JP6215063B2 - ジョイント装置及びウォッシャ装置 - Google Patents

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本発明は、ウォッシャ液が流れる経路に設けられるジョイント装置及びウォッシャ装置に関する。
車両は、洗浄対象物としてのウィンドシールドにウォッシャ液を噴射して、ウィンドシールドを洗浄するウォッシャ装置を備えている。ウォッシャ装置は、タンクから噴射ノズルに至る経路となる複数の管部材を有し、複数の管部材同士を直列に接続するジョイント装置が設けられている。このようなジョイント装置の例が、特許文献1、2に記載されている。
特許文献1、2に記載されたジョイント装置は、複数の管部材として第1可撓性チューブ及び第2可撓性チューブを有し、第1可撓性チューブと第2可撓性チューブとを接続する管継手が設けられている。管継手は、中間部と、中間部の両側に連結された第1端部及び第2端部とを有する。そして、第1端部が第1可撓性チューブに差し込まれ、第2端部が第2可撓性チューブに差し込まれることで、第1可撓性チューブと第2可撓性チューブとが、管継手を介して接続される。
より具体的には、第1端部の外周面と、第1可撓性チューブの内周面との摩擦力により、管継手と第1可撓性チューブとの接続力が発生する。また、第2端部の外周面と、第2可撓性チューブの内周面との摩擦力により、管継手と第2可撓性チューブとの接続力が発生する。なお、第1可撓性チューブがウォッシャタンクに接続され、第2可撓性チューブが噴射ノズルに接続される。
特許第3303725号公報 実開平7−11461号公報
近年、ウォッシャタンクから噴射ノズルに供給されるウォッシャ液の圧力を高くする要求があり、特許文献1、2に記載されたジョイント装置は、管継手がウォッシャ液の圧力で管部材から抜けることのないように、管部材の内径と管継手の外径とを調整して、接続力を確保している。
しかしながら、管部材の内径と管継手の外径とを調整して、管部材と管継手との接続力を高めると、管部材と管継手との摩擦力が高くなるため、管部材を管継手に差し込むために必要な力も高くなる。このため、作業者が2個の管部材を管継手に差し込み、管部材同士を接続する作業性が低下する問題があった。
本発明の目的は、第1管部材と第2管部材とを接続する作業性を向上できる、ジョイント装置及びウォッシャ装置を提供することにある。
本発明は、接続されてウォッシャ液の流路を形成する第1管部材及び第2管部材を備えたジョイント装置であって、前記第1管部材の外周面から半径方向で外側に向けて突出された案内突起と、前記1管部材の外周面から半径方向で外側に向けて突出された係止突起と、前記第2管部材に設けられ、かつ、前記第1管部材を収容する筒部と、前記筒部の開口縁から軸線方向に沿って設けられた第1の溝と、前記第1の溝に連続して前記筒部の円周方向に沿って設けられ、かつ、前記案内突起が配置される第2の溝と、前記軸線方向で前記開口縁と前記第2の溝との間に配置され、かつ、前記第1管部材が前記筒部から抜けることを防止するように前記案内突起に接触する抜け止め部と、前記抜け止め部に設けられ、かつ、前記第1管部材と第2管部材とが相対回転することを規制するように前記係止突起に接触する回り止め部と、を有する。
本発明のジョイント装置は、前記筒部の開口縁に接触する環状の鍔部が、前記第1管部材の外周面から突出して設けられている。
本発明のジョイント装置は、前記係止突起が、前記軸線に沿った方向で前記鍔部と前記案内突起との間に配置され、前記係止突起及び前記案内突起は、前記第1管部材の円周方向における配置範囲が重なっている。
本発明のジョイント装置は、前記ウォッシャ液が前記流路から漏れることを防止する環状のシール部材が、前記筒部の内周面と前記第1管部材の外周面との間に設けられている。
本発明のジョイント装置は、前記案内突起が、前記第1管部材の円周方向で異なる位置に複数配置され、前記係止突起は、前記第1管部材の円周方向で異なる位置に複数配置されている。
本発明のウォッシャ装置は、ウォッシャポンプから吐出されたウォッシャ液を、上記のジョイント装置を経由させて噴射ノズルに供給する。
本発明のジョイント装置またはウォッシャ装置によれば、第1管部材と第2管部材とを軸線に沿った方向に近づけて案内突起を第1の溝に進入させ、第1管部材と第2管部材とを相対回転させると、案内突起が第2の溝に進入し、第1管部材と第2管部材とが接続される。案内突起と抜け止め部とが接触し、第1管部材が第2管部材の筒部から抜けることを防止できる。また、回り止め部が係止突起に接触し、第1管部材と第2管部材とが相対回転することを規制できる。したがって、第1管部材と第2管部材との接続力を高めるために、第1管部材と第2管部材との摩擦力を高めずに済み、第1管部材と第2管部材とを接続する作業性が向上する。
本発明のウォッシャ装置を示すブロック図である。 本発明のジョイント装置を示す分解斜視図である。 本発明のジョイント装置を示す平面図である。 (A)は、ジョイント装置に用いる第1管部材の側面図、(B)は、ジョイント装置に用いる第2管部材の側面図である。 図2に示すジョイント装置の平面図である。 本発明のジョイント装置の組み立て過程を示す平面図である。 本発明のジョイント装置の組み立て状態を示す平面図である。 (A)〜(C)は、本発明のジョイント装置の組み立て過程を示す断面図である。
本発明のジョイント装置及びウォッシャ装置の実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。図1に示すウォッシャ装置10は車両に搭載することができ、ウォッシャ装置10は、ウォッシャスイッチ11、電子制御装置12、電動モータ13、ウォッシャポンプ14、ジョイント装置15、噴射ノズル16、ウォッシャタンク17等を有する。ウォッシャスイッチ11は、車両の室内に設けられており、ウォッシャスイッチ11は運転者により操作される。電子制御装置12は、入力インタフェース、出力インタフェース、RAM、ROM、演算部等を備えたマイクロコンピュータであり、ウォッシャスイッチ11の操作信号は電子制御装置12に入力され、電子制御装置12は入力される信号を処理して制御信号を出力する。
電動モータ13は電力が供給されて回転する動力源であり、電動モータ13の回転、停止、回転速度は、電子制御装置12から出力される制御信号により制御される。ウォッシャポンプ14は、車両のエンジンルームに設けられており、ウォッシャポンプ14は電動モータ13のトルクで回転して、ウォッシャタンク17内のウォッシャ液を吸入して吐出する。ウォッシャタンク17はエンジンルーム内に設けられており、ウォッシャ液は、水を主成分とし、常温で液体となる界面活性剤を含有している。
噴射ノズル16は、ウォッシャポンプ14から吐出されたウォッシャ液が供給される供給口と、供給口に供給されたウォッシャ液を対象物に向けて噴射する噴射口とを有する。対象物は、フロントウィンド、リヤウィンド、ヘッドランプ等を含む。
ジョイント装置15は、ウォッシャポンプ14の吐出口と噴射ノズル16の供給口との間に設けられている。ジョイント装置15は、ウォッシャ液を輸送する管部材同士を接続するための部品であり、ジョイント装置15は、図2〜図7のように、第1管部材18及び第2管部材19を有する。第1管部材18は、合成樹脂により一体成形されている。第1管部材18は、第1本体部20と、第1本体部20に連続された第1筒部21と、第1本体部20と第1筒部21との間に介在された鍔部22と、を有する。第1筒部21は円筒形状であり、第1筒部21における鍔部22とは反対側の外周面に、係止部23が設けられている。係止部23の最大外径は、第1筒部21の外径よりも大きく、係止部23の外面は、鍔部22から離れるほど外径が小さくなる向きでテーパが施されている。鍔部22の外径は、係止部23の最大外径よりも大きい。
第1本体部20は円筒形状であり、第1本体部20の外径は、鍔部22の外径よりも小さく、かつ、第1筒部21の外径よりも小さい。そして、第1本体部20から第1筒部21に亘って第1流路24が形成されている。第1流路24は軸線A1を中心として形成されており、軸線A1に沿った方向で、第1本体部20と第1筒部21との間に鍔部22が配置されている。
第1本体部20の外周面に環状の取り付け溝25が設けられており、取り付け溝25にOリング26が取り付けられている。Oリング26は、合成樹脂により一体成形されており、Oリング26が取り付け溝25に取り付けられ、かつ、第1管部材18が第2管部材19に接続されていない状態において、Oリング26の外径は、第1本体部20の外径よりも大きい。
また、第1本体部20の外周面において、軸線A1に沿った方向で鍔部22と取り付け溝25との間に案内突起27が設けられている。案内突起27は、第1本体部20の円周方向で異なる位置に複数配置されている。具体的には、2個の案内突起27が、第1本体部20の円周方向で180度の間隔をおいて設けられている。また、2個の案内突起27は、軸線A1に沿った方向で同じ位置に配置されている。2個の案内突起27は、第1本体部20の外周面から半径方向で外側に向けて突出している。2個の案内突起27は共に円柱形状であり、第1本体部20の外周面に対する2個の案内突起27の突出量は同じである。軸線A1から案内突起27の先端までの長さは、鍔部22の半径と同じである。
さらに、第1本体部20の外周面に、軸線A1に沿って係止突起28が設けられている。係止突起28は、第1本体部20の円周方向で異なる位置に複数、具体的には、2本設けられている。2本の係止突起28は、軸線A1に沿った方向で、鍔部22と案内突起27との間に1本づづ設けられている。2本の係止突起28は、第1本体部20の外周面から半径方向で外側に向けて突出している。第1本体部20の外周面に対する係止突起28の突出量は、第1本体部20の外周面に対する案内突起27の突出量よりも小さい。係止突起28は、軸線A1に対して垂直な平面内における外周形状が円弧である。第1本体部20の円周方向における係止突起28の幅は、第1本体部20の円周方向における案内突起27の外径よりも小さい。
次に、第2管部材19の構成を説明する。第2管部材19は合成樹脂により一体成形されている。第2管部材19は、第2本体部29と、第2本体部29に連続する第2筒部30と、を有する。第2本体部29は、円筒部31と、円筒部31における軸線A1に沿った方向で一端に形成された底部32と、を備えている。第2筒部30は底部32に連続されている。円筒部31内に軸線A1を中心とする凹部33が設けられている。凹部33は第1管部材18の第1本体部20を収容する空間である。凹部33は円柱形状であり、凹部33の内径は、第1本体部20の外径よりも大きい。さらに、第1本体部20が凹部33に収容されていない状態で、取り付け溝25に取り付けられたOリング26の外径は、凹部33の内径よりも大きい。さらに、軸線A1に沿った方向における凹部33の寸法は、軸線A1に沿った方向における第1本体部20の寸法以上である。
さらに、円筒部31に案内溝34が設けられている。案内溝34は複数、具体的には2本設けられている。2本の案内溝34は、円筒部31を厚さ方向に貫通して凹部33につながっている。各案内溝34は、軸線A1に沿った方向に延ばされた第1の溝35と、第1の溝35に連続され、かつ、円筒部31の円周方向に延ばされた第2の溝36と、を備えている。2つの第1の溝35は、円筒部31の開口縁31aから底部32に向けて延ばされている。2つの第1の溝35は、円筒部31の円周方向で180度の間隔をおいて設けられている。2つの第1の溝35は、軸線A1に沿った方向の長さが同じであり、かつ、円筒部31の円周方向の幅が同じである。2つの第2の溝36は、軸線A1に沿った方向で同じ位置に配置され、かつ、第1の溝35の端から円周方向で同じ向きに延ばされている。案内溝34の幅は、各案内突起27の外径よりも大きい。
さらに、円筒部31に、抜け止め片37が2個設けられている、2個の抜け止め片37は、円筒部31に案内溝34が形成されたことにより、設けられている。2個の抜け止め片37は、共に第2の溝36と、円筒部31の開口縁31aとの間に配置されており、かつ、円筒部31の円周方向に沿って設けられている。つまり、抜け止め片37の軸線A1に沿った方向の一端は、開口縁31aと同一平面上に配置されている。そして、2個の抜け止め片37は、固定端を基点として円筒部31の半径方向に弾性変形可能である。
さらに、円筒部31の内面における2個の抜け止め片37における固定端側に、凹部37aがそれぞれ設けられている。凹部37aは、円筒部31の半径方向の深さを備えている。凹部37aの深さは、係止突起28の突出量よりも大きい。円筒部31の円周方向における凹部37aの幅は、第1本体部20の円周方向における係止突起28の幅よりも大きい。また、抜け止め片37の内側において、抜け止め片37の自由端と凹部37aとの間に、回り止め部37bが設けられている。回り止め部37bは、第2本体部29の半径方向で、内側に向けて突出されている。
一方、第2筒部30は第2流路38を備えており、第2流路38は軸線A1を中心として設けられている。第2流路38は凹部33とつながっている。第2筒部30は円筒形状であり、第2筒部30における円筒部31とは反対側の外周面に、係止部39が設けられている。係止部39の最大外径は、第2筒部30の外径よりも大きく、係止部39の外面は、円筒部31から離れるほど外径が小さくなる向きでテーパが施されている。係止部39の最大外径は、円筒部31の外径よりも小さい。
次に、ジョイント装置15を組み立てる作業を、図3、図5〜図8を参照して説明する。まず、第1管部材18及び第2管部材19を、図3、5のように軸線A1を中心として同心状に配置する。ここで、軸線A1に沿った方向で、第1本体部20及び円筒部31が、第1筒部21と第2筒部30との間に位置するように、第1管部材18の向き及び第2管部材19の向きを決定する。また、Oリング26は、第1本体部20の取り付け溝25に取り付けられている。さらに、軸線A1を中心とする円周方向で、案内突起27の位置と第1の溝35の位置とを一致させる。
そして、作業者が第1管部材18と第2管部材19とを軸線A1に沿った方向に近づける。ここでは、便宜上、第1管部材18を移動させ、第2管部材19は停止させている例を説明する。第1管部材18が移動して第1本体部20が凹部33内に進入すると、Oリング26の外周面は、凹部33の内周面に接触して弾性変形し、Oリング26の見掛け上の外径が小さくなる。次いで、案内突起27が案内溝34の第1の溝35に進入する。また、案内突起27が第1の溝35内を移動することで、第1管部材18と第2管部材19とが、軸線A1を中心として相対回転することを防止できる。
その後、図6のように、鍔部22が円筒部31の開口縁31aに接触し、第1管部材18が停止する。この時点で案内突起27は、案内溝34のうち、第1の溝35と第2の溝36との分岐箇所に位置している。つまり、案内突起27は、軸線A1に沿った方向で、第2の溝36の配置範囲内に位置する。また、係止突起28は、軸線A1に沿った方向で、抜け止め片37と同じ範囲内に位置する。
次に、作業者が第1管部材18と第2管部材19とを軸線A1を中心として相対回転させる作業を、図8を参照して説明する。ここでは、便宜上、第1管部材18を時計回りで回転させ、第2管部材19は停止させておく例を説明する。図8(A)のように、第1管部材18及び第2管部材19が共に停止している状態から、第1管部材18を時計回りに回転すると、案内突起27は第2の溝36に進入し、係止突起28が抜け止め片37の内側に進入する。抜け止め片37の内側とは、軸線A1を中心とする半径方向での内側を意味する。すると、係止突起28が抜け止め片37の内面に押し付けられ、図8(B)のように抜け止め片37が弾性変形する。具体的に説明すると、抜け止め片37は軸線A1を中心とする半径方向で外側に向けて弾性変形する。
さらに、作業者が第1管部材18を回転させ、図7のように案内突起27が第2の溝36の奥端に接触すると、第1管部材18を停止する。第1管部材18を停止した時点で、図8(C)のように係止突起28が凹部37a内に位置する。このため、抜け止め片37は弾性復元力で内側に向けて変位し、元の形状に戻る。
このようにして、第1管部材18と第2管部材19とを接続する作業が完了する。第1管部材18と第2管部材19との接続が完了すると、第1本体部20は、円筒部31の凹部33に収容される。また、第1管部材18と第2管部材19とを軸線A1に沿った方向に移動させる力が発生しても、案内突起27が抜け止め片37に接触することで、第1管部材18と第2管部材19との相対移動が防止される。特に、第1管部材18が第2管部材19から外れることを防止できる。また、第1管部材18と第2管部材19とを相対回転させる向きの力、例えば、図8(C)において第1管部材18を反時計回りに回転させようとする力が生じても、回り止め部37bが係止突起28に接触し、第1管部材18と第2管部材19との相対回転が規制される。
なお、第1管部材18の第1筒部21は、第1チューブ40の流路に嵌め込まれており、第2管部材19の第2筒部30は、第2チューブ41の流路に嵌め込まれている。ここで、第1チューブ40がウォッシャポンプ14の吐出口に接続され、第2チューブ41が噴射ノズル16の供給口に接続されていると、ウォッシャポンプ14から吐出された洗浄液は、ジョイント装置15の第1流路24及び第2流路38を経由して第2チューブ41に至り、噴射ノズル16の噴射口から噴射される。第1チューブ40及び第2チューブ41は、可撓性の合成樹脂等により成形されている。
また、第1管部材18と第2管部材19との接続が完了した状態で、Oリング26が凹部33の内周面に接触してシール面を形成する。したがって、ウォッシャ液が第1流路24から第2流路38に流れる際に、ウォッシャ液が第1本体部20と円筒部31との間から外部に漏れることを防止できる。
次に、修理、部品交換等の目的で、第1管部材18を第2管部材19から取り外す作業を説明する。図7、図8(C)のように、第1管部材18と第2管部材19とが接続されている状態において、第1管部材18を反時計回りに回転させる。ここで、係止突起28と回り止め部37bとの係合力を超える力で第1管部材18を回転させる。
すると、係止突起28は凹部37a内を抜け出し、抜け止め片37は、図8(B)のように外側に向けて弾性変形する。このため、係止突起28に対する回り止め部37bの係合力が低下し、第1管部材18は第2管部材19に対して回転する。そして、図6、図8(A)ように、案内突起27が第1の溝35と第2の溝36との分岐箇所に至ると、作業者は第1管部材18を停止する。
その後、作業者が第1管部材18と第2管部材19とを、軸線A1に沿って離れる向きで移動すると、図3、図5のように、係止突起28及び案内突起27が、案内溝34から抜け出し、第1管部材18と第2管部材19とが離れる。
以上のように、本実施形態のジョイント装置15は、第1管部材18の第1本体部20を、第2管部材19の凹部33内に進入させ、第1管部材18を第2管部材19に対して回転させると、案内突起27と抜け止め片37との係合力により、第1管部材18が第2管部材19から外れることを防止できる。つまり、ジョイント装置15は、ウォッシャ液の圧力が高くなったとしても、第1本体部20の外径と凹部33の内径との関係に関わりなく、第1管部材18と第2管部材19との接続力を確保できる。言い換えれば、第1管部材18と第2管部材19との摩擦力を高めずに済む。したがって、第1管部材18と第2管部材19との接続に要する力または、第1管部材18を第2管部材19から取り外す力が増加せずに済み、作業性が向上する。
また、円筒部31の開口縁31aが鍔部22に接触することで、第1管部材18と第2管部材19とが軸線A1に沿った方向で位置決めされるため、第1管部材18の第1本体部20を、第2管部材19の凹部33内に挿入する量にバラツキが生じることを防止できる。
さらに、本実施形態のジョイント装置15は、抜け止め片37が、第1管部材18と第2管部材19とが相対回転することを抑制する回り止めとしての役割と、第1管部材18が第2管部材19から外れることを防止する抜け止めとしての役割とを兼ねている。したがって、ジョイント装置15の構造を簡易にできる。
さらに、図7のように、第1管部材18と第2管部材19とを接続した状態で、鍔部22が円筒部31の開口縁31aに接触する。このため、軸線A1に沿った方向で抜け止め片37の端部の箇所に物体が接触することを防止でき、抜け止め片37を保護できる。さらに、図7のように、第1管部材18と第2管部材19とを接続した状態で、軸線A1に沿った方向で、案内突起27と鍔部22との間に抜け止め片37が位置する。したがって、第1管部材18と第2管部材19とが軸線A1に沿った方向に移動することを確実に防止でき、かつ、案内突起27のみで軸線A1に沿った方向の荷重を受けずに済み、案内突起27を保護できる。
さらに、案内突起27及び係止突起28は、第1本体部20の円周方向における配置範囲が重なっている。具体的には、案内突起27の配置範囲は、係止突起28の配置範囲の全てを含む。このため、第1管部材18と第2管部材19とを軸線A1に沿った方向に移動すると、案内突起27及び係止突起28が、共に同じ第1の溝35内を軸線A1に沿った方向に移動する。このため、案内溝34は、係止突起28及び案内突起27を移動させるために兼用され、第1管部材18の構造が複雑になることを回避できる。
ところで、第1管部材の製造工程では、金型内に形成されたキャビティに流動状態の樹脂を注入し、樹脂の固化により第1管部材が成形される。金型は、パーティングラインを境界として分割された第1分割型と第2分割型とを有する。そして、2組の係止突起及び案内突起のうち、第1本体部の円周方向で同じ位置に配置された1組の係止突起及び案内突起が、第1分割型により成形され、他の組の係止突起及び案内突起が、第2分割型により成形される。このため、金型の構造が複雑になることを防止できるとともに、1台の金型で成形可能な第1管部材の取り数を増加することができ、第1管部材の製造コストを低減できる。
本実施形態のジョイント装置15は、第1管部材18と第2管部材19とを接続または取り外す場合、第1管部材18を停止させておき、かつ、第2管部材19を動かす作業を行ってもよい。また、第1管部材18と第2管部材19とを接続または取り外す場合、第1管部材18及び第2管部材19を共に動かす作業を行ってもよい。
ここで、本実施形態において説明した構成と、本発明の構成との対応関係を説明すると、円筒部31が、本発明の筒部に相当し、抜け止め片37が、本発明の抜け止め部に相当し、Oリング26が、本発明のシール部材に相当する。
本発明のウォッシャ装置及びジョイント装置は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、第2チューブがウォッシャポンプに接続され、かつ、第1チューブが噴射ノズルに接続されていてもよい。この場合、ウォッシャポンプから吐出されたウォッシャ液は、第2チューブ及びジョイント装置を経由して、第1チューブに供給される。すなわち、ジョイント装置は、ウォッシャ液の流れ方向で上流側に第1管部材が配置され、かつ、第2管部材が下流側に配置された構造の他、ウォッシャ液の流れ方向で上流側に第2管部材が配置され、かつ、第1管部材が下流側に配置された構造を含む。さらに、案内溝は、第2本体部を半径方向に貫通している構造、または、第2本体部を半径方向に貫通していない構造を含む。
さらに、上記各実施の形態においては、案内突起27、係止突起28、案内溝34をそれぞれ2個設けたものを説明したが、本発明はこれに限らず、その数は限定されない。
さらに、上記各実施の形態においては、ウォッシャ装置を、車両に搭載したものとして説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、航空機、建設機械等に搭載されるウォッシャ装置としても用いることがきる。
10 ウォッシャ装置
11 ウォッシャスイッチ
12 電子制御装置
13 電動モータ
14 ウォッシャポンプ
15 ジョイント装置
16 噴射ノズル
17 ウォッシャタンク
18 第1管部材
19 第2管部材
20 第1本体部
21 第1筒部
22 鍔部
23 係止部
24 第1流路
25 取り付け溝
26 Oリング
27 案内突起
28 係止突起
29 第2本体部
30 第2筒部
31 円筒部
31a 開口縁
32 底部
33 凹部
34 案内溝
35 第1の溝
36 第2の溝
37 抜け止め片
37a 凹部
37b 回り止め部
38 第2流路
39 係止部
40 第1チューブ
41 第2チューブ
A1 軸線

Claims (6)

  1. 接続されてウォッシャ液の流路を形成する第1管部材及び第2管部材を備えたジョイント装置であって、
    前記第1管部材の外周面から半径方向で外側に向けて突出された案内突起と、
    前記1管部材の外周面から半径方向で外側に向けて突出された係止突起と、
    前記第2管部材に設けられ、かつ、前記第1管部材を収容する筒部と、
    前記筒部の開口縁から軸線方向に沿って設けられた第1の溝と、
    前記第1の溝に連続して前記筒部の円周方向に沿って設けられ、かつ、前記案内突起が配置される第2の溝と、
    前記軸線方向で前記開口縁と前記第2の溝との間に配置され、かつ、前記第1管部材が前記筒部から抜けることを防止するように前記案内突起に接触する抜け止め部と、
    前記抜け止め部に設けられ、かつ、前記第1管部材と第2管部材とが相対回転することを規制するように前記係止突起に接触する回り止め部と、
    を有する、ジョイント装置。
  2. 請求項1に記載のジョイント装置において、
    前記筒部の開口縁に接触する環状の鍔部が、前記第1管部材の外周面から突出して設けられている、ジョイント装置。
  3. 請求項2に記載のジョイント装置において、
    前記係止突起は、前記軸線に沿った方向で前記鍔部と前記案内突起との間に配置され、
    前記係止突起及び前記案内突起は、前記第1管部材の円周方向における配置範囲が重なっている、ジョイント装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のジョイント装置において、
    前記ウォッシャ液が前記流路から漏れることを防止する環状のシール部材が、前記筒部の内周面と前記第1管部材の外周面との間に設けられている、ジョイント装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のジョイント装置において、
    前記案内突起は、前記第1管部材の円周方向で異なる位置に複数配置され、
    前記係止突起は、前記第1管部材の円周方向で異なる位置に複数配置されている、ジョイント装置。
  6. ウォッシャポンプから吐出されたウォッシャ液を、請求項1〜5のいずれか1項に記載されたジョイント装置を経由させて噴射ノズルに供給する、ウォッシャ装置。
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