JP2014157292A - 管内移動装置および管内移動装置挿入方法 - Google Patents

管内移動装置および管内移動装置挿入方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
分岐部や屈曲部、凹凸部、また、内径が大きく変化する部分等がある配管の内を移動可能な管内移動装置及び管内移動装置挿入方法を提供することである。
【解決手段】
実施形態の管内移動装置は、筒型のガイド冶具と、ガイド冶具の前方の端部の動作を操作する操作機構と、ガイド冶具に挿入される挿入ロッドとを備え、ガイド冶具は、第1のガイドホースと、第1のガイドホースの前方の端部のホース先端部品と、第1のガイドホースに沿う複数本のワイヤとを備えるものとする。
また、実施形態の管内移動装置挿入方法は、筒型のガイド冶具と、ガイド冶具の内側に挿入可能な挿入ロッドとを備え、ガイド冶具の前方の端部が曲がる管内移動装置を配管内に挿入する方法であって、ガイドホースを配管に挿入するステップと、ガイドホースの前方の端部を曲げるステップと、挿入ロッドをガイドホースの内側から繰り出すステップと、を備えるものとする。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、管内移動装置および管内移動装置挿入方法に関する。
炉心溶融等の過酷事故が発生した原子炉では、原子炉圧力容器内に放射性物質が飛散している場合などが考えられる。この場合、原子炉圧力容器内の状況を早急に把握する必要がある。しかし、原子炉圧力容器内は線量が高くなっているため、シールドプラグや原子炉圧力容器の上蓋など、大きな開口部をあけて原子炉圧力容器内を調査することができない。
そこで、原子炉圧力容器に接続されている配管から作業装置を挿入する方法が想定される。配管であれは開口部が小さいため放射性各種の飛散を最小限にとどめることができる。
特開2002−296510号公報
原子炉圧力容器内に作業装置を挿入する配管として例えば給水管が考えられている。そのためには、給水管内を経て作業装置を原子炉圧力容器内まで移動させることが可能な管内移動装置が必要である。なお、給水管には分岐部や屈曲部、逆止弁等があり、場所により内径が大きく変化する。
本発明が解決しようとする課題は、分岐部や屈曲部、凹凸部、また、内径が大きく変化する部分等がある配管の内を移動可能な管内移動装置及び管内移動装置挿入方法を提供することである。
上記課題を達成するため、実施形態の管内移動装置は、配管に挿入される筒型のガイド冶具と、ガイド冶具の配管挿入方向において前方の端部の動作を操作する操作機構と、ガイド冶具に挿入され可撓性を有する挿入ロッドとを備え、ガイド冶具は、可撓性を有する第1のガイドホースと、第1のガイドホースの配管挿入方向において前方の端部に設けられたホース先端部品と、端部の一方がホース先端部品に固定され、第1のガイドホースの側面に長軸方向に沿うように設けられた複数本のワイヤとを備え、操作機構は、ワイヤの他方の端部が接続され、ワイヤにかかる張力を操作することが可能であり、挿入ロッドはホース先端部品を通過可能であるものとする。
また、上記課題を達成するため、実施形態の管内移動装置挿入方法は、筒型のガイド冶具と、ガイド冶具の内側に挿入されることが可能な挿入ロッドとを備え、ガイド冶具の配管挿入方向において前方の端部を曲げることができる管内移動装置を配管内に挿入する方法であって、ガイドホースを配管に挿入するステップと、ガイドホースの配管挿入方向における前方の端部を配管内で曲げるステップと、配管の径が減少する部分で、挿入ロッドをガイドホースの内側から繰り出し配管内の目的の位置まで挿入するステップと、を備えるものとする。
(a)第1の実施形態における管内移動装置の斜視図と、(b)第1の実施形態におけるガイド冶具と挿入ロッドの模式図。 (a)第1の実施形態におけるガイド冶具の模式図と、(b)第1の実施形態におけるガイド冶具の長軸方向に垂直な断面図。 第1の実施形態におけるガイド冶具が管内移動補助装置によって配管に挿入される様子を示す模式図。 (a)第1の実施形態における配管の逆止弁の断面模式図と、(b)第1の実施形態におけるコアスプレー配管に挿入される管内挿入部の様子を示す模式図と、(c)第1の実施形態における分岐部に挿入される管内移動装置の様子を示す模式図。 配管内を進む管内挿入部の様子を示す模式図。 第2の実施形態における管内挿入部の斜視図。 (a)第3の実施形態における自走手段を搭載したガイド冶具の配管内の模式図と、(b)第3の実施形態における自走手段を搭載したガイド冶具を内側に有する配管の断面図。 第3の実施形態における風船を用いた自走手段を搭載したガイド冶具の配管内の模式図
以下本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について図1及び図5を用いて説明する。図1(a)は第1の実施形態における管内移動装置の斜視図であり、図1(b)は第1の実施形態におけるガイド冶具と挿入ロッドの模式図である。図2(a)は第1の実施形態におけるガイド冶具の模式図であり、図2(b)は第1の実施形態におけるガイド冶具の長軸方向に垂直な断面図である。図3は第1の実施形態におけるガイド冶具が管内移動補助装置によって配管に挿入される様子を示す模式図である。図4(a)は第1の実施形態における配管の逆止弁の断面模式図であり、図4(b)は第1の実施形態におけるコアスプレー配管に挿入される管内挿入部の様子を示す模式図であり、図4(c)は第1の実施形態における分岐部に挿入される管内移動装置の様子を示す模式図である。図5は配管内を進む管内挿入部の様子を示す模式図である。
(構成)
以下、本実施形態の構成について説明する。管内移動装置10は配管12に挿入される筒型のガイド冶具13と、ガイド冶具13に挿入され可撓性を有する挿入ロッド14と、ガイド冶具13が配管12に挿入される方向において前方の端部の動作を操作する操作機構15を備える。管内移動装置10のうち、ガイド冶具13と挿入ロッド14を合わせた構成を管内挿入部8と呼称する。管内挿入部8は図3に示す管内移動補助装置9を用いて配管12内に挿入され、または引抜かれる。
ここで、以下の前後は、管内挿入部8が配管12に挿入される挿入方向11を基準として規定する。挿入方向11が前方であり、挿入方向11と反対方向が後方であるとする。
ガイド冶具13の構成について説明する。ガイド冶具13は可撓性を有する第1のガイドホース16を備える。本実施形態において第1のガイドホース16は円筒形であるが、筒型であればよく、円筒に限られない。第1のガイドホース16の前方の端部には、例えば金属やセラミックなど、ガイドホース13よりも硬い材料で構成された第1のホース先端部品17が取り付けられている。第1のホース先端部品17は、第1のガイドホース16の前方の端部にかぶせるように取り付けられており、第1のガイドホース16内に挿入された挿入ロッド14はホース先端部品17を通過することが可能である。そのため、第1のガイドホース16の内側から前方に挿入ロッド14を繰り出すことができる。本実施形態において第1のホース先端部品17は円筒形であるが、内側を挿入ロッド14が通過することができればよく、円筒に限られない。
第1のホース先端部品17には、4本のワイヤ18のそれぞれの端部の一方が固定されている。ワイヤ18の一方の端部は第1のホース先端部品17側面の周方向に等間隔に固定され、ワイヤ18は第1のガイドホース16の側面に長軸方向に沿うように設けられる。
ワイヤ18はそれぞれ、筒型のワイヤケーシング19を通り、ワイヤ18の後方の一端はアクチュエータ22に接続される。ワイヤケーシング19はホース先端部品17よりも後方であって、第1のガイドホースの側面に長軸方向に沿うように設けられる。本実施形態においてワイヤケーシング19は円筒形であるが、筒型であればよく、円筒に限られない。また、アクチュエータ22は、ワイヤ18を後方に引いて引き張ったり、前方に押し出して緩めたりすることで、ワイヤ18にかかる張力を操作する。
第1のガイドホース16の外側側面には第1のガイドホースに沿うように3本のフレキシブルロッドが設けられている。フレキシブルロッドは可撓性を備え、ガイド冶具13などを配管12に押し込むことができるほどの剛性を備える棒である。
1本目のフレキシブルロッド20aの前方の端部は、第1のガイドホース16の側面に固定されており、その前方の端部はアクチュエータ22の前方の端部と同じ位置にある。2本目のフレキシブルロッド20bの前方の先端は、第1のガイドホース16の側面に固定されており、1本目のフレキシブルロッド20aの前方の端部よりも後方に位置している。3本目のフレキシブルロッド20cの前方の先端は、第1のガイドホース16の側面に固定されており、2本目のフレキシブルロッド20bの前方の端部よりも後方に位置している。2本目のフレキシブルロッド20bと3本目のフレキシブルロッド20cは図3に示されている。
なお、第1のガイドホースに設けられるフレキシブルロッド20の本数は3本に限られない。少なくとも1本以上あればよく、4本以上あっても良い。いずれのフレキシブルロッドの前方の端部も、アクチュエータ22の前方の端部より前方の第1のガイドホース側面に固定されることはない。
また、第1のガイドホース16に設けられるフレキシブルロッドはいずれも、前方の端部のみでガイドホースと固定されているが、フレキシブルロッドの全体が第1のガイドホース16と固定されていてもよい。また、第1のガイドホース16と数箇所で固定されていてもよい。また、フレキシブルロッドを、第1のガイドホース16の内側に通して設けてもよい。
操作機構15の構成について説明する。操作機構15はアクチュエータ22と、アクチュエータ22を操作する操作盤23と、アクチュエータ22と操作盤23をつなぐケーブル24等を備える。アクチュエータ22はワイヤケーシング19よりも後方に第1のガイドホース16の側面に設けられ、例えばエアシリンダーや人工筋肉である。エアシリンダーや人工筋肉は空気が送り込まれたり抜き取られたりすることで、接続されたワイヤ18の後方端部を第1のガイドホース16に沿って前進させたり後退させたりすることができる。そして、それぞれのワイヤ18の張力を操作することで、第1のガイドホース16の前方の端部を動作させる。
また、アクチュエータ22の操作は、操作盤23でアクチュエータ22に送り込む空気の量を調節することで行う。操作盤23は手動で操作しても良いし、コンピュータを用いて操作しても良い。なお、人工筋肉として、電気や磁気により動作するものを用いても良い。その際、操作盤23は電気や磁気を操作するものとする。
ここで、第1のガイドホース16の前方端部の動作が操作される様子を図2(a)と図2(b)を用いて説明する。図2(b)は図2(a)のBB矢示断面図である。例えば図2(a)において、第1のガイドホース16の先端を矢印Aの方向に曲げる場合、ワイヤ18aに接続するアクチュエータ22を操作してワイヤ18aを後方に引き張る。同時に、ワイヤ18cに接続するアクチュエータ22を操作してワイヤ18cの後方端部を前進させワイヤ18cを緩めることで、第1のガイドホース16の先端を矢印Aの方向に曲げることができる。
他の方向に第1のガイドホース16の前方端部を曲げる際も同様に、第1のガイドホース16を曲げる方向のワイヤ18を引き張る。そして同時に、第1のガイドホース16を曲げる方向と反対側のワイヤ18を緩めることで、第1のガイドホース16の前方端部を曲げることができる。また、複数のワイヤ18の張力を調節することで、任意の方向に第1のガイドホース16の前方端部を曲げることができる。
なお、第1のガイドホース16の前方端部を曲げる方向が限られている場合には、ワイヤ18同士の間隔は等間隔に限られない。例えば、第1のガイドホース16の前方端部が鉛直方向下側に曲られることが無い場合は、一または複数のワイヤ18を第1のホース先端部品17の側面のうち鉛直方向上側にのみ設けても良い。
また、ワイヤ18は4本でなくてもよい。例えば3本のワイヤ18が第1のホース先端部品17の周方向に等間隔に配されているときにも、第1のガイドホース16の前方端部を任意の方向に曲げることができる。曲げる方向側のワイヤ18を引き張り、同時にその他のワイヤ18を緩めることで、第1のガイドホース16の前方端部を曲げることができる。
第1のホース先端部品17やワイヤ18a、18b、18c、18d、ワイヤケーシング19、操作機構15など、第1のガイドホース16の前方端部の動きを操作するための構成をまとめて、第1の首振り機構と呼称する。他にも第1のガイドホース16の前方端部を動作させるために必要な構成があれば、ここに含める。
また、図示していないが第1のホース先端部品17には配管12内部を観察可能なカメラが取り付けられている。
次に、挿入ロッド14の構成について説明する。挿入ロッド14は可撓性を有する棒であり、第1のガイドホース16に挿入され、その外径は第1のガイドホース16及び第1のホース先端部品17を通過することが可能な大きさである。挿入ロッド14は例えばフレキシブルロッドで構成される。挿入ロッド14に用いられるフレキシブルロッドは第1のガイドホース16に設けられるフレキシブルロッドと可撓性が異なっていても良い。
挿入ロッド14の前方の端部には、原子炉圧力容器内部の検査や溶接などの作業をするための作業装置21を取り付けることが可能である。作業装置21とは例えば、カメラや超音波診断装置、溶接装置、切断装置等であり、本実施形態ではカメラを用いるものとして説明する。作業装置21は第1のガイドホース16および第1のホース先端部品17を通過可能な大きさである。
管内移動補助装置9の構成について説明する。管内移動補助装置9は一方の端部を支点として回動可能に設けられた操作ポール25と、水平に支持されたまま鉛直方向に移動可能に設けられたリニアガイド26を備える。リニアガイド26はリニアガイド支持部27によって水平に支持され、リニアガイド支持部27に沿って鉛直方向に移動することが可能である。リニアガイド支持部27は例えば、横に並んだ鉛直な2本の柱である。リニアガイド26と操作ポール25はリンク機構28により接続され、リンク機構28は操作ポール25の回動に応じて、リニアガイド26上を移動する。また、リンク機構28は固定具28aを備え、固定具28aによりリンク機構28にガイド冶具13を固定することができる。
例えば、固定具28aは、操作ポール25の回動方向に連動して、フレキシブルロッド20aを挟んで固定し、また、離して非固定の状態にすることが可能な構成である。固定具28aは、第1のフレキシブルロッド20を固定し、または非固定の状態とすることで、ガイド冶具13とリンク機構28を固定し、または、非固定の状態とする。
ガイド冶具13を配管12に挿入する際、固定具28aは、操作ポール25が前方に回動するときフレキシブルロッド20aを挟み、操作ポール25が後方に回動するときフレキシブルロッド20aを離す。
また、管内移動補助装置9には固定具28aの固定する動作を切り替える、切り替えスイッチ等が設けられているものとする。この切り替えスイッチを切り替えることで、操作ポール25が後方に回動するときに固定具28aはフレキシブルロッド20aを挟み、操作ポール25が前方に回動するときに固定具28aはフレキシブルロッド20aを離すことが可能となる。そのため、切り替えスイッチを切り替えることで、管内移動補助装置9を用いてガイド冶具13を配管12から引き抜くことが可能となる。ガイド冶具13を手動で配管12から引き抜く場合には、切り替えスイッチ等の構成は無くてもよい。
また、固定具28aはフレキシブルロッド20aを固定できるものとしたが、ガイド冶具13全体を挟んで固定したり、離したりできる構成としても良い。また、固定具28aが挟んで固定するのは、フレキシブルロッド20bやフレキシブルロッド20cであってもよいし、複数のフレキシブルロッドであっても良い。
また、配管挿入部8は手動で配管12内に挿入することが可能であるが、管内移動補助装置9を用いることで、小さい力で管内挿入部8を配管12に挿入することができ、作業員にかかる負担が少なくすることができる。
次に、配管12の構成を説明する。本実施形態において、配管12は原子炉圧力容器に接続された給水管であり、給水管は原子炉圧力容器内に接続している。給水管の一部である給水ノズルは、原子炉圧力容器内で開口している。例えば、図3(a)は給水配管の一部分であり、図3(b)は給水ノズルである。給水ノズルは屈曲している。
配管12の内径は場所により大きく変化する。概ね、原子炉圧力容器から離れた部分では内径が大きく、原子炉圧力容器内に開口する部分に近くなるほど内径が小さくなる。例えば管内移動装置10を挿入する挿入開始部32の内径は50cmほどであるが、配管12が原子炉圧力容器内に開口する炉内開口部33の内径は4cmほどである。挿入開始部32は炉内開口部33よりも原子炉圧力容器から遠い位置である。
また、配管12には逆止弁29や分岐部、屈曲部、図3(c)に示すような径の異なる配管同士の分岐部30等がある。逆止弁29は弁座31が開いた状態であっても配管12の内側に弁座31が突出している。逆止弁29が全開の状態であっても、その内側を通過できるのは、その部分の配管12の内径の半分程度の外径のものである。管内挿入部8は、逆止弁29の順方向と同じ方向から挿入される。
(作用)
以下、本実施形態の動作と作用について説明する。管内移動装置10は、管内挿入部8と、管内挿入部8に沿うように設けられた操作機構15の一部の構成が配管12内に挿入され、操作盤23や挿入補助装置9は配管12の外に置かれている。管内挿入部8は、配管12に挿入開始部32から挿入され、配管12内を進み原子炉圧力容器に接近し、炉内開口部33を通って原子炉圧力容器内に挿入される。
配管12のうち、炉内開口部33に近い部分は内径が小さく屈曲しており、この部分に挿入される管内挿入部8は外径が小さく剛性が低い必要がある。そのため、炉内開口部33に近い部分には挿入ロッド14のみが挿入される。
一方、挿入開始部32から近い配管12は内径が大きい。内径が大きい配管12に外径が大幅に小さく剛性が低い挿入ロッド14のみが挿入されると、図5に示すように、配管12内で挿入ロッド14が蛇行し、たわみが生じる可能性がある。挿入ロッド14がたわんで配管12内面に接触した部分は、配管12内の凹凸に引っかかりやすく、挿入ロッド14の挿入を阻害する可能性がある。また、たわんでいる分だけ挿入に必要な挿入ロッド14の長さは、長くなる。
そのため、挿入開始部32から近い配管12には外径が大きく剛性が高いガイド冶具13が挿入され、挿入ロッド14はガイドホース16の内側から挿入される。配管12内で生じるたわみは、配管12の内径と挿入されるものの外径の差が小さく、管内挿入部8の剛性が高いほうが生じにくい。
ガイド冶具13は外径が挿入ロッド14よりも大きい。また、ガイド冶具13は複数のフレキシブルロッドに支えられているため、挿入ロッド14よりも剛性が高い。そのため、第1のガイドホース16は配管12内でたわみにくい。
また、第1のガイドホース16の内径と挿入ロッド14の外径の差は、配管12の内径と挿入ロッド14の外径の差に比べて小さく、第1のガイドホース16の内側に挿入された挿入ロッド14はたわみにくい。そのため、挿入ロッド14は第1のガイドホース16の内側を通ることで、より円滑に配管12内に挿入される。
以下、配管12内に管内挿入部8を挿入する方法を説明する。挿入開始部32からしばらくは、ガイド冶具13を配管12内に挿入する。そして、径が減少しガイド冶具13では挿入が難しくなった部分からは、ガイド冶具13の内側から挿入ロッド14を繰り出して目的とする位置まで挿入ロッド14を挿入する。挿入ロッド14が原子力圧力容器内など、目的位置に到達すると、作業装置21は作業を開始する。
以下、分岐部や屈曲部、逆止弁29等、直線的に管内挿入部8を挿入することができない配管12の部分に、管内挿入部8を挿入する方法について説明する。直線的に進めない部分では、操作機構15等を操作して第1のガイドホース16の前方の端部を任意の方向に曲げ、ガイド冶具13を配管12内に挿入する。ガイド冶具13の前方の端部が引っかかり、挿入が阻害される可能性がある部分を予め回避させて挿入することができる。
分岐部では、進む方向に向かって第1のガイドホース16の前方の端部を曲げる。逆止弁等の配管12内に凹凸がある部分では、第1のガイドホース16の前方の端部を動かして凹凸を回避させる。また、分岐部には、図4(c)に示すように、分岐した先の配管12の径が小さくなっている分岐部30がある。この部分では、第1のガイドホース16の前方先端部を進むべき方向に曲げる。そして、ガイド冶具13の内側から挿入ロッド14を繰り出し、挿入ロッド14を内径の小さい配管12内に挿入させる。
また、管内移動装置10は第1の首振り機構を備えていることにより、第1のガイドホース16が引っかかり動けなくなった場合に、引っ掛かりを解消することができる。なお、第1のガイドホース16の前方の端部は、第1のホース先端部品17に取り付けられたカメラで配管12内を観察しながら動かす。
次に、管内移動補助装置9を用いてガイド冶具13を配管12に挿入する方法について説明する。まず、リニアガイド26の高さを挿入開始部12配管12の高さに合わせて調節する。そしてリニアガイド26に管内挿入部8沿わせ、操作ポール25を矢印11方向に回動する。すると、固定具28aはフレキシブルロッド20aを固定し、リンク機構28が移動した分だけフレキシブルロッド20aが配管12内に挿入され、ガイド冶具13全体が配管12内に挿入される。
そして、操作ポール25を後方に回動する。すると、固定具28aによる固定が解除され、リンク機構28のみが後方に移動する。そして再び操作ポール25を前方に回動し、配管12内にガイド冶具13を挿入する。配管12からガイド冶具13を引き抜く際は、切り替えスイッチで固定具28aと回動方向の関係を切り替え、操作ポール25の回動を繰り返すことでガイド冶具13を引き抜くことができる。
(効果)
以下、本実施形態の効果について説明する。配管12は位置により内径が変化する。たとえば炉内開口部32付近の配管は径が小さく、屈曲している。そのため配管挿入部8は径が小さく可撓性が低い必要がある。しかし、配管12の挿入開始部の付近の配管12は径が大きく、この部分に径が小さく可撓性が低いものを挿入することは適していない。
本実施形態の管内移動装置10は、外径が大きく可撓性が高いガイド冶具13と、外径が小さく可撓性が低い挿入ロッド14を備えている。そして、ガイド冶具13の内側から、挿入ロッド14を繰り出すことができる。そのため、内径が大きく変化する配管12にも円滑に配管挿入部8を挿入することができる。
また、本実施形態の管内移動装置10は、第1のガイドホース16の前方の端部を動かすことができる。そのため、分岐部や屈曲部、内側に凹凸等がある配管12に配管挿入部8を挿入することができる。
よって、管内移動装置10を原子炉圧力容器に適用した場合、既存の給水管から原子炉内部にまで作業装置21を挿入することができ、大きな開口部を原子炉圧力容器にもうけることなく、原子炉圧力容器内部の様子を観察することができる。
なお、第1の首不振り機構と同様の構成は、挿入ロッド14の前方の端部に設けることができる。すると、径が小さく複雑に分岐し、または、径が小さく複雑に屈曲した配管にも挿入ロッド14を挿入することができる。本実施形態において、挿入ロッド14は屈曲した給水ノズルを通過する。そのため、挿入ロッド14は首振り機構を備えていることが好ましい。
また、管内移動補助装置8はガイド冶具13を配管12内に挿入するものとしたが、挿入ロッド14も挿入可能な構成としても良い。または、挿入ロッド14を配管に挿入するための管内移動補助装置9を、ガイド冶具13を配管12に挿入するための管内移動補助装置9と別に設けても良い。
また、挿入ロッド14は、ガイド冶具13が配管12に挿入された後、ガイド冶具13の内側に挿入され、ガイド冶具13から繰り出されて配管12内に挿入されても良い。または、ガイド冶具13前方の端部から露出しない程度に挿入ロッド14を予め挿入し、挿入ロッド14が挿入されたガイド冶具13を配管12に挿入しても良い。
また、ガイド冶具13内にあらかじめ挿入ロッド14を挿入している場合、第1のホース先端部品17に設けられるカメラは無くても構わない。挿入ロッド14の先端に設けられた作業装置21の一部であるカメラで、配管12内の様子を観察することが可能だからである。
また、第1のガイドホース16は、挿入開始部32から第1のガイドホース16を挿入可能な部分までの長さがあるものとした。しかし、ガイド冶具13内にあらかじめ挿入ロッド14を挿入している場合、第1のガイドホース16は少なくとも第1のホース先端部品17からワイヤケーシング19の前方の端部までの長さがあればよい。
また、固定具28aはリンク機構28に複数設け、複数のフレキシブルロッドを固定し、複数のフレキシブルロッドをいっせいに配管12内に押し込むものとしても良い。
また、第1のガイドホース16は可撓性があるとしたが、一部金属等で構成された部分を含んでもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の管内移動装置10について図6を用いて説明する。図6は第2の実施形態における管内挿入部の斜視図である。なお、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構成)
以下、本実施形態の構成を説明する。ガイド冶具13は、第1のガイドホース16の内側に挿入されホース先端部品17から繰り出されることが可能な第2のガイドホース34を備える。第2のガイドホース34は、挿入ロッド14が内側に挿入され前方の端部から挿入ロッド14を繰り出すことが可能である。
また、第2のガイドホース34には、第2のホース先端部品34aなど、前方の端部の動作を操作するために必要な第2の首振り機構を、第1のガイドホース16と同様に設けてもよい。
(作用)
以下、本実施形態の動作と作用を説明する。挿入開始部32からしばらくは、ガイド冶具13のうち、第1のガイドホース16を配管12に挿入する。そして、配管12の内径が第1のガイドホース16を挿入するには小さくなった部分で、第1のガイドホース16の内部から第2のガイドホース34を繰り出し配管12内に挿入する。さらに、配管12の内径が第2のガイドホース34を挿入するには小さくなった部分で、第2のガイドホース34の内部から挿入ロッド14を繰り出し配管12内に挿入する。
配管12の内径は挿入開始部32と炉内開口部33とで大きく異なる。挿入開始部32と炉内開口部33の中間の内径に対応する外径のガイドホースがあれば、より円滑に、かつ管内挿入部8に損傷を与えることなく管内挿入部8を配管12に挿入することができる。
また、第1の首振り機構と同様の第2の首振り機構を第2のガイドホース34に設けることで、逆止弁29や屈曲部、分岐部に第2のガイドホースを円滑に挿入することが可能である。
(効果)
以下、本実施形態の効果について説明する。配管12は位置により内径が変化する。たとえば炉内開口部32付近の配管は径が小さく、屈曲している。また、配管12の挿入開始部32と炉内開口部33の径は大きく異なる。
本実施形態の管内移動装置10は、配管挿入部8は径が大きく可撓性が高い第1のガイドホース16を備え、第1のガイドホース16の内側から、第1のガイドホース16よりも径が小さい第2のガイドホース34を繰り出すことができる。そして、第2のガイドホース34の内側から、挿入ロッド14を繰り出すことができる。そのため、内径が非常に大きく変化する配管12にも配管挿入部8を円滑に挿入することができる。
よって、管内移動装置10を原子炉圧力容器に適用した場合、既存の給水管から原子炉内部にまで作業装置21を挿入することができ、大きな開口部を原子炉圧力容器にもうけることなく、原子炉圧力容器内部の様子を観察することができる。
また、配管12の内径の変化に即した外径のガイドホースを挿入することができるので、配管挿入部8の挿入が円滑になり作業時間の短縮に繋がる。これにより、作業員の被ばく量を低減することができる。
また、第2のガイドホース34の前方の端部に第2の首振り機構を設けることにより、分岐部や屈曲部、配管内の凹凸が数多く設けられた配管内であっても、管内導入部8を配管内に挿入することができる。
なお、管内移動補助装置9は、第2のガイドホース34を配管12内に挿入可能な構成としても良いし、第2のガイドホース34を挿入するための管内移動補助装置9を別に設けても良い。
また、第2のガイドホース34だけでなく、第1のガイドホース16と挿入ロッド14の間に、径の異なる複数のガイドホースが設けられていても良い。いずれのガイドホースも、第1のガイドホース16の内側に挿入され第1のガイドホース16の内側から繰り出されることが可能である。かつ、挿入ロッド14が内側に挿入されることが可能であり、内側から挿入ロッド14を繰り出すことが可能であるものとする。そして、いずれのガイドホースにも首振り機構を設けることが可能である。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の管内移動装置10について図7を用いて説明する。図7(a)は、第3の実施形態における自走手段を搭載したガイド冶具の配管内の模式図であり、図7(b)は第3の実施形態における自走手段を搭載したガイド冶具を内側に有する配管の断面図である。なお、第1の実施形態及び第2の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構成)
以下、本実施形態の構成を説明する。第1のガイドホース16は配管12内部を自走するための自走手段35を備えている。自走手段35は第1の管内固定手段36と第2の管内固定手段37と、第1の管内固定手段36と第2の管内固定手段37に接続し配管挿入方向に伸縮する移動用伸縮手段38を備える。
第1の固定手段36と第2の固定手段37は同様の構成である。第1の固定手段について説明する。第1の固定手段36は、配管挿入方向に伸縮する伸縮手段である第1の固定用ピストン39を備える。固定用ピストン39は、シリンダ39aとロッド39bを備え、シリンダ39a内圧力を調節することで、ロッド39bをシリンダ39aから押し出したり、引き込んだりする。ロッド39bが押し出されたり引き込まれたりする方向は、挿入方向11と平行である。
第1の固定手段36は、一方の端部がシリンダ39aに回動可能に設けられた棒状の管内固定部40と、一方の端部がロッド39bに回動可能に設けられた棒状の支持部41を備える。支持部41のもう一方の端部は、管内固定部40の端部以外の一点に回動可能に接続されている。支持部41は管内固定具40と同数である。一の管内固定具40と1の支持部41の構成を脚部と呼称する。管内固定部40の端部のうち、シリンダ39aと接続していないほうの端部を、管内接触部40aと呼称する。
固定用ピストン39の周囲には、例えば3つの脚部が等間隔に設けられている。
ロッド38bがシリンダ39aに引き込まれると、3つの管内固定部40がピストン39から離れるように回動し、3つの管内接触部40aが配管12内壁に押し付けられる。すると、管内接触部40aと配管12の内壁との摩擦力によって、第1の固定手段36は、自身を配管12内の任意の位置に固定することができる。
一方、ロッド39bがシリンダ39aから押し出されると、3つの管内固定部40が固定用ピストン39に近づくように回動し、3つの管内接触部40aは配管12の内壁から離れる。そして、第1の固定手段36は配管12内に固定されていない状態となる。
次に、第1のピストン38について説明する。移動用ピストン38は、移動用シリンダ38aと移動用ロッド38bを備え、移動用シリンダ38a内圧力を調節することで、移動用ロッド38bを移動用シリンダ38aから押し出したり、引き込んだりする。移動用ロッド38bが押し出されたり引き込まれたりする方向は、挿入方向11と平行である。
移動用シリンダ38bには、第1の固定手段36のシリンダ39aが接続されている。また、移動用ロッド38bには第2の固定手段のロッド42bが接続されている。
本実施形態において、図7(b)に示すように、第1のガイドホース16は第2の固定手段37のシリンダ42aの側面に固定されているものとする。第1のガイドホース16は第2の固定手段の管内固定部43の間を通る。なお、第1のガイドホース16は、自走手段35のいずれの部分に固定されていても良い。
(作用)
以下、本実施形態の自走手段35が配管12内自走する様子を説明する。自走手段35は、第1のガイドホース16の任意の位置に取り付けられ、配管12内に挿入される。
まず、図7(a)の上段に示すように、第1の固定手段36を配管12内に固定し、第2の固定手段を配管12内に固定しない状態にする。そして、移動用ピストン38のロッド38aを押し出し、第2の固定具を前方に押し出す。
次に図7(a)の下段に示すように、第2の固定手段37を配管12内に固定し、第1の固定手段36を配管12内に固定しない状態にする。そして、移動用ピストン38のロッド38aを引き込み、第1の固定具を前方に移動させる。
この動作を繰り返すことで、自走手段35は配管内を自走することができ、第1のガイドホース16を配管12内に挿入し、または、配管12内から引き抜くことができる。
(効果)
以下、本実施形態の効果を説明する。配管12が長くなると、挿入される第1のガイドホース16の長さが長くなる。すると、第1のガイドホース16を配管12の奥に挿入するほど、挿入開始部32において第1のフレキシブルロッド20を押し込むために必要な力は増大する。
本実施形態では、自走手段35を設けることにより、第1のガイドホース16を挿入するために必要な力の一部を自走手段35が補う。そのため、挿入開始部32において第1のフレキシブルロッド20を押し込むために必要な力は少なくてすみ、作業員の負担を軽減することができる。
また、本実施形態の自走手段35の固定手段は、配管12の内径が途中で変化しても、配管12内に自身を固定することができる。そのため、内径が変化する配管12においても、第1のガイドホース16を挿入するために必要な力を低減させ、作業員の負担を軽減することができる。
なお、本実施形態において、一の固定用ピストン38に設けられる脚部の数は3つであるが、脚部の数は3つに限られず、最低2以上あればよい。
また、本実施形態において2つの固定手段のうち、前方に設けられた固定手段を第2の固定手段とし、移動用ピストン38よりも後ろに設けられた固定手段を第1の固定手段と呼称している。
また、いずれのピストンにおいても、シリンダとロッドの前後は本実施形態と逆であっても良い。
また、同様の自走手段35を第1のガイドホース16の内側に設けられたガイドホースや挿入ロッド14に設けることも可能である。また、同様の自走手段を第1のガイドホース16に設けずに、第1のガイドホース16の内側に設けられたガイドホースや挿入ロッド14に設けることも可能である。
また、移動用ピストン38は伸縮可能な構成であればよく、ピストンには限られない。例えば、アクチュエータ等であっても良い。また、本実施形態のピストンは油圧式であっても良いし、空気圧式であっても良い。
また、第1の固定手段及び第2の固定手段は本実施形態には限られない、例えば、電磁石を用いて、配管内面に固定したり、固定を解除したりできる構成としても良い。また、図8に示すように、第1の固定手段及び第2の固定手段を第1の風船44及び第2の風船45とすることが可能である。
第1の風船44及び第2の風船45は、弾性があり気密な膜で構成されたドーナツ型の袋である。
ドーナツ型の袋の中央の穴は、ガイド冶具13の長軸方向に垂直な断面よりも大きく、管内挿入部8を通すことができる。
第1の風船44及び第2の風船45は、袋は気体が送り込まれると、内圧上昇により膨張して配管12の内面に接触する。風船と配管12の摩擦力によって、第1の風船44と第2の風船45は配管12内に固定される。
また、第1の風船44及び第2の風船45から気体が抜き取られると、圧力低下で自らの弾性によって収縮し、管内12に固定されない状態となる。
第1のガイドホース16は、第1の風船44及び第2の風船45の間の移動用ピストンの移動用シリンダ38の側面に固定されているものとする。
まず、図8の上段に示すように、第1の風船44を膨らませて第1の風船44を配管12内に固定し、第2の風船45を萎ませて第2の風船45を配管12内に固定しない状態にする。そして、移動用ピストン38のロッド38aを押し出し、第2の固定具を前方に押し出す。
次に、図8の下段に示すように、第2の風船45を膨らませて第2の風船45を配管12内に固定し、第1の風船44を萎ませて第1の風船44を配管12内に固定しない状態にする。そして、移動用ピストン38のロッド38aを引き込み、第1の固定具を前方に移動させる。
この動作を繰り返すことで、風船を用いた自走手段は配管内を自走することができ、第1のガイドホース16を配管12内に挿入し、または、配管12内から引き抜くことができる。
なお、図示していないが、第1の風船44及び第2の風船45には、気体を送り込んだり抜き取ったりするためのチューブ等が繋がっているものとする。
(第4の実施形態)
第4の実施形態の管内移動装置10について説明する。なお、第1の実施形態乃至第3の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構成)
以下、本実施形態の構成を説明する。挿入ロッド14は前方の端部に近い位置に、振動発生手段を備える。振動発生手段は、挿入ロッド14が振動により移動することが可能な大きさの振動を発生させるものとする。
(作用)
以下、本実施形態の動作と作用を説明する。挿入ロッド14が配管12で何かに引っかかり、それ以上挿入ロッド14を配管12内に挿入することができなくなった場合に、振動発生手段を作動させて挿入ロッド14を振動させる。すると、挿入ロッド14の振動により引っかかり等が外れ、再び挿入ロッド14を配管12内に挿入することが可能になる。
また、曲率の大きい曲折部に挿入し、またはそこから引き抜く場合に、挿入ロッド14が配管12内につっぱり移動することができなくなってしまう場合がある。このとき、振動発生手段を作動させて挿入ロッド14を振動させることでつっぱりが解消され、挿入ロッド14を挿入、または引き抜くことが可能になる。
(効果)
本実施形態の管内移動装置10は振動発生手段を備えることにより、配管12内で挿入ロッド14に生じた引っかかりや突っ張りを解消することができる。
なお、振動発生手段は必ずしも、挿入ロッド14は前方の端部に近い位置に設けられていなくてもよい。挿入ロッド14の引っ掛かりを外す作用を示す位置であれば、他の場所でもよい。
また、振動発生手段は第1のガイドホース16や第2ガイドホース34にも設けることができる。すると、ガイドホースの挿入時または引き抜き時に、ガイドホースに生じた引っかかりやつっぱりを解消することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。例えば、第1の実施形態及び第3の実施形態は、いずれも適宜組み合わせることが可能である。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、配管12は原子炉圧力容器に接続する給水管であると記したが、他の配管であってもよい。また配管は、原子力発電所の配管に限られない。
8・・・・・管内挿入部
9・・・・・管内移動補助装置
10・・・・・管内移動装置
11・・・・・方向
12・・・・・配管
13・・・・・ガイド冶具
14・・・・・挿入ロッド
15・・・・・操作機構
16・・・・・第1のガイドホース
17・・・・・第1のホース先端部品
17a・・・・・カメラ
18・・・・・ワイヤ
18a・・・・・ワイヤA
18b・・・・・ワイヤB
18c・・・・・ワイヤC
18d・・・・・ワイヤD
19・・・・・ワイヤケーシング
20a・・・・・フレキシブルロッド
20b・・・・・フレキシブルロッド
20c・・・・・フレキシブルロッド
21・・・・・作業装置
22・・・・・アクチュエータ
23・・・・・操作盤
24・・・・・ケーブル
25・・・・・操作ポール
26・・・・・リニアガイド
27・・・・・リニアガイド支持部
28・・・・・リンク機構
28a・・・・・固定具
29・・・・・逆止弁
30・・・・・径の異なる配管同士の分岐部
31・・・・・弁座
32・・・・・挿入開始部
33・・・・・炉内開口部
34・・・・・第2のガイドホース
34a・・・・第2のホース先端部
35・・・・・自走手段
36・・・・・第1の管内固定手段
37・・・・・第2の管内固定手段
38・・・・・移動用ピストン
38a・・・・移動用シリンダ
38b・・・・移動用ロッド
39・・・・・固定用ピストン
39a・・・・固定用シリンダ
39b・・・・固定用ロッド
40・・・・・管内固定具
40a・・・・管内接触部
41・・・・・支持部
42・・・・・第2の固定手段のロッド
43・・・・・第2の固定手段の管内固定部
44・・・・・第1の風船
45・・・・・第2の風船
A・・・・・矢印

Claims (11)

  1. 配管に挿入される筒型のガイド冶具と、
    前記ガイド冶具の配管挿入方向において前方の端部の動作を操作する操作機構と、
    前記ガイド冶具に挿入され可撓性を有する挿入ロッドとを備え、
    前記ガイド冶具は、
    可撓性を有する第1のガイドホースと、
    前記第1のガイドホースの前記配管挿入方向において前方の端部に設けられたホース先端部品と、
    端部の一方が前記ホース先端部品に固定され、前記第1のガイドホースの側面に長軸方向に沿うように設けられた複数本のワイヤとを備え、
    前記操作機構は、前記ワイヤの他方の端部が接続され、前記ワイヤにかかる張力を操作することが可能であり、
    前記挿入ロッドは前記ホース先端部品を通過可能である管内移動装置。
  2. 前記ワイヤは、前記ホース先端部品よりも前記配管挿入方向において後方であって前記第1のガイドホースの側面に長軸方向に沿うように設けられた、筒型のワイヤケーシングに通され、前記操作機構に接続する請求項1に記載の管内移動装置。
  3. 前記ガイド冶具は、前記第1のガイドホースの内側に挿入され前記ホース先端部品から繰り出されることが可能であり、かつ、前記挿入ロッドが内側に挿入され内側から前記挿入ロッドを繰り出すことが可能な第2のガイドホースを備える請求項1または請求項2に記載の管内移動装置。
  4. 前記第1のガイドホースは側面に自走手段を備え、
    前記自走手段は、
    前記配管内に自身を固定することが可能な第1の管内固定手段と、
    前記配管内に自身を固定することが可能な第2の管内固定手段と、
    前記第1の管内固定手段と前記第2の管内固定手段に接続し前記配管挿入方向に伸縮する移動用伸縮手段とを備え、
    前記移動用伸縮手段は、
    前記第1の管内固定手段または前記第2の固定手段のいずれか一方のみが前記配管内に固定されているときに、伸張または収縮することが可能である、
    請求項1乃至請求項3に記載の管内移動装置。
  5. 前記第1のガイドホース及び前記第2のガイドホースのうち少なくとも一つは側面に自走手段を備え、
    前記自走手段は、
    前記配管内に自身を固定することが可能な第1の管内固定手段と、
    前記配管内に自身を固定することが可能な第2の管内固定手段と、
    前記第1の管内固定手段と前記第2の管内固定手段に接続し前記配管挿入方向に伸縮する移動用伸縮手段とを備え、
    前記移動用伸縮手段は、
    前記第1の管内固定手段または前記第2の固定手段のいずれか一方のみが前記配管内に固定されているときに、伸張または収縮することが可能である、
    請求項3に記載の管内移動装置。
  6. 前記第1の管内固定手段と前記第2の管内固定手段はいずれも
    前記配管挿入方向に伸縮する伸縮手段と、
    一方の端部が前記伸縮手段の一端に回動可能に設けられた棒状の複数の管内固定具と、
    一方の端部が前記伸縮手段の他方の一端に回動可能に設けられ、もう一方の端部が前記管内固定具の端部以外の一点に回動可能に設けられた前記管内固定具と同数の支持部と、を備え、
    前記伸縮手段が収縮すると、前記複数の管内固定具は前記収縮手段から離れる方向に回動し、前記管内固定具の前記伸縮手段に設けられていないほうの一端である管内接触部は前記配管の内面に接触し、前記管内接触部と前記配管内面の摩擦力によって、前記第1の管内固定手段と前記第2の管内固定手段は前記配管内に固定され、
    前記伸縮手段が伸張すると、前記複数の管内固定具は前記収縮手段から近づく方向に回動し、前記管内接触部は前記配管の内面に接触せず、前記第1の管内固定手段と前記第2の管内固定手段は前記配管内に固定されない状態となり、
    前記移動用伸縮手段は、
    一方の端部が前記第1の管内固定手段の前記伸縮手段の端部に接続し、もう一方の端部が前記第2の管内固定手段の前記伸縮手段の端部に接続している、請求項4または請求項5に記載の管内移動装置。
  7. 前記第1の管内固定手段と前記第2の管内固定手段はいずれも
    弾性があり気密な膜で構成されたドーナツ型の袋を備え、
    前記ドーナツ型の袋の中央の穴は、前記ガイド冶具の長軸方向に垂直な断面よりも大きく、
    前記袋は気体が送り込まれると、内圧上昇により膨張して前記配管の内面に接触し、前記管袋と前記配管内面の摩擦力によって、前記第1の管内固定手段と前記第2の管内固定手段は前記配管内に固定され、
    前記袋から気体が抜き取られると、圧力低下により前記袋の弾性によって収縮し、前記第1の管内固定手段と前記第2の管内固定手段は前記配管内に固定されない状態となり、
    前記移動用伸縮手段は、
    一方の端部が前記第1の管内固定手段の前記伸縮手段に接続し、もう一方の端部が前記第2の管内固定手段の前記伸縮手段に接続している、請求項4または請求項5に記載の管内移動装置。
  8. 前記挿入ロッド及び前記第1のガイドホースのうち少なくともいずれか一つを振動させる振動手段を備えた請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の管内移動装置。
  9. 前記挿入ロッド、前記第1のガイドホース及び前記第2のガイドホースのうち少なくともいずれか一つを振動させる振動手段を備えた請求項3または請求項5のいずれか一項に記載の管内移動装置。
  10. 一方の端部を支点として回動可能に設けられた操作ポールと、
    水平に支持されたまま鉛直方向に移動可能に設けられたリニアガイドと、
    前記リニアガイドと前記操作ポールを接続させ、前記操作ポールの回動に応じて前記リニアガイド上を移動し、前記ガイド冶具を固定することが可能なリンク機構とを備える管内移動補助装置を備える請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の管内移動装置。
  11. 筒型のガイド冶具と、前記ガイド冶具の内側に挿入されることが可能な挿入ロッドとを備え、前記ガイド冶具の配管挿入方向において前方の端部を曲げることができる管内移動装置を配管内の目的の位置まで挿入する方法であって、
    前記ガイドホースを前記配管に挿入するステップと、
    前記ガイドホースの前記配管挿入方向における前方の端部を前記配管内で曲げるステップと、
    前記配管の径が減少する部分で、前記挿入ロッドを前記ガイドホースの内側から繰り出し前記配管内の前記目的の位置まで挿入するステップと、
    を備える管内移動装置挿入方法。
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