JP6215588B2 - 狭隘部進入調査装置 - Google Patents

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本発明は、建屋貫通部等の狭隘部から進入し、建屋内部の調査を実施するための狭隘部進入調査装置に係り、特に、狭隘部に曲りや径の変化があって、装置自身に自力推進が必要となる狭隘部進入調査装置に関する。
原子力発電所内部などの高放射能環境においては、無人装置による内部調査が必要となる。これらの場合に、無人装置を建屋貫通部の狭隘部(管路など)に位置付けて外部から挿入するとともに、その後は無人装置自身が備える自力推進機構により推進する。無人装置自身が備える自力推進機構は、狭隘部(管路など)の曲がりや径の変化に対応し、これらの場所でも内部進入を行えるものとされる必要がある。
係る内部調査装置の一例として特許文献1には、細長のケーブル自走を実現し、障害物を乗越えてカメラを進入させる技術が公開されている。また特許文献2には、多層の熱可塑性チューブの収縮を利用して推進するチューブアクチュエータに関する技術が公開されている。さらに特許文献3には、医療分野への適用例ではあるが2つのバルーンを用いた内視鏡の技術が公開されている。
特開2009−66167号公報 特開2011−112110号公報 特開2011−234746号公報
特許文献1の内部調査装置ではその推進駆動力を得るために、ケーブルに取付けた線材をケーブルの周方向と軸方向の2方向に振動させる。特に、周方向の振動はケーブルの捻じれ方向の振動であるため、長尺になるほど大きなトルクが必要になる。
特許文献2の効果を得るためには、多層の熱可塑性チューブを用いることから温度環境が一定である必要があり、高温下、水中等の環境での使用には制限がある。
さらに、特許文献3は、2つのバルーン間の距離を、エアチューブで調整しながら進行させているが、生体内用であり、長尺を進行させるにはトルクが不足する課題がある。
また上記課題が解決できたとしても、内部調査装置が配管内に進入した時に、それ以上の前進が困難な場面に遭遇することが想定される。このため、状況判断と自助機能により困難を克服できる機能を備える必要がある。
以上のことから本発明においては、駆動力に大きなトルクを用いることなく、かつ適用環境に左右されることなく困難に応じて内部進入を可能とする狭隘部進入調査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、配管等の狭隘部に進入して調査を実施する狭隘部進入調査装置であって、その先端部分から順に、調査に用いる撮像手段と、撮像手段に接続され配管の径方向への伸縮により固定するための前方固定手段と、前方固定手段に接続され長さを可変にできる距離調整手段と、距離調整手段に接続され配管の径方向への伸縮により固定するための後方固定手段と、後方固定手段と接続され前方固定手段および距離調整手段および後方固定手段を制御するコントローラとから構成され、配管等の狭隘部に進入して調査を実施する狭隘部進入調査装置であって、コントローラは、前方固定手段と後方固定手段のいずれか一方を伸縮により配管に固定したときに他方を収縮状態とするとともに、伸縮させる前方及び後方の固定手段を交互に切り替え、かつ切り替えの前後において距離調整手段により前方及び後方の固定手段の間の距離を可変にすることを特徴とする。
かかる構成により、格納容器外から進入し格納容器内部の状況を調査可能となる。特に、狭隘な配管から進入し、広域かつグレーチング等の上を進入可能な移動が可能となる。さらに、進入経路上に障壁が存在する場合でも、その障壁を取り除くことが可能になり、格納容器内部調査を実現でき、また、内部の各種物理量を測定可能となる。
実施例1の狭隘部進入調査装置を狭隘部に進入させた状態を説明した図。 実施例1の狭隘部進入調査装置を構成する各部間の接続関係ならびに各部機能について説明する図。 実施例1の作業手順について説明する図。 実施例1の狭隘部進入調査装置の拡管機構部の詳細構造について説明する図。 実施例1の狭隘部進入調査装置のヘッド交換機構の詳細構造について説明する図。 実施例1の閉止機構についての詳細構造について説明する図。 実施例1の、具体的な狭隘部進入調査装置主要部詳細構造の一例を示す図。 実施例1の、さらに具体的な狭隘部進入調査装置主要部詳細構造の一例を示す図。 実施例1の狭隘部進入調査装置3の進入動作を説明する図。 実施例1の図9の一連の動作をフローチャートで説明した図。 実施例2の狭隘部進入調査装置の拡管機構部の詳細構造について説明する図。 実施例2の狭隘部進入調査装置を構成する各部間の接続関係ならびに各部機能について説明する図。 実施例2の狭隘部進入調査装置の主要部の具体的な詳細構造を示す図。 実施例2の場合に、図5の一連の動作を実行するためのフローチャートを示した図。 エア分岐と加圧器の機能を簡便に実現した構成を示す図。 実施例3の、具体的な狭隘部進入調査装置主要部詳細構造の一例を示す図。
以下本発明の実施例について図面を用いて説明する。
以下、図1から図10を用いて、本発明の実施例1に係る狭隘部進入調査装置の構成及び動作について説明する。図1は、本発明の狭隘部進入調査装置を狭隘部に進入させた状態を説明した図である。
同図において、1は原子炉等における建屋壁であり、建屋壁外側1aと建屋壁内側1bの間に配管2が貫通設置されている。配管2は建屋壁1内に直線状に設置されていることが望ましいが、往々にして途中で進路が変更されており、その径が変更されて狭隘部を形成していることがある。本発明の狭隘部進入調査装置3では、このような配管傾斜部3b、配管細部3b(狭隘部)をも障害とせず、建屋壁外側1aに位置する配管入口2aから挿入し、建屋壁内側1bに位置する配管出口2bまで自力走行を可能とする。
本発明の狭隘部進入調査装置3は、その先端部分から順にカメラ4、作業ヘッド5、前方バルーン6a、距離調整部7、後方バルーン6b、エア分岐部8、複合ケーブル9、コントローラ10で構成されている。またコントローラ10近傍にヘッド交換部11を備える。この構成により本装置は、進行途中の配管各所や進入を果たした後の建屋内で、その部分の写真撮影や各種の作業を行い、この結果を報告する。狭隘部進入調査装置3の駆動メカニズムについては後述する。
図2を用いて狭隘部進入調査装置3を構成する各部間の接続関係ならびに各部機能について説明する。狭隘部進入調査装置3は、操作側に位置付けられた機器と制御側に位置付けられた機器で構成されている。
操作側に位置付けられた機器(操作機器)は、前方バルーン6a、後方バルーン6b、距離調整部7、カメラ4、作業ヘッド5である。制御側に位置付けられた機器(制御装置)は、ここではコントローラ10である。また、エア分岐部8、ヘッド交換部11などが設置されている。なお操作機器として、狭隘部進入調査装置3の先端部位に備えられた作業ヘッド5は、作業ツールとしてレーザ加工ヘッド5aと、閉止材ヘッド5bを有しており、その時の調査目的に応じていずれか一方が選択される。ヘッドの交換はヘッド交換部11において行う。
先端部位のカメラ4や作業ヘッド5の位置制御及びカメラ4の撮影指示は、コントローラ10から行う。コントローラ10は、配管入口2aに設置されており、加圧器21、バルーンスイッチ22、距離調整器23、モニタ24、レーザ加工ヘッド5a用の中継器25、閉止材ヘッド5b用の加圧器27を備える。また、中継器25は発振器26と接続し、発信器26で励起したレーザをレーザ加工ヘッド5aに伝える。
コントローラ10内の各種機器、機能のうち、加圧器21とバルーンスイッチ22は、複合ケーブル9を介してエア分岐部8に接続されており、エア分岐部8はバルーンスイッチ22が指示するバルーン(前方バルーン6a、後方バルーン6b)のいずれか一方に、加圧器21が供給するエアを与える。前方バルーン6aと後方バルーン6bは、加圧器21からエアを供給され、その体積を調整する。この際、エア分岐部8を介して、1本のエア供給ラインから供給する構成とする。エア分岐部8は、バルーンスイッチ22の指示に応じて供給先を切り替える。
コントローラ10内の距離調整器23は、距離調整部7の長さを伸縮調整する。例えば、先端部のカメラ4や作業ヘッド5の位置を配管2内に進入させるときには、後方バルーン6bが膨らんで配管2に接しておりかつ前方バルーン6aが萎んでいる状態において、距離調整部7の長さを伸ばすことで先端部のカメラ4や作業ヘッド5の位置を配管2内に前進させる。またこの操作に続いて、前方バルーン6aが膨らんで配管2に接しておりかつ後方バルーン6bが萎んでいる状態において、距離調整部7の長さを縮ませることで後部の後方バルーン6b、エア分岐部8、複合ケーブル9などを配管内部に深く進入させる引きつけ操作を行う。これら一連の処理の繰り返しにより、前部を進入させ、後部を配管内に引きつけて、順次進入操作を果たす。
なお、前方バルーン6aの前方に設置したカメラ4の映像は、コントローラ10に設置したモニタ24で視認する構成とする。
作業員によるモニタ24の視認により、作業箇所が確認できた時、コントローラ10側から発信器26で励起したレーザを、中継器25、ヘッド交換部11を経由して先端部のレーザ加工ヘッド5aに伝え、所定のレーザ加工作業を実行する。なお閉止材ヘッド5bを使用している時には、加圧器27から操作用の流体圧力を加える。
図3を用いて、第1の実施例の作業手順について説明する。ここでの処理では、処理開始後(処理ステップS100)、狭隘部進入調査装置3の先端部位を配管へ挿入し(処理ステップS101)、前方バルーン6aと後方バルーン6bを交互に膨らませかつ距離調整部7の長さを適宜伸ばしあるいは縮める事で前進動作を開始する(処理ステップS102)。
次に、処理ステップS103では配管通過が完了したか判断し、配管通過が完了していない場合(No)は、処理ステップS107において前進可能かどうか判断する。前進可能な場合(yes)は、処理ステップS102に戻り前進動作を繰り返す。
処理ステップS107において前進できないと判断された場合(No)は、処理ステップS108において配管内部状態を判定する。前進できない理由がT字管の存在であった場合、T字管の一部を閉止して、別方向に進入する。このときに狭隘部進入調査装置3の先端部の作業ヘッド5が閉止材ヘッド5bであれば、閉止作業をそのまま続行すればよいが、レーザ加工ヘッド5aである場合には配管入口に戻ってヘッドを交換する必要がある。
処理ステップS109ではこのときの狭隘部進入調査装置3の先端部の作業ヘッド5の種別を判定する。閉止材ヘッドの場合(yes)、配管閉止を実施し(処理ステップS110)、その後処理ステップS102における前進動作に戻る。また、狭隘部進入調査装置3の先端部が閉止材ヘッド5bでない場合(No)、配管入口まで後進し(処理ステップS111)、作業ヘッド5を閉止材ヘッドに交換し(処理ステップS112)、処理ステップS101に戻って狭隘部進入調査装置3の先端部を配管へ再度挿入して、改めて前進動作に入る(処理ステップS102)。
また、処理ステップS108における配管内部状態の判定においてオリフィスがあった場合は、先端部がレーザ加工ヘッドであるかを判定し(処理ステップS113)、レーザ加工ヘッドである場合は拡管作業を実施する(処理ステップS114)。レーザ加工ヘッドでない場合は、レーザ加工ヘッドに交換し(処理ステップS116)、配管へ挿入して(処理ステップS101)、前進動作に戻る(処理ステップS102)。
また、処理ステップS108における配管内部状態の判定において、前進が可能でない状態がT字管あるいはオリフィスのいずれでもない場合は、駆動力の不足が想定できるため処理ステップS117において駆動力を増加させ、以後処理ステップS102以降の処理を再度実行してみる。
なお処理ステップS103において配管通過が完了したとの判断の場合(yes)、対象内部の調査を実施する(処理ステップS104)。その後、配管入口まで後退し(処理ステップS105)、処理を終了する(処理ステップS106)。
以上述べたように、本発明においては前進できない事情を確認し、自ら備えた作業ヘッド5を駆使して進路を確保していく。オリフィスがあった場合に駆使される作業ヘッド5がレーザ加工ヘッド5aであり、この時の狭隘部進入調査装置3の先端部機能は、拡管機構部として位置づけられる。
図4を用いて、実施例1の拡管機構部の詳細構造について説明する。拡管機構部は、前方バルーン6aの先端に取り付けた作業ヘッドベース30に、カメラ4と作業ヘッド5を取り付けた構造としている。本実施例では、作業ヘッド5はレーザ加工ヘッド5aであり、レーザの照射方向31はオリフィス部100の端部100aに向くようにする。その後、作業ヘッドベース30を、周方向32に回転させ、オリフィス部100の端部100aを配管4から切り離す。その後、複数個所でオリフィス部100を切断し、狭隘部であるオリフィスの拡管作業を実施する。なお切り離した配管部材は、切り離した部署から配管外部に排出することで、以後の配管内進入を阻害しないものとされる。
図5を用いて、実施例1の狭隘部進入調査装置3のヘッド交換機構詳細構造について説明する。図1のヘッド交換部11内には、作業ヘッド仮置き治具33を設置している。作業ヘッド交換作業をする際は、前方バルーン6aの先端に取り付けた作業ヘッドベース30を、作業ヘッド交換部11内に引き入れて作業をする。
作業ヘッド5(5a,5b)は、作業ヘッドベース30に開けた作業ヘッド固定穴34に固定しており、作業ヘッド5(5a,5b)端部にはケーブル70が接続されており、ケーブル70は、作業ヘッドベース30に形成されたケーブル格納溝43を通して、前方バルーン6aの後方に送られる。またそれぞれの交換用の作業ヘッド5(5a,5b)は、作業ヘッド仮置き治具33に設けた作業ヘッド仮固定穴36a〜36cに嵌め込んでいる。
作業ヘッドベース30が作業ヘッド交換部11内に引き入れられた結果、作業ヘッド交換部11内では作業ヘッドベース30と作業ヘッド仮置き治具33が対峙して位置づけられることになる。この状態で、作業ヘッドベース30の作業ヘッド固定穴34にはレーザ加工ヘッド5aが嵌装されており、他方
作業ヘッド仮置き治具33に設けた作業ヘッド仮固定穴36についてみると、36aには何も取り付けておらず、36bには閉止材ヘッド5bが嵌装されており、36cには予備のレーザ加工ヘッド5cが嵌装されていたとする。
係る対峙状態において、例えば作業ヘッド固定穴34と作業ヘッド仮固定穴36aが同じ位置にくるように作業ヘッドベース30を周方向37に回転させて、同じ位置で対抗した時に作業ヘッドベース30側のレーザ加工ヘッド5aを作業ヘッド固定穴34から作業ヘッド仮固定穴36aに押し出して移動させる。その後今度は、作業ヘッド固定穴34と作業ヘッド仮固定穴36bが同じ位置にくるように作業ヘッドベース30を周方向37に回転させて、同じ位置で対抗した時に対象とする作業ヘッド5bのケーブル70bを引いて、作業ヘッド仮置き治具33側の作業ヘッド5bを作業ヘッド固定穴34に引き出して移動させ、固定する。固定後、作業ヘッド仮置き治具33の脇を前方方向38のルートで通過させる。
本発明においては、前進できない事情を確認し、自ら備えた作業ヘッド5を駆使して進路を確保していく。T字管があった場合に駆使される作業ヘッド5が閉止材ヘッド5bであり、この時の狭隘部進入調査装置3の先端部機能は、閉止機構部として位置づけられる。図6を用いて、実施例1の閉止機構について、詳細構造を説明する。
図6において、配管2の一部に、T字部40がある場合、閉止材ヘッド41から、閉止材42を出し、T字部40の一部を閉止する。これにより、T字部40はエルボの態様に類似した構造となり、狭隘部進入調査装置3が進行しやすくなる。なお、本動作の目的は、T字部40における分岐方向を所望の方向に制御することであり、閉止材42を用いて、管内を完全に閉塞させる必要は無い。すなわち、閉止材42により、部分的に進行方向を塞ぐことで目的を達成する。
図7は狭隘部進入調査装置3の主要部の具体的な詳細構造を示している。まずカメラ4の映像信号関係について説明する。カメラ4は、カメラケーブル4aを介して前方バルーン6aに取り付けられている。前方バルーン6aと後方バルーン6b間は、距離調整部7で接続し、後方バルーン6bは複合ケーブル9を介して図1のコントローラ10に接続する。カメラ4の映像は、前方バルーン6aと後方バルーン6b間のカメラケーブル4b、後方バルーン6bに接続したカメラケーブル4cを介してコントローラ10に接続され、取り込まれている。
次に空気供給関係について説明する。前方バルーン6aと後方バルーン6bは、エアチューブ43aから43dを介して、図2のコントローラ10内にある加圧器21に接続されている。この経路によれば加圧器21からの圧縮空気は、エアチューブ43dを通り、複合ケーブル9の途中に設けられたバルーン切り替え器7でエアチューブ43cか、エアチューブ43bに分岐される。このバルーン切り替え器44は、図2のエア分岐部8と同一機能のものである。バルーン切り替え器7での分岐により、エアチューブ43bからエアチューブ43aを介して前方バルーン6aに、またエアチューブ43cを介して後方バルーン6bに接続してエア供給し、その体積調整をする。なお、バルーン切り替え器44の制御は、バルーン切り替え制御線45を介して、図2のコントローラ10内のバルーンスイッチ22にて行う。
最後に、距離調整関係について説明する。距離調整のためには、2種類のバルーン間距離調整線46a、46bが使用される。このうちバルーン間距離調整線46aは、例えば金属ワイヤを用い、バルーン間距離調整線46bは、バルーン間距離調整線46aを内包する構成とする。この構成により、バルーン間距離調整線46aのみを牽引すると、前方バルーン6aと後方バルーン6bの距離は短くなる。この際、スプリング47も短くなる。距離調整部7における前方バルーン6aの推進力は、金属ワイヤ製のバルーン間距離調整線46aを延ばしてやることで得るが、スプリング47が伸びることで補助的推進力を得ている。これにより配管傾斜部3bや配管細部3b(狭隘部)を通過しやすくなる。
図8にさらに具体的な主要部詳細構造の一例を示している。ここでは前方バルーン6aと後方バルーン6bは萎んだ状態を図示しており、各空気供給用の口6a1と6b1は、支持金具48、49に固定され、さらにエアチューブ43aとエアチューブ43cに接続されている。なお、可撓性のエアチューブ43aはさらに延伸してエアチューブ43bに接続されるが、その途中で後方バルーン6bの支持金具49に形成された孔を貫通しており、距離調整部7における伸縮に対応してエアチューブ43の長さも可変にできるように構成している。
カメラ4の映像信号関係について説明すると、カメラ4のカメラケーブル4aは前方バルーン6aの支持金具48に固定される。カメラケーブル4aから延伸するカメラケーブル4bは可撓性材料で構成され、さらに延伸してカメラケーブル4bに接続される。その途中で後方バルーン6bの支持金具49に形成された孔を貫通しており、距離調整部7における伸縮に対応してカメラケーブル4bの長さも可変にできるように構成している。
最後に、距離調整関係について説明する。距離調整のために2種類のバルーン間距離調整線46a、46bを使用するが、このうちバルーン間距離調整線46bは、バルーン間距離調整線46aに対する外皮を形成している。外皮であるバルーン間距離調整線46bは、複合ケーブル9の部分ではバルーン間距離調整線46aを内包して、バルーン間距離調整線46aの自由な内部移動を可能としている。バルーン間距離調整線46bは、後方バルーン6bの支持金具49に固定され、内部のバルーン間距離調整線46aは、後方バルーン6bの支持金具49に形成された孔を貫通して距離調整部7に至り、前方バルーン6aの支持金具48に固定される。なお、図8ではスプリング47の図示を省略している。
バルーン間距離調整線46aは金属ワイヤ製であり、これを引いたり、押したりすることで距離調整部7の長さが変化するが、可撓性のエアチューブ43aやカメラケーブル4bは後方バルーン6bの支持金具49に形成された孔を貫通することで、距離調整部7における伸縮に対応している。
図9を用いて本発明の狭隘部進入調査装置3の進入動作を説明する。この動作は1つの前進操作を5段階に分けて表示しており、以後はこの動作を繰り返す。
図9上部の第1段階では、カメラ4、前方バルーン6a、距離調整部7、後方バルーン6bの全体が配管2内に挿入されている。また距離調整部7は伸びきった状態とされている。第1段階は、前方バルーン6aに空気供給されてこれを膨張状態としており、バルーンの外側が配管2に接し、内部から押圧している(前方バルーン固定状態)。他方後方バルーン6bは、空気供給されておらず弛緩状態とされており、バルーンの外側は配管2に接していない。
ここから第2段階では、距離調整部7によりバルーン間距離を短くする。図8の例でいえばバルーン間距離調整線46b内のバルーン間距離調整線46aを引くことにより、後方バルーン6bの支持金具49に固定されたバルーン間距離調整線46bが、後方バルーン6bを前方に推し進める力を与える。図9上から2段目の後方バルーン6b位置は、最上段の後方バルーン6b位置に対して距離がL1前進したことを表している。
第3段階は、後方バルーン6bに空気供給してこれを膨張状態としており、バルーンの外側が配管2に接し、内部から押圧している(後方バルーン固定状態)。他方前方バルーン6aは、空気供給されておらず弛緩状態とされており、バルーンの外側は配管2に接していない。
第4段階では、距離調整部7によりバルーン間距離を長くする。図8の例でいえばバルーン間距離調整線46b内のバルーン間距離調整線46aを押すことにより、前方バルーン6aの支持金具48に固定されたバルーン間距離調整線46aが、前方バルーン6aを前方に推し進める力を与える。図9上から3段目の前方バルーン6a位置は、2段目の前方バルーン6aが、3段目位置に対して距離がL2前進したことを表している。この段階での進入操作の時にスプリング47による補助的な推進力が働く。
第5段階では、前方バルーン6aに空気供給してこれを膨張状態としており、バルーンの外側が配管2に接し、内部から押圧している(前方バルーン固定状態)。他方後方バルーン6bは、空気供給されておらず弛緩状態とされており、バルーンの外側は配管2に接していない。この状態は最上段の第1状態と同じであり、以下上記段階を繰り返すことにより、カメラ位置を前進させることができる。
図10は、図9の一連の動作をフローチャートで説明したものである。ここでの処理では、処理開始後(処理ステップS120)、前方バルーンを固定する(処理ステップS121)。次にバルーン間距離を短くする(処理ステップS122)。ここで、バルーンを切り替えて、後方バルーンを固定する(処理ステップS123)。その結果、スプリングが元に戻り、バルーン間距離が長くなりカメラが前方に移動する(処理ステップS124)。ここで移動が完了しているかを判断し(処理ステップS125)、完了していれば終了(処理ステップS126)し、完了していなければ、前方バルーンの固定(処理ステップS121)から繰り返す。
以上説明した実施例により、異型カップリング、エルボ、曲げ配管等、後部から押し込むだけでは挿入が難しい場合でも、牽引部の作用により、検査装置を挿入でき、建屋内部の状況を把握できる装置を提供することができる。
次に、図11〜図15用いて、本発明の実施例2に係る狭隘部進入調査装置の構成及び動作について説明する。最初に、図11を用いて、実施例2に特有の作業ヘッド5の構成について説明する。実施例2の作業ヘッド5は、砥石などの切削ヘッド50を用いており、切削ヘッド治具51を介して、切削回転モータ52で回転する。図11の切削ヘッド50は、モータ52の周方向回転53によって、切削力を発生し、オリフィス部100の端部100aを切削する。さらに、作業ヘッドベース30を周方向54に回転させ、オリフィス100の除去作業を進める。
次に、図12を用いて狭隘部進入調査装置3の推進を実現する構成部品の接続関係ならびに各部機能について説明する。図12では、実施例1の図2の構成により達成した機能を自動化するための構成を提案している。このため図2のコントローラ10の機能を10A、10B、10Cに分割配置する。このうち10Bは、操作端部分を独立させたものである。つまり、操作端としてエア分岐部8あるいは距離調整用の引っ張り、あるいは押しこみの動力を与えるモータ55を分離し、これをより配管2の近くに、あるいは配管内に配置したほうが良い機能として独立して設けたものである。
10Aは演算部分とその周辺機能のみを独立して配置したものである。例えば、加圧器21、バルーンスイッチ22などの、制御処理部56から直接制御する機能部分を纏めて配置している。これらの演算部分とその周辺機能は、現場の配管近くに設置する必要はなく、比較的に遠方から配管近傍の操作端部分10Bに必要な信号や駆動動力(エア)を送ることで、操作員の安全確保と確実な操作を可能とする。なお10Cは例えばモニタ24であり、10Aの近くにおいても、あるいはさらに遠方に配置してもよい。
図12の装置構成によれば、前方バルーン6aと後方バルーン6bは、加圧器21でエアを供給され体積を調整する。この際、エア分岐部8を介して、1本のエア供給ラインから供給する構成とする。エア分岐部8はバルーンスイッチ22で切り替える。また、距離調整器6の長さは、モータ55で電動駆動により調整する。このモータ55の動作はコントローラ10Aの中の制御処理部56で制御する構成とする。この制御処理部56は、前記の加圧器21やバルーンスイッチ22の制御も併せて行う。なお、エア分岐部8とモータ55は、後方バルーン6bのコントローラ10A側に、取り付けた中継部10Bの中に設置する。さらに、前方バルーン6aの前方に設置したカメラ4の映像は、モニタ24で視認する。
図13を用いて実施例2の狭隘部進入調査装置の主要部の具体的な詳細構造を説明する。概略の構造は実施例1と同一であるため、異なる部分のみ説明する。前方バルーン6aと後方バルーン6bは距離調整部7で接続し、後方バルーン6bは複合ケーブル9でコントローラ10(図示せず)に接続する。距離調整部7内部には柔軟ボールネジ73を設置し、前方バルーン6aとはフリージョイント(図示せず)で接続する。また、後方バルーン6b内部にはナット61を固定し、柔軟ボールネジ60はナット61を通して、モータ62に接続する。この構成により、モータを回転させると、前方バルーン6aと後方バルーン6bの相対距離を変化させることが出来る。
図14は、実施例2の場合に、図9の一連の動作を実行するためのフローチャートを示した図である。この場合には、実行開始後(処理ステップS200)、前方バルーン6aを加圧し固定する(処理ステップS201)。コントローラ10Aで圧力を監視し、加圧が完了したかを判定し(処理ステップS202)、完了した場合にバルーン間距離を短縮する動作を開始する(処理ステップS203)。加圧が完了していなければ加圧を継続する。
次に、距離調整用のモータ55の電流を監視し、距離短縮が完了したかを判定し(処理ステップS204)、完了した場合に、後方バルーン6bの加圧を開始する(処理ステップS205)。距離短縮が完了していなければ継続する。
次に、後方バルーン6bの圧力をコントローラで監視し、加圧が完了したかを判定し(処理ステップS206)、完了した場合に、前方バルーン6aの圧力を下げ、バルーン間距離を延長する(処理ステップS207)。バルーンの圧力はコントローラ10Aで監視し、圧力の低下が安定したことで距離延長が完了したことを判定する(処理ステップS208)。
最後に、移動が完了しているかを判断し(処理ステップS209)、完了していれば終了(処理ステップS90)し、完了していなければ、前方バルーンの固定から繰り返す。
実施例2により、実施例1の動作を自動化し、迅速な検査が可能になる。また、操作者が手動で操作することなく一連の動作が可能となるため、放射線環境可や高温環境下等、作業環境に制約のある状況における継続的な作業が可能になる。
図15は、エア分岐部8と加圧器21の機能を簡便に実現した構成を示している。シリンダ65の一方の開口部66を前方バルーン6aに連通し、シリンダ65の他方の開口部67を後方バルーン6bに連通している。シリンダ65の仕切り68を左右に移動させることで、前方バルーン6aと後方バルーン6bの一方に空気供給し、他方の空気を引く動作を同時に行うことができる。
以上要するに本発明は、配管2等の狭隘部に進入して調査を実施する狭隘部進入調査装置3であって、その先端部分から順に、オリフィスの切削に用いる切削ヘッド50と、調査に用いる撮像手段4と、撮像手段4に接続され膨張により配管2に固定するための前方固定手段6aと、前方固定手段6aに接続され長さを可変にできる距離調整手段7と、距離調整手段7に接続され膨張により配管2に固定するための後方固定手段6bと、後方固定手段6bと接続され前方固定手段6aおよび距離調整手段7および後方固定手段6bを制御するコントローラ10とから構成され、コントローラ10は、前方固定手段6aと後方固定手段6bのいずれか一方を膨張により配管2に固定したときに他方を収縮状態とするとともに、膨張、収縮させる前方及び後方の固定手段6a、6bを交互に切り替え、かつ切り替えの前後において距離調整手段7により前方及び後方の固定手段6a、6bの間の距離を可変にすることを特徴とする。
次に、図16を用いて、本発明の実施例3に係る狭隘部進入調査装置2の構成について説明する。図16の実施例3では、実施例1若しくは実施例2の構成により達成した機能のうち、バルーンによる固定機能を、ラバーにより配管内面に突っ張り力により固定する構成提を案している。このため図1の前方バルーン6aおよび後方バルーン6bを、図16の構成に置き換える。つまり、円盤状の抑え板70の中心に同軸上にウォームギア73を配置し、ウォームギア73と直交する様に配置したボールネジ71を、モータ74の駆動力によりボールネジ71の軸方向に駆動する。
この考え方は要するにモータ74の駆動力によりウォームギア73を回転させ、ウォームギア73と直交する様に配置したボールネジ71により回転運動を直線運動に変換したものである。
図16の構成では、4つのボールネジの先端にラバー72を取り付け、配管内面にテンションをかける。これにより、実施例1で、気圧力によるバルーンを用いて実現した機能を、電気的力によって実現するものである。本構成では、バルーンを制御するためにエアを用いる必要がなくなり、機構を簡素化できる。
以上説明した実施例1,2において、前方バルーン6aや後方バルーン6bは、膨張収縮により狭隘部進入調査装置の移動部分を配管に固定していた。これに対し実施例3ではウォームギア73と直交するボールネジ71により配管内面に突っ張り力を作用させたものである。これらの手段は相違するものの、いずれの機能も伸縮により狭隘部進入調査装置の移動部分を配管に固定するものである。伸縮力の与え方として空気を利用するバルーンとするか、ウォームギア73とボールネジ71による電気を利用するかの違いである。本発明は伸縮により狭隘部進入調査装置の移動部分を配管に固定するものであり、その実現手段を問わない。
1:建屋壁
1a:建屋壁外側
1b:建屋壁内側
2:配管
2a:配管入口
2b:配管出口
2c:配管細部
2d:配管傾斜部
3:狭隘部進入調査装置
4:カメラ
5:作業ヘッド
6a:前方バルーン
6b:後方バルーン
7:距離調整部
8:エア分岐部
9:複合ケーブル
10:コントローラ
11:ヘッド交換部
21:加圧器
22:バルーンスイッチ
24:モニタ
4a〜4c:カメラケーブル
43a〜43d:エアチューブ
44:バルーン切り替え器
45:バルーン切り替え制御線
46a、46b:バルーン間距離調整線
47:スプリング
10B:中継部
55:モータ
60:柔軟ボールネジ
61:ナット

Claims (13)

  1. 配管等の狭隘部に進入して調査を実施する狭隘部進入調査装置であって、
    その先端部分から順に、調査に用いる撮像手段と、該撮像手段に接続され前記配管の径方向への伸縮により固定するための前方固定手段と、該前方固定手段に接続され長さを可変にできる距離調整手段と、該距離調整手段に接続され前記配管の径方向への伸縮により固定するための後方固定手段と、該後方固定手段と接続され前記前方固定手段および前記
    距離調整手段および前記後方固定手段を制御するコントローラとから構成され、
    前記コントローラは、前記前方固定手段と前記後方固定手段のいずれか一方を伸縮により前記配管に固定したときに他方を収縮状態とするとともに、伸縮させる前方及び後方の固定手段を交互に切り替え、かつ切り替えの前後において前記距離調整手段により前記前方及び後方の固定手段の間の距離を可変にするとともに、
    前記前方固定手段と前記後方固定手段は、ウォームギアと、ウォームギアに直交するボールネジを備え、モータによるウォームギアの回転をボールネジの直線移動に変換し、ボールネジ端部が配管径方向に移動して、配管内面に突っ張り力を作用させたものであることを特徴とする狭隘部進入調査装置。
  2. 請求項1に記載の狭隘部進入調査装置であって、
    前記コントローラは、前記前方固定手段および後方固定手段のいずれか一方に配管内面に突っ張り力を作用させるときに、他方に配管内面に突っ張り力を作用させないことを特徴とする狭隘部進入調査装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の狭隘部進入調査装置であって、
    前記距離調整手段は、ワイヤを内包するワイヤ外皮を備え、前記前方固定手段に固定した前記ワイヤと、前記後方固定手段に固定した前記ワイヤ外皮との相対位置を変えることにより長さを調整することを特徴とする狭隘部進入調査装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の狭隘部進入調査装置であって、
    前記距離調整手段は、柔軟なボールネジと、前記後方固定手段内に設置したナットと、前記ボールネジを回転させるモータを備え、前記ボールネジを回転させることで、前記前方固定手段と前記後方固定手段の相対位置を変更することを特徴とする狭隘部進入調査装置。
  5. 請求項4に記載の狭隘部進入調査装置であって、
    前記コントローラは、前記モータの電流を監視する距離調整監視手段と、それらの出力から前記前方固定手段、前記後方固定手段、前記距離調整手段の動作を制御する制御処理手段を備えることを特徴とする狭隘部進入調査装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の狭隘部進入調査装置であって、
    前記コントローラは、前記距離調整手段により前記前方及び後方の固定手段の間の距離を可変にするときに、切り替えの前後の一方において距離を短くし、他方において距離を長くすることを特徴とする狭隘部進入調査装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の狭隘部進入調査装置であって、
    その先端部分に、作業ツールを有する作業ヘッドを備えており、前記撮像手段により確認した配管内状況に応じて前記作業ヘッドに備えた前記作業ツールにより進路確保のための作業を実行することを特徴とする狭隘部進入調査装置。
  8. 請求項7に記載の狭隘部進入調査装置であって、
    前記作業ヘッドに備えられた前記作業ツールは、前記配管の一部を切断するための切断手段を含むことを特徴とする狭隘部進入調査装置。
  9. 請求項8に記載の狭隘部進入調査装置であって、
    前記作業ヘッドに備えられた前記作業ツールは、前記配管の一部を埋めるための閉止手段を含むことを特徴とする狭隘部進入調査装置。
  10. 請求項8に記載の狭隘部進入調査装置であって、
    前記作業ツールは複数種類のものがあり、前記撮像手段により確認した配管内状況に応じて使用する前記作業ツールが前記作業ヘッドに搭載されていないとき、前記前方固定手段と前記後方固定手段を用いて前記配管入口に戻り、前記作業ツール変更後に再度前記配管に進入するようにされたことを特徴とする狭隘部進入調査装置。
  11. 請求項8に記載の狭隘部進入調査装置であって、
    前記作業ツールが前記配管の一部を切断するための切断手段であるとき、該切断手段はレーザ光を用いたレーザ加工手段であることを特徴とする狭隘部進入調査装置。
  12. 請求項8に記載の狭隘部進入調査装置であって、
    前記作業ツールが前記配管の一部を切断するための切断手段であるとき、該切断手段は回転可能に設置された砥石を用いた切削加工手段であることを特徴とする狭隘部進入調査装置。
  13. 配管等の狭隘部に進入して調査を実施する狭隘部進入調査装置であって、その先端部分から順に、配管径を拡張する拡管手段と、調査に用いる撮像手段と、撮像手段に接続され伸縮により配管に固定するための前方固定手段と、前方固定手段に接続され長さを可変にできる距離調整手段と、距離調整手段に接続され伸縮により配管に固定するための後方固定手段と、後方固定手段と接続され前方固定手段および距離調整手段および後方固定手段を制御するコントローラとから構成され、コントローラは、前方固定手段と後方固定手段のいずれか一方を伸縮により配管に固定し、伸縮させる前方及び後方の固定手段を交互に切り替え、かつ切り替えの前後において距離調整手段により前方及び後方の固定手段の間の距離を可変にするとともに、進入困難箇所において前記配管径を拡張する拡管手段により進路を確保し、
    前記前方固定手段と前記後方固定手段は、ウォームギアと、ウォームギアに直交するボールネジを備え、モータによるウォームギアの回転をボールネジの直線移動に変換し、ボールネジ端部が配管径方向に移動して、配管内面に突っ張り力を作用させたものであることを特徴とする狭隘部進入調査装置。
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