Bearing unit and pivot device | |
JP2009185859A (ja) | 転がり軸受ユニットおよびその製造方法 | |
JP6321987B2 (ja) | 転がり軸受装置および情報記録装置 | |
JP6331062B2 (ja) | 転がり軸受装置 | |
JP2010190403A (ja) | 転がり軸受装置およびピボット装置 | |
US9581197B2 (en) | Ball bearing with integrated bushing | |
WO2015033409A1 (ja) | カムクラッチ | |
JP6529211B2 (ja) | 軸受装置、軸受装置の製造方法および情報記録再生装置 | |
JP2007270850A (ja) | 分割ころ軸受 | |
JP5225700B2 (ja) | 転がり軸受ユニット | |
JP6508972B2 (ja) | 軸受装置および磁気記録装置 | |
JP5603117B2 (ja) | 転がり軸受装置およびピボット装置 | |
US9934799B2 (en) | Preloaded roller bearing device, information recording and reproducing device, and manufacturing method for bearing device | |
JP6757219B2 (ja) | 流体軸受装置用軸部材及びその製造方法、並びに流体軸受装置 | |
JP6595279B2 (ja) | 車輪用軸受装置の製造方法 | |
JP6145441B2 (ja) | ピボットアッシー軸受 | |
JP2013224733A (ja) | 転がり軸受、転がり軸受装置およびピボット装置 | |
JP6230421B2 (ja) | 軸受装置および情報記録再生装置 | |
JP6569335B2 (ja) | ダンパ装置 | |
CN105041981B (zh) | 齿轮传动装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170828 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170913 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170919 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170922 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6216261 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |