JP6214900B2 - グラウト充填用治具およびグラウト充填方法 - Google Patents
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Description
そして、PC鋼線を定着部に定着した後、シース管内のPC鋼線が錆びないようにするとともに、PC鋼線をシース管内に固定するために、当該シース管内にグラウトを充填している。
なお、このような定着具5およびグラウト充填用治具7は特許文献2にも記載されている。
その後、グラウトが硬化するまで放置し、グラウト硬化後に、図6(c)に示すように、注入ホース8aおよび排出ホース8bを取り外したうえで、グラウト注入治具7aおよびグラウト排出治具7bにキャップを取り付け、最後に凹所2,2をモルタルMによって埋め戻す。
したがって、従来では、グラウト硬化後でなければ、注入ホースおよび排出ホースを取り外すことができなないので、グラウト充填作業を終了できず、このため、グラウト硬化後でなければ、凹所の埋戻し等の後工程に移行できなかった。
前記貫通孔の前記グラウトの注入側の開口部に装着される注入治具と、前記貫通孔の前記グラウトの排出側の開口部に装着される排出治具とを備え、
前記注入治具は、一端部に注入部を有するとともに、他端部が前記注入側の開口部に装着される筒状の注入治具本体と、
前記グラウト注入用の注入ホースが接続されるととももに、前記注入部に着脱可能に取り付けられる注入ホースジョイントと、
前記注入治具本体の内部に設けられ、前記貫通孔が前記注入治具から注入されたグラウトによって充満された際に、前記注入治具本体内のグラウトの圧力によって前記注入部に形成された注入孔側に移動して当該注入孔を閉塞可能な閉塞部材とを備え、
前記排出治具は、一端部に排出部を有するとともに、他端部が前記排出側の開口部に装着される筒状の排出治具本体と、
前記グラウト排出用の排出ホースが接続されるととももに、前記排出部に着脱可能に取り付けられる排出ホースジョイントと、
前記排出治具本体の内部に設けられ、前記貫通孔が前記注入治具から注入されたグラウトによって充満された際に、前記排出治具本体内のグラウトの圧力によって前記排出部に形成された排出孔側に移動して当該排出孔を閉塞可能な閉塞部材と、
前記排出孔から前記排出治具本体の内部に挿通され、前記排出ホースジョイントを前記排出部に取り付けることによって、先端部が排出孔から前記排出治具本体に突出するように保持されることで、前記閉塞部材が前記排出孔を閉塞するのを阻止するとともに、前記貫通孔が前記グラウトによって充満されて前記排出ホースジョイントが排出治具本体から取り外された際に、当該排出治具本体内のグラウトの圧力によって前記排出孔から押し出される閉塞防止部材とを備えていることを特徴とする。
そして、貫通孔に注入されたグラウトは貫通孔内を充満し、余ったグラウトが排出治具から排出ホースに排出される。その際、排出治具本体の内部の閉塞部材は、閉塞防止部材によって排出孔を閉塞するのを阻止されるので、グラウトはスムーズに排出治具から排出ホースに排出されていく。
そして、グラウトが排出治具から排出ホースに排出されることによって、貫通孔内がグラウトによって充満された後、注入ホースジョイントを注入治具本体から取り外す一方で、排出ホースジョイントを前記排出治具本体から取り外すことによって、注入ホースおよび排出ホースを取り外す。
貫通孔内がグラウトによって充満した後、注入ホースを注入ホースジョイントとともに注入治具本体から取り外すと、注入治具本体内のグラウトの圧力によって閉塞部材が注入孔側に移動して当該注入孔を閉塞し、一方、排出ホースを排出ホースジョイントともに排出治具本体から取り外すと、排出治具本体内のグラウトの圧力によって排出孔から閉塞防止部材が押し出されるとともに、前記グラウトの圧力によって閉塞部材が排出孔側に移動して当該排出孔を閉塞する。
したがって、貫通孔内のグラウトは注入治具の注入孔および排出治具の排出孔から漏れ出すことがない。よって、グラウト硬化前に、注入ホースおよび排出ホースを取り外して、グラウト充填作業を終了して後工程に移行できる。
前記構造部材が、一対の半割状の半割セグメントを管状に接合してなる推進管であり、
前記推進管に、シース管が当該推進管の周方向に沿って挿通され、当該シース管の両端開口部が一方の前記半割セグメントに設けられた定着部に接続され、
前記シース管に挿通され、緊張力が付与されたPC鋼線の両端部が前記定着部に定着されており、
前記注入治具の注入治具本体を、前記定着部において前記シース管の一端開口部に装着するとともに、注入ホースが接続された注入ホースジョイントを注入部に取り付ける一方で、
前記排出治具の排出治具本体を、前記定着部において前記シース管の他端開口部に装着するとともに、排出ホースが接続された排出ホースジョイントを排出部に取り付け、
次に、前記注入ホースによって、前記注入治具から前記シース管内にグラウトを注入するとともに、排出治具から前記排出ホースに排出することによって、前記シース管内がグラウトによって充満した後、
前記注入ホースジョイントを前記前記注入治具本体から取り外す一方で、前記排出ホースジョイントを前記排出治具本体から取り外すことを特徴とする。
そして、シース管内に注入されたグラウトはシース管内を充満し、余ったグラウトが排出治具から排出ホースに排出される。その際、排出治具本体の内部の閉塞部材は、閉塞防止部材によって排出孔を閉塞するのを阻止されるので、グラウトはスムーズに排出治具から排出ホースに排出されていく。
そして、グラウトが排出治具から排出ホースに排出されることによって、シース管内がグラウトによって充満された後、注入ホースジョイントを注入治具本体から取り外す一方で、排出ホースジョイントを前記排出治具本体から取り外すことによって、注入ホースおよび排出ホースを取り外す。
シース管内がグラウトによって充満した後、注入ホースを注入ホースジョイントとともに注入治具本体から取り外すと、注入治具本体内のグラウトの圧力によって閉塞部材が注入孔側に移動して当該注入孔を閉塞し、一方、排出ホースを排出ホースジョイントともに排出治具本体から取り外すと、排出治具本体内のグラウトの圧力によって排出孔から閉塞防止部材が押し出されるとともに、前記グラウトの圧力によって閉塞部材が排出孔側に移動して当該排出孔を閉塞する。
したがって、シース管内のグラウトは注入治具の注入孔および排出治具の排出孔から漏れ出すことがない。よって、グラウト硬化前に、注入ホースおよび排出ホースを取り外して、グラウト充填作業を終了して後工程に移行できる。
図1は実施の形態に係るグラウト充填用治具の一例を示すもので、(a)は注入治具を定着具の管部に装着した状態を示す断面図、(b)は排出治具を定着具の管部に装着した状態を示す断面図である。
注入治具本体11aは六角柱状に形成され、その内部には円筒状の孔11dが形成されている。また、注入治具本体11aの先端部にはフランジ11fが形成され、このフランジ11fより先端側に雄ねじが形成されている。この雄ねじを管部5aの開口部にねじ込むことによって、注入治具本体11aが管部5aに着脱自在に取り付けられている。
前記注入部11bは円筒状のものであり、前記注入治具本体11aと同軸かつ一体的に形成され、その外周部には雄ねじ11gが形成されている。注入部11bは注入治具本体11aより小径のものであり、その内部には注入孔11hが形成されている。この注入孔11hは前記孔11dに連通している。
また、前記孔11dには、シース管6に挿通されたPC鋼線15の端部が挿入されている。PC鋼線15の端部と孔11dの内周面との間の間隔は、閉塞部材14の直径より狭くなっており、これによって、閉塞部材14はPC鋼線15の端面を通り、かつ孔11dの軸と直交する仮想平面と、注入孔11hが開口する注入治具本体11aの端部の内面との間を自由に動くことができるようになっている。したがって、閉塞部材14は、シース管6が注入治具11から注入されたグラウトによって充満された際に、注入治具本体11a内のグラウトの圧力によって注入孔11h側に移動して当該注入孔11hを閉塞可能となっている。
排出治具本体12aは六角柱状に形成され、その内部には円筒状の孔12dが形成されている。また、排出治具本体12aの先端部にはフランジ12fが形成され、このフランジ12fより先端側に雄ねじが形成されている。この雄ねじを管部5bの開口部にねじ込むことによって、排出治具本体12aが管部5bに着脱自在に取り付けられている。
前記排出部12bは、円筒状ものであり、前記排出治具本体12aと同軸かつ一体的に形成され、その外周部には雄ねじ12gが形成されている。排出部12bは排出治具本体12aより小径のものであり、その内部には排出孔12hが形成されている。この排出孔12hは前記孔12dに連通している。
バルブ部16bは内部に流通孔16dを有しており、この流通孔16dはバルブ16eにより開閉可能となっている。バルブ16eはバルブ部16bに設けられたコック16fを作業者が回すことによって、流通孔16dを開閉可能としている。また、バルブ部16bの他端部には接続管部16gが設けられており、この接続管部16gの外周部に雄ねじが形成されている。
また、ナット部16aは、バルブ部16bに対して軸回りに正逆方向に回転自在に設けられている。この場合、例えば、ナット部16aを回転部材16kを介してバルブ部16bに取り付けてもよいし、ナット部16aを直接バルブ部16bに対して回転自在に取り付けてもよい。回転部材16kは、ナット部16aをバルブ部16bに対してその軸回りに正逆方向に回転自在に保持するものである。
そして、バルブ部16bは、当該バルブ部16bに対してナット部16aをその軸回りに回転させて、排出部12bの外周の雄ねじ12gに螺合することによって、当該排出部12bに着脱自在に取り付けられている。
このように、ナット部16aをバルブ部16bに対して回転自在に設けて、ナット部16aのみを回転させることによって、当該ナット部16aを排出部12bに着脱自在に取り付けることができる、つまり、排出ホースジョイント16をナット部16aのみを回転させて排出治具本体12aに着脱自在に取り付けることができるので施工性が向上するという利点がある。
また、前記孔12dには、シース管6に挿通されたPC鋼線15の端部が挿入されている。PC鋼線15と孔12dの内周面との間の間隔は、閉塞部材24の直径より狭くなっており、これによって、閉塞部材24はPC鋼線15の端面を通り、かつ孔12dの軸と直交する仮想平面と、後述する閉塞防止部材20の先端部を通り、かつ孔12dの軸と直交する仮想平面との間を自由に動くことができるようになっている。したがって、閉塞部材24は、孔12d内にグラウトが排出された場合でも、閉塞防止部材によって排出孔12hを閉塞するのを阻止されるので、グラウトはスムーズに排出治具12から排出ホース8bに排出されていく。
したがって、閉塞部材24はPC鋼線15の端面を通り、かつ孔12dの軸と直交する仮想平面と、閉塞防止部材20の先端部を通り、かつ孔12dの軸と直交する仮想平面との間を自由に動くことができるようになっている。
そして、閉塞防止部材20が排出孔12hから押し出されると、閉塞部材24は、排出治具本体12aの孔12d内のグラウトの圧力によって排出孔12h側に移動して当該排出孔12hを閉塞するようになっている。
この例では、まず図4(a)に示すように、一対の半割セグメント1を管状に接合してなる推進管に、周方向に沿ってシース管6が挿通され、このシース管6に図示しないPC鋼線が挿通され、このPC鋼線の両端部が半割セグメント1に内周部に設けられた定着部3に定着されている。また、シース管6の両端開口部は、それぞれ定着部3に接続されている。
また、定着部3内に、一対の管部5a,5bが交差するようにして一体に形成された定着具5が埋設され、この定着具5の管部5a,5bのそれぞれ一端部は定着部3の両側にある凹所2,2に開口しているとともに、当該管部5a,5bの他端部にシース管6のそれぞれの端部が接続されている。
一方、排出治具12の排出治具本体12aを、シース管6が接続された管部5bのグラウトの排出側の開口部に装着するとともに、排出ホース8bが接続された排出ホースジョイント16を排出部12bに取り付ける。
この場合、予め注入治具本体11aの孔11dに閉塞部材14を入れておくとともに、排出治具本体12aの孔12dに閉塞部材24を入れておく。また、排出治具12には、前記閉塞防止部材20も内蔵されている。
そして、シース管6に注入されたグラウトはシース管6内を充満し、余ったグラウトが排出治具12から排出ホース8bに排出される。その際、排出治具本体12aの孔12d内の閉塞部材24は、閉塞防止部材20によって排出孔12hの閉塞が阻止されるので、グラウトはスムーズに排出治具12から排出ホース8bに排出されていく。なお、排出ホース8bに排出されたグラウトは、当該排出ホース8bの端部に設けられた図示しない貯留槽に排出されて貯留される。
すると、注入治具本体11aの孔11d内のグラウトの圧力によって閉塞部材14が注入孔11h側に移動して当該注入孔11hを閉塞する。
その後、注入治具本体11aの注入部11bと、排出治具本体12aの排出部12bとにそれぞれキャップを嵌めたうえで、図4(d)に示すように、凹所2,2をモルタルMによって埋め戻す。
さらに、閉塞部材14,24がグラウトより比重が小さい合成樹脂やゴム等の材料によって形成されているので、シース管6にグラウトを注入している際に、注入治具本体11aおよび排出治具本体12aの孔11d,12d内の閉塞部材14,24は、当該孔11d,12d内で沈むことなく、グラウト中を泳ぐように動くので、閉塞部材14,24が孔11d,12d内で固定されることがない。したがって、シース管6内がグラウトによって充満した後、注入ホース8aを注入ホースジョイント13とともに注入治具本体11aから取り外すとともに、排出ホース8bを排出ホースジョイント16ともに排出治具本体12aから取り外した際に、閉塞部材14,24によって確実に注入孔11hおよび排出孔12hを閉塞できる。
この注入ホースジョイント21は、一端部にナット部21aを有するバルブ部21bと、このバルブ部21bの他端部に着脱自在に取り付けられたホースジョイント21cとを備えている。
バルブ部21bは内部に流通孔21dを有しており、この流通孔21dはバルブ21eにより開閉可能となっている。バルブ21eはバルブ部21bに設けられたコック21fを作業者が回すことによって、流通孔21dを開閉可能としている。また、バルブ部21bの他端部には接続管部21gが設けられており、この接続管部21gの外周部に雄ねじが形成されている。
そして、バルブ部21bは、当該バルブ部21bに対してナット部21aをその軸回りに回転させて、注入部11bの外周の雄ねじ11gに螺合することによって、当該注入部11bに着脱自在に取り付けられている。
このように、ナット部21aをバルブ部21bに対して回転自在に設けて、ナット部21aのみを回転させることによって、当該ナット部21aを注入部11bに着脱自在に取り付けることができる、つまり、注入ホースジョイント21をナット部21aのみを回転させて注入治具本体11aに着脱自在に取り付けることができるので施工性が向上するという利点がある。
6 シース管(貫通孔)
8a 注入ホース
8b 排出ホース
10 グラウト充填用治具
11 注入治具
11a 注入治具本体
11b 注入部
11d 孔
11h 注入孔
12 排出治具
12a 排出治具本体
12b 排出部
12d 孔
12h 排出孔
13,21 注入ホースジョイント
21b バルブ部
21e バルブ
21d 流通孔
14,24 閉塞部材
16 排出ホースジョイント
16b バルブ部
16e バルブ
16d 流通孔
20 閉塞防止部材
Claims (6)
- 構造部材に形成された貫通孔にグラウトを充填する際に使用されるグラウト充填用治具であって、
前記貫通孔の前記グラウトの注入側の開口部に装着される注入治具と、前記貫通孔の前記グラウトの排出側の開口部に装着される排出治具とを備え、
前記注入治具は、一端部に注入部を有するとともに、他端部が前記注入側の開口部に装着される筒状の注入治具本体と、
前記グラウト注入用の注入ホースが接続されるとともに、前記注入部に着脱可能に取り付けられる注入ホースジョイントと、
前記注入治具本体の内部に設けられ、前記貫通孔が前記注入治具から注入されたグラウトによって充満された際に、前記注入治具本体内のグラウトの圧力によって前記注入部に形成された注入孔側に移動して当該注入孔を閉塞可能な閉塞部材とを備え、
前記排出治具は、一端部に排出部を有するとともに、他端部が前記排出側の開口部に装着される筒状の排出治具本体と、
前記グラウト排出用の排出ホースが接続されるとともに、前記排出部に着脱可能に取り付けられる排出ホースジョイントと、
前記排出治具本体の内部に設けられ、前記貫通孔が前記注入治具から注入されたグラウトによって充満された際に、前記排出治具本体内のグラウトの圧力によって前記排出部に形成された排出孔側に移動して当該排出孔を閉塞可能な閉塞部材と、
前記排出孔から前記排出治具本体の内部に挿通され、前記排出ホースジョイントを前記排出部に取り付けることによって、先端部が排出孔から前記排出治具本体に突出するように保持されることで、前記閉塞部材が前記排出孔を閉塞するのを阻止するとともに、前記貫通孔が前記グラウトによって充満されて前記排出ホースジョイントが排出治具本体から取り外された際に、当該排出治具本体内のグラウトの圧力によって前記排出孔から押し出される閉塞防止部材とを備え、
前記閉塞部材は、前記グラウトより比重が小さい材料で形成されていることを特徴とするグラウト充填用治具。 - 構造部材に形成された貫通孔にグラウトを充填する際に使用されるグラウト充填用治具であって、
前記貫通孔の前記グラウトの注入側の開口部に装着される注入治具と、前記貫通孔の前記グラウトの排出側の開口部に装着される排出治具とを備え、
前記注入治具は、一端部に注入部を有するとともに、他端部が前記注入側の開口部に装着される筒状の注入治具本体と、
前記グラウト注入用の注入ホースが接続されるとともに、前記注入部に着脱可能に取り付けられる注入ホースジョイントと、
前記注入治具本体の内部に設けられ、前記貫通孔が前記注入治具から注入されたグラウトによって充満された際に、前記注入治具本体内のグラウトの圧力によって前記注入部に形成された注入孔側に移動して当該注入孔を閉塞可能な閉塞部材とを備え、
前記排出治具は、一端部に排出部を有するとともに、他端部が前記排出側の開口部に装着される筒状の排出治具本体と、
前記グラウト排出用の排出ホースが接続されるとともに、前記排出部に着脱可能に取り付けられる排出ホースジョイントと、
前記排出治具本体の内部に設けられ、前記貫通孔が前記注入治具から注入されたグラウトによって充満された際に、前記排出治具本体内のグラウトの圧力によって前記排出部に形成された排出孔側に移動して当該排出孔を閉塞可能な閉塞部材と、
前記排出孔から前記排出治具本体の内部に挿通され、前記排出ホースジョイントを前記排出部に取り付けることによって、先端部が排出孔から前記排出治具本体に突出するように保持されることで、前記閉塞部材が前記排出孔を閉塞するのを阻止するとともに、前記貫通孔が前記グラウトによって充満されて前記排出ホースジョイントが排出治具本体から取り外された際に、当該排出治具本体内のグラウトの圧力によって前記排出孔から押し出される閉塞防止部材とを備え、
前記排出ホースジョイントには、その内部の流通孔を開閉可能なバルブが設けられていることを特徴とするグラウト充填用治具。 - 前記注入ホースジョイントには、その内部の流通孔を開閉可能なバルブが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のグラウト充填用治具。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のグラウト充填用治具を用いてグラウトを充填するグラウト充填方法であって、
前記構造部材が、一対の半割状の半割セグメントを管状に接合してなる推進管であり、
前記推進管に、シース管が当該推進管の周方向に沿って挿通され、当該シース管の両端開口部が一方の前記半割セグメントに設けられた定着部に接続され、
前記シース管に挿通され、緊張力が付与されたPC鋼線の両端部が前記定着部に定着されており、
前記注入治具の注入治具本体を、前記定着部において前記シース管の一端開口部に装着するとともに、注入ホースが接続された注入ホースジョイントを注入部に取り付ける一方で、
前記排出治具の排出治具本体を、前記定着部において前記シース管の他端開口部に装着するとともに、排出ホースが接続された排出ホースジョイントを排出部に取り付け、
次に、前記注入ホースによって、前記注入治具から前記シース管内にグラウトを注入するとともに、排出治具から前記排出ホースに排出することによって、前記シース管内がグラウトによって充満した後、
前記注入ホースジョイントを前記前記注入治具本体から取り外す一方で、前記排出ホースジョイントを前記排出治具本体から取り外すことを特徴とする。グラウト充填方法。 - 請求項2に記載のグラウト充填用治具を用いてグラウトを充填するグラウト充填方法であって、
前記排出ホースジョイントを前記排出治具本体から取り外す前に、前記バルブによって前記排出ホースジョイントの内部の流通孔を閉鎖することを特徴する請求項5に記載のグラウト充填方法。 - 請求項3に記載のグラウト充填用治具を用いてグラウトを充填するグラウト充填方法であって、
前記注入ホースジョイントを前記注入治具本体から取り外す前に、前記バルブによって前記注入ホースジョイントの内部の流通孔を閉鎖することを特徴する請求項5に記載のグラウト充填方法。
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