JP6215689B2 - 梱包構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、インフォメーションディスプレイなどの大型の表示装置を梱包するための梱包構造体に関する。
液晶表示装置などの薄型パネルディスプレイは、大型化が実現できたことで、テレビジョン受像機やコンピュータのモニタなどの使用形態以外に、デジタルサイネージ(電子看板)やマルチディスプレイシステムなどインフォメーションディスプレイとしての使用形態が普及している。
デジタルサイネージは、公共の場などにおいて不特定多数の人に対して広告・宣伝を行うためのツールである。デジタルサイネージは、デジタル画像によって作成された広告画像を表示可能な表示部本体を備えて構成され、広告画像を表示する時間帯などのスケジュールを適宜設定することが可能であり、表示される広告画像の内容を容易に変更することができる。これにより、効果的な時間帯に最新の情報を視聴者に提供することができ、従来の看板に比べて優れた広告効果を有する。
また、デジタルサイネージを応用して、学校や会社など特定の集団に対して全体的な連絡事項を表示するなど集団向けの情報表示装置としても活用されている。
マルチディスプレイシステムは、公共の場所での情報表示だけでなく、展示場などでプレゼンテーション画像を効果的に表示させることができるシステムであり、複数のディスプレイを一列状、マトリクス状などに配置し、1つの画像を分割して表示することで擬似的な1台の大画面ディスプレイとしたり、それぞれの表示装置に表示される画像を連動させたりすることで様々な表示態様に適用可能である。
デジタルサイネージであれば、より多くの人が画面を見ることができるように、また人が接触してディスプレイが倒れることなどがないように、壁掛け設置や天井からの吊下げ設置とする場合が多い。マルチディスプレイシステムであれば、複数のディスプレイを予め定める配置位置にそれぞれ設置しなければならない。
近年、インフォメーションディスプレイなどの大型の表示装置においては、画像を表示する表示部本体の薄型化が進んでおり、表示装置の運搬・設置に関して、より慎重な扱いが求められるようになっている。その対策の1つとして、表示装置の梱包構造に対して各種の技術が提案されている。
図7は、従来技術の梱包構造体に収容される表示装置の表示部本体1を縦向き姿勢で設置する様子を示す図である。矩形板状の表示部本体1を縦向き姿勢で設置する場合、梱包構造体の開梱作業の手順としては、作業者は、まず、梱包構造体に収容される表示部本体1を、梱包構造体から横向き姿勢で取り出す。次に、作業者は、梱包構造体から取り出した表示部本体1を、横向き姿勢から縦向き姿勢に姿勢変化させて、所定の設置場所に設置する。
上記のように、従来技術の梱包構造体に収容される表示装置の表示部本体1を縦向き姿勢で設置する場合、作業者は、梱包構造体から表示部本体1を横向き姿勢で取り出した後、縦向き姿勢に姿勢変化させる必要があるので、梱包構造体の開梱作業において開梱スペースを広く取る必要があり、また、開梱作業に手間がかかるという課題がある。このようなことから、表示装置の梱包構造体において、開梱作業を安全に行うことができるとともに、作業効率を向上させる技術が求められる。
たとえば、特許文献1には、底面にキャスタを備えた事務機を底ケース上に横倒しの状態で載置して収容する事務機用梱包ケースにおいて、横倒し状態の事務機を縦向き姿勢に姿勢変化させて、梱包ケースから取り出すことが可能な事務機用梱包ケースが開示されている。
特開平8−143091号公報
特許文献1に開示される事務機用梱包ケースに係る技術を、表示装置を梱包するための梱包構造体に適用した場合、梱包構造体の開梱作業において、作業者は、梱包構造体に収容される表示装置の表示部本体を、横向き姿勢から縦向き姿勢に姿勢変化させて、梱包構造体から取り出すことが可能となる。
しかしながら、矩形板状の表示部本体は、縦向き姿勢では不安定であり、そのため、横向き姿勢から縦向き姿勢に姿勢変化されて梱包構造体から取り出された表示部本体は、転倒してしまうおそれがある。
本発明の目的は、矩形板状の表示部本体を有する表示装置を梱包するための梱包構造体において、表示部本体を横向き姿勢から縦向き姿勢に姿勢変化させて梱包構造体から取り出す際に、転倒が防止された状態で取り出すことが可能な梱包構造体を提供することである。
本発明は、画像を表示する矩形板状の表示部本体を有する表示装置を梱包するための梱包構造体において、
前記表示部本体の長辺方向に延びる一側部の両角部のそれぞれに、着脱可能に嵌合して装着される第1角部緩衝材であって、該各角部に嵌合可能な第1角部嵌合溝が形成された第1角部緩衝材と、
前記一側部の中間部に、着脱可能に嵌合して装着される第1中間部緩衝材であって、該中間部に嵌合可能な第1中間部嵌合溝が形成されるとともに、該第1中間部嵌合溝に交差する方向に延び、かつ前記表示部本体が嵌合可能な補助嵌合溝が形成された第1中間部緩衝材と、
前記表示部本体の前記一側部に平行な他側部の両角部のそれぞれに、着脱可能に嵌合して装着される第2角部緩衝材であって、該各角部に嵌合可能な第2角部嵌合溝が形成された第2角部緩衝材と、
前記他側部の中間部に、着脱可能に嵌合して装着される第2中間部緩衝材であって、該中間部に嵌合可能な第2中間部嵌合溝が形成された第2中間部緩衝材と、
前記第1角部緩衝材および前記第1中間部緩衝材が装着された前記一側部を収容する第1箱体と、
前記第2角部緩衝材および前記第2中間部緩衝材が装着された前記他側部を収容する第2箱体と、を含むことを特徴とする梱包構造体である。
また本発明の梱包構造体において、前記各第2角部緩衝材の一方は、該一方の第2角部緩衝材が装着される、前記他側部の一端側の角部よりも外側の縁端部の形状が、外側に凸状の曲面であることを特徴とする。
また本発明の梱包構造体において、前記第2箱体は、矩形板状の底部の4つの縁辺に連なる4つの側壁部のうち、前記底部の1つの短辺に連なる側壁部が、前記底部の2つの長辺に連なる各側壁部から、分離自在であることを特徴とする。
また本発明の梱包構造体において、前記第1および第2角部緩衝材、ならびに前記第1および第2中間部緩衝材は、発泡合成樹脂から成ることを特徴とする。
本発明によれば、画像を表示する矩形板状の表示部本体を有する表示装置を梱包するための梱包構造体であり、第1箱体、第2箱体、第1角部緩衝材、第2角部緩衝材、第1中間部緩衝材、および第2中間部緩衝材を含んで構成される。
第1角部緩衝材は、表示部本体の長辺方向に延びる一側部の両角部のそれぞれに、着脱可能に嵌合して装着される。この第1角部緩衝材には、各角部に嵌合可能な第1角部嵌合溝が形成されている。第1中間部緩衝材は、前記一側部の中間部に、着脱可能に嵌合して装着される。この第1中間部緩衝材には、前記中間部に嵌合可能な第1中間部嵌合溝が形成されるとともに、該第1中間部嵌合溝に交差する方向に延び、かつ表示部本体が嵌合可能な補助嵌合溝が形成されている。第2角部緩衝材は、表示部本体の前記一側部に平行な他側部の両角部のそれぞれに、着脱可能に嵌合して装着される。この第2角部緩衝材には、各角部に嵌合可能な第2角部嵌合溝が形成されている。第2中間部緩衝材は、前記他側部の中間部に、着脱可能に嵌合して装着される。この第2中間部緩衝材には、該中間部に嵌合可能な第2中間部嵌合溝が形成されている。第1箱体は、第1角部緩衝材および第1中間部緩衝材が装着された前記一側部を収容する。第2箱体は、第2角部緩衝材および第2中間部緩衝材が装着された前記他側部を収容する。
上記のように構成される本発明の梱包構造体は、表示部本体が嵌合可能な補助嵌合溝が形成された第1中間部緩衝材を含んで構成されているので、この第1中間部緩衝材を、表示部本体を横向き姿勢から縦向き姿勢に姿勢変化させて梱包構造体から取り出す際に、利用することができる。
具体的には、梱包構造体の開梱作業において、作業者は、まず、梱包構造体内に収納された状態で表示部本体を、他側部が下側となるように横向き姿勢で起立させる。次に、作業者は、上側に配置される第1箱体を取り外し、第1箱体が取り外されることで露出した一側部の中間部に装着されている第1中間部緩衝材を取り外す。次に、作業者は、取り外した第1中間部緩衝材を、たとえば、表示部本体の短辺方向に延びる一方の短辺部の中間部に、補助嵌合溝に沿って装着する。そして、作業者は、他側部の長辺方向一端側の角部に装着された第2角部緩衝材を支点として、第1中間部緩衝材が装着された一方の短辺部が下側となるように、表示部本体を傾転させて、横向き姿勢から縦向き姿勢に姿勢変化させる。
このようにして縦向き姿勢に姿勢変化された表示部本体は、下側となる一方の短辺部の中間部に第1中間部緩衝材が装着されているので、転倒することなく安定して縦向き姿勢を保持することができる。したがって、表示部本体を縦向き姿勢で簡単に設置することができる。
また本発明によれば、他側部の各角部に装着される各第2角部緩衝材のうち、長辺方向一端側の角部に装着される第2角部緩衝材は、該角部よりも外側の縁端部の形状が、外側に凸状の曲面である。作業者が上記のように開梱作業を行うときに、表示部本体を傾転させるときの支点となる第2角部緩衝材の縁端部の形状が曲面であることによって、表示部本体を傾転させる作業を容易に行うことができる。
また本発明によれば、作業者が上記のように開梱作業を行うときに、下側に配置される第2箱体は、矩形板状の底部の4つの縁辺に連なる4つの側壁部のうち、前記底部の1つの短辺に連なる側壁部が、前記底部の2つの長辺に連なる各側壁部から、分離自在である。これによって、他側部の一端側の角部に装着される第2角部緩衝材を支点として、表示部本体を傾転させたときに、第2箱体における長辺方向一方側の側壁部が分離されて開放されるので、表示部本体を傾転させる作業を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る梱包構造体Pの構成を示す分解斜視図である。 第1中間部緩衝材13の構成を示す斜視図である。 左下角部緩衝材21の構成を示す斜視図である。 第2箱体20の構成を示す図である。 作業者による梱包構造体Pの開梱方法を説明するための工程図である。 梱包構造体Pの開梱方法を説明するための図である。 梱包構造体Pの開梱方法を説明するための図である。 梱包構造体Pの開梱方法を説明するための図である。 従来技術の梱包構造体に収容される表示装置の表示部本体1を縦向き姿勢で設置する様子を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る梱包構造体Pの構成を示す分解斜視図である。図2は、第1中間部緩衝材13の構成を示す斜視図である。図3は、左下角部緩衝材21の構成を示す斜視図である。図4は、第2箱体20の構成を示す図である。図4(a)は第2箱体20の展開図であり、図4(b)および図4(c)は第2箱体20の側壁部20bを角変位させたときの様子を示す図である。本実施形態の梱包構造体Pは、インフォメーションディスプレイなどの、大型かつ薄型の矩形板状の表示部本体1を含む表示装置Dを梱包するためのものであり、梱包構造体Pに収納された表示部本体1を横向き姿勢から縦向き姿勢に簡単に姿勢変化させて取り出すことが可能である。
ここで、横向き姿勢とは、矩形板状の表示部本体1の長辺を略水平、短辺を略鉛直にした姿勢であり、縦向き姿勢とは、表示部本体1の長辺を略鉛直、短辺を略水平にした姿勢である。また、表示部本体1を横向き姿勢で設置した場合において、画像が表示される表示面を正面視したときに、表示部本体1の長辺方向に延びる一側部(以下、「第1長辺部」という)が上側となり、前記第1長辺部に平行な他側部(以下、「第2長辺部」という)が下側となり、第1長辺部の一端側の短辺部(以下、「第1短辺部」という)が左側となり、第1長辺部の他端側の短辺部(以下、「第2短辺部」という)が右側となる。また、表示部本体1を縦向き姿勢で設置した場合において、表示面を正面視したときに、第1短辺部が下側となり、第2短辺部が上側となり、第1長辺部が左側となり、第2長辺部が右側となる。
梱包構造体Pは、第1箱体10と、第2箱体20と、第1角部緩衝材である左上角部緩衝材11および右上角部緩衝材12と、第1中間部緩衝材13と、第2角部緩衝材である左下角部緩衝材21および右下角部緩衝材22と、第2中間部緩衝材23とを含んで構成される。
第1角部緩衝材である左上角部緩衝材11および右上角部緩衝材12は、表示部本体1の長辺方向Xに延びる一側部の両角部のそれぞれに、着脱可能に嵌合して装着される。左上角部緩衝材11には、左上角部に嵌合可能な第1角部嵌合溝である左上角部嵌合溝11aが形成されている。右上角部緩衝材12には、右上角部に嵌合可能な第1角部嵌合溝である右上角部嵌合溝12aが形成されている。また、左上角部緩衝材11および右上角部緩衝材12は、たとえば、発泡合成樹脂から成る。
第1中間部緩衝材13は、第1長辺部の中間部に、着脱可能に嵌合して装着される。この第1中間部緩衝材13には、前記中間部に嵌合可能な第1中間部嵌合溝13aが形成されるとともに、該第1中間部嵌合溝13aに交差する方向(本実施形態では直交する)に延び、かつ表示部本体1が嵌合可能な補助嵌合溝13bが形成されている。また、第1中間部緩衝材13は、たとえば、発泡合成樹脂から成る。
第2角部緩衝材である左下角部緩衝材21および右下角部緩衝材22は、表示部本体1の第1長辺部に平行な他側部である第2長辺部の両角部のそれぞれに、着脱可能に嵌合して装着される。左下角部緩衝材21には、左下角部に嵌合可能な第2角部嵌合溝である左下角部嵌合溝21aが形成されている。右下角部緩衝材22には、右下角部に嵌合可能な第2角部嵌合溝である右下角部嵌合溝22aが形成されている。また、左下角部緩衝材21および右下角部緩衝材22は、たとえば、発泡合成樹脂から成る。
(第1実施形態および第2実施形態)
本発明の第1実施形態に係る梱包構造体Pでは、表示部本体1の第2長辺部の各角部に装着される左下角部緩衝材21および右下角部緩衝材22は、その縁端部の形状が特に限定されるものではない。本発明の第2実施形態に係る梱包構造体Pでは、表示部本体1の第2長辺部の各角部に装着される左下角部緩衝材21および右下角部緩衝材22のうち、長辺方向一端側の角部である左下角部に装着される左下角部緩衝材21は、前記左下角部よりも外側の縁端部21bの形状が、外側に凸状の曲面である。
第2中間部緩衝材23は、表示部本体1の第2長辺部の中間部に、着脱可能に嵌合して装着される。この第2中間部緩衝材23には、該中間部に嵌合可能な第2中間部嵌合溝23aが形成されている。
第2箱体20は、左下角部緩衝材21、右下角部緩衝材22および第2中間部緩衝材23が装着された、表示部本体1の第2長辺部を収容するものであり、たとえば、ダンボールから成る。第2箱体20は、表示部本体1の第2長辺部を収容した状態において、該第2長辺部に沿って延びる矩形板状の底部20aと、該底部20aの4つの縁辺からそれぞれ立設される4つの側壁部とを有する。なお、図4においては、第2箱体20の4つの側壁部のうち、3つの側壁部20b,20c,20dを図示している。
(第3実施形態および第4実施形態)
本発明の第3実施形態に係る梱包構造体Pでは、第2箱体20の前記4つの側壁部のうち、第2長辺部の一端側の側壁部20bは、該側壁部20bに隣接する側壁部20cおよび側壁部20dの端面に固定された状態を保持するように構成されていてもよい。本発明の第4実施形態に係る梱包構造体Pでは、第2箱体20の前記4つの側壁部のうち、表示部本体1の長辺方向一方側の側壁部20bと、該側壁部20bに隣接する一対の側壁部20cおよび側壁部20dとが、互いに分離自在である。具体的には、側壁部20bは、底部20aとの境界線まわりに角変位可能である。
第2箱体20は、第2長辺部に左下角部緩衝材21、右下角部緩衝材22および第2中間部緩衝材23が装着された表示部本体1を収容した状態において、左下角部緩衝材21および右下角部緩衝材22の高さと略同一の高さとなっており、上側が開放されている。
また、第2箱体20の、第2長辺部の一端側の側壁部20bには2つの係止片20e,20fが付設されており、側壁部20bに隣接する側壁部20cおよび側壁部20dには補助片20gおよび補助片20hがそれぞれ付設されている。側壁部20bは、補助片20gおよび補助片20hが側壁部20cおよび側壁部20dに垂直となるように折り曲げられた状態で、係止片20e,20fが内側に収まるように底部20aとの境界線まわりに角変位することによって、側壁部20cおよび側壁部20dの端面に固定される。また、側壁部20bは、係止片20e,20fが外方に露出するように底部20aとの境界線まわりに角変位することによって、図4(c)に示すように、側壁部20cおよび側壁部20dの端面に対する固定が解除されて開放状態となる。
第1箱体10は、左上角部緩衝材11、右上角部緩衝材12および第1中間部緩衝材13が装着された、表示部本体1の第1長辺部を収容するものであり、たとえば、ダンボールから成る。第1箱体10は、表示部本体1の第1長辺部を収容した状態において、該第1長辺部に沿って延びる矩形板状の底部と、該底部の4つの縁辺からそれぞれ立設される4つの側壁部とを有する。
第1箱体10は、第2長辺部に左下角部緩衝材21、右下角部緩衝材22および第2中間部緩衝材23が装着されて第2箱体20に収容され、さらに、第1長辺部に左上角部緩衝材11、右上角部緩衝材12および第1中間部緩衝材13が装着された表示部本体1を収容した状態において、第2箱体20の底部20aを除く全体を覆う形状となっており、下側が開放されている。
次に、表示部本体1が収納された梱包構造体Pの開梱方法について説明する。図5は、作業者による梱包構造体Pの開梱方法を説明するための工程図である。図6A〜図6Cは、梱包構造体Pの開梱方法を説明するための図である。
上記のように構成される本実施形態の梱包構造体Pは、表示部本体1が嵌合可能な補助嵌合溝13bが形成された第1中間部緩衝材13を含んで構成されているので、この第1中間部緩衝材13を、表示部本体1を横向き姿勢から縦向き姿勢に姿勢変化させて梱包構造体Pから取り出す際に、利用することができる。
具体的には、梱包構造体Pの開梱作業において、ステップs1では、作業者は、梱包構造体P内に収納された状態で表示部本体1を、第2長辺部が下側となるように横向き姿勢で起立させる。
次にステップs2では、作業者は、図6Aに示すように、上側に配置される第1箱体10を矢符A1方向に移動させて取り外す。次にステップs3では、作業者は、図6Aに示すように、第2箱体20の側壁部20bを矢符A2方向に角変位させて開放する。
次にステップs4では、作業者は、第1箱体10が取り外されることで露出した第1長辺部の中間部に装着されている第1中間部緩衝材13を取り外し、その取り外した第1中間部緩衝材13を、図6Bに示すように、表示部本体1の第1短辺部の中間部に、補助嵌合溝13bに沿って装着する。
次にステップs5では、作業者は、図6Cに示すように、第2長辺部の一端側の角部に装着された左下角部緩衝材21を支点として、第1中間部緩衝材13が装着された第1短辺部が下側となるように、表示部本体1を矢符A3方向に傾転させて、横向き姿勢から縦向き姿勢に姿勢変化させる。
このようにして縦向き姿勢に姿勢変化された表示部本体1は、下側となる第1短辺部の中間部に第1中間部緩衝材13が装着されているので、転倒することなく安定して縦向き姿勢を保持することができる。したがって、表示部本体1を縦向き姿勢で簡単に設置することができる。
また、前述の第1実施形態の梱包構造体Pでは、左下角部緩衝材21および右下角部緩衝材22の縁端部の形状が特に限定されるものではないが、前述の第2実施形態の梱包構造体Pでは、第2長辺部の各角部に装着される左下角部緩衝材21および右下角部緩衝材22のうち、長辺方向一端側の角部に装着される左下角部緩衝材21は、該角部よりも外側の縁端部21bの形状が、外側に凸状の曲面である。作業者が上記のように開梱作業を行うときに、表示部本体1を傾転させるときの支点となる左下角部緩衝材21の縁端部21bの形状が曲面であることによって、表示部本体1を傾転させる作業を容易に行うことができる。
また、前述の第3実施形態の梱包構造体Pでは、第2箱体20は、表示部本体1の長辺方向一端側の側壁部20bが、該側壁部20bに隣接する側壁部20cおよび側壁部20dの端面に固定された状態を保持するように構成されていてもよいけれども、前述の第4実施形態の梱包構造体Pでは、作業者が上記のように開梱作業を行うときに、下側に配置される第2箱体20は、表示部本体1の長辺方向一端側の側壁部20bが、底部20aとの境界線まわりに角変位可能である。これによって、第2長辺部の一端側の角部に装着される左下角部緩衝材21を支点として、表示部本体1を傾転させたときに、第2箱体20における長辺方向一端側の側壁部20bが角変位して開放されるので、表示部本体1を傾転させる作業を容易に行うことができる。
(第5実施形態)
表示装置Dを梱包するための梱包構造体Pについて説明したけれども、梱包構造体Pによる梱包対象は、表示装置Dに限定されるものではない。第5実施形態では、梱包構造体Pは、電気ストーブ等の縦長の電子機器の梱包構造体として利用することができる。たとえば、通常縦長の電子機器は電子機器本体とスタンドとが同梱されており、電子機器本体とスタンドとを、梱包構造体から取り出して、互いに取り付けるようになっている。このような場合において、本発明に係る梱包構造体Pを利用することによって、電子機器を、横向き姿勢から、スタンド取付け面を上向きにした縦向き姿勢に姿勢変化させることができる。このようにして縦向き姿勢に姿勢変化された電子機器は、下側となる短辺部の中間部に第1中間部緩衝材13が装着されているので、転倒することなく安定して縦向き姿勢を保持することができる。したがって、スタンド取付け面を上向きにした縦向き姿勢で保持されている電子機器に対してスタンドを、容易に取り付けることができる。
10 第1箱体
20 第2箱体
11 左上角部緩衝材
12 右上角部緩衝材
13 第1中間部緩衝材
21 左下角部緩衝材
22 右下角部緩衝材
23 第2中間部緩衝材
P 梱包構造体

Claims (4)

  1. 画像を表示する矩形板状の表示部本体を有する表示装置を梱包するための梱包構造体において、
    前記表示部本体の長辺方向に延びる一側部の両角部のそれぞれに、着脱可能に嵌合して装着される第1角部緩衝材であって、該各角部に嵌合可能な第1角部嵌合溝が形成された第1角部緩衝材と、
    前記一側部の中間部に、着脱可能に嵌合して装着される第1中間部緩衝材であって、該中間部に嵌合可能な第1中間部嵌合溝が形成されるとともに、該第1中間部嵌合溝に交差する方向に延び、かつ前記表示部本体が嵌合可能な補助嵌合溝が形成された第1中間部緩衝材と、
    前記表示部本体の前記一側部に平行な他側部の両角部のそれぞれに、着脱可能に嵌合して装着される第2角部緩衝材であって、該各角部に嵌合可能な第2角部嵌合溝が形成された第2角部緩衝材と、
    前記他側部の中間部に、着脱可能に嵌合して装着される第2中間部緩衝材であって、該中間部に嵌合可能な第2中間部嵌合溝が形成された第2中間部緩衝材と、
    前記第1角部緩衝材および前記第1中間部緩衝材が装着された前記一側部を収容する第1箱体と、
    前記第2角部緩衝材および前記第2中間部緩衝材が装着された前記他側部を収容する第2箱体と、を含むことを特徴とする梱包構造体。
  2. 前記各第2角部緩衝材の一方は、該一方の第2角部緩衝材が装着される、前記他側部の一端側の角部よりも外側の縁端部の形状が、外側に凸状の曲面であることを特徴とする請求項1に記載の梱包構造体。
  3. 前記第2箱体は、矩形板状の底部の4つの縁辺に連なる4つの側壁部のうち、前記底部の1つの短辺に連なる側壁部が、前記底部の2つの長辺に連なる各側壁部から、分離自在であることを特徴とする請求項1または2に記載の梱包構造体。
  4. 前記第1および第2角部緩衝材、ならびに前記第1および第2中間部緩衝材は、発泡合成樹脂から成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の梱包構造体。
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